JP3171488B2 - サイクロコンバータ用変圧器 - Google Patents
サイクロコンバータ用変圧器Info
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Description
バータの電源として用いるのに適したサイクロコンバー
タ用変圧器に関するものである。
クロコンバータの従来構成を図2によって説明するに、
この図において、1は三相交流電源、2は電源巻線(一
次巻線)3と正群巻線4および負群巻線5(いずれも二
次巻線)とからなる三相変圧器、6はサイリスタ7を三
相ブリッジ接続してなる正群コンバータ、8はサイリス
タ9を三相ブリッジ接続してなる負群コンバータ、10
および11は両コンバータ6、8の双方の正負直流出力
端子間に接続された循環電流制限リアクトル、12は両
リアクトル10、11の中性点間に接続された負荷であ
る。このようなサイクロコンバータにおいて、各コンバ
ータ6、8のサイリスタ7、9のゲートに所定のパター
ンのゲート信号を与えると、正群コンバータ6の出力端
子間、負群コンバータ8の出力端子間および負荷12の
端子間には、図3に太線で示す波形の電圧eop、eo
nおよびeoが得られる。ここでeoはeopおよびe
onの平均値である。なお、細線は三相交流電源1の出
力電圧波形を、点線は各電圧eop、eonおよびeo
の基本波成分を示す。このようにしてサイクロコンバー
タは、サイリスタの電源に与えるゲート信号を制御する
ことにより、電源周波数をそれよりも低い範囲内で任意
の周波数に直接的に変換する周波数変換回路として利用
される。
ンバータを第1および第2の正群コンバータ6a、6b
によって構成し、負群コンバータを第1および第2の負
群コンバータ8a、8bによって構成する。そして変圧
器13は、第1及び第2の三相電源巻線17a,17b
と、これらに夫々対応する2組の三相正群巻線15a、
15bと、2組の三相負群巻線16a,16bからな
り、各コンバータに三相交流電圧を第1および第2のコ
ンバータ間で30度の位相差を有する関係の下に印加す
る構成にしてなるもので、図2に示すものよりも高調波
成分が低減されるように構成された回路である。通常、
図2に示すような構成のコンバータ部分は6パルスブリ
ッジ構成と称され、図4に示すものは12パルスブリッ
ジ構成と称されている。
コンバータに電源変圧器として使用される三相変圧器1
3は図5のように構成されている。図5は三脚鉄心の一
つの鉄心脚14についてのみ示す。この脚14には第1
の正群コンバータ6aおよび負群コンバータ8a用に第
1の正群巻線15aおよび第1の負群巻線16aと、第
2の正群コンバータ6b用に第2の正群巻線15bおよ
び第2の負群巻線16bと、第1の正、負群巻線と密に
磁気結合されるように配置された第1の電源巻線17a
と、第2の正、負群巻線と密に磁気結合されるように配
置された第2の電源巻線17bとが巻回されている。第
1および第2の電源巻線17a、17bは並列接続され
て他の2個の脚に巻回された電源巻線との間で三相結線
され、第1の正群巻線15aも他の2個の脚に巻回され
た第1の正群巻線との間で三相結線され、同様に残りの
巻線15b、16a、16bも各々他の2個の脚に巻回
された巻線との間で三相結線される。
が三相の場合に適用しようとすると図6のように3台の
三相変圧器が必要になる。図6において、変圧器の保護
のために電源巻線の入力側に変流器18を設ける場合
は、一般に図示したように各変圧器の電源巻線を並列に
接続してなる並列回路に対して共通な一つ給電路に設け
る。
相変圧器を用いる方法がある。図7において、1は三相
交流電源、19、20は3組の正群巻線15a、15
b、15cと3組の負群巻線16a、16b、16cお
よび3組の電源巻線17a、17b、17cを有する三
相変圧器である。この三相変圧器の一脚のみの巻線配置
を示したのが図8である。図8は、図5の構成に正群巻
線15cと負群巻線17cの組を付加した構成に相当し
ている。
線は、図9のごとく接続される。すなわち図9におい
て、第1の三相変圧器19の電源巻線17a、17b、
17cは、各々並列接続されたのち三角結線され、第2
の三相変圧器20の電源巻線17a、17b、17cは
各々並列接続されたのち星形結線され、さらにこれら三
相結線巻線は第1及び第2の変圧器19、20間で並列
接続されたのち三相交流電源1に接続される。変圧器の
保護のための変流器18は、図示のごとく各並列回路に
対して共通な給電路に配置していた。
12パルスブリッジ構成サイクロコンバータの2種類の
構成のうち、図6のものは基本的に3台の変圧器を必要
とするのに対し、図7のものは2台の変圧器で構成され
ているため、無負荷損が低減され、小形軽量である点が
すぐれている。
