JPH06342875A - 集積回路装置 - Google Patents

集積回路装置

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JPH06342875A
JPH06342875A JP6067126A JP6712694A JPH06342875A JP H06342875 A JPH06342875 A JP H06342875A JP 6067126 A JP6067126 A JP 6067126A JP 6712694 A JP6712694 A JP 6712694A JP H06342875 A JPH06342875 A JP H06342875A
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    • HELECTRICITY
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 同一構造のモジュールまたはTABパッケー
ジを用いて、多階層化された半導体集積回路が容易に得
られることを目的とする。 【構成】 複数のメモリICチップが実装されたモジュ
ールを2つスタックして、モジュールユニットを構成す
る。さらに、マザーボード上にそのモジュールユニット
を複数実装することによって、多階層半導体集積回路装
置を得る。またモジュールの1つとして、不良チップの
機能を代替するためのICチップをあらかじめ実装した
ものを備える。あるいは、モジュールユニットの代わり
に、マザーボード上の複数個のTABパッケージを多階
層に実装して、TABパッケージのそれぞれのアウター
リードとマザーボード上の端子パッドとを、1対1に対
応させて接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体ICチップや電
子部品を高密度に実装した集積回路装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子機器の小形化にともなって、
その中で使用される集積メモリ回路に対して、高集積化
および高密度実装化が要求されている。半導体ICチッ
プや電子部品を集積した半導体集積回路装置は、現在、
さまざまな電子回路装置において使用されている。従来
の半導体集積回路装置では、樹脂モールドによって形成
されたプラスチックパッケージ構造のICチップが、プ
リント配線基板(以下、「配線基板」と記す)上に平面
的に実装されている。それぞれのICチップと配線基板
との接続は、半田付けによって行われることが多い。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来技
術の平面実装タイプの集積メモリ回路には、以下に示す
ような課題を有していた。
【0004】(1) CPUの性能向上にともなって、
主記憶回路のメモリ容量の拡大が必要である。同じ性能
のメモリICを使用してメモリ容量を2倍にするために
は、使用されるメモリICの数も2倍になるが、従来の
平面実装タイブの集積メモリ回路では、実装に必要な配
線基板面積も同時に2倍またはそれ以上増加する。この
結果、集積メモリ回路を備える電子回路装置の小形化が
進まなくなる。
【0005】(2) 上記の(1)のような配線基板面
積の拡大は、配線基板の面積あたりの単価が高いため
に、集積メモリ装置のコスト増加を招く。さらに、配線
基板上での配線が長くなるため、配線インピーダンスが
増加する。その結果、信号波形の変形など伝送特性の劣
化や高周波信号に対する応答特性の劣化などの問題が生
じる。
【0006】(3) 端子間隔を狭ピッチ化してパッケ
ージ面積を小形化したメモリICを使用すれば、実装に
必要な配線基板面積の増加をある程度まで抑制すること
ができる。しかし、狭端子ピッチ化されたメモリICに
対しては従来の実装技術が使用できず、実装技術の高度
化が必要になるという新たな問題点が発生する。
【0007】上記のような従来技術の平面実装タイプの
集積メモリ回路の問題点を克服するために、複数のメモ
リICチップを多階層に積層して実装する多階層集積メ
モリ回路が、例えば特公平5−14427号や米国特許
第4,982,265号に開示されている。これらの多階
層集積メモリ回路では、各階層のメモリICチップのい
ずれかを選択的にアクセスするための信号が入力される
リード端子(以下、「選択端子」と記す)は、階層毎に
端子形状や位置を異なるものにして、それぞれ独立して
配線基板に接続される。一方、電源端子や接地端子など
各階層のメモリICチップに対して同じ機能を有する信
号が入力される端子(以下、「共通端子」と記す)は、
半田付けなどによってお互いに接続されて配線基板上の
同一のパッドに接続される。
