JPH06345230A - コンベヤベルト - Google Patents
コンベヤベルトInfo
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- JPH06345230A JPH06345230A JP6028356A JP2835694A JPH06345230A JP H06345230 A JPH06345230 A JP H06345230A JP 6028356 A JP6028356 A JP 6028356A JP 2835694 A JP2835694 A JP 2835694A JP H06345230 A JPH06345230 A JP H06345230A
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- JP
- Japan
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- yarn
- reinforcing
- yarns
- conveyor belt
- belt
- Prior art date
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- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G15/00—Conveyors having endless load-conveying surfaces, i.e. belts and like continuous members, to which tractive effort is transmitted by means other than endless driving elements of similar configuration
- B65G15/30—Belts or like endless load-carriers
- B65G15/32—Belts or like endless load-carriers made of rubber or plastics
- B65G15/34—Belts or like endless load-carriers made of rubber or plastics with reinforcing layers, e.g. of fabric
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65G—TRANSPORT OR STORAGE DEVICES, e.g. CONVEYORS FOR LOADING OR TIPPING, SHOP CONVEYOR SYSTEMS OR PNEUMATIC TUBE CONVEYORS
- B65G2812/00—Indexing codes relating to the kind or type of conveyors
- B65G2812/02—Belt or chain conveyors
- B65G2812/02128—Belt conveyors
- B65G2812/02178—Belt conveyors characterised by the material
- B65G2812/02198—Non-metallic belts
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Belt Conveyors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 無端環状のシート11内に全体にわたって補
強体12が埋入されたコンベヤベルトにおいて、前記補
強体12は、ベルト長手方向の複数の補強糸13と、隣
合った補強糸13同士を連結する連結糸14とがベルト
幅方向に順次交互に設けられてなり、前記補強糸13
は、低伸び率で高引張り強度繊維からなる芯糸13aに
カバー糸13bを巻き付けてなるカバリング糸であっ
て、前記連結糸14は、該連結糸14と隣合う補強糸1
3のカバー糸13bに、前記連結糸14と前記補強糸1
3との相対移動を抑制するように係合している。 【効果】 補強体の糸密度を低くしてシートの接着強度
の保持及び軽量化を図り、さらにコンベヤ作動中のベル
トの蛇行を防止できる。
強体12が埋入されたコンベヤベルトにおいて、前記補
強体12は、ベルト長手方向の複数の補強糸13と、隣
合った補強糸13同士を連結する連結糸14とがベルト
幅方向に順次交互に設けられてなり、前記補強糸13
は、低伸び率で高引張り強度繊維からなる芯糸13aに
カバー糸13bを巻き付けてなるカバリング糸であっ
て、前記連結糸14は、該連結糸14と隣合う補強糸1
3のカバー糸13bに、前記連結糸14と前記補強糸1
3との相対移動を抑制するように係合している。 【効果】 補強体の糸密度を低くしてシートの接着強度
の保持及び軽量化を図り、さらにコンベヤ作動中のベル
トの蛇行を防止できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、食料、鉄板等を搬送す
るのに用いられるコンベヤベルトに関する。特に、耐熱
