JPH06348037A - ポジ型感光性平版印刷版の現像処理方法 - Google Patents

ポジ型感光性平版印刷版の現像処理方法

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JPH06348037A
JPH06348037A JP5135998A JP13599893A JPH06348037A JP H06348037 A JPH06348037 A JP H06348037A JP 5135998 A JP5135998 A JP 5135998A JP 13599893 A JP13599893 A JP 13599893A JP H06348037 A JPH06348037 A JP H06348037A
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weight
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acid
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JP5135998A
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Inventor
Shinya Watanabe
真也 渡辺
Masabumi Uehara
正文 上原
Takayuki Sugaiwa
隆之 菅岩
Tomohisa Ota
智久 太田
Iku Fukumuro
郁 福室
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明の目的は、補充液を補充しながら長期
間に渡って現像処理を続けても、O-キノンジアジドのカ
ップリングによって生じる色素が印刷版の支持体上に残
存せず、前記の問題が生じないポジ型感光性平版印刷版
の現像処理方法を提供することにある。 【構成】 本発明の上記目的は以下の構成によって達成
される。自動現像機を用いてO-キノンジアジド化合物を
含有するポジ型感光性平版印刷版を搬送しつつ、その版
面に繰り返し使用される水系アルカリ現像液を供給して
現像処理し、該現像処理によって低下する現像液の活性
度を補充液を添加して補う感光性平版印刷版の処理方法
において、該現像液及び/または補充液が芳香族カルボ
ン酸、芳香族スルホン酸またはそれらの塩を含有するこ
とを特徴とするポジ型感光性平版印刷版の現像処理方
法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はポジ型感光性平版印刷版
の現像処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一般に、O-キノンジアジド化合物
を感光体として含有するポジ型感光性平版印刷版を、水
を主たる溶媒とするアルカリ性の現像液で現像処理する
際、画像部の中間調においてO-キノンジアジドがカップ
リング反応を起こし、赤い色素を形成する。形成された
色素は、通常現像液中に溶解し、支持体上に残存するこ
とはない。しかしながら、補充液を補充しながら長期間
に渡って現像処理を続けた場合、現像液中に塩類(現像
液中のアルカリ成分と空気中の炭酸ガスによって生成す
る炭酸塩など)が蓄積され、それによって前記色素の現
像液中への溶解が阻害され支持体上に残存してしまう。
このような場合、色素が残存した画像部は消去性が低下
し、不要画像を消去しようとする際の作業性が低下する
という問題が生じる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、補充
液を補充しながら長期間に渡って現像処理を続けても、
O-キノンジアジドのカップリングによって生じる色素が
印刷版の支持体上に残存せず、前記の問題が生じないポ
ジ型感光性平版印刷版の現像処理方法を提供することに
ある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の上記課題は以下
の構成によって達成される。
【0005】1.自動現像機を用いてO-キノンジアジド
化合物を含有するポジ型感光性平版印刷版を搬送しつ
