JPH06344525A - 積層体 - Google Patents
積層体Info
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- JPH06344525A JPH06344525A JP13846493A JP13846493A JPH06344525A JP H06344525 A JPH06344525 A JP H06344525A JP 13846493 A JP13846493 A JP 13846493A JP 13846493 A JP13846493 A JP 13846493A JP H06344525 A JPH06344525 A JP H06344525A
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- Japan
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- polyester
- polyesters
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Abstract
(57)【要約】
【構成】難燃元素を0.5〜5.0重量%含む線状ポリ
エステルAおよびCと、難燃元素を0〜0.5重量%含
む線状ポリエステルBが、厚さ方向にA/B/Cの順に
積層されてなるポリエステルフイルムのAおよび/また
はC層の表面に表面硬度化層を設けてなる積層体。 【効果】通常のポリエステルフイルムが有する高い耐熱
性、耐加水分解性、機械特性、耐薬品性などを保持しつ
つ、優れた耐摩耗性、表面硬度を有しかつ高い難燃性を
付与でき、UL−94でVTM−2のランクを十分に達
成することができる。
エステルAおよびCと、難燃元素を0〜0.5重量%含
む線状ポリエステルBが、厚さ方向にA/B/Cの順に
積層されてなるポリエステルフイルムのAおよび/また
はC層の表面に表面硬度化層を設けてなる積層体。 【効果】通常のポリエステルフイルムが有する高い耐熱
性、耐加水分解性、機械特性、耐薬品性などを保持しつ
つ、優れた耐摩耗性、表面硬度を有しかつ高い難燃性を
付与でき、UL−94でVTM−2のランクを十分に達
成することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層フイルムに関す
る。より詳しくはポリエステルの特徴を残しつつ、フイ
ルム表面が傷つきにくく、柔軟性にとみ、米国アンダー
ライターズラボラトリーズ(UNDERWRITERS
LABORATORIES)社規格UL−94に規定
されたVTM−2相応の難燃性レベルを有する積層体を
提供するものである。
る。より詳しくはポリエステルの特徴を残しつつ、フイ
ルム表面が傷つきにくく、柔軟性にとみ、米国アンダー
ライターズラボラトリーズ(UNDERWRITERS
LABORATORIES)社規格UL−94に規定
されたVTM−2相応の難燃性レベルを有する積層体を
提供するものである。
【0002】特にメンブレンスイッチ、タッチキーボー
ド、タッチパネル、家電機器の透明窓材、透明カバー
材、などの用途に適した高い難燃性を有する積層体を提
供するものである。
ド、タッチパネル、家電機器の透明窓材、透明カバー
材、などの用途に適した高い難燃性を有する積層体を提
供するものである。
【0003】
【従来の技術】従来、積層フイルムとしては、ポリエス
テルフイルム、特定の線状共重合ポリエステルとラジカ
ル硬化性樹脂とよりなる接着剤層、ラジカル硬化性樹脂
をこの順に設けた複合フイルム(特開昭56−7648
0号公報など)、ポリエステルフイルム、アニオン性基
を有するポリウレタン、活性架橋性樹脂をこの順に設け
た複合フイルム(特開昭62−263237号公報な
ど)などが提案されている。
テルフイルム、特定の線状共重合ポリエステルとラジカ
ル硬化性樹脂とよりなる接着剤層、ラジカル硬化性樹脂
をこの順に設けた複合フイルム(特開昭56−7648
0号公報など)、ポリエステルフイルム、アニオン性基
を有するポリウレタン、活性架橋性樹脂をこの順に設け
た複合フイルム(特開昭62−263237号公報な
ど)などが提案されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来の積
層フイルムは耐摩耗性、表面硬度などは有しているもの
の難燃性が不十分で、上記のような高い難燃性を要求さ
れる用途には問題点を残している。
層フイルムは耐摩耗性、表面硬度などは有しているもの
の難燃性が不十分で、上記のような高い難燃性を要求さ
れる用途には問題点を残している。
【0005】本発明は、このような問題点を改善し、耐
摩耗性、表面硬度を有し、かつ高い難燃性を有する積層
体を提供することを目的とする。
摩耗性、表面硬度を有し、かつ高い難燃性を有する積層
体を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、難燃元素を
0.5〜5.0重量%含む線状ポリエステルAおよびC
と、難燃元素を0〜0.5重量%含む線状ポリエステル
Bが、厚さ方向にA/B/Cの順に積層されてなるポリ
エステルフイルムのAおよび/またはC層の表面に表面
硬度化層を設けてなることを特徴とする積層体を要旨と
するものである。
0.5〜5.0重量%含む線状ポリエステルAおよびC
と、難燃元素を0〜0.5重量%含む線状ポリエステル
Bが、厚さ方向にA/B/Cの順に積層されてなるポリ
エステルフイルムのAおよび/またはC層の表面に表面
硬度化層を設けてなることを特徴とする積層体を要旨と
するものである。
【0007】本発明でいうポリエステルA、B、Cと
は、芳香族ジカルボン酸を主とする酸成分とグリコール
成分とからなる線状ポリエステルである。芳香族ジカル
ボン酸としては例えばテレフタル酸、イソフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレン
ジカルボン酸、4,4′−ジフェニルエーテルジカルボ
ン酸、4,4′−ジフェニルスルホンジカルボン酸、
4,4′−ジフェニルジカルボン酸、4,4′−ジフェ
ニルエタンジカルボン酸などをあげることができる。こ
れらのうちテレフタル酸および2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸が好ましく、特にテレフタル酸が好ましい。
は、芳香族ジカルボン酸を主とする酸成分とグリコール
成分とからなる線状ポリエステルである。芳香族ジカル
ボン酸としては例えばテレフタル酸、イソフタル酸、
2,6−ナフタレンジカルボン酸、2,7−ナフタレン
ジカルボン酸、4,4′−ジフェニルエーテルジカルボ
ン酸、4,4′−ジフェニルスルホンジカルボン酸、
4,4′−ジフェニルジカルボン酸、4,4′−ジフェ
ニルエタンジカルボン酸などをあげることができる。こ
れらのうちテレフタル酸および2,6−ナフタレンジカ
ルボン酸が好ましく、特にテレフタル酸が好ましい。
【0008】グリコール成分としては、アルキレングリ
コールが好ましく、例えばエチレングリコール、テトラ
メチレングリコール、ヘキサメチレングリコールなどを
あげることができる。これらのうちエチレングリコール
が特に好ましい。
コールが好ましく、例えばエチレングリコール、テトラ
メチレングリコール、ヘキサメチレングリコールなどを
あげることができる。これらのうちエチレングリコール
が特に好ましい。
【0009】本発明にはポリエステルとしてポリエチレ
ンテレフタレート、ポリエチレン2,6−ナフタレート
が好ましく特にポリエチレンテレフタレートが好まし
い。
ンテレフタレート、ポリエチレン2,6−ナフタレート
が好ましく特にポリエチレンテレフタレートが好まし
い。
【0010】また、本発明でいうポリエステルは、上記
よりなるエステルの酸成分の一部またはグリコール成分
の一部が他のジカルボン酸成分、例えばイソフタル酸、
ナトリウムスルホイソフタル酸、ジフェノキシジエタン
ジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸など、あるいは
他のグリコール成分、例えばジエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、トリメチレングリコール、テトラ
メチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4
−シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレングリコー
ル、ビスフェノールA成分などで置換された共重合ポリ
エステルであってもよい。
よりなるエステルの酸成分の一部またはグリコール成分
の一部が他のジカルボン酸成分、例えばイソフタル酸、
ナトリウムスルホイソフタル酸、ジフェノキシジエタン
ジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸など、あるいは
他のグリコール成分、例えばジエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、トリメチレングリコール、テトラ
メチレングリコール、ネオペンチルグリコール、1,4
−シクロヘキサンジメタノール、ポリエチレングリコー
ル、ビスフェノールA成分などで置換された共重合ポリ
エステルであってもよい。
【0011】上記ポリエステルA、Cには難燃元素(難
燃性元素ともいう)を0.5〜5.0重量%、ポリエス
テルBには難燃性元素を0〜0.5重量%含ませる。こ
こでいう難燃性元素とはリン、ハロゲン元素などの元
素、あるいは三酸化アンチモン、水酸化アルミニウム、
酸化スズ水和物などの難燃性化合物となるアンチモン、
アルミニウム、スズなどの元素で、これらの難燃性元
素、難燃性化合物は「プラスチックの難燃化」(英一太
著、日刊工業新聞社出版、昭和53年発行)などに詳細
に記されている。中でもリン、ハロゲン元素が好まし
く、特にこれらの元素が化合物としてポリエステルに共
重合されていることが好ましい。特にリン元素が好まし
く、中でもリン元素を含むリン化合物が特に好ましい。
さらにポリエステル中に共重合されているか、あるいは
該共重合物と共重合されていないポリエステルとの混合