性、引張り強度に優れ、かつ軽量なコンベヤベルトに関
する。
るのに用いられるコンベヤベルトに関する。特に、耐熱
性、引張り強度に優れ、かつ軽量なコンベヤベルトに関
する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】食料、
鉄板等を搬送するのに使用される産業用コンベヤベルト
としては、図8に示すように、綿やポリエステル等から
なる平織りの帆布1を補強体とし、この帆布1を2枚の
ゴム又は合成樹脂製のシート2,2で挟んだものが一般
的である。2枚のシート2,2は、帆布1を介して接着
剤等により接着されたり、熱圧着により積層一体化され
ている。
鉄板等を搬送するのに使用される産業用コンベヤベルト
としては、図8に示すように、綿やポリエステル等から
なる平織りの帆布1を補強体とし、この帆布1を2枚の
ゴム又は合成樹脂製のシート2,2で挟んだものが一般
的である。2枚のシート2,2は、帆布1を介して接着
剤等により接着されたり、熱圧着により積層一体化され
ている。
【0003】しかし、接着剤を用いてシート2,2を接
着した場合、ベルト上に載せて搬送している製品の油
(例えば、食料品や鉄板表面に付着している油)等が、
ベルトの側端に表出した帆布1の糸に染み込んで、帆布
1を介してベルト全体にわたって広がると、シート2,
2間の接着力が低下して、遂にはシート2が剥離してし
まう。
着した場合、ベルト上に載せて搬送している製品の油
(例えば、食料品や鉄板表面に付着している油)等が、
ベルトの側端に表出した帆布1の糸に染み込んで、帆布
1を介してベルト全体にわたって広がると、シート2,
2間の接着力が低下して、遂にはシート2が剥離してし
まう。
【0004】一方、熱圧着等によりシート2,2を一体
的に接着しようとする場合、次のような問題がある。す
なわち、帆布1を形成している縦糸(ベルト長手方向)
4と横糸(ベルト幅方向)3とが緻密に交錯している
と、2枚のシート2,2の接触面積に相当する縦糸4と
横糸3との間隙が小さくなるため、一体化が困難であ
る。従って、シート2の一体化を図り、さらにベルトの
軽量化のためには、帆布1の糸密度を小さくする、換言
すると織組織を粗にする必要がある。織組織を粗にした
平織りの帆布1では、縦糸4と横糸3との交錯部分が相
対移動自在となるため、ベルト製造工程にて、図9に示
すように、横糸3及び縦糸4が蛇行したような状態とな
る。このように縦糸4及び横糸3が蛇行状態のままにあ
る帆布1が埋入された幅広ベルトは、所定幅にて裁断
(図9中、一点鎖線で裁断)する際、蛇行した縦糸4が
切断される場合がある。このことは、引張り方向の引張
り強度の低下の原因となる場合がある。また、所定幅に
裁断されて得られた細幅の帯状ベルトは、長手方向の両
端が接続されて環状のコンベヤベルトとして用いられる
わけであるが、蛇行した状態にある縦糸4及び横糸3
が、それぞれの復元力で、徐々に元の直進状態に戻ろう
とする。これに伴い、帆布1全体として蛇行状態とな
り、環状ベルトがコンベヤの作動中に蛇行してしまう。
的に接着しようとする場合、次のような問題がある。す
なわち、帆布1を形成している縦糸(ベルト長手方向)
4と横糸(ベルト幅方向)3とが緻密に交錯している
と、2枚のシート2,2の接触面積に相当する縦糸4と
横糸3との間隙が小さくなるため、一体化が困難であ
る。従って、シート2の一体化を図り、さらにベルトの
軽量化のためには、帆布1の糸密度を小さくする、換言
すると織組織を粗にする必要がある。織組織を粗にした
平織りの帆布1では、縦糸4と横糸3との交錯部分が相
対移動自在となるため、ベルト製造工程にて、図9に示
すように、横糸3及び縦糸4が蛇行したような状態とな
る。このように縦糸4及び横糸3が蛇行状態のままにあ
る帆布1が埋入された幅広ベルトは、所定幅にて裁断
(図9中、一点鎖線で裁断)する際、蛇行した縦糸4が
切断される場合がある。このことは、引張り方向の引張
り強度の低下の原因となる場合がある。また、所定幅に
裁断されて得られた細幅の帯状ベルトは、長手方向の両
端が接続されて環状のコンベヤベルトとして用いられる
わけであるが、蛇行した状態にある縦糸4及び横糸3
が、それぞれの復元力で、徐々に元の直進状態に戻ろう
とする。これに伴い、帆布1全体として蛇行状態とな
り、環状ベルトがコンベヤの作動中に蛇行してしまう。
【0005】本発明は、このような技術的背景に鑑みて
なされたものであり、その目的とするところは、補強体
の糸密度を低くしてシートの接着強度を保持するととも
に軽量化を図り、しかもコンベヤの作動中のベルトの蛇
行を防止したコンベヤベルトを提供することにある。
なされたものであり、その目的とするところは、補強体
の糸密度を低くしてシートの接着強度を保持するととも
に軽量化を図り、しかもコンベヤの作動中のベルトの蛇
行を防止したコンベヤベルトを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載のコンベ
ヤベルトは、無端環状のシート11内に全体にわたって
補強体12が埋入されたコンベヤベルトにおいて、前記
補強体12は、ベルト長手方向の複数の補強糸13と、
隣合った補強糸13同士を連結する連結糸14とがベル
ト幅方向に順次交互に設けられてなり、前記補強糸13
