JPH06345714A - ウレア誘導体及びその塩 - Google Patents

ウレア誘導体及びその塩

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JPH06345714A
JPH06345714A JP14082693A JP14082693A JPH06345714A JP H06345714 A JPH06345714 A JP H06345714A JP 14082693 A JP14082693 A JP 14082693A JP 14082693 A JP14082693 A JP 14082693A JP H06345714 A JPH06345714 A JP H06345714A
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JP
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compound
formula
general formula
reaction
solvent
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JP14082693A
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Kazuo Ogawa
和男 小川
Tomoyasu Ono
友靖 大野
Haruo Yamada
晴雄 山田
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Taiho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taiho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式 〔式中、R及びRは同一又は異なって水素原子、ハ
ロゲン原子を有することのある低級アルキル基、ハロゲ
ン原子を有することのある低級アルコキシ基又はハロゲ
ン原子を、Rは水素原子又は低級アルキル基をそれぞ
れ示す。またRは水素原子を、Rは水素原子又は低
級アルキル基を示すか又はR及びRは両者が互いに
結合してエチレン鎖で環を形成してもよい。〕で表わさ
れるウレア誘導体。 【効果】 このウレア誘導体は、ステロール生合成阻害
活性及び脂肪酸生合成阻害活性を有し、抗脂血症剤等と
して有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は新規なウレア誘導体、よ
り詳しくは脂肪酸合成阻害作用及びコレステロール合成
阻害作用を合せ持つ点で殊に抗高脂血症剤として有用な
上記化合物に関する。
【0002】
【従来の技術】本発明のウレア誘導体は文献未載の新規
化合物である。しかして、従来脂肪酸合成阻害作用及び
コレステロール合成阻害作用を有する化合物としては、
例えば特開平2−56452号公報や特開平3−275
666号公報等に記載のフェニルカルボン酸誘導体が知
られているが、上記両作用を充分に満足できる程度に合
せ持つ化合物は知られていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、脂肪
酸合成阻害作用及びコレステロール合成阻害作用を合せ
持ち、殊に抗高脂血症剤として有用な化合物を提供する
点にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明によれば下記一般
式(1)で表わされるウレア誘導体及びその塩が提供さ
れる。
【0005】
【化2】
【0006】〔式中、R1 及びR2 は同一又は異なって
水素原子、ハロゲン原子を有することのある低級アルキ
ル基、ハロゲン原子を有することのある低級アルコキシ
基又はハロゲン原子を、R3 は水素原子又は低級アルキ
ル基をそれぞれ示す。またR4は水素原子を、R5 は水
素原子又は低級アルキル基を示すか又はR4 及びR5
両者が互いに結合してエチレン鎖で環を形成してもよ
い。〕 本発明化合物は、脂肪酸合成阻害作用及びコレステロー
ル合成阻害作用を合せ持ち、殊に抗高脂血症剤、動脈硬
化症予防及び治療剤、抗肥満薬等の医薬品として有用で
ある。
【0007】上記一般式(1)中、R1 、R2 、R3
4 及びR5 で定義される各基及び本明細書中に記載の
各基は、具体的にはそれぞれ次の通りである。
【0008】即ち、低級アルキル基としては、例えばメ
チル、エチル、n−プロピル、イソプロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、sec −ブチル、tert−ブチル、ペンチ
