JPH06346045A - 湿式摩擦材用組成物及びそれを用いた湿式摩擦材の製造方法 - Google Patents

湿式摩擦材用組成物及びそれを用いた湿式摩擦材の製造方法

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JPH06346045A
JPH06346045A JP15633993A JP15633993A JPH06346045A JP H06346045 A JPH06346045 A JP H06346045A JP 15633993 A JP15633993 A JP 15633993A JP 15633993 A JP15633993 A JP 15633993A JP H06346045 A JPH06346045 A JP H06346045A
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friction material
friction
composition
wet friction
fiber
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JP15633993A
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English (en)
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Masahiro Hieda
正博 檜枝
Tokio Kamoshita
時男 鴨下
Keisuke Morita
啓介 森田
Hiroshi Sasaki
博 佐々木
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 混合が容易で、短時間で均一な混合物が得ら
れ、かつ製造が簡単で、しかも高摩擦係数及び耐久性を
有し、厚い皮膜を得ることができ、スティックスリップ
が起こりにくい 【構成】(1)フッ素樹脂塗料、固体潤滑剤及びガラス
繊維、炭素繊維又はセラミックス繊維から選ばれた少な
くとも1つからなる繊維状摩擦調整剤を含む湿式摩擦材
用組成物。(2)前記(1)記載の湿式摩擦材用組成物
を摩擦材の芯となる鋼板上に塗布し、乾燥後焼付けるこ
とにより乾性皮膜を形成することを特徴とする湿式摩擦
材の製造方法であり、乾性皮膜の厚さが30μm〜30
0μmである。本発明に用いられるフッ素樹脂塗料は、
主として市販のフッ素樹脂塗料をそのまま用いることが
好ましい。また固体潤滑剤は、黒鉛、窒化ほう素、マイ
カ、二硫化モリブデン、二硫化タングステン、ポリ−p
−ヒドロキシ安息香酸等が、また繊維状摩擦調整剤は、
ガラス繊維、炭素繊維又はセラミックス繊維であり、こ
れらは繊維径は3μm〜30μmが好ましい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、湿式摩擦材用組成物及
びそれを用いた湿式摩擦材に関し、更に詳しくは自動
車、車両、産業機械等の動力伝達、制御等に用いられる
摩擦材が、特に油中に浸した状態で使用されるクラッ
チ、ブレーキ等において、高摩擦係数を有し、スティッ
クスリップが起こりにくい湿式摩擦材用組成物及びそれ
を用いて簡単に作製し得る湿式摩擦材の製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、摩擦多板式差動制限装置は、車両
の駆動車軸に駆動力を分配伝達するための装置であっ
て、例えば旋回時や悪路走行時等において、左右駆動車
輪の回転数差を制御しながら駆動力を左右駆動車輪に分
配伝達するものである。(摩擦多板式差動制限装置の詳
細は、特開平2−212633号公報参照)このような
摩擦多板式差動制限装置の内部は、摩擦板の間にクラッ
チ板が挟まれて設けられ、更に潤滑剤として鉱物油が充
填されており、これらの摩擦板とクラッチ板とを摺動さ
せることにより回転数差を制御している。