物であることが特に好ましい。
燃性元素ともいう)を0.5〜5.0重量%、ポリエス
テルBには難燃性元素を0〜0.5重量%含ませる。こ
こでいう難燃性元素とはリン、ハロゲン元素などの元
素、あるいは三酸化アンチモン、水酸化アルミニウム、
酸化スズ水和物などの難燃性化合物となるアンチモン、
アルミニウム、スズなどの元素で、これらの難燃性元
素、難燃性化合物は「プラスチックの難燃化」(英一太
著、日刊工業新聞社出版、昭和53年発行)などに詳細
に記されている。中でもリン、ハロゲン元素が好まし
く、特にこれらの元素が化合物としてポリエステルに共
重合されていることが好ましい。特にリン元素が好まし
く、中でもリン元素を含むリン化合物が特に好ましい。
さらにポリエステル中に共重合されているか、あるいは
該共重合物と共重合されていないポリエステルとの混合
物であることが特に好ましい。
【0012】本発明で使用する好ましいリン化合物と
は、エステル形成性官能基を2個有するリン化合物であ
り、
は、エステル形成性官能基を2個有するリン化合物であ
り、
【化7】 で示されるホスフェート、
【化8】 で示されるホスフイネート、あるいは
【化9】 で示されるホスフインオキシドなどがあげられる。
【0013】式中、R1 、R5 はそれぞれ同じかまたは
異なる基であって炭素数が1〜18の炭化水素基をあら
わし、R2 、R3 はそれぞれ同じかまたは異なる基であ
って炭素数が1〜18の炭化水素基または炭素数が1〜
18のヒドロキシアルキル基または水素原子をあらわ
し、A1 、A2 は炭素数が2〜8の2価または3価の有
機残基をあらわし、R4 はカルボキシ基またはヒドロキ
シル基またはそのエステルをあらわし、R6 はカルボキ
シ基またはヒドロキシル基またはそのエステル、あるい
は互いに
異なる基であって炭素数が1〜18の炭化水素基をあら
わし、R2 、R3 はそれぞれ同じかまたは異なる基であ
って炭素数が1〜18の炭化水素基または炭素数が1〜
18のヒドロキシアルキル基または水素原子をあらわ
し、A1 、A2 は炭素数が2〜8の2価または3価の有
機残基をあらわし、R4 はカルボキシ基またはヒドロキ
シル基またはそのエステルをあらわし、R6 はカルボキ
シ基またはヒドロキシル基またはそのエステル、あるい
は互いに
【化10】 で示される基を介してA2 と環を形成する2価のエステ
ル形成性官能基をあらわす。
ル形成性官能基をあらわす。
【0014】上記化学式
【化11】 で示されるリン化合物の好ましい例としてフェニルホス
ホン酸ジメチル、フェニルホスホン酸ジフェニルなどが
あげられる。
ホン酸ジメチル、フェニルホスホン酸ジフェニルなどが
あげられる。
【0015】上記化学式
【化12】 のリン化合物の好ましい例としては、(2−カルボキシ
エチル)メチルホスフィン酸、(2−メトキシカルボニ
ルエチル)メチルホスフィン酸メチル、(2−カルボキ
シエチル)フェニルホスフィン酸、(2−メトキシカル
ボニルエチル)フェニルホスフィン酸メチル、(4−メ
トキシカルボニルフェニル)フェニルホスフィン酸メチ
ル、(2−(β−ヒドロキシエトキシカルボニル)エチ
ル)メチルホスフィン酸あるいはこれらのエチレングリ
コールエステルなどがあげられる。
エチル)メチルホスフィン酸、(2−メトキシカルボニ
ルエチル)メチルホスフィン酸メチル、(2−カルボキ
シエチル)フェニルホスフィン酸、(2−メトキシカル
ボニルエチル)フェニルホスフィン酸メチル、(4−メ
トキシカルボニルフェニル)フェニルホスフィン酸メチ
ル、(2−(β−ヒドロキシエトキシカルボニル)エチ
ル)メチルホスフィン酸あるいはこれらのエチレングリ
コールエステルなどがあげられる。
【0016】上記化学式
【化13】 のリン化合物の好ましい例としては、(1,2−ジカル
ボキシエチル)ジメチルホスフィンオキシド、(2,3
−ジカルボキシプロピル)ジメチルホスフィンオキシ
ド、(1,2−ジメトキシカルボニルエチル)ジメチル
ホスフィンオキシド、(2,3−ジメトキシカルボニル
エチル)ジメチルホスフィンオキシド、(1,2−ジ
(β−ヒドロキシエトキシカルボニル)エチル)ジメチ
ルホスフィンオキシド、(2,3−ジ(β−ヒドロキシ
エトキシカルボニル)エチル)ジメチルホスフィンオキ
シドなどがあげられる。
ボキシエチル)ジメチルホスフィンオキシド、(2,3
−ジカルボキシプロピル)ジメチルホスフィンオキシ
ド、(1,2−ジメトキシカルボニルエチル)ジメチル
ホスフィンオキシド、(2,3−ジメトキシカルボニル
エチル)ジメチルホスフィンオキシド、(1,2−ジ
(β−ヒドロキシエトキシカルボニル)エチル)ジメチ
ルホスフィンオキシド、(2,3−ジ(β−ヒドロキシ
エトキシカルボニル)エチル)ジメチルホスフィンオキ
シドなどがあげられる。
【0017】これらの化合物の中で特に
【化14】 の化合物がポリエステルとの共重合反応性がよいことお
よび重合反応時の飛散が少ないことなどから好ましい。
さらに他の好ましいリン化合物としては、下記化学式で
示されるモノアルキルアシッドホスフェートおよびジア
ルキルアシッドホスフェートあるいはこれらの混合物で
ある。
よび重合反応時の飛散が少ないことなどから好ましい。
さらに他の好ましいリン化合物としては、下記化学式で
示されるモノアルキルアシッドホスフェートおよびジア
ルキルアシッドホスフェートあるいはこれらの混合物で
ある。
【0018】
【化15】
【化16】 (式中Rは8個までの炭素原子を有するアルキル基をあ
らわす。)上記化学式
らわす。)上記化学式
【化17】 の化合物のうち、特に下記化学式が好ましく、これらの
併用、あるいは他のリン化合物を併用してもよい。
併用、あるいは他のリン化合物を併用してもよい。
【0019】
【化18】
【化19】 リン元素の好ましい含有量は、ポリエステルA、Cでは
0.5〜5.0重量%、より好ましくは1.0〜2.0
重量%であり、ポリエステルBでは0〜0.5重量%、
より好ましくは0〜0.2重量%である。ポリエステル
A、Cのリン元素含有量が0.5重量%未満では難燃性
の効果が認められず、5.0重量%を越えると耐加水分
解性、耐熱性などの低下による品質低下、あるいは融点
の低下に伴うフイルムの製膜時の延伸ロールへの粘着な
どが生じ、フイルムの製膜が著しく困難になる。ポリエ
ステルBのリン元素含有量が0.5重量%を越えると、
フイルムの耐加水分解性、耐熱性などの品質が低下し、
ポリエステルフイルムの持つ優れた特性が損なわれる。
0.5〜5.0重量%、より好ましくは1.0〜2.0
重量%であり、ポリエステルBでは0〜0.5重量%、
より好ましくは0〜0.2重量%である。ポリエステル
A、Cのリン元素含有量が0.5重量%未満では難燃性
の効果が認められず、5.0重量%を越えると耐加水分
解性、耐熱性などの低下による品質低下、あるいは融点
の低下に伴うフイルムの製膜時の延伸ロールへの粘着な
どが生じ、フイルムの製膜が著しく困難になる。ポリエ
ステルBのリン元素含有量が0.5重量%を越えると、
フイルムの耐加水分解性、耐熱性などの品質が低下し、
ポリエステルフイルムの持つ優れた特性が損なわれる。
【0020】難燃元素を含む化合物をポリエステルに添
加、あるいは共重合する方法は特に限定されないが、例
えば、特開昭51−82392、特開平2−5382
1、特開昭63−133589、特開昭62−2774
29号公報などに示されている常法の重合方法にて行う
ことができる。
加、あるいは共重合する方法は特に限定されないが、例
えば、特開昭51−82392、特開平2−5382
1、特開昭63−133589、特開昭62−2774
29号公報などに示されている常法の重合方法にて行う
ことができる。
【0021】なお、本発明におけるポリエステルには従
来公知の添加剤が本発明の目的を損なわない範囲に添加
されてもよい。例えば、ポリエステルフイルムに通常用
いられている顔料、安定化剤、可塑剤、アルキルベンゼ
ンスルホン酸リチウム塩などの制電剤、滑剤などが添加
されていてもよい。
来公知の添加剤が本発明の目的を損なわない範囲に添加
されてもよい。例えば、ポリエステルフイルムに通常用
いられている顔料、安定化剤、可塑剤、アルキルベンゼ
ンスルホン酸リチウム塩などの制電剤、滑剤などが添加
されていてもよい。
【0022】本発明のポリエステルフイルムは、線状ポ
リエステルA、線状ポリエステルB、線状ポリエステル
Cが厚さ方向にA/B/Cに積層されていることが後述
する表面硬度化層を積層した場合、難燃性のUL−9
4、VTM−2に適合させるために必須である。A/
B、B/A/C、A/C/B、B/A/Bなどの構成で
は難燃性レベルが低下する。なお、線状ポリエステルA
とCの難燃性元素の種類、量は同じであっても、異なっ
てもよいが、同じの方が製膜上有利であり、通常の用途
ではフイルムの表裏の区別がなく好ましい。
リエステルA、線状ポリエステルB、線状ポリエステル
Cが厚さ方向にA/B/Cに積層されていることが後述
する表面硬度化層を積層した場合、難燃性のUL−9
4、VTM−2に適合させるために必須である。A/
B、B/A/C、A/C/B、B/A/Bなどの構成で
は難燃性レベルが低下する。なお、線状ポリエステルA
とCの難燃性元素の種類、量は同じであっても、異なっ
てもよいが、同じの方が製膜上有利であり、通常の用途
ではフイルムの表裏の区別がなく好ましい。
【0023】ポリエステルA、B、Cを積層させる方法
は、接着剤を用いて互いに積層させる方法、あるいは互
いのポリマを溶融状態で接着剤を介することなく直接積
層する方法などがとれるが、難燃性、フイルムとしての
可撓性、機械特性、加工適性から溶融状態で積層させる
ことが最も好ましい。
は、接着剤を用いて互いに積層させる方法、あるいは互
いのポリマを溶融状態で接着剤を介することなく直接積
層する方法などがとれるが、難燃性、フイルムとしての
可撓性、機械特性、加工適性から溶融状態で積層させる
ことが最も好ましい。
【0024】本発明のフイルムにおける線状ポリエステ
ルA、Cの厚さは、好ましくはポリエステルBの厚さの
0.01〜3倍、より好ましくは0.05〜1倍であ
り、かつA、Cの具体的な厚さは好ましくは0.05〜
250μm、より好ましくは1〜200μmである。ポ
リエステルA、Cの厚さがポリエステルBの厚さの0.
