JPH0634717U - スラリ濾過装置 - Google Patents

スラリ濾過装置

Info

Publication number
JPH0634717U
JPH0634717U JP7162192U JP7162192U JPH0634717U JP H0634717 U JPH0634717 U JP H0634717U JP 7162192 U JP7162192 U JP 7162192U JP 7162192 U JP7162192 U JP 7162192U JP H0634717 U JPH0634717 U JP H0634717U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
slurry
cwm
scraper
filtration device
cooling
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP7162192U
Other languages
English (en)
Other versions
JP2593472Y2 (ja
Inventor
紀代司 山口
敏信 島
芳孝 高橋
敬 川野
隆 富井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Babcock Hitachi KK filed Critical Babcock Hitachi KK
Priority to JP1992071621U priority Critical patent/JP2593472Y2/ja
Publication of JPH0634717U publication Critical patent/JPH0634717U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2593472Y2 publication Critical patent/JP2593472Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 CWM(石炭と水の混合スラリ)等のスラリ
の濾過装置において、スラリ中の固体分と水分とが分離
することなく、高効率で粗粒の固体分を分離することが
可能な小型で安価なスラリ濾過装置を提供する。 【構成】 CWM等のスラリの濾過装置の内部に、スラ
リを冷却するための伝熱管を回転可能に内蔵し、かつス
クレーパも回転させて濾過エレメントの目詰りの防止を
はかる。 【効果】 スラリを撹拌しながら冷却(または加熱)を
高効率で行うことができ、スクレーパも回転させるので
濾過エレメントの目詰りがなく、長期にわたり効率のよ
い濾過操作を行うことができる。さらに、別置きの大型
クーラ(または加熱器)が不要となり設備費ならびに機
器設置スペースの低減がはかられる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案はスラリ流体中の異物または所定サイズ以上の粗粒を分離除去するスラ リ濾過装置に係り、特にスラリ流体の加熱もしくは冷却を必要とする場合に好適 な構造のスラリ濾過装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来技術として、ボイラ火炉の燃料として用いられるCWM(Coal Water Mixture…石炭と水の混合スラリ)の製造装置を例に挙げて説明する。 従来のCWM製造装置の構成を図3に示す。このCWM製造装置は、横型ミル 1に、原料である石炭23、水22、添加剤24を供給し、横型ミル1はミル駆 動モータ2により回転され、横型ミル1の内部に装填された鉄製の粉砕ボール3 により石炭は微粉砕される。横型ミル1の出口部には、スクリーン4が設けられ ており、所定サイズ以下の粒度の石炭と水の混合スラリ(CWM)がコレクトタ ンク5に流入し、CWMポンプ6によってCWMクーラ8に圧送される。CWM は、CWMクーラ7にて冷却された後、スラリ濾過器(ストレーナ)7にて、C WM製品として所定粒度以下の微粒スラリを製品として送り出す。一方、ストレ ーナ7で分離された粗粒スラリは、粗粒スラリ回収管9を通過して、横型ミル1 に供給され、再び微粉砕される。 図4に、従来のCWM製造装置に用いられているスラリ濾過器(ストレーナ) 7の断面構造を示す。濾過器本体10の内部には、微細なスリット付きの濾過エ レメント11が設けられており、濾過エレメント11のスリットは、回転式のス クレーパ12で目詰まりを防止している。スクレーパ12は、スクレーパ駆動モ ータ25によって回転される。そして、CWM入口ノズル14から流入した石炭 の微粒分を含んだCWMは、微粒スラリ出口ノズル15から送り出される。また 、粗粒分を含んだ粗粒スラリは、粗粒スラリ出口ノズル16から排出され、横型 ミル1に供給されて、再び微粉砕される。 なお、このスラリ濾過装置に関連する従来技術として、例えば特開平1−21 8610号公報が挙げられる。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
CWMは、微粒の石炭と水、すなわち微粒の固体と水との混合物であり、添加 剤を加えて、固体分と水分との分離を抑制しているが、特にCWMの温度が約6 0℃以上で微細なスリットからなる濾過エレメント11を通過させて粗粒を分離 しようとすると、スリット通過時に固体分と水分が分離されてしまうという特性 を持っている。そのため、スラリ濾過器7の前に、CWMクーラ8を設けてCW Mを約60℃以下に冷却する必要があった。 CWMは、微粒の固体含有混合液であり、粘度も1000cp(センチポァズ )と高く、CWMクーラ8の冷却管内部の流速を早くすると偏流による固体分堆 積や部分的な冷却管閉塞、圧力損失の増大などを招くのでスラリの流速を低く押 えた設計が必要であり、また、スラリの熱伝達性能が低いのでCWMクーラ8の 伝熱面積を大きくした大型のクーラが必要となる。 したがって、上記従来技術においては、大型のCWMクーラ8の設置が必要で 、そのため設備費が高くなると共に、スラリ濾過装置の全体の設置スペースが大 きくなるという問題があった。
