JPH06347121A - 吸収冷温水機 - Google Patents

吸収冷温水機

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JPH06347121A
JPH06347121A JP16386593A JP16386593A JPH06347121A JP H06347121 A JPH06347121 A JP H06347121A JP 16386593 A JP16386593 A JP 16386593A JP 16386593 A JP16386593 A JP 16386593A JP H06347121 A JPH06347121 A JP H06347121A
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JP
Japan
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solution
regenerator
absorber
pipe
heater
Prior art date
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Pending
Application number
JP16386593A
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English (en)
Inventor
Osayuki Inoue
修行 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ebara Corp
Original Assignee
Ebara Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 運転初期とか、停止時の差圧がないときでも
溶液ポンプが運転でき、溶液循環が可能な吸収冷温水機
を提供する。 【構成】 再生器G、吸収器A、蒸発器E、凝縮器C、
溶液熱交換器Hs及びそれらを連絡する溶液通路1〜4
及び冷媒通路5〜8を有すると共に、溶液通路には溶液
ポンプ15を有し、再生器Gの溶液出口位置が吸収器A
の溶液入口位置よりも低い吸収冷温水機において、溶液
の循環能力判定装置23を設けると共に、再生器からの
濃溶液配管中の熱交換器と吸収器の間4と、吸収器下部
又は吸収器から溶液ポンプ間の希溶液配管の間1に弁1
1を有する配管9を設けたものであり、前記溶液循環能
力判定装置は、再生器の圧力又は再生器と吸収器の差
圧、又はそれらの圧力に相当する物理量を検出して行う
か、又は再生器又は再生器出入口の溶液温度を検出して
行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、吸収冷温水機に係り、
特に、再生器での溶液循環を確保することのできる吸収
冷温水機に関する。
【0002】
【従来の技術】再生器出口位置が、吸収器入口位置より
低い形式の吸収冷温水機においては、位置ヘッドだけで
は、再生器から吸収器への流れが出来ない。吸収器から
再生器へは、ポンプの圧力で押し込めるが、上記の場合
再生器から吸収器へは戻せない。特に、再生器缶胴内に
溶液を貯めて加熱し、溶液上部空間で気液分離する形の
再生器では、吸収器に液がなくなるほど、再生器に溶液
を保有できる。この状態で溶液ポンプを運転しつづける
と、ポンプがキャビテーションをおこし、騒音を発生す
るとともに、こわれることもある。
【0003】従来、このような場合、溶液ポンプを停止
して、圧力ヘッドが生じて溶液循環が可能になるのを待
つ。例えば、冷温水機の起動時、再生器加熱をバーナー
で開始しても、すぐには再生器と吸収器との間に差圧が
できず、溶液ポンプを短時間運転した後、ポンプを停止
し、差圧がつくのを待って、ポンプ運転を再開してい
た。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の問題点を解消し、差圧なしでも溶液ポンプが運転で
き、溶液循環が可能な吸収冷温水機を提供することを課
題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明では、再生器、吸収器、蒸発器、凝縮器、溶
液熱交換器及びそれらを連絡する溶液通路及び冷媒通路
を有すると共に、溶液通路には溶液ポンプを有し、再生
器の溶液出口位置が吸収器の溶液入口位置よりも低い吸
収冷温水機において、溶液の循環能力判定装置を設ける
と共に、再生器からの濃溶液配管中の熱交換器と吸収器
の間と、吸収器下部又は吸収器から溶液ポンプ間の希溶
液配管の間に弁を有する配管を設けることとしたもので
ある。
【0006】前記吸収冷温水機において、溶液循環能力
判定装置が、再生器の圧力又は再生器と吸収器の差圧、