【0003】この摩擦板の材料としては、従来、(1)
摩擦摺動面となる鋼板の表面にマンガン系リン酸被膜を
形成したもの、(2)鋼板の表面を研磨等の機械加工を
施し、その後塩酸処理をして表面を多孔質にしたもの、
(3)前記塩酸処理により表面を多孔質にした後、更に
マンガン系リン酸被膜を形成したもの、(4)セルロー
ス繊維、珪藻土等をフェノール樹脂等のバインダーレジ
ンで鋼板上に厚膜形成したペーパー系摩擦材等が挙げら
れるが、更に研究開発が進み、最近では固体潤滑剤とし
て、二硫化モリブデンと四弗化エチレン樹脂を含む乾性
被膜を有する摩擦板が特開平2−212633号公報に
開示されており、この乾性被膜を有する摩擦板は、摩擦
性能に優れ、かつ耐摩耗性に優れると共にスティックス
リップ現象による異音の発生が防止されることが示され
ている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
開平2−212633号公報に開示された乾性被膜を有
する摩擦板は、前述の如き優れた性能を有するものの、
厚く塗布すると皮膜が剥がれる恐れがあり皮膜の耐久性
に問題があり、また摩擦板の使用枚数を減らしたり、摩
擦板の小型化を図るという点からみても、今一つ十分で
はない。
【0005】更に前記公報記載の摩擦板用皮膜では、摩
擦係数を所望の値に調整するのに、バインダー、溶剤、
固体潤滑剤、摩擦調整剤等のいくつかの成分をボールミ
ル等で攪拌混合するので、その製造方法に時間がかかる
という欠点があった。
【0006】そこで、本発明者等は、これらの点につい
て更に検討した結果、フッ素樹脂塗料を用いると共に摩
擦調整剤としてガラス繊維、炭素繊維又はセラミックス
繊維を用いることにより短時間で均一な混合物とするこ
とができるばかりでなくいっそう優れた摩擦板性能が得
られると共に摩擦板を簡単に作製し得ることを見出し、
ここに本発明をなすに至った。
【0007】したがって、本発明の目的は、混合が容易
で、短時間で均一な混合物が得られ、かつ製造が簡単
で、しかも高摩擦係数及び耐久性を有し、厚い皮膜を得
ることができ、スティックスリップが起こりにくい湿式
摩擦材用組成物及びそれを用いた湿式摩擦材の製造方法
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の各発明によって達成される。 (1)フッ素樹脂塗料、固体潤滑剤及びガラス繊維、炭
素繊維又はセラミックス繊維から選ばれた少なくとも1
つからなる繊維状摩擦調整剤を含む湿式摩擦材用組成
物。
【0009】(2)前記第1項記載の湿式摩擦材用組成
物を摩擦材の芯となる鋼板上に塗布し、乾燥後焼付ける
ことにより乾性皮膜を形成することを特徴とする湿式摩
擦材の製造方法。
【0010】(3)乾性皮膜の厚さが30μm〜300
μmであることを特徴とする前記第2項記載の湿式摩擦
材の製造方法。
【0011】以下、本発明を更に詳しく説明する。本発
明は、湿式摩擦材用組成物の製造に際し、フッ素樹脂塗
料と固体潤滑剤及びガラス繊維、炭素繊維又はセラミッ
クス繊維から選ばれた少なくとも1つからなる繊維状摩
擦調整剤とを用いたので、湿式摩擦材用組成物の分散を
均一に行うことができ、しかも従来に増して厚い皮膜を
得ることができ、その上摩擦板に優れた摩擦性能を付与
することができる。
【0012】また本発明の摩擦板の製造方法において
は、鋼板に塗料を塗装すると同様に簡単に被覆すること
ができる。本発明に用いられるフッ素樹脂塗料として
は、主として市販のフッ素樹脂塗料をそのまま用いるこ
とが好ましいが、フッ素樹脂塗料を構成する以下の成分
を含む塗料を用いることができる。
【0013】フッ素樹脂は、耐摩耗性、耐熱性に優れた
性能を有する熱可塑性樹脂であり、例えば、一フッ化ビ
ニル樹脂、二フッ化ビニリデン樹脂、三フッ化塩化エチ
レン樹脂、四フッ化エチレン樹脂、テトラフルオロエチ
レン重合体、フルオロオレフィン−ヒドロキシアルキル
