JPH06347316A - タイヤ輪荷重測定装置 - Google Patents

タイヤ輪荷重測定装置

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JPH06347316A
JPH06347316A JP5166122A JP16612293A JPH06347316A JP H06347316 A JPH06347316 A JP H06347316A JP 5166122 A JP5166122 A JP 5166122A JP 16612293 A JP16612293 A JP 16612293A JP H06347316 A JPH06347316 A JP H06347316A
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JP
Japan
Prior art keywords
tire
piezoelectric element
load measuring
vehicle speed
tire wheel
Prior art date
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Pending
Application number
JP5166122A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Fukuhara
原 敏 彦 福
Mitsuo Takahashi
橋 満 雄 高
Jiyun Tahoda
保 田 純 多
Shiro Makino
野 士 朗 牧
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Komatsu Ltd
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Komatsu Ltd
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡単で、低荷重から高荷重まで精度よ
くタイヤ輪荷重の分布状態を測定することができるタイ
ヤ輪荷重測定装置を得る。 【構成】 タイヤ輪荷重測定装置は、荷重測定装置12
を含む。荷重測定装置12は、センサ部14と、段差の
あるセンサ部14にタイヤを通過させるための側板16
a,16bを含む。センサ部14には、複数の圧電素子
22を直線状に配置する。圧電素子22と平行して、2
つのコードスイッチ38,40を配置する。コードスイ
ッチ38,40をタイヤが通過することにより、車速を
検出する。検出した車速に応じて、一定の時間間隔で時
分割的に圧電素子22の電荷を測定する。測定した電荷
をコントローラおよびパーソナルコンピュータで処理
し、タイヤの荷重分布を表示する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明はタイヤ輪荷重測定装置
に関し、特にたとえば走行中の車のタイヤ輪荷重分布を
測定するためのタイヤ輪荷重測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図12はこの発明の背景となる従来のタ
イヤ輪荷重測定装置の一例を示す図解図である。タイヤ
輪荷重測定装置1は第1のゴムシート2を含み、第1の
ゴムシート2上のほぼ全面に複数の感圧素子3が配置さ
れる。感圧素子3は、たとえば円柱状の感圧導電ゴムの
両面に電極を形成したものである。さらに、複数の感圧
素子3の上面は、第2のゴムシート4で覆われる。
【0003】感圧素子3にはたとえば定電流源が接続さ
れ、感圧素子3の両端の電圧が測定される。タイヤ輪荷
重測定装置1上を車が移動すると、感圧素子3にかかる
荷重に応じて感圧導電ゴムの抵抗値が変化する。したが
って、複数の感圧素子3の両端の電圧を測定することに
よって、タイヤ輪荷重の分布状態を測定することができ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のタイヤ輪荷重測定装置では、ゴムシート上の
全面に感圧素子が配置されているため、多数の感圧素子
が必要であり、その構造が複雑になってしまう。また、
感圧素子には感圧導電ゴムが使用されているため、大き
い荷重に耐えられないという問題があった。
【0005】それゆえに、この発明の主たる目的は、構
造が簡単で、低荷重から高荷重まで精度よくタイヤ輪荷
重の分布状態を測定することができる、タイヤ輪荷重測
定装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、直線状に配
置される複数の圧電素子と、複数の圧電素子の一方側に
並んで形成される第1のコードスイッチおよび第2のコ
