JPH06347924A - 画像露光装置 - Google Patents

画像露光装置

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Publication number
JPH06347924A
JPH06347924A JP16002993A JP16002993A JPH06347924A JP H06347924 A JPH06347924 A JP H06347924A JP 16002993 A JP16002993 A JP 16002993A JP 16002993 A JP16002993 A JP 16002993A JP H06347924 A JPH06347924 A JP H06347924A
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JP
Japan
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light
image
intensity
liquid crystal
film
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Application number
JP16002993A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Nakagawa
謙一 中川
Koichi Kimura
宏一 木村
Mitsuru Sawano
充 沢野
Nobuo Matsumoto
伸雄 松本
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目 的】 簡易に写真フィルムの画像のコントラスト
を補正することができる画像露光装置を提供することを
目的とする。 【構 成】 書き込み側から入射された光の強度及び印
加される駆動電圧に応じて読み出し側から入射された光
の強度を変調して出射可能なSLM109と、ネガフィ
ルム107の光を前記書き込み側から入射する手段と、
SLM109から出射された光を感光材料127に案内
する手段とを具備したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像のコントラスト
を補正して印画紙に露光する画像露光装置に関する。
【0002】
【従来の技術】写真フィルムに記録された画像のコント
ラスト特性は、記録時の条件により決定されており、該
画像は、黒白用印画紙若しくはカラー用印画紙等に露光
される。黒白用印画紙は、硬調から軟調に至る各調子が
用意されており、黒白画像を露光する場合は、写真フィ
ルムの画像のコントラスト若しくは撮影者の意図に適し
た調子の印画紙を選択する。
【0003】一方、カラー用印画紙は、黒白用印画紙の
ように調子の異なる印画紙は用意されておらず、単一調
子の印画紙しか用意されていない。従って、カラー画像
を露光する場合は、印画紙が表現可能な濃度のラチチュ
ードで、写真フィルムの画像を表現できるようにコント
ラスト変換を行い、軟調若しくは硬調の画像を得ること
が行われている。
【0004】写真フィルムの画像の調子を、より軟調に
変化させて露光しようとする場合は、ネガ像の明暗パタ
ーンが反転されたマスクを、光路に挿入して露光する。
また、より硬調に変化させて露光しようとする場合は、
ネガ像の明暗パターンと同一のマスクを、光路に挿入し
て露光する。一方、マスクに依らないコントラスト補正
方法としては、例えば、マトリクス配列された電極を有
する液晶パネルを備え、所望光量が得られるように画素
の透過率を制御することが知られている。該方法は、電
極に印加する電圧を制御して露光される画像のコントラ
ストを補正することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のように、黒白用
印画紙へ露光する場合、各調子の印画紙が用意されては
いるものの、所望調子の印画紙が用意されているとは限
らない。また、カラー画像用印画紙へ露光する場合、適
当マスクの確保、及びマスクの挿入作業に相当の時間及
び労力を必要とするため、熟練を要する。
【0006】さらに、マスクの代わりに上記液晶パネル
を備えてカラー画像用印画紙へ露光する場合、領域毎に
印加電圧を制御しなければならず、これに伴い回路構成
も複雑になるという問題がある。従って、市中に供給す
るレベルのカラー画像露光装置においては、簡易にコン
トラストを補正して露光することは困難である。
【0007】そこでこの発明は、上記事情に鑑みて成さ
れたもので、簡易に写真フィルムの画像のコントラスト