は、低伸び率で高引張り強度繊維からなる芯糸13aに
カバー糸13bを巻き付けてなるカバリング糸であっ
て、前記連結糸14は、該連結糸14と隣合う補強糸1
3のカバー糸13bに、前記連結糸14と前記補強糸1
3との相対移動を抑制するように係合していることを特
徴とする。
ヤベルトは、無端環状のシート11内に全体にわたって
補強体12が埋入されたコンベヤベルトにおいて、前記
補強体12は、ベルト長手方向の複数の補強糸13と、
隣合った補強糸13同士を連結する連結糸14とがベル
ト幅方向に順次交互に設けられてなり、前記補強糸13
は、低伸び率で高引張り強度繊維からなる芯糸13aに
カバー糸13bを巻き付けてなるカバリング糸であっ
て、前記連結糸14は、該連結糸14と隣合う補強糸1
3のカバー糸13bに、前記連結糸14と前記補強糸1
3との相対移動を抑制するように係合していることを特
徴とする。
【0007】請求項2に記載のコンベヤベルトは、前記
シート11が2枚の耐熱性シート11a,11bで構成
されていて、前記補強体12が2枚の耐熱性シート11
a,11bで挟持されるとともに、前記2枚のシート1
1a,11bが前記連結糸14と補強糸13との間隙に
て熱圧着により一体化されていることを特徴とする。請
求項3に記載のコンベヤベルトは、前記連結糸14が、
隣合う補強糸13のカバー糸13bに係合するととも
に、該補強糸13が隣合っている他方の連結糸14’に
も係合していることを特徴とする。
シート11が2枚の耐熱性シート11a,11bで構成
されていて、前記補強体12が2枚の耐熱性シート11
a,11bで挟持されるとともに、前記2枚のシート1
1a,11bが前記連結糸14と補強糸13との間隙に
て熱圧着により一体化されていることを特徴とする。請
求項3に記載のコンベヤベルトは、前記連結糸14が、
隣合う補強糸13のカバー糸13bに係合するととも
に、該補強糸13が隣合っている他方の連結糸14’に
も係合していることを特徴とする。
【0008】請求項4に記載のコンベヤベルトは、前記
連結糸14が、2本の糸が編成されてなり、一方の糸
(A)は一側の隣合った補強糸13に係合し、他方の糸
(B)は他側の隣合った補強糸13に係合していること
を特徴とする。請求項5に記載のコンベヤベルトは、連
結糸14とカバー糸13bとが係合してなる係合部15
は、補強糸13の長手方向に10〜20mm毎となるよ
うに設けられていることを特徴とする。
連結糸14が、2本の糸が編成されてなり、一方の糸
(A)は一側の隣合った補強糸13に係合し、他方の糸
(B)は他側の隣合った補強糸13に係合していること
を特徴とする。請求項5に記載のコンベヤベルトは、連
結糸14とカバー糸13bとが係合してなる係合部15
は、補強糸13の長手方向に10〜20mm毎となるよ
うに設けられていることを特徴とする。
【0009】請求項6に記載のコンベヤベルトは、前記
カバー糸13bが、経編み組織を形成しつつ、芯糸13
aに巻きついていることを特徴とする。請求項7に記載
のコンベヤベルトは、前記補強糸13の芯糸13aが、
1000〜2000デニールのアラミド繊維でなるマル
チフィラメントであることを特徴とする。
カバー糸13bが、経編み組織を形成しつつ、芯糸13
aに巻きついていることを特徴とする。請求項7に記載
のコンベヤベルトは、前記補強糸13の芯糸13aが、
1000〜2000デニールのアラミド繊維でなるマル
チフィラメントであることを特徴とする。
【0010】請求項8に記載のコンベヤベルトは、前記
連結糸14が、100〜200デニールのポリエステル
繊維であることを特徴とする。請求項9に記載のコンベ
ヤベルトは、前記シート11が、ポリウレタンシートで
あることを特徴とする。
連結糸14が、100〜200デニールのポリエステル
繊維であることを特徴とする。請求項9に記載のコンベ
ヤベルトは、前記シート11が、ポリウレタンシートで
あることを特徴とする。
【0011】
【作用】本発明のコンベヤベルトを構成する補強体12
は、係合部15における連結糸14と補強糸13との相
対移動が抑制されているので、ベルト製造の際の補強体
12の引き出し工程前中後にわたって補強糸13の直進
性が保持される。従って、補強糸13、連結糸14にそ
れぞれ復元力が働いても、補強体12の直進性が保持さ
れるので、ベルト作動中にベルトが蛇行したりしない。
は、係合部15における連結糸14と補強糸13との相
対移動が抑制されているので、ベルト製造の際の補強体
12の引き出し工程前中後にわたって補強糸13の直進
性が保持される。従って、補強糸13、連結糸14にそ
れぞれ復元力が働いても、補強体12の直進性が保持さ
れるので、ベルト作動中にベルトが蛇行したりしない。
【0012】また、補強体12において、連結糸14と
補強糸13のカバー糸13bとが、両者の相対移動を抑
制するように係合しているので、補強体12の直進性を
損なうことなく、補強体12の糸密度を小さくできる。
換言すると、補強糸13と連結糸14とから形成される
間隔を大きくできる。従って、シート11を構成する2
枚の耐熱性シート11a,11b間には補強体12が挟
持されているにも拘らず、耐熱性シート11a,11b
との接触面積を十分確保できるので、熱圧着によるこれ