ル、ヘキシル基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状低
級アルキル基を例示できる。
【0009】ハロゲン原子を有する低級アルキル基とし
ては、例えばクロロメチル、ブロモメチル、ヨードメチ
ル、フルオロメチル、ジクロロメチル、ジブロモメチ
ル、ジフルオロメチル、トリクロロメチル、トリブロモ
メチル、トリフルオロメチル、2−クロロエチル、2−
ブロモエチル、2−フルオロエチル、1,2−ジクロロ
エチル、2,2−ジフルオロエチル、1−クロロ−2−
フルオロエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、
2,2,2−トリクロロエチル、3−フルオロプロピ
ル、3,3,3−トリクロロプロピル、4−クロロブチ
ル、5−クロロペンチル、6−クロロヘキシル、3−ク
ロロ−2−メチルプロピル基等のハロゲン原子を1〜3
個有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状アルキル基を
例示できる。
【0010】低級アルコキシ基としては、例えばメトキ
シ、エトキシ、n−プロポキシ、イソプロポキシ、イソ
ブトキシ、n−ブトキシ、sec −ブトキシ、tert−ブト
キシ、n−ペンチルオキシ、イソペンチルオキシ、n−
ヘキシルオキシ基等の炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状
アルコキシ基を例示できる。
【0011】ハロゲン原子を有する低級アルコキシ基と
しては、例えばクロロメトキシ、ブロモメトキシ、ヨー
ドメトキシ、フルオロメトキシ、ジクロロメトキシ、ジ
ブロモメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリクロロメト
キシ、トリブロモメトキシ、トリフルオロメトキシ、2
−クロロエトキシ、2−ブロモエトキシ、2−フルオロ
エトキシ、1,2−ジクロロエトキシ、2,2−ジフル
オロエトキシ、1−クロロ−2−フルオロエトキシ、
2,2,2−トリフルオロエトキシ、2,2,2−トリ
クロロエトキシ、3−フルオロプロポキシ、3,3,3
−トリクロロプロポキシ、4−クロロブトキシ、5−ク
ロロペンチルオキシ、6−クロロヘキシルオキシ、3−
クロロ−2−メチルプロピルオキシ基等のハロゲン原子
の1〜3個を有する炭素数1〜6の直鎖又は分枝鎖状ア
ルコキシ基を例示できる。
【0012】ハロゲン原子には、弗素原子、塩素原子、
臭素原子、ヨウ素原子が包含される。
【0013】本発明の上記一般式(1)で表わされる化
合物の塩としては、薬学的に許容される塩基性化合物の
塩、例えばナトリウム、カリウム、マグネシウム、カル
シウム等のアルカリ金属及びアルカリ土類金属の塩や、
アンモニア、メチルアミン、ジメチルアミン、ピペリジ
ン、シクロヘキシルアミン、トリエチルアミン等のアミ
ン類等の有機化合物の塩を例示できる。
【0014】以下、本発明の上記一般式(1)で表され
るウレア誘導体の製造方法につき反応工程式を挙げて詳
述すれば、該化合物は例えば下記A法及びB法に示すご
とき方法により製造することができる。之等各方法にお
いて、原料として使用される一般式(II)、(V)、
(VI)及び(VII)で表わされる各化合物は、公知
の入手容易な化合物であるか公知の合成法により製造す
ることができる〔例えばJournal of Medicinal Chemist
ry, 31, 2136 (1988) 、J.Amer.Chem.Soc., 76, 936 (1
954)、J.Amer.Chem.Soc., 72, 1655 (1950) 等参照〕。
【0015】
【化3】
【0016】〔式中、R1 、R2 及びR3 は前記に同
じ。〕 上記反応工程式における各工程は、より詳しくは以下の
ごとくして実施される。
【0017】(工程1)一般式(II)で表わされる公
知化合物と2−クロロエチルアミンとを反応させること
により一般式(III)で表わされる化合物を得る。本
反応は通常適当な溶媒中で行なわれ、該溶媒としては反
応に悪影響を与えない各種のもの、例えばベンゼン、ト
ルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエー
テル、テトラヒドロフラン(THF)、ジオキサン等の
エーテル類、ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲ
ン化炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン、メチ
ルイソブチルケトン等のアルキルケトン類、N,N−ジ
メチルホルムアミド(DMF)、N,N−ジメチルアセ
トアミド、アセトニトリル、ジメチルスルホキシド(D