ードスイッチと、第1のコードスイッチと第2のコード
スイッチとの間をタイヤが通過したことを検知して車速
を測定するための車速検知手段と、車速検知手段によっ
て測定した車速に応じて一定の時間間隔で圧電素子の電
荷を測定することによって、タイヤの荷重分布を測定す
るための荷重測定手段とを含む、タイヤ輪荷重測定装置
である。
【0007】
【作用】第1のコードスイッチと第2のコードスイッチ
とで車速が測定され、この車速に応じて一定の時間間隔
で圧電素子の電荷が測定される。したがって、車速に関
係なく決められたタイヤの移動距離ごとに圧電素子の電
荷が測定される。
【0008】
【発明の効果】この発明によれば、決められたタイヤの
移動距離ごとに圧電素子の電荷が測定されるため、測定
されたデータを適当な出力装置を用いて出力すれば、正
確なタイヤ輪荷重の分布状態を把握することができる。
しかも、この発明のタイヤ輪荷重測定装置を用いれば、
車速に関係なく正確なタイヤ輪荷重の分布状態を測定す
ることができる。
【0009】また、このタイヤ輪荷重測定装置では、直
線状に感圧素子としての圧電素子が配置されているた
め、従来のものに比べてその感圧素子の数を少なくする
ことができ、その構造を簡単にすることができる。しか
も、圧電素子は感圧導電ゴムに比べて大きい圧力に耐え
ることができるため、低荷重から高荷重まで精度よくタ
イヤ輪荷重の分布状態を測定することができる。
【0010】この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0011】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す図解図であ
る。タイヤ輪荷重測定装置10は荷重測定装置12を含
む。荷重測定装置12は、センサ部14と2つの側板1
6a,16bとを含む。センサ部14は、図2に示すよ
うに、たとえば硬質ゴムなどで形成されるケース部材1
8を含む。ケース部材18は、その内部に収納部を有す
る箱状に形成される。
【0012】ケース部材18の内部には、たとえばステ
ンレス鋼などで形成されたプレート20が嵌め込まれ
る。プレート20上には、図3および図4に示すよう
に、複数の圧電素子22が直線状に配置される。この実
施例では、64個の圧電素子22が直線状に配置されて
いる。圧電素子22は、図5に示すように、たとえばリ
ング状の圧電セラミック24を含み、圧電セラミック2
4の両面に電極26,28が形成される。電極28の下
面には絶縁セラミック30が敷かれ、この絶縁セラミッ
ク30はアルミニウムボックス32内に収納される。
【0013】さらに、電極26の上面には、圧電セラミ
ック24に圧力を伝えるための押圧部材34が載せられ
る。押圧部材34は、たとえばステンレス鋼などで形成
される。この押圧部材34は、その下部34aが圧電セ
ラミック24と同じ断面を有するリング状に形成され、
その上部34bは圧電セラミック24より大きい外周お
よび内周を有するリング状に形成される。そして、圧電
セラミック24,絶縁セラミック30,アルミニウムボ
ックス32および押圧部材34が、ボルト36によって
プレート20に固定される。このとき、押圧部材34の
上部34bとアルミニウムボックス32の上端との間に
は、間隙t1 が形成される。また、押圧部材34の上面
とボルト36の上面との間にも、間隙t2 が形成され
る。これらの間隙t1 ,t2 が形成されることによっ
て、押圧部材34にかかる荷重が圧電セラミック24に
伝えられる。
【0014】複数の圧電素子22の一方側には、第1の
コードスイッチ38および第2のコードスイッチ40が
並んで配置される。第1のコードスイッチ38および第
2のコードスイッチ40は、長尺状に形成され、その長
手方向の一部分を押圧することによってオン状態となる
スイッチである。これらの第1のコードスイッチ38お
よび第2のコードスイッチ40は、複数の圧電素子22
の配置された方向に平行になるように配置される。
【0015】圧電素子22,第1のコードスイッチ38
および第2のコードスイッチ40の両側には、たとえば
ステンレス鋼で形成された補強部材42a,42b,4
2c,42dが、ボルト44によってプレート20に固
定される。これらの補強部材42a〜42dは、圧電素
子22やコードスイッチ38,40に平行するように配
置され、圧電素子22の両側の補強部材42c,42d
には空間部46が形成される。この空間部46には、圧
電素子22に接続されるコードが納められる。
【0016】さらに、圧電素子22,2つのコードスイ
ッチ38,40の上面は、硬質ゴムなどで形成された蓋
部材48で覆われる。蓋部材48は、ケース部材18に
被せるように取り付けられ、雨などが入りにくい構造に
される。