01倍未満、あるいは0.05μm未満になると目的と
するUL−94、VTM−2に適合しなくなり、3倍を
越えるか250μmを越えると耐熱性、耐加水分解性な
どポリエステルフイルムに要求される特性が得られなく
なる。なお、ポリエステルAとCは同じ厚さであっても
異なってもよいが、製膜上、およびフイルムに表裏の差
がないことからできるだけ同一厚さの方が好ましい。ま
た、本発明のポリエステル全体の厚さは限定されない
が、10〜500μmが好ましい。
ルA、Cの厚さは、好ましくはポリエステルBの厚さの
0.01〜3倍、より好ましくは0.05〜1倍であ
り、かつA、Cの具体的な厚さは好ましくは0.05〜
250μm、より好ましくは1〜200μmである。ポ
リエステルA、Cの厚さがポリエステルBの厚さの0.
01倍未満、あるいは0.05μm未満になると目的と
するUL−94、VTM−2に適合しなくなり、3倍を
越えるか250μmを越えると耐熱性、耐加水分解性な
どポリエステルフイルムに要求される特性が得られなく
なる。なお、ポリエステルAとCは同じ厚さであっても
異なってもよいが、製膜上、およびフイルムに表裏の差
がないことからできるだけ同一厚さの方が好ましい。ま
た、本発明のポリエステル全体の厚さは限定されない
が、10〜500μmが好ましい。
【0025】本発明において少なくとも一方向に配向し
たフイルムとは、上記積層されたポリエステルA/B/
Cを少なくとも一方向、好ましくは縦、横二方向に配向
させたフイルムであって、その配向度は特に限定されな
いが、ポリエステルフイルムの特徴が発揮されるために
は次式で定義される面配向の複屈折Δnが0.1以上で
あることが好ましい。
たフイルムとは、上記積層されたポリエステルA/B/
Cを少なくとも一方向、好ましくは縦、横二方向に配向
させたフイルムであって、その配向度は特に限定されな
いが、ポリエステルフイルムの特徴が発揮されるために
は次式で定義される面配向の複屈折Δnが0.1以上で
あることが好ましい。
【0026】Δn=(nγ+nβ)/2−nα ここでnは屈折率、添字αβγはポリエステルの光学的
3主軸であり、nα≦nβ≦nγと定められている。配
向したポリエステルフイルムではαが厚さ方向、β、γ
はフイルム面内にある。3方向の屈折率はアッベの屈折
計と検光子を用いて測定できる。
3主軸であり、nα≦nβ≦nγと定められている。配
向したポリエステルフイルムではαが厚さ方向、β、γ
はフイルム面内にある。3方向の屈折率はアッベの屈折
計と検光子を用いて測定できる。
【0027】次に本発明のポリエステルフイルムの製造
方法は特に限定されないが、好ましくはポリエステル
A、B、Cを各々常法により押出機A、B、Cへ供給し
て、Tダイに入る前、あるいはTダイ積層口金内でA/
B/Cの3層に積層し、この溶融されたシートをドラム
表面温度10〜60℃に冷却されたドラム上に静電気力
で密着固化し、該未延伸フイルムを80〜120℃に加
熱されたロール群に導き、長手方向に2〜5倍縦延伸
し、20〜50℃のロール群で冷却する。続いて、90
〜140℃に加熱された雰囲気で長手方向に垂直な方向
に横延伸する。延伸倍率は縦、横それぞれ2〜5倍に延
伸するがその面積倍率は6〜20倍であることが好まし
い。面積倍率が6倍未満では白色化が十分に行われず、
20倍を越えると延伸時に破れを生じやすくなる。こう
して二軸延伸されたフイルムは150〜240℃の熱固
定を行い、均一に徐冷後本発明のフイルムを得る。
方法は特に限定されないが、好ましくはポリエステル
A、B、Cを各々常法により押出機A、B、Cへ供給し
て、Tダイに入る前、あるいはTダイ積層口金内でA/
B/Cの3層に積層し、この溶融されたシートをドラム
表面温度10〜60℃に冷却されたドラム上に静電気力
で密着固化し、該未延伸フイルムを80〜120℃に加
熱されたロール群に導き、長手方向に2〜5倍縦延伸
し、20〜50℃のロール群で冷却する。続いて、90
〜140℃に加熱された雰囲気で長手方向に垂直な方向
に横延伸する。延伸倍率は縦、横それぞれ2〜5倍に延
伸するがその面積倍率は6〜20倍であることが好まし
い。面積倍率が6倍未満では白色化が十分に行われず、
20倍を越えると延伸時に破れを生じやすくなる。こう
して二軸延伸されたフイルムは150〜240℃の熱固
定を行い、均一に徐冷後本発明のフイルムを得る。
【0028】本発明に用いるポリエステルフイルムに
は、ポリエステルフイルムAおよび/またはCと表面硬
度化層をより接着せしめるために表面硬度化層と接する
ポリエステルフイルムAおよび/またはCに本発明の目
的を損なわない範囲にコロナ放電処理加工、ウレタン樹
脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂な
ど公知のアンカー処理剤を用いてアンカー処理加工を施
してもよい。
は、ポリエステルフイルムAおよび/またはCと表面硬
度化層をより接着せしめるために表面硬度化層と接する
ポリエステルフイルムAおよび/またはCに本発明の目
的を損なわない範囲にコロナ放電処理加工、ウレタン樹
脂、アクリル樹脂、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂な
ど公知のアンカー処理剤を用いてアンカー処理加工を施
してもよい。
【0029】特に水酸基とリン酸の部分エステル基を含
有するビニル系共重合体とポリイソシアネート化合物と
の反応生成物を下塗りしたもの(特公昭58−3514
5公報記載)、または親水基含有ポリエステル樹脂にア
クリル系化合物をグラフト化させた共重合体と架橋結合
剤からなる組成物を下塗りしたものが、表面硬度化層と
ポリエステルフイルム層との接着性が向上し、耐湿熱
性、耐沸水性などの耐久性に優れたフイルムとして好ま
しい。
有するビニル系共重合体とポリイソシアネート化合物と
の反応生成物を下塗りしたもの(特公昭58−3514
5公報記載)、または親水基含有ポリエステル樹脂にア
クリル系化合物をグラフト化させた共重合体と架橋結合
剤からなる組成物を下塗りしたものが、表面硬度化層と
ポリエステルフイルム層との接着性が向上し、耐湿熱
性、耐沸水性などの耐久性に優れたフイルムとして好ま
しい。
【0030】また、本発明の目的を損なわない範囲でポ
リエステルフイルムAおよび/またはCと表面硬度化層
の間および/または表面硬度化層の最外層に図柄および
画などの印刷層を設けてもよい。
リエステルフイルムAおよび/またはCと表面硬度化層
の間および/または表面硬度化層の最外層に図柄および
画などの印刷層を設けてもよい。
【0031】本発明における表面硬度化層としては、ア
クリル系、ウレタン系、メラミン系、有機シリケート、
シリコーン系、金属酸化物などがあげられる。特に硬
度、耐久性などの点でシリコーン系、アクリル系が好ま
しく、さらに硬化性、可撓性および生産性の点でアクリ
ル系、特に活性線硬化型アクリル系が好ましい。
クリル系、ウレタン系、メラミン系、有機シリケート、
シリコーン系、金属酸化物などがあげられる。特に硬
度、耐久性などの点でシリコーン系、アクリル系が好ま
しく、さらに硬化性、可撓性および生産性の点でアクリ
ル系、特に活性線硬化型アクリル系が好ましい。
【0032】本発明における活性線架橋型アクリル系樹
脂とは、活性線重合成分としてアクリルオリゴマーと反
応性希釈剤を含み、その他に必要に応じて光開始剤、光
増感剤、改質剤を含有していてもよい。アクリルオリゴ
マーとは、アクリル系樹脂骨格に反応性のアクリル基が
結合されたものを始めとしてポリエステルアクリル、ウ
レタンアクリル、エポキシアクリル、ポリエーテルアク
リルなどがあり、また、メラミンやイソシアヌール酸な
どの剛直な骨格にアクリル基を結合したものなどがあげ
られるが、これらに限定されるものではない。反応性希
釈剤とは、塗布剤の媒体として塗布工程での溶媒の機能
を担うとともに、それ自体が一官能性あるいは多官能性
のアクリルオリゴマーと反応する基を有し、塗膜の共重
合成分となるものである。また、特に紫外線による架橋
の場合は光エネルギーが小さいため光重合開始剤および
増感剤が必要である。これらのアクリルオリゴマー、反
応性希釈剤、光重合開始剤、増感剤、架橋装置などの具
体例は山下晋三、金子東助編、「架橋剤ハンドブック」
大成社1981年発行を参考とすることができるが、こ
れらに限定されるものではない。市販品として多官能性
アクリル系紫外線硬化塗料として三菱レイヨン社、藤倉
化成社、大日精化工業社、大日本インキ化学工業社、東
亜合成化学工業社などの製品を利用できるがこれらに限
定されるものではない。
脂とは、活性線重合成分としてアクリルオリゴマーと反
応性希釈剤を含み、その他に必要に応じて光開始剤、光
増感剤、改質剤を含有していてもよい。アクリルオリゴ
マーとは、アクリル系樹脂骨格に反応性のアクリル基が
