JPH06343762A - ゲーム用の操作装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 遊技者の頭部、腕部その他の動きでテレビゲ
ーム機を操作する。 【構成】 遊技者の頭が上下に動いたり、側方へ向いた
り、側方へ傾けたりすると、頭部検出プレート２１の先
端部が上下方向へ動いたり、両側方向へ動いたり、側方
へ傾いたりして、頭部検出プレート２１の先端部の各動
きを頭部動作検出部２０の頭部位置検出センサ２３が検
出するので、この検出信号に基づいてテレビゲーム機本
体７０を操作することができる。さらに、遊技者の腕が
上下に動いたり、側方へ動いたりすると、腕部検出プレ
ート３１の先端部がプレートの長手方向の動いたり、該
長手方向に対して直交する方向に動いたりして、腕部検
出プレート３１の先端部の各動きを腕部動作検出部３０
の腕部位置検出センサ３３が検出するので、この検出信
号に基づいてテレビゲーム機本体７０を操作することが
できる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、体の各部の動作を検出
し、該検出した信号に基づいてテレビゲーム機を操作す
るようにしたゲーム用の操作装置に関する。

【０００２】

【従来の技術】従来のゲーム用の操作装置としては、例
えば、ファミコン等のＴＶゲームにおいては、ゲームの
進行に当たり、指先で行なうジョイスティックやスイッ
チ操作により行なうものが一般的である。

【０００３】また、特開平２−２０９１６９号公報に開
示されたように、遊技者がその肘部に肘用のエルボセン
サを装着し、手にグリップ操作子を握り、フットスイッ
チの上に載って、ゲームを行ない、体の動きに応じた映
像制御信号を発生するようにしたものである。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のゲーム用の操作装置では、前者においては、
飛行機や宇宙船、銃などを使ってのゲームには適してい
るが、ボクシングなどボディアクションのあるゲームの
場合には指先だけの操作では迫力が半減し、興趣が減退
する。また、後者においては、グリップ操作子を握って
いる必要があり、フットスイッチが遊技者の位置を細か
く検出することができないため、映像においても細かく
制御できない点で、興趣が高まらないという問題点があ
った。

【０００５】本発明は、このような従来の問題点に着目
してなされたもので、指先だけの動作でなく、体全体の
動きによりゲームを行ない、現実感があって迫力のある
テレビゲームを楽むことができ、また、運動不足の解消
にも役立てることができるゲーム用の操作装置を提供す
ることを目的としている。

【０００６】

【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
めの本発明の要旨とするところは、 １ 体の各部の動作を検出し、該検出した信号に基づい
てテレビゲーム機を操作するようにしたゲーム用の操作
装置において、遊技者が身に着けるゲーム用の上着（１
０）と、該ゲーム用の上着に装着され、頭の上下の向
き、側方への向きおよび側方への傾きを検出する頭部動
作検出部と、同じく、ゲーム用の上着（１０）に装着さ
れ、腕の上下の動きおよび前後方向への動きを検出する
腕部動作検出部（３０）と、同じく、ゲーム用の上着
（１０）に装着され、肘の曲げを検出する肘部動作検出
部（４０）と、遊技者のその上における位置、向きおよ
び姿勢を検出するゲーム用のマット（９０）とを備えた
ことを特徴とするゲーム用の操作装置。

