JPH0634402A - 電圧変換装置及び物理量検出装置 - Google Patents

電圧変換装置及び物理量検出装置

Info

Publication number
JPH0634402A
JPH0634402A JP21077592A JP21077592A JPH0634402A JP H0634402 A JPH0634402 A JP H0634402A JP 21077592 A JP21077592 A JP 21077592A JP 21077592 A JP21077592 A JP 21077592A JP H0634402 A JPH0634402 A JP H0634402A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
voltage
physical quantity
circuit section
sensor head
change
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21077592A
Other languages
English (en)
Inventor
Koichi Imanaka
行一 今仲
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
Priority to JP21077592A priority Critical patent/JPH0634402A/ja
Publication of JPH0634402A publication Critical patent/JPH0634402A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing Or Calibration Of Command Recording Devices (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 センサヘッドから出力される電圧、電流、電
力等の種類の異なる電気信号を処理する処理回路を共通
化・汎用化し、低コスト化する。 【構成】 センサヘッド部2の電気信号を、電圧変換回
路部3によって電圧信号に変換する。この電圧信号を発
振回路部4の微小ギャップコンデンサ8に印加する。電
圧信号は発振回路部4により周波数信号に変換されると
共に、電圧信号に応じて微小ギャップコンデンサ8の静
電容量Cが変化し、周波数信号の発振周波数fが変化す
る。検出回路部5は、発振回路部4の発振周波数を検出
し、物理量情報を示す信号に変換して出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧変換装置及び物理
量検出装置に関する。具体的にいうと、本発明は、光、
圧力、加速度、温度などの物理量を計測・検出するため
の電圧変換装置及び物理量検出装置に関し、産業機器、
情報処理機器、家庭電化製品などの分野に用いることが
できる。
【0002】
【背景技術とその問題点】従来より、多種多様なセンサ
が開発されており、光、圧力、応力、位置、距離、速
度、加速度、温度、湿度、硬さ、形状、振動量(数)、
重量、流量、ガス量、ガス種、電磁気量(強さ)、匂い
等を代表とする、あらゆる物理量情報が検出可能になっ
ている。しかし、各センサの動作原理に応じて、各セン
サヘッドから出力されるセンサ出力(電気信号)には、
電圧、電流、電力、電荷、電気抵抗、あるいはこれらの
変化率など種々の形態のものがある。このため、従来の
物理量センサでは、各センサ出力を個別の専用回路で処
理し、各物理量情報を計測している。
【0003】例えば、従来の物理量センサとして、熱電
対を用いた温度センサと、フォトダイオードを用いた光
センサを考える。熱電対を用いた温度センサにおいて
は、温度変化により発生する熱電対の起電力を電気回路
処理することにより温度を検出しており、そのための専
用処理回路が必要である。また、フォトダイオードを用
いた光センサにおいては、入射光によりフォトダイオー
ドに発生した光電流を電気回路処理することにより対象
物体の有無、位置、形状などの物理量情報を検出してお
り、そのための専用処理回路が必要であった。また、光
電流は一般に微弱であるため、光センサには専用の増幅
回路なども必須であった。
【0004】このように、一般に、センサの種類や測定
物理量情報が異なる毎に専用処理回路が必要であるた
め、各種センサに応じた専用処理回路の設計・製造が必
要となり、製造コストを高くしている。また、専用処理
回路の必要なことにより、複数の物理量情報を検出可能
な複合機能を有するセンサの出現を妨げている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、叙上の従来
例の欠点に鑑みてなされたものであり、その目的とする
ところは、検知対象となる物理量情報により異なるセン
サ出力を処理して物理量情報を計測するための処理回路
を共通化・汎用化し、回路設計を簡略化すると共にセン
サシステム、特にその処理回路の製造コストを安価にす
