JPH06344707A - 低圧チューブレスタイヤホイール組立体 - Google Patents
低圧チューブレスタイヤホイール組立体Info
- Publication number
- JPH06344707A JPH06344707A JP5137772A JP13777293A JPH06344707A JP H06344707 A JPH06344707 A JP H06344707A JP 5137772 A JP5137772 A JP 5137772A JP 13777293 A JP13777293 A JP 13777293A JP H06344707 A JPH06344707 A JP H06344707A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rim
- tubeless tire
- hump
- low
- wheel assembly
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 リムとタイヤの嵌合が容易でかつ空気漏れの
少ない低圧チューブレスタイヤホイール組立体を提供す
る。 【構成】 リムハンプ4 を有するリムビード座3 の外端
にリムフランジ5 を形成したリム1 と、前記リムフラン
ジ5 に担持される側壁6Cと前記リムハンプ4 に担持され
るつま先6Aを有し、前記リムビード座3 に嵌着され、か
つ円環状芯体10を埋設したビード部6 を含むチューブレ
スタイヤ2 と、を組立てなる低圧チューブレスタイヤホ
イール組立体Ｔである。前記リムハンプ4 の外径ＤＨと
前記円環状芯体10の内径ＤＢとを、ＤＢ／ＤＨ＝1.002
〜0.994 に設定している。
少ない低圧チューブレスタイヤホイール組立体を提供す
る。 【構成】 リムハンプ4 を有するリムビード座3 の外端
にリムフランジ5 を形成したリム1 と、前記リムフラン
ジ5 に担持される側壁6Cと前記リムハンプ4 に担持され
るつま先6Aを有し、前記リムビード座3 に嵌着され、か
つ円環状芯体10を埋設したビード部6 を含むチューブレ
スタイヤ2 と、を組立てなる低圧チューブレスタイヤホ
イール組立体Ｔである。前記リムハンプ4 の外径ＤＨと
前記円環状芯体10の内径ＤＢとを、ＤＢ／ＤＨ＝1.002
〜0.994 に設定している。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、タイヤ内圧が0.15〜0.
45kg／cm2 とされる低圧チューブレスタイヤホイール組
立体に関する。
45kg／cm2 とされる低圧チューブレスタイヤホイール組
立体に関する。
【０００２】
【従来の技術】タイヤ内圧がリムセット後において、0.
15〜0.45kg／cm2 という低圧チューブレスタイヤにおい
ては、コーナリングに際してタイヤ軸方向の力が作用し
たり、ジャンプ後の着地時等において、リムビード座に
嵌合着座されているタイヤビード部が浮上り現象を呈
し、空気抜けの頻度が大となる。
15〜0.45kg／cm2 という低圧チューブレスタイヤにおい
ては、コーナリングに際してタイヤ軸方向の力が作用し
たり、ジャンプ後の着地時等において、リムビード座に
嵌合着座されているタイヤビード部が浮上り現象を呈
し、空気抜けの頻度が大となる。
【０００３】斯る空気抜けを防止する手段として、本件
発明者は、実公昭62−3281号公報に開示の技術を提案し
ている。
発明者は、実公昭62−3281号公報に開示の技術を提案し
ている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前述公報で開示の従来
技術にあっては、それなりに有効ではあるものの、空気
抜け防止手段として円環状シール体を、ビード座とビー
ド部間に介在して楔作用で行っている。従って、円環状
シール体で不可欠がそれだけ部品点数が多くなるだけで
はなく、リム組作業も困難となるし、メンテナンスの点
でも課題があった。
技術にあっては、それなりに有効ではあるものの、空気
抜け防止手段として円環状シール体を、ビード座とビー
ド部間に介在して楔作用で行っている。従って、円環状
シール体で不可欠がそれだけ部品点数が多くなるだけで
はなく、リム組作業も困難となるし、メンテナンスの点
でも課題があった。
【０００５】そこで本発明は、円環状シール体を採用し
なくともリムハンプ径とビードコア径とに関係をもたせ
ることにより、リム組 (嵌合) し易くかつリム落ちを確
実に阻止し得るようにしたことを目的とする。
