JPH06343168A - ディジタル信号の符号化方法、符号化用テーブル生成方法、符号化装置及び符号化方法 - Google Patents

ディジタル信号の符号化方法、符号化用テーブル生成方法、符号化装置及び符号化方法

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JPH06343168A
JPH06343168A JP1810794A JP1810794A JPH06343168A JP H06343168 A JPH06343168 A JP H06343168A JP 1810794 A JP1810794 A JP 1810794A JP 1810794 A JP1810794 A JP 1810794A JP H06343168 A JPH06343168 A JP H06343168A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ハフマン符号化処理時の総符号長データを量
子化回路に供給して量子化の粗さを制御するという動作
を繰り返し行って「0ラン、値」或いは「サイズ」等の
条件系列に基いたテーブルを多数作成し、これらのテー
ブルを用いて係数データを符号化する際、その係数デー
タの前の係数データのサイズに対応したテーブルを選択
し、選択したテーブルを参照して符号化することで、全
体の符号長を短く抑えることができるようにする。 【構成】 ハフマンテーブル生成装置と、変換回路2
と、量子化回路3と、条件系列毎のテーブルを記憶する
メモリ4aを有する可変長符号化回路4とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば映像や音声等各
種情報を伝送、或いは記録、再生するような装置に適用
して好適なディジタル信号の符号化方法、符号化用テー
ブル生成方法、符号化装置及び符号化方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、十分な品質を維持しながらで
きるだけ小さなビットレートで画像を伝送したり記録す
るために、種々の映像信号の符号化装置が提案されてい
る。その一例として、DCT(離散コサイン変換)及び
ハフマン符号化を用いた高能率符号化装置が提案されて
いる。このような符号化装置では、符号化しようとする
映像や音声等のデータをブロック毎に例えば離散コサイ
ン変換(DCT)回路等によって直流成分から高次交流
成分までを係数データに変換し、この係数データを量子
化し、量子化した係数データを可変長符号化回路で符号
化する。
【0003】DCTではブロック化されたデータの直流
成分から高次交流成分までを2次元の係数データに変換
する。そしてこの変換で得られた変換係数は、図24に
示すように走査(ジグザグスキャン)されて符号化され
る。符号化は走査の順番に従って行われ、量子化後に非
零となる最後の係数までが符号化範囲とされる。
【0004】ジグザグスキャンによって符号化範囲内と
された係数データは例えば図25に示すように1列に並
べられ、1列に並べられた係数データが可変長符号化回
路において上述したようなハフマン符号化等の手法によ
り符号化される。このハフマン符号化技術は特開昭63
−132530号公報において開示されている。
【0005】図25において、DCは直流成分の係数デ
ータ(この図の例では“168”としている)、AC0
1〜AC33は交流成分の係数データで、交流成分の係
数データは添えられている番号が大きい程、高次の交流
成分となっている。この図に示すように、直流成分の係
数データDCから高次の交流成分の係数データAC33
までを順に符号C1〜符号Cnに符号化する。また、こ
の図25に示すように、各係数データを符号化する際、
連続する“0”とその後に続く値で符号化するようにす
る。この連続する“0”の個数を示すことばとして、
「0ラン」ということばを用いる。例えば「0ラン0」
と記述した場合は連続する“0”(0ラン)の個数が
“0”、即ち、“0”がないことを示す。
【0006】図25においては、交流成分の係数AC2
0が“0”、続くAC11が“0”、続くAC02が
“0”、続くAC03が“4”であるので、この場合は
これを「0ラン3 値4」という言い方となる。また、
交流成分の係数AC01は“120”であるので、この
場合は「0ラン0 値120」という言い方となる。
【0007】さて、この図25に示す係数データを符号
化する場合について図26を参照して説明する。図26
は0ランと最後の“0”に続く値に応じて符号を与える
ためのテーブルである。説明の便宜上、図26において
は図25に示した0ランの値とそれに続く係数値のみを
示している。また、図26に示すテーブルは周知のハフ
マン符号の作成手順に従って作成されるものである。
【0008】先ず、交流成分の係数AC01は“12
0”なので、図26に示すように「0ラン0、係数値
“120”」となるので、割り当てる可変長符号は例え
ば符号C1となり、交流成分の係数AC10は“50”
なので、図26に示すように「0ラン0、係数値“5
0”」となるので、割り当てる可変長符号は例えば符号
C2となる。
【0009】続く係数AC20は“0”、係数AC11
は“0”、係数AC02は“0”、係数AC03は
“4”、即ち、“0”が3個連続し、その次の非0であ
る“4”が並んでいるので、この場合は図26に示すよ
うに「0ラン3、係数値“4”」となり、従って、割り
当てる可変長符号は符号C3となる。同様に係数AC1
2は“0”、係数AC21は“0”、係数AC30は
“3”であるから、この場合は図26に示すように「0
ラン2、係数値“3”」となり、割り当てる可変長符号
は符号C4となる。
【0010】次に、係数AC31は“1”であるのでこ
の場合は図26に示すように「0ラン0、値“1”」と
なるので、割り当てる可変長符号は符号C5となる。次
に、係数AC22は“0”、係数AC13は“0”、係
数AC23は“1”であるので、この場合は図26に示
すように「0ラン2、値“1”」となり、従って、割り
当てる符号は符号C6となる。そして係数AC32は
“1”なので、図26に示すように「0ラン0、値
“1”」となるので、割り当てる符号は符号C7とな
り、同様に係数AC33は“1”なので、図26に示す
ように「0ラン0、値“1”」となり、割り当てる符号
は符号C8となる。
【0011】このように、従来の符号化装置において
は、離散コサイン変換によって得た係数データを直流成
分から高次交流成分までをジグザグスキャンによって走
査して係数データの符号化の範囲を決定し、符号化の範
囲となった係数データをジグザグスキャンの走査の順に
1列に並べ、1列に並べた係数データをハフマン符号の
作成手順に従って作成したテーブル、即ち、連続する
“0”の個数とこれに続く非0の値に応じた符号からな
るテーブルを参照して符号化するようにしている。
【0012】尚、本出願人は先に(n×n)の画素から
なる2次元の画像ブロックに対し、コサイン変換等の変
換符号化を行い、変換符号化で得られた直流成分を所定
ビット数で伝送し、(nの2乗−1)個の交流成分を
(m×m)(n>m)のサブブロックに分割し、サブブ
ロック単位で有意なデータを有するサブブロックのアド
レス情報と伝送されるサブブロック内の有意な係数デー
タとを伝送することで、フィードフォワード制御により
伝送データ量を所定の目標値より小に制御できるように
したデータ伝送装置を提案している(特開平2−226
886号公報参照)。
【0013】また、本出願人は先に(n×n)の画素か
らなる2次元の画像ブロックに対し、コサイン変換等の
変換符号化を行い、変換符号化で得られた直流成分を所
定ビット数で伝送し、(nの2乗−1)個の交流成分の
データについて1フィールド、1フレーム等の単位期間
における発生度数を検出し、この発生度数を累積分布デ
ータに変換し、累積度数分布データを参照して、単位期
間における発生データ量を目標の伝送データ量より少な
いものに制御するようにしたデータ伝送装置を提案して
いる(特開平2−238787号公報参照)。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、DC
T等の変換符号化では、ブロック内を低次の係数から高
次の係数までジグザグにスキャンし、連続する“0”と
それに続く“0”以外の数とを組にして、一意に定まる
符号を割り当てていた。サブバンドコーディングでも、
バンド内またはバンド間の連続する“0”とそれに続く
係数の組に対して、一意に定まる符号を割り当てるのが
一般的である。
【0015】これらの方法では、圧縮率の高いときには
“0”が連続し、効率良く符号化することが可能である
が、圧縮率の低いときには、“0”が減少するために効
率良く符号化することができない。即ち、上述したよう
な一意に係数データに符号を割り当てる変換符号化で
は、符号化効率を向上させることができないという不都
合があった。
【0016】本発明はこのような点を解決するためにな
されたもので、符号化効率を大幅に向上させることので
きる符号化装置を提案しようとするものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明ディジタル信号の
符号化方法は、ディジタル信号を、連続する零係数と、
非零係数とで連なるデータ列に変換するステップ(a)
と、データ列から、所定のランレングスを有する零係数
の連続と、零係数の連続の前または後に連なる少なくと
も1つの非零係数とでなる複数の事象を得るステップ
(b)と、1つ前の事象毎に応じて、各事象に対して異
なる符号語を与えるテーブルデータを基に、複数の事象
に対して、1つの符号語を設定するステップ(c)とか