【0017】側板16a,16bは、センサ部14の両
側に配置される。これらの側板16a,16bはたとえ
ばステンレス鋼などで形成され、タイヤ輪荷重測定装置
10が設置された道路面からセンサ部14の高さまで徐
々にその高さが変わるように、傾斜面が形成される。し
たがって、この側板16a,16bを用いることによっ
て、走行中の車を段差部を通らずにセンサ部14に導く
ことができる。
【0018】さらに、タイヤ輪荷重測定装置10はコン
トローラ100を含む。コントローラ100は、図6に
示すように、圧電素子22の電荷を測定するための電荷
検出器102を含み、この電荷検出器102に圧電素子
22が接続される。この電荷検出器102では、圧電素
子22の電荷が、圧電素子22にかかる荷重に比例した
電圧に変換される。これらの電荷検出器102は、複数
の圧電素子22の電荷を時分割的に測定するためのマル
チプレクサ104に接続される。これらの圧電素子2
2,電荷検出器102,マルチプレクサ104などによ
って荷重測定手段が構成される。
【0019】マルチプレクサ104の出力は、A/Dコ
ンバータ106に入力され、ここでデジタル信号に変換
されたのち、データバス108を介してメモリ110に
記憶される。メモリ110に記憶されたデータは、デー
タバス108およびデータバスインタフェイス112を
介して、パーソナルコンピュータ200に送られる。
【0020】さらに、センサ部14には必要に応じてサ
ーミスタ50が取り付けられ、コントローラ100内の
サーミスタ増幅器114に接続される。このサーミスタ
増幅器114も、電荷検出器102と同様にマルチプレ
クサ104に接続される。このサーミスタ48によっ
て、圧電素子22の出力の温度補正が行われる。
【0021】第1のコードスイッチ38および第2のコ
ードスイッチ40は、コードスイッチ変換器116に接
続される。コードスイッチ変換器116は、たとえば2
つのコードスイッチ38,40がオン状態となったとき
にH信号を出力し、オフ状態となったときにL信号を出
力する。このコードスイッチ変換器116の出力信号
は、ロジックコントローラ118に入力される。ロジッ
クコントローラ118では、コードスイッチ変換器11
6からの信号に応じてクロック信号が発生し、このクロ
ック信号を基にしてタイヤ輪荷重測定装置10の動作が
制御される。これらの第1のコードスイッチ38,第2
のコードスイッチ40,コードスイッチ変換器116,
ロジックコントローラ118などによって車速検知手段
が構成される。
【0022】圧電素子22の電荷は、ロジックコントロ
ーラ118で制御されて検出されるが、このときアドレ
スバス120からの信号によって、A/Dコンバータ1
06からの出力がメモリ110の指定されたアドレスに
記憶される。このアドレスバス120は、アドレスバス
インタフェイス122を介してパーソナルコンピュータ
200に接続される。さらに、コントローラ100はコ
ントロール信号インタフェイス124を含み、このコン
トロール信号インタフェイス124でパーソナルコンピ
ュータ200と制御信号の受渡しをする。
【0023】データバスインタフェイス112,アドレ
スバスインタフェイス122およびコントロール信号イ
ンタフェイス124は、パーソナルコンピュータ200
に付加されたI/Oインタフェイス202に接続され
る。このI/Oインタフェイス202によって、コント
ロール部100とパーソナルコンピュータ200とが接
続される。さらに、パーソナルコンピュータ200に
は、CRT204,キーボード206,プリンタ20
8,外部記憶装置210などが接続される。
【0024】図7は圧電素子22の電荷を測定するとき
のタイムチャート図である。パーソナルコンピュータ2
00からコントロール信号インタフェイス124に測定
開始信号が与えられると、コントローラ100は測定準
備状態になる。ここで、自動車のタイヤがタイヤ輪荷重
測定装置10の荷重測定装置12に進入してきて、第1
のコードスイッチ38を踏むと、ロジックコントローラ
118では定クロックで計数が開始される。この計数
は、ロジックコントローラ118内の車速カウンタを0
からアップすることによって行われる。
【0025】さらにタイヤが進み、タイヤが第2のコー
ドスイッチ40を踏むと、車速カウンタの計数が停止す
る。そして、この時点で車速カウンタの値が確定し、確
定した値がロジックコントローラ118内に保持され
る。ここで、第1のコードスイッチ38と第2のコード
スイッチ40との間隔をたとえば1cmに設定しておけ
ば、この間隔と車速カウンタの値とから車速を測定する
ことができ、またタイヤが1cm進むのに必要な時間が
測定される。
【0026】この場合、車速カウンタの値に定数をかけ