なくともリムハンプ径とビードコア径とに関係をもたせ
ることにより、リム組 (嵌合) し易くかつリム落ちを確
実に阻止し得るようにしたことを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は、リムハンプ4
を有するリムビード座3 の外端にリムフランジ5 を形成
したリム1 と、前記リムフランジ5 に担持される側壁6C
と前記リムハンプ4 に担持されるつま先6Aを有し、前記
リムビード座3 に嵌着され、かつ円環状芯体10を埋設し
たビード部6 を含むチューブレスタイヤ2 と、を組立て
なる低圧チューブレスタイヤホイール組立体Ｔにおい
て、前述の目的を達成するために、次の技術的手段を講
じている。
を有するリムビード座3 の外端にリムフランジ5 を形成
したリム1 と、前記リムフランジ5 に担持される側壁6C
と前記リムハンプ4 に担持されるつま先6Aを有し、前記
リムビード座3 に嵌着され、かつ円環状芯体10を埋設し
たビード部6 を含むチューブレスタイヤ2 と、を組立て
なる低圧チューブレスタイヤホイール組立体Ｔにおい
て、前述の目的を達成するために、次の技術的手段を講
じている。
【０００７】すなわち、請求項１に係る本発明は、前記
リムハンプ4 の外径ＤＨと前記円環状芯体10の内径ＤＢ
とを、ＤＢ／ＤＨ＝1.002 〜0.994 に設定していること
を特徴とするものである。また、請求項２に係る本発明
は、円環状芯体10が断面方形に形成されていて、ビード
部6 の側壁ゲージｄ、かかとゲージｅ、着座ゲージｃ
を、ｄとｄの関係でｄ：3.0 mm以下、ｃ：1.925mm 以下
とする或いは、ｅとｃの関係でｅ：2.05mm以下でかつ
ｃ：1.84mm以下に設定されていることを特徴とするもの
である。
リムハンプ4 の外径ＤＨと前記円環状芯体10の内径ＤＢ
とを、ＤＢ／ＤＨ＝1.002 〜0.994 に設定していること
を特徴とするものである。また、請求項２に係る本発明
は、円環状芯体10が断面方形に形成されていて、ビード
部6 の側壁ゲージｄ、かかとゲージｅ、着座ゲージｃ
を、ｄとｄの関係でｄ：3.0 mm以下、ｃ：1.925mm 以下
とする或いは、ｅとｃの関係でｅ：2.05mm以下でかつ
ｃ：1.84mm以下に設定されていることを特徴とするもの
である。
【０００８】
【作用】本発明に係る組立体Ｔを車に装着して曲進走行
時やジャンプ着地時又は片輪走行時等において外力が作
用すると、タイヤビード部6 の落ち込み現象が生じる。
斯るとき、ＤＢ/ ＤＨが1.002 〜0.994 に設定されてい
ることにより、嵌合圧は充分でかつリムハンプ4 でのビ
ード部6 の動きを阻止し、空気抜けを阻止する。
時やジャンプ着地時又は片輪走行時等において外力が作
用すると、タイヤビード部6 の落ち込み現象が生じる。
斯るとき、ＤＢ/ ＤＨが1.002 〜0.994 に設定されてい
ることにより、嵌合圧は充分でかつリムハンプ4 でのビ
ード部6 の動きを阻止し、空気抜けを阻止する。
【０００９】
【実施例】以下、図を参照して本発明の実施例を説明す
る。第１実施例を示す図１（Ａ）（Ｂ）において、Ｔは
組立体であり、リム1 とチューブレスタイヤ2 との組立
体である。リム1 は所謂割形リムであり、リムビード座
3 はリムハンプ4 を有しているとともに外方上向に傾斜
しその外端にリムフランジ5 が形成され、図外の空気等
の注入バルブを備えている。
る。第１実施例を示す図１（Ａ）（Ｂ）において、Ｔは
組立体であり、リム1 とチューブレスタイヤ2 との組立
体である。リム1 は所謂割形リムであり、リムビード座
3 はリムハンプ4 を有しているとともに外方上向に傾斜
しその外端にリムフランジ5 が形成され、図外の空気等
の注入バルブを備えている。
【００１０】タイヤ2 は対のビード部6 、該ビード部6
より立上ったサイドウォール部7 およびサイドウォール
部7 をショルダ部8 を介して互いにつないだトレッド部
9 を備えてなり、ゴムその他の弾性材料をもって所謂ト
ロイダル形に作成されている。ビード部6 にはビードコ
ア、すなわち伸張阻止機能を有する断面方形の円環状芯
体10が埋設されているとともに、該芯体10はカーカスプ
ライ11によって連結されている。
より立上ったサイドウォール部7 およびサイドウォール
部7 をショルダ部8 を介して互いにつないだトレッド部
9 を備えてなり、ゴムその他の弾性材料をもって所謂ト
ロイダル形に作成されている。ビード部6 にはビードコ
ア、すなわち伸張阻止機能を有する断面方形の円環状芯