らの一体化が可能となる。
補強糸13のカバー糸13bとが、両者の相対移動を抑
制するように係合しているので、補強体12の直進性を
損なうことなく、補強体12の糸密度を小さくできる。
換言すると、補強糸13と連結糸14とから形成される
間隔を大きくできる。従って、シート11を構成する2
枚の耐熱性シート11a,11b間には補強体12が挟
持されているにも拘らず、耐熱性シート11a,11b
との接触面積を十分確保できるので、熱圧着によるこれ
らの一体化が可能となる。
【0013】
【実施例】以下、本発明一実施例に係るコンベヤベルト
について、図面に基づいて説明する。図1は、本実施例
のコンベヤベルトの部分破断図であり、図2はベルトの
幅方向断面図である。このコンベヤベルトは、無端環状
のシート11内に、ベルト駆動による引張方向に対して
抗張力を生じる補強体12がベルト全体にわたって埋入
されている。シート11は、補強体12を挟む表側シー
ト11aと裏側シート11bとからなり、この2枚のシ
ート11a、11bは熱圧着により一体化されている。
について、図面に基づいて説明する。図1は、本実施例
のコンベヤベルトの部分破断図であり、図2はベルトの
幅方向断面図である。このコンベヤベルトは、無端環状
のシート11内に、ベルト駆動による引張方向に対して
抗張力を生じる補強体12がベルト全体にわたって埋入
されている。シート11は、補強体12を挟む表側シー
ト11aと裏側シート11bとからなり、この2枚のシ
ート11a、11bは熱圧着により一体化されている。
【0014】まず、本発明のコンベヤベルトに埋入され
ている補強体12について、図3に基づいて説明する。
この補強体12は、ベルトの引張方向、すなわちシート
11の長手方向に沿って複数の補強糸13が設けられて
いて、隣合った補強糸13同士を連結糸14で連結する
ように織成されたものである。
ている補強体12について、図3に基づいて説明する。
この補強体12は、ベルトの引張方向、すなわちシート
11の長手方向に沿って複数の補強糸13が設けられて
いて、隣合った補強糸13同士を連結糸14で連結する
ように織成されたものである。
【0015】補強糸13は、伸び率が低く、引張り強度
に優れた芯糸13aにカバー糸13bが巻きつきつけら
れてなるカバリング糸である。ここで、芯糸13aとし
ては、伸び率が低く、引張り強度に優れている繊維、具
体的には、アラミド繊維、ポリイミド繊維等の結晶性の
合成繊維;炭素繊維、金属繊維等の無機繊維等を用いる
ことができる。これらのうち、好ましくは1000〜2
000デニール程度、さらに好ましくは1500デニー
ルのアラミド繊維が用いられる。また、これらの繊維は
モノフィラメント又はマルチフィラメントのいずれでも
よいが、適度な柔軟性を要する点からマルチフィラメン
トを用いることが好ましい。
に優れた芯糸13aにカバー糸13bが巻きつきつけら
れてなるカバリング糸である。ここで、芯糸13aとし
ては、伸び率が低く、引張り強度に優れている繊維、具
体的には、アラミド繊維、ポリイミド繊維等の結晶性の
合成繊維;炭素繊維、金属繊維等の無機繊維等を用いる
ことができる。これらのうち、好ましくは1000〜2
000デニール程度、さらに好ましくは1500デニー
ルのアラミド繊維が用いられる。また、これらの繊維は
モノフィラメント又はマルチフィラメントのいずれでも
よいが、適度な柔軟性を要する点からマルチフィラメン
トを用いることが好ましい。
【0016】また、カバー糸13bに使用される繊維は
特に限定されず、例えば、ポリエステル繊維、ナイロン
繊維等の各種合成繊維;木綿糸等の天然繊維等を用いる
ことができる。カバー糸13bの太さは、芯糸13aに
比べて細いもの、具体的には、100〜200デニール
程度、好ましくは150デニールのポリエステル繊維を
用いる。このカバー糸13bは、後述する連結糸14と
係合する役割の他、芯糸13aがマルチフィラメントで
ある場合には、マルチフィラメントがほつれたりするの
を防止する役目も果たしている。なお、カバー糸13b
は、芯糸13a表面にラセンを描くように巻き付けてい
るだけでもよいが、例えば、1重トリコット式の経編み
のように編組織を形成しつつ巻き付けることが好まし
い。
特に限定されず、例えば、ポリエステル繊維、ナイロン
繊維等の各種合成繊維;木綿糸等の天然繊維等を用いる
ことができる。カバー糸13bの太さは、芯糸13aに
比べて細いもの、具体的には、100〜200デニール
程度、好ましくは150デニールのポリエステル繊維を
用いる。このカバー糸13bは、後述する連結糸14と
係合する役割の他、芯糸13aがマルチフィラメントで
ある場合には、マルチフィラメントがほつれたりするの
を防止する役目も果たしている。なお、カバー糸13b
は、芯糸13a表面にラセンを描くように巻き付けてい
るだけでもよいが、例えば、1重トリコット式の経編み
のように編組織を形成しつつ巻き付けることが好まし
い。
【0017】このような構成を有する補強糸13は、補
強体12において、ベルト幅方向に所定間隔、具体的に
は3〜7mm程度をあけて設けられる。そして、隣合う
補強糸13同士は、補強糸13,13間に配設された連
結糸14が各補強糸13のカバー糸13bに係合するこ