つ、その版面に繰り返し使用される水系アルカリ現像液
を供給して現像処理し、該現像処理によって低下する現
像液の活性度を補充液を添加して補う感光性平版印刷版
の処理方法において、該現像液及び/または補充液が芳
香族カルボン酸またはその塩を含有することを特徴とす
るポジ型感光性平版印刷版の現像処理方法 2.自動現像機を用いてO-キノンジアジド化合物を含有
するポジ型感光性平版印刷版を搬送しつつ、その版面に
繰り返し使用される水系アルカリ現像液を供給して現像
処理し、該現像処理によって低下する現像液の活性度を
補充液を添加して補う感光性平版印刷版処理該現像の処
理方法において、該現像液及び/または補充液が芳香族
スルホン酸またはその塩を含有することを特徴とするポ
ジ型感光性平版印刷版の現像処理方法 以下に本発明を詳述する。
【0006】本発明に用いられるポジ型感光性平版印刷
版用現像液及びその補充液はアルカリ剤として珪酸アル
カリを含有する。珪酸アルカリとしては、例えばケイ酸
カリウム、ケイ酸ナトリウム、メタケイ酸ナトリウム、
メタケイ酸カリウム、ケイ酸アンモニウム等が挙げられ
る。
【0007】上記現像液及び補充液にはケイ酸アルカリ
以外のアルカリ剤を併用することができ、例えば、水酸
化カリウム、水酸化ナトリウム、水酸化リチウム、第三
リン酸ナトリウム、第二リン酸ナトリウム、第三リン酸
カリウム、第二リン酸カリウム、第三リン酸アンモニウ
ム、第二リン酸アンモニウム、重炭酸ナトリウム、炭酸
ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸アンモニウム等のよう
な無機アルカリ剤、モノ,ジまたはトリエタノールアミ
ンおよび水酸化テトラアルキルのような有機アルカリ剤
を併用することができる。
【0008】本発明に使用される芳香族カルボン酸及び
その塩としては、例えば安息香酸、o-クロロ安息香酸、
p-クロロ安息香酸、o-ヒドロキシ安息香酸、p-ヒドロキ
シ安息香酸、p-tert-ブチル安息香酸、o-アミノ安息香
酸、 p-アミノ安息香酸、2,4-ジヒドロキシ安息香酸、
2,5-ジヒドロキシ安息香酸、2,3-ジヒドロキシ安息香
酸、3,5-ジヒドロキシ安息香酸、没食子酸、1-ヒドロキ
シ-2-ナフトエ酸、3-ヒドロキシ-2-ナフトエ酸、2-ヒド
ロキシ-1-ナフトエ酸、1-ナフトエ酸、2-ナフトエ酸及
びp-メチル安息香酸、3,4-ジメチル安息香酸、p-プロピ
ル安息香酸、p-iso-プロピル安息香酸、o-エチル安息香
酸及びそれぞれの塩等が挙げられる。
【0009】本発明に使用される芳香族スルホン酸及び
その塩としては、例えばベンゼンスルホン酸、o-トルエ
ンスルホン酸、m-トルエンスルホン酸、p-トルエンスル
ホン酸、p-キシレンスルホン酸、o-フェノールスルホン
酸、m-フェノールスルホン酸、p-フェノールスルホン
酸、1-ナフタレンスルホン酸、2-ナフタレンスルホン
酸、1-ナフトール-2-スルホン酸、1-ナフトール-4-スル
ホン酸およびそれぞれの塩等が挙げられる。
【0010】本発明の現像液、補充液に芳香族カルボン
酸、芳香族スルホン酸等を添加すると、印刷版の画像部
が侵されることがあるが、ノニオン活性剤を添加するこ
とで解決できる。
【0011】本発明に係るノニオン界面活性剤として
は、例えば特開昭63-205658号公報3頁左下欄12行目〜
4頁右上欄19行目記載の化合物が挙げられる。具体的に
は、例えばポリエチレングリコール、ポリオキシエチレ
ンラウリルエーテル、ポリオキシエチレンノニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリオキシエ
チレンステアリルエーテル、ポリオキシエチレンオレイ
ルエーテル、ポリオキシエチレンベヘニルエーテル、ポ
リオキシエチレンポリオキシプロピレンセチルエーテ
ル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレンベヘニル
エーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル、ポリオキシエチレンオクチルフェニルエーテル、ポ