MSO)等の非プロトン性極性溶媒等を使用できる。
【0018】反応は、一般式(II)の化合物に対して
2−クロロエチルアミンを1〜3倍モル量程度用いて行
なわれ、反応温度は0℃〜溶媒の沸点温度程度、好まし
くは10℃〜80℃程度とするのがよく、反応時間は
0.1〜6時間程度、好ましくは0.5〜2時間程度と
するのがよい。本反応により得られる一般式(III)
の化合物は、単離し、又は単離することなく引き続く工
程2に利用することができる。
【0019】(工程2)一般式(III)で表わされる
化合物を適当な溶媒中、塩基性化合物と反応させること
により一般式(IV)で表わされる化合物を得る。ここ
で溶媒としては、反応に悪影響を与えない各種のもの、
例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水
素類、ジエチルエーテル、THF、ジオキサン等のエー
テル類、ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化
炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイ
ソブチルケトン等のアルキルケトン類、DMF、N,N
−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、DMSO等
の非プロトン性極性溶媒等を使用できる。
【0020】また塩基性化合物としては、例えばトリエ
チルアミン、ピリジン等の第3級アミン類等の有機塩基
性化合物及び炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカ
リ金属炭酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム
等のアルカリ金属炭酸水素塩、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、ナトリウム、カ
リウム等のアルカリ金属、水素化ナトリウム等の水素化
アルカリ金属等の無機塩基性化合物を使用できる。之等
の塩基性化合物は、通常一般式(III)の化合物に対
して1〜10倍モル量程度、好ましくは1〜3倍モル量
程度用いられる。反応は0℃〜溶媒の沸点温度程度、好
ましくは0℃〜80℃程度の温度条件下に、0.5〜4
8時間程度、好ましくは1〜20時間程度を要して実施
される。本反応により得られる一般式(IV)の化合物
は、単離し、又は単離することなく引き続く工程3に利
用することができる。
【0021】(工程3)一般式(IV)で表わされる化
合物と一般式(V)で表わされる化合物とを適当な溶媒
中、塩基性化合物の存在下に反応させることにより一般
式(1a)で表わされる本発明化合物を得る。ここで溶
媒としては、反応に悪影響を与えない各種のもの、例え
ばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素
類、ジエチルエーテル、THF、ジオキサン等のエーテ
ル類、ジクロロメタン、クロロホルム等のハロゲン化炭
化水素類、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソ
ブチルケトン等のアルキルケトン類、DMF、N,N−
ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、DMSO等の
非プロトン性極性溶媒等を使用できる。
【0022】また塩基性化合物としては、例えばトリエ
チルアミン、ピリジン等の第3級アミン類等の有機塩基
性化合物及び炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカ
リ金属炭酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム
等のアルカリ金属炭酸水素塩、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、ナトリウム、カ
リウム等のアルカリ金属、水素化ナトリウム等の水素化
アルカリ金属等の無機塩基性化合物を使用できる。之等
の塩基性化合物は、通常一般式(IV)の化合物に対し
て1〜5倍モル量程度、好ましくは1〜2倍モル量程度
用いられる。また一般式(V)の化合物は一般式(I
V)の化合物に対して1〜2倍モル量程度用いられるの
が適当である。反応は0℃〜溶媒の沸点温度程度、好ま
しくは0〜80℃程度の温度条件下に、0.5〜48時
間程度、好ましくは1〜20時間程度を要して実施され
る。
【0023】上記で得られる一般式(1a)の化合物
中、R3 が低級アルキル基である化合物は、適当な不活
性溶媒中でこれに酸性化合物又は塩基性化合物を作用さ
