JPH06343067A - スペクトラム拡散無線通信方式 - Google Patents
スペクトラム拡散無線通信方式Info
- Publication number
- JPH06343067A JPH06343067A JP5152595A JP15259593A JPH06343067A JP H06343067 A JPH06343067 A JP H06343067A JP 5152595 A JP5152595 A JP 5152595A JP 15259593 A JP15259593 A JP 15259593A JP H06343067 A JPH06343067 A JP H06343067A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- spread spectrum
- spread
- circuit
- interference
- signals
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数の拡散符号を用いて情報信号を拡散する
直接拡散スペクトラム拡散無線通信方式において、拡散
符号の相互相関により生じる復調信号の干渉を除去する
ことを目的とする。 【構成】 受信局が干渉除去回路(2−9)を有し、該
回路により、逆スペクトラム拡散された複数の信号と受
信局で予め知られている各拡散符号の間の相互干渉値か
ら、逆拡散された信号の相互相関によって生じた干渉波
のレベルを推定し、除去する。
直接拡散スペクトラム拡散無線通信方式において、拡散
符号の相互相関により生じる復調信号の干渉を除去する
ことを目的とする。 【構成】 受信局が干渉除去回路(2−9)を有し、該
回路により、逆スペクトラム拡散された複数の信号と受
信局で予め知られている各拡散符号の間の相互干渉値か
ら、逆拡散された信号の相互相関によって生じた干渉波
のレベルを推定し、除去する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、n個(nは2以上の整
数)の拡散符号を用いてスペクトラム拡散されるスペク
トラム拡散無線通信方式に関する。
数)の拡散符号を用いてスペクトラム拡散されるスペク
トラム拡散無線通信方式に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のスペクトラム拡散通信方式
を説明する図である。同図において、4−1は情報信
号、4−2はスペクトラム拡散回路、4−3は合成回
路、4−4は送信機、4−5は送信アンテナ、4−6は
受信アンテナ、4−7は受信機、4−8は逆スペクトラ
ム拡散回路、4−9は復調回路、4−10は復調信号で
ある。送信局では、n個の情報信号が、それぞれスペク
トラム拡散回路に入力され、それぞれ異なる拡散符号で
スペクトラム拡散が行われ、n個のスペクトラム拡散回
路の出力は合成回路に入力され、その合成回路の出力が
送信され、受信局では、受信信号はn個の逆スペクトラ
ム拡散回路に入力され、送信局と同じ拡散符号で逆スペ
クトラム拡散され、n個の逆スペクトラム拡散回路の出
力は復調回路に入力され、そのn個の復調回路の出力は
復調信号として出力される。
を説明する図である。同図において、4−1は情報信
号、4−2はスペクトラム拡散回路、4−3は合成回
路、4−4は送信機、4−5は送信アンテナ、4−6は
受信アンテナ、4−7は受信機、4−8は逆スペクトラ
ム拡散回路、4−9は復調回路、4−10は復調信号で
ある。送信局では、n個の情報信号が、それぞれスペク
トラム拡散回路に入力され、それぞれ異なる拡散符号で
スペクトラム拡散が行われ、n個のスペクトラム拡散回
路の出力は合成回路に入力され、その合成回路の出力が
送信され、受信局では、受信信号はn個の逆スペクトラ
ム拡散回路に入力され、送信局と同じ拡散符号で逆スペ
クトラム拡散され、n個の逆スペクトラム拡散回路の出
力は復調回路に入力され、そのn個の復調回路の出力は
復調信号として出力される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図1(A)は逆スペク
トラム拡散回路4−8の出力信号のスペクトラムを示
す。同図は、n=3の場合を示す。
トラム拡散回路4−8の出力信号のスペクトラムを示
す。同図は、n=3の場合を示す。
【0004】同図に示すごとく、従来の技術では、各拡
散符号間の相互相関の値に応じて、各逆スペクトラム拡
散後の信号間において干渉が生じ、伝送特性が劣化する
という欠点があった。
散符号間の相互相関の値に応じて、各逆スペクトラム拡
散後の信号間において干渉が生じ、伝送特性が劣化する
という欠点があった。
【0005】本発明は拡散符号間の相互相関により生じ
る復調信号の干渉を除去することを目的とする。
る復調信号の干渉を除去することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によると、送信局
において同期されたn個の拡散符号で情報信号をスペク
トラム拡散し、受信局で逆スペクトラム拡散されたn個
の信号は、逆スペクトラム拡散されたn個の信号と予め
前記受信局で知られている各拡散符号間の相互相関値か
ら相互相関によって生じた干渉波のレベルを推定し、除
去するように構成された干渉除去回路に入力され、その
干渉除去回路の出力が復調される。
において同期されたn個の拡散符号で情報信号をスペク
トラム拡散し、受信局で逆スペクトラム拡散されたn個
の信号は、逆スペクトラム拡散されたn個の信号と予め
前記受信局で知られている各拡散符号間の相互相関値か
