JPH0634665A - デジタル・オシロスコープのグリッチ検出装置 - Google Patents

デジタル・オシロスコープのグリッチ検出装置

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JPH0634665A
JPH0634665A JP21318692A JP21318692A JPH0634665A JP H0634665 A JPH0634665 A JP H0634665A JP 21318692 A JP21318692 A JP 21318692A JP 21318692 A JP21318692 A JP 21318692A JP H0634665 A JPH0634665 A JP H0634665A
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JP
Japan
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data
glitch
input signal
difference
signal
Prior art date
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Pending
Application number
JP21318692A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Sugiura
勉 杉浦
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0634665A publication Critical patent/JPH0634665A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 信号の正負両方向に発生するグリッチを見逃
さずに検出することができるデジタル・オシロスコープ
のグリッチ検出装置を提供する。 【構成】 入力信号をデジタル・データに変換するA/
D変換手段1と、時間的に前後するデジタル・データ間
の差分絶対値を演算する演算手段3と、差分絶対値を設
定データと比較する第1比較手段4と、第1比較手段に
おいて設定データを超える差分絶対値が検出されたデジ
タル・データについて、その後に入力した入力信号のデ
ジタル・データと比較する第2比較手段8とを設ける。
前後のデータと大きな開きがあるデータが第1比較手段
4によって検出され、その開きが継続的なものかどうか
が第2比較手段8で確認され、第2比較手段8で差が認
められるものがグリッチとして検出される。第2比較手
段8の出力は、オシロスコープの画面表示におけるトリ
ガ信号として使用できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル・オシロスコ
ープ等の波形観測装置において、非正常な波形を検出す
るグリッチ検出装置に関し、特に、電圧レベルに依存す
ることなく正確な検出ができるように構成したものであ
る。
【0002】
【従来の技術】デジタル・オシロスコープでは、入力信
号波形をCRT等の画面上に表示するために、入力信号
をデジタル信号に変換して処理している。
【0003】グリッチ検出装置は、入力信号の中に混じ
る、正常波形から飛び出た非正常なノイズ波形(グリッ
チ)を検出する装置である。
【0004】従来のグリッチ検出装置は、図2に示すよ
うに、入力信号をデジタル信号に変換するアナログ/デ
ジタル(A/D)変換器1と、入力信号とCPU設定デ
ータAとを比較する比較器9と、比較器9の出力で起動
するカウンタ10と、比較器10の出力を保持するデータ保
持回路11と、NAND回路12とを備えている。
【0005】入力信号は、A/D変換器1でデジタル信
号に変換され、アクイジション・メモリに記憶された
後、画面表示のための信号処理が施される。
【0006】この入力信号にグリッチが含まれているか
どうかを検出するため、入力信号が比較器9に導かれ
る。
【0007】グリッチは、正常波形から外れた高い電圧
値を示すが、外れている期間は極めて短い。このグリッ
チを検出するため、入力信号は、比較器9において、C
PUによって設定されたデータAと常時比較される。こ
の設定データAは、それを超えるとグリッチと判定すべ
き基準電圧レベルを決めており、比較器9は、入力信号
が設定データAの電圧値を超えるときに信号を出力す
る。
【0008】入力信号の電圧レベルが基準電圧レベルを
超える場合であっても、その状態が継続的であれば、入
力信号は通常の信号と考えられる。この点を判別するた
め、比較器9の出力は、カウンタ10とデータ保持回路11
とに送出される。
【0009】カウンタ10は、比較器9の出力によってカ
ウントを開始し、CPUの設定データBによって設定さ
れた一定時間が経過すると、カウントを終了してデータ
保持回路11にクロックを出力する。設定データBによっ
て設定された時間は、この時間を超えて基準電圧レベル
を上回る状態が継続するときに、通常の信号と判定され
る時間を現している。
【0010】このクロックによって、データ保持回路11
は、D端子に印加されている比較器9の出力をNAND
回路12に出力する。データ保持回路11の出力がハイのと
きは、電圧基準レベルを超える状態が一定時間以上継続
している場合であるから、グリッチではない。逆に、デ
ータ保持回路11の出力がロウのときは、グリッチである
ことを示している。
【0011】NAND回路12は、データ保持回路12の出
力を受けて、グリッチに対応してハイの信号を出力す
る。
【0012】このように、従来のグリッチ検出装置で
は、入力信号の電圧と、設定した基準電圧レベルとを比
較することによって、グリッチの検出を行なっている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかし、入力信号電圧
を基準電圧レベルと比べる従来の方式では、入力信号の
直流成分(オフセット)が変化して、入力信号レベルが