せ、公知慣用の加水分解反応を行なうことによって、R
3 が水素原子である対応する本発明化合物に導くことが
できる。ここで不活性溶媒としては、反応に悪影響を与
えない各種のもの、例えばジメチルエーテル、ジエチル
エーテル、THF、ジオキサン、アニソール等のエーテ
ル類、ジクロロメタン、ジクロロエタン、クロロホル
ム、四塩化炭素等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、
トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類、ピリジン、
ピペリジン、トリエチルアミン等のアミン類、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン等の脂肪族炭化水素類、メタノ
ール、エタノール、プロパノール等のアルコール類、酢
酸エチル、酢酸メチル等の酢酸エステル類、DMF、D
MSO等の非プロトン性極性溶媒や二硫化炭素、酢酸、
水等及び水と上記各種有機溶媒との混合溶媒等を使用で
きる。
【0024】また酸性化合物としては、例えば無水塩化
アルミニウム、塩化第二錫、四塩化チタン、三塩化ほう
素、三弗化ほう素−エチルエーテル錯体、塩化亜鉛等の
ルイス酸、塩酸、硝酸、硫酸等の無機酸、トリクロロ酢
酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、酢酸等の有
機酸、酸型イオン交換樹脂等を使用できる。更に塩基性
化合物としては、例えばトリエチルアミン、トリブチル
アミン等のトリアルキルアミン類、ピリジン、ピコリ
ン、1,5−ジアザビシクロ〔4,3,0〕ノネン−5
(DBN)、1,8−ジアザビシクロ〔5,4,0〕ウ
ンデセン−7(DBU)、7,4−ジアザビシクロ
〔2,2,2〕オクタン(DABCO)等の有機塩基性
化合物及び水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等のアル
カリ金属水酸化物、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等の
アルカリ金属炭酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カ
リウム等のアルカリ金属炭酸水素塩等の無機塩基性化合
物を使用できる。
【0025】上記酸性化合物及び塩基性化合物の使用量
は、通常一般式(1a)の化合物に対して1〜100倍
モル量程度、好ましくは1〜20倍モル量程度とするの
がよい。反応は通常−20℃〜150℃程度、好ましく
は−10℃〜120℃程度の温度条件下に、0.5〜4
8時間程度、好ましくは1〜24時間程度を要して実施
される。
【0026】
【化4】
【0027】〔式中、R1 、R2 、R3 及びR5 は前記
に同じ。R3'は低級アルキル基を示す。〕 一般式(VI)、(VII)及び(VIII)で表わさ
れる化合物において、R3'で示される低級アルキル基と
しては、前記例示のものと同様のものを例示できる。
【0028】上記反応工程式における各工程は、より詳
細には以下のごとくして実施できる。
【0029】(工程1)一般式(VI)で表わされる公
知化合物と2,2−ジエトキシ−1−クロロエタンと
を、適当な溶媒中、塩基性化合物の存在下に反応させる
ことにより一般式(VII)で表わされる化合物を得
る。ここで溶媒としては反応に悪影響を与えない各種の
もの、例えばベンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族
炭化水素類、ジエチルエーテル、THF、ジオキサン等
のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホルム等のハロ
ゲン化炭化水素類、アセトン、メチルエチルケトン、メ
チルイソブチルケトン等のアルキルケトン類、DMF、
N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリル、DM
SO等の非プロトン性極性溶媒等を使用できる。
【0030】また塩基性化合物としては、例えばトリエ
チルアミン、ピリジン等の第3級アミン類等の有機塩基
性化合物及び炭酸ナトリウム、炭酸カリウム等のアルカ
リ金属炭酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム
等のアルカリ金属炭酸水素塩、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム等のアルカリ金属水酸化物、ナトリウム、カ
リウム等のアルカリ金属、水素化ナトリウム等の水素化
アルカリ金属等の無機塩基性化合物を使用できる。