エーテル共重合体、フルオロオレフィン−ヒドロキシア
ルキルアクリレート共重合体、フルオロオレフィン−ヒ
ドロキシアルキルメタクリレート共重合体、フルオロオ
レフィン−アリルアルコール共重合体、フルオロオレフ
ィン−メタアリルアルコール共重合体、フルオロオレフ
ィン−シクロヘキシルビニルエーテル共重合体、フルオ
ロオレフィン−グリシジルビニルエーテル共重合体等が
挙げられる。
【0014】ここで用いられるフルオロオレフィンとし
ては、テトラフルオロエチレンおよびクロロトリフルオ
ロエチレンが挙げられる。更に前記共重合体と共重合し
得る単量体としては、エチレン、プロピレン、イソブチ
レン、ブテン−1等のオレフィン類、エチルビニルエー
テル、イソブチルビニルエーテル、n−ブチルビニルエ
ーテル、シクロヘキシルビニルエーテル類が挙げられ
る。
【0015】該フッ素樹脂を成分とする塗料を製造する
には、有機溶剤系や水分散系のいづれの型にしてもよ
く、有機溶剤系塗料とするために用いられる溶剤として
は、種々の溶剤が使用可能であり、例えばキシレン、ト
ルエンの如き芳香族炭化水素類、n−ブタノールの如き
アルコール類、酢酸ブチルの如きエステル類、メチルイ
ソブチルケトンの如きケトン類、エチルセロソルブの如
きグリコールエーテル類が挙げられ、更に市販の各種シ
ンナーも同様に使用される。また水分散系のフッ素樹脂
塗料とする場合は、水が用いられる。
【0016】前記フッ素樹脂と溶剤とは、好ましくはボ
ールミル、ペイントシェーカー、サンドミル、三本ロー
ル、ジェットミル、ニーダー等の通常塗料製造用の混合
機器が用いられる。塗料を製造するには、好ましくは更
にバインダー樹脂、顔料、分散安定剤、粘度調整剤、レ
ベリング剤、ゲル化防止剤、可塑剤、乾燥剤、硬化剤、
皮張り防止剤、たれ防止剤、その他塗料として必要な添
加剤を添加することができる。
【0017】本発明においては、上記の各成分を含む塗
料の他、特公平2−16325号、特公平2−3307
0号、特公平2−63999号の各公報に記載されてい
るフッ素樹脂塗料、市販のフッ素樹脂塗料、例えばポリ
フロンタフコートエナメルTC−7109BK(有機溶
媒系フッ素樹脂塗料、ダイキン工業(株)製)、ポリフ
ロンタフコートエナメル TCW−8109BK(水溶
媒系フッ素樹脂塗料、ダイキン工業(株)製)を用いる
こともできる。本発明に用いられる固体潤滑剤として
は、黒鉛、窒化ほう素、マイカ、二硫化モリブデン、二
硫化タングステン、ポリ−p−ヒドロキシ安息香酸等が
挙げられる。
【0018】本発明に用いられる繊維状摩擦調整剤とし
ては、ガラス繊維、炭素繊維又はセラミックス繊維から
選ばれた少なくとも1つが用いられ、これらは繊維径は
3μm〜30μmが好ましく、更には5μm〜20μm
が好ましい。この繊維径が3μmより小さい場合は、摩
擦調整剤としての役割が十分でなく、本発明の効果が十
分発揮できない。
【0019】また繊維径が30μmより大きい場合に
は、フッ素樹脂塗料との結合が十分でなく、摺動により
繊維の脱落を起こし摩擦性能を悪化させる。繊維のアス
ペクト比はあまり大きくなく約10のものがよく、した
がって繊維の長さが短い方がよく、30μm〜300μ
m、好ましくは50μm〜200μmである。
【0020】この繊維の長さが30μmより短い場合
は、フッ素樹脂塗料との結合が十分でなく、摺動により
繊維の脱落を起こし摩擦性能を悪化させる。またこの繊
維の長さが300μmより長い場合には、十分な混合が
できず不均一なものとなり十分な摩擦性能を得ることが
できない。
【0021】本発明の湿式摩擦材用組成物を用いること
により摩擦板に薄く被覆することができ、好ましくは皮
膜の厚さは30μm以上とすることができ、しかも従来
のものより長時間良好な摩擦性能を得ることができる。
この皮膜の厚さが300μmを超えると均一に塗布する
ことが難しくなり、十分な摩擦性能を得ることができな
い。
【0022】本発明において、フッ素樹脂塗料に対して