らなるものである。
【0018】また本発明符号化用テーブル生成方法は、
所定のディジタル信号を、連続する零係数と、非零係数
とで連なるデータ列に変換するステップ(a)と、デー
タ列から、所定のランレングスを有する零係数の連続
と、零係数の連続の前または後に連なる少なくとも1つ
の非零係数とでなる複数の事象を得るステップ(b)
と、複数の事象の個々に対し、その事象の次に現れる各
事象の発生頻度を検出するステップ(c)と、各事象の
発生頻度に応じて、所望のデータ列を前のデータ列の状
態に応じて符号化する際に使用するテーブルデータを生
成してメモリに記憶するステップ(d)とからなるもの
である。
【0019】また本発明ディジタル信号の符号化方法
は、所定のディジタル信号を、連続する零係数と、非零
係数とで連なるデータ列に変換するステップ(a)と、
データ列から、所定のランレングスを有する零係数の連
続と、零係数の連続の前または後に連なる少なくとも1
つの非零係数とでなる複数の事象を得るステップ(b)
と、複数の事象の個々に対し、その事象の次に現れる各
事象の発生頻度を検出するステップ(c)と、ステップ
(c)で得た各事象の発生頻度に応じて、所望のデータ
列を前のデータ列の状態に応じて符号化する際に使用す
るテーブルデータを生成してメモリに記憶するステップ
(d)と、任意のディジタル信号を、連続する零係数
と、非零係数とで連なるデータ列に変換するステップ
(e)と、ステップ(e)で得たデータ列から、各事象
を得るステップ(f)と、テーブルデータを基に、ステ
ップ(f)で得た複数の事象に対して、1つの符号語を
決定するステップ(g)とからなるものである。
【0020】また本発明符号化装置は、ディジタル信号
を、連続する零係数と、非零係数とで連なるデータ列に
変換する変換手段2及び3と、所定のランレングスを有
する零係数の連続と、零係数の連続の前または後に連な
る少なくとも1つの非零係数とでなる複数の事象に対
し、夫々次にくる事象に対して与える符号語を表す複数
のテーブルデータを記憶してなる記憶手段4aと、デー
タ列から複数の事象を得て、テーブルデータを基に、複
数の事象に対して、夫々1つの符号語を与える符号化手
段4からなるものである。
【0021】また本発明ディジタル信号の符号化方法
は、所定のディジタル信号を、連続する零係数と、非零
係数とで連なるデータ列に変換するステップ(a)と、
非零係数を、その値に応じて複数のグループに分類する
ステップ(b)と、データ列から、所定のランレングス
を有する零係数の連続と、零係数の連続の前または後に
連なる少なくとも1つの非零係数とでなる複数の事象を
得るステップ(c)と、夫々の事象に対して、1つ前の
事象におけるグループ毎に符号語を与えるテーブルデー
タを基に、複数の事象に対して、夫々1つの符号語を決
定するステップ(d)からなるものである。
【0022】更に本発明ディジタル信号の符号化方法は
上述において、ステップ(d)において、更にグループ
内における順位情報を符号語に付加するようにしたもの
である。
【0023】また本発明ディジタル信号の符号化方法は
所定のディジタル信号を、連続する零係数と、非零係数
とで連なるデータ列に変換するステップ(a)と、デー
タ列から、所定のランレングスを有する零係数と、零係
数の連続の前または後に連なる少なくとも1つの非零係
数とでなる複数の事象を得るステップ(b)と、非零係
数を、その値に応じて複数のグループに分類するステッ
プ(c)と、各グループに対し、その次に現れる各事象
の発生頻度を検出するステップ(d)と、各事象の発生
頻度に応じて、所望のデータ列を前データ列の状態に応
じて符号化する際に使用するテーブルデータを生成して
メモリに記憶するステップ(e)と、任意のディジタル
信号を、連続する零係数と、非零係数とで連なるデータ
列に変換するステップ(f)と、ステップ(f)で得た
データ列から、各事象を得るステップ(g)と、テーブ
ルデータを基に、ステップ(g)で得た複数の事象に対
して、夫々1つの符号語を決定するステップ(h)とか
らなるものである。
【0024】また本発明符号化装置は、ディジタル信号
を、連続する零係数と、非零係数とで連なるデータ列に
変換する変換手段2及び3と、非零係数を、その値に応
じて複数のグループに分類する分類手段4と、所定のラ
ンレングスを有する零係数の連続と、零係数の連続の前
または後に連なる少なくとも1つの非零係数とでなる複
数の事象に対し、夫々のグループに応じて夫々次にくる
事象に対して与える符号語を表す複数のテーブルデータ
を記憶してなる記憶手段4aと、データ列から複数の事
象を得て、テーブルデータを基に、複数の事象に対し
て、夫々1つの符号語を与える符号化手段4とからなる
ものである。
【0025】また本発明符号化装置は、ディジタル信号
を、所定の形態のデータ列に変換する変換手段2及び3
と、前回に符号化したデータ列を基に選択される複数の
テーブルデータが記憶された記憶手段4aと、データ列
をその前に符号化されたデータ列に応じて選択されたテ
ーブルデータに基いて符号化する符号化手段4とからな
るものである。
【0026】
【作用】上述せる本発明ディジタル信号の符号化方法に
よれば、ステップ(a)においてディジタル信号を、連
続する零係数と、非零係数とで連なるデータ列に変換
し、ステップ(b)においてデータ列から、所定のラン
レングスを有する零係数の連続と、零係数の連続の前ま
たは後に連なる少なくとも1つの非零係数とでなる複数
の事象を得、ステップ(c)において1つ前の事象毎に
応じて、各事象に対して異なる符号語を与えるテーブル
データを基に、複数の事象に対して、1つの符号語を設
定する。
【0027】また上述せる本発明符号化用テーブル生成
方法によれば、ステップ(a)において所定のディジタ
ル信号を、連続する零係数と、非零係数とで連なるデー
タ列に変換し、ステップ(b)においてデータ列から、
所定のランレングスを有する零係数の連続と、零係数の
連続の前または後に連なる少なくとも1つの非零係数と
でなる複数の事象を得、ステップ(c)において複数の
事象の個々に対し、その事象の次に現れる各事象の発生
頻度を検出し、ステップ(d)において各事象の発生頻
度に応じて、所望のデータ列を前のデータ列の状態に応
じて符号化する際に使用するテーブルデータを生成して
メモリに記憶する。
【0028】また上述せる本発明ディジタル信号の符号
化方法によれば、ステップ(a)において所定のディジ
タル信号を、連続する零係数と、非零係数とで連なるデ
ータ列に変換し、ステップ(b)においてデータ列か
ら、所定のランレングスを有する零係数の連続と、零係
数の連続の前または後に連なる少なくとも1つの非零係
数とでなる複数の事象を得、ステップ(c)において複
数の事象の個々に対し、その事象の次に現れる各事象の
発生頻度を検出し、ステップ(d)においてステップ
(c)で得た各事象の発生頻度に応じて、所望のデータ
列を前のデータ列の状態に応じて符号化する際に使用す
るテーブルデータを生成してメモリに記憶し、ステップ
(e)において任意のディジタル信号を、連続する零係
数と、非零係数とで連なるデータ列に変換し、ステップ
(f)においてステップ(e)で得たデータ列から、各
事象を得、ステップ(g)においてテーブルデータを基
に、ステップ(f)で得た複数の事象に対して、1つの
符号語を決定する。
【0029】また上述せる本発明符号化装置の構成によ
れば、変換手段2及び3でディジタル信号を、連続する
零係数と、非零係数とで連なるデータ列に変換し、所定
のランレングスを有する零係数の連続と、零係数の連続
の前または後に連なる少なくとも1つの非零係数とでな
る複数の事象に対し、夫々次にくる事象に対して与える
符号語を表す複数のテーブルデータを記憶手段4aに記
憶し、符号化手段4でデータ列から複数の事象を得て、
テーブルデータを基に、複数の事象に対して、夫々1つ
の符号語を与える。
【0030】また上述せる本発明ディジタル信号の符号
化方法によれば、ステップ(a)において所定のディジ
タル信号を、連続する零係数と、非零係数とで連なるデ
ータ列に変換し、ステップ(b)において非零係数を、
その値に応じて複数のグループに分類し、ステップ
(c)においてデータ列から、所定のランレングスを有
する零係数の連続と、零係数の連続の前または後に連な
る少なくとも1つの非零係数とでなる複数の事象を得、
ステップ(d)において夫々の事象に対して、1つ前の
事象におけるグループ毎に符号語を与えるテーブルデー
タを基に、複数の事象に対して、夫々1つの符号語を決
定する。
【0031】更に上述において本発明ディジタル信号の
符号化方法によれば、ステップ(d)において、更にグ
ループ内における順位情報を符号語に付加する。
【0032】また上述せる本発明ディジタル信号の符号
化方法によれば、ステップ(a)において所定のディジ
タル信号を、連続する零係数と、非零係数とで連なるデ
ータ列に変換し、ステップ(b)においてデータ列か
ら、所定のランレングスを有する零係数と、零係数の連
続の前または後に連なる少なくとも1つの非零係数とで
なる複数の事象を得、ステップ(c)において非零係数
を、その値に応じて複数のグループに分類し、ステップ
(d)において各グループに対し、その次に現れる各事
象の発生頻度を検出し、ステップ(e)において各事象
の発生頻度に応じて、所望のデータ列を前データ列の状
態に応じて符号化する際に使用するテーブルデータを生
成してメモリに記憶し、ステップ(f)において任意の
ディジタル信号を、連続する零係数と、非零係数とで連
なるデータ列に変換し、ステップ(g)においてステッ
プ(f)で得たデータ列から、各事象を得、ステップ
(h)においてテーブルデータを基に、ステップ(g)