【0008】しかし、上記のようなリード端子の接続構
造を有する従来技術の多階層集積メモリ回路では、以下
のような課題を有していた。
【0009】(1) 共通端子については、各階層のメ
モリICチップのリード端子を直接半田付けするので、
接続部分の機械的強度が十分ではない。また、十分な接
続面積が確保できないので、接触抵抗などの点から電気
的に不安定になることがある。
【0010】(2) 各階層のメモリICチップの共通
端子をすべて一緒に半田付けするので、いずれかの階層
のメモリICチップに欠陥があってリペア作業が必要に
なった場合、リペア対象が1階層であっても全階層を一
度取り外さなければならない。
【0011】特開平4−26152号は、以上の問題を
解決する目的で、異なった形状を有する多階層集積メモ
リ回路を開示している。この多階層集積メモリ回路で
は、多階層化されるそれぞれのメモリICについて、お
互いのリード端子が重ならないように、各ICの端子を
異なった位置に形成している。すなわち、各ICの外周
辺の一部ずつにのみリード端子を設けることにより、多
階層化しても、各階層のリード端子を重ねることなくす
べての端子を独立に配線基板に接続することができる。
このような構造にすることによって、ある特定の階層の
メモリICのみを取り外すことが可能になり、リペア作
業の効率が向上する。
【0012】しかし、この構造では、端子間隔を狭ピッ
チ化しない限り、各ICの端子数は従来のものより少な
くならなければならず、機能的に制約される場合があ
る。
【0013】本発明は、上述のような従来技術の課題を
解決するためになされたものであり、(1)多階層化に
よって、高密度実装化される、(2)信号伝送特性や高
周波特性の劣化が防止できる、(3)搭載されている半
導体素子の故障や不良によるリペア作業効率が改善され
る、(4)入出力されるデータ信号のビット幅を容易に
選択できる、という特徴を有する集積回路装置を提供す
ることを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の集積回路装置は、マザーボード上に少なく
とも1つ以上のモジュールユニットが実装された集積回
路装置において、前記モジュールユニットはスタックさ
れた上層モジュールおよび下層モジュールを含み、前記
モジュールのそれぞれは第1および第2の面を有し前記
第1および第2の面の少なくとも一方の面に複数の半導
体素子が実装された基板と、前記基板の外周辺のうちの
1辺に沿って配置された前記複数の半導体素子に対して
信号を入出力する第1の端子列と、前記基板の外周辺の
うちの前記第1の端子列に相対する1辺に沿って配置さ
れた前記複数の半導体素子に接続されていない第2の端
子列と、を備えた構成としたものである。
【0015】また、マザーボード上に少なくとも1つ以
上のモジュールユニット部を備える多階層半導体集積回
路装置であって、前記モジュールユニット部は複数のT
ABパッケージがスタックされた多階層構造を備えてお
り、前記TABパッケージのそれぞれは、四辺形で絶縁
性のフィルム状枠体と、前記フィルム状枠体の内側に向
かって設けられたインナーリードと、前記インナーリー
ドに電気的に接続して、かつ前記フィルム状枠体の少な
くとも一辺に沿って前記フィルム状枠体から外側に突出
するように設けられたアウターリードと、前記インナー
リードによって保持され、かつ前記インナーリードに電
気的に接続した半導体素子と、を備えた構成としたもの
である。
【0016】
【作用】この構成によって、電子回路装置の実装はマザ
ーボードに取り付けたカードエッジコネクタを挿入接続
するだけでよく、半田付けの工程が不要となる。
【0017】また限られた面積の電子回路装置に実装す
るモジュールユニットは、モジュールを回路規模に応じ
て積み重ねることができるので高密度実装が実現でき、
配線長が長くなることによる信号の伝送特性の劣化や、
高周波特性が劣化することがなくなる。
【0018】
【実施例】以下に、実施例を参照して、本発明を説明す
る。以下の説明では、本発明をメモリ回路に適用し、本
発明の多階層半導体集積回路装置を多階層集積メモリ回
路として説明する。
【0019】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例における多階層集積メモリ回路を実装したモジュール
ボード8の斜視図である。
【0020】本発明の集積メモリ回路では、複数の半導
体素子を備えたモジュールを利用して、回路の高集積化
および高密度実装化を実現する。具体的には、2つのモ
ジュールを準備し、そのうちの一方を第1のモジュール
3、もう一方を第2のモジュール4とする。そして、第
2のモジュール4の上に第1のモジュール3を積層し
