JPH06342956A - 半導体レーザ - Google Patents

半導体レーザ

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JPH06342956A
JPH06342956A JP614091A JP614091A JPH06342956A JP H06342956 A JPH06342956 A JP H06342956A JP 614091 A JP614091 A JP 614091A JP 614091 A JP614091 A JP 614091A JP H06342956 A JPH06342956 A JP H06342956A
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JP
Japan
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layer
stripe
face
type
semiconductor laser
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP614091A
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English (en)
Inventor
Hirokiyo Unosawa
浩精 宇野沢
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NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
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Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】電流注入効率を高め、発振しきい値の低減とス
ロープ効率の改善を計る。 【構成】半導体レーザ端面内部のリッジストライプを分
割し、電流ブロック層を光吸収のない半導体層で構成
し、さらに端面近傍のストライプ幅を広げる構成とし
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】本発明は、高出力半導体レーザに
関し、特に発振波長680nm以下の可視光半導体レー
ザに関するものである。
【従来の技術】半導体レーザは、光通信装置や光ディス
ク装置等の光情報装置用の光源として、利用されてお
り、各種構造の半導体レーザが提案されている。従来の
高出力可視光半導体レーザの例として、1989年秋応
用物理学会講演会予稿集p892 28a−ZG−1に
示されている。従来の半導体レーザの一例を図2に示
す。従来型の半導体レーザは、n−GaAs基板(1)
上に発光領域となる をこれよりも禁制帯幅の大きいクラッド層(3)および
(5)ではさんでなるダブルヘテロ構造を備え、これに
隣接して、隣接側とは逆導電性の電流ブロック層(6)
を備え、半導体層(7)を備えた後に、電極(9),
(10)を設けて構成されている。この半導体レーザで
は、活性層厚0.04μm、ストライプ幅40μm、キ
ャビティ長600μm、前後の端面反射率の変更によ
り、発振しきい値260mA,120mWのCW発振が
得られている。
【発明が解決しようとする課題】この従来の半導体レー
ザでは、高出力動作を可能にするため、活性層厚を0.
04μm,ストライプ幅40μm,キャビティ長600
μmとすることで、120mWの光出力を得ているが、
発振しきい値が260mAとかなり高くなっている。ま
た、電流ブロック層をGaAsで構成しているため、レ
ーザ光の吸収損失を伴うため、高出力動作の防げ、ま
た、素子の発熱を助長する結果となっている。そこで、
本発明においては、発振しきい値の低減と、スロープ効
率の改善をはかる構成となっている。
【課題を解決するための手段】本発明の半導体レーザ
は、電流の注入効率を高めるため、リッジストライプの
端面内側を2分割し、電流ブロック層を発振光に対し
て、光吸収層として働かない半導体層で構成し、さら
に、端面近傍のストライプ幅を広げることにより、端面
光密度を低減する構成となっている。
【実施例】次に、本発明について図面を参照して説明す
る。第1図は、本発明の一実施例の断面図である。ま
ず、1回目の結晶成長をMO−VPE法により、成長温
度680℃,成長圧力76Torrの条件下で、GaA
s基板(1)上に 順次積層する。次に、リッジストライプ形成用のエッチ
ングマスク兼選択成長用マスクとなる二酸化シリコン膜
を2000オングストローム成膜させ、レジストを塗布
し、これをマスクとして に二酸化シリコン膜のストライプを形成し、硫酸系のエ
ッチャントによりP−クラッド層(5)を0.25μm
の厚さを残すようにエッチングする。この際同時に端面
の内側のリッジストライプを2分割するエッチングも行
う。端面におけるリッジ幅W1 は、底部において、10
μmとする。2分割するリッジの幅W2 は4.5μmと
する。次に、2回目の結晶成長をMO−VPE法により または を厚さ0.8μm、二酸化シリコン膜をマスクとした選
択成長を行う。次に、二酸化シリコン膜を除去した後、
3回目の結晶成長をMO−VPE法により行い、 のZnドープGaAsコンタクト層(7)を3μm形成
する。続いて、電極(9),(10)を形成して本発明
の半導体レーザが得られる。本発明において、端面内側
の電流注入のためのリッジストライプを分割することに
より、単一ストライプよりも効率的に活性層(4)へ電
流注入を行うことができる。また、電流ブロック層を活
性層(4)よりも大きいバンドギャップ半導体層で構成
しているため、発振光の吸収損失がなくなることによ
り、素子の発熱の低減効果がある。本構造により、発振
しきい値は、従来例と同じキャビティ長で、約80mA
になり、また、スロープ効率も50%程度の改善が可能
となる。また、端面近傍のストライプ幅を広くして、端
面光密度の低減させ、端面破壊をおさえる構造にしたこ
とにより、従来例と同程度の光出力が得られる。本発明
では、活性層(4)を からなる多重量子井戸構造で形成すれば、発振しきい値
の低減,特性温度の向上,光出力の増大のさらなる改善
が可能となる。また、成長方法は、MO−VPE法に限
らず、ガスソースMBE法,MO−MBE法による結晶
成長でも実現できる。
【発明の効果】以上、説明したように本発明は、半導体
レーザ端面内部のリッジストライプを分割することによ
り、単一ストライプよりも、効率的に活性層へキャリア
注入することができ、電流ブロック層を光吸収のない半
導体層で構成したので、発振しきい値は、約80mAま
で低減することができ、スロープ効率の約30%の改善
効果がある。また、端面近傍のストライプを広くしてあ
るため、端面光密度の低減ができるため、従来例と同程
度以上の光出力が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の半導体レーザで、(a)は
平面図、(b)はA−A′断面図、(c)はB−B′断
面図である。
【図2】従来の半導体レーザの断面図である。
【符号の説明】
1 n−GaAs基板 2 n−GaAsバッファ層 3 n−AlGaInPクラッド層(0.5≦Z≦
1) 4 アンドープAlGaInP活性層(0≦x≦0.
3)又は、多重量子井戸活性層 5 p−AlGaInPクラッド層 6 n−AlGaAs電流ブロック層(0≦u≦0.
7) 7 p−GaAsコンタクト層 8 p−GaInP層 9,10 電極

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GaAs基板上に、発光領域となる活性
    層を または、 からなる多重量子井戸構造で形成し、前記活性層をこれ
    よりも禁制帯幅の大きい ではさむ、ダブルヘテロ構造を有し、前記クラッド層に
    隣接して、同じ導電性の を形成し、前記クラッド層および隣接する をリッジストライプ状にし、さらに、前記リッジストラ
    イプの発光端面より内側を分割するメサを形成し、リッ
    ジストライプ両側および分割メサ内に、逆導電性の電流
    ブロック層を形成し、さらに電極コンタクト層を設けた
    ことを特徴とする半導体レーザ。
JP614091A 1991-01-23 1991-01-23 半導体レーザ Withdrawn JPH06342956A (ja)

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JPH06342956A true JPH06342956A (ja) 1994-12-13

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Effective date: 19980514