とにより連結されている。個々の連結糸14には、両側
の補強糸13のカバー糸13bと交互に係合して、両側
の補強糸13,13間で波状を描くように設けられてい
る。連結糸14とカバー糸13bとは、連結糸14と補
強糸13との相対移動を抑制するように係合して、係合
部15を形成している。
強体12において、ベルト幅方向に所定間隔、具体的に
は3〜7mm程度をあけて設けられる。そして、隣合う
補強糸13同士は、補強糸13,13間に配設された連
結糸14が各補強糸13のカバー糸13bに係合するこ
とにより連結されている。個々の連結糸14には、両側
の補強糸13のカバー糸13bと交互に係合して、両側
の補強糸13,13間で波状を描くように設けられてい
る。連結糸14とカバー糸13bとは、連結糸14と補
強糸13との相対移動を抑制するように係合して、係合
部15を形成している。
【0018】ここで、連結糸14に用いられる繊維とし
ては、特に限定されず、例えば、ポリエステル繊維、ナ
イロン繊維等の各種合成繊維;木綿糸等の天然繊維等を
用いることができる。連結糸14の太さは、カバー糸1
3bとの係合の観点から、100〜200デニール程度
で、カバー糸13bと同種類の繊維が好ましく用いられ
る。また、連結糸14は、マルチフィラメントであるこ
とが好ましい。
ては、特に限定されず、例えば、ポリエステル繊維、ナ
イロン繊維等の各種合成繊維;木綿糸等の天然繊維等を
用いることができる。連結糸14の太さは、カバー糸1
3bとの係合の観点から、100〜200デニール程度
で、カバー糸13bと同種類の繊維が好ましく用いられ
る。また、連結糸14は、マルチフィラメントであるこ
とが好ましい。
【0019】連結糸14とカバー糸13bとの係合は、
係合部15にて連結糸14と補強糸13との相対移動が
抑制されるような係合であれば特に限定しないが、例え
ば、図4及び図5に示すような係合が好ましい。すなわ
ち、個々の連結糸14、14’は、図5に示す組織を有
するように、A糸とB糸とが編成して形成されている。
この場合、連結糸14のB糸(図4中、黒色部分)は、
係合部15にてカバー糸13bと係合するとともに、さ
らに、隣合っている一側の連結糸14’にも係合してい
る。一方、連結糸14のB糸(図4中、斜線部分)は、
もう一方の隣合っている補強糸13(図4中に図示せ
ず)の係合部15(図4中に図示せず)にてカバー糸1
3bに係合するとともに、さらに他側の隣合う連結糸1
4’’(図4中に図示せず)に係合している。同様にし
て、補強糸13が連結糸14の他側に隣合う連結糸1
4’のA糸(図4中、格子部分)が係合部15にて、カ
バー糸13bに係合するとともに連結糸14に係合して
いる。このような構成によれば、連結糸14は、隣接す
る補強糸13との相対的位置関係を固定するだけでな
く、隣合った連結糸14’,14’’との相対的位置関
係も固定できる。なお、図4に示すような係合では、係
合部15において、連結糸14はカバー糸13bと芯糸
13aとの間を挿通しているだけである。
係合部15にて連結糸14と補強糸13との相対移動が
抑制されるような係合であれば特に限定しないが、例え
ば、図4及び図5に示すような係合が好ましい。すなわ
ち、個々の連結糸14、14’は、図5に示す組織を有
するように、A糸とB糸とが編成して形成されている。
この場合、連結糸14のB糸(図4中、黒色部分)は、
係合部15にてカバー糸13bと係合するとともに、さ
らに、隣合っている一側の連結糸14’にも係合してい
る。一方、連結糸14のB糸(図4中、斜線部分)は、
もう一方の隣合っている補強糸13(図4中に図示せ
ず)の係合部15(図4中に図示せず)にてカバー糸1
3bに係合するとともに、さらに他側の隣合う連結糸1
4’’(図4中に図示せず)に係合している。同様にし
て、補強糸13が連結糸14の他側に隣合う連結糸1
4’のA糸(図4中、格子部分)が係合部15にて、カ
バー糸13bに係合するとともに連結糸14に係合して
いる。このような構成によれば、連結糸14は、隣接す
る補強糸13との相対的位置関係を固定するだけでな
く、隣合った連結糸14’,14’’との相対的位置関
係も固定できる。なお、図4に示すような係合では、係
合部15において、連結糸14はカバー糸13bと芯糸
13aとの間を挿通しているだけである。
【0020】係合部15は補強糸13の長手方向に所定
間隔毎に設けられており、この間隔が広い程補強体12
における糸密度が小さくなることを意味し、シート11
を構成している表側シート11aと裏側シート11bと
の接着強度を高める点から好ましい。しかし、補強糸1
3と連結糸14、さらには連結糸14同士の連結強度、
並びに補強糸13と連結糸14との相対的位置関係の確
保等の点から、実際には係合部15の間隔は10〜20
mm程度の範囲で選択される。係合部15mmとした場
合、連結糸14と補強体13との交織比率は、連結糸1
4:補強糸13=80:20となる。
間隔毎に設けられており、この間隔が広い程補強体12
における糸密度が小さくなることを意味し、シート11
を構成している表側シート11aと裏側シート11bと
の接着強度を高める点から好ましい。しかし、補強糸1
3と連結糸14、さらには連結糸14同士の連結強度、
並びに補強糸13と連結糸14との相対的位置関係の確