て、モジュールユニット2を構成する。図1の例では、
9つのモジュールユニット2が銅張り積層配線基板1
(以下、「配線基板」と記す)の上に実装されて、モジ
ュールボード8を構成している。モジュールボード8の
大きさは、典型的には107.95mm×24.5mm
である。また、第1および第2のモジュール3および4
の大きさは、典型的には11mm×16mmである。
【0021】第2のモジュール4には、ガルウイング型
リード端子6が形成されて、配線基板1に電気的に接続
されている。また、第1のモジュール3には、コ状の形
状を有する角型リード端子5が形成されて、第2のモジ
ュール4のガルウイング型リード端子に電気的に接続さ
れている。これによって、第1および第2のモジュール
3および4は、どちらも配線基板1に電気的に接続され
る。なお、後に詳述するように、第1および第2のモジ
ュール3および4は、リード端子の形状がガルウイング
型であるかあるいは角型であるかという点を除いて、同
一の構造を有している。
【0022】多階層構造の上層部に実装される第1のモ
ジュール3のリード端子を角型とすることで、本発明の
多階層集積メモリ回路では、各モジュールのリード端子
間の接続面積を十分に確保できる。これによって、リー
ド端子の接続部の機械的強度や電気的安定性を確保する
ことができる。さらに、リード端子間の接続面積を増や
したい場合には、簡単な設計変更のみで容易に実現でき
る。
【0023】モジュールボード8は、カードエッジコネ
クタの雄型接続部7を有していることが好ましい。各モ
ジュールボード8がそのようなカードエッジコネクタの
雄型接続部7を有し、これらのモジュールボード8を装
着すべき電子機器に、相対するカードエッジコネクタの
雌型接続部を多数設けたマザーボードを設ければ、カー
ドエッジコネクタの挿抜のみで、メモリ容量の増減を容
易に行うことができる。
【0024】なお、図1に示す例では、各モジュールユ
ニット2のガルウイング型リード端子6および角型リー
ド端子5列は、カードエッジコネクタの雄型接続部7の
端子列と平行になるように配列している。しかし、この
ような方向に限られるものではない。
【0025】次に、図2を参照して、第1および第2の
モジュール3および4(以下、総称的に「モジュール1
0」と記す)の構造を説明する。
【0026】各モジュール10は、四辺形の絶縁性の枠
体16の中に、配線基板であるモジュール基板11を有
している。モジュール基板11の上には、複数のメモリ
ICチップ12、および複数の表面実装型チップコンデ
ンサ13(以下、「チップコンデンサ」と記す)が実装
されている。
【0027】実装されているメモリICチップ12およ
びチップコンデンサ13と外部回路との電気的接続は、
複数のリード端子14を平行に配置したリード端子列1
5によって行われる。リード端子列15は、枠体16の
相対する外周辺上に、枠体16を貫通してモジュール1
0の内部および外部に突出するように形成されている。
各リード端子14は、枠体16によって保持されてい
る。リード端子14のうち、枠体16の内部に突出して
いる部分がインナーリード14a、枠体16の外部に突
出している部分がアウターリード14bである。
【0028】先に述べたように、第1のモジュール3と
第2のモジュール4とでは、リード端子列15の形状の
みが異なる。すなわち、第1のモジュール3ではリード
端子列15が角型に、一方、第2のモジュール4ではガ
ルウイング型に成形される。
【0029】メモリICチップ12は、例えば、メモリ
ICチップ12上の電極パッド(図示せず)にバンプを
形成し、そのバンプとモジュール基板11の配線パター
ン(図示せず)とをフェイスダウンボンディングするこ
とによって実装される。あるいは、メモリICチップ1
2をモジュール基板11にダイボンディングして、メモ
リICチップ12上の電極パッドとモジュール基板11
の配線パターンとをワイヤボンディングによって接続し
てもよい。
【0030】図2に示す実施例では、メモリICチップ
12は、お互いに隣りあうチップの長辺と短辺とが隣接
するように配置されて、モジュール基板11上の正方形
状の領域内に実装されている。4つのチップコンデンサ
13は、そのように配置されたメモリICチップ12の
中央部分に生じる正方形の領域に、同様な配置で実装さ
れている。これらのチップコンデンサ13は、それぞれ
のメモリICチップ12に接続する電源ラインと接地ラ
インとの間に各1つずつ接続される。メモリICチップ
12とチップコンデンサ13とをモジュール10に以上
のように配置して実装することによって、実装空間を節
約した高密度実装が可能になる。
【0031】次に、図3を参照して、モジュール10の
回路を説明する。本実施例では、モジュール10に実装