又はそれらの圧力に相当する物理量を検出し、該検出値
が所定の値以下のときに循環能力不足と判断する装置で
あるか、又は再生器又は再生器出入口の溶液温度を検出
し、該検出値が所定の温度以下のときに循環能力不足と
判断する装置である。上記において、溶液循環能力は基
本的には、再生器と吸収器との差圧で決る。
【0007】しかし、再生器と凝縮器とはほとんど同じ
圧力なので、再生器に代えて凝縮器で代用でき、また、
吸収器と蒸発器とはほとんど同じ圧力なので、吸収器に
代えて蒸発器でも代用できる。また、圧力に対する飽和
温度は、凝縮温度あるいは蒸発温度で検知できるので、
これら飽和温度をもとに、循環能力を判断してもよい。
また、バーナー着火後の時間で、循環能力の増加を推定
し、また、バーナー消化後の時間で循環能力の低下を推
定し、循環能力を判断してもよい。
【0008】
【作用】本発明では、差圧なしでも循環可能なように、
吸収器をバイパスする配管を設けるとともに、このバイ
パス配管を利用する条件を検出する装置を設けている。
冷温水機においては、起動時、再生器加熱をバーナーで
開始しても、すぐには再生器と吸収器との間に差圧がで
きない。循環能力を、例えば、再生器温度が所定の温度
(ex.50℃)で判断し、所定の温度以下で、循環能
力不足と判断すれば、前記弁を開として、吸収器をバイ
パスし、位置ヘッドだけで再生器から溶液ポンプ吸込口
まで流動させ、溶液循環系を確保する。所定の温度以上
で、弁を閉として、吸収器を通る本来のサイクルにす
る。所定の温度は、たとえば、吸収器温度+20℃のよ
うにしてもよい。
【0009】また、冷温水機の停止時、再生器加熱を停
止すると、次第に、溶液循環能力がなくなってくる。こ
れを検知して、前記弁を開として、溶液循環を確保し、
吸収冷温水機内の溶液濃度分布をなくし、停止中の結晶
発生を防止することができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面を用いて具体的に説明す
るが、本発明はこれに限定されるものではない。 実施例1 図1に本発明吸収冷温水機のフロー構成図を示す。図1
において、Gは再生器、Aは吸収器、Eは蒸発器、Cは
凝縮器、Hsは溶液熱交換器、管1、2、3、4は溶液
通路、管5、6、7、8、19は冷媒通路、9は溶液バ
イパス通路、10は温水器、11はバイパス弁、12は
溶液配管に設けた冷暖切替え弁、13は冷媒配管に設け
た冷暖切替え弁、14は冷媒バイパス管に設けた弁、1
5は溶液ポンプ、16は冷媒ポンプ、17は燃焼器、1
8は燃焼室、20は冷水通路、21は温水通路、22は
空冷ファン、23は温度検知器(循環能力判定装置)で
ある。
【0011】この装置を用いた冷房運転においては、冷
暖切替え弁12を配管4への流れとし、弁13を開と
し、燃焼器17のバーナーに点火して再生器を加熱する
が、吸収器と再生器の間に差圧が生ずるまではバイパス
弁11を開として、溶液ポンプ15を運転することによ
り、溶液は、ポンプ15−管2−再生器G−管3−管4
−バイパス管9を通り循環する。その後、吸収器との差
圧を例えば温度検出器23により温度差で20℃程度つ
いたなら、バイパス弁11を閉じて、溶液を吸収器Aに
導入する冷房運転を行う。
【0012】冷媒を吸収した希溶液は吸収器Aから管1
を通り、ポンプ15により熱交換器Hsの被加熱側に送
られ、熱交換により加熱された希溶液は管2を通り再生
器Gに導入される。再生器Gにおいては、燃焼器17で
の燃焼ガスの燃焼により、溶液は加熱濃縮され管3から
溶液熱交換器Hsの加熱側を通って、管4から吸収器A
に導入され、再び冷媒を吸収して希溶液となって管1か
ら循環される。
【0013】一方、再生器Gで発生した冷媒蒸気は管
5、管6から凝縮器Cに導入され、凝縮器Cで空冷ファ
ン22によって冷却されて凝縮し、管7から冷媒ポンプ
16により管8を通り、蒸発器Eに導入される。蒸発器
Eの冷媒液は、ポンプ16により管7から管8を通り、
蒸発器Eに循環され、その顕熱分だけ蒸発され冷水17
を冷却する。冷媒蒸気は吸収器Aに導入されて、吸収さ
れ循環する。
【0014】また、冷温水機の停止時には、燃焼器17
のバーナーを停止すると、再生器Gは、次第に温度が低
下して溶液循環能力がなくなってくる。これを検知し
て、弁11を開として、溶液ポンプ15を運転すること
により溶液循環を確保して、吸収冷温水機内の溶液温度
分布をなくし停止中の結晶発生を防止する。また、暖房
運転においては、三方弁12を管3から管2に流れる流
路に切替えて、弁13を閉とする。これによって、再生
器Gと温水器10は、吸収器A、蒸発器E及び凝縮器C
から切り離される。
【0015】そして、再生器で発生した冷媒蒸気は管5
を通り温水器10に入り、凝縮し、その凝縮熱により温
水21を加熱し、この温水が暖房用に使用される。凝縮