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の電圧変換装置
は、物理量情報を電気信号として検出するセンサヘッド
部、および、前記センサヘッド部の検出信号を電圧もし
くは電圧の変化に変換する電圧変換回路部を備え、前記
物理量情報を電圧もしくは電圧の変化に変換して出力す
ることを特徴としている。
【0007】また、上記電圧変換装置においては、セン
サヘッド部が複数個あってもよい。
【0008】本発明の物理量検出装置は、電圧が印加さ
れるとその印加電圧により静電容量が変化する微小ギャ
ップコンデンサと、コイルまたは抵抗のうち少なくとも
一方とで構成される発振回路部、および、前記発振回路
部の発振周波数もしくは発振周波数の変化を検出する検
出回路部を備え、前記発振周波数もしくは発振周波数の
変化に基づいて物理量情報を検出することを特徴として
いる。
【0009】上記物理量検出装置には、上記電圧変換装
置を取り付けて接続するようにすることができる。
【0010】また、上記物理量検出装置は、物理量情報
を電気信号として検出するセンサヘッド部と、前記セン
サヘッド部の検出信号を電圧もしくは電圧の変化に変換
する電圧変換回路部とを有し、前記物理量情報を電圧も
しくは電圧の変化に変換して出力する電圧変換手段を備
えていても良い。
【0011】さらに、上記物理量検出装置においても、
前記電圧変換手段のセンサヘッド部が複数個あってもよ
い。
【0012】さらに、上記微小ギャップコンデンサのギ
ャップは、100マイクロメータ以下であることが好ま
しい。
【0013】さらに、上記のセンサヘッド部、電圧変換
回路部、発振回路部もしくは検出回路部のうち少なくと
も1つに、温度補償回路を設けてもよい。
【0014】さらに、上記物理量検出装置にあっては、
電圧変換手段の出力電圧を増幅・整形する補正回路部を
備えていてもよい。
【0015】
【作用】本発明の電圧変換装置にあっては、センサヘッ
ド部の電気信号を電圧もしくは電圧の変化に変換する電
圧変換回路部を備えているから、センサヘッド部から出
力される電気信号がどのような形態のものであっても、
全て電圧信号として出力することができる。したがっ
て、種類の異なるセンサヘッド部を複数種類同時に使用
する場合でも、種類の異なるセンサヘッド部を個別に使
用する場合でも、処理回路への出力を電圧信号に統一す
ることができ、電圧変換装置の出力を処理する処理回路
の共用化及び汎用化を図ることができ、処理回路の量産
効果によって処理回路の低コスト化を図ることができ
る。
【0016】また、本発明の物理量検出装置にあって
は、入力された電圧信号を微小ギャップコンデンサを用
いた発振回路部により周波数信号に変換し、周波数信号
を検出回路部で処理して当該物理量情報を検出している
ので、電圧もしくは電圧の変化を直接検出する場合より
も検出精度を向上させることができる。従って、この物
理量検出装置を上記電圧変換装置に接続することにより
種々の物理量情報を精度良く検出することができる。
【0017】また、上記電圧変換装置は、上記物理量検
出装置に一体に構成してあっても良い。
【0018】
【実施例】図1は本発明の一実施例による物理量検出装
置21の基本構成を示すブロック図である。この物理量
検出装置21は、センサヘッド部2及び電圧変換回路部
3からなる検出部(電圧変換装置)1と、発振回路部4
と、検出回路部5とから構成されている。
【0019】センサヘッド部2は物理量情報を電気信号
に変換して出力するものならどのようなものでも良く、
例えば、光、圧力、応力、位置、距離、速度、加速度、
温度、湿度、硬さ、形状、振動量(数)、重量、流量、
ガス量、ガス種、電磁気量(強さ)、匂い等の物理量情
報を検出可能なものであればよい。また、電圧、電流、
電力、電荷、抵抗、もしくはこれらの変化率等、どのよ
うな形態の電気信号を出力するものであってもよい。電
圧変換回路部3は、センサヘッド部2から出力された種
々の形態の電気信号を電圧信号(電圧または電圧の変
化)に変換するものであって、各センサヘッド2に設け
られている。
【0020】センサヘッド部2としては種々の原理によ
るものが可能である。例えば、外力が直接または間接的
に加わるように圧電素子に機構部品を付加したセンサを
センサヘッド部2として使用すれば、応力、圧力、加速
度、音波、振動、重量、硬度などを検出するためのセン
サを構成することができる。圧電素子はどのようなもの
でもよいが、薄膜積層型素子を使用すると好適である。
【0021】これらのうち音波検出用の装置にあって
は、さらに、対象物に対して音波または超音波を投射す
る素子及びその駆動回路を付加し、対象物からの反射波
を超音波センサ(センサヘッド部2)を備えた検出部1
により検出するようにすれば、対象物までの距離や対象
物の有無を検出したり、あるいは対象物の形状を認識し
たりすることができる。
【0022】また、熱電対、サーモパイル、焦電素子、
白金抵抗のような感温抵抗体などをセンサヘッド部2と
して使用すれば、温度、赤外線、人体の有無を検出する
ことができる。さらに、例えば熱電対の接点を気体や液
体が通過する中空パイプ内に設ければ、熱電対が検出し