で得た複数の事象に対して、夫々1つの符号語を決定す
る。
【0033】また上述せる本発明符号化装置の構成によ
れば、変換手段2及び3でディジタル信号を、連続する
零係数と、非零係数とで連なるデータ列に変換し、分類
手段4により非零係数を、その値に応じて複数のグルー
プに分類し、所定のランレングスを有する零係数の連続
と、零係数の連続の前または後に連なる少なくとも1つ
の非零係数とでなる複数の事象に対し、夫々のグループ
に応じて夫々次にくる事象に対して与える符号語を表す
複数のテーブルデータを記憶手段4aに記憶し、符号化
手段4でデータ列から複数の事象を得て、テーブルデー
タを基に、複数の事象に対して、夫々1つの符号語を与
える。
【0034】また上述せる本発明符号化装置の構成によ
れば、変換手段2及び3でディジタル信号を、所定の形
態のデータ列に変換し、前回に符号化したデータ列を基
に選択される複数のテーブルデータを記憶手段4aに記
憶し、符号化手段4でデータ列をその前に符号化された
データ列に応じて選択されたテーブルデータに基いて符
号化する。
【0035】
【実施例】以下に、図1及び図2を参照して本発明ディ
ジタル信号の符号化方法、符号化テーブル生成方法、符
号化装置及び符号化方法の一実施例について詳細に説明
する。
【0036】先ず、図1を参照して本発明ディジタル信
号の符号化方法、符号化装置、符号化方法を適用した高
能率符号化装置について説明する。図1Aは高能率符号
化装置のエンコーダを示し、図1Bは高能率符号化装置
のデコーダを示す。
【0037】先ず、図1Aを参照してエンコーダについ
て説明する。図1Aにおいて、1は例えばディジタルV
TR等の電子機器本体回路からの変換すべき画像データ
等が供給される入力端子で、この入力端子1を介して画
像データが変換回路2に供給される。
【0038】この変換回路2は、例えば離散コサイン変
換(DCT)回路であり、入力端子1を介して供給され
る画像データをブロック毎に余弦関数のみを用いて離散
変換処理を行い、上述したように、直流成分から高次交
流成分までの係数データを得る。ここで考えられる直交
変換としては、例えばフーリエ変換、アダマール変換、
カルーネン・レーベ変換が考えられるが、フーリエ変換
は複素数演算を含み、構成が複雑となる。また、直交変
換以外の変換方式としては、例えば傾斜変換(スラント
変換)やハール変換も考えられる。この例においては、
高速演算アルゴリズムが存在し、画像の実時間変換を可
能とする1チップLSIでの実現が可能であり、更に符
号化効率に直接影響する低周波成分への電力集中度に優
れるDCTを用いる。
【0039】画像データはこの変換回路2において変換
処理されて係数データにされ、量子化回路3に供給され
る。この量子化回路3は変換回路2からの係数データを
量子化する。この量子化された係数データは可変長符号
化回路4に供給される。可変長符号化回路4は量子化回
路3からの係数データに対し、図24を参照して説明し
たように走査(ジグザグスキャン)して符号化する。そ
して符号化範囲内とした係数データを例えば図4に示す
ように1列に並べ、1列に並べた係数データをハフマン
符号化の手法により符号化する。
【0040】本例においては、1列に並べた係数データ
を符号化するために条件系列に応じたテーブルを複数用
意し、ある係数データを符号化しようとするとき、その
係数データの前の係数データの条件に対応したテーブル
を選択し、選択したテーブルを参照して符号化するよう
にする。変換符号化においては、変換後の係数は互いに
相関を持っているので、これを利用して符号化すれば符
号化効率を大幅に向上させることができる。
【0041】図2はこのようなテーブルを作成するため
のものであり、本発明符号化用テーブル生成方法を適用
したハフマンテーブル生成装置である。
【0042】図2において、11は例えば所定のサイク
ルで同一の内容の映像信号が供給される入力端子で、外
部からの映像信号はこの入力端子11を介して変換回路
12に供給される。この変換回路12は入力端子11を
介して外部から供給される映像信号に例えばDCT(離
散コサイン変換)等の変換処理を施し、変換処理を施し
た映像信号を量子化回路13に供給する。
【0043】量子化回路13は変換回路12からの変換
出力、即ち、係数データを量子化し、ハフマン符号化回
路14に供給する。ハフマン符号化回路14は量子化回
路13からの量子化された係数データをメモリ16に記
憶されているテーブルを参照してハフマン符号化すると
共に、総符号長データを量子化回路13に供給する。こ
の総符号長データは量子化回路13での量子化の粗さを
変更するためのものである。ここで、メモリ16は図示
せずも、読みだし、書き込み回路と例えばDRAM(ダ
イナミックRAM)やSRAM(スタティックRAM)
等のメモリ回路から構成する。
【0044】一方、量子化回路13からの係数データは
発生頻度検出回路15にも供給される。この発生頻度検
出回路15は量子化回路13からの係数データについて
発生頻度を検出し、その結果に基いてハフマン符号化を
行うためのテーブルを生成し、生成したテーブルデータ
をメモリ16に供給する。
【0045】次に、図2に示したハフマンテーブル生成
装置の動作について説明する。入力端子11には例えば
所定長のテーブル作成用の映像信号が繰り返して供給さ
れる。また、メモリ16には初期値としてランダムに選
択されたテーブルが発生頻度検出回路15から予めロー
ドされている。
【0046】量子化回路13は入力端子11からの所定
長のテーブル作成用映像信号を例えばハフマン符号化回
路14からの初期制御による粗さで量子化し、量子化し
た係数データをハフマン符号化回路14及び発生頻度検
出回路15に夫々供給する。ハフマン符号化回路14は
メモリ16から初期値としてロードされているテーブル
に応じて係数データを符号化する。
【0047】一方、発生頻度検出回路15は量子化回路
13からの係数データの発生頻度を検出し、その検出結
果に基いて新たなテーブルを作成し、作成した新たなテ
ーブルをメモリ16にロードする。
【0048】ここでいう条件系列とは、「0ラン、値
(係数値)」である。また、ここでいう発生頻度の検出
とは、条件系列毎に0ランと値の組の発生確率を求める
ことである。そしてこの発生確率を用いて、ハフマンの
方法に従って条件系列毎の符号の組を作成する。この方
法としては周知のように、シンボル(0ランと値の組)
をその生起確率の大きいものから順に並べ、出現確率が
最も小さいシンボルと2番目に小さいシンボルに任意に
“1”及び“0”を割り当て、これら2つのシンボルを
併せて1つのシンボルと考え、合併したシンボルの生起
確率を合併する前の生起確率の和とすることによってシ
ンボルの数を1つ減少させ、これを新たな情報源と考
え、再びそのシンボルを生起確率の大きいものから順に
並べ直すという処理をシンボルが“1”になるまで繰り
返し、シンボルが“1”になったら各シンボルに対して
最初にシンボルに割り当てた“1”及び“0”を逆の順
序で読み出し、これをそのシンボルに対する符号語とす
ることである。
【0049】一般的にDCTのブロック内の係数の絶対
値は、1つが大きいときには、他の係数も大きく、1つ
が小さいときには、他の係数も小さい傾向にあり、互い
に相関がある。つまり、条件系列によって、0ランと値
の組の出現頻度も変化し、これを利用して可変長符号を
割り当てることで全体の符号長を更に短く抑えることが
できるのである。
【0050】この新たなテーブルがメモリ16にロード
されると、ハフマン符号化回路14はそのテーブルを参
照して量子化回路13からの係数データを符号化すると
共に総符号長データを量子化回路13に供給して量子化
回路13における量子化の粗さを変更させる。そして以
下同様に所定長のテーブル作成用データに対して変更し
たテーブルに基いて符号化を行い、この符号化で得られ
た総符号長データを量子化回路13に供給して量子化の
粗さを変え、発生頻度を検出して新たなテーブルを作成
し、これを用いて符号化を行うという動作を繰り返して
上述したような条件系列に対応した符号化用のテーブル
を多数作成する。
【0051】作成したテーブルデータは、図1Aに示し
た高能率符号化装置のエンコーダの可変長符号化回路4
のメモリ4a、例えばEEPROM、バックアップ機能
付きRAM、PROM、ワンタイムROM等に記憶させ
る。この記憶のし方としては、メモリ4aにデータを書
き込む装置でテーブルデータを書き込み、テーブルデー
タを書き込んだメモリ4aを可変長符号化回路4に搭載
する方法と、図1に示したハフマンテーブル生成装置か
らテーブルデータを可変長符号化回路4のメモリ4aに
ロードする方法の何れかを採用することが可能である。
【0052】図3は図2に示したハフマンテーブル生成
装置の具体的構成例を示す構成図である。この図3にお
いて図2と対応する部分には同一符号を付し、その詳細
説明を省略する。
【0053】図において、17は制御部17a及びRO
M17bからなるコントローラであり、このコントロー
ラ17のROM17bには上述したデフォルト値として
のテーブルデータが記憶されている。制御部17aは例
えば電源オン時、或いは図示しないリセットスイッチが
押された場合にスイッチ18に切り換え制御信号を供給
し、スイッチ18の可動接点18cを一方の固定接点1
8aに接続させる。
【0054】このスイッチ18の可動接点18cはハフ
マン符号化回路14の入力端に接続され、このスイッチ
18の他方の固定接点18bはメモリ16の出力端に接
続されている。従って、スイッチ18cの可動接点18
cが一方の固定接点18aに接続されると、ROM17
bに記憶されているデフォルト値としてのテーブルデー
タがスイッチ18を介してハフマン符号化回路14にロ