リオキシエチレンステアリルアミン、ポリオキシエチレ
ンオレイルアミン、ポリオキシエチレンステアリン酸ア
ミド、ポリオキシエチレンオレイン酸アミド、ポリオキ
シエチレンヒマシ油、ポリオキシエチレンアビエチルエ
ーテル、ポリオキシエチレンラノリンエーテル、ポリオ
キシエチレンモノラウレート、ポリオキシエチレンモノ
ステアレート、ポリオキシエチレングリセリルモノオレ
ート、ポリオキシエチレングリセルモノステアレート、
ポリオキシエチレンプロピレングリコールモノステアレ
ート、オキシエチレンオキシプロピレンブロックポリマ
ー、ジスチレン化フェノールポリエチレンオキシド付加
物、トリベンジルフェノールポリエチレンオキシド付加
物、オクチルフェノールポリオキシエチレンポリオキシ
プロピレン付加物、グリセロールモノステアレート、ソ
ルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタ
ンモノラウレート等が挙げられる。
【0012】更に本発明の好ましい実施態様としては以
下のとうりである。
【0013】1、上記芳香族カルボン酸、芳香族スルホ
ン酸の添加量が0.5〜10重量%、より好ましくは1〜5
重量%である 2、上記芳香族カルボン酸がナフトエ酸類かアルキル安
息香酸類である。
【0014】3、上記芳香族スルホン酸がナフタレンス
ルホン酸類かアルキルベンゼンスルホン酸類である 4、上記現像液及び補充液が無機塩を含まない 5、上記現像液のpHが12.0〜13.5である 6、上記補充液のpHが13.0〜14.5である 7、上記現像液及び補充液(もしくは補充液)がノニオ
ン界面活性剤を含む 8、上記ノニオン界面活性剤の添加量が0.01〜5重量
%、より好ましくは0.1〜1重量%である
【0015】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0016】実施例1 ポジ型PS版KM(コニカ(株)製)の1003mm×800mmサイズ
の物を多数枚用意し、感度測定用ステップタブレット
(イーストマン・コダック社製No.2、濃度差0.15ずつ21
段階のグレースケール)を密着させ、2kwメタルハライ
ドランプを用い、60cmの距離から30秒間露光を行った。
【0017】自動現像機PSZ-1315(コニカ(株)製、現像
部、水洗部及びフィニッシャー部を有する)の現像槽に
下記の組成を有する現像液を60L仕込み、液温を30℃に
調節した。また、水洗部に水を18L、フィニッシャー部
にリンス液SRW-1(コニカ(株)製)を水で8倍に希釈し
た物を18L仕込んだ。
【0018】 現像液組成 A珪酸カリ(日本化学工業(株)製) ・・・・・18重量部 48.55%水酸化カリウム水溶液 ・・・・・ 4重量部 1-ナフトエ酸 ・・・・・ 2重量部 水 ・・・・・76重量部 (更に、48.55%水酸化カリウム水溶液を添加して25℃に
おけるpHが12.7となるようにした) 次に、この自動現像機のPS版の搬送速度を現像時間が12
秒間になるように調節した。
【0019】また、必要に応じて下記の組成を有する補
充液が補充されるように条件を設定した。 補充液組成 A珪酸カリ(日本化学工業(株)製) ・・・・・16重量部 48.55%水酸化カリウム水溶液 ・・・・・13重量部 1-ナフトエ酸 ・・・・・ 2重量部 水 ・・・・・69重量部 (更に、48.55%水酸化カリウム水溶液を添加して25℃に
おけるpHが13.7となるようにした) 補充条件は、補充量がPS版を5m2処理する毎に90ml、自
動現像機の稼働時間が1時間に達する毎に80ml、自動現
像機の停止時間1時間に対して60mlとした。
【0020】このような条件で、前述のPS版を1日100
版の割合で計3000版処理した所、いずれの版においても
ステップタブレットによる画像の中間調にO-キノンジア
ジドのカップリングによる色素の残存は認められなかっ
た。また、3000版目のステップタブレット画像を消去液
SIR-15(コニカ(株)製)で30秒間かけて消去した所、画
像を完全に除去することができた。
【0021】3000版目のステップタブレットのクリア感
度及びベタ感度を読みとった所、それぞれ3.0段及び13.