【０００７】２ 体の各部の動作を検出し、該検出した
信号に基づいてテレビゲーム機を操作するようにしたゲ
ーム用の操作装置において、遊技者が身に着けるゲーム
用の上着（１０）と、頭の上下の向き、側方への向きお
よび側方への傾きを検出する頭部動作検出部（２０）
と、腕の上下の動きおよび前後方向への動きを検出する
腕部動作検出部（３０）と、肘の曲げを検出する肘部動
作検出部（４０）と、遊技者のその上における位置、向
きおよび姿勢を検出するゲーム用のマット（９０）とを
備え、前記頭部動作検出部（２０）は、遊技者の後頭部
に固定され、前記ゲーム用の上着（１０）の襟ぐりの後
縁部（１１）に設けたスリット（１２）を通してゲーム
用の上着（１０）の中へ延ばされる頭部検出プレート
（２１）と、該頭部検出プレート（２１）の先端部の上
下方向の動き、両側方向の動き、側方への傾きを検出す
る頭部位置検出センサ（２３）とを有し、前記腕部動作
検出部（３０）は、遊技者の上腕に固定され、前記ゲー
ム用の上着（１０）の袖ぐり部（１５）に設けたスリッ
ト（１６）を通してゲーム用の上着（１０）の中へ延ば
される腕部検出プレート（３１）と、該腕部検出プレー
ト（３１）の先端部のプレートの長手方向の動き、該長
手方向に対して直交する方向の動きを検出する腕部位置
検出センサ（３３）とを有し、前記肘部動作検出部（４
０）は、遊技者の前腕に固定されるインナワイヤ（４
１）と、前記上腕部に固定され、前記インナワイヤ（４
１）が挿通可能なアウターケーシング（４２）と、該イ
ンナワイヤ（４１）の出没量を検出する肘部位置検出セ
ンサ（４３）とを有し、前記ゲーム用のマット（９０）
は、マットが広がる水平面状に配され、遊技者が足をそ
の上に着けた際に、着けた足の裏の位置および形を検出
可能なマトリックスセンサ（９３）を有することを特徴
とするゲーム用の操作装置に存する。

【０００８】

【作用】遊技者がゲーム用の上着（１０）を身に着け
て、頭、腕および肘を動かすと、頭部動作検出部（２
０）、腕部動作検出部（３０）、肘部動作検出部（４
０）およびゲーム用のマット（９０）が各部の動きを検
出して、その検出信号に基づいてテレビゲーム機が操作
される。

【０００９】いま、遊技者の頭が上下に動いたり、側方
へ向いたり、側方へ傾けたりすると、頭部検出プレート
（２１）の先端部が上下方向へ動いたり、両側方向へ動
いたり、側方へ傾いたりするため、頭部検出プレート
（２１）の先端部の各動きを頭部動作検出部（２０）の
頭部位置検出センサ（２３）が検出する。この検出信号
に基づいてテレビゲーム機本体（７０）が操作される。

【００１０】さらに、遊技者の腕が上下に動いたり、前
後方向へ動いたりすると、腕部検出プレート（３１）の
先端部がプレートの長手方向の動いたり、該長手方向に
対して直交する方向に動いたりするため、腕部検出プレ
ート（３１）の先端部の各動きを腕部動作検出部（３
０）の腕部位置検出センサ（３３）が検出する。この検
出信号に基づいてテレビゲーム機本体（７０）が操作さ
れる。

【００１１】さらに、遊技者の肘が伸ばされたり曲げら
れたりすると、インナワイヤ（４１）がアウターケーシ
ング（４２）に対して出没するため、インナワイヤ（４
１）の出没量を肘部動作検出部（４０）の肘部位置検出
センサ（４３）が検出する。この検出信号に基づいてテ
レビゲーム機本体（７０）が操作される。

【００１２】さらに、遊技者が移動すると、マット上に
着いた足の裏の位置や形状が変り、それをマトリックス
センサ（９３）が検出する。この検出信号に基づいてテ
レビゲーム機本体（７０）が操作される。

【００１３】

【実施例】以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明
する。各図は本発明の一実施例を示している。図１およ
び図２に示すように、本実施例にかかるゲーム用の操作
装置において、遊技者が身に着けるゲーム用の上着はベ
スト１０に成っている。ベスト１０は固めのプラスチッ
ク等で出来ており、内部は二重構造になっており、襟ぐ
りの後縁部１１と袖ぐり部１５とにスリット１２，１６
がそれぞれ形成されている。遊技者の頭部にはヘアーバ
ンド２２ａが装着されている。遊技者の頭部にしっかり
と固定されるものであればよく、例えば、帽子タイプの
ものを装着してもよい。