保等の点から、実際には係合部15の間隔は10〜20
mm程度の範囲で選択される。係合部15mmとした場
合、連結糸14と補強体13との交織比率は、連結糸1
4:補強糸13=80:20となる。
【0021】以上のような構成を有する補強体12は、
使用する補強糸13の低伸び率、高引張り強度、耐熱
性、耐油性を有するのみならず、連結糸14とカバー糸
13bとの係合部15にてカバー糸13bと連結糸14
との相対的位置が固定されて、連結糸14と補強糸13
との相対移動が抑制される。そして、ベルト製造の補強
体12の引出し工程においては、係合部15間の間隔が
広いと、波状に設けられた連結糸14の伸縮に相当する
分の相対的ずれが生じ得る(図6参照)が、ベルト製造
後、連結糸14自身の復元力により、固定された係合部
15に基づいて元の状態(図3参照)に戻る。従って、
ベルト製造における補強体12の引出し工程前中後にお
いて、補強体12を構成する補強糸13、連結糸14の
直進性が保持される。また、この直進性は、平織りでは
達成が困難な程に糸密度を小さくしても保持できる。従
って、補強体12の直進性を保持したままで、糸密度を
小さくできる。このことは、ベルト全体の軽量化を図る
ことができることを意味する。さらに、補強体12にお
ける糸密度が小さいことから、補強糸13と連結糸14
との間隙部分の占有割合が増加し、その結果、補強体1
2を挟持している表側シート11aと裏側シート11b
との接触面積が増大し、容易に熱圧着による一体化を図
ることができる。
使用する補強糸13の低伸び率、高引張り強度、耐熱
性、耐油性を有するのみならず、連結糸14とカバー糸
13bとの係合部15にてカバー糸13bと連結糸14
との相対的位置が固定されて、連結糸14と補強糸13
との相対移動が抑制される。そして、ベルト製造の補強
体12の引出し工程においては、係合部15間の間隔が
広いと、波状に設けられた連結糸14の伸縮に相当する
分の相対的ずれが生じ得る(図6参照)が、ベルト製造
後、連結糸14自身の復元力により、固定された係合部
15に基づいて元の状態(図3参照)に戻る。従って、
ベルト製造における補強体12の引出し工程前中後にお
いて、補強体12を構成する補強糸13、連結糸14の
直進性が保持される。また、この直進性は、平織りでは
達成が困難な程に糸密度を小さくしても保持できる。従
って、補強体12の直進性を保持したままで、糸密度を
小さくできる。このことは、ベルト全体の軽量化を図る
ことができることを意味する。さらに、補強体12にお
ける糸密度が小さいことから、補強糸13と連結糸14
との間隙部分の占有割合が増加し、その結果、補強体1
2を挟持している表側シート11aと裏側シート11b
との接触面積が増大し、容易に熱圧着による一体化を図
ることができる。
【0022】シート11の構成材料としては、コンベヤ
ベルトの用途により適宜選択できるが、一般には耐油
性、耐熱性に優れ、軽量かつ可撓性のある材料、具体的
にはポリウレタン、耐油性ゴム等が用いられる。次に、
ベルトの作成方法について、図7に基づいて説明する。
例えば、ポリウレタンシートを巻き付けた2本のシート
用巻付体20a,20bからそれぞれシート11a、1
1bを引き出すとともに、補強体用巻付体21から補強
体12を引出して、該補強体12を前記2枚のポリウレ
タンシート11a,11bで挟んだ状態で、上下一対の
カレンダーロール22間を通過させて積層体23を形成
する。この積層体23を、さらに上下一対の熱圧着ロー
ル24間を通してシート11aとシート11bとを熱圧
着して、積層体23を一体化させる。補強体12には、
補強糸13と連結糸14とから形成される空隙があるの
で、2枚のシート11a,11bは容易に一体化でき
る。このようにして形成された幅広いベルトを、所定幅
に引張り方向に沿って裁断し、長手方向の両端を繋ぐ
と、エンドレスのコンベヤベルトが作成される。
ベルトの用途により適宜選択できるが、一般には耐油
性、耐熱性に優れ、軽量かつ可撓性のある材料、具体的
にはポリウレタン、耐油性ゴム等が用いられる。次に、
ベルトの作成方法について、図7に基づいて説明する。
例えば、ポリウレタンシートを巻き付けた2本のシート
用巻付体20a,20bからそれぞれシート11a、1
1bを引き出すとともに、補強体用巻付体21から補強
体12を引出して、該補強体12を前記2枚のポリウレ
タンシート11a,11bで挟んだ状態で、上下一対の
カレンダーロール22間を通過させて積層体23を形成
する。この積層体23を、さらに上下一対の熱圧着ロー
ル24間を通してシート11aとシート11bとを熱圧
着して、積層体23を一体化させる。補強体12には、
補強糸13と連結糸14とから形成される空隙があるの
で、2枚のシート11a,11bは容易に一体化でき
る。このようにして形成された幅広いベルトを、所定幅
に引張り方向に沿って裁断し、長手方向の両端を繋ぐ
と、エンドレスのコンベヤベルトが作成される。
【0023】また、補強体12についても、前述のよう
に、ベルト製造の引出し工程前中後にわたって直進性が
保持されているので、細ベルトにおいても補強糸13の
直進性が保持されていおり、環状にしたベルト製品にお
いても補強体12は直進性を保持した状態で埋入され