0段であった。
【0022】実施例2 現像液及び補充液として、下記の組成を有する物を用い
た以外は実施例1と同様の実験を行った。
【0023】 現像液組成 A珪酸カリ(日本化学工業(株)製) ・・・・・18重量部 48.55%水酸化カリウム水溶液 ・・・・・ 4重量部 p-tert-ブチル安息香酸 ・・・・・ 2重量部 水 ・・・・・76重量部 (更に、48.55%水酸化カリウム水溶液を添加して25℃に
おけるpHが12.7となるようにした) 補充液組成 A珪酸カリ(日本化学工業(株)製) ・・・・・16重量部 48.55%水酸化カリウム水溶液 ・・・・・13重量部 p-tert-ブチル安息香酸 ・・・・・ 2重量部 水 ・・・・・69重量部 (更に、48.55%水酸化カリウム水溶液を添加して25℃に
おけるpHが13.7となるようにした) 結果は実施例1と同様、いずれの版においてもステップ
タブレットによる画像の中間調にO-キノンジアジドのカ
ップリングによる色素の残存は認められなかった。ま
た、3000版目のステップタブレット画像を消去液SIR-15
(コニカ(株)製)で30秒間かけて消去した所、画像を完
全に除去することができた。3000版目のステップタブレ
ットのクリア感度及びベタ感度を読みとった所、それぞ
れ3.0段及び14.0段であった。
【0024】実施例3
現像液及び補充液として、下記の組成を有する物を用い
た以外は実施例1と同様の実験を行った。
【0025】 現像液組成 A珪酸カリ(日本化学工業(株)製) ・・・・・18重量部 48.55%水酸化カリウム水溶液 ・・・・・ 4重量部 ナフタレン-2-スルホン酸ナトリウム ・・・・・ 2重量部 水 ・・・・・76重量部 (更に、48.55%水酸化カリウム水溶液を添加して25℃に
おけるpHが12.7となるようにした) 補充液組成 A珪酸カリ(日本化学工業(株)製) ・・・・・16重量部 48.55%水酸化カリウム水溶液 ・・・・・13重量部 ナフタレン-2-スルホン酸ナトリウム ・・・・・ 2重量部 水 ・・・・・69重量部 (更に、48.55%水酸化カリウム水溶液を添加して25℃に
おけるpHが13.7となるようにした) 結果は実施例1と同様、いずれの版においてもステップ
タブレットによる画像の中間調にO-キノンジアジドのカ
ップリングによる色素の残存は認められなかった。ま
た、3000版目のステップタブレット画像を消去液SIR-15
(コニカ(株)製)で30秒間かけて消去した所、画像を完
全に除去することができた。3000版目のステップタブレ
ットのクリア感度及びベタ感度を読みとった所、それぞ
れ3.0段及び13.0段であった。
【0026】実施例4 現像液及び補充液として、下記の組成を有する物を用い
た以外は実施例1と同様の実験を行った。
【0027】 現像液組成 A珪酸カリ(日本化学工業(株)製) ・・・・・18重量部 48.55%水酸化カリウム水溶液 ・・・・・ 4重量部 p-tert-ブチル安息香酸 ・・・・・ 0.6重量部 2-ヒドロキシ-3-ナフトエ酸 ・・・・・ 1.4重量部 水 ・・・・・76重量部 (更に、48.55%水酸化カリウム水溶液を添加して25℃
におけるpHが12.7となるようにした) 補充液組成 A珪酸カリ(日本化学工業(株)製) ・・・・・16重量部 48.55%水酸化カリウム水溶液 ・・・・・13重量部 p-tert-ブチル安息香酸 ・・・・・ 0.6重量部 2-ヒドロキシ-3-ナフトエ酸 ・・・・・ 1.4重量部 水 ・・・・・69重量部 (更に、48.55%水酸化カリウム水溶液を添加して25℃
におけるpHが13.7となるようにした) 結果は実施例1と同様、いずれの版においてもステップ
タブレットによる画像の中間調にO-キノンジアジドのカ
ップリングによる色素の残存は認められなかった。ま
た、3000版目のステップタブレット画像を消去液SIR-15
(コニカ(株)製)で30秒間かけて消去した所、画像を完
全に除去することができた。3000版目のステップタブレ
ットのクリア感度及びベタ感度を読みとった所、それぞ
れ3.0段及び14.0段であった。
【0028】実施例5 現像液及び補充液として、下記の組成を有する物を用い
た以外は実施例1と同様の実験を行った。
【0029】 現像液組成 A珪酸カリ(日本化学工業(株)製) ・・・・・18重量部 48.55%水酸化カリウム水溶液 ・・・・・ 4重量部 p-tert-ブチル安息香酸 ・・・・・ 0.6重量部 2-ヒドロキシ-3-ナフトエ酸 ・・・・・ 1.4重量部 ポリエチレングリコール#1000 ・・・・・ 0.3重量部 水 ・・・・・76重量部 (更に、48.55%水酸化カリウム水溶液を添加して25℃