【0031】反応は、一般式(VI)の化合物に対して
2,2−ジエトキシ−1−クロロエタンを1〜5倍モル
量程度用いて行なわれ、反応温度は0℃〜溶媒の沸点温
度程度、好ましくは10℃〜100℃程度とされ、反応
時間は1〜48時間程度、好ましくは3〜24時間程度
とされるのがよい。本反応により得られる一般式(VI
I)の化合物は、単離し、又は単離することなく引き続
く工程2に利用することができる。
【0032】(工程2)一般式(VII)で表わされる
化合物を適当な溶媒中、酸性化合物と反応させることに
より一般式(VIII)で表わされる化合物を得る。こ
こで溶媒としては、反応に悪影響を与えない各種のも
の、例えばジエチルエーテル、THF、ジオキサン、ア
ニソール等のエーテル類、ジクロロメタン、クロロホル
ム等のハロゲン化炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類、ヘキサン、ヘプタン、オ
クタン等の脂肪族炭化水素類、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルイソブチルケトン等のアルキルケトン
類、メタノール、エタノール、プロパノール等のアルコ
ール類、酢酸メチル、酢酸エチル等の酢酸エステル類、
アセトニトリル、DMSO等の非プロトン性極性溶媒や
二硫化炭素、酢酸、水等や、水と之等各種の有機溶媒と
の混合溶媒等を使用できる。
【0033】また酸性化合物としては、例えば無水塩化
アルミニウム、塩化第二錫、四塩化チタン、三塩化ほう
素、三弗化ほう素−エチルエーテル錯体、塩化亜鉛等の
ルイス酸、塩酸、硝酸、硫酸等の無機酸、トリクロロ酢
酸、トリフルオロ酢酸、メタンスルホン酸、酢酸等の有
機酸、酸型イオン交換樹脂等を使用できる。
【0034】反応は、一般式(VII)の化合物に対し
て酸性化合物を1〜10倍モル量程度、好ましくは1〜
3倍モル量程度使用して、0℃〜溶媒の沸点温度程度
の、好ましくは0℃〜100℃程度の温度条件下に、
0.5〜48時間程度、好ましくは1〜24時間程度を
要して実施される。本反応により得られる一般式(VI
I)の化合物は、単離し、又は単離することなく引き続
く工程3に利用することができる。
【0035】(工程3)一般式(VIII)で表わされ
る化合物を適当な溶媒中、一般式(IX)で表わされる
化合物と反応させ、反応物を単離することなく、これに
還元剤を反応させることにより一般式(X)で表わされ
る化合物を得る。ここで溶媒としては反応に悪影響を与
えない各種のもの、例えばTHF、ジオキサン、ジエチ
ルエーテル等のエーテル類、メタノール、エタノール、
プロパノール等のアルコール類等を単独で又は混合して
使用できる。また還元剤としては水素化ほう素ナトリウ
ム、水素化シアノほう素ナトリウム、水素化アルミニウ
ムリチウム等の金属水素化物、好ましくは水素化ほう素
ナトリウムを使用できる。
【0036】反応は、一般式(VIII)の化合物に対
して一般式(IX)の化合物を1〜3倍モル量程度用い
且つ還元剤を1〜2倍モル量程度用い、反応温度0℃〜
60℃程度、好ましくは0℃〜40℃程度で、反応時間
1〜24時間程度、好ましくは5〜12時間程度で実施
される。本反応により得られる一般式(XI)の化合物
は、単離し、又は単離することなく引き続く工程4に利
用することができる。
【0037】(工程4)一般式(X)で表わされる化合
物と一般式(II)で表わされる化合物とを適当な溶媒
中で反応させることにより一般式(1b)で表わされる
本発明化合物を得る。ここで溶媒としては反応に悪影響
を与えない各種のもの、例えばベンゼン、トルエン、キ
シレン等の芳香族炭化水素類、ジエチルエーテル、TH
F、ジオキサン等のエーテル類、ジクロロメタン、クロ
ロホルム等のハロゲン化炭化水素類、アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン等のアルキルケ
トン類、DMF、N,N−ジメチルアセトアミド、アセ
トニトリル、DMSO等の非プロトン性極性溶媒を使用
できる。反応は、一般式(X)の化合物に対して一般式
(II)の化合物を1〜3倍モル量程度用いて行なわ
れ、反応温度は0℃〜溶媒の沸点温度程度、好ましくは
10℃〜80℃程度、反応時間は1〜24時間程度、好
ましくは3〜12時間程度とされるのが適当である。
【0038】上記で得られる一般式(1b)の化合物
中、R3 が低級アルキル基である化合物は、適当な不活
性溶媒中でこれに酸性化合物又は塩基性化合物を作用さ
せ、公知慣用の加水分解反応を行なうことによって、R
3 が水素原子である対応する本発明化合物に導くことが
できる。この加水分解反応は前述したA法と同様にして
実施することができる。