ードされ、スイッチ18の可動接点18cが他方の固定
接点18bに接続されると、メモリ16に記憶されてい
る生成されたテーブルデータがハフマン符号化回路14
にロードされる。
【0055】電源をオンした時点、或いはリセットした
時点ではコントローラ17の制御部17aによってスイ
ッチ18の可動接点18cが一方の固定接点18aに接
続されるので、ROM17bからのデフォルト値として
のテーブルデータがハフマン符号化回路14に供給され
る。ハフマン符号化回路14は供給されたテーブルを参
照して量子化回路13からの係数データを符号化すると
共に総符号長データを量子化回路13に供給して量子化
回路13における量子化の粗さを変更させる。
【0056】そして新たなテーブルがメモリ16にロー
ドされると、制御部17aはスイッチ18の可動接点1
8cを他方の固定接点18bに接続させるので、メモリ
16からの新たなテーブルデータがハフマン符号化回路
14に供給される。ハフマン符号化回路14はそのテー
ブルを参照して量子化回路13からの係数データを符号
化すると共に総符号長データを量子化回路13に供給し
て量子化回路13における量子化の粗さを変更させる。
そして以下同様に所定長のテーブル作成用データに対し
て変更したテーブルに基いて符号化を行い、この符号化
で得られた総符号長データを量子化回路13に供給して
量子化の粗さを変え、発生頻度を検出して新たなテーブ
ルを作成し、これを用いて符号化を行うという動作を繰
り返して上述したような条件系列に対応した符号化用の
テーブルを多数作成する。作成したテーブルデータは、
図1Aに示した高能率符号化装置のエンコーダの可変長
符号化回路4の書き込み可能なメモリ4aに記憶させ
る。
【0057】上述のようにしてテーブルデータを作成す
るときに考えられる条件としては、0ランの値と、それ
に続く非0の値が考えられる。例として図4に示す1列
に並べた係数データを上述のようにして作成した、条件
系列に応じたテーブルを参照して符号化する場合につい
て説明する。
【0058】図4において、DCは直流成分の係数デー
タ(この図の例では“168”である)、AC01〜A
C33は交流成分の係数データで、交流成分の係数デー
タは添えられている番号が大きい程、高次の交流成分と
なっている。この図に示すように、直流成分の係数デー
タDCから高次の交流成分の係数データAC33までを
順に符号1〜符号nに符号化する。また、この図4に示
すように、各係数データを符号化する際、上述したよう
に、連続する“0”とその後に続く値に応じて符号化す
るようにする。また、図24と同様にこの連続する
“0”の個数を示すことばとして、「0ラン」というこ
とばを用いる。例えば「0ラン0」と記述した場合は連
続する“0”(0ラン)の個数が“0”、即ち、“0”
がないことを示す。
【0059】図4においては、交流成分の係数AC22
が“0”、続くAC13が“0”、続くAC23が
“1”であるので、この場合は「0ラン2、値1」とな
る。また、交流成分の係数AC01は“120”である
ので、この場合は「0ラン0、値120」となる。
【0060】次に、この図4に示す係数データAC10
を符号化する場合について図5を参照して説明する。図
5はAC10の条件系列であるところの「0ラン0、値
“120”の符号」のテーブルを示している。即ち、テ
ーブルはこの図5に示すように、条件系列毎に0ランの
値と係数データの値に対応して符号を割り当てるように
なっている。ここで従来と異なるのは、本例において
は、条件系列に応じてハフマン符号の作成手順に従って
多数のテーブルを作成しておき、ある係数データを符号
化しようとするとき、その係数データの前の係数データ
の条件に基いて多数のテーブルから該当テーブルを選択
し、選択したテーブルを参照して係数データを符号化す
ることである。
【0061】図6は図5を参照して説明した条件系列に
基いて作成したテーブルを、符号化しようとする係数デ
ータの前の係数データの系列で選択し、選択したテーブ
ルを参照して符号化する場合について、図4に示す例に
基いて示した説明図である。
【0062】この図6及び図4に夫々示すように、先
ず、値“120”の係数AC01は交流成分の先頭であ
るから、条件系列がないことになる。従って、交流成分
の先頭の係数においては、現在の値、即ち、0ランの値
と係数の値に対して符号が与えられているテーブル(図
26に示したテーブル)から可変長符号1を得るように
する。
【0063】続いて交流成分の係数AC10は“50”
であるが、この係数AC10の前の係数はAC01であ
り、その値は「0ラン0、係数値“120”」であるか
ら、複数のテーブルからこれを条件系列とするテーブル
を選択し、そのテーブルを参照して係数AC10の値
“50”に可変長符号2を与える。
【0064】続く係数AC20は“10”であるが、こ
の係数AC20の前の係数はAC10であり、その値は
「0ラン0、係数値“50”」であるから、複数のテー
ブルからこれを条件系列とするテーブルを選択し、その
テーブルを参照して係数AC20の値“10”に可変長
符号3を与える。
【0065】続く係数AC11は“20”であるが、こ
の係数AC11の前の係数はAC20であり、その値は
「0ラン0、値“10”」であるから、複数のテーブル
からこれを条件系列とするテーブルを選択し、そのテー
ブルを参照して係数AC11の値“20”に可変長符号
4を与える。
【0066】続く係数AC02は“30”であるが、こ
の係数AC02の前の係数はAC11であり、その値は
「0ラン0、値“20”」であるから、複数のテーブル
からこれを条件系列とするテーブルを選択し、そのテー
ブルを参照して係数AC02の値“30”に可変長符号
5を与える。
【0067】続く係数AC03は“41”であるが、こ
の係数AC03の前の係数はAC02であり、その値は
「0ラン0、値“30”」であるから、複数のテーブル
からこれを条件系列とするテーブルを選択し、そのテー
ブルを参照して係数AC03の値“41”に可変長符号
6を与える。
【0068】続く係数AC12は“10”であるが、こ
の係数AC12の前の係数はAC03であり、その値は
「0ラン0、値“41”」であるから、複数のテーブル
からこれを条件系列とするテーブルを選択し、そのテー
ブルを参照して係数AC12の値“10”に可変長符号
7を与える。
【0069】次に、係数AC21は“10”であるが、
この係数AC21の前の係数はAC12であり、その値
は「0ラン0、値“10”」であるから、複数のテーブ
ルからこれを条件系列とするテーブルを選択し、そのテ
ーブルを参照して係数AC21の値“10”に可変長符
号8を与える。
【0070】次に、係数AC30は“3”であるが、こ
の係数AC30の前の係数はAC21であり、その値は
「0ラン0、値“10”」であるから、複数のテーブル
からこれを条件系列とするテーブルを選択し、そのテー
ブルを参照して係数AC30の値“3”に可変長符号9
を与える。
【0071】次に、係数AC31は“1”であるが、こ
の係数AC31の前の係数はAC30であり、その値は
「0ラン0、値“3”」であるから、複数のテーブルか
らこれを条件系列とするテーブルを選択し、そのテーブ
ルを参照して係数AC31の値“1”に可変長符号10
を与える。
【0072】次に、係数AC22は“0”、続く係数A
C13は“0”、続く係数AC23は“1”であるが、
係数AC22の前の係数はAC31であり、その値は
「0ラン0、値“1”」であるから、複数のテーブルか
らこれを条件系列とするテーブルを選択し、そのテーブ
ルを参照してこれら係数AC22の値“0”、係数AC
13の値“0”、係数AC23の値“1”に可変長符号
11を与える。
【0073】次に、係数AC32は“1”であるが、こ
の係数AC32の前の係数はAC22、AC13、AC
23であり、その値は「0ラン0、値“1”」であるか
ら、複数のテーブルからこれを条件系列とするテーブル
を選択し、そのテーブルを参照して係数AC32の値
“1”に可変長符号12を与える。
【0074】次に、係数AC33は“1”であるが、こ
の係数AC33の前の係数はAC32であり、その値は
「0ラン0、値“1”」であるから、複数のテーブルか
らこれを条件系列とするテーブルを選択し、そのテーブ
ルを参照して係数AC33の値“1”に可変長符号13
を与える。
【0075】さて、以上のように符号化するためのエン
コーダについて説明したが、次に図1Bを参照して高能
率符号化装置のデコーダについて説明する。
【0076】図1Bにおいて、6は例えば図示しない伝
送経路、或いは図示しない電子機器の出力側からの伝送
データ、或いは再生、読み出しデータが供給される入力
端子で、この入力端子6からの符号化されている各種デ
ータは可変長符号復号化回路7に供給される。可変長符
号復号化回路7は入力端子6を介して供給される可変長
符号データを復号して量子化された係数データを得、こ
の係数データを量子化復元回路8に供給する。
【0077】量子化復元回路8は可変長符号復号化回路
7からの係数データを復元し、量子化する前の係数デー
タを得、この係数データを逆変換回路9に供給する。逆
変換回路9としては、変換回路2について説明した離散
コサイン変換、アダマール変換等の逆の変換を行い、逆
変換を行って得た元のデータを出力端子10を介してこ
の高能率符号化装置を搭載する電子機器の再生系等に供
給する。
【0078】可変長符号データを可変長符号復号化回路
7で復号する場合、つまり、「0ラン、値」を条件系列
として符号化している場合は、例えば符号化するときの
テーブルをそのまま用いるか、符号データから元の係数
データを求めるためのテーブル(符号データに夫々係数
データを対応させたもの、但し、どのテーブルを参照し