ることによって、第1のコードスイッチ38と第2のコ
ードスイッチ40との間のタイヤの通過時間を測定する
ことができる。さらに、次式から車の速度を知ることが
できる。 速度(km/h)=(1/通過時間(sec))×(1
/105 )×3600
【0027】車速カウンタの値を利用して、車輪間カウ
ンタが働き、連続して通過するタイヤ間の距離が測定さ
れる。これは、連続して通過するタイヤの時間差と車速
カウンタで測定した値とから車輪間距離が測定される。
この車輪間カウンタは、車速カウンタやタイヤの圧力分
布データなどを利用して、車輪ごとにタイヤデータを区
分する際に利用される。
【0028】確定した車速カウンタの値は、ロジックコ
ントローラ118内の別の減算カウンタに転送され、こ
こで減算カウントされる。この減算カウンタが0になっ
たとき、ロジックコントローラ118内の測定インター
バルクロックが一定時間H状態となる。測定インターバ
ルクロックは、圧電素子22の電荷を測定する指令を与
えるためのものである。減算カウンタが0になると同時
に、保持された車速カウンタの値が再び減算カウンタに
転送され、同様に減算カウントされる。そして、減算カ
ウンタが0になったとき、測定インターバルクロックが
一定時間H状態となる。したがって、タイヤが第1のコ
ードスイッチ38を踏んでから第2のコードスイッチ4
0を踏むまでの時間をTi とすると、Ti ごとに測定イ
ンターバルクロックがH状態となる。
【0029】ただし、圧電素子22の電荷の測定は、第
2のコードスイッチ40上をタイヤが通過したのち、一
定の間行われない。これは、第2のコードスイッチ40
と圧電素子22との間にタイヤがあるときに、空走距離
として、圧電素子22の電荷を測定しないようにするた
めである。この空走距離は、測定インターバルクロック
を一定時間空カウントすることによって設定される。
【0030】タイヤが空走距離を通過したのち測定イン
ターバルクロックがアクティブ状態になると、圧電素子
22の電荷が順次測定される。この実施例では、圧電素
子22が32個ずつコントロールされている。したがっ
て、図7に示すように、1番目から32番目までの圧電
素子22の電荷が順次測定され、それと同時に33番目
から64番目までの圧電素子22の電荷が順次測定され
る。この圧電素子22の電荷の測定は、測定インターバ
ルクロックの信号が発生してから次の信号が発生するま
での間に完了する。
【0031】圧電素子22の電荷が測定されている間、
データサンプリング中信号が発生する。この信号は、圧
電素子22の電荷を測定中にH状態になる信号であり、
H状態からL状態に変わるエッジで割り込みをかけるこ
とができる。したがって、1つのタイヤに関するデータ
を測定するごとに、パーソナルコンピュータ200にデ
ータを読み取ることができる。
【0032】圧電素子22に発生する電荷は、圧電素子
22に与えられた荷重に比例する。この圧電素子22に
発生する電荷Q(c)と圧電素子22に与えられる荷重
F(kg)とのとの関係は、次式で表される。 Q=9.8×d×F ただし、d(c/N)は圧電定数である。
【0033】電荷検出器102では、V=k1 Qで表さ
れる圧電素子22の電荷に比例した電圧Vが発生する。
ここで、k1 は比例定数である。ただし、電荷検出部1
02は空走距離の間はリセット状態にされ、空走距離終
了後に電荷検出部102に電圧が発生する。そして、電
荷検出部102の出力は、A/Dコンバータ106で8
ビットのデータに変換され、メモリ110に記憶され
る。
【0034】図8は32個の圧電素子22のデータを記
憶するためのデータメモリマップである。この実施例で
は、1番目から32番目、または33番目から64番目
までの32個の圧電素子22のデータを1つのラスタと
し、それぞれ8ビットのユニポーラバイナリとして連続
して記憶される。タイヤがセンサ部14上を通過し始め
て、最初の1列データがラスタ1となり、タイヤが規定
量(この実施例では1cm)進んだところで、2回目の
圧電素子22の1列データがラスタ2のデータとして記
憶される。このようにして、圧電素子22のデータが順
次読み取られ、ラスタ1からラスタ44まで記憶され
る。したがって、この実施例では、タイヤの43cm分
のデータが1cmごとに記憶される。
【0035】ラスタ45は、車速カウンタと車輪間カウ
ンタであり、ラスタ46〜ラスタ64はメモリの予備で
あって、この実施例では使用していない。なお、タイヤ
の測定距離の変更は、圧力分布データを記憶するラスタ
数の変更により可能である。
【0036】タイヤ1輪分のデータはバンクとされ、バ
ンク1からバンク32まで合計32輪分のデータを記憶
することができる。バンクの概念としては、図9に示す
ように、バンク1からバンク32までリング状に順次書