結合されたものを始めとしてポリエステルアクリル、ウ
レタンアクリル、エポキシアクリル、ポリエーテルアク
リルなどがあり、また、メラミンやイソシアヌール酸な
どの剛直な骨格にアクリル基を結合したものなどがあげ
られるが、これらに限定されるものではない。反応性希
釈剤とは、塗布剤の媒体として塗布工程での溶媒の機能
を担うとともに、それ自体が一官能性あるいは多官能性
のアクリルオリゴマーと反応する基を有し、塗膜の共重
合成分となるものである。また、特に紫外線による架橋
の場合は光エネルギーが小さいため光重合開始剤および
増感剤が必要である。これらのアクリルオリゴマー、反
応性希釈剤、光重合開始剤、増感剤、架橋装置などの具
体例は山下晋三、金子東助編、「架橋剤ハンドブック」
大成社1981年発行を参考とすることができるが、こ
れらに限定されるものではない。市販品として多官能性
アクリル系紫外線硬化塗料として三菱レイヨン社、藤倉
化成社、大日精化工業社、大日本インキ化学工業社、東
亜合成化学工業社などの製品を利用できるがこれらに限
定されるものではない。
【0033】これらの中で、特に1分子中に3個以上の
(メタ)アクリロイルオキシ基を有する単量体(I)の
少なくとも1種と、1分子中に1〜2個のエチレン性不
飽和二重結合を有する単量体(II)の少なくとも1種か
らなる活性線硬化性単量体混合物からなる表面硬度化層
が、硬度、硬化性はもちろん耐摩耗性、可撓性に優れる
ので好ましい。
(メタ)アクリロイルオキシ基を有する単量体(I)の
少なくとも1種と、1分子中に1〜2個のエチレン性不
飽和二重結合を有する単量体(II)の少なくとも1種か
らなる活性線硬化性単量体混合物からなる表面硬度化層
が、硬度、硬化性はもちろん耐摩耗性、可撓性に優れる
ので好ましい。
【0034】本発明における1分子中に3個以上の(メ
タ)アクリロイルオキシ基(ここで(メタ)アクリロイ
ルオキシ基とはメタアクリロイルオキシ基とアクリロイ
ルオキシ基とを略して表示したもので特許請求の範囲お
よび以下の説明で△△△(メタ)□□□とあるのは、同
様に△△△□□□と△△△メタ□□□とを略記したもの
である。)を有する単量体(I)としては、1分子中に
3個以上のアルコール性水酸基を有する多価アルコール
の該水酸基が3個以上の(メタ)アクリル酸のエステル
化物となっている化合物があげられる。具体的な例とし
ては、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールトリ(メタ)アクリレートなどがあ
げられる。
タ)アクリロイルオキシ基(ここで(メタ)アクリロイ
ルオキシ基とはメタアクリロイルオキシ基とアクリロイ
ルオキシ基とを略して表示したもので特許請求の範囲お
よび以下の説明で△△△(メタ)□□□とあるのは、同
様に△△△□□□と△△△メタ□□□とを略記したもの
である。)を有する単量体(I)としては、1分子中に
3個以上のアルコール性水酸基を有する多価アルコール
の該水酸基が3個以上の(メタ)アクリル酸のエステル
化物となっている化合物があげられる。具体的な例とし
ては、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールペンタ(メタ)アクリレー
ト、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールトリ(メタ)アクリレートなどがあ
げられる。
【0035】これらの単量体(I)は1種または2種以
上混合して使用してもよい。これらの単量体(I)の使
用割合は、重合性単量体総量に対し20〜90重量%で
あることが好ましく、さらに好ましくは30〜80重量
%である。単量体(I)の量が20重量%未満では十分
な耐摩耗性を有する硬化被膜が得られず、またその量が
90重量%を越える場合は重合による収縮が大きく、硬
化膜に歪みが残ったり、膜の可撓性が低下したりするの
で好ましくない。
上混合して使用してもよい。これらの単量体(I)の使
用割合は、重合性単量体総量に対し20〜90重量%で
あることが好ましく、さらに好ましくは30〜80重量
%である。単量体(I)の量が20重量%未満では十分
な耐摩耗性を有する硬化被膜が得られず、またその量が
90重量%を越える場合は重合による収縮が大きく、硬
化膜に歪みが残ったり、膜の可撓性が低下したりするの
で好ましくない。
【0036】本発明における1分子中に1〜2個のエチ
レン性不飽和二重結合を有する単量体(II)としてはラ
ジカル重合活性のある通常の単量体ならばどれでも用い
ることができる。
レン性不飽和二重結合を有する単量体(II)としてはラ
ジカル重合活性のある通常の単量体ならばどれでも用い
ることができる。
【0037】分子中に2個のエチレン性不飽和二重結合
を有する化合物としては例えば、エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)
アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アク
リレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリ
レートなどの炭素数2〜12のアルキレングリコールの
(メタ)アクリル酸ジエステル類、ジエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレートなどのポリオキシアルキレングリコールの
(メタ)アクリル酸ジエステル類、ペンタエリスリトー
ルジ(メタ)アクリレートなどの多価アルコールの(メ
タ)アクリル酸ジエステル類、2,2′−ビス(4−ア
クリロキシエトキシフェニル)プロパン、2,2′−ビ
ス(4−アクリロキシプロポキシフェニル)プロパンな
どのビスフェノールAあるいはビスフェノールAの水素
化物のエチレンオキシドおよびプロピレンオキシド付加
物の(メタ)アクリル酸ジエステル類、ジイソシアネー
ト化合物と2個以上のアルコール性水酸基含有化合物を
あらかじめ反応させて得られる末端イソシアネート基含
有化合物に、さらにアルコール性水酸基含有(メタ)ア
クリレートを反応させて得られる分子内に2個以上の
(メタ)アクリロイルオキシ基を有するウレタン(メ
タ)アクリレート類、分子内に2個以上のエポキシ基を
有する化合物に(メタ)アクリル酸を反応させて得られ
る分子内に2個以上の(メタ)アクリロイルオキシ基を
有するエポキシ(メタ)アクリレート類などがあげられ
る。
を有する化合物としては例えば、エチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、プロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)
アクリレート、ネオペンチルグリコールジ(メタ)アク
リレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリ
レートなどの炭素数2〜12のアルキレングリコールの
(メタ)アクリル酸ジエステル類、ジエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、テトラエチレングリコールジ
(メタ)アクリレート、ジプロピレングリコールジ(メ
タ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)
アクリレート、ポリプロピレングリコールジ(メタ)ア
クリレートなどのポリオキシアルキレングリコールの
(メタ)アクリル酸ジエステル類、ペンタエリスリトー
ルジ(メタ)アクリレートなどの多価アルコールの(メ
タ)アクリル酸ジエステル類、2,2′−ビス(4−ア
クリロキシエトキシフェニル)プロパン、2,2′−ビ
ス(4−アクリロキシプロポキシフェニル)プロパンな
どのビスフェノールAあるいはビスフェノールAの水素
化物のエチレンオキシドおよびプロピレンオキシド付加
物の(メタ)アクリル酸ジエステル類、ジイソシアネー
ト化合物と2個以上のアルコール性水酸基含有化合物を
あらかじめ反応させて得られる末端イソシアネート基含
有化合物に、さらにアルコール性水酸基含有(メタ)ア
クリレートを反応させて得られる分子内に2個以上の
(メタ)アクリロイルオキシ基を有するウレタン(メ
タ)アクリレート類、分子内に2個以上のエポキシ基を
有する化合物に(メタ)アクリル酸を反応させて得られ
る分子内に2個以上の(メタ)アクリロイルオキシ基を
有するエポキシ(メタ)アクリレート類などがあげられ
る。
【0038】1分子中に1個のエチレン性不飽和二重結
合を有する化合物としては、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、n−およびi−プロ
ピル(メタ)アクリレート、n−,secおよびt−ブ