る。よって、本実施例の製品ベルトをコンベヤに用いた
場合、従来のように、補強体12を構成する糸状体の復
元力が徐々に作用してコンベヤの作動中にベルトが蛇行
したりしない。
に、ベルト製造の引出し工程前中後にわたって直進性が
保持されているので、細ベルトにおいても補強糸13の
直進性が保持されていおり、環状にしたベルト製品にお
いても補強体12は直進性を保持した状態で埋入され
る。よって、本実施例の製品ベルトをコンベヤに用いた
場合、従来のように、補強体12を構成する糸状体の復
元力が徐々に作用してコンベヤの作動中にベルトが蛇行
したりしない。
【0024】さらに、補強体12の直進性が保持される
結果、広幅のベルトを所定幅のベルトに裁断する場合に
も、補強糸13が途中で切断されたりするとがなく、補
強糸13間を裁断して、裁断面に相当するベルト側端面
に表出する糸が極めて少なくなるので、ベルト側端部に
表出している糸、すなわち連結糸14を通じて生じる弊
害、例えば油がしみこんでシート11a、11b間の接
着力の低下をもたらしたり、ウィルスが入り込んでベル
ト内部で繁殖する等の弊害を除去ないし低減できる。
結果、広幅のベルトを所定幅のベルトに裁断する場合に
も、補強糸13が途中で切断されたりするとがなく、補
強糸13間を裁断して、裁断面に相当するベルト側端面
に表出する糸が極めて少なくなるので、ベルト側端部に
表出している糸、すなわち連結糸14を通じて生じる弊
害、例えば油がしみこんでシート11a、11b間の接
着力の低下をもたらしたり、ウィルスが入り込んでベル
ト内部で繁殖する等の弊害を除去ないし低減できる。
【0025】さらにまた、補強体12の糸密度を小さく
できるので、ベルトの軽量化を図り、コンベヤ作動のた
めの動力節減を図ることもできる。
できるので、ベルトの軽量化を図り、コンベヤ作動のた
めの動力節減を図ることもできる。
【0026】
【発明の効果】本発明のコンベヤベルトに埋入されてい
る補強体は、補強糸と連結糸との係合部が固定点となっ
て、両者の相対移動が抑制されるので、ベルト製造の際
の引き出し工程前中後にわたって補強糸の直進性が保持
される。従って、補強糸、連結糸にそれぞれ復元力が働
いても、補強体全体としての直進性が保持され、ベルト
作動中にベルトが蛇行したりしない。
る補強体は、補強糸と連結糸との係合部が固定点となっ
て、両者の相対移動が抑制されるので、ベルト製造の際
の引き出し工程前中後にわたって補強糸の直進性が保持
される。従って、補強糸、連結糸にそれぞれ復元力が働
いても、補強体全体としての直進性が保持され、ベルト
作動中にベルトが蛇行したりしない。
【0027】また、補強体において、係合部にて連結糸
と補強糸との相対移動が抑制されるので、補強体の直進
性を損なうことなく、補強体の糸密度を小さくできる。
これによりベルト全体の軽量化を図ることができ、ひい
ては、ベルト駆動のためのエネルギー節減を図ることが
できる。さらに、本発明のコンベヤベルトは、補強体の
直進性を損なうことなく補強体の糸密度を小さくできる
ので、熱圧着によりシートの一体化を図ることができる
上に、ベルト側端部に表出する糸が少なくなり、ベルト
側端部から油等がしみ込んでシートが剥離することを防
止できる。また、ベルト内部にウィルス等が入り込んで
ベルト内部で繁殖することを防止できる。
と補強糸との相対移動が抑制されるので、補強体の直進
性を損なうことなく、補強体の糸密度を小さくできる。
これによりベルト全体の軽量化を図ることができ、ひい
ては、ベルト駆動のためのエネルギー節減を図ることが
できる。さらに、本発明のコンベヤベルトは、補強体の
直進性を損なうことなく補強体の糸密度を小さくできる
ので、熱圧着によりシートの一体化を図ることができる
上に、ベルト側端部に表出する糸が少なくなり、ベルト
側端部から油等がしみ込んでシートが剥離することを防
止できる。また、ベルト内部にウィルス等が入り込んで
ベルト内部で繁殖することを防止できる。
【図1】本発明一実施例に係るコンベヤベルトの部分破
断図である。
断図である。
【図2】本発明一実施例に係るコンベヤベルトの幅方向
断面図である。
断面図である。
【図3】本実施例のコンベヤベルトに用いられた補強体
を示す図である。
を示す図である。
【図4】本実施例のコンベヤベルトに用いられた補強体
の部分拡大図である。
の部分拡大図である。
【図5】本実施例に用いられた補強体の連結糸の組織図
である。
である。
【図6】本実施例のコンベヤベルトに用いられた補強体
の伸長状態を表した図である。
の伸長状態を表した図である。
【図7】本発明のコンベヤベルトの製造方法を説明する
ための図である。
ための図である。
【図8】従来のコンベヤベルトの幅方向断面図である。
【図9】従来のコンベヤベルトの問題点を説明するため
の図である。
の図である。
11 シート 11a 表側シート 11b 裏側シート 12 補強体 13 補強糸 13a 芯糸 13b カバー糸 14 連結糸 15 係合部
Claims (9)
- 【請求項1】 無端環状のシート(11)内に全体にわ
たって補強体(12)が埋入されたコンベヤベルトにお
いて、 前記補強体(12)は、ベルト長手方向の複数の補強糸
(13)と、隣合った補強糸(13)同士を連結する連