て符号化したかを示すデータを符号化時に符号化した係
数データに付加しておかなければならない)を可変長符
号復号化回路7に持たせておく必要がある。
【0079】このように、本例においては、ハフマンテ
ーブル生成装置を用い、量子化回路13で量子化した係
数データの発生頻度を検出してテーブルを作成し、作成
したテーブルに基いてハフマン符号化回路14で符号化
し、そのときの総符号長データを量子化回路13に供給
して量子化の粗さを制御するという動作を繰り返し行っ
て条件系列(0ラン、値)に基いたテーブルを多数作成
し、作成したテーブルを高能率符号化装置のエンコーダ
の可変長符号化回路4のメモリ4aにロードし、高能率
符号化装置で係数データを符号化する際、その係数デー
タの前の係数データの条件系列に対応したテーブルを選
択し、選択したテーブルを参照して符号化するようにし
たので、全体の符号長を短く抑えることができる。
【0080】尚、上述の例においては、図2或いは図3
に示したハフマンテーブル生成装置で生成した条件系列
に基いた複数のテーブルを図1に示した高能率符号化装
置の可変長符号化回路4のメモリ4aに書き込む、或い
はロードする場合について説明したが、図2及び図3に
示した量子化回路13の次段以降の回路、つまり、図2
の場合はハフマン符号化回路14、発生頻度検出回路1
5、メモリ16、図3の場合はハフマン符号化回路1
4、発生頻度検出回路15、メモリ16、コントローラ
17及びスイッチ18を可変長符号化回路4に内蔵させ
ても良い。その場合は図1に示したメモリ4aを図2或
いは図3に示したメモリ16で兼用することができる。
【0081】次に、図7から図23を参照して上述した
条件系列「0ラン、値」以外の条件系列(サイズ)を用
いた場合について説明する。この「サイズ」は、係数の
値を2の累乗で表したときに、累乗の指数の値となるも
のであり、係数をその値に応じて分類したときのインデ
ックスとして用いられるものである。但し、2の9乗は
256であるが、これを9ビットで表す場合の最大値は
255となる。従って、実際にサイズで分類する場合は
その係数の値を2の累乗で表したときの累乗の指数+1
となる。
【0082】図7はこのサイズと称している概念によっ
て係数データを分類した例であり、この図7に示すよう
に、係数の値“0”はサイズ0(0乗)、係数の値“−
1”及び係数の値“1”はサイズ1(1乗)、・・・・
係数の値“−1023〜−512”並びに係数の値“5
12〜1023”はサイズ10(10乗)、・・・・係
数の値“−8191〜−4096”並びに“4096〜
8191”はサイズ13(13乗)と分類している。
【0083】また、各サイズでの係数データの並べ方で
あるが、この図においては例えば左から順次値の大きな
係数データを並べるようにする。分類の仕方であるが、
この図7に示すようなテーブルを例えば図2や図3に示
すハフマン符号化回路14が持つものとする。また、図
に示すサイズ0〜13は夫々累乗の指数を示し、これら
サイズに対し、その範囲内の値の係数データを割り当て
るようにする。例えば係数データの値が“50”だった
場合、この“50”はサイズでいえば累乗の指数が
“6”、即ち、“64”の範囲になる。従って図7に示
すように、この“50”の値の係数データはサイズ6と
なる。
【0084】この例においては、係数データの値をサイ
ズ毎に分類し、係数データのサイズに対応したテーブル
を多数作成しておき、或係数データを符号化するとき
に、前の係数データのサイズに対応したテーブルを選択
し、選択したテーブルを参照してその符号化しようとす
る係数データにハフマン符号を与えるようにする。先に
説明した例では「0ラン、値」を条件系列としたが、こ
の例においてはサイズを条件系列とする。但し、前の係
数データの条件系列に対応したテーブルを選択し、選択
したテーブルを参照して符号化を行うという点について
は同じである。
【0085】ここで、図2や図3に示したハフマンテー
ブル生成装置を用いて条件系列(前の係数データのサイ
ズ)に対応したテーブルを作成する動作について図8の
フローチャートを参照して説明する。尚、交流成分の先
頭の係数については、既に説明した係数の値からサイズ
の値を得るテーブル(図7参照)を用いてサイズの値を
得るものとする。
【0086】先ずステップS1では条件系列であるとこ
ろの1つ前の係数のサイズの値を示す変数Jに“0”を
代入する。そしてステップS2に移行する。つまり、図
2や図3に示した発生頻度検出回路15が変数Jに
“0”をセットする。
【0087】ステップS2では変数J≦条件系列である
ところの1つ前の係数のサイズの最大値か否かを判断
し、「YES」であればステップS3に移行し、「N
O」であればテーブル作成処理を終了する。
【0088】ステップS3では前のサイズがJである部
分集合に対し、その部分集合内で現在のサイズの生起確
率を求める。そしてステップS4に移行する。
【0089】ステップS4ではサイズを生起確率の大き
い順に調べる。そしてステップS5に移行する。
【0090】ステップS5では生起確率が最小のものと
次に小さいものを縮退して新しいサイズを割り当て、そ
の生起確率は夫々の和とし、更に小さい方に符号ビット
“0”を、大きい方に符号ビット“1”を追加する。そ
してステップS6に移行する。
【0091】ステップS6では確率1のものしかないか
否かを判断し、「YES」であればステップS7に移行
し、「NO」であれば再びステップS4に移行する。こ
こで「確率1のものしかない」とは、最小の生起確率の
ものとその次のものを1つに縮退するという作業を繰り
返した結果、全てが1つに縮退されてしまった状態であ
る。
【0092】ステップS7においては、条件系列である
ところの1つ前の係数のサイズが変数Jである条件下の
ハフマン符号を得られたことになる。そしてステップS
8に移行する。つまり、縮退するときに、割り当てられ
た“1”、“0”のビットを逆に読んでいくことによ
り、条件系列がJであるところの現在の係数のサイズ夫
々に対するハフマン符号が得られる。
【0093】ステップS8では変数Jに1を加算する。
そして再びステップS2に移行する。即ち、つぎの条件
系列に対する符号表を求めるのである。
【0094】尚、上述の例においては、交流成分の先頭
の係数について条件系列を無視して全データの統計をと
るようにしても良い。
【0095】次に図4を再び参照して、条件系列をサイ
ズとした場合の符号化について説明する。尚、以下の説
明においては、図4に示す係数データのみを参照し、
「符号1」〜「符号13」、これに係数データを対応さ
せている矢印並びに各係数データの値を囲っている枠は
参照しない。
【0096】先ず、交流成分の先頭である係数AC01
は“120”、サイズは図7に示したテーブルから
“7”となる。ところで、一実施例で説明した「0ラ
ン、値」を条件系列とした例において説明したように、
交流成分の先頭である。従って、この先頭の係数につい
ては図23に示すように、今の係数のサイズ及びそのサ
イズに対応して当てられる可変長符号からなるテーブル
を参照して可変長符号を当てるようにする。このテーブ
ルは図23に示すように、今の係数のサイズ及びそのサ
イズに対応して当てられる可変長符号からなるテーブル
であり、交流成分の先頭の係数から可変長符号を得るた
めのテーブルである。
【0097】つまり、この交流成分の先頭である係数A
C01は“120”であるから、図7に示したテーブル
からサイズ“7”を与え、交流成分の先頭であることか
ら、図23に示したテーブルから、今の係数のサイズ
“7”に対応した可変長符号“111110”を与え
る。ここで、この符号に、更に図7に示したテーブルに
おいて“120”は何番目かを示すデータを付加する。
【0098】ここで、この何番目かを示すデータを、0
番目、1番目、2番目のように、0番目から数えること
にする。そして何番目かを示すデータのビット長はその
サイズの値と同じビット長で表すようにする。例えばサ
イズ“7”に該当する係数の場合、サイズ“7”から何
番目かを示すデータのビット長は7ビットとなる。ここ
で、その係数の順番の数え方を“0”からにしたことが
サイズで示す数値のビット長で順番を示すデータをその
サイズの範囲の係数全てについて表せることになる。
【0099】さて、何番目かを示すデータについて実際
に説明すると、係数AC01の値“120”のサイズは
“7”であり、サイズ“7”の0番目は“−127”で
あるから、“120”は−127、−126、・・・・
−64、64、65、・・・・120と数えることにな
るので、この場合は120番目、つまり、“11110
00”となるので、係数AC01の値“120”の符号
化出力は“1111110 1111000”となる。
【0100】続いて交流成分の係数AC10は“5
0”、サイズは図7に示したテーブルから“6”である
が、この係数AC10の前の係数AC01のサイズは
“7”であるから、図15に示す、前の係数のサイズ
“7”のテーブルを選択し、そのテーブルの今の係数の
サイズ“6”に対応する可変長符号“01”を与える。
ここで、この符号に、更に図7に示したテーブルにおい
て“50”は何番目かを示すデータを付加する。“5
0”はサイズが“6”であり、サイズ“6”の0番目は
“−63”であるから、“50”は−63、−62、・
・・・−32、32、33、・・・・63と数えること
になるので、この場合は50番目となる。
【0101】続く係数AC20は“10”、サイズは図
7に示したテーブルから“4”であるが、この係数AC
20の前の係数AC10のサイズは“6”であるから、
図14に示す、前の係数のサイズ“6”のテーブルを選
択し、そのテーブルの今の係数のサイズ“4”に対応す