した冷媒は管19から、再生器Gからの濃溶液と管3で
合流して、希釈された溶液が管3 、弁12、管2を通
り、燃焼室18の外周で加熱されて再生器Gに導入され
る。再生器Gでは燃焼器17で加熱され、冷媒蒸気を発
生して、循環される。図2は、図1における冷暖切替え
弁12とバイパス弁11を一緒にして兼用させて三方弁
12としたもので、図1と同様な作用を有する。
【0016】実施例2 図3は、二重効用サイクルに弁11をもつバイパス管9
を設置した例を示している。この例では低温再生器G2
を凝縮器Cの上部に設け、また、溶液熱交換器Hsの吸
収器側に、もう一つの溶液熱交換器Hs2 を設けてお
り、吸収器Aからの希溶液をまず溶液熱交換器Hs2
通して加温後に、その一部を抜き出して、低温再生器G
2 に導入し、再生器Gからの高温の冷媒ガスにより加熱
して冷媒蒸気を発生させて濃溶液として溶液熱交換器H
2 の加熱側に導入して循環する経路を設けている。こ
のような二重効用サイクルの冷温水機においても、運転
初期又は停止時にバイパス弁11を開として溶液ポンプ
15を運転することにより、実施例1と同様の作用をす
るものである。
【0017】
【発明の効果】本発明によれば、吸収冷温水機の運転初
期においても、溶液ポンプの運転に必要な溶液量を確保
でき、また、停止時には、冷温水機内の溶液濃度分布を
なくして結晶発生を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の吸収冷温水機のフロー構成図。
【図2】本発明の吸収冷温水機の他のフロー構成図。
【図3】本発明の吸収冷温水機のもう一つのフロー構成
図。
【符号の説明】
G、G2 :発生器、A:吸収器、E:蒸発器、C:凝縮
器、Hs、Hs2 :溶液熱交換器、1〜4:溶液通路、
5〜8:冷媒通路、9:溶液バイパス通路、10:温水
器、11:バイパス弁、12、13:冷暖切替え弁、1
4:冷媒バイパス弁、15、16:ポンプ、17:燃焼
器、18:燃焼室、19:冷媒通路、20:冷水通路、
21:温水通路、22:空冷ファン、23:温度検知器
(循環能力判定装置)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 再生器、吸収器、蒸発器、凝縮器、溶液
    熱交換器及びそれらを連絡する溶液通路及び冷媒通路を
    有すると共に、溶液通路には溶液ポンプを有し、再生器
    の溶液出口位置が吸収器の溶液入口位置よりも低い吸収
    冷温水機において、溶液の循環能力判定装置を設けると
    共に、再生器からの濃溶液配管中の熱交換器と吸収器の
    間と、吸収器下部又は吸収器から溶液ポンプ間の希溶液
    配管の間に弁を有する配管を設けたことを特徴とする吸
    収冷温水機。
  2. 【請求項2】 前記溶液循環能力判定装置が、再生器の
    圧力又は再生器と吸収器の差圧、又はそれらの圧力に相
    当する物理量を検出し、該検出値が所定の値以下のとき
    に循環能力不足と判断する装置であることを特徴とする
    請求項1記載の吸収冷温水機。
  3. 【請求項3】 前記溶液循環能力判定装置が、再生器又
    は再生器出入口の溶液温度を検出し、該検出値が所定の
    温度以下のときに循環能力不足と判断する装置であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の吸収冷温水機。
JP16386593A 1993-06-10 1993-06-10 吸収冷温水機 Pending JPH06347121A (ja)

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JP16386593A JPH06347121A (ja) 1993-06-10 1993-06-10 吸収冷温水機

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JP16386593A Pending JPH06347121A (ja) 1993-06-10 1993-06-10 吸収冷温水機

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JP (1) JPH06347121A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014048010A (ja) * 2012-09-03 2014-03-17 Aisin Seiki Co Ltd 吸収式ヒートポンプ装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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