固体潤滑剤の割合は、3重量%〜40重量%であり、好
ましくは5重量%〜30重量%である。固体潤滑剤の量
が3重量%より少ない時は、μ−V特性がスティックス
リップ防止に有利な正の傾きを保てなくなる。また摩擦
係数の安定性に寄与する効果も期待できなくなり、40
重量%より多い時は、フッ素樹脂塗料に分散し難く不均
一なものとなり、十分な摩擦性能を得ることができな
い。またスプレー等で製造する場合、ノズルに詰まりや
すくなる等の現象が起こって製造し難くなる。
【0023】またフッ素樹脂塗料に対して繊維状摩擦調
整剤の割合は、1重量%〜30重量%であり、好ましく
は3重量%〜20重量%である。繊維状摩擦調整剤の量
が1重量%より少ない時は、μ−V特性がスティックス
リップ防止に有利な正の傾きを保てず、その結果異音の
発生が避けられなくなる。また摩擦係数の向上効果も期
待できなくなり、30重量%より多い時は、フッ素樹脂
塗料に分散し難く不均一なものとなり、十分な摩擦性能
を得ることができない。またスプレー等で製造する場
合、ノズルに詰まりやすくなる等の現象が起こって製造
し難くなる。
【0024】本発明においては、湿式摩擦材用組成物を
摩擦板に被覆する方法としては、塗料を塗布する場合と
同様に扱うことができ、例えば刷毛塗りは、勿論のこと
エアスプレー、ディッピング、ロールコート等の方法に
より被覆することができる。得られた被覆は、乾燥後焼
付けにより表面に強固な乾性皮膜を形成する。
【0025】
【作用】本発明において、フッ素樹脂塗料を潤滑剤を兼
ねた結合剤として用いたので、高摩擦係数が得られ、摩
擦板に好適に使用され、しかも鋼板への被覆が塗料を塗
布すると同様に容易に被覆することができる。また繊維
状摩擦調整剤であるガラス繊維、炭素繊維又はセラミッ
クス繊維は、繊維の長さが短いので、混合が容易である
ばかりでなくフッ素樹脂塗料と組み合わせているので、
いっそう混合が容易であり、混合時間が短縮され、短時
間で均一な混合物が得られる。
【0026】
【実施例】以下、本発明の実施例を挙げて、本発明を更
に詳しく説明するが、本発明はこの実施例によって限定
されるものではない。 実施例1〜4及び比較例1〜2 (1)湿式摩擦材用組成物の製造方法 湿式摩擦材用組成物 固体潤滑剤・・・・二硫化モリブデン 17g フッ素樹脂塗料・・TCW−8109BK (ダイキン工業(株)製) 100g ガラス繊維・・・・アスペクト比 7 13g 塗料溶剤・・・・・水 10g 上記において、フッ素樹脂塗料を塗料溶剤に溶かし適度
の粘度にした後、固体潤滑剤を混合し、更にガラス繊維
を加えて1時間攪拌して均一の混合物を得た。
【0027】(2)摩擦板への被覆 鋼板からなる摩擦用板に前記(1)で製造した摩擦材用
組成物をエアースプレーで被覆して厚さ90μmの皮膜
をえた。これを乾燥した後、330℃で20分焼付けて
硬化して摩擦板を作製した。同様の製造方法で、表1に
示すNo.1〜6の組成で、比較例1、2及び実施例1
〜4の摩擦板を製造した。
【0028】
【表1】
【0029】摩擦板は、以下の摩擦試験及び摩耗試験を
行うことにより評価した。
【0030】(3)摩擦試験 サンプル:乾性皮膜(この実施例の(1)、(2))で
形成した摩擦板 相手材 :S45C(外径:81mm、内径:50m
m、表面粗さ:Ra0.2μm) 荷重 :1MPa 回転数 :2〜29rpm 試験 :定常すべり摩擦試験機にてATF中で摺動さ
せ、すべり速度と摩擦係数の関係を測定した。
【0031】(4)摩耗試験 サンプル:乾性皮膜(この実施例の(1)、(2))で
形成した摩擦板 相手材 :S45C(外径:81mm、内径:50m
m、表面粗さ:Ra0.2μm) 荷重 :0.4MPa 回転数 :100rpm 試験 :定常すべり摩擦試験機にてATF中で500
時間摺動させ、摩擦係数の変化と摩耗量(摩耗深さ)を
測定した。
【0032】得られた結果を表2及び図1に示す。
【0033】
【表2】
【0034】表2から明らかなように、比較例1及び2