る可変長符号“00”を与える。ここで、この符号に、
更に図7に示したテーブルにおいて“10”は何番目か
を示すデータを付加する。“10”はサイズが“4”で
あり、サイズ“4”の0番目は“−15”であるから、
“10”は−15、−14、・・・・−8、8、9、・
・・・15と数えることになるので、この場合は10番
目となる。
【0102】続く係数AC11は“20”、サイズは図
7に示したテーブルから“5”であるが、この係数AC
11の前の係数AC20のサイズは“4”であるから、
図12に示す、前の係数のサイズ“4”のテーブルを選
択し、そのテーブルの今の係数のサイズ“5”に対応す
る可変長符号“110”を与える。ここで、この符号
に、更に図7に示したテーブルにおいて“20”は何番
目かを示すデータを付加する。“20”はサイズが
“5”であり、サイズ“5”の0番目は“−31”であ
るから、“20”は−31、−30、・・・・−16、
16、17、・・・・31と数えることになるので、こ
の場合は20番目となる。
【0103】続く係数AC02は“30”、サイズは図
7に示したテーブルから“5”であるが、この係数AC
02の前の係数AC11のサイズは“5”であるから、
図13に示す、前の係数のサイズ“5”のテーブルを選
択し、そのテーブルの今の係数のサイズ“5”に対応す
る可変長符号“10”を与える。ここで、この符号に、
更に図7に示したテーブルにおいて、“30”は何番目
かを示すデータを付加する。“30”はサイズが“5”
であり、サイズ“5”の0番目は“−31”であるか
ら、“30”は−31、−30、・・・・−16、1
6、17、・・・・31と数えることになるので、この
場合は30番目となる。
【0104】続く係数AC03は“41”、サイズは図
7に示したテーブルから“6”であるが、この係数AC
03の前の係数AC02のサイズは“5”であるから、
図13に示す、前の係数のサイズ“5”のテーブルを選
択し、そのテーブルの今の係数のサイズ“6”に対応す
る可変長符号“111110”を与える。ここで、この
符号に、更に図7に示したテーブルにおいて、“41”
は何番目かを示すデータを付加する。“41”はサイズ
が“6”であり、サイズ“6”の0番目は“−63”で
あるから、“63”は−63、−62、・・・・−3
2、32、33、・・・・63と数えることになるの
で、この場合は41番目となる。
【0105】続く係数AC12は“10”、サイズは図
7に示したテーブルから“4”であるが、この係数AC
12の前の係数AC03のサイズは“6”であるから、
図14に示す、前の係数のサイズ“6”のテーブルを選
択し、そのテーブルの今の係数のサイズ“4”に対応す
る可変長符号“00”を与える。ここで、この符号に、
更に図7に示したテーブルにおいて、“10”は何番目
かを示すデータを付加する。“10”はサイズが“4”
であり、サイズ“4”の0番目は“−15”であるか
ら、“10”は−15、−14、・・・・−8、8、
9、・・・・15と数えることになるので、この場合は
10番目となる。
【0106】次に、係数AC21は“10”、サイズは
図7に示したテーブルから“4”であるが、この係数A
C21の前の係数AC12のサイズは“4”であるか
ら、図12に示す、前の係数のサイズ“4”のテーブル
を選択し、そのテーブルの今の係数のサイズ“4”に対
応する可変長符号“10”を与える。ここで、この符号
に、更に図7に示したテーブルにおいて、“10”は何
番目かを示すデータを付加する。この場合も上述と同様
に10番目となる。
【0107】次に、係数AC30は“3”、サイズは図
7に示したテーブルから“2”であるが、この係数AC
30の前の係数AC21のサイズは“4”であるから、
図12に示す、前の係数のサイズ“4”のテーブルを選
択し、そのテーブルの今の係数のサイズ“2”に対応す
る可変長符号“011”を与える。ここで、この符号
に、更に図7に示したテーブルにおいて、“3”は何番
目かを示すデータを付加する。“3”はサイズが“2”
であり、サイズ“2”の0番目は“−3”であるから、
“3”は−3、−2、2、3と数えることになるので、
この場合は3番目となる。
【0108】次に、係数AC31は“1”、サイズは図
7に示したテーブルから“1”であるが、この係数AC
31の前の係数AC30のサイズは“2”であるから、
図10に示す、前の係数のサイズ“2”のテーブルを選
択し、そのテーブルの今の係数のサイズ“1”に対応す
る可変長符号“00”を与える。ここで、この符号に、
更に図7に示したテーブルにおいて、“1”は何番目か
を示すデータを付加する。“1”はサイズが“1”であ
り、サイズ“1”の0番目は“−1”であるから、
“1”は−1、1と数えることになるので、この場合は
1番目となる。
【0109】次に、係数AC22は“0”、サイズは図
7に示したテーブルから“0”であるが、この係数AC
22の前の係数AC31のサイズは“1”であるから、
図9に示す、前の係数のサイズが“1”のテーブルを選
択し、そのテーブルの今の係数のサイズ“0”に対応す
る可変長符号“00”を与える。ここで、この符号に、
この場合、“0”が何番目かを示すデータは付加しな
い。これは、サイズ“0”は“0”しかメンバとしてな
いから何番目かを示すデータ自身意味を持たないので付
加しない。
【0110】次に、係数AC13は“0”、サイズは図
7に示したテーブルから“0”であるが、この係数AC
13の前の係数AC22のサイズは“0”であるから、
図8に示す、前の係数のサイズが“0”のテーブルを選
択し、そのテーブルの今の係数のサイズ“0”に対応す
る可変長符号“00”を与える。また、上述と同様にこ
の符号には“0”が何番目かを示すデータは付加しな
い。
【0111】次に、係数AC23は“1”、サイズは図
7に示したテーブルから“1”であるが、係数AC23
の前の係数AC13のサイズは“0”であるから、図8
に示す、前の係数のサイズが“0”のテーブルを選択
し、そのテーブルの今の係数のサイズ“1”に対応する
可変長符号“01”を与える。ここで、この符号に、更
に図7に示したテーブルにおいて、“1”は何番目かを
示すデータを付加する。“1”はサイズが“1”であ
り、サイズ“1”の0番目は“−1”であるから、
“1”は−1、1と数えることになるので、この場合は
1番目となる。
【0112】次に、係数AC32は“1”、サイズは図
7に示したテーブルから“1”であるが、係数AC32
の前の係数AC23のサイズは“1”であるから、図9
に示す、前の係数のサイズが“1”のテーブルを選択
し、そのテーブルの今の係数のサイズ“1”に対応する
可変長符号“01”を与える。ここで、この符号に、更
に図7に示したテーブルにおいて、“1”は何番目かを
示すデータを付加する。何番目かを示すデータは上述と
同様“1”となる。
【0113】次に、係数AC33は“1”、サイズは図
7に示したテーブルから“1”であるが、係数AC33
の前の係数AC32のサイズは“1”であるから、図9
に示す、前の係数のサイズが“1”のテーブルを選択
し、そのテーブルの今の係数のサイズ“1”に対応する
可変長符号“01”を与える。ここで、この符号に、更
に図7に示したテーブルにおいて、“1”は何番目かを
示すデータを付加する。何番目かを示すデータは上述と
同様“1”となる。
【0114】一方、可変長符号データを可変長符号復号
化回路17で復号する場合、つまり、条件系列をサイズ
とし、前の係数のサイズに基いてテーブルを選択し、選
択したテーブルを参照して符号化した符号データを復号
する場合は、既に説明したように、符号データにその係
数データの値が図7に示したテーブルの何番目かを示す
データを付加しているので、図7に示したテーブル、図
8〜図23に示したテーブルをそのまま用いるか、或い
はこれら多数のテーブルを復号専用に圧縮して新たなテ
ーブルを作成し、作成した新たなテーブルを用いるかす
れば良い。
【0115】ところで、この符号化の方法では、符号デ
ータに夫々その係数データの値が図7に示したテーブル
の何番目かを示すデータを付加しているので、可変長符
号復号化回路17においてはそのデータを参照すること
で、図7〜図23に示したテーブル、或いはこれら圧縮
したテーブルを持っているだけで簡単に復号化できると
共に、各符号データに夫々その係数データの値が図7に
示したテーブルの何番目かを示すデータを付加している
のでたとえ符号が同じであっても、その符号に付加して
ある順番を示すデータを検出することによって、その符
号の係数データを簡単に得ることができる。
【0116】このように、本例においては、量子化回路
13で量子化した係数データの発生頻度を検出してサイ
ズを条件系列としたテーブルを作成し、作成したテーブ
ルに基いてハフマン符号化回路14で符号化し、そのと
きの総符号長データを量子化回路13に供給して量子化
の粗さを制御するという動作を繰り返し行って条件系列
に基いたテーブルを多数作成し、作成した多数のテーブ
ルを高能率符号化装置のエンコーダの可変長符号化回路
4のメモリ4aにロードし、高能率符号化装置で係数デ
ータを符号化する際、その係数データの前の係数データ
のサイズに対応したテーブルを選択し、選択したテーブ
ルを参照して符号化するようにしたので、全体の符号長
を短く抑えることができる。更に、本例においては、符
号化した係数データにその係数データのサイズがサイズ
のテーブルにおいて何番目かを示すデータを付加するよ
うにしたので、簡単な構成及び処理で符号化したデータ
を復号化することができる。
【0117】尚、上述の実施例は本発明の一例であり、
本発明の要旨を逸脱しない範囲でその他様々な構成が取
り得ることは勿論である。
【0118】
【発明の効果】上述せる本発明ディジタル信号の符号化