た摩擦熱から中空パイプ内を流れる流量や流速を検出す
ることができる。
【0023】また、SnO2,ZnO,PZT等を焼結
したセラミックに電極を設けたものをセンサヘッド部2
として使用すれば、その電気抵抗の変化からガス濃度や
湿度を検出することができる。
【0024】また、ホール素子や磁気抵抗素子をセンサ
ヘッド部2として使用すれば、磁気を検出することがで
きる。
【0025】また、光起電力効果、光導電効果、光電子
放出効果を有する光電素子をセンサヘッド部2として使
用すれば、入射光量、入射位置の変化により、対象物の
有無、対象物あるいはセンサ自身の位置、対象物の形状
を検出することができる。この場合、対象物に対して光
を投射する素子及びその駆動回路を付加し、対象物から
の反射光を検出するようにしても良い。
【0026】発振回路部4は、微小ギャップコンデンサ
8と、インダクタ及び抵抗のうち少なくとも一方とから
構成されたLC発振回路、RC発振回路もしくはLCR
発振回路よりなる。微小ギャップコンデンサ8は、図2
に示すように、電極面積Sの固定電極16及び可動電極
17を微小距離tを隔てて対向させ、片持ち状もしくは
両持ち状に設けられた弾性ビーム等の弾性支持部18に
支持されたウエイト部19の下面に可動電極17を設
け、弾性支持部18が弾性変形することによって両電極
16,17間の対向距離tが変化するようにしたもので
ある。電圧変換回路部3から出力された電圧信号は、当
該微小ギャップコンデンサ8の可動電極17及び固定電
極16間に印加されている。微小ギャップコンデンサ8
の両電極16,17間に電圧信号が入力されると、両電
極16,17に電荷が誘導され、両電極16,17間に
吸引力が発生するので、入力された電圧信号の大きさに
応じて弾性支持部18が撓んで両電極16,17間の距
離tが短くなる。微小ギャップコンデンサ8の静電容量
はC=εS/t(但し、εは電極間の誘電率)で表され
るので、電極間距離tが微小量dtだけ変化すると、微
小ギャップコンデンサ8の静電容量Cは、 dC=(−εS/t2)・dt … だけ変化する。従って、検出部1から微小ギャップコン
デンサ8へ入力される電圧信号の大きさが変化すると、
発振回路部4を構成する微小ギャップコンデンサ8の静
電容量Cが変化するので、電圧信号のレベルに応じて発
振回路部4の発振周波数もしくはその変化率が変化す
る。また、式から分かるように、微小ギャップコンデ
ンサ8の静電容量の変化dCは、両電極16,17間の
対向距離(ギャップ)tが小さいほど大きくなるので、
対向距離tの小さいものが好ましく、100μm以下の
ものが好ましい。
【0027】検出回路部5は、発振回路部4から出力さ
れる発振周波数もしくは発振周波数の変化を検出し、物
理量情報を示す信号(直読値など)に変換して出力す
る。
【0028】従って、センサヘッド部2が何らかの物理
量情報を検知し、何らかの形態の電気信号として出力さ
れると、その電気信号は電圧変換回路部3で電圧信号に
変換され、検出部1からは検出された物理量情報に応じ
た電圧信号が出力される。発振回路部4から出力されて
いる周波数信号は、検出部1から入力されている電圧信
号に応じて発振周波数もしくは周波数の変化率が変わ
り、発振回路部4から出力された周波数信号は検出回路
部5で所定の処理を施された後、検出された物理量情報
を示す所定の信号に変換されて出力される。ここで、検
出部1は検出しようとする物理量情報の種類に応じてそ
れぞれ専用のものを用いる必要があるが、各検出部1の
出力信号(電圧信号)は共通しているので、発振回路部
4及び検出回路部5は共通のものを用いることができ
る。また、検出部1から出力される電圧信号を直接検出
回路部5へ入力することも可能ではあるが、この実施例
のように発振回路部4を通して一旦周波数信号に変換し
てから処理するほうが、検出回路部5における検出精度
がはるかに向上する。
【0029】なお、図1の実施例では、検出部1を直接
発振回路部4に接続しているが、検出部1と発振回路部
4との間に検出部1から出力された電圧信号を増幅ある
いは整形するための回路を設けてもよい。
【0030】図3は本発明の具体的な実施例による物理
量検出装置22の検出部1及び発振回路部4を示す電気
回路図である。この物理量検出装置22は、入射光量を
検出する光センサであって、物体の有無や物体までの距
離の検出、あるいは物体の形状の認識などに応用される
装置である。
【0031】この光センサにあっては、センサヘッド部
2であるフォトダイオード6と並列に電圧変換抵抗7を
接続し、電圧変換抵抗7によって電圧変換回路部3を構
成している。フォトダイオード6に光が入射すると、そ
の光強度に応じた大きさの光電流Iが発生し、抵抗値R
の電圧変換抵抗7に流れる。したがって、電圧変換抵抗
7の両端間には光強度に応じた大きさの電圧−IRが発
生する。この電圧−IR=VCは微小ギャップコンデン
サ8の両電極16,17間に印加され、微小ギャップコ
ンデンサ8の静電容量Cを変化させる。
【0032】発振回路部4は、微小ギャップコンデンサ
8、オペアンプ9、抵抗値RTの電流制限抵抗11およ