結糸(14)とがベルト幅方向に順次交互に設けられて
なり、 前記補強糸(13)は、低伸び率で高引張り強度繊維か
らなる芯糸(13a)にカバー糸(13b)を巻き付け
てなるカバリング糸であって、 前記連結糸(14)は、該連結糸(14)と隣合う補強
糸(13)のカバー糸(13b)に、前記連結糸(1
4)と前記補強糸(13)との相対移動を抑制するよう
に係合していることを特徴とするコンベヤベルト。 - 【請求項2】 前記シート(11)は2枚の耐熱性シー
ト(11a,11b)で構成されていて、 前記補強体(12)が2枚の耐熱性シート(11a,1
1b)で挟持されるとともに、前記2枚のシート(11
a,11b)が前記連結糸(14)と補強糸(13)と
の間隙にて熱圧着により一体化されていることを特徴と
する請求項1に記載のコンベヤベルト。 - 【請求項3】 前記連結糸(14)は、隣合う補強糸
(13)のカバー糸(13b)に係合するとともに、該
補強糸(13)が隣合っている他方の連結糸(14’)
とも係合していることを特徴とする請求項1又は2のい
ずれかに記載のコンベヤベルト。 - 【請求項4】 前記連結糸(14)は、2本の糸が編成
されてなり、一方の糸(A)は一側の隣合った補強糸
(13)に係合し、他方の糸(B)は他側の隣合った補
強糸(13)に係合していることを特徴とする請求項1
〜3のいずれか1つに記載のコンベヤベルト。 - 【請求項5】 連結糸(14)とカバー糸(13b)と
が係合してなる係合部(15)は、補強糸(13)の長
手方向に10〜20mm毎となるように設けられている
ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載の
コンベヤベルト。 - 【請求項6】 前記カバー糸(13b)は、経編み組織
を形成しつつ、芯糸(13a)に巻きついていることを
特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のコンベ
ヤベルト。 - 【請求項7】 前記補強糸(13)の芯糸(13a)
は、1000〜2000デニールのアラミド繊維でなる
マルチフィラメントであることを特徴とする請求項1〜
6のいずれか1つに記載のコンベヤベルト。 - 【請求項8】 前記連結糸(14)は、100〜200
デニールのポリエステル繊維であることを特徴とする請
求項1〜7のいずれか1つに記載のコンベヤベルト。 - 【請求項9】 前記シート(11)は、ポリウレタンシ
ートであることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1
つに記載のコンベヤベルト。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
KR1993U9767 | 1993-06-03 | ||
KR2019930009767U KR950001186U (ko) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 개량 콘베어 밸트 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06345230A true JPH06345230A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=60917332
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6028356A Pending JPH06345230A (ja) | 1993-06-03 | 1994-02-25 | コンベヤベルト |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06345230A (ja) |
KR (1) | KR950001186U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018185970A1 (ja) * | 2017-04-04 | 2018-10-11 | 横浜ゴム株式会社 | コンベヤベルト |
-
1993
- 1993-06-03 KR KR2019930009767U patent/KR950001186U/ko not_active Application Discontinuation
-
1994
- 1994-02-25 JP JP6028356A patent/JPH06345230A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2018185970A1 (ja) * | 2017-04-04 | 2018-10-11 | 横浜ゴム株式会社 | コンベヤベルト |
CN110461735A (zh) * | 2017-04-04 | 2019-11-15 | 横滨橡胶株式会社 | 传送带 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR950001186U (ko) | 1995-01-04 |
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