【0004】 本考案の目的は、上記従来技術における問題点を解消し、常時、石炭と水の混 合物スラリ(CWM)等を低温に保持して、スラリ中の固体分と水分とが分離さ れることなく、高効率で粗粒の固体分を分離除去することができるスラリ濾過装 置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記本考案の目的は、CWM(石炭と水の混合物スラリ)等のスラリ濾過装置 の内部に、CWMを冷却するための伝熱管を回転可能に内蔵し、かつスクレーパ の回転力を利用して回転させる回転式の熱交換器を設け、かつスクレーパの回転 により濾過エレメントの目詰まりを防止する構造とすることにより達成される。 本考案は、固体粉末と液体の混合物からなるスラリ中の粗粒または異物を濾過 エレメントにより分離除去するスラリ濾過装置において、スラリ濾過装置の濾過 エレメントの内部に、回転式の熱交換器とスクレーパを設けたスラリ濾過装置で ある。そして、上記回転式の熱交換器はスパイラル式熱交換器であることが好ま しい。
【0006】
【作用】
スラリ濾過装置の内部に設けられる冷却管は、スクレーパの回転シャフトを中 心にしてコイル状に構成されており、スラリ流体中を回転させることにより、回 転式冷却管とスラリ流体間の熱交換効率が増大し、伝熱面積を小さくすることが できるので、従来の設備費の高価な別置きの大型クーラを設ける必要がなくなる 。
【0007】
【実施例】
以下に本考案の実施例を挙げ、図面を用いてさらに詳細に説明する。 図1は、CWM製造装置の構成の一例を示す模式図であり、図2は、本考案に よる回転式冷却管17を内蔵したスラリ濾過装置7の断面の断面構造を示す模式 図である。図1に基づき、特に従来技術とは異なるところについて説明する。横 型ミル1からCWMポンプ6に至るCWM製造系統については、従来とほぼ同様 である。CWMポンプ6からスラリ濾過器(ストレーナ)7にCWMは導入され るが、本考案のストレーナ7には回転式冷却管17が内蔵されている。 図2において、スラリ濾過器(ストレーナ)7の濾過器本体10、濾過エレメ ント11、スクレーパ12、CWM入口ノズル14、微粒スラリ出口ノズル15 、粗粒スラリ出口ノズル16は、従来とほぼ同様であるが、本考案によるスラリ 濾過器7の内部には、上記の部品に加えて、回転式冷却管17、冷却水供給シャ フト18、ロータリジョイント19、冷却水入口ノズル20、冷却水出口ノズル 21およびスクレーパと冷却管の駆動モータ13が設けられている。 そして、スラリ濾過器7の分離機能については従来技術とほぼ同様であるので 説明を省略し、本実施例では冷却機能のみについて説明する。回転式冷却管17 は、コイル状に形成されている。この回転式冷却管17は、冷却水供給シャフト 18に接続され、冷却水が供給されると共に、回転式冷却管17に回転力が与え られる構造になっている。なお、冷却水供給シャフト18は、スクレーパ12と も連結されており、スクレーパ12も回転される。回転式冷却管17の出口側は 、ロータリジョイント19を経て冷却水出口ノズル21に、また冷却水供給シャ フト18は、ロータリジョイント19を介して、冷却水入口ノズル20、スクレ ーパと冷却管の駆動モータ13に接続されている。したがって、回転式冷却管1 7は回転しながら冷却水の供給を受け、スラリ濾過器7の内部のCWMを冷却す ることができる。また、回転式冷却管17と同時にスクレーパ12も回転し、濾 過エレメント11の清掃を可能としている。 上記の実施例においては、CWMの冷却管を内蔵して、スラリを冷却する場合 について説明したが、CWMを加熱する必要がある場合には、内蔵している回転 式伝熱管に加熱媒体を導入して加熱用の伝熱管として利用することもでき、スラ リ濾過装置の設備費および設置スペースの低減をはかることが可能となる。
【0008】
【考案の効果】
以上詳細に説明したごとく、本考案のスラリ濾過装置によれば、内部に回転式 の熱交換器を設け、スラリを撹拌しながら冷却(または加熱)することができる ので、熱交換効率が大であり、またスクレーパも回転させるので濾過エレメント の清掃(目詰まりの防止)を行うことができ、長期にわたり効率のよいCWM等 の濾過操作を行うことができる。さらに、別置きの大型クーラ(または加熱器) が不要となり設備費ならびに機器設置スペースの低減をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例で例示したCWMスラリ製造装
置の構成を示す系統図。
【図2】図1に示すスラリ濾過器の構造の一例を示す断
面図。
【図3】従来のCWMスラリ製造装置の構成の一例を示
す系統図。
【図4】従来のスラリ濾過装置の構造の一例を示す断面
図。
【符号の説明】
1…横型ミル 2…ミル駆動モータ 3…粉砕ボール 4…スクリーン 5…コレクトタンク(捕集タンク) 6…CWMポンプ 7…スラリ濾過器(ストレーナ) 8…CWMクーラ 9…粗粒スラリ回収管 10…濾過器本体 11…濾過エレメント 12…スクレーパ 13…スクレーパと冷却管の駆動モータ 14…CWM入口ノズル 15…微粒スラリ出口ノズル 16…粗粒スラリ出口ノズル 17…回転式冷却管 18…冷却水供給シャフト 19…ロータリジョイント 20…冷却水入口ノズル 21…冷却水出口ノズル 22…水 23…石炭 24…添加剤 25…スクレーパ駆動モータ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01D 29/37 29/64 35/16 6953−4D C10L 1/32 C 6958−4H (72)考案者 川野 敬 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内 (72)考案者 富井 隆 広島県呉市宝町6番9号 バブコック日立 株式会社呉工場内

