JPH063472B2 - 直流変換装置の制御方法 - Google Patents

直流変換装置の制御方法

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JPH063472B2
JPH063472B2 JP58117231A JP11723183A JPH063472B2 JP H063472 B2 JPH063472 B2 JP H063472B2 JP 58117231 A JP58117231 A JP 58117231A JP 11723183 A JP11723183 A JP 11723183A JP H063472 B2 JPH063472 B2 JP H063472B2
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好男 柳谷
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Fuji Electric Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の属する技術分野〕 この発明はデルタまたは星形に接続された交流側巻線
と、中性点相互間が相間リアクトルを介して接続され位
相を180゜ずらせた2組の星形接続された直流側巻線
とを備えた変圧器と、前記それぞれの直流側巻線と接続
された整流アーム群とを有する直流変換装置において、
各整流アーム群からの直流出力電流を計測し、制御する
方法に関する。この種装置からの直流出力電流の計測に
は、計測装置のコスト、取付スペースなどの観点から、
直流電流を直接計測する代りに、変換装置用変圧器の巻
線に流れる交流電流を変流器によって検出し、これを整
流として間接的に直流出力電流を計測する方法がとられ
ることが多い。
〔従来技術とその問題点〕
ソーダ電解やアルミ電解などの低圧、大電流の直流負荷
の電源として用いられる直流変換装置用変圧器の直流側
巻線には中心点相互間の相間リアクトルを介して接続さ
れた二重星形結線が適用されることが多い。第1図にそ
の結線図を示す。図において1はデルタに接続された交
流側巻線、2,3はそれぞれ星形に接続された直流側巻
線、4は直流側巻線の中性点相互間を接続する相間リア
クトル、5は負荷、U,V,Wは一方の直流側巻線2と
接続された第1の整流アーム群7の各相アーム、X,
Y,Zは他方の直流側巻線3と接続された第2の整流ア
ーム群8の各相アームである。これら第1の整流アーム
群と第2の整流アーム群の直流出力電圧をそれぞれ
,eとし、eとeの波形例を示すと第2図の
ようになる。第2図においてeは破線にて、またe
を一点鎖線にて示す。図からみられるようにeとe
とは位相が60度ずれており、それぞれ直流の平均値と
しては互いに等しいが、瞬時値では斜線で示したような
差電圧が生じておる。この差電圧を2組の直流側巻線
2,3の中性点相互間に設けられた相間リアクトル4に
印加し、その中点Nと直流出力側母線6との間に負荷5
を接続することによって第1,第2の整流アーム群の並
列運転が行われる。このときの直流電圧すなわち負荷5
の端子電圧eを第2図中の実線にて示す。
しかし第1図に示す結線すなわちいわゆる相間リアクト
ル付き二重星形結線においては、整流素子としてサイリ
スタが使用される場合には次のような理由からeの直
流平均値とeの直流平均値が等しくならない場合があ
る。すなわち、 1.第1の整流アーム群7の点弧角と第2の整流アーム群
8の点弧角との間に誤差がある。
2.第1の整流アーム群7の転流リアクタンスと第2の整
流アーム群8の転流リアクタンスとに差がある。
3.第1の整流アーム群7と第2の整流アーム群8との間
に両アーム群の構造的配置からきまる、電磁誘導に基づ
く転流干渉があり、その影響の度合いが互いに等しくな
らない。
このような場合には負荷電流が第1の整流アーム群7と
第2の整流アーム群8とに等分に分流しないだけでな
く、相間リアクトルや変圧器の鉄心は直流偏磁をおこ
し、これによる飽和によって励磁電流が著しく増加した
り鉄損が増えるなどの問題を生ずる。
そこでこの問題を解決する方法の一例を第3図に示す。
第3図は第1の整流アーム群7からの直流出力電流と第
2の整流アーム群8からの直流出力電流が互いに等しく
なるように制御する方法を示すものであって、両方の整