【００１４】本装置は頭の上下の向き、側方への向きお
よび側方への傾きを検出する頭部動作検出部２０と、腕
の上下の動きおよび側方への動きを検出する腕部動作検
出部３０と、肘の曲げを検出する肘部動作検出部４０と
を備えている。前記頭部動作検出部２０は、ヘアーバン
ド２２ａに固定される頭部検出プレート２１と、頭部検
出プレート２１の先端部２２ｂの上下方向の動き、両側
方向の動き、側方への傾きを検出する頭部位置検出セン
サ２３とを有している。頭部検出プレート２１はＴ字状
に形成され、その上端部２２はヘアーバンド２２ａに固
定され、下方へ延びた先端部２２ｂは、ベスト１０の襟
ぐりの後縁部１１に設けたスリット１２を通してベスト
１０の中へ挿入されている。頭部検出プレート２１の先
端部２２ｂには、上下方向を長手方向としたガイド用の
長孔２２ｃが穿設されている。

【００１５】ベスト１０には、背中に相当する部分に長
手方向を両側方向にしたスライド用レール１７が内装さ
れている。スライド用レール１７には両側方向へ案内移
動可能に矩形状のスライド用パネル１８が支持されてい
る。スライド用パネル１８の四隅にはプーリ２８が回転
可能に支持され、上側および下側のプーリ２８によりス
ライド用レール１７を上下から転動可能に挟むようにな
っている。スライド用パネル１８上にはガイドパネル１
９が設けられ、ガイドパネル１９の中心部には突起部１
９ａが形成され、突起部１９ａが頭部検出プレート２１
のガイド用の長孔２２ｃに相対移動可能に嵌合してい
る。ガイドパネル１９には一対のプーリ２７が設けら
れ、一対のプーリ２７に頭部検出プレート２１が上下移
動可能に挟まれている。

【００１６】ガイドパネル１９には、プーリ２７の回転
量から頭部検出プレート２１の上下方向の動きを検出す
る上下方向位置検出センサ２４が設けられている。ま
た、スライド用パネル１８にはプーリ２８の回転量から
頭部検出プレート２１の側方への動きを検出する両側方
向位置検出センサ２５が設けられ、さらに、スライド用
パネル１８にはガイドパネル１９の角度変化から頭部検
出プレート２１の側方への傾きを検出する傾き検出セン
サ２６が設けられている。上下方向位置検出センサ２
４、両側方向位置検出センサ２５および傾き検出センサ
２６が頭部位置検出センサ２３を構成している。前記腕
部動作検出部３０は、遊技者の上腕に固定され、ベスト
１０の袖ぐり部１５に設けたスリット１６を通してベス
ト１０の中へ延ばされる腕部検出プレート３１と、該腕
部検出プレート３１の先端部３２ｂのプレートの長手方
向の動き、該長手方向に対して直交する方向の動きを検
出する腕部位置検出センサ３３とを有している。

【００１７】腕部検出プレート３１と腕部位置検出セン
サ３３との関係は、頭部検出プレート２１と頭部位置検
出センサ２３との関係と同様である。腕部検出プレート
３１は遊技者の肩越しにセットされている。遊技者の上
腕には上腕サポータ３７が装着され、上腕サポータ３７
には、腕部検出プレート３１の基端部が固定されてい
る。図４に示すように、前記肘部動作検出部４０は、遊
技者の前腕に固定されるインナワイヤ４１と、遊技者の
上腕に固定され、インナワイヤ４１が挿通可能なアウタ
ーケーシング４２と、インナワイヤ４１の出没量を検出
する肘部位置検出センサ４３とを有している。