【0039】上記それぞれの工程における目的化合物
は、通常の分離手段により容易に単離精製できる。かか
る手段としては例えば、濃縮、濾過、再結晶、各種クロ
マトグラフィー等を採用できる。
【0040】また、かくして得られる本発明化合物は、
これに常法に従い適当な塩基性化合物を作用させること
により容易に薬学的に許容される塩基塩とすることがで
きる。
【0041】
【実施例】以下、本発明を更に詳しく説明するために、
参考例及び実施例を挙げる。
【0042】
【参考例1】 1−(4−クロロフェニル)−2−イミ
ダゾリジノン(表1・化合物番号A)の合成 2−クロロエチルアミン5.1gのジエチルエーテル4
0ml溶液に、氷冷下、4−クロロフェニルイソシアネ
ート4.0gのTHF20ml溶液を滴下した。室温に
て30分間攪拌後、ジエチルエーテル20mlを加え、
析出する結晶を濾取した。得られた結晶をTHF55m
lに溶解し、60%−水素化ナトリウム1.4gを氷冷
下に添加し、更に室温で15時間攪拌した。溶媒を減圧
留去し、水10ml、次いで2規定塩酸10mlを加え
て析出する結晶を濾取した。更にn−ヘキサン20ml
で洗浄して、標記化合物4.4g(収率98%)を得
た。
【0043】
【参考例2】適当な出発原料を用いて、参考例1と同様
にして表1に示す化合物番号B〜Kのそれぞれを合成し
た。
【0044】表1には、上記で合成された各化合物の構
造と共に、収率(%)、融点(℃)、FW及び元素分析
値を示す。
【0045】
【表1】
【0046】
【参考例3】 4−(2,2−ジエトキシエトキシ)安
息香酸メチルの合成 4−ヒドロキシ安息香酸メチル4.56gのDMF50
ml溶液に炭酸カリウム4.56g、次いで2,2−ジ
エトキシ−1−クロロエタン4.58gのDMF10m
l溶液を滴下した。90℃加熱下に24時間攪拌し、ジ
エチルエーテル50mlで抽出し、水50mlで洗浄
し、硫酸マグネシウムにて乾燥し、溶媒を減圧留去し、
得られる反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(クロロホルム/メタノール=50/1)にて精製
して、透明油状の標記化合物5.71g(収率36%)
を得た。
【0047】NMRスペクトル(CDCl3 )δppm 1.25(6H,t,J=7Hz)、3.59−3.8
6(4H,m)、3.88(3H,s)、4.56(2
H,d,J=5Hz)、4.84(1H,t,J=5H
z)、6.94(2H,d,J=9Hz)、7.98
(2H,d,J=9Hz)
【0048】
【参考例4】 4−ホルミルメトキシ安息香酸メチルの
合成 参考例3で得られた4−(2,2−ジエトキシエトキ
シ)安息香酸メチル5.7gのエタノール40ml溶液
に2規定塩酸15mlを加え、90℃加熱下に18時間
攪拌した。溶媒を減圧下に濃縮後、酢酸エチル50ml
で抽出し、次いで飽和重曹水30mlにて洗浄した。硫
酸マグネシウムにて乾燥し、溶媒を減圧留去し、得られ
る反応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー
(クロロホルム/メタノール=50/1)にて精製し
て、白色結晶の標記化合物3.08g(収率74%)を
得た。
【0049】NMRスペクトル(CDCl3 )δppm 3.53(2H,s)、3.89(3H,s)、6.9
5(2H,d,J=9Hz)、7.99(2H,d,J
=9Hz)
【0050】
【参考例5】 4−(N−メチル−アミノエトキシ)安
息香酸エチルの合成 参考例4で得られた4−ホルミルメトキシ安息香酸メチ
ル1.0gのエタノール10ml溶液に40%−メチル
アミン水溶液186mgを滴下し、室温にて30分間攪
拌した。氷冷下に水素化ほう素ナトリウム236mgを
添加し、室温にて18時間攪拌した。溶媒を減圧下に濃
縮し、ジクロロメタン50mlにて抽出した。水30m
l、次いで飽和食塩水30mlで洗浄し、硫酸マグネシ
ウムにて乾燥し、溶媒を減圧留去し、得られた反応混合
物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホル
ム/メタノール=10/1)にて精製して、透明油状の
標記化合物0.18g(収率16%)を得た。
【0051】NMRスペクトル(CDCl3 )δppm 1.38(3H,t,J=7Hz)、2.52(3H,
s)、3.03(2H,t,J=5Hz)、4.12
(2H,t,J=5Hz)、4.34(2H,q,J=
7Hz)、6.92(2H,d,J=9Hz)、7.9
9(2H,d,J=9Hz)
【0052】
【参考例6】 4−(N−ブチル−アミノエトキシ)安
息香酸エチルの合成 参考例4で得られた4−ホルミルメトキシ安息香酸メチ
ル1.0gのエタノール10ml溶液にN−ブチルアミ