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固体粉末と液体の混合物からなるスラリ中
    の粗粒または異物を濾過エレメントにより分離除去する
    スラリ濾過装置において、該濾過装置の内部に、回転式
    の熱交換器とスクレーパを設けたことを特徴とするスラ
    リ濾過装置。
  2. 【請求項2】請求項1において、回転式の熱交換器はス
    パイラル式熱交換器であることを特徴とするスラリ濾過
    装置。
JP1992071621U 1992-10-14 1992-10-14 スラリ濾過装置 Expired - Lifetime JP2593472Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992071621U JP2593472Y2 (ja) 1992-10-14 1992-10-14 スラリ濾過装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992071621U JP2593472Y2 (ja) 1992-10-14 1992-10-14 スラリ濾過装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0634717U true JPH0634717U (ja) 1994-05-10
JP2593472Y2 JP2593472Y2 (ja) 1999-04-12

Family

ID=13465908

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992071621U Expired - Lifetime JP2593472Y2 (ja) 1992-10-14 1992-10-14 スラリ濾過装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2593472Y2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010167351A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Denso Corp フィルタ装置および燃料噴射装置
JP2016140862A (ja) * 2016-01-22 2016-08-08 月島機械株式会社 縦型濾過濃縮機、該縦型濾過濃縮機を用いた濃縮設備および濃縮方法
CN111514636A (zh) * 2020-04-29 2020-08-11 董保成 一种污水后续净化处理装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010167351A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Denso Corp フィルタ装置および燃料噴射装置
JP2016140862A (ja) * 2016-01-22 2016-08-08 月島機械株式会社 縦型濾過濃縮機、該縦型濾過濃縮機を用いた濃縮設備および濃縮方法
CN111514636A (zh) * 2020-04-29 2020-08-11 董保成 一种污水后续净化处理装置
CN111514636B (zh) * 2020-04-29 2021-11-02 山东超华环保智能装备有限公司 一种污水后续净化处理装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2593472Y2 (ja) 1999-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN101072930B (zh) 使用离心式叶轮和螺旋沟槽的压缩空气净化器
JP5723054B1 (ja) 汚染土壌浄化装置
US3655058A (en) Filtration apparatus
JPH0613120B2 (ja) スラッジの乾燥方法
CN101485944B (zh) 一种水源热泵系统专用滤水器
GB1479553A (en) Continuous filtering process and apparatus
US2442234A (en) Process of and apparatus for filtering materials
JP3295113B2 (ja) 連続湿式粉砕装置
US3018896A (en) Fluid propelling and filtering apparatus
JPH0634717U (ja) スラリ濾過装置
CN103322728A (zh) 一种防阻自除垢原生污水热泵能量提升系统
CN220678178U (zh) 油品净化装置
CN1269500A (zh) 过滤式热交换器
CN100586526C (zh) 处理悬浮液的方法和设备
JPS58150793A (ja) 熱回収装置
CN112229100A (zh) 一种基于污水源的水源热泵系统
JPS593677B2 (ja) ヨウユウロサイヨリネツオカイシユウスルホウホウ
CN218453982U (zh) 生活污水处理设备
CN214050947U (zh) 一种用于预热炉的烟气喷淋除尘设备
US4708722A (en) Air washer and heat exchanger
CN107158819A (zh) 一种自清洁烟气除尘装置及方法
JPH07256133A (ja) 摩砕粉砕
CN102701555A (zh) 一种含油污泥处理池
CN216457363U (zh) 一种用于油水井排液的除渣装置
CN214991353U (zh) 一种可加热式搅拌过滤装置