【００１８】遊技者の前腕には前腕サポート４８が装着
され、前腕サポート４８にはインナワイヤ４１の先端部
が固着されている。上腕サポータ３７にはコ字状断面形
の支持プレート４４が固定され、支持プレート４４の両
側壁の一方にはアウターケーシング４２の先端部が固着
されている。インナワイヤ４１は両側壁を貫いていて、
インナワイヤ４１の先端と両側壁の他方との間には圧縮
ばね４６が介在している。インナワイヤ４１の両側壁の
中間部である底面部には、一対のプーリ４５が設けら
れ、一対のプーリ４５の間の隙間にインナワイヤ４１が
挿通している。プーリ４５の回転量を検出することによ
りインナワイヤ４１の出没量を検出する肘部位置検出セ
ンサ４３が設けられている。図５に示すように、頭部動
作検出部２０、腕部動作検出部３０および肘部動作検出
部４０の各検出信号を演算処理する演算処理部５０がベ
スト１０に設けられ、演算処理部５０からの制御信号を
光信号に変換して、前記テレビゲーム機本体７０の入力
端子に接続された光信号受信部８０へ送信する光信号送
信部６０とを備えている。光信号送信部６０は光信号変
調機６１と光信号送信機６２とから成る。また、光信号
受信部８０は光信号受信機８１と光信号復調機８２とか
ら成る。この送受信方式は、電波を使って行なってもよ
い。光信号送信部６０はバンドに取り付けられている。

【００１９】図２に示すように、遊技者がその上に載っ
てゲームをするためのゲーム用のマット９０は、マット
が広がる水平面状にマトリックスセンサ９３が配されて
いる。マトリックスセンサ９３は、マトリックス状に配
された多数の圧力センサを有し、圧力センサはＡ／Ｄ変
換器および比較回路から構成されている。圧力センサ
は、通常はスイッチオフになっていて、遊技者がその上
に足を着けた際に圧力が所定値より高くなると、スイッ
チオンの信号を出力するものである。マトリックスセン
サ９３から延びた信号線は光信号受信機８１に設けたジ
ョイントツールに接続されている。

【００２０】次に作用を説明する。図６に示すように、
遊技者はゲーム用の上着１０を身に着けている。いま、
遊技者の頭が上下に動いたり、側方へ向いたり、側方へ
傾けたりすると、頭部検出プレート２１の先端部が上下
方向へ動いたり、両側方向へ動いたり、側方へ傾いたり
するため、頭部検出プレート２１の先端部の各動きを頭
部動作検出部２０の頭部位置検出センサ２３が検出す
る。この検出信号に基づいてテレビゲーム機本体７０が
操作される。

【００２１】図６において、（ａ）に示すように、頭が
真直のときは、頭部検出プレート２１はベスト１０のス
リット１２の中間に垂直にくる。図６において、（ｂ）
に示すように、頭を上げると、頭部検出プレート２１は
スリット１２を通ってベスト１０の中に入り込み、逆に
頭部を下げると、頭部検出プレート２１がスリット１２
を通ってベスト１０から出てくる。このとき、頭部検出
プレート２１を転動可能に挟むように配置した一対のプ
ーリ２７が回転して、プーリ２７の回転量を上下方向位
置検出センサ２４が検出して、その回転量から頭部検出
プレート２１の出入り量を算出することができる。

【００２２】図６において、（ｃ）に示すように、左を
向くと、頭部検出プレート２１はスリット１２の右側に
移動し、逆に右を向くと頭部検出プレート２１は左側に
移動する。このとき、ガイドパネル１９を介してスライ
ド用パネル１８が両側方向へ移動し、それにより、スラ
イド用パネル１８に設けられたプーリ２８が、スライド
用レール１７の上下縁上を転動する。プーリ２８の回転
量を両側方向位置検出センサ２５が検出して、その回転
量から頭部検出プレート２１の左右の移動量を算出する
ことができる。図６において、（ｄ）に示すように、頭
部を右に傾けると、頭部検出プレート２１も右に傾き、
左に傾けると、頭部検出プレート２１も左に傾く。この
とき、突起部１９ａを中心にしてガイドパネル１９が傾
動し、その傾動量を傾き検出センサ２６が検出して、そ
の傾動量から頭部検出プレート２１の傾き量を算出する
ことができる。

【００２３】すなわち、上下方向位置検出センサ２４、
両側方向位置検出センサ２５および傾き検出センサ２６
の検出信号は、頭部変移信号として演算処理部５０が演
算処理し、演算処理した信号は、光信号送信部６０の光
信号変調機６１で光信号に変調され、光信号送信機６２
で光信号受信機８１へ送信される。送信された光信号は
光信号復調機８２で電気信号に復調され、テレビゲーム
機本体７０側の端末へ入力される。図７および図８に示
すように、遊技者の腕が上下に動いたり、前後方向へ動
いたりすると、腕部検出プレート３１の先端部がプレー
トの長手方向の動いたり、該長手方向に対して直交する
方向に動いたりするため、腕部検出プレート３１の先端
部の各動きを腕部動作検出部３０の腕部位置検出センサ
３３が検出する。