び分圧抵抗12,13によって構成されている。すなわ
ち、一方電極をアースされた微小ギャップコンデンサ8
の他方電極をオペアンプ9の反転入力端子9aに接続
し、オペアンプ9の出力10を電流制限抵抗11を介し
て反転入力端子9aに接続してオペアンプ9の出力電圧
Oを入力側へ負帰還させている。また、オペアンプ9
の出力電圧VOを分圧抵抗12,13により所定の分圧
比で分圧した電圧VRを非反転入力端子9bに正帰還さ
せている。
【0033】これは一般的に用いられている発振回路で
あって、電流制限抵抗11を介して微小ギャップコンデ
ンサ8が充放電されることによって発振するものであ
り、電流制限抵抗11の抵抗値RTと微小ギャップコン
デンサ8の静電容量Cで決まる時定数RT・Cに反比例
する周波数f=1/(A・RT・C)〔ただし、Aは定
数〕で発振する。
【0034】したがって、オペアンプ9から出力される
周波数信号(出力VO)の周波数fは微小ギャップコン
デンサ8の静電容量Cによって変化し、微小ギャップコ
ンデンサ8の静電容量Cはフォトダイオード6に入射し
た光の強度に応じて変化するので、発振回路部4から出
力された信号の周波数を検出することによって物理量情
報の検出値を知ることができる。この周波数を検出する
ための検出回路部5としては、例えば、周波数カウンタ
等や周波数カウンタによて計測された周波数を検出して
いる物理量の単位に変換するための処理回路等から構成
することができる。
【0035】図4は本発明の別な実施例による物理量検
出装置23の概略構成を示すブロック図である。この物
理量検出装置23は、検出部1として種類の異なる複数
個の検出部S1,S2,…を備えており、各検出部S1
2,…がリレー部14を介して共通の発振回路部4に
接続されている。
【0036】リレー部14は検出部S1,S2,…と同数
の入力用端子14aと1つの出力用端子14bとクロッ
ク端子14cを備え、各検出部S1,S2,…がリレー部
14の入力用端子14aに接続され、出力用端子14b
は発振回路部4に接続されている。また、リレー部14
及び検出回路部5は一定の時間間隔で時間制御するタイ
ミング回路部15によって時分割制御されている。すな
わち、リレー部14の入力端子14aは常に1つだけ出
力端子14bと接続しており、タイミング回路部15か
らタイミング端子14cに入力されるタイミングクロッ
ク信号20によって出力用端子14bと接続される入力
端子14aが順次一定時間ΔT毎に切り替えられてい
る。従って、検出回路部5へ入力される周波数信号も、
検出部S1で検出された物理量情報を示すもの、検出部
2で検出された物理量情報を示すもの、…、と一定時
間ΔT毎に順次変化している。検出回路部5は、タイミ
ング回路部15からのタイミングクロック信号20によ
って現在受信している周波数信号がいずれの検出部
1,S2,…で検出された物理量情報を表わすものであ
るかを判断し、物理量情報の種類に応じた処理を施して
検出信号を出力する。
【0037】従って、この物理量検出装置23によれ
ば、異なる物理量情報を検出する複数個の検出部S1
2,…から出力された信号を1つの発振回路部4及び
検出回路部5によって同時に処理することができ、複合
機能センサを実現することができる。
【0038】本発明は上記実施例以外にも種々設計変更
可能であって、特に図示はしないものの以下のような実
施例も可能である。例えば、微小ギャップコンデンサと
しては、弾性絶縁板を挟んでその両面に2枚の電極板を
貼り合わせたものでも良い。また、単結晶シリコン(固
定電極)上に弾性を有する有機または無機絶縁膜を形成
し、さらにその上に単結晶または多結晶シリコン(可動
電極)を形成したものでも良い。
【0039】また、センサヘッド部、電圧変換回路部、
発振回路部、または検出回路部には、温度補償回路を設
け、周囲温度が検出値に与える影響を小さくするように
しても良い。この温度補償回路は、市販品あるいは従来
より公知のもので足りる。
【0040】
【発明の効果】本発明の電圧変換装置にあっては、セン
サヘッド部から出力される電気信号がどのような形態の
ものであっても、全て電圧信号として出力することがで
きるから、種類の異なるセンサヘッド部を複数種類同時
に使用する場合でも、種類の異なるセンサヘッド部を個
別に使用する場合でも、処理回路への出力を電圧信号に
統一することができる。したがって、電圧変換装置の出
力を処理する処理回路の共用化及び汎用化を図ることが
でき、処理回路の量産効果によって処理回路の低コスト
化を図ることができる。
【0041】また、本発明の物理量検出装置にあって
は、入力された電圧信号を微小ギャップコンデンサを用
いた発振回路部により周波数信号に変換し、周波数信号
を検出回路部で処理して当該物理量情報を検出している
ので、電圧もしくは電圧の変化を直接検出する場合より
も検出精度を向上させることができる。従って、この物
理量検出装置を上記電圧変換装置に接続することにより
種々の物理量情報を精度良く検出することができる。
【0042】また、上記電圧変換装置と上記物理量検出
装置を一体に構成すれば、1もしくは2個以上のセンサ