を補正することができる画像露光装置を提供することを
目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる画像露
光装置は、書き込み側から入射された光の強度及び印加
される駆動電圧に応じて読み出し側から入射された光の
強度を変調して出射可能な空間光変調手段と、前記画像
の光を書き込み側から入射する手段と、前記空間光変調
手段から出射された光を感光材料に案内する手段とを具
備したものであり、または、書き込み側から入射された
光の強度及び印加される駆動電圧に応じて読み出し側か
ら入射された光の強度を変調して出射可能な空間光変調
手段と、前記画像の光を書き込み側から入射する手段
と、前記空間光変調手段から出射された光を感光材料に
案内する手段と、前記画像を前記印画紙のラチチュード
に対応させて露光するために、前記画像の濃度分布に応
じて前記空間光変調手段を制御し所要露光量を得る制御
手段とを具備したものである。
【0009】
【作用】この発明に係わる前記手段によれば、空間光変
調手段の読み出し側から入射された光の強度は、書き込
み側から入射された画像光の強度及び印加される駆動電
圧に応じて変調される。上記画像光は、画像に応じた濃
度分布を有しているため、変調される光の強度も、該濃
度分布に対応している。
【0010】空間光変調手段である空間光変調素子(Sp
atial Light Modulator 以下、SLMと記す)は、それ
ぞれ透明電極を対向させた一対のガラス基板に、光導体
膜、遮光膜、誘電体ミラー、及び配向膜により液晶分子
が所要角度に配向された液晶を該順序で挟持させたもの
である(日本学術振興会編:液晶デバイスハンドブッ
ク,ビーム・アドレス方式,pp434 〜436(1989).滝沢,
菊地,藤掛:光散乱性液晶複合体を用いた空間光変調素
子,NHK 技研R&D ,No.12,pp11〜22(1992). 岡野,小林
共編:「液晶・応用編」,第10章 光伝導型液晶ディ
スプレイ,pp223〜228(1985).参照)。
【0011】SLMを構成する光導電体膜に光が入射さ
れると、光導電体膜のインピーダンスが低下し、光入射
部分に相当する液晶に電界が印加される。これにより液
晶に、電気光学効果が生じ、SLMは、読み出し側から
入射された光を変調して出射する。出射された光は、書
き込み側から入射された光強度に対応している。制御手
段は、露光される画像が印画紙のラチチュードで再現さ
れるように印画紙に照射される光の強度と照射時間を制
御して所要露光量を設定する。光強度は、SLMに印加
される駆動電圧により制御され、照射時間は、印加時間
により制御される。
【0012】SLMに挟持させる液晶は、TN(Twiste
d Nematic )型液晶、GH(GuestHost)型液晶、表面
安定化型強誘電性液晶、及び高分子分散型液晶がある。
TN型液晶は、45°ツイスト分子配列された正の誘電
率異方性を有する多成分混合のネマチック液晶に、逆捩
じれのドメインの発生を抑制するカイラル物質を微量添
加した組成物を、一対のガラス基板に、配向処理が施さ
れた対向透明電極に挟持させ、さらに、各ガラス基板の
外側の入射光側及び出射光側にそれぞれ一枚の偏光板を
備えたものである。なお、入射光側偏光板及び出射光側
偏光板は、一枚の偏光板で兼用できる場合もある。
【0013】TN型液晶を挟持したSLMにおいて、書
き込み側からの光が光導電体膜に入射すると、読み出し
側からの光は、入射光側に設けられた偏光板を通過して
SLMに入射し、偏向方向が光学的に変化するため、出
射光側偏光板を通過した出射光の強度を変調することが
できる。偏向方向が、入射光の偏光方向と平行となるの
は、書き込み側から入射される光の強度が強いとき、す
なわち、ネガ画像中の濃度の低い部分を通過した光が、
SLMに書き込まれたときである。このときに、出射光
側の偏光板が直交配置されていると、印画紙に照射され
る光の強度は弱くなるため、画像のコントラストが抑制
されたことになる。
【0014】一方、出射光側の偏光板が平行配置されて
いると、書き込み側から入射される光の強度が強いとき
に、出射される光の強度が強くなる。従って、印画紙に
照射される光の強度も強くなるため、画像のコントラス
トが強調されたことになる。GH型液晶は、ツイスト分
子配列された多成分混合のネマチック液晶に二色性色素
を溶解した液晶を、一対のガラス基板に、配向処理が施
された対向透明電極に挟持させたものである。二色性色
素分子は、ネマチック液晶分子と平行配列するため、液
晶分子に電界を印加して配列を変化させると、これに伴
い二色性色素分子の配列も変化する。二色性色素分子の
長軸方向と短軸方向とは、それぞれ光の吸収が異なる。