き込まれる。そして、図10に示すように、1つのバン
ク書込み終了ごとにタイヤカウンタが更新される。さら
に、キャリフラグとして使用されるカウンタは、タイヤ
カウンタが31から0に移るごとにH,L,Hを繰り返
し、メモリのバンクが最初のバンク1に戻ったことが検
出される。したがって、キャリフラグとタイヤカウンタ
とで、メモリのどの位置にデータが記憶されているかを
知ることができる。データの内容は、バンク1からバン
ク32まで1回転すると、再びバンク1にオーバーライ
トされるので、その間にパーソナルコンピュータ200
に読み込まれる。この読み込みは、たとえばデータサン
プリング中信号がH状態からL状態に変わるエッジで割
り込みをかけることによって行われる。タイヤに関する
データは、パーソナルコンピュータ200で処理され、
たとえば図11に示すように、タイヤ輪荷重の圧力分布
状態を視覚的に表示することができる。
【0037】なお、圧電素子22にかかる荷重が蓋部材
46から他の部分に漏れることによる測定誤差は、パー
ソナルコンピュータ200のソフトウェアによって更生
することができる。この場合、各圧電素子22にかかる
実際の荷重と各圧電素子22の出力とを予め測定してお
き、そのデータをパーソナルコンピュータ200にイン
プットして更生すればよい。また、各圧電素子22の温
度による出力誤差については、サーミスタ50によって
測定された温度によって更生することができる。つま
り、各圧電素子22について、その出力の温度係数を予
め測定しておき、そのデータをパーソナルコンピュータ
200にインプットして更生すればよい。
【0038】このように、このタイヤ輪荷重測定装置1
0では、圧電素子22の配置が直線状であり、従来のも
のに比べて、センサ部14の構造が簡単である。また、
圧電素子22は、従来の感圧導電ゴムを用いたものに比
べて、大きな荷重に耐えることができ、低荷重から高荷
重まで精度よくタイヤ輪荷重の分布状態を測定すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す図解図である。
【図2】図1に示すタイヤ輪荷重測定装置のセンサ部の
内部を正面からみた図解図である。
【図3】図1に示すタイヤ輪荷重測定装置の荷重測定装
置内部を示す平面図である。
【図4】図3に示す荷重測定装置のセンサ部内部の要部
を示す平面図である。
【図5】図1に示すタイヤ輪荷重測定装置のセンサ部の
内部を側面からみた図解図である。
【図6】図1に示すタイヤ輪荷重測定装置のブロック図
である。
【図7】この発明のタイヤ輪荷重測定装置を用いてタイ
ヤの荷重を測定するときのタイムチャート図である。
【図8】この発明のタイヤ輪荷重測定装置を用いて測定
したタイヤに関するデータをメモリに記憶するときのデ
ータメモリマップである。
【図9】図8に示すメモリバンクの書き込み状態を示す
概念図である。
【図10】メモリバンクとタイヤカウンタとキャリフラ
グとの関係を示すタイミング図である。
【図11】この発明のタイヤ輪荷重測定装置を用いて測
定したタイヤ輪荷重の分布状態を表示した例を示す図で
ある。
【図12】この発明の背景となる従来のタイヤ輪荷重測
定装置の一例を示す図解図である。
【符号の説明】
10 タイヤ輪荷重測定装置 12 荷重測定装置 14 センサ部 22 圧電素子 38 第1のコードスイッチ 40 第2のコードスイツチ 100 コントロール部 102 電荷検出器 104 マルチプレクサ 106 A/Dコンバータ 110 メモリ 116 コードスイッチ変換器 118 ロジックコントローラ 200 パーソナルコンピュータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 多 保 田 純 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (72)発明者 牧 野 士 朗 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直線状に配置される複数の圧電素子、 前記複数の圧電素子の一方側に並んで形成される第1の
    コードスイッチおよび第2のコードスイッチ、 前記第1のコードスイッチと前記第2のコードスイッチ
    との間をタイヤが通過したことを検知して車速を測定す
    るための車速検知手段、および前記車速検知手段によっ
    て測定した車速に応じて一定の時間間隔で前記圧電素子
    の電荷を測定することによって、タイヤの荷重分布を測
    定するための荷重測定手段を含む、タイヤ輪荷重測定装
    置。
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