ヘッド部で検出した物理量情報を電圧信号に統一して共
通の発振回路部及び検出回路部で一括して処理すること
ができる。従って、各種センサのコストを安価にするこ
とができると共に複合機能センサの実現も可能になる。
【0043】さらには、発振回路部における微小ギャッ
プコンデンサのギャップを100マイクロメータ以下に
すれば、印加された電圧信号に対する静電容量の変化が
大きくなり、物理量情報をより精度良く検出することが
できる。
【0044】さらには、センサヘッド部、電圧変換回路
部、発振回路部または検出回路部に温度補償回路を備え
れば、周囲温度の影響を受けにくくなり、温度安定性の
高い物理量検出装置を製作でき、温度の影響を受けるこ
となく正確なデータを得ることができる。
【0045】さらには、電圧変換手段の出力電圧を増幅
・整形する補正回路部を設ければ、信号のS/N比を良
好にし、物体検出装置の感度を向上させることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による物理量検出装置の基本的な構成を
示すブロック図である。
【図2】微小ギャップコンデンサの構成を示す概略正面
図である。
【図3】本発明の具体的な実施例による物理量検出装置
(光センサ)の検出部及び発振回路部を示す電気回路図
である。
【図4】本発明の別な実施例による物理量検出装置の概
略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 検出部(電圧変換装置) 2 センサヘッド部 3 電圧変換回路部 4 発振回路部 5 検出回路部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物理量情報を電気信号として検出するセ
    ンサヘッド部、 および、前記センサヘッド部の検出信号を電圧もしくは
    電圧の変化に変換する電圧変換回路部を備え、 前記物理量情報を電圧もしくは電圧の変化に変換して出
    力する電圧変換装置。
  2. 【請求項2】 物理量情報を電気信号として検出する複
    数のセンサヘッド部、 および、前記複数のセンサヘッド部の検出信号をそれぞ
    れ電圧もしくは電圧の変化に変換する電圧変換回路部を
    備え、 前記物理量情報を電圧もしくは電圧の変化に変換して出
    力する電圧変換装置。
  3. 【請求項3】 電圧が印加されるとその印加電圧により
    静電容量が変化する微小ギャップコンデンサと、コイル
    または抵抗のうち少なくとも一方とで構成される発振回
    路部、 および、前記発振回路部の発振周波数もしくは発振周波
    数の変化を検出する検出回路部を備え、 前記発振周波数もしくは発振周波数の変化に基づいて物
    理量情報を検出する物理量検出装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2に記載の電圧変換装置を
    取り付け可能であることを特徴とする請求項3に記載の
    物理量検出装置。
  5. 【請求項5】 物理量情報を電気信号として検出するセ
    ンサヘッド部と、前記センサヘッド部の検出信号を電圧
    もしくは電圧の変化に変換する電圧変換回路部とを有
    し、前記物理量情報を電圧もしくは電圧の変化に変換し
    て出力する電圧変換手段、 前記電圧変換手段の出力電圧が印加されその印加電圧に
    より静電容量が変化する微小ギャップコンデンサと、コ
    イルまたは抵抗のうち少なくとも一方とで構成される発
    振回路部、 および、前記発振回路部の発振周波数または発振周波数
    の変化を検出する検出回路部を備え、 前記発振周波数または発振周波数の変化に基づいて物理
    量情報を検出する物理量検出装置。
  6. 【請求項6】 前記電圧変換手段が、物理量情報を電気
    信号として検出する複数のセンサヘッド部と、前記複数
    のセンサヘッド部の検出信号をそれぞれ電圧もしくは電
    圧の変化に変換する電圧変換回路部を備えたことを特徴
    とする物理量検出装置。
  7. 【請求項7】 前記微小ギャップコンデンサのギャップ
    は、100マイクロメータ以下であることを特徴とする
    請求項3,4,5又は6に記載の物理量検出装置。
  8. 【請求項8】 前記センサヘッド部、前記電圧変換回路
    部、前記発振回路部もしくは前記検出回路部のうち少な
    くとも1つに、温度補償回路を備えたことを特徴とする
    請求項3,4,5,6又は7に記載の物理量検出装置。
  9. 【請求項9】 前記電圧変換手段の出力電圧を増幅・整
    形する補正回路部を備えたことを特徴とする請求項3,
    4,5,6,7又は8に記載の物理量検出装置。