これを二色性と称す。
【0015】GH型液晶を挟持したSLMは、二色性色
素分子の配列による光吸収率の変化により読み出し側か
らの光を変調する。光吸収率は、二色性色素の種類によ
り異なり、この選択により、コントラストを強調する素
子と抑制する素子とを作成することができる。すなわ
ち、色素分子の長軸方向に通過するときの吸収率が、短
軸方向に通過するときの吸収率より小さい色素(負の二
色性)を用いた場合は、電界が印加された部分の透過率
が、他の部分よりも大きくなる。従って、印画紙に照射
される光の強度も強くなるため、画像のコントラストが
強調されたことになる。
【0016】一方、色素分子の長軸方向に通過するとき
の吸収率が、短軸方向に通過するときの吸収率より大き
い色素(正の二色性)を用いた場合は、電界が印加され
た部分の透過率が、他の部分よりも小さくなる。従っ
て、印画紙に照射される光の強度も弱くなるため、画像
のコントラストが抑制されたことになる。負の誘電率異
方性を有するネマチック液晶に電界を印加していない状
態で、液晶分子が基板に垂直配向するSLMでは、色素
の二色性の正負とコントラストの強調及び抑制との関係
は逆になる。表1は、上記結果を示している。
【0017】
【表1】
【0018】GH型液晶を挟持したSLMは、偏向板を
有するものと有しないものとがある。偏向板を有しない
SLMは、出射される光のコントラストが、TN型液晶
を挟持したSLMに比べ低いものの、SLMでの光の損
失が小さいという利点がある。表面安定化型強誘電性液
晶は、カイラルスメクチック液晶を、一対のガラス基板
に、平行配向処理が施された対向透明電極に層厚1〜2
μmで挟持させたものである。カイラルスメクチック液
晶は、分子長軸が層に対して一定角度で傾斜しており、
カイラルスメクチック液晶に適当極性のパルス電界を印
加すると、分子長軸が層の法線に対して対称方向に反転
する。
【0019】表面安定化型強誘電性液晶を挟持したSL
Mは、液晶分子長軸の傾斜の変化により、読み出し側か
らの直線偏光を楕円偏光若しくは円偏光に変調する。液
晶分子の長軸方向に平行若しくは垂直の偏向方向を有す
る光が、該液晶を通過したときは、光の偏向状態は変化
しない。該液晶にパルス電界が印加され分子長軸が反転
すると光は変調され、所要強度の光が印画紙に照射され
るので、画像のコントラストが制御される。
【0020】高分子分散型液晶は、固相である高分子と
液晶とが分散共存する複合材料であり、これら相の量比
及び立体的な関係は種々存在する。該液晶は、液晶に印
加される電界に応じて散乱状態が変化する。高分子型液
晶を挟持したSLMは、液晶の散乱状態の変化により読
み出し側からの光を変調する。
【0021】すなわち、書き込み側から入射される光の
強度が強く、液晶に印加される電界が強いときは、散乱
程度が小さくなるため、出射される光の強度も強くな
る、従って、印画紙に照射される光の強度も強くなるた
め、画像のコントラストが強調されたことになる。一
方、書き込み側から入射される光の強度が弱く、液晶に
印加される電界が弱いときは、散乱程度が大きくなるた
め、出射される光の強度も弱くなる。従って、印画紙に
照射される光の強度も弱くなるため、画像のコントラス
トが抑制されたことになる。
【0022】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面を参照して説
明する。図1はこの発明の一実施例を示している。光源
101からの光は、リフレクタ103で反射され、レン
ズ105を介したのちネガフィルム107に入射する。
ネガフィルム107を透過した光は、SLM109の読
み出し側に入射されるとともに、ハーフミラー111で
分岐され、レンズ113、ミラー115、レンズ11
7、ミラー119、レンズ121、及びミラー123で
形成された光路を通り、SLM109の書き込み側に入
射される。
【0023】以下、図2を参照してSLM109につい
て説明する。図2に示すように、SLM109は、それ
ぞれITO(Indium Tin Oxide)透明電極205、20
7を対向させた一対のガラス基板201、203に、光
導電体膜209、遮光膜211、誘電体ミラー213、
及び配向膜215、217により液晶分子が所要角度に
配向されたTN型の液晶219を該順序で層設させたも
のであり、透明電極205、207には、図1に示した
駆動部149により駆動電圧が印加される。さらにガラ
ス基板203は、偏向板204を備えている。
【0024】以下、SLM109の動作を説明する。S
LM109の書き込み側(ガラス基板201側)から光
が入射されると、該光の強度に応じて光導電体膜209