【００２４】このときの腕部検出プレート３１と腕部位
置検出センサ３３との関係における作用は、頭部検出プ
レート２１と頭部位置検出センサ２３との関係における
作用と同じである。また、頭部位置検出センサ２３の検
出信号は、腕部変移信号として演算処理部５０で演算処
理され、光信号送信部６０により光信号受信部８０に送
信される。信号に基づいてテレビゲーム機本体７０が操
作される。図８に示すように、遊技者の肘が伸ばされた
り曲げられたりすると、インナワイヤ４１がアウターケ
ーシング４２に対して出没するため、インナワイヤ４１
の出没量を肘部動作検出部４０の肘部位置検出センサ４
３が検出する。この検出信号に基づいてテレビゲーム機
本体７０が操作される。

【００２５】肘を曲げると、インナワイヤ４１がアウタ
ーケーシング４２から引き出され、肘を伸ばすと、イン
ナワイヤ４１がアウターケーシング４２内に引き込まれ
る。このとき、インナワイヤ４１を挟むようにして配さ
れたプーリ４５が転動し、プーリ４５の回転量を肘部位
置検出センサ４３が検出し、その回転量から肘の曲がり
具合を算出することができる。回転量は肘部信号として
処理部５０で演算処理され、光信号送信部６０により光
信号受信部８０に送信される。信号に基づいてテレビゲ
ーム機本体７０が操作される。遊技者がゲーム用のマッ
ト９０上に載ってゲームをすると、マトリックスセンサ
９３からスイッチオンの信号が出力され、その信号に基
づいて、足の位置はいうまでもなく、着けた足の裏の形
が解り、それにより、片足立ちしている、座っている、
よつんばいになっている、寝転んでいる、逆立ちしてい
る、飛び上がっている、どちらの方向に向いているな
ど、遊技者の姿勢を細かに検出することができる。それ
により、例えば、ボクシングゲームなどにおいても、単
に上体の変化や、腕の動きばかりでなく、相手に近付い
たり離れたりなどの動きが加わり、より、現実感のあふ
れたゲームをすることができる。

【００２６】遊技者が実際に体を動かしながら、ボクシ
ングその他の対戦ゲームを行なうことができるので、適
度な運動とゲームを同時に体感することができる。テー
ビゲーム機本体７０にジョイントツールが接続されてお
り、そのジョイントツールから出た線が、ゲーム者の体
に接続されている場合には、ジョイントツールとゲーム
者がラインで結ばれるようになっているがこの場合ボデ
ィアクションに対してラインが邪魔となる。本実施例に
おいては、ラインの代りに、ジョイントツールに光信号
受信部８０を取付け、ゲーム者が光信号送信部６０を身
に着けて、ボディアクションに応じた信号を送信するよ
うにしたので、ボディアクションが自由にでき、操作を
し易くすることができる。

【００２７】

【発明の効果】本発明にかかるゲーム用の操作装置によ
れば、遊技者の頭が上下に動いたり、側方へ向いたり、
側方へ傾けたりすると、頭部検出プレートの先端部が上
下方向へ動いたり、両側方向へ動いたり、側方へ傾いた
りして、頭部検出プレートの先端部の各動きを頭部動作
検出部の頭部位置検出センサが検出するので、この検出
信号に基づいてテレビゲーム機本体を操作することがで
きる。さらに、遊技者の腕が上下に動いたり、前後方向
へ動いたりすると、腕部検出プレートの先端部がプレー
トの長手方向の動いたり、該長手方向に対して直交する
方向に動いたりして、腕部検出プレートの先端部の各動
きを腕部動作検出部の腕部位置検出センサが検出するの
で、この検出信号に基づいてテレビゲーム機本体を操作
することができる。また、ゲーム用のマットにより、ゲ
ーム者の位置や方向、左右どちらの足で立っているか、
飛び上がっているか、手を着いているか、座っているか
などの情報をテレビゲーム機本体に入力することができ
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例を示すゲーム用のベストの斜
視図である。