JP21077592A 1992-07-14 1992-07-14 電圧変換装置及び物理量検出装置 Pending JPH0634402A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21077592A JPH0634402A (ja) 1992-07-14 1992-07-14 電圧変換装置及び物理量検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21077592A JPH0634402A (ja) 1992-07-14 1992-07-14 電圧変換装置及び物理量検出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0634402A true JPH0634402A (ja) 1994-02-08

Family

ID=16594941

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21077592A Pending JPH0634402A (ja) 1992-07-14 1992-07-14 電圧変換装置及び物理量検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0634402A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008542777A (ja) * 2005-06-10 2008-11-27 ジーメンス ヴィディーオー オートモーティヴ アクチエンゲゼルシャフト シート占有を識別するための方法と装置
CN102841244A (zh) * 2012-09-19 2012-12-26 华北电力大学(保定) 电网电压骤变的快速检测方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008542777A (ja) * 2005-06-10 2008-11-27 ジーメンス ヴィディーオー オートモーティヴ アクチエンゲゼルシャフト シート占有を識別するための方法と装置
CN102841244A (zh) * 2012-09-19 2012-12-26 华北电力大学(保定) 电网电压骤变的快速检测方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4584885A (en) Capacitive detector for transducers
US4517622A (en) Capacitive pressure transducer signal conditioning circuit
JP2709230B2 (ja) 2つのコンデンサの容量値の商を測定する回路装置
US10393601B2 (en) Switched-resistor sensor bridge, corresponding system and method
JPH0337501A (ja) 静電容量型検出装置
US4433580A (en) Pressure transducer
JPH06230023A (ja) 変位検出センサ
JPH03503934A (ja) 圧力センサ
US7705583B2 (en) Micro-electromechanical system (MEMS) based current and magnetic field sensor
US4233512A (en) Thermometer for remotely measuring temperature
Ferrari et al. Oscillator-based interface for measurand-plus-temperature readout from resistive bridge sensors
JP6184006B2 (ja) 圧力センサ
JPH0634402A (ja) 電圧変換装置及び物理量検出装置
JP2760628B2 (ja) Pwm静電サーボ式加速度計
JP2009097951A (ja) 温度センサ
CN105203199A (zh) 基于微纳尺度材料光机电系统的超高灵敏度振动传感器
JPH07260824A (ja) 半導体式物理量センサ
JP2011038951A (ja) ゼーベック電流積分による温度差検出装置
Srinivasan et al. Differential and common mode offset correction in read out circuits for open loop half bridge capacitive MEMS accelerometers: Theoretical survey
JPH0861998A (ja) 温度・風速測定装置
Dalola et al. A MEMS Piezoresistive Inclination Sensor with CMOS ASIC Front-End Interface
JPH05248976A (ja) 静電容量変化型センサの容量検出回路
Filina et al. BASIC INSTRUMENTATION FOR ELECTRICAL MEASUREMENT OF NON-ELECTRICAL QUANTITIES
RU2199755C1 (ru) Преобразователь инерциальной информации
JP2005195337A (ja) 渦流量計