わせて4組(三相結線を1組とする)の巻線に対応して
1組の変流器(三相結線を1組とする)が用いられてい
るのに対し、図7においては正群負群あわせて6組の巻
線に対応して1組の変流器が用いられているにすぎな
い。この場合、全巻線に同時事故を生ずる最悪時には、
変流器には図6の構成の場合は4組分の巻線電流が流
れ、図7の構成の場合は6組分の巻線電流が流れ、従っ
て、変圧器の二次側での事故電流の検出感度は後者の方
が前者の略2/3に低下していることになる。このこと
は、前記した優れた点を有するにもかかわらず、図7の
構成になる方式の適用を、例えば小容量のシステムに限
られるといった制限を受けざるをえない欠点であった。
からなる12パルスブリッジ構成のサイクロコンバータ
用変圧器において、変圧器の二次側での事故電流の検出
感度を向上させ得るサイクロコンバータ用変圧器を提供
することにある。
ンバータ用変圧器は、3個の脚を有する第1及び第2の
鉄心の各脚に3個の正群巻線、3個の負群巻線および3
個の電源巻線を設け、かつ第1の鉄心の前記3個の電源
巻線を三相結線例えば三角結線して3組の三相巻線を形
成し、第2の鉄心の前記3個の電源巻線を前記第1の鉄
心の電源巻線の三相結線とは異なるタイプに例えば星形
結線して3組の三相巻線を形成し、同一の鉄心の各脚に
設けた正群巻線を三相結線して3組の三相巻線を形成
し、同じく同一の鉄心の各脚に設けた負群巻線を三相結
線して3組の三相巻線を形成し、三相結線された第1の
鉄心の第1組の電源巻線と第2の鉄心の第1組の電源巻
線とを並列に接続し、同様に第1の鉄心の第2組の電源
巻線と第2の鉄心の第2組の電源巻線とを並列に接続
し、さらに第1の鉄心の第3組の電源巻線と第2の鉄心
の第3組の電源巻線とを並列に接続し、その各並列回路
への各共通給電路に変流器を設けたことを特徴とする。
リッジ形サイクロコンバータによれば、三相結線巻線を
1組とすると、1台の変圧器ついて、3組の三相結線電
源巻線が形成され、各組の三相結線の各相に対応した3
個の端子の各々が並列接続された電源巻線の共通給電路
となり、この共通給電路が全体で9個形成され夫々に変
流器が設けられることとなる。この結果、1組の変流器
が負担する巻線の組数は電源巻線では2組、正負郡巻線
数では4組となり、変圧器の個数が2個と少ない点で図
7に示す従来と同様の利点が得られる上に、変流器の事
故電流検出感度が図6に示す従来と同程度に高いものと
なる利点があることを意味する。
明する。この実施例のサイクロコンバータ用変圧器は、
3個の脚30aを有する第1の鉄心30を含む第1の変
圧器と、同じく3個の脚31aを有する第2の鉄心31
を含む第2の変圧器とからなる。第1の鉄心30におい
て、各脚30aには3個の電源巻線32a〜32cと、
3個の正群巻線33a〜33cと、3個の負群巻線34
a〜34cが設けられており、また、これら3個の電源
巻線は異なる3個の脚間で三相結線例えば三角結線さ
れ、それによって三相結線された3組(三相結線された
3個の巻線を1組とする。)の電源巻線回路が形成され
る。
され、且つ同様の結線がなされるが、特に第1の鉄心3
0の巻線電流に対して30度の位相差を生ずるように、
第1の鉄心30の電源巻線とは異なるタイプの三相結
線、例えば星形結線がなされている。一方、第1の鉄心
の各脚に設けた3個の第1の正群巻線32aは従来と同
様に三相結線され、第1の3個の負群巻線34a、第2
の正,負群巻線33b,34b、第3の正,負群巻線3
3c,34cについても同様に三相結線されている。
た第1の鉄心30の第1組の電源巻線32aと第2の鉄
心31の第1組の電源巻線32aとが並列に接続され、
同様に第1の鉄心30の第2組の電源巻線32bと第2
の鉄心31の第2組の電源巻線32bとが並列に接続さ
れ、さらに第1の鉄心30の第3組の電源巻線32cと
第2の鉄心31の第3組の電源巻線32cとが並列に接
続され、その並列回路へ三相交流電源1から給電するた
めの共通給電路35a〜35c(1組),36a〜36
c(1組),37a〜37c(1組)の各々に変流器3
8(1組)が設けられている。
スブリッジ形サイクロコンバータによれば、三相結線巻
線を一組とすると、1台の変圧器である1個の鉄心3
0、31について、3組の三相結線電源巻線が形成さ
れ、各三相結線の各相に対応した3個の端子、即ち共通
給電路35a〜35c(36a〜36cまたは37a〜
37c)が並列接続された2組の電源巻線32a(32
bまたは32c)の共通給電路となり、この共通給電路
が全体で9個形成され、夫々に変流器38が設けられる
こととなる。この結果、1組の変流器38が負担する巻
線の組数は電源巻線では2組、正負部巻線数では4組と
なり、変圧器の個数が2個と少ない点で図7に示す従来
と同様の利点が得られる上に、変圧器の二次側における