チル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ス
テアリル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メ
タ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、グリシジル
(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メ
タ)アクリレート、N−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リルアミド、N−ビニル−3−メチルピロリドン、N−
ビニル−5−メチルピロリドンなどがあげられる。
合を有する化合物としては、メチル(メタ)アクリレー
ト、エチル(メタ)アクリレート、n−およびi−プロ
ピル(メタ)アクリレート、n−,secおよびt−ブ
チル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メ
タ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ス
テアリル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メ
タ)アクリレート、エトキシエチル(メタ)アクリレー
ト、ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ポリエチ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、ポリプロピ
レングリコールモノ(メタ)アクリレート、グリシジル
(メタ)アクリレート、テトラヒドロフルフリル(メ
タ)アクリレート、N−ヒドロキシエチル(メタ)アク
リルアミド、N−ビニル−3−メチルピロリドン、N−
ビニル−5−メチルピロリドンなどがあげられる。
【0039】これらの単量体(II)は1種または2種以
上混合して使用してもよい。これらの単量体(II)の使
用割合は、重合性単量体総量に対し10〜80重量%で
あることが好ましく、さらに好ましくは20〜70重量
%である。単量体(II)の量が10重量%未満では膜の
可撓性が低下したり、基材との密着性が低下したりする
ので好ましくない。またその量が80重量%を越える場
合は十分な耐摩耗性を有する硬化被膜が得られにくいた
め好ましくない。
上混合して使用してもよい。これらの単量体(II)の使
用割合は、重合性単量体総量に対し10〜80重量%で
あることが好ましく、さらに好ましくは20〜70重量
%である。単量体(II)の量が10重量%未満では膜の
可撓性が低下したり、基材との密着性が低下したりする
ので好ましくない。またその量が80重量%を越える場
合は十分な耐摩耗性を有する硬化被膜が得られにくいた
め好ましくない。
【0040】本発明における活性線硬化性組成物を硬化
させる1方法として紫外線を照射する方法があげられる
が、この場合には前記組成物に光重合開始剤を加えるこ
とが望ましい。光重合開始剤の具体的例としては、アセ
トフェノン、2,2′−ジエトキシアセトフェノン、p
−ジメチルアセトフェノン、p−ジメチルアミノプロピ
オフェノン、ベンゾフェノン、2−クロロベンゾフェノ
ン、4,4′−ジクロロベンゾフェノン、4,4′−ビ
スジエチルアミノベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベ
ンジル、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベン
ゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテ
ル、メチルベンゾイルフォメート、p−イソプロピル−
α−ヒドロキシイソブチルフェノン、α−ヒドロキシイ
ソブチルフェノン、2,2′−ジメトキシ−2−フェニ
ルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェ
ニルケトンなどのカルボキシ化合物、テトラメチルチウ
ラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィ
ド、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−
メチルチオキサントンなどの硫黄化合物、ベンゾイルパ
ーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイドなどのパ
ーオキサイド化合物などがあげられる。これらの光重合
開始剤は単独で使用してもよいし、2種以上組み合わせ
て用いてもよい。光重合開始剤の使用量は重合性単量体
組成物100重量部に対して0.01〜10重量部が適
当である。電子線またはガンマ線を硬化手段とする場合
には、必ずしも重合開始剤を添加する必要がない。
させる1方法として紫外線を照射する方法があげられる
が、この場合には前記組成物に光重合開始剤を加えるこ
とが望ましい。光重合開始剤の具体的例としては、アセ
トフェノン、2,2′−ジエトキシアセトフェノン、p
−ジメチルアセトフェノン、p−ジメチルアミノプロピ
オフェノン、ベンゾフェノン、2−クロロベンゾフェノ
ン、4,4′−ジクロロベンゾフェノン、4,4′−ビ
スジエチルアミノベンゾフェノン、ミヒラーケトン、ベ
ンジル、ベンゾイン、ベンゾインメチルエーテル、ベン
ゾインエチルエーテル、ベンゾインイソプロピルエーテ
ル、メチルベンゾイルフォメート、p−イソプロピル−
α−ヒドロキシイソブチルフェノン、α−ヒドロキシイ
ソブチルフェノン、2,2′−ジメトキシ−2−フェニ
ルアセトフェノン、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェ
ニルケトンなどのカルボキシ化合物、テトラメチルチウ
ラムモノスルフィド、テトラメチルチウラムジスルフィ
ド、チオキサントン、2−クロロチオキサントン、2−
メチルチオキサントンなどの硫黄化合物、ベンゾイルパ
ーオキサイド、ジ−t−ブチルパーオキサイドなどのパ
ーオキサイド化合物などがあげられる。これらの光重合
開始剤は単独で使用してもよいし、2種以上組み合わせ
て用いてもよい。光重合開始剤の使用量は重合性単量体
組成物100重量部に対して0.01〜10重量部が適
当である。電子線またはガンマ線を硬化手段とする場合
には、必ずしも重合開始剤を添加する必要がない。
【0041】本発明に用いる活性線硬化性組成物には製
造時の熱重合や貯蔵中の暗反応を防止するために、ハイ
ドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、2,
5−t−ブチルハイドロキノンなどにの公知の熱重合防
止剤を加えるのが望ましい。添加量は重合性化合物総重
量に対し、0.005〜0.05重量%が好ましい。
造時の熱重合や貯蔵中の暗反応を防止するために、ハイ
ドロキノン、ハイドロキノンモノメチルエーテル、2,
5−t−ブチルハイドロキノンなどにの公知の熱重合防
止剤を加えるのが望ましい。添加量は重合性化合物総重
量に対し、0.005〜0.05重量%が好ましい。
【0042】本発明に用いる活性線硬化性組成物には、
塗工時の作業性の向上、塗工膜厚のコントロールを目的
として、本発明の目的を損なわない範囲で有機溶剤を配
合することができる。有機溶剤としては沸点がおよそ5
0〜150℃のものが塗工時の作業性、硬化前後の乾燥
性の点で用いやすい。具体的な例として、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール
系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチルなどの酢酸エステル系
溶剤、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン系溶
剤、トルエンなどの芳香族系溶剤などがあげられる。こ
れらの溶剤は単独でも用いられるし2種以上混合して配
合することもできる。
塗工時の作業性の向上、塗工膜厚のコントロールを目的
として、本発明の目的を損なわない範囲で有機溶剤を配
合することができる。有機溶剤としては沸点がおよそ5
0〜150℃のものが塗工時の作業性、硬化前後の乾燥
性の点で用いやすい。具体的な例として、メタノール、
エタノール、イソプロピルアルコールなどのアルコール
系溶剤、酢酸メチル、酢酸エチルなどの酢酸エステル系
溶剤、アセトン、メチルエチルケトンなどのケトン系溶
剤、トルエンなどの芳香族系溶剤などがあげられる。こ
れらの溶剤は単独でも用いられるし2種以上混合して配
合することもできる。
【0043】本発明に用いる活性線硬化性組成物には、
本発明の目的を損なわない範囲で各種の添加剤を必要に