総体的に上下した場合には、グリッチの検出に誤差を生
じる虞れがあり、例えば、オフセットが低下して、入力
信号の平均レベルが下がったときに、グリッチを見逃し
てしまうという事態が発生する。
【0014】本発明は、このような従来の問題点を解決
するものであり、信号の正負両方向に発生するグリッチ
を見逃さずに検出することができ、また、検出された信
号を画面表示におけるトリガ信号として用いることがで
きるグリッチ検出装置を提供することを目的としてい
る。
【0015】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明では、デ
ジタル・オシロスコープに入力する入力信号のグリッチ
を検出するグリッチ検出装置において、入力信号をデジ
タル・データに変換するA/D変換手段と、時間的に前
後するデジタル・データ間の差分絶対値を演算する演算
手段と、差分絶対値を設定データと比較する第1の比較
手段と、第1の比較手段において設定データを超える差
分絶対値が検出されたデジタル・データについて、その
後に入力した入力信号のデジタル・データと比較する第
2の比較手段とを設けている。
【0016】また、前記第2の比較手段の出力を、デジ
タル・オシロスコープの画面表示におけるトリガ信号と
して用いている。
【0017】
【作用】そのため、前後のデジタル・データと大きな開
きがあるデジタル・データが第1の比較手段によって検
出され、その開きが継続的なものかどうかが、第2の比
較手段の後続データとの比較によって確認され、第2の
比較手段においても差が認められるものがグリッチとし
て検出される。
【0018】また、第2の比較手段の出力を、デジタル
・オシロスコープの画面表示におけるトリガ信号として
使用することにより、グリッチの波形を画面上に静止さ
せて表示させることができる。
【0019】
【実施例】本発明の実施例におけるグリッチ検出装置
は、図1に示すように、入力信号をデジタル・データに
変換するA/D変換器1と、A/D変換器1の出力する
データを、次のデータが出力されるまでの間、保持する
ラッチ回路2と、連続する2つのデータの差の絶対値を
演算して出力する差分絶対値検出回路3と、差分絶対値
検出回路3の出力する絶対値とCPUの設定データとを
比較する比較器4と、比較器4の出力で起動するカウン
タ5と、演算に使われたデータを保持するラッチ回路6
と、比較器4の出力が生じたときにラッチ回路6に保持
したデータが転送されるラッチ回路7と、ラッチ回路7
の出力する遅延データと現在の演算に使用されたデータ
とを比較する比較器8とを備え、また、差分絶対値検出
回路3は、連続する2つのデータの差の値を演算する減
算回路31と、この値の補数を演算する補数回路32と、符
号ビットに応じて演算回路31または補数回路32の出力を
選択するセレクタ33とを具備している。
【0020】また、A/D変換器1、ラッチ回路2およ
び減算回路3は、サンプリング・クロックに同期して動
作を行なう。
【0021】入力信号は、A/D変換器1でデジタル信
号に変換され、変換されたデータは、ラッチ回路2と差
分絶対値検出回路3の減算回路31とに入力する。ラッチ
回路2は、入力したデータを、AD変換器1が次のデー
タを出力するまで保持し、次のデータが出力されると、
保持しているデータをアクイジション・メモリと減算回
路31とに送出する。
【0022】したがって、AD変換器1から連続する2
つのデータA、Bがこの順序で出力されるものとする
と、AD変換器1がデータBを出力するときに、減算回
路31は、AD変換器1からデータBを、また、ラッチ回
路2からデータAを受信することになる。
【0023】減算回路31は、A−Bを演算し、その結果
を補数回路32とセレクタ33とに出力する。同時に、減算
回路31は、AD変換器1から入力したデータBをラッチ
回路6および比較器8に出力する。
【0024】補数回路32は、減算回路31の出力データに
対する1の補数を演算して、セレクタ33に出力する。セ
レクタ33は、減算回路31の出力データの符号が「+」の
ときは、減算回路31の出力を選択し、また、逆に符号が
「−」のときは、補数回路32の出力を選択して出力す
る。
【0025】こうして、差分絶対値検出回路3は、連続
するデータA、Bの差分絶対値を、常時、演算して、そ
の結果を比較器4に送出する。
【0026】比較器4は、入力した差分絶対値D1と、
CPUの設定する設定データD2とを比較し、D1≧D2
のときに、信号をカウンタ5とラッチ回路6とに出力す
る。
【0027】ラッチ回路6は、比較器4からの信号が入
力すると、減算回路31から得ているデータBをラッチ回
路7に出力する。
【0028】一方、カウンタ5は、比較器4からの信号
が入力するとカウントを開始し、CPUの設定データに
よって設定された時間が経過すると、カウントを終了
し、終結信号をクロックとしてラッチ回路7に出力す
る。
【0029】ラッチ回路7は、カウンタ5から終結信号
が入力すると、ラッチ回路6から得ているデータBを比
較器8に出力する。
【0030】比較器8は、ラッチ回路7の出力したデー
タBと、減算回路31がこの時点で出力したデータとを比
較して、差があるときにグリッチ検出信号を出力する。
【0031】このように、実施例のグリッチ検出装置で
は、入力信号の連続するデジタル・データの差分絶対値
と設定データとを比較することによって、前後のデータ
から外れた値を持つデータを検出し、さらに、その外れ
た値のデータを設定時間経過後の入力データと比較する
ことによって、その外れが継続的なものかどうかを確認
している。こうのようにして、2段階の比較を経てグリ
ッチを検出しているため、検出結果に誤りがない。ま
た、入力信号の電圧レベルの直流成分に影響されること
なく、グリッチを検出することが可能である。
【0032】また、比較器8の出力するグリッチ検出信
号は、アクイジション・メモリに記憶した入力信号を画
面表示する場合のトリガ信号として使用できる。
【0033】オシロスコープでは、よく知られているよ
うに、被観測入力信号に同期したトリガ信号を掃引信号