におけるpHが12.7となるようにした) 補充液組成 A珪酸カリ(日本化学工業(株)製) ・・・・・16重量部 48.55%水酸化カリウム水溶液 ・・・・・13重量部 p-tert-ブチル安息香酸 ・・・・・ 0.6重量部 2-ヒドロキシ-3-ナフトエ酸 ・・・・・ 1.4重量部 ポリエチレングリコール#1000 ・・・・・ 0.3重量部 水 ・・・・・69重量部 (更に、48.55%水酸化カリウム水溶液を添加して25℃
におけるpHが13.7となるようにした。) 結果は実施例1と同様、いずれの版においてもステップ
タブレットによる画像の中間調にO-キノンジアジドのカ
ップリングによる色素の残存は認められなかった。ま
た、3000版目のステップタブレット画像を消去液SIR-15
(コニカ(株)製)で30秒間かけて消去した所、画像を完
全に除去することができた。3000版目のステップタブレ
ットのクリア感度及びベタ感度を読みとった所、それぞ
れ3.0段及び11.0段であった。
【0030】実施例6 現像液及び補充液として、下記の組成を有する物を用い
た以外は実施例1と同様の実験を行った。
【0031】 現像液組成 A珪酸カリ(日本化学工業(株)製) ・・・・・18重量部 48.55%水酸化カリウム水溶液 ・・・・・ 4重量部 水 ・・・・・78重量部 (更に、48.55%水酸化カリウム水溶液を添加して25℃
におけるpHが12.7となるようにした) 補充液組成 A珪酸カリ(日本化学工業(株)製) ・・・・・16重量部 48.55%水酸化カリウム水溶液 ・・・・・13重量部 p-tert-ブチル安息香酸 ・・・・・ 2重量部 水 ・・・・・69重量部 (更に、48.55%水酸化カリウム水溶液を添加して25℃
におけるpHが13.7となるようにした。) 結果は実施例1と同様、いずれの版においてもステップ
タブレットによる画像の中間調にO-キノンジアジドのカ
ップリングによる色素の残存は認められなかった。ま
た、3000版目のステップタブレット画像を消去液SIR-15
(コニカ(株)製)で30秒間かけて消去した所、画像を完
全に除去することができた。3000版目のステップタブレ
ットのクリア感度及びベタ感度を読みとった所、それぞ
れ3.0段及び14.0段であった。
【0032】実施例7 現像液及び補充液として、下記の組成を有する物を用い
た以外は実施例1と同様の実験を行った。 現像液組成 A珪酸カリ(日本化学工業(株)製) ・・・・・18重量部 48.55%水酸化カリウム水溶液 ・・・・・ 4重量部 水 ・・・・・78重量部 (更に、48.55%水酸化カリウム水溶液を添加して25℃
におけるpHが12.7となるようにした。) 補充液組成 A珪酸カリ(日本化学工業(株)製) ・・・・・16重量部 48.55%水酸化カリウム水溶液 ・・・・・13重量部 ナフタレン-2-スルホン酸ナトリウム ・・・・・ 2重量部 水 ・・・・・69重量部 (更に、48.55%水酸化カリウム水溶液を添加して25℃
におけるpHが13.7となるようにした) 結果は実施例1と同様、いずれの版においてもステップ
タブレットによる画像の中間調にO-キノンジアジドのカ
ップリングによる色素の残存は認められなかった。ま
た、3000版目のステップタブレット画像を消去液SIR-15
(コニカ(株)製)で30秒間かけて消去した所、画像を完
全に除去することができた。3000版目のステップタブレ
ットのクリア感度及びベタ感度を読みとった所、それぞ
れ3.0段及び13.0段であった。
【0033】実施例8 現像液及び補充液として、下記の組成を有する物を用い
た以外は実施例1と同様の実験を行った。
【0034】 現像液組成 A珪酸カリ(日本化学工業(株)製) ・・・・・18重量部 48.55%水酸化カリウム水溶液 ・・・・・ 4重量部 p-tert-ブチル安息香酸 ・・・・・ 0.6重量部 2-ヒドロキシ-3-ナフトエ酸 ・・・・・ 1.4重量部 エマルゲン147 ・・・・・ 0.3重量部 水 ・・・・・76重量部 (更に、48.55%水酸化カリウム水溶液を添加して25℃
におけるpHが12.7となるようにした。) 補充液組成 A珪酸カリ(日本化学工業(株)製) ・・・・・16重量部 48.55%水酸化カリウム水溶液 ・・・・・13重量部 p-tert-ブチル安息香酸 ・・・・・ 0.6重量部 2-ヒドロキシ-3-ナフトエ酸 ・・・・・ 1.4重量部 エマルゲン147 ・・・・・ 0.3重量部 水 ・・・・・69重量部 (更に、48.55%水酸化カリウム水溶液を添加して25℃