される4つのメモリICチップとして、4つの4Mbi
tのDRAM120〜123(以下、「DRAM#0〜
#3」と記す)を使用する。したがって、1つのモジュ
ール10は、計16Mbitの記憶容量を有することに
なる。
【0032】これらのDRAM#0〜#3に対して、ア
ドレス信号を与えるアドレスバス(A0〜A10)21
およびデータ書き込み信号(ライトイネーブル信号)を
与える/WE信号ライン28は、共通に接続される。な
お、図3には図示していないが、電源ラインおよび接地
ラインも、各DRAM#0〜#3に共通に接続される。
また、図1および図2に示したチップコンデンサ13
(図3には図示せず)は、サージ吸収などの目的のため
に電源ラインと接地ラインの間に接続される。
【0033】列アドレスストローブ信号を与える配線と
して、DRAM#0および#1に接続されている/RA
S0ライン22、およびDRAM#2および#3に接続
されている/RAS1ライン23がある。各DRAMに
行アドレスストローブ信号を与える/CAS0〜/CA
S3ライン24〜27、および各DRAMからデータの
入出力を行うデータバス(D0〜D3)29〜32は、
各DRAM#0〜#3に1本ずつ接続される。なお、各
データバス(D0〜D3)29〜32からは、データが
1bitずつ入出力される。
【0034】このような回路構成を有するモジュール1
0では、列および行アドレスストローブ信号ライン(/
RAS0、/RAS1、/CAS0〜/CAS3)を適
宜組み合わせて信号を入力することによって、入出力デ
ータのbit幅を1bit単位、2bit単位および4
bit単位と設定することができる。
【0035】例えば、すべての列および行アドレススト
ローブ信号ライン(/RAS0、/RAS1、/CAS
0〜/CAS3)を短絡せず、それぞれに独立の信号を
与えれば、各DRAM#0〜#3中のデータバスD0〜
D3から1bit単位でデータが入出力される。一方、
/CAS0〜/CAS3信号ラインをすべてモジュール
10の外で短絡し、/RAS0および/RAS1信号ラ
インを独立させておくと、データバスD0とD1との組
合せ、およびD2とD3との組合せを単位にして、2b
it単位でデータを入出力することができる。さらに、
/RAS0、/RAS1および/CAS0〜/CAS3
信号ラインをすべてモジュール外で短絡すると、データ
バスD0〜D3の組合せを単位にして、4bit単位で
データが入出力される。
【0036】次に、図4を参照して、モジュール10の
リード端子列15の信号の割付方法を説明する。
【0037】すでに説明したように、各モジュール10
は、相対する外周辺に沿って2つのリード端子列15a
および15bを有する。このうちの一方、例えば図4の
左側のリード端子列15bの端子は、モジュール10を
構成する回路の信号が割り付けられていないノンコネク
ト端子(以下、「NC端子」と記す)から構成されてい
る。もう一方のリード端子列15aの各端子には、実際
に信号が割り付けられる。その割付は、例えば、一方の
端から他の端へ順に、接地ライン端子20a、アドレス
バス(A0〜A10)端子21a、列アドレスストロー
ブ信号ライン(/RAS0および/RAS1)端子22
および23、行アドレスストローブ信号ライン(/CA
S0〜/CAS3)端子24a〜27a、ライトイネー
ブル信号ライン(/WE)端子28a、データバス(D
0〜D3)端子29a〜32a、および電源ライン端子
33aとなる。
【0038】実際の実装にあたっては、リード端子列1
5aおよび15bに以上のように信号を割り付けた同一
構造のモジュール10を、2つ用意する。それら2つの
モジュールの一方では、リード端子列15aおよび15
bを角型に成形して、第1のモジュール3とする。ま
た、もう一方のモジュールでは、リード端子列15aお
よび15bをガルウイング型に成形して、第2のモジュ
ール4とする。
【0039】そして、第2のモジュール4のNC端子側
のリード端子列15bの上に、第1のモジュール3の信
号割付側の端子列15aが配置されるように、第1のモ
ジュール3を180°回転させる。こうして、第1およ
び第2のモジュール3および4は積み重ねて、リード端
子列15aおよび15bの中の相対する位置にある各リ
ード端子同士を半田付けによって接続して、図1に示し
たモジュールユニット2を形成する。モジュールユニッ
ト2は、その後に配線基板1の上に実装される。
【0040】すでに説明したように、本実施例で使用す
るモジュール10では、列および行アドレスストローブ
信号ライン(/RAS0、/RAS1、/CAS0〜/
CAS3)を適宜短絡して組み合わせて、それぞれの組
合せに対して信号を入力することによって、入出力デー
タのbit幅を1bit単位、2bit単位、あるいは