応じて加えることができる。例えば、酸化防止剤、光安
定剤、紫外線吸収剤などの安定剤、消泡剤、増粘剤、潤
滑剤、染料、顔料、界面活性剤、レベリング剤、帯電防
止剤などである。
本発明の目的を損なわない範囲で各種の添加剤を必要に
応じて加えることができる。例えば、酸化防止剤、光安
定剤、紫外線吸収剤などの安定剤、消泡剤、増粘剤、潤
滑剤、染料、顔料、界面活性剤、レベリング剤、帯電防
止剤などである。
【0044】本発明に用いる活性線硬化性組成物には、
外界の光源の反射像の明るさ、明瞭度を減少させる目的
で本発明の目的を損なわない範囲において、酸化ケイ素
などの無機粒子や有機粒子などの艶消し剤を配合するこ
とができ、また、活性線硬化性層の表面に通常知られた
方法、例えばエンボス法、サンドマット法などにより凹
凸を設けることもできる。
外界の光源の反射像の明るさ、明瞭度を減少させる目的
で本発明の目的を損なわない範囲において、酸化ケイ素
などの無機粒子や有機粒子などの艶消し剤を配合するこ
とができ、また、活性線硬化性層の表面に通常知られた
方法、例えばエンボス法、サンドマット法などにより凹
凸を設けることもできる。
【0045】本発明における活性線とは紫外線、電子
線、放射線などアクリル系のビニル基を重合させる電磁
波を意味し、実用的には紫外線が便利である。紫外線源
としては紫外線蛍光灯、低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高
圧水銀灯、キセノン灯、炭素アーク灯などがある。電子
線方式は装置が高価で不活性気体下での操作が必要では
あるが塗布層中に光重合開始剤や光増感剤などを含有さ
せなくてもよい点から有用である。
線、放射線などアクリル系のビニル基を重合させる電磁
波を意味し、実用的には紫外線が便利である。紫外線源
としては紫外線蛍光灯、低圧水銀灯、高圧水銀灯、超高
圧水銀灯、キセノン灯、炭素アーク灯などがある。電子
線方式は装置が高価で不活性気体下での操作が必要では
あるが塗布層中に光重合開始剤や光増感剤などを含有さ
せなくてもよい点から有用である。
【0046】本発明における表面硬度化層の厚さは0.
5〜10μmが好ましい。より好ましくは1〜5μmで
ある。表面硬度化層の厚さが0.5μm未満の場合には
表面硬度が不十分で傷が付きやすく、10μmを越える
と硬化膜が脆くなりやすく、積層体を曲げた時に硬化膜
にクラックが入りやすくなって好ましくない。
5〜10μmが好ましい。より好ましくは1〜5μmで
ある。表面硬度化層の厚さが0.5μm未満の場合には
表面硬度が不十分で傷が付きやすく、10μmを越える
と硬化膜が脆くなりやすく、積層体を曲げた時に硬化膜
にクラックが入りやすくなって好ましくない。
【0047】また、本発明の目的を損なわない範囲にお
いて、表面硬度化層の最外層に図柄および画などの印刷
層をもうけてもよい。
いて、表面硬度化層の最外層に図柄および画などの印刷
層をもうけてもよい。
【0048】本発明の積層体は、ポリエステルフイルム
Aおよび/またはC層の表面に表面硬度化層を塗布硬化
させることにより製造される。
Aおよび/またはC層の表面に表面硬度化層を塗布硬化
させることにより製造される。
【0049】本発明の活性線硬化組成物の塗布手段とし
ては、刷毛塗り、浸漬塗り、ナイフ塗り、ロール塗り、
スプレー塗り、流し塗り、回転塗り(スピンナーなど)
などの通常行われている塗布方法が容易に適用可能であ
る。それぞれの方式には特徴があり、積層体の要求性
能、使用用途によって塗布方法を適宜選択する。
ては、刷毛塗り、浸漬塗り、ナイフ塗り、ロール塗り、
スプレー塗り、流し塗り、回転塗り(スピンナーなど)
などの通常行われている塗布方法が容易に適用可能であ
る。それぞれの方式には特徴があり、積層体の要求性
能、使用用途によって塗布方法を適宜選択する。
【0050】かくして得られた本発明の積層体は、表面
硬度、耐摩耗性、柔軟性、難燃性に優れているため広範
な用途に使用される。詳しくは、シートキーボード、タ
ッチパネル、メンブレンスイッチ、タッチキーボード、
ガラスや金属板に貼る装飾用、ディスプレイ用、電子白
板やホワイトボードなどの表示用、電卓や計器のカバ
ー、家電機器の透明窓材、透明カバー材などに用いるこ
とができる。また被覆金属板用として家電機器、事務用
機器、建材、車両、鋼製家具などに用いることもでき
る。特に意匠性、鮮映性などに優れているので家電機器
などの外装部材に用いることができる。
硬度、耐摩耗性、柔軟性、難燃性に優れているため広範
な用途に使用される。詳しくは、シートキーボード、タ
ッチパネル、メンブレンスイッチ、タッチキーボード、
ガラスや金属板に貼る装飾用、ディスプレイ用、電子白
板やホワイトボードなどの表示用、電卓や計器のカバ
ー、家電機器の透明窓材、透明カバー材などに用いるこ
とができる。また被覆金属板用として家電機器、事務用
機器、建材、車両、鋼製家具などに用いることもでき
る。特に意匠性、鮮映性などに優れているので家電機器
などの外装部材に用いることができる。
【0051】
【特性の評価方法】本発明の評価方法は次の通りであ
る。
る。
【0052】(1)耐摩耗性 スチールウール#0000でポリエステルフイルム層表
面または表面硬度化層を摩擦し、傷の付き具合を次の基
準で評価した。
面または表面硬度化層を摩擦し、傷の付き具合を次の基
準で評価した。
【0053】S3:強く摩擦してもほとんど傷がつかな
い。
い。
【0054】S2:かなり強く摩擦すると少し傷がつ
く。
く。
【0055】S1:弱い摩擦で傷がつく。
【0056】(2)鉛筆硬度 JIS−K5400に準じて、各種硬度の鉛筆を90度
の角度でポリエステルフイルム層または表面硬度化層面
に当てて、荷重1kgの下で引掻きを与えた時、傷が発
生したときの鉛筆の硬さで表示した。
の角度でポリエステルフイルム層または表面硬度化層面
に当てて、荷重1kgの下で引掻きを与えた時、傷が発
生したときの鉛筆の硬さで表示した。
【0057】(3)難燃性 米国アンダーライターズラボラトリーズ(UNDERW
RITERS LABORATORIES)社規格のU
L−94の規定に準じて評価した。
RITERS LABORATORIES)社規格のU
L−94の規定に準じて評価した。
【0058】(4)接着性 表面硬度化層にクロスカット(1mm2 のマス目100
個)を入れ、その上にセロハン粘着テープ(ニチバン
(株)製CT−24)を貼りつけ、セロハン粘着テープ
を手で引き剥がした後の剥離度合を観察し次の基準で評
価した。
個)を入れ、その上にセロハン粘着テープ(ニチバン
(株)製CT−24)を貼りつけ、セロハン粘着テープ
を手で引き剥がした後の剥離度合を観察し次の基準で評
価した。
【0059】A3:良好(剥離面積5%未満) A2:やや劣る(剥離面積5%以上20%未満) A1:不良(剥離面積20%以上)
【0060】(5)全光線透過率、ヘイズ JIS−K6714に準じてスガ試験機製ヘイズメータ
ーを用いて測定した。
ーを用いて測定した。
【0061】
【実施例】次に、本発明を実施例により具体的に説明す
るが、これに限定されるものではない。
るが、これに限定されるものではない。
【0062】実施例1 テレフタル酸とエチレングリコールより直接エステル化
法でビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレートおよび
その低重合体を合成してポリマA、B、Cとし、三酸化
アンチモンおよび(2−カルボキシエチル)メチルホス
フィン酸のエチレングリコールエステルをポリマに対し
リン元素量が2.0重量%になるようAおよびCにのみ
添加した後、常法通り重縮合反応を行って極限粘度が
0.64〜0.68のポリエステルA、B、Cを得た。
該ポリエステルを押出機A、B、Cを用いて270〜2
80℃で溶融し、Tダイ中でA/B/Cの順に3層に積
層後、28℃の冷却ドラム上でシート状に成形したの
ち、90℃で縦方向に3.2倍延伸し、ついで横方向に
125℃で3.3倍に延伸し、さらに225℃で熱処理
を行い厚さ100μmの二軸延伸フイルムを得た。
法でビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレートおよび
その低重合体を合成してポリマA、B、Cとし、三酸化
アンチモンおよび(2−カルボキシエチル)メチルホス
フィン酸のエチレングリコールエステルをポリマに対し
リン元素量が2.0重量%になるようAおよびCにのみ
添加した後、常法通り重縮合反応を行って極限粘度が
0.64〜0.68のポリエステルA、B、Cを得た。
該ポリエステルを押出機A、B、Cを用いて270〜2
80℃で溶融し、Tダイ中でA/B/Cの順に3層に積
層後、28℃の冷却ドラム上でシート状に成形したの
ち、90℃で縦方向に3.2倍延伸し、ついで横方向に