流アーム群に共通の電流設定器における電流設定値と各
整流アーム群からの直流出力電流とを比較することによ
り、整流アーム群を構成する整流素子の点弧角を制御し
ようとするものである。第3図において、24は直流電
流測定用変成器(以下DC−CTと記す)、23は24
の直流電流測定値を入力し、適当なレベルの出力信号に
レベル変換を行なう変換器、25は第1,第2の整流ア
ーム群に共通の電流設定器であって、それぞれのアーム
群から出力される直流出力電流の互に等しい目標値を設
定するもの、22は25による電流設定値と変換器23
からの出力信号とを比較して25の電流設定値に等しい
直流出力電流を得るための点弧角の大きさを求めるとと
もに、この点弧角に応じた出力信号を発生する定電流調
節器、21は整流アーム群に対する点弧パルスの発生器
である。制御系をこのように構成することによって第1
の整流アーム群からの直流出力電流と第2の整流アーム
群からの直流出力電流とを互に等しくし、これによって
相間リアクトルや変圧器鉄心の直流偏磁を防ぎ、過大な
励磁電流の発生を避けかつ鉄損を小さくすることができ
るが、各整流アーム群からの直流出力電流は負荷5がソ
ーダ電解槽やアルミ電解槽の場合には数千アンペアない
し数万アンペアにもなるためDC−CTの大きさも極め
て大きく、従ってこのような直流出力電流を直接検出し
て点弧パルスを制御する制御系はコスト的にもまた設置
スペースの点からも問題があった。
このような問題を解決する別の方法として、直流側巻線
の巻線電流を測定する変流器を直流変換装置中に設け、
その2次側に交番して流れる電流を整流して等価的ない
し間接的に直流出力電流を計測し、これを第3図のDC
−CT24の代りに使用する方法がある。この方法にお
いても直流側巻線の電圧は低圧であるから巻線導体は大
きく、従って変流器も比較的大形となるとともに、個数
も2組すなわち6相分を必要とするという欠点があっ
た。
〔発明の目的〕
この発明は上述のような直流変換装置の直流出力電流の
制御方法の欠点を除去し、経済的で設置スペースをほと
んど必要としない直流出力電流の計測手段により制御す
る方法を提供しようとするものである。を提供しようと
するものである。
〔発明の要点〕
この発明はデルタまたは星形に接続された交流側巻線
と、中性点相互間が相間リアクトルを介して接続され、
位相を互いに180度ずらせた2組の星形接続された直
流側巻線とを備えた変圧器と、前記それぞれの直流側巻
線と接続された整流アーム群とを有する直流変換装置に
おいて、前記交流側巻線の巻線電流を変流器を介して整
流方向が正と負のそれぞれ別の三相半波整流回路に導き
前記各整流アーム群からの直流出力電流を交流側にて分
離計測し、これらの計測値により前記各整流アーム群か
らの直流出力電流を制御しようとするものである。
〔発明の実施例〕
第4図に本発明を構成する直流出力電流を計測する回路
の一実施例を示す。図において101,102,103
はそれぞれ交流側巻線の巻線電流を計測する変流器であ
って、通常は交流側巻線の両側を変圧器タンクの外側に
導出するブッシング導体を1次側導体とするブッシング
形変流器として形成されるが、ここには説明の便宜上交
流側巻線に直接付設した形で示されている。これら変流
器の2次側は星形に接続され、また111,112,11
3はそれぞれ変流器2次側電流iM1,iV1,iW1の正方
向が図の矢印の方向としたときに整流する三相半波整流
回路110の整流素子、116,117,118はそれ
ぞれ変流器2次側電流が負の方向に流れるときに整流す
る三相半波整流回路115の整流素子である。121は
前記正方向側の半波整流回路の出力側に設けられた計測
抵抗、122は同様に負方向側の計測抵抗である。
いま交流側巻線に流れている電流をそれぞれIUφ,I
Vφ,IWφ、変流器101,102,103の2次側
に流れている電流をそれぞれiU1,iV1,iW1とすれば
変流器101,102,103の2次側は星形に接続さ
れているからiU1,iV1,iW1はそれぞれIUφ,I
Vφ,IWφと同一波形であって変流比によってきまる
電流値を示す。ここでiU1,iV1,iW1の流れの正方向
を上述のように図の矢印の方向とすれば、正方向には第
1図に示す第1の整流アーム群の電流I,I,I
に対応する電流が流れ、負方向には第2の整流アーム群
の電流I,I,Iに対応する電流が流れることに