4bit単位というように設定することができる。2つ
のモジュール10を積層して形成したモジューユニット
2に対して、同じ様に信号ラインの短絡を行えば、デー
タを1〜8bit単位で入出力することが可能になる。
【0041】例えば、1bit単位でデータの入出力を
行うためには、第1および第2のモジュール3および4
のすべての/RAS信号ライン端子および/CAS信号
ライン端子を独立させて、独立の信号を与えればよい。
【0042】また、2bit単位でデータを入出力する
ためには、第1および第2のモジュール3および4の対
応するアドレスバス(A0〜A10)端子同士(例え
ば、第1のモジュール3のA0バス端子と第2のモジュ
ール4のA0バス端子)をそれぞれモジュール10の外
で短絡して、他の端子を独立に扱う。この場合には、第
1のモジュール3および第2のモジュール4の対応する
バスライン(例えば、双方のD0バス同士)で構成され
る組合せが、データ入出力の単位になる。一方、第1の
モジュール3の/CAS信号ライン端子をモジュールの
外で短絡し、第2のモジュール4の/CAS信号ライン
端子をモジュール外で短絡して、他の端子を独立に扱っ
ても、2bit単位のデータの入出力が可能になる。こ
の場合には、第1のモジュール3のD0バスとD1バ
ス、D2バスとD3バス、第2のモジュール4のD0バ
スとD1バス、D2バスとD3バスで構成される組合せ
が、データ入出力の単位になる。
【0043】4bit単位でデータを入出力するために
は、以下のような端子を接続する。第1および第2のモ
ジュール3および4の対応するアドレスバス(A0〜A
10)端子同士(例えば、第1のモジュール3のA0バ
ス端子と第2のモジュール4のA0バス端子)をそれぞ
れモジュール10の外で短絡するとともに、第1のモジ
ュール3の/CAS信号ライン端子グループ、および/
RAS信号ライン端子グループ、第2のモジュール4の
/CAS信号ライン端子グループ、および/RAS信号
ライン端子グループを、それぞれのグループ毎にモジュ
ールの外で短絡する。そして、各グループ毎に、独立の
信号を与えればよい。この場合、第1のモジュール3の
D0〜D3バスの組合せ、および第2のモジュール4の
D0〜D3バスの組合せが、それぞれデータ入出力の単
位である。
【0044】あるいは、第1および第2のモジュール3
および4の対応するアドレスバス(A0〜A10)端子
同士をそれぞれモジュール10の外で短絡するととも
に、第1のモジュール3の/CAS信号ライン端子グル
ープ、第2のモジュール4の/CAS信号ライン端子グ
ループを各グループ毎に短絡して、残りの端子を独立に
扱ってもよい。これによって、第1のモジュール3のD
0およびD1ならびに第2のモジュール4のD0および
D1の計4つのバスの組合せ、および残りの4つのバス
の組合せをそれぞれ単位として、4bit単位でデータ
の入出力を行うことができる。
【0045】さらに、8bit単位でデータを入出力す
るためには、第1および第2のモジュール3および4の
アドレスバスA0〜A10の対応する端子同士をそれぞ
れモジュール外で短絡するとともに、第1のモジュール
3の/CAS信号ライン端子グループ、第2のモジュー
ル4の/CAS信号ライン端子グループ、および第1お
よび第2のモジュール3および4のすべての/RAS信
号ライン端子グループを、それぞれのグループ毎にモジ
ュールの外で短絡する。各グループに独立の信号を与え
れば、第1および第2のモジュール3および4のすべて
のデータバスの8つの端子で構成される8bitの組合
せが、データ入出力の単位である。
【0046】次に、図5を参照して、モジュールユニッ
ト2のリード端子列15の周辺回路を説明する。図5
は、8bit単位でデータの入出力ができるように配線
した場合の回路図である。
【0047】図5に示されるモジュールユニット2は、
図2〜図4で説明した構造、回路およびリード端子配列
を有する第1のモジュール3と第2のモジュール4とを
積層して構成したものである。すでに説明したように、
第1および第2のモジュール3および4は、それぞれ1
6Mbitの記憶容量を有するので、モジュールユニッ
ト2全体では計32bitの記憶容量を有する。
【0048】図3にて説明したように、それぞれのモジ
ュール3および4には、アドレスバスA0〜A10、デ
ータバスD0〜D3、ならびに/WE、/RAS0、/
RAS1および/CAS0〜/CAS3の各信号ライン
が接続される。
【0049】このうち、アドレスバス36、/WE信号
ライン43、および各/CAS信号ライン39〜42
は、それぞれモジュールユニット2の外で短絡され、第
1および第2のモジュール3および4の相対する端子に
それぞれ同じ信号を与えるように配線されている。ま