のインピーダンスが低下し、液晶219には光強度分布
に対応した電界が印加される。電界が印加された部分の
液晶は、電気光学効果を生じ、読み出し側(ガラス基板
203側)から入射された光を変調する。
【0025】図1に示すように、SLM109の書き込
み側及び読み出し側には、それぞれネガフィルム107
の画像光が入射される。ネガフィルム107を透過した
画像光がSLM109を構成する光導電体膜209に入
射すると、入射部分の光導電体膜209のインピーダン
スは、光強度に応じて低下し、入射部分に相当する液晶
219には、光強度分布に対応した電界が印加される。
これにより液晶219の配列が、ネガフィルム107の
画像の明暗パターンに対応して変化する。読み出し側に
入射されるネガフィルム107を透過した画像光は、液
晶219で変調されて出射される。
【0026】このようにして読み出し側から出射された
光は、ネガフィルム107の画像の明暗パターンに対応
しており、該光は、レンズ125を介して印画紙127
に照射される。ネガフィルム107の画像は、上述のよ
うにして露光されるが、先に述べたように、ネガフィル
ム107の画像を、印画紙127の濃度のラチチュード
に有効に収める必要がある。
【0027】例えば、明るい背景で人物撮影された場合
は、背景と人物との明暗の差が大きいため、ネガフィル
ムの画像の濃度差は大きい。このようなネガフィルムの
画像を露光すると、印画紙が表現可能な濃度のラチチュ
ードを越えてしまうような場合がある。すると、露光量
を調整しても、人物の肌色が一様に暗く潰れ、また背景
が白く飛んだプリントしか得られない。
【0028】また、暗い背景で人物撮影された場合は、
背景と人物との明暗の差が小さいため、ネガフィルムの
画像の濃度差は小さい。このようなネガフィルムの画像
を露光すると、印画紙が表現可能な濃度のラチチュード
の一部しか使用しないため、減り張りの無いプリントと
なる。従って、上述の様な撮影では、ネガフィルムの画
像のコントラストを補正して軟調化若しくは硬調化し、
印画紙の濃度ラチチュードを有効に使って、露光する必
要がある。一方、作者の意図によっては、故意にコント
ラストを強調若しくは抑制したプリントを得たい場合も
ある。
【0029】印画紙127に照射される光強度は、SL
M109で制御することができる。SLM109の出射
光強度は、書き込み側から入射される画像光の強度分布
に応答する。光強度に応答するSLM109の応答特性
を変えることにより、印画紙127に露光される画像の
コントラストを補正することができる。すなわち、書き
込み側に入射される光の強度が強い部分で、SLM10
9を構成する液晶の透過率を小さくし、出射光強度を弱
くする。該出射光を用いて露光露光された画像は、コン
トラストが抑制されており、よって軟調化されたことに
なる。
【0030】また、書き込み側に入射される光の強度が
強い部分で、SLM109を構成する液晶の透過率を高
くし、出射光強度を強くする。該出射光を用いて露光さ
れた画像は、コントラストが強調されており、よって硬
調化されたことになる。コントラストの補正程度は、S
LM109の特性、例えば、光導電体膜及び液晶の特
性、並びに印加する駆動電圧により決定される。
【0031】以下、先の図1に戻り、コントラスト補正
について説明する。SLM109の出射光は、ハーフミ
ラー129で分岐され、レンズ131を介したのちイメ
ージエリアセンサ133に入射する。イメージエリアセ
ンサ133は、画像信号をモニタ画像処理部139へ出
力するとともに、出射光を測光して得られる測光信号を
特性値演算部137へ出力する。
【0032】モニタ画像処理部137は、ネガ/ポジ変
換、階調補正、及び彩度補正等を行い、プリントの仕上
がり状態をシミュレートした画像をCRT(陰極線管)
139に表示させる。各補正データは、後述するコント
ローラ143に接続されたキーボード145から入力さ
れ、入力された各補正データは、コントローラ143に
接続されたディスプレイ147に表示される。
【0033】特性値演算部137は、画像内のハイライ
ト部とシャドウ部との濃度差及び平均画面濃度等の各種
特性値を算出し、該算出結果を露光量演算部141へ出
力する。露光量演算部141は、特性値演算部137で
の算出結果及び必要に応じてキーボード145から入力
された補正データから露光量演算式に基づいて露光光強
度と露光時間とで設定される所要露光量及び画面濃度差
を演算し、これら演算結果をコントローラ143へ出力
する。
【0034】ネガフィルム107の画像を印画紙のラチ
チュードで再現するための、画面濃度差と駆動電圧及び
露光時間との関係は、予めコントローラ143のメモリ