方法によれば、ステップ(a)においてディジタル信号
を、連続する零係数と、非零係数とで連なるデータ列に
変換し、ステップ(b)においてデータ列から、所定の
ランレングスを有する零係数の連続と、零係数の連続の
前または後に連なる少なくとも1つの非零係数とでなる
複数の事象を得、ステップ(c)において1つ前の事象
毎に応じて、各事象に対して異なる符号語を与えるテー
ブルデータを基に、複数の事象に対して、1つの符号語
を設定するようにしたので、係数同士の相関を利用で
き、これによって符号化効率を大幅に向上させることが
できるという効果がある。
【0119】また上述せる本発明符号化用テーブル生成
方法によれば、ステップ(a)において所定のディジタ
ル信号を、連続する零係数と、非零係数とで連なるデー
タ列に変換し、ステップ(b)においてデータ列から、
所定のランレングスを有する零係数の連続と、零係数の
連続の前または後に連なる少なくとも1つの非零係数と
でなる複数の事象を得、ステップ(c)において複数の
事象の個々に対し、その事象の次に現れる各事象の発生
頻度を検出し、ステップ(d)において各事象の発生頻
度に応じて、所望のデータ列を前のデータ列の状態に応
じて符号化する際に使用するテーブルデータを生成して
メモリに記憶するようにしたので、係数同士の相関を利
用したテーブルデータを作成することができ、これによ
ってこのように作成したテーブルデータを用いて符号化
を行った場合に符号化効率を大幅に向上させることがで
きるという効果がある。
【0120】また上述せる本発明ディジタル信号の符号
化方法によれば、ステップ(a)において所定のディジ
タル信号を、連続する零係数と、非零係数とで連なるデ
ータ列に変換し、ステップ(b)においてデータ列か
ら、所定のランレングスを有する零係数の連続と、零係
数の連続の前または後に連なる少なくとも1つの非零係
数とでなる複数の事象を得、ステップ(c)において複
数の事象の個々に対し、その事象の次に現れる各事象の
発生頻度を検出し、ステップ(d)においてステップ
(c)で得た各事象の発生頻度に応じて、所望のデータ
列を前のデータ列の状態に応じて符号化する際に使用す
るテーブルデータを生成してメモリに記憶し、ステップ
(e)において任意のディジタル信号を、連続する零係
数と、非零係数とで連なるデータ列に変換し、ステップ
(f)においてステップ(e)で得たデータ列から、各
事象を得、ステップ(g)においてテーブルデータを基
に、ステップ(f)で得た複数の事象に対して、1つの
符号語を決定するようにしたので、係数同士の相関を利
用でき、これによって符号化、復号化効率を大幅に向上
させることができるという効果がある。
【0121】また上述せる本発明符号化装置によれば、
変換手段でディジタル信号を、連続する零係数と、非零
係数とで連なるデータ列に変換し、所定のランレングス
を有する零係数の連続と、零係数の連続の前または後に
連なる少なくとも1つの非零係数とでなる複数の事象に
対し、夫々次にくる事象に対して与える符号語を表す複
数のテーブルデータを記憶手段に記憶し、符号化手段で
データ列から複数の事象を得て、テーブルデータを基
に、複数の事象に対して、夫々1つの符号語を与えるよ
うにしたので、係数同士の相関を利用でき、これによっ
て符号化効率を大幅に向上させることができるという効
果がある。
【0122】また上述せる本発明ディジタル信号の符号
化方法によれば、ステップ(a)において所定のディジ
タル信号を、連続する零係数と、非零係数とで連なるデ
ータ列に変換し、ステップ(b)において非零係数を、
その値に応じて複数のグループに分類し、ステップ
(c)においてデータ列から、所定のランレングスを有
する零係数の連続と、零係数の連続の前または後に連な
る少なくとも1つの非零係数とでなる複数の事象を得、
ステップ(d)において夫々の事象に対して、1つ前の
事象におけるグループ毎に符号語を与えるテーブルデー
タを基に、複数の事象に対して、夫々1つの符号語を決
定するようにしたので、係数同士の相関を利用でき、こ
れによって符号化効率を大幅に向上させることができる
という効果がある。
【0123】更に上述において本発明ディジタル信号の
符号化方法によれば、ステップ(d)において、更にグ
ループ内における順位情報を符号語に付加するようにし
たので、上述の効果に加え、復号化の効率を向上させる
ことができる。
【0124】また上述せる本発明ディジタル信号の符号
化方法によれば、ステップ(a)において所定のディジ
タル信号を、連続する零係数と、非零係数とで連なるデ
ータ列に変換し、ステップ(b)においてデータ列か
ら、所定のランレングスを有する零係数と、零係数の連
続の前または後に連なる少なくとも1つの非零係数とで
なる複数の事象を得、ステップ(c)において非零係数
を、その値に応じて複数のグループに分類し、ステップ
(d)において各グループに対し、その次に現れる各事
象の発生頻度を検出し、ステップ(e)において各事象
の発生頻度に応じて、所望のデータ列を前データ列の状
態に応じて符号化する際に使用するテーブルデータを生
成してメモリに記憶し、ステップ(f)において任意の
ディジタル信号を、連続する零係数と、非零係数とで連
なるデータ列に変換し、ステップ(g)においてステッ
プ(f)で得たデータ列から、各事象を得、ステップ
(h)においてテーブルデータを基に、ステップ(g)
で得た複数の事象に対して、夫々1つの符号語を決定す
るようにしたので、1つの符号語を決定するようにした
ので、係数同士の相関を利用でき、これによって符号
化、復号化効率を大幅に向上させることができるという
効果がある。
【0125】また上述せる本発明符号化装置によれば、
変換手段でディジタル信号を、連続する零係数と、非零
係数とで連なるデータ列に変換し、分類手段により非零
係数を、その値に応じて複数のグループに分類し、所定
のランレングスを有する零係数の連続と、零係数の連続
の前または後に連なる少なくとも1つの非零係数とでな
る複数の事象に対し、夫々のグループに応じて夫々次に
くる事象に対して与える符号語を表す複数のテーブルデ
ータを記憶手段に記憶し、符号化手段でデータ列から複
数の事象を得て、テーブルデータを基に、複数の事象に
対して、夫々1つの符号語を与えるようにしたので、係
数同士の相関を利用でき、これによって符号化効率を大
幅に向上させることができるという効果がある。
【0126】また上述せる本発明符号化装置によれば、
変換手段でディジタル信号を、所定の形態のデータ列に
変換し、前回に符号化したデータ列を基に選択される複
数のテーブルデータを記憶手段に記憶し、符号化手段で
データ列をその前に符号化されたデータ列に応じて選択
されたテーブルデータに基いて符号化するようにしたの
で、前後のデータの相関を利用でき、これによって符号
化効率を大幅に向上させることができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化装
置及び符号化方法の一実施例を示す高能率符号化装置の
構成図である。
【図2】本発明符号化用テーブル生成方法の一実施例を
示すハフマンテーブル生成装置の構成図である。
【図3】本発明符号化用テーブル生成方法の他の例を示
すハフマンテーブル生成装置の構成図である。
【図4】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化装
置及び符号化方法の一実施例の説明に供する係数データ
に対する符号の決定を説明するための説明図である。
【図5】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化装
置及び符号化方法の一実施例の説明に供する条件系列
(0ラン、値)に対応したテーブルを説明するための説
明図である。
【図6】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化装
置及び符号化方法の一実施例の説明に供する係数データ
の値、条件系列に基いて符号を決定する場合の例を示す
説明図である。
【図7】本発明符号化用テーブル生成方法の一実施例の
説明に供する係数データのサイズを決定するためのテー
ブルを示す説明図である。
【図8】本発明符号化用テーブル生成方法の一実施例の
説明に供する条件系列に対応したテーブルを作成する動
作を説明するためのフローチャートである。
【図9】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化装
置及び符号化方法の一実施例の説明に供するサイズ
“0”に対応したテーブルの例を示す説明図である。
【図10】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化
装置及び符号化方法の一実施例の説明に供するサイズ
“1”に対応したテーブルの例を示す説明図である。
【図11】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化
装置及び符号化方法の一実施例の説明に供するサイズ
“2”に対応したテーブルの例を示す説明図である。
【図12】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化
装置及び符号化方法の一実施例の説明に供するサイズ
“3”に対応したテーブルの例を示す説明図である。
【図13】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化
装置及び符号化方法の一実施例の説明に供するサイズ
“4”に対応したテーブルの例を示す説明図である。
【図14】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化