た、第1のモジュール3の2つの/RAS信号ライン、
および第2のモジュール4の2つの/RAS信号ライン
は、それぞれがモジュールユニット2の外で短絡され、
第1のモジュール3に1つの/RAS信号を与える/R
AS0m信号ライン37および第2のモジュール4に1
つの/RAS信号を与える/RAS1m信号ライン38
を構成している。
【0050】一方、データバスに関しては、第1のモジ
ュール3および第2のモジュール4毎のそれぞれについ
て、データバスD0〜D3で構成する4bit幅のデー
タバス44および45が構成される。さらに、それらを
まとめて、Du0〜Du7の8bit幅を有するデータ
バス46が構成される。
【0051】なお、図5には、電源ラインおよび接地ラ
インの配線パターンは図示していない。
【0052】この回路では、各バスおよびライン36〜
42にそれぞれ独立の信号を与えることによって、8b
it幅のデータバス46から8bit単位でデータが入
出力される。
【0053】次に、図6を参照して、複数のモジュール
ユニット2およびその他のモジュールから構成されるメ
モリブロック160の回路図を説明する。
【0054】図6に示すメモリブロック160は、4つ
のモジュールユニット(#0〜#3)480〜483、
モジュールユニットから独立したエキストラモジュール
47、およびドライバモジュール63を有する。このう
ち、エキストラモジュール47は、図3にて説明した回
路構成を有するもので、4MbitのDRAMが計4つ
実装され、全体で16Mbitのの記憶容量を有してい
る。
【0055】一方、4つのモジュールユニット(#0〜
#3)480〜483はそれぞれ、図5を参照して説明
したように、8bit単位でデータの入出力が行われる
ように各端子が接続されている。それぞれのモジュール
ユニット(#0〜#3)480〜483は、同じく図5
を参照して説明したように、計32Mbitの記憶容量
を有する。各モジュールユニット(#0〜#3)480
〜483に接続されているバスおよびライン(A0〜A
10、/WE、/RAS0m、/RAS1m、/CAS
0〜/CAS3)は、図5にて説明した各バスおよびラ
インと同等の機能を有する。さらに、各モジュールユニ
ット(#0〜#3)480〜483に接続されているデ
ータバスDu0〜Du7は、図5で説明したように、8
bit単位でデータの入出力を行うように構成されてい
る。
【0056】これらのモジュールユニット(#0〜#
3)480〜483およびエキストラモジュール47に
対する配線は、以下のように説明される。
【0057】アドレスバス49は、すべてのモジュール
ユニット(#0〜#3)480〜483およびエキスト
ラモジュール47に共通に接続されている。同様に、/
WE信号ライン56も、すべてのモジュールユニット
(#0〜#3)480〜483およびエキストラモジュ
ール47に共通に接続されている。したがって、アドレ
ス信号および/WE信号は、メモリブロック160に含
まれるすべてのメモリICチップに共通に与えられる。
【0058】/RAS信号ラインおよび/CAS信号ラ
インは、モジュールユニット(#0〜#3)480〜4
83およびエキストラモジュール47のあるものに選択
的に信号を与えるように、選択的に短絡されている。
【0059】例えば、モジュールユニット#0および#
2の/RASm0信号ラインと/RASm1信号ライ
ン、ならびにエキストラモジュール47の/RAS0信
号ラインは、すべて短絡されて1つの信号ライン(RA
S0)50になっている。同様に、残りの/RAS信号
ライン端子がすべて短絡され、別の1つの信号ライン
(RAS1)51になっている。
【0060】また、/CAS信号ライン端子は、モジュ
ールユニット#0のすべての/CAS信号ライン端子と
エキストラモジュール47の/CAS0信号ライン端子
とが短絡されて、1つの信号ライン(CAS0)52に
なっている。同様に、モジュールユニット#1の全/C
AS信号端子とエキストラモジュール47の/CAS1
信号ライン端子、モジュールユニット#2の全/CAS
信号ライン端子とエキストラモジュール47の/CAS
2信号ライン端子、ならびにモジュールユニット#3の
全/CAS信号ライン端子とエキストラモジュール47
の/CAS3信号ライン端子とが、それぞれ短絡されて
別個のライン(CAS1、CAS2、CAS3)53〜
55になっている。
【0061】一方、データバスは、それぞれのモジュー
ルユニット#0〜#3のデータバスDu0〜Du7で構
成される各8bit単位のバス57〜60、およびエキ
ストラモジュール47のデータバスD0〜D3で構成さ
れる4bit単位のバス61が束ねられて、Db0〜D
b35の36bitのデータバス62が得られる。