におけるpHが13.7となるようにした。) 結果は実施例1と同様、いずれの版においてもステップ
タブレットによる画像の中間調にO-キノンジアジドのカ
ップリングによる色素の残存は認められなかった。ま
た、3000版目のステップタブレット画像を消去液SIR-15
(コニカ(株)製)で30秒間かけて消去した所、画像を完
全に除去することができた。3000版目のステップタブレ
ットのクリア感度及びベタ感度を読みとった所、それぞ
れ3.0段及び11.5段であった。
【0035】比較例 現像液及び補充液として、下記の組成を有する物を用い
た以外は実施例1と同様の実験を行った。
【0036】 A珪酸カリ(日本化学工業(株)製) ・・・・・18重量部 48.55%水酸化カリウム水溶液 ・・・・・ 4重量部 水 ・・・・・78重量部 (更に、48.55%水酸化カリウム水溶液を添加して25℃
におけるpHが12.7となるようにした。) 補充液組成 A珪酸カリ(日本化学工業(株)製) ・・・・・16重量部 48.55%水酸化カリウム水溶液 ・・・・・13重量部 水 ・・・・・71重量部 (更に、48.55%水酸化カリウム水溶液を添加して25℃
におけるpHが13.7となるようにした) 結果は、3000版目のステップタブレットによる画像の中
間調にO-キノンジアジドのカップリングによる色素の残
存が認められた。また、3000版目のステップタブレット
画像を消去液SIR-15(コニカ(株)製)で30秒間かけて消
去した所、画像を完全に除去することができなかった。
3000版目のステップタブレットのクリア感度及びベタ感
度を読みとった所、それぞれ3.0段及び11.0段であっ
た。
【0037】
【発明の効果】本発明によるポジ型感光性平版印刷版の
現像処理方法は、補充液を補充しながら長期間に渡って
現像処理を続けても、O-キノンジアジドのカップリング
によって生じる色素が印刷版の支持体上に残存しない優
れた効果を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 太田 智久 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 福室 郁 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動現像機を用いてO-キノンジアジド化
    合物を含有するポジ型感光性平版印刷版を搬送しつつ、
    その版面に繰り返し使用される水系アルカリ現像液を供
    給して現像処理し、該現像処理によって低下する現像液
    の活性度を補充液を添加して補う感光性平版印刷版の処
    理方法において、該現像液及び/または補充液が芳香族
    カルボン酸またはその塩を含有することを特徴とするポ
    ジ型感光性平版印刷版の現像処理方法。
  2. 【請求項2】 自動現像機を用いてO-キノンジアジド化
    合物を含有するポジ型感光性平版印刷版を搬送しつつ、
    その版面に繰り返し使用される水系アルカリ現像液を供
    給して現像処理し、該現像処理によって低下する現像液
    の活性度を補充液を添加して補う感光性平版印刷版処理
    該現像の処理方法において、該現像液及び/または補充
    液が芳香族スルホン酸またはその塩を含有することを特
    徴とするポジ型感光性平版印刷版の現像処理方法。
JP5135998A 1993-06-07 1993-06-07 ポジ型感光性平版印刷版の現像処理方法 Pending JPH06348037A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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EP1353235A1 (en) * 2002-04-08 2003-10-15 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method for making lithographic printing plate

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EP1353235A1 (en) * 2002-04-08 2003-10-15 Fuji Photo Film Co., Ltd. Method for making lithographic printing plate

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