ン0.38gを滴下し、室温にて30分間攪拌した。氷
冷下に水素化ほう素ナトリウム236mgを添加し、室
温にて18時間攪拌した。溶媒を減圧下に濃縮し、ジク
ロロメタン50mlにて抽出した。水30ml、次いで
飽和食塩水30mlで洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾
燥し、溶媒を減圧留去し、得られる反応混合物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(クロロホルム/メタノ
ール=20/1)にて精製して、透明油状の標記化合物
1.3g(収率64%)を得た。
【0053】NMRスペクトル(CDCl3 )δppm 0.93(3H,t,J=7Hz)、1.38(3H,
t,J=7Hz)、1.46−1.62(4H,m)、
2.69(2H,t,J=7Hz)、3.03(2H,
t,J=5Hz)、4.12(2H,t,J=5H
z)、4.34(2H,q,J=7Hz)、6.92
(2H,d,J=9Hz)、7.99(2H,d,J=
9Hz)
【0054】
【実施例1】 4−〔1−(4−クロロフェニル)−2
−イミダゾリジノン−3−イル〕エトキシ安息香酸メチ
ル(表2・化合物番号1)の合成 60%−水素化ナトリウム0.36gのDMF10ml
懸濁液に、参考例1で得られた1−(4−クロロフェニ
ル)−2−イミダゾリジノン1.2gを加え、室温で3
0分間攪拌した。次いで氷冷下に、4−クロロエトキシ
安息香酸メチル1.3gのDMF/THF(2/1)混
合溶液6mlを滴下し、氷冷下に30分間、次いで室温
で18時間攪拌した。氷水30mlを加え、酢酸エチル
/n−ヘキサン(2/1)混合溶媒30mlにて抽出
し、飽和食塩水30mlで洗浄後、硫酸マグネシウムに
て乾燥し、溶媒を減圧留去した。これにジエチルエーテ
ル10mlを加え結晶を濾取して、標記化合物0.59
g(収率26%)を得た。
【0055】
【実施例2】参考例2で得られた表1に示す各化合物
(化合物番号B〜K)のそれぞれを出発原料として用い
て、実施例1と同様にして表2に示す各化合物(化合物
番号2〜11)を合成した。
【0056】表2には、上記で合成された各化合物の構
造と共に、収率(%)、融点(℃)、FW及び元素分析
値を示す。
【0057】
【表2】
【0058】
【実施例3】 4−〔1−(4−クロロフェニル)−2
−イミダゾリジノン−3−イル〕エトキシ安息香酸(表
3・化合物番号12)の合成 実施例1で得られた4−〔1−(4−クロロフェニル)
−2−イミダゾリジノン−3−イル〕エトキシ安息香酸
メチル0.4gを、酢酸6ml及び濃塩酸2mlの混液
中で、90℃下に18時間加熱攪拌した。冷後、ジエチ
ルエーテル10mlを加え、析出する結晶を濾取して、
標記化合物354mg(収率91%)を得た。
【0059】
【実施例4】実施例2で得られた表2に示す各化合物
(化合物番号2〜11)のそれぞれを出発原料として用
いて、実施例3と同様にして表3に示す各化合物(化合
物番号13〜22)を合成した。
【0060】表3には、上記で合成された各化合物の構
造と共に、収率(%)、融点(℃)、FW及び元素分析
値を示す。
【0061】
【表3】
【0062】
【実施例5】 1−(4−クロロフェニル)−3−メチ
ル−3−(4−カルボキシフェノキシエチル)ウレア
(表4・化合物番号23)の合成 参考例5で得られた4−(N−メチル−アミノエトキ
シ)安息香酸エチル0.18gのベンゼン5ml溶液
に、イソシアン酸−4−クロロフェニル123mgを加
え、室温にて18時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、反
応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(アセ
トン/ジクロロメタン=1/10)にて精製して、黄色
アモルファスの1−(4−クロロフェニル)−3−メチ
ル−3−(4−エトキシカルボキシフェノキシエチル)
ウレア0.32gを得た。
【0063】これをエタノール20mlに溶解し、得ら
れる溶液に10規定水酸化ナトリウム水溶液2mlを滴
下した。室温にて18時間攪拌後、溶媒を減圧下に濃縮
し、水50mlにて抽出、濾過した。これに6規定塩酸
を加えて析出する結晶を濾取し、水、次いでジエチルエ
ーテルにて洗浄した。かくして白色結晶の標記化合物2
70mg(収率96%)を得た。
【0064】
【実施例6】 1−(4−クロロフェニル)−3−ブチ
ル−3−(4−カルボキシフェノキシエチル)ウレア
(表4・化合物番号24)の合成 参考例6で得られた4−(N−ブチル−アミノエトキ
シ)安息香酸エチル0.74gのベンゼン15ml溶液