【0062】図6のメモリブロック160は、さらにド
ライバモジュール63を有している。このドライバモジ
ュール63には、それぞれ11本の信号を非反転で駆動
する第1および第2のドライバICチップ64および6
5、ならびにサブメモリICチップ74が実装されてい
る。サブメモリICチップ74は、メモリブロック16
0内に存在するメモリICチップのいずれかが不良であ
ったり故障が発生したりして交換の必要が生じた場合
に、その不良ICの機能を代替する目的で設けられてい
る(これについては、後ほど詳しく説明する)。
【0063】このドライバモジュール63は、図1で説
明した第2のモジュールのようにガルウイング型リード
端子を有している。一方、先に説明したエキストラモジ
ュール47は、第1のモジュールのように角型リード端
子を有している。ドライバモジュール63とエキストラ
モジュール47とを実装する際には、第2のモジュール
に相当するドライバモジュール63の上に、第1のモジ
ュールに相当するエキストラモジュール47を積み重ね
る。これによって、他のモジュールユニット480〜4
83と同様にユニット化されて、配線基板上に実装され
る。
【0064】ドライバモジュール63に含まれる第1お
よび第2のドライバICチップ64および65として、
本実施例では日本テキサスインスツルメンツ株式会社製
のSN74ABT5400を使用している。しかし、こ
の形式のICに限られるものではなく、同等な機能を有
するものであれば、他のドライバICで置き換えてもよ
い。
【0065】第1のドライバICチップ64の入力ライ
ン66からは、アドレス信号A0〜A10が入力され
る。第1のドライバICチップ64は、各モジュールユ
ニット#0〜#3に接続されるアドレスバス49に、ア
ドレス信号A0〜A10を出力する。一方、第2のドラ
イバICチップ65の入力ラインのうちの7つの入力ラ
イン67〜73には、/RAS信号、/CAS信号およ
び/WE信号ラインが入力され、対応する7本の出力端
子は、/RAS0信号ライン50、/RAS1信号ライ
ン51、/CAS0〜/CAS3信号ライン52〜55
および/WE信号56に接続される。
【0066】このように配線によって、接続することに
よって、メモリブロック160に入力する各信号ライン
の信号波形が、入力に先だって第1および第2のドライ
バICチップ64および65によってリフレッシュ整形
される。同時に、各信号波形が再励起(re-energized)
されるので、駆動能力が再生し、多数のメモリチップに
接続して駆動することができるようになる。したがっ
て、メモリブロック160中に実装された多数のメモリ
ICチップに対して、伝送能力の劣化していない良好な
信号を供給することができる。
【0067】なお、図6には、電源ラインおよび接地ラ
インの配線パターンは図示していない。また、電源ライ
ンと接地ラインとの間に接続されるチップコンデンサも
図示していない。
【0068】以上のように構成されたメモリブロック1
60において、第2のドライバICチップ65の/RA
S信号および/CAS信号入力ラインのいくつかを選択
的に短絡して同一信号が入力されるグループとして、そ
れぞれのグループに信号を与えることによって、データ
の入出力を9bit、18bit、32bit単位で行
うことが可能になる。例えば、RAS0信号入力ライン
67とCAS0信号入力ライン69との組合せ、RAS
0信号入力ライン67とCAS0信号入力ライン69と
CAS1信号入力ライン70との組合せ、あるいは、R
AS0およぴRAS1信号入力ライン67および68と
全CAS信号入力ランイ69〜72との組合せにすれ
ば、入出力データのデータ幅がそれぞれ9bit、18
bit、32bit単位になる。
【0069】次に、図7を参照して、ドライバモジュー
ル63のリード端子列の信号割付を説明する。
【0070】ドライバモジュール63の端子配列は、図
4にて説明した一般のモジュール10の端子配列と、基
本的に同様である。すなわち、図7において、一方のリ
ード端子列115aは、図4で説明した15aと同一の
端子配列になっている。一方、図4ではNC端子であっ
たもう一方のリード端子列115bには、主にドライバ
モジュール63への入力ラインが順に配置される。具体
的には、電源ライン端子165c,アドレスバス66の
端子66c、/RAS信号ライン67および68の端子
67cおよび68c、/CAS信号ライン69〜72の
端子69c〜72c、NC端子(1本)、サブメモリI
Cチップのデータバス(Dn)75の端子75c、NC
端子(2本)および接地ライン76cの順になってい
る。
【0071】さらに、このドライバモジュール63の上
に、エキストラモジュール47が積層される。その際に