発生器に送り、画像表示における水平軸の掃引信号を被
観測入力信号に同期して発生させることにより、表示画
面に入力信号波形を静止して表示することができる。
【0034】実施例のグリッチ検出装置の比較器8によ
って出力されるグリッチ検出信号をオシロスコープの掃
引信号発生器にトリガ信号として導くことにより、表示
画面上に、グリッチを静止画像として表示することがで
きる(正常波形は流れながら表示される)。
【0035】
【発明の効果】以上の実施例の説明から明らかなよう
に、本発明のグリッチ検出装置では、入力信号の電圧レ
ベル(オフセット)に依存することなく、入力信号の正
負両方向に発生するグリッチを正しく検出することがで
きる。
【0036】また、検出した信号をトリガ信号として使
用することにより、グリッチをオシロスコープの表示画
面上に静止して表示させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のグリッチ検出装置における一実施例の
構成を示すブロック図、
【図2】従来のグリッチ検出装置の一例の構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 A/D変換器 2、6、7 ラッチ回路 3 差分絶対値検出回路 31 減算回路 32 補数回路 33 セレクタ 4、8、9 比較器 5、10 カウンタ 11 データ保持回路 12 NAND回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 デジタル・オシロスコープに入力する入
    力信号のグリッチを検出するグリッチ検出装置におい
    て、 前記入力信号をデジタル・データに変換するA/D変換
    手段と、時間的に前後する前記デジタル・データ間の差
    分絶対値を演算する演算手段と、前記差分絶対値を設定
    データと比較する第1の比較手段と、該第1の比較手段
    において設定データを超える差分絶対値が検出されたデ
    ジタル・データについて、その後に入力した入力信号の
    デジタル・データと比較する第2の比較手段とを設けた
    ことを特徴とするグリッチ検出装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の比較手段の出力を、デジタル
    ・オシロスコープの画面表示におけるトリガ信号とする
    ことを特徴とする請求項1に記載のグリッチ検出装置。
JP21318692A 1992-07-20 1992-07-20 デジタル・オシロスコープのグリッチ検出装置 Pending JPH0634665A (ja)

Priority Applications (1)

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JP21318692A JPH0634665A (ja) 1992-07-20 1992-07-20 デジタル・オシロスコープのグリッチ検出装置

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JPH0634665A true JPH0634665A (ja) 1994-02-10

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ID=16634969

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JP21318692A Pending JPH0634665A (ja) 1992-07-20 1992-07-20 デジタル・オシロスコープのグリッチ検出装置

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JP (1) JPH0634665A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7039573B2 (en) 2000-12-28 2006-05-02 Renesas Technology Corp. Method of formulating load model for glitch analysis and recording medium with the method recorded thereon
US11422183B2 (en) * 2017-06-15 2022-08-23 Nagravision S.A. Method for detecting at least one glitch in an electrical signal and device for implementing this method

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7039573B2 (en) 2000-12-28 2006-05-02 Renesas Technology Corp. Method of formulating load model for glitch analysis and recording medium with the method recorded thereon
US11422183B2 (en) * 2017-06-15 2022-08-23 Nagravision S.A. Method for detecting at least one glitch in an electrical signal and device for implementing this method
AU2018285321B2 (en) * 2017-06-15 2024-01-25 Nagravision S.A. Method for detecting at least one glitch in an electrical signal and device for implementing this method

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