体10が埋設されているとともに、該芯体10はカーカスプ
ライ11によって連結されている。
【００１１】更に、ビード部6 は、リムハンプ4 に担持
されるつま先6Aと、リムフランジ5に担持されるかかと6
Bより立上って側壁6Cを有している。なお、トレッド部9
にはブロックパターンの突起12が一体に形成されてい
る。図１（Ｂ）において、タイヤ内圧は0.15〜0.45kg／
cm2 の低圧であり、リムハンプ4 の外径はＤＨであり、
円環状芯体10の内径はＤＢであり、両者はＤＢ／ＤＨ＝
1.002 〜0.994 の関係とされている。
されるつま先6Aと、リムフランジ5に担持されるかかと6
Bより立上って側壁6Cを有している。なお、トレッド部9
にはブロックパターンの突起12が一体に形成されてい
る。図１（Ｂ）において、タイヤ内圧は0.15〜0.45kg／
cm2 の低圧であり、リムハンプ4 の外径はＤＨであり、
円環状芯体10の内径はＤＢであり、両者はＤＢ／ＤＨ＝
1.002 〜0.994 の関係とされている。
【００１２】また、ＤＢ／ＤＨの値は、タイヤコードの
太さ、打込み密度、チェーンファー材料等ビード部6 の
構造により変化し、ボディコード (芯体10) に840d/2ナ
イロンコードを採用し、22〜28本/25.4mm の打込み数の
とき、ＤＢ／ＤＨは0.997 〜1.002 の間に設定するのが
望ましく、一方、ボディコードに550d/2ナイロンコード
を採用し、24〜28本/25.4mm の打込み数のとき、ＤＢ／
ＤＨは0.995 〜1.000の間に設定することが望ましい。
太さ、打込み密度、チェーンファー材料等ビード部6 の
構造により変化し、ボディコード (芯体10) に840d/2ナ
イロンコードを採用し、22〜28本/25.4mm の打込み数の
とき、ＤＢ／ＤＨは0.997 〜1.002 の間に設定するのが
望ましく、一方、ボディコードに550d/2ナイロンコード
を採用し、24〜28本/25.4mm の打込み数のとき、ＤＢ／
ＤＨは0.995 〜1.000の間に設定することが望ましい。
【００１３】ここで、ＤＢ／ＤＨを小さく(0.994以下)
するとリムビード座3 とビード部6の嵌合圧が高くなり
安全率が低下するし、ＤＢ／ＤＨを大きく(1.002以上)
すると、外力による空気抜けが激しくなる。また、リム
1 とタイヤ2 の嵌合は、リムハンプ4 にビード部6 のか
かと6Bを位置させてタイヤ内圧を付与することでリムハ
ンプ4 を乗り越え、ビード座3 にビード部6 が嵌着さ
れ、両者の密着によって空気抜けを防止する。
するとリムビード座3 とビード部6の嵌合圧が高くなり
安全率が低下するし、ＤＢ／ＤＨを大きく(1.002以上)
すると、外力による空気抜けが激しくなる。また、リム
1 とタイヤ2 の嵌合は、リムハンプ4 にビード部6 のか
かと6Bを位置させてタイヤ内圧を付与することでリムハ
ンプ4 を乗り越え、ビード座3 にビード部6 が嵌着さ
れ、両者の密着によって空気抜けを防止する。
【００１４】従って、リムセット後において、芯体10を
方形断面でかつ横長に埋設することで、より一層の空気
抜けを阻止できる。図２は本発明の第２実施例を示して
おり、図１（Ｂ）に示した構成において、円環状芯体10
を所謂縦長に埋設し、側壁ゲージｄ、かかとゲージｅ、
着座ゲージｃを、ｃとｄとの関係でｄ：3.0mm 以下、
ｃ：1.925mm 以下或いは、ｅとｃの関係でｅ：2.05mm以
下でかつｃ：1.84mm以下に設定されたものであり、その
他は、第１実施例と共通するので共通部分は共通符号で
示している。
方形断面でかつ横長に埋設することで、より一層の空気
抜けを阻止できる。図２は本発明の第２実施例を示して
おり、図１（Ｂ）に示した構成において、円環状芯体10
を所謂縦長に埋設し、側壁ゲージｄ、かかとゲージｅ、
着座ゲージｃを、ｃとｄとの関係でｄ：3.0mm 以下、
ｃ：1.925mm 以下或いは、ｅとｃの関係でｅ：2.05mm以
下でかつｃ：1.84mm以下に設定されたものであり、その
他は、第１実施例と共通するので共通部分は共通符号で
示している。
【００１５】すなわち、図３にｄとｃの関係が、図４に
ｅとｃの関係が図示されているように、前述の関係にす
ることで、嵌合圧が良好（○印）、やゝ不都合（△
印）、高い（×印）ことが実験データにより明示され
る。つまり、リム1 のビード座3 に対してタイヤ2 のビ
ード部6 は、機械的に締付けなければならず、このた
め、リムセット時の嵌合圧が高くなってタイヤの耐空気