ら相互相関によって生じた干渉波のレベルを推定し、除
去するように構成された干渉除去回路に入力され、その
干渉除去回路の出力が復調される。
【0007】
【作用】図1(B)は干渉除去回路の出力信号のスペク
トラムを示す。
トラムを示す。
【0008】同図に示すごとく、本発明によれば、逆ス
ペクトラム拡散された信号に対して干渉除去を行なうこ
とにより、伝送特性の劣化を低減することができる。ま
た、各拡散符号が有している周期の始まりのタイミング
が合うように同期された拡散符号でスペクトラム拡散さ
れるので、逆スペクトラム拡散された信号も各拡散符号
が有している周期の始まりのタイミングが合うように同
期が保たれており、容易に干渉除去を行なうことができ
る。
ペクトラム拡散された信号に対して干渉除去を行なうこ
とにより、伝送特性の劣化を低減することができる。ま
た、各拡散符号が有している周期の始まりのタイミング
が合うように同期された拡散符号でスペクトラム拡散さ
れるので、逆スペクトラム拡散された信号も各拡散符号
が有している周期の始まりのタイミングが合うように同
期が保たれており、容易に干渉除去を行なうことができ
る。
【0009】
【実施例】図2は本発明の実施例の構成図である。同図
において、2−1は情報信号、2−2はスペクトラム拡
散回路、2−3は合成回路、2−4は送信機、2−5は
送信アンテナ、2−6は受信アンテナ、2−7は受信
機、2−8は逆スペクトラム拡散回路、2−9は干渉除
去回路、2−10は復調回路、2−11は復調信号であ
る。
において、2−1は情報信号、2−2はスペクトラム拡
散回路、2−3は合成回路、2−4は送信機、2−5は
送信アンテナ、2−6は受信アンテナ、2−7は受信
機、2−8は逆スペクトラム拡散回路、2−9は干渉除
去回路、2−10は復調回路、2−11は復調信号であ
る。
【0010】送信局では、n個の情報信号が、それぞ
れ、各拡散符号が有している周期の始まりのタイミング
が合うように同期された異なる拡散符号を有するスペク
トラム拡散回路に入力され、そのn個のスペクトラム拡
散回路の出力は合成回路に入力され、その合成回路の出
力が送信される。
れ、各拡散符号が有している周期の始まりのタイミング
が合うように同期された異なる拡散符号を有するスペク
トラム拡散回路に入力され、そのn個のスペクトラム拡
散回路の出力は合成回路に入力され、その合成回路の出
力が送信される。
【0011】受信局では、受信信号は送信局と同じ拡散
符号を有するn個の逆スペクトラム拡散回路に入力さ
れ、そのn個の逆スペクトラム拡散回路の出力は干渉除
去回路に入力される。干渉除去回路の出力はn個の復調
回路に入力され、そのn個の復調回路の出力は、復調信
号として出力される。
符号を有するn個の逆スペクトラム拡散回路に入力さ
れ、そのn個の逆スペクトラム拡散回路の出力は干渉除
去回路に入力される。干渉除去回路の出力はn個の復調
回路に入力され、そのn個の復調回路の出力は、復調信
号として出力される。
【0012】逆スペクトラム拡散を行うと、各拡散符号
間の相互相関の値に応じて、逆スペクトラム拡散後の信
号間に干渉が生じる。干渉除去回路では、この干渉を除
去する。一例として、干渉除去回路において、次のよう
に干渉成分を除去することができる。送信局における直
列並列変換された信号を
間の相互相関の値に応じて、逆スペクトラム拡散後の信
号間に干渉が生じる。干渉除去回路では、この干渉を除
去する。一例として、干渉除去回路において、次のよう
に干渉成分を除去することができる。送信局における直
列並列変換された信号を
【数1】 、受信局において前記n個の逆スペクトラム拡散回路の
出力信号を
出力信号を
【数2】 とすれば、
【数3】 とおくことができる。ただし、Iは自己相関を表す行列
で、Aは相互相関を表す行列、αは無線区間におけるレ
ベル変動を表す行列である。従って、(I+A)-1を求
めれば
で、Aは相互相関を表す行列、αは無線区間におけるレ
ベル変動を表す行列である。従って、(I+A)-1を求
めれば
【数4】 となるので、送信された信号を推定することができる。
相互相関を表す行列Aは、拡散符号間の位相差によって
異なる値になるが、拡散符号間の同期が保たれているの
で、受信局では、予めAを知ることができる。また、 (I+A)-1=I−A+(1/2)A2 −… となるので、AがIに比べ小さい場合には、(I+A)
-1を(I−A)あるいは{I−A+(1/2)A2 }で
近似しても同等の効果が得られる。
相互相関を表す行列Aは、拡散符号間の位相差によって
異なる値になるが、拡散符号間の同期が保たれているの
で、受信局では、予めAを知ることができる。また、 (I+A)-1=I−A+(1/2)A2 −… となるので、AがIに比べ小さい場合には、(I+A)
-1を(I−A)あるいは{I−A+(1/2)A2 }で
近似しても同等の効果が得られる。
【0013】図3はn=2の場合の本発明の干渉除去回
路の構成例を示す。同図において、3−1はタップ係数
発生器、3−2は乗算器、3−3は加算器を示す。2−
8の逆スペクトラム拡散回路1と2−8の逆スペクトラ
ム拡散回路2の出力が入力され、それぞれ2つに分岐さ
れる。予め知られている拡散符号の相互相関の値によっ
て決定されたタップ係数を発生するタップ係数発生器の
出力と、前記2−8の出力が前記乗算器において乗算さ
れ、その乗算器の出力は加算器に入力され、その加算器
では2つの入力信号を加算した信号を出力し、2−10
復調回路に入力される。
路の構成例を示す。同図において、3−1はタップ係数
発生器、3−2は乗算器、3−3は加算器を示す。2−
8の逆スペクトラム拡散回路1と2−8の逆スペクトラ