125℃で3.3倍に延伸し、さらに225℃で熱処理
を行い厚さ100μmの二軸延伸フイルムを得た。
【0063】次に得られたポリエステルフイルムのA層
面にジペンタエリスリトールヘキサアクリレート70重
量部、N−ビニルピロリドン30重量部、1−ヒドロキ
シシクロヘキシルフェニルケトン(チバガイギー社“I
rgacure”184)4重量部を攪拌混合して得ら
れた組成物をバーコーターを用いて硬化後の膜厚が3μ
mになるように均一に塗布した。これを塗布面より12
cmの高さにセットした80W/cmの強度を有する高
圧水銀灯の下を3m/分の速度で硬化させて積層体を得
た。
面にジペンタエリスリトールヘキサアクリレート70重
量部、N−ビニルピロリドン30重量部、1−ヒドロキ
シシクロヘキシルフェニルケトン(チバガイギー社“I
rgacure”184)4重量部を攪拌混合して得ら
れた組成物をバーコーターを用いて硬化後の膜厚が3μ
mになるように均一に塗布した。これを塗布面より12
cmの高さにセットした80W/cmの強度を有する高
圧水銀灯の下を3m/分の速度で硬化させて積層体を得
た。
【0064】この積層体の特性は表1に示すように耐摩
耗性、表面硬度が良好で難燃性もランクVTM−2を有
している。
耗性、表面硬度が良好で難燃性もランクVTM−2を有
している。
【0065】実施例2 実施例1で用いたポリエステルのリン元素をAおよびC
に2.0重量%、Bに0.4重量%添加したほかは、実
施例1と全く同一にして100μmのフイルムを得た。
このフイルム上に実施例1に用いた活性線硬化性塗料組
成物を塗布し、同様に硬化させて積層体を得た。
に2.0重量%、Bに0.4重量%添加したほかは、実
施例1と全く同一にして100μmのフイルムを得た。
このフイルム上に実施例1に用いた活性線硬化性塗料組
成物を塗布し、同様に硬化させて積層体を得た。
【0066】この積層体の特性は表1に示すように耐摩
耗性、表面硬度が良好で難燃性もランクVTM−2を有
している。
耗性、表面硬度が良好で難燃性もランクVTM−2を有
している。
【0067】実施例3 テレフタル酸とエチレングリコールより直接エステル化
法でビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレートおよび
その低重合体を合成してポリマA、B、Cとし、三酸化
アンチモンおよび(2−カルボキシエチル)メチルホス
フィン酸のエチレングリコールエステルをポリマに対し
リン元素量が2.0重量%になるようAおよびCにのみ
添加した後、常法通り重縮合反応を行って極限粘度が
0.64〜0.68のポリエステルA、B、Cを得た。
該ポリエステルを押出機A、B、Cを用いて270〜2
80℃で溶融し、Tダイ中でA/B/Cの順に3層に積
層後、28℃の冷却ドラム上でシート状に成形したの
ち、90℃で縦方向に3.2倍延伸した。28℃の冷却
ドラム上でシート状に成形したのち、90℃で縦方向に
3.2倍延伸した。
法でビス−β−ヒドロキシエチルテレフタレートおよび
その低重合体を合成してポリマA、B、Cとし、三酸化
アンチモンおよび(2−カルボキシエチル)メチルホス
フィン酸のエチレングリコールエステルをポリマに対し
リン元素量が2.0重量%になるようAおよびCにのみ
添加した後、常法通り重縮合反応を行って極限粘度が
0.64〜0.68のポリエステルA、B、Cを得た。
該ポリエステルを押出機A、B、Cを用いて270〜2
80℃で溶融し、Tダイ中でA/B/Cの順に3層に積
層後、28℃の冷却ドラム上でシート状に成形したの
ち、90℃で縦方向に3.2倍延伸した。28℃の冷却
ドラム上でシート状に成形したのち、90℃で縦方向に
3.2倍延伸した。
【0068】次にアクリルをグラフト化させた水分散性
ポリエステル共重合体として“ペスレジン”604G
(高松油脂(株)製)に水を加えて希釈し架橋結合剤と
して“ニカラック”MW−12LF((株)三和ケミカ
ル製)を樹脂固形分100重量部に対して4重量部添加
しさらに滑剤として平均粒子径0.10μmのシリカゾ
ル“キャタロイド”(触媒化成工業(株)製)を樹脂固
形分100重量部に対して0.5重量部添加し濃度を
3.0重量%とした塗剤を上記一軸延伸フイルムの片面
にメタリングバー方式で塗布したのち該塗布層を乾燥し
つつ横方向に125℃で3.3倍に延伸し、さらに22
5℃で熱処理を行いアンカー層0.1μmが積層された
厚さ100μmの二軸延伸フイルムを得た。
ポリエステル共重合体として“ペスレジン”604G
(高松油脂(株)製)に水を加えて希釈し架橋結合剤と
して“ニカラック”MW−12LF((株)三和ケミカ
ル製)を樹脂固形分100重量部に対して4重量部添加
しさらに滑剤として平均粒子径0.10μmのシリカゾ
ル“キャタロイド”(触媒化成工業(株)製)を樹脂固
形分100重量部に対して0.5重量部添加し濃度を
3.0重量%とした塗剤を上記一軸延伸フイルムの片面
にメタリングバー方式で塗布したのち該塗布層を乾燥し
つつ横方向に125℃で3.3倍に延伸し、さらに22
5℃で熱処理を行いアンカー層0.1μmが積層された
厚さ100μmの二軸延伸フイルムを得た。
【0069】た。
【0070】次に得られたポリエステルフイルムのアク
リルをグラフト化させた親水基含有ポリエステル樹脂を
下塗りした面に、ジペンタエリスリトールヘキサアクリ
レート60重量部、2,2′−ビス(4−アクリロキシ
ジエトキシフェニル)プロパン20重量部、N−ビニル
ピロリドン20重量部、1−ヒドロキシシクロヘキシル
フェニルケトン4重量部、トルエン50重量部、酢酸ブ
チル30重量部、イソプロピルアルコール20重量部を
攪拌混合して得られた組成物をバーコーターを用いて硬
化後の膜厚が3μmになるように均一に塗布した。これ
を80℃30秒間乾燥させ塗布面より12cmの高さに
セットした80W/cmの強度を有する高圧水銀灯の下
を3m/分の速度で硬化させて積層体を得た。
リルをグラフト化させた親水基含有ポリエステル樹脂を
下塗りした面に、ジペンタエリスリトールヘキサアクリ
レート60重量部、2,2′−ビス(4−アクリロキシ
ジエトキシフェニル)プロパン20重量部、N−ビニル
ピロリドン20重量部、1−ヒドロキシシクロヘキシル
フェニルケトン4重量部、トルエン50重量部、酢酸ブ
チル30重量部、イソプロピルアルコール20重量部を
攪拌混合して得られた組成物をバーコーターを用いて硬
化後の膜厚が3μmになるように均一に塗布した。これ
を80℃30秒間乾燥させ塗布面より12cmの高さに
セットした80W/cmの強度を有する高圧水銀灯の下
を3m/分の速度で硬化させて積層体を得た。
【0071】この積層体の特性は表1に示すように耐摩
耗性、表面硬度、接着性が良好で難燃性もランクVTM
−2を有している。
耗性、表面硬度、接着性が良好で難燃性もランクVTM
−2を有している。
【0072】実施例4 実施例3と全く同様の方法で得られた100μmのフイ
ルムのアクリルをグラフト化させた親水基含有ポリエス
テル樹脂を下塗りした面に、ジペンタエリスリトールヘ
キサアクリレート70重量部、N−ビニルピロリドン3
0重量部、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
ン(チバガイギー社“Irgacure”184)4重
量部、シリカ粉末(富士デヴィソン社“サイロイド”2
44)5重量部、ブタノール70重量部、トルエン30
重量部を攪拌混合して得られた組成物をバーコーターを
用いて硬化後の膜厚が3μmになるように均一に塗布し
た。これを80℃30秒間乾燥させ塗布面より12cm
の高さにセットした80W/cmの強度を有する高圧水
銀灯の下を3m/分の速度で硬化させて積層体を得た。
ルムのアクリルをグラフト化させた親水基含有ポリエス
テル樹脂を下塗りした面に、ジペンタエリスリトールヘ
キサアクリレート70重量部、N−ビニルピロリドン3
0重量部、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケト
ン(チバガイギー社“Irgacure”184)4重
量部、シリカ粉末(富士デヴィソン社“サイロイド”2
44)5重量部、ブタノール70重量部、トルエン30
重量部を攪拌混合して得られた組成物をバーコーターを
用いて硬化後の膜厚が3μmになるように均一に塗布し
た。これを80℃30秒間乾燥させ塗布面より12cm
の高さにセットした80W/cmの強度を有する高圧水
銀灯の下を3m/分の速度で硬化させて積層体を得た。
【0073】この積層体の特性は表1に示すように耐摩
耗性、表面硬度、接着性が良好で難燃性もランクVTM
−2を有し、全光線透過率86.0%、ヘイズ37.0
%のノングレア性の良好な積層体を得た。
耗性、表面硬度、接着性が良好で難燃性もランクVTM
−2を有し、全光線透過率86.0%、ヘイズ37.0