圧に対する安全率が下るのを、第２実施例では嵌合圧を
低減させることで防止したものである。
ｅとｃの関係が図示されているように、前述の関係にす
ることで、嵌合圧が良好（○印）、やゝ不都合（△
印）、高い（×印）ことが実験データにより明示され
る。つまり、リム1 のビード座3 に対してタイヤ2 のビ
ード部6 は、機械的に締付けなければならず、このた
め、リムセット時の嵌合圧が高くなってタイヤの耐空気
圧に対する安全率が下るのを、第２実施例では嵌合圧を
低減させることで防止したものである。
【００１６】
【発明の効果】以上詳述した通り本発明によれば、リム
とタイヤの嵌合が容易でありながらリム落ちがし難く空
気抜けを阻止した低圧チューブレスタイヤホイール組立
体を提供できる。
とタイヤの嵌合が容易でありながらリム落ちがし難く空
気抜けを阻止した低圧チューブレスタイヤホイール組立
体を提供できる。
【図１】本発明の第１実施例を示し、 (Ａ) は全体断面
図、 (Ｂ) は要部拡大断面図である。
図、 (Ｂ) は要部拡大断面図である。
【図２】本発明の第２実施例を示した要部拡大断面図で
ある。
ある。
【図３】側壁ゲージｄと着座ゲージｃとの関係図であ
る。
る。
【図４】かかとゲージｅと着座ゲージｃとの関係図であ
る。
る。
１ リム ２ チューブレスタイヤ ３ ビード座 ４ ハンプ ５ リムフランジ ６ ビード部 10 円環状芯体
Claims (2)
- 【請求項１】 リムハンプ(4) を有するリムビード座
(3) の外端にリムフランジ(5) を形成したリム(1) と、
前記リムフランジ(5) に担持される側壁(6C)と前記リム
ハンプ(4) に担持されるつま先(6A)を有し、前記リムビ
ード座(3) に嵌着され、かつ円環状芯体(10)を埋設した
ビード部(6) を含むチューブレスタイヤ(2) と、を組立
てなる低圧チューブレスタイヤホイール組立体 (Ｔ) に
おいて、前記リムハンプ(4) の外径 (ＤＨ) と前記円環
状芯体(10)の内径 (ＤＢ) とを、ＤＢ／ＤＨ＝1.002 〜
0.994 に設定していることを特徴とする低圧チューブレ
スタイヤホイール組立体。 - 【請求項２】 円環状芯体(10)が断面方形に形成されて
いて、ビード部(6)の側壁ゲージｄ、かかとゲージｅ、
着座ゲージｃを、ｃとｄの関係でｄ：3.0 mm以下、ｃ：
1.925mm 以下とする或いは、ｅとｃの関係でｅ：2.05mm
以下でかつｃ：1.84mm以下に設定されていることを特徴
とする請求項１記載を含む低圧チューブレスタイヤホイ
ール組立体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13777293A JP3254300B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 低圧チューブレスタイヤホイール組立体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13777293A JP3254300B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 低圧チューブレスタイヤホイール組立体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06344707A true JPH06344707A (ja) | 1994-12-20 |
| JP3254300B2 JP3254300B2 (ja) | 2002-02-04 |
Family
ID=15206479
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13777293A Expired - Lifetime JP3254300B2 (ja) | 1993-06-08 | 1993-06-08 | 低圧チューブレスタイヤホイール組立体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3254300B2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-08 JP JP13777293A patent/JP3254300B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3254300B2 (ja) | 2002-02-04 |
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