ム拡散回路2の出力が入力され、それぞれ2つに分岐さ
れる。予め知られている拡散符号の相互相関の値によっ
て決定されたタップ係数を発生するタップ係数発生器の
出力と、前記2−8の出力が前記乗算器において乗算さ
れ、その乗算器の出力は加算器に入力され、その加算器
では2つの入力信号を加算した信号を出力し、2−10
復調回路に入力される。
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
逆スペクトラム拡散された信号に対して干渉除去を行な
うことにより、拡散符号間の相互相関によって生じた干
渉による劣化を低減することができる。
逆スペクトラム拡散された信号に対して干渉除去を行な
うことにより、拡散符号間の相互相関によって生じた干
渉による劣化を低減することができる。
【0015】なお、スペクトラム拡散回路およびスペク
トラム逆拡散回路をベースバンド帯で構成する例につい
て説明したが、中間周波数帯の回路においても同等の効
果が得られる。
トラム逆拡散回路をベースバンド帯で構成する例につい
て説明したが、中間周波数帯の回路においても同等の効
果が得られる。
【図1】干渉除去前後の信号のスペクトラムを示す図で
ある。
ある。
【図2】本発明の構成例を示す図である。
【図3】本発明の干渉除去回路の具体的構成例を示す図
である。
である。
【図4】従来技術の構成例を示す図である。
2−1 情報信号 2−2 スペクトラム拡散回路 2−3 合成回路 2−4 送信機 2−5 送信アンテナ 2−6 受信アンテナ 2−7 受信機 2−8 逆スペクトラム拡散回路 2−9 干渉除去回路 2−10 復調回路 2−11 復調信号 3−1 タップ係数発生器 3−2 乗算器 3−3 加算器 4−1 情報信号 4−2 スペクトラム拡散回路 4−3 合成回路 4−4 送信機 4−5 送信アンテナ 4−6 受信アンテナ 4−7 受信機 4−8 逆スペクトラム拡散回路 4−9 復調回路 4−10 復調信号
Claims (1)
- 【請求項1】 送信局と受信局からなり、情報信号に対
して、情報信号よりも高速な信号速度を有する拡散符号
を乗じることにより送信信号のスペクトラムを広帯域に
拡散させる直接拡散スペクトラム拡散無線通信であっ
て、送信局では、n個(nは2以上の整数)の情報信号
が、各拡散符号が有している周期の始まりのタイミング
が合うように同期された異なるn個の拡散符号によって
スペクトラム拡散された後に送信され、受信局では、ス
ペクトラム拡散されたn個の受信信号が送信局と同じ前
記n個の拡散符号でそれぞれ逆スペクトラム拡散される
スペクトラム拡散無線通信方式において、 受信局で逆スペクトラム拡散されたn個の信号は、逆ス
ペクトラム拡散されたn個の信号と予め前記受信局で知
られている各拡散符号間の相互相関値から相互相関によ
って生じた干渉波のレベルを推定し、除去するように構
成された干渉除去回路に入力され、その干渉除去回路の
出力が復調されることを特徴とするスペクトラム拡散無
線通信方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5152595A JPH06343067A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | スペクトラム拡散無線通信方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5152595A JPH06343067A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | スペクトラム拡散無線通信方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06343067A true JPH06343067A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=15543872
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5152595A Pending JPH06343067A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | スペクトラム拡散無線通信方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06343067A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6829291B1 (en) | 1999-04-16 | 2004-12-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Receiving apparatus and synchronization capturing method |
-
1993
- 1993-06-01 JP JP5152595A patent/JPH06343067A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6829291B1 (en) | 1999-04-16 | 2004-12-07 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Receiving apparatus and synchronization capturing method |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20010529 |