変流器の事故電流検出感度が図7のそれの略1.5倍に
向上し、図6に示す従来と同程度に高いものとなる利点
があることを意味する。従って、変圧器の二次側での事
故電流の検出感度が向上するため、従来では適用できな
かった大容量サイクロコンバータにも2個の鉄心で構成
した12パルスブリッジ用サイクロコンバータ用変圧器
の実現が可能になる。
三相結線しているが、同一脚において三相結線してもよ
い。
12パルスブリッジ構成のサイクロコンバータから三相
交流電流を供給するためにそのサイクロコンバータに接
続される電源用変圧器として使用されるのに適し、且つ
これを2個の鉄心で構成でき、その結果、無負荷損が低
減されて小形軽量化が可能になった変圧器においての二
次側事故電流の検出感度が向上し、その適用範囲が拡大
されたサイクロコンバータ用変圧器を提供することがで
きる。
全体的な接続関係と変流器の接続状態を示す結線図
の結線図
ンバータの結線図
圧器の1脚の巻線構成を示す図
相サイクロコンバータの結線図
結線図
圧器の1脚の巻線構成を示す図
変流器の接続状態を示す図
2の鉄心、32a〜32cは電源巻線、33a〜33c
は正群巻線、34a〜34cは負群巻線、35a〜37
cは共通給電路、38は変流器である。
Claims (1)
- 【請求項1】 3個の脚を有する第1及び第2の鉄心の
各脚に3個の正群巻線、3個の負群巻線および3個の電
源巻線を設け、かつ第1の鉄心の前記3個の電源巻線を
三相結線して3組の三相巻線を形成し、第2の鉄心の前
記3個の電源巻線を前記第1の鉄心の電源巻線の三相結
線とは異なるタイプの三相結線して3組の三相巻線を形
成し、同一の鉄心の各脚に設けた正群巻線を三相結線し
て3組の三相巻線を形成し、同じく同一の鉄心の各脚に
設けた負群巻線を三相結線して3組の三相巻線を形成
し、三相結線された第1の鉄心の第1組の電源巻線と第
2の鉄心の第1組の電源巻線とを並列に接続し、同様に
第1の鉄心の第2組の電源巻線と第2の鉄心の第2組の
電源巻線とを並列に接続し、さらに第1の鉄心の第3組
の電源巻線と第2の鉄心の第3組の電源巻線とを並列に
接続し、その各並列回路への各共通給電路に変流器を設
けたことを特徴とするサイクロコンバータ用変圧器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25940892A JP3171488B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | サイクロコンバータ用変圧器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25940892A JP3171488B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | サイクロコンバータ用変圧器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06112071A JPH06112071A (ja) | 1994-04-22 |
JP3171488B2 true JP3171488B2 (ja) | 2001-05-28 |
Family
ID=17333705
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25940892A Expired - Lifetime JP3171488B2 (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | サイクロコンバータ用変圧器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3171488B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6320773B1 (en) * | 2000-10-23 | 2001-11-20 | Illinois Tool Works, Inc. | Transformer/rectifier for aircraft ground power unit |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP25940892A patent/JP3171488B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH06112071A (ja) | 1994-04-22 |
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Legal Events
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