に記憶されている。駆動電圧及び露光時間は、上記演算
結果に基づいて該メモリを参照することにより決定さ
れ、これにより所要露光量が決定される。コントローラ
143は、決定された駆動電圧が所定時間、駆動部14
9からSLM109に印加されるように、駆動部149
へ制御信号を出力する。
【0035】SLM109は、決定された駆動電圧によ
り所定時間動作し、これにより所要露光量が印画紙に供
給される。ネガフィルム107の画像の濃度差と露光量
との関係は、例えば、濃度差が大きい場合は、露光量を
減らして画像のコントラストを抑制し、また、濃度差が
小さい場合は、露光量を増やして画像のコントラストを
強調する。
【0036】コントラストを更に細かく補正するには、
検出された明暗位置及び明暗領域を考慮し、例えば、画
面の端部で最明部若しくは最暗部が検出されたとき、又
は画面の中央部で微小領域の最明部若しくは最暗部が検
出されたときは、該最明部若しくは最暗部を無視する。
これにより視覚特性を考慮してコントラストを補正する
ことができる。
【0037】なお、上記実施例では、ネガフィルム10
7の画像光がSLM109の読み出し側に入射する場合
について説明したが、画像情報を持たない一様な光が読
み出し側に入射するようにし、該光の強度を変調して出
射するようにしても良い。この場合、SLMを通過させ
ることにより、色情報が失われるので、3原色分解され
た光でSLMに書き込み、同色の光でSLMから変調さ
れた画像情報を読み出す必要がある。
【0038】
【発明の効果】以上説明した発明によれば、ネガフィル
ムの画像の濃度分布に応じて印画紙に供給される露光量
を制御し、印画紙のラチチュードを有効に使って適正コ
ントラストの画像を再現できる。露光量の制御を行うS
LMは、領域毎に分割することなく、書き込み側から入
射された光の強度に応じて読み出し側から入射された光
の強度を変調して出射することができる。従って、イメ
ージワイーズな調光が可能であり、高精細な画像を印画
紙に露光することができる。
【0039】また、SLMは分割駆動する必要がないの
で、供給される駆動電圧の演算処理を簡易化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す概略構成図。
【図2】図1に示したSLM109を示す構造図。
【符号の説明】
101 光源 103 リフレクタ 105、113、117、121、125、131 レ
ンズ 107 ネガフィルム 109 SLM 111、129 ハーフミラー 115、119、123 ミラー 127 印画紙 129 印画紙 133 イメージエリアセンサ 135 モニタ画像処理部 137 特性値演算部 139 CRT 141 露光量演算部 143 コントローラ 145 キーボード 147 ディスプレイ 149 駆動部 201、203 ガラス基板 205、207 電極 209 光導電体膜 211 遮光膜 213 誘電体ミラー 215、217 配向膜 219 液晶
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 伸雄 神奈川県足柄上郡開成町宮台798 富士写 真フイルム株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 写真フィルムの画像を印画紙に露光する
    画像露光装置において、 書き込み側から入射された光の強度及び印加される駆動
    電圧に応じて読み出し側から入射された光の強度を変調
    して出射可能な空間光変調手段と、 前記画像の光を前記書き込み側から入射する手段と、 前記空間光変調手段から出射された光を感光材料に案内
    する手段とを具備したことを特徴とする画像露光装置。
  2. 【請求項2】 写真フィルムの画像を印画紙に露光する
    画像露光装置において、 書き込み側から入射された光の強度及び印加される駆動
    電圧に応じて読み出し側から入射された光の強度を変調
    して出射可能な空間光変調手段と、 前記画像の光を前記書き込み側から入射する手段と、 前記空間光変調手段から出射された光を感光材料に案内
    する手段と、 前記画像を前記印画紙のラチチュードに対応させて露光
    するために、前記画像の濃度分布に応じて前記空間光変
    調手段を制御し所要露光量を得る制御手段とを具備した
    ことを特徴とする画像露光装置。
JP16002993A 1993-03-03 1993-06-07 画像露光装置 Pending JPH06347924A (ja)

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