%のノングレア性の良好な積層体を得た。
【0074】比較例1 実施例1で得られたポリエステルフイルムのみでは表1
に示すように難燃性はVTM−0と高い難燃性が得られ
たが、耐摩耗性はS1で全面に傷が発生し、表面硬度は
低い。このように表面硬度化層を施さない場合は、耐摩
耗性、表面硬度に優れた積層体は得られない。
に示すように難燃性はVTM−0と高い難燃性が得られ
たが、耐摩耗性はS1で全面に傷が発生し、表面硬度は
低い。このように表面硬度化層を施さない場合は、耐摩
耗性、表面硬度に優れた積層体は得られない。
【0075】比較例2 実施例1のポリエステルA、C層のリン元素の添加量を
なしにした他は全く同様の方法で100μmのフイルム
を得た。さらにそのフイルムのA層に実施例1に用いた
活性線硬化性塗料組成物を塗布し、同様に硬化させて積
層体を得た。
なしにした他は全く同様の方法で100μmのフイルム
を得た。さらにそのフイルムのA層に実施例1に用いた
活性線硬化性塗料組成物を塗布し、同様に硬化させて積
層体を得た。
【0076】この積層体の特性は表1に示すように耐摩
耗性、表面硬度は優れているが、難燃性テストではVT
M−2規格より低く高い難燃性を得ることはできなかっ
た。
耗性、表面硬度は優れているが、難燃性テストではVT
M−2規格より低く高い難燃性を得ることはできなかっ
た。
【0077】
【表1】
【0078】
【発明の効果】本発明のポリエステルフイルムに難燃元
素を特定量含有する線状ポリエステルA、Cと、難燃元
素を特定量含有する線状ポリエステルBをA/B/Cの
順に積層し、この線状ポリエステルAおよび/またはC
層に表面硬度化層を積層することにより、通常のポリエ
ステルフイルムが有する高い耐熱性、耐加水分解性、機
械特性、耐薬品性などを保持しつつ、優れた耐摩耗性、
表面硬度を有しかつ高い難燃性を付与でき、UL−94
でVTM−2のランクを十分に達成することができる。
素を特定量含有する線状ポリエステルA、Cと、難燃元
素を特定量含有する線状ポリエステルBをA/B/Cの
順に積層し、この線状ポリエステルAおよび/またはC
層に表面硬度化層を積層することにより、通常のポリエ
ステルフイルムが有する高い耐熱性、耐加水分解性、機
械特性、耐薬品性などを保持しつつ、優れた耐摩耗性、
表面硬度を有しかつ高い難燃性を付与でき、UL−94
でVTM−2のランクを十分に達成することができる。
Claims (11)
- 【請求項1】 難燃元素を0.5〜5.0重量%含む線
状ポリエステルAおよびCと、難燃元素を0〜0.5重
量%含む線状ポリエステルBが、厚さ方向にA/B/C
の順に積層されてなるポリエステルフイルムのAおよび
/またはC層の表面に表面硬度化層を設けてなることを
特徴とする積層体。 - 【請求項2】 難燃元素がリンまたはハロゲンであるこ
とを特徴とする請求項1に記載の積層体。 - 【請求項3】 難燃元素がリンまたはハロゲンであり、
該難燃元素を含む化合物を、ポリエステルA、Cおよび
Bに共重合されてなることを特徴とする請求項1または
請求項2に記載の積層体。 - 【請求項4】 ポリエステルA、CおよびBが芳香族ジ
カルボン酸を主たる酸成分とし、エチレングリコールを
主たるジオール成分とする線状ポリエステルであること
を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の積
層体。 - 【請求項5】 線状ポリエステルA、CおよびBの芳香
族ジカルボン酸がテレフタル酸または2,6−ナフタレ
ンジカルボン酸であることを特徴とする請求項4に記載
の積層体。 - 【請求項6】 難燃元素を含む化合物が下記化学式で示
されるリン化合物から選ばれた1種以上の化合物である
ことを特徴とする請求項3に記載の積層体。 【化1】 【化2】 【化3】 式中、R1 、R5 はそれぞれ同じかまたは異なる基であ
って炭素数が1〜18の炭化水素基をあらわし、R2 、
R3 はそれぞれ同じかまたは異なる基であって炭素数が
1〜18の炭化水素基または炭素数が1〜18のヒドロ
キシアルキル基または水素原子をあらわし、A1 、A2
は炭素数が2〜8の2価または3価の有機残基をあらわ
し、R4 はカルボキシ基またはヒドロキシル基またはそ
のエステルをあらわし、R6 はカルボキシ基またはヒド
ロキシル基またはそのエステルあるいは互いに下記化学
式で示される基を介してA2 と環を形成する2価のエス
テル形成性官能基をあらわす。 【化4】 - 【請求項7】 難燃元素を含む化合物が下記化学式で示
されるモノアルキルアシッドホスフェート、ジアルキル
アシッドホスフェートのいずれかの単独、または両者の
混合物であることを特徴とする請求項3に記載の積層
体。 【化5】 【化6】 式中Rは炭素数1〜8個のアルキル基をあらわす。 - 【請求項8】 ポリエステルA、Cがリン元素を1.0
〜2.0重量%、ポリエステルBがリン元素を0〜0.
2重量%含むことを特徴とする請求項1〜請求項5のい
ずれかに記載の積層体。 - 【請求項9】 ポリエステルA、Cの厚さがポリエステ
ルBの厚さの0.01〜3倍でかつポリエステルA、C
の厚さが0.5〜200μmであることを特徴とする請
求項1〜請求項8のいずれかに記載の積層体。 - 【請求項10】 ポリエステルA、Cの厚さがポリエス
テルBの厚さの0.05〜1倍でかつポリエステルA、
Cの厚さが1〜100μmであることを特徴とする請求
項1〜請求項8のいずれかに記載の積層体。 - 【請求項11】 表面硬度化層が1分子中に3個以上の
(メタ)アクリロイルオキシ基を有する単量体(I)の
少なくとも1種と、1分子中に1〜2個のエチレン性不
飽和二重結合を有する単量体(II)の少なくとも1種か
らなる活性線硬化性単量体混合物であることを特徴とす
る請求項1に記載の積層体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13846493A JPH06344525A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13846493A JPH06344525A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 積層体 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06344525A true JPH06344525A (ja) | 1994-12-20 |
Family
ID=15222650
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13846493A Pending JPH06344525A (ja) | 1993-06-10 | 1993-06-10 | 積層体 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06344525A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1272551B1 (de) * | 2000-01-20 | 2004-03-24 | Mitsubishi Polyester Film GmbH | Weisse, schwerentflammbare, uv-stabile folie aus einem kristallisierbaren thermoplasten, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung |
JP2016187887A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 三菱樹脂株式会社 | 難燃性ポリエステルフィルム |
-
1993
- 1993-06-10 JP JP13846493A patent/JPH06344525A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1272551B1 (de) * | 2000-01-20 | 2004-03-24 | Mitsubishi Polyester Film GmbH | Weisse, schwerentflammbare, uv-stabile folie aus einem kristallisierbaren thermoplasten, verfahren zu ihrer herstellung und ihre verwendung |
JP2016187887A (ja) * | 2015-03-30 | 2016-11-04 | 三菱樹脂株式会社 | 難燃性ポリエステルフィルム |
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