では、摩擦係数が低く、また動摩擦係数と静摩擦係数が
似たような範囲にあるのに対して、本発明では摩擦係数
が高いばかりでなく静摩擦係数より動摩擦係数が高いの
で、スティックスリップ現象が防止される。
【0035】また本発明は比較例2より摩耗量が少な
く、また皮膜の厚さも厚く被覆することができる。更に
表面粗さも好ましく、製造方法も短時間で均一分散する
ことができることがわかる。更にまた実施例2につい
て、耐久性を調べた結果、図1から明らかなように、5
00時間の試験でも殆ど摩擦係数は変わらず、本発明の
摩擦版には耐久性があることがわかる。
【0036】
【発明の効果】本発明は、フッ素樹脂塗料を摩擦材用組
成物の一成分として用いたので、短時間で均一な混合物
が得られ、かつ製造が簡単で、しかも高摩擦係数及び耐
久性を有し、スティックスリップが起こりにくい湿式摩
擦材用組成物及びそれを用いた湿式摩擦材が得られる。
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月17日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0036
【補正方法】変更
【補正内容】
【0036】
【発明の効果】本発明は、フッ素樹脂塗料を摩擦材用組
成物の一成分として用いたので、短時間で均一な混合物
が得られ、かつ製造が簡単で、しかも高摩擦係数及び耐
久性を有し、スティックスリップが起こりにくい湿式摩
擦材用組成物及びそれを用いた湿式摩擦材が得られる。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】回転数と摩擦係数との関係を示すグラフであ
る。
【図2】本発明に用いられる摩擦材における時間と摩擦
係数との関係を示すグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 博 埼玉県大宮市北袋町一丁目297番地 三菱 マテリアル株式会社セメント研究所内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フッ素樹脂塗料、固体潤滑剤及びガラス
    繊維、炭素繊維又はセラミックス繊維から選ばれた少な
    くとも1つからなる繊維状摩擦調整剤を含む湿式摩擦材
    用組成物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の湿式摩擦材用組成物を摩
    擦材の芯となる鋼板上に塗布し、乾燥後焼付けることに
    より乾性皮膜を形成することを特徴とする湿式摩擦材の
    製造方法。
  3. 【請求項3】 乾性皮膜の厚さが30μm〜300μm
    であることを特徴とする請求項2記載の湿式摩擦材の製
    造方法。
JP15633993A 1993-06-03 1993-06-03 湿式摩擦材用組成物及びそれを用いた湿式摩擦材の製造方法 Withdrawn JPH06346045A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105387105A (zh) * 2015-12-08 2016-03-09 安徽创新电磁离合器有限公司 一种摩擦系数高的汽车刹车片的摩擦块组合料
CN105422697A (zh) * 2015-12-08 2016-03-23 安徽创新电磁离合器有限公司 一种制动器芳纶纤维摩擦片及其制造方法
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WO2020102625A1 (en) * 2018-11-16 2020-05-22 Schaeffler Technologies AG & Co. KG Wet friction materials with mica silicate

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