装置及び符号化方法の一実施例の説明に供するサイズ
“5”に対応したテーブルの例を示す説明図である。
【図15】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化
装置及び符号化方法の一実施例の説明に供するサイズ
“6”に対応したテーブルの例を示す説明図である。
【図16】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化
装置及び符号化方法の一実施例の説明に供するサイズ
“7”に対応したテーブルの例を示す説明図である。
【図17】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化
装置及び符号化方法の一実施例の説明に供するサイズ
“8”に対応したテーブルの例を示す説明図である。
【図18】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化
装置及び符号化方法の一実施例の説明に供するサイズ
“9”に対応したテーブルの例を示す説明図である。
【図19】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化
装置及び符号化方法の一実施例の説明に供するサイズ
“10”に対応したテーブルの例を示す説明図である。
【図20】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化
装置及び符号化方法の一実施例の説明に供するサイズ
“11”に対応したテーブルの例を示す説明図である。
【図21】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化
装置及び符号化方法の一実施例の説明に供するサイズ
“12”に対応したテーブルの例を示す説明図である。
【図22】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化
装置及び符号化方法の一実施例の説明に供するサイズ
“13”に対応したテーブルの例を示す説明図である。
【図23】本発明ディジタル信号の符号化方法、符号化
装置及び符号化方法の一実施例の説明に供する交流成分
の先頭の係数を変換するためのテーブルの例を示す説明
図である。
【図24】従来の符号化装置の説明に供する離散コサイ
ン変換スキャン方法の説明図である。
【図25】従来の符号化装置の説明に供する0の連続数
及び最後の0に続く係数値に基いた符号決定を説明する
ための説明図である。
【図26】従来の符号化装置の説明に供する係数データ
の符号化を説明するための説明図である。
【符号の説明】
2、12 変換回路 3、13 量子化回路 4 可変長符号化回路 4a、16 メモリ 7 可変長符号復号化回路 8 量子化復元回路 9 逆変換回路 14 ハフマン符号化回路 15 発生頻度検出回路 17 コントローラ 17a 制御部 17b ROM 18 スイッチ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディジタル信号を、連続する零係数と、
    非零係数とで連なるデータ列に変換するステップ(a)
    と、 上記データ列から、所定のランレングスを有する零係数
    の連続と、上記零係数の連続の前または後に連なる少な
    くとも1つの非零係数とでなる複数の事象を得るステッ
    プ(b)と、 1つ前の事象毎に応じて、各事象に対して異なる符号語
    を与えるテーブルデータを基に、上記複数の事象に対し
    て、1つの符号語を設定するステップ(c)とからなる
    ことを特徴とするディジタル信号の符号化方法。
  2. 【請求項2】 所定のディジタル信号を、連続する零係
    数と、非零係数とで連なるデータ列に変換するステップ
    (a)と、 上記データ列から、所定のランレングスを有する零係数
    の連続と、上記零係数の連続の前または後に連なる少な
    くとも1つの非零係数とでなる複数の事象を得るステッ
    プ(b)と、 上記複数の事象の個々に対し、その事象の次に現れる各
    事象の発生頻度を検出するステップ(c)と、 上記各事象の発生頻度に応じて、所望のデータ列を前の
    データ列の状態に応じて符号化する際に使用するテーブ
    ルデータを生成してメモリに記憶するステップ(d)と
    からなることを特徴とする符号化用テーブル生成方法。
  3. 【請求項3】 所定のディジタル信号を、連続する零係
    数と、非零係数とで連なるデータ列に変換するステップ
    (a)と、 上記データ列から、所定のランレングスを有する零係数
    の連続と、上記零係数の連続の前または後に連なる少な
    くとも1つの非零係数とでなる複数の事象を得るステッ
    プ(b)と、 上記複数の事象の個々に対し、その事象の次に現れる各
    事象の発生頻度を検出するステップ(c)と、 上記ステップ(c)で得た各事象の発生頻度に応じて、
    所望のデータ列を前のデータ列の状態に応じて符号化す
    る際に使用するテーブルデータを生成してメモリに記憶
    するステップ(d)と、 任意のディジタル信号を、連続する零係数と、非零係数
    とで連なるデータ列に変換するステップ(e)と、 上記ステップ(e)で得たデータ列から、上記各事象を
    得るステップ(f)と、 上記テーブルデータを基に、上記ステップ(f)で得た
    複数の事象に対して、1つの符号語を決定するステップ
    (g)とからなることを特徴とするディジタル信号の符
    号化方法。
  4. 【請求項4】 ディジタル信号を、連続する零係数と、
    非零係数とで連なるデータ列に変換する変換手段と、 所定のランレングスを有する零係数の連続と、上記零係
    数の連続の前または後に連なる少なくとも1つの非零係
    数とでなる複数の事象に対し、夫々次にくる事象に対し
    て与える符号語を表す複数のテーブルデータを記憶して
    なる記憶手段と、 上記データ列から上記複数の事象を得て、上記テーブル
    データを基に、上記複数の事象に対して、夫々1つの符
    号語を与える符号化手段からなることを特徴とする符号
    化装置。
  5. 【請求項5】 所定のディジタル信号を、連続する零係
    数と、非零係数とで連なるデータ列に変換するステップ
    (a)と、 上記非零係数を、その値に応じて複数のグループに分類
    するステップ(b)と、 上記データ列から、所定のランレングスを有する零係数
    の連続と、上記零係数の連続の前または後に連なる少な
    くとも1つの非零係数とでなる複数の事象を得るステッ
    プ(c)と、 夫々の事象に対して、1つ前の事象における上記グルー
    プ毎に符号語を与えるテーブルデータを基に、上記複数
    の事象に対して、夫々1つの符号語を決定するステップ
    (d)からなることを特徴とするディジタル信号の符号
    化方法。
  6. 【請求項6】 上記ステップ(d)において、更に上記
    グループ内における順位情報を上記符号語に付加するよ
    うにしたことを特徴とする請求項5記載のディジタル信
    号の符号化方法。
  7. 【請求項7】 所定のディジタル信号を、連続する零係
    数と、非零係数とで連なるデータ列に変換するステップ
    (a)と、 上記データ列から、所定のランレングスを有する零係数
    と、上記零係数の連続の前または後に連なる少なくとも
    1つの非零係数とでなる複数の事象を得るステップ
    (b)と、 上記非零係数を、その値に応じて複数のグループに分類
    するステップ(c)と、 上記各グループに対し、その次に現れる各事象の発生頻
    度を検出するステップ(d)と、 上記各事象の発生頻度に応じて、所望のデータ列を前デ
    ータ列の状態に応じて符号化する際に使用するテーブル
    データを生成してメモリに記憶するステップ(e)と、 任意のディジタル信号を、連続する零係数と、非零係数
    とで連なるデータ列に変換するステップ(f)と、 上記ステップ(f)で得たデータ列から、上記各事象を
    得るステップ(g)と、 上記テーブルデータを基に、上記ステップ(g)で得た
    複数の事象に対して、夫々1つの符号語を決定するステ
    ップ(h)とからなることを特徴とするディジタル信号
    の符号化方法。
  8. 【請求項8】 ディジタル信号を、連続する零係数と、
    非零係数とで連なるデータ列に変換する変換手段と、 上記非零係数を、その値に応じて複数のグループに分類
    する分類手段と、 所定のランレングスを有する零係数の連続と、上記零係
    数の連続の前または後に連なる少なくとも1つの非零係
    数とでなる複数の事象に対し、夫々のグループに応じて
    夫々次にくる事象に対して与える符号語を表す複数のテ
    ーブルデータを記憶してなる記憶手段と、 上記データ列から上記複数の事象を得て、上記テーブル
    データを基に、上記複数の事象に対して、夫々1つの符
    号語を与える符号化手段とからなることを特徴とする符
    号化装置。
  9. 【請求項9】 ディジタル信号を、所定の形態のデータ
    列に変換する変換手段と、 前回に符号化したデータ列を基に選択される複数のテー
    ブルデータが記憶された記憶手段と、 上記データ列をその前に符号化されたデータ列に応じて
    選択されたテーブルデータに基いて符号化する符号化手
    段とからなることを特徴とする符号化装置。
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