に、イソシアン酸−4−クロロフェニル415mgを加
え、室温にて18時間攪拌した。溶媒を減圧留去し、反
応混合物をシリカゲルカラムクロマトグラフィー(クロ
ロホルム/メタノール=50/1)にて精製して、無色
油状の1−(4−クロロフェニル)−3−ブチル−3−
(4−エトキシカルボキシフェノキシエチル)ウレア
1.3gを得た。
【0065】これをエタノール30mlに溶解し、溶液
に10規定水酸化ナトリウム水溶液3mlを滴下した。
室温にて18時間攪拌後、溶媒を減圧下に濃縮し、水5
0mlにて抽出、濾過した。これに6規定塩酸を加えて
析出する結晶を濾取し、水、次いでジエチルエーテルに
て洗浄した。かくして白色結晶の標記化合物970mg
(収率92%)を得た。
【0066】表4には、上記で合成された各化合物の構
造と共に、収率(%)、融点(℃)、FW及び元素分析
値を示す。
【0067】
【表4】
【0068】
【実験例1】ラット肝切片を用いたステロール及び脂肪
酸生合成系に対する本発明化合物の効果 文献記載の方法〔Eur.J.Biochem., 77, 31-36, (1977)
〕を参考として、以下の操作に従い本実験を行なっ
た。
【0069】即ち、ウィスター系雄性ラット(体重約2
00g)を断頭致死させ、速やかに肝臓を摘出し、氷冷
したクレブス−リンゲル(Krebs-Ringer)重炭酸緩衝液
で充分に灌流した。〔1−14C〕酢酸(2μCi/2μ
モル)及び各種濃度に調製した各供試化合物を含むクレ
ブス−リンゲル重炭酸緩衝液1ml中に、肝切片100
mgを加え、95%O2 −5%CO2 混合ガス中で37
℃下に2時間反応を行なった。冷後、石油エーテル2m
lを加えて、ステロール画分を振盪抽出し、濃縮後、1
%ジギトニン溶液1mlを加えた。静置後、遠心分離操
作により沈渣として得られるステロール画分を有機溶媒
で数回洗浄し、酢酸1mlに溶解させた後、放射活性を
求めた。
【0070】供試化合物無添加の対照群の放射活性に対
して、これを50%阻害する各供試化合物の濃度(ステ
ロール生合成阻害IC50値)を求めた。また同様の方法
により、上記操作の石油エーテル下層から塩酸処理によ
り得られる脂肪酸画分の放射活性を求め、同様にして脂
肪酸生合成阻害IC50値を算出した。
【0071】得られた結果を下記表5に示す。
【0072】
【表5】
【0073】該表より、本発明化合物はステロール生合
成阻害活性及び脂肪酸生合成阻害活性を有することが確
認された。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式 【化1】 〔式中、R1 及びR2 は同一又は異なって水素原子、ハ
    ロゲン原子を有することのある低級アルキル基、ハロゲ
    ン原子を有することのある低級アルコキシ基又はハロゲ
    ン原子を、R3 は水素原子又は低級アルキル基をそれぞ
    れ示す。またR4は水素原子を、R5 は水素原子又は低
    級アルキル基を示すか又はR4 及びR5 は両者が互いに
    結合してエチレン鎖で環を形成してもよい。〕で表わさ
    れるウレア誘導体及びその塩。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005094810A3 (en) * 2004-03-05 2006-01-12 Karobio Ab Novel pharmaceutical compositions
US7015345B2 (en) 2002-02-21 2006-03-21 Asahi Kasei Pharma Corporation Propionic acid derivatives
US7259174B2 (en) 2004-05-25 2007-08-21 National Health Research Institutes Imidazolidinone compounds
US7501445B2 (en) 2001-08-21 2009-03-10 National Health Research Institutes Imidazolidinone compounds
EP1534696A4 (en) * 2002-07-25 2010-04-07 Merck Sharp & Dohme THERAPEUTIC COMPOUNDS FOR THE TREATMENT OF DYSLIPIDO MINIIDES
EP1899305B1 (en) * 2005-06-17 2018-12-12 Endorecherche Inc. Helix 12 directed non-steroidal antiandrogens

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