なる。なお第5図は交流側巻線の巻線電流の波形を示す
ものであって、それぞれ電気角が120度の継続時間を
もって1周期ごとに現われる矩形波の直流側巻線の電流
たとえばIと、これと方向が反対で位相が180度す
れた電流Iとの波形からなるように示す。
このようにして変流器の2次側に得られた正方向の電流
は整流素子111,112,113からなる三相半波整
流回路110を介して計測抵抗121に導かれ、また負
方向の電流は116,117,118からなる三相半波
整流回路115を介して計測抵抗122に導かれるか
ら、直流変換装置における2組の整流アーム群からの直
流出力電流を交流側において分離計測することが可能と
なるので、この計測値により前記整流アームからの出力
電流を制御することができる。
以上の直流変換装置の直流出力電流を交流側にて分離計
測する計測回路の実施例は変流器101,102,10
3に2次側負担が計測抵抗121,122を含む三相半
波整流回路のみの場合に対するものであるが、2次側に
さらに保護継電器201,202,203などの負担を
かける場合には、変流器101,102,103の容量
をこれらの負担に応じたものとするとともに、第6図の
実施例に示すように変流器101,102,103の2
次側導体を1次側とする補助変流器104,105,1
06を介在させて保護継電器の回路と三相半波整流回路
とを別回路とすることにより信頼性の高い分離計測回路
を構成することができる。
また上述の実施例においては交流側巻線がデルタ接続と
なっている場合についてのみ説明したが、星形接続の場
合に対しても本発明を適用し得ることが明らかである。
〔発明の効果〕
この発明によれば比較的高電圧小電流の交流側巻線の巻
線電流を計測する小形な変流器を直流変換装置中に設
け、この変流器を介して得られた電流を2組の小形な三
相半波整流回路を介して2個の計測抵抗に導くだけで相
間リアクトル付き二重星形結線の直流変換装置における
各整流アーム群からの直流出力電流を交流側にて分離計
測することができるので、極めて安価に各整流アーム群
からの直流出力電流を均衡せしめる制御を行なうことが
できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は相間リアクトル付き二重星形結線の変圧器を有
する直流変換装置の結線図、第2図は第1図における各
整流アーム群の直流出力電圧と負荷の端子電圧のそれぞ
れの波形を示す図、第3図は前記各整流アーム群からの
直流出力電流を均衡せしめる制御方法を説明する図、第
4図は本発明の一実施例を示す図、第5図は第4図の実
施例に対する本発明の原理を説明する図、第6図は別の
実施例を示す図である。 1…交流側巻線、2,3…直流出力電流、4…相間リア
クトル、7,8…整流アーム群、101,102,10
3…変流器、110,115…三相半波整流回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】デルタまたは星形に接続された交流巻線
    と、中性点相互間が相間リアクトルを介して接続され位
    相を180度ずらせた2組の星形接続された直流側巻線
    とを備えた変圧器と、前記それぞれの直流側巻線と接続
    された整流アーム群とを有する直流変換装置において、
    前記交流側巻線の巻線電流を変流器を介して整流方向が
    正と負のそれぞれ別の三相半波整流回路に導き前記各整
    流アーム群からの直流出力電流を交流側にて分離計測
    し、これらの計測値により前記各整流アーム群からの直
    流出力電流を制御することを特徴とする直流変換装置の
    制御方法。
JP58117231A 1983-06-29 1983-06-29 直流変換装置の制御方法 Expired - Lifetime JPH063472B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5340111B2 (ja) * 1971-12-24 1978-10-25
JPS5382488A (en) * 1976-12-28 1978-07-20 Fuji Electric Co Ltd Current detecting circuit

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