【図２】本発明の一実施例を示すゲーム用の操作装置の
説明図である。

【図３】本発明の一実施例を示す頭部検出プレートおよ
び頭部位置検出センサの斜視図である。

【図４】本発明の一実施例を示すインナワイヤおよび肘
部位置検出センサの斜視図である。

【図５】本発明の一実施例を示すゲーム用の操作装置の
信号系の説明図である。

【図６】本発明の一実施例を示すゲーム用の操作装置の
作用説明図である。

【図７】本発明の一実施例を示すゲーム用の操作装置の
作用説明図である。

【図８】本発明の一実施例を示すゲーム用の操作装置の
作用説明図である。

【符号の説明】

１０…ベスト（ゲーム用の上着） ２０…頭部動作検出部 ２１…頭部検出プレート ２３…頭部位置検出センサ ３０…腕部動作検出部 ３１…腕部検出プレート ３３…腕部位置検出センサ ４０…肘部動作検出部 ４１…インナワイヤ ４２…アウターケーシング ４３…肘部位置検出センサ ５０…演算処理部 ６０…光信号送信部 ７０…テレビゲーム機本体 ８０…光信号受信部 ９０…ゲーム用のマット ９３…マトリックスセンサ

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】体の各部の動作を検出し、該検出した信号
   に基づいてテレビゲーム機を操作するようにしたゲーム
   用の操作装置において、 遊技者が身に着けるゲーム用の上着と、 該ゲーム用の上着に装着され、頭の上下の向き、側方へ
   の向きおよび側方への傾きを検出する頭部動作検出部
   と、 同じく、ゲーム用の上着に装着され、腕の上下の動きお
   よび前後方向への動きを検出する腕部動作検出部と、 同じく、ゲーム用の上着に装着され、肘の曲げを検出す
   る肘部動作検出部と、 遊技者のその上における位置、向きおよび姿勢を検出す
   るゲーム用のマットとを備えたことを特徴とするゲーム
   用の操作装置。
2. 【請求項２】体の各部の動作を検出し、該検出した信号
   に基づいてテレビゲーム機を操作するようにしたゲーム
   用の操作装置において、 遊技者が身に着けるゲーム用の上着と、 頭の上下の向き、側方への向きおよび側方への傾きを検
   出する頭部動作検出部と、 腕の上下の動きおよび前後方向への動きを検出する腕部
   動作検出部と、 肘の曲げを検出する肘部動作検出部と、 遊技者のその上における位置、向きおよび姿勢を検出す
   るゲーム用のマットとを備え、 前記頭部動作検出部は、遊技者の後頭部に固定され、前
   記ゲーム用の上着の襟ぐりの後縁部に設けたスリットを
   通してゲーム用の上着の中へ延ばされる頭部検出プレー
   トと、該頭部検出プレートの先端部の上下方向の動き、
   両側方向の動き、側方への傾きを検出する頭部位置検出
   センサとを有し、 前記腕部動作検出部は、遊技者の上腕に固定され、前記
   ゲーム用の上着の袖ぐり部に設けたスリットを通してゲ
   ーム用の上着の中へ延ばされる腕部検出プレートと、該
   腕部検出プレートの先端部のプレートの長手方向の動
   き、該長手方向に対して直交する方向の動きを検出する
   腕部位置検出センサとを有し、 前記肘部動作検出部は、遊技者の前腕に固定されるイン
   ナワイヤと、前記上腕部に固定され、前記インナワイヤ
   が挿通可能なアウターケーシングと、該インナワイヤの
   出没量を検出する肘部位置検出センサとを有し、 前記ゲーム用のマットは、マットが広がる水平面状に配
   され、遊技者が足をその上に着けた際に、着けた足の裏
   の位置および形を検出可能なマトリックスセンサを有す
   ることを特徴とするゲーム用の操作装置。