は、同じ端子配列を有しているドライバモジュール63
の端子列115aとエキストラモジュール47の端子列
15a、およびドライバモジュール63のもう一方の端
子列115aとエキストラモジュール47のNC端子列
15bとが重なるように積層する。それぞれの端子列1
5a、15b、115aおよび115bの対応する位置
にある端子は、それぞれ半田付けなどによって電気的に
接続される。これによって、外部回線を付加することな
く、ドライバモジュール47の各出力ライン49〜56
の接続が完成する。
【0072】また、ドライバモジュール63の各入力ラ
イン端子に対応する位置にあるエキストラモジュール4
7の端子15bはいずれもNC端子であるので、ドライ
バモジュール63への入力信号がエキストラモジュール
47に影響することは全く無い。したがって、ドライバ
モジュール63の上に積層するためのモジュールをわざ
わざ設計・製造する必要はなく、一般の第1のモジュー
ル3をそのまま積層すればよい。
【0073】次に、サブメモリICチップ74を説明す
る。このサブメモリICチップ74は、各モジュールユ
ニットで使用されているメモリICチップと同じ種類の
4MbitのDRAMであり、図3〜図6を参照してこ
れまでに説明されてきたものと同様に、各バスおよび信
号ラインが接続されている。その配線は、図6を参照し
て説明されたメモリブロック160中の各モジュールユ
ニット#0〜#3の配線と同様である。すなわち、アド
レスバス(A0〜A10)49は、第1のドライバIC
チップ64の出力に接続している。一方、/RAS信号
ラインおよび/CAS信号ラインは、第2のドライバI
Cチップ65の出力ラインのいずれか(図6の例では、
RAS0信号ライン50およびCAS0信号ライン5
2)に接続されている。また、/WE信号ラインは、第
2のドライバICチップ65のWE信号ライン56に接
続されている。
【0074】一方、サブメモリICチップ74のデータ
バス(Dn)75は、ドライバモジュール63の外で、
各モジュールユニット#0〜#3またはエキストラモジ
ュール47のデータバス57〜61のいずれかのライン
に接続できるようになっている。その接続のために、デ
ータバス切り替え部170が、モジュールユニット#0
の近傍に設けられている。
【0075】図8を参照して、データバス切り替え部1
70の構成と機能を説明する。モジュールユニット#0
のデータバス57を構成する各データビットラインDu
0〜Du7に、それぞれ分枝157−0〜157−7が
設けられ、データバス切り替え部170に引き込まれて
いる。一方、サブメモリICチップ74のデータバス
(Dn)75にも分枝175が設けられ、同様にデータ
バス切り替え部170に引き込まれる。データバスDn
の分枝175は、データバス切り替え部でさらに細かく
枝分かれして副分枝175−0〜175−7を構成し、
データビットラインDu0〜Du7の分枝157−0〜
157−7とわずかな距離を隔てて対向するように配置
される。データビットラインDu0〜Du7の分枝15
7−0〜157−7およびデータバスDuの副分枝17
5−0〜175−7の先端には、それぞれ半円状の半田
付けのパッドが形成される。
【0076】モジュールまたはモジュールユニットをメ
モリブロック160に実装する前の検査で、モジュール
ユニットまたはモジュールにすでに実装されたあるメモ
リICチップが不良品であることが判明した場合、以下
の手順にしたがって、その不良メモリICチップをサブ
メモリICチップで置き換えることができる。
【0077】まず、その不良メモリICチップを回路か
ら電気的に切り離す。メモリICチップがワイヤボンデ
ィングによって基板に実装されている場合には、その配
線ワイヤを切断すればよい。また、フェイスダウンボン
ディングによって実装されている場合には、その不良メ
モリICチップを取り外す。
【0078】次に、その不良メモリICチップを含むモ
ジュールないしはモジュールユニットを、図6のモジュ
ールユニット#0に割り当てて、メモリブロック160
に実装する。不良メモリICチップのデータバスは、メ
モリブロック160のデータバス(Db00〜Db3
5)62の中の1bit分である。そこで、データバス
切り替え部170において、不良メモリICチップに接
続されるはずであったデータビットバスの分枝と、それ
に相対するサブメモリICチップのデータバスの副分枝
とを、電気的に接続する。これによって、不良メモリI
Cチップがメモリブロック160の回路から電気的に排
除される一方で、サブメモリICチップ74が回路に組
み込まれ、機能の置き換えが完了する。
【0079】上記の説明では、データビットラインDu
0〜Du7の分枝157−0〜157−7およびサブメ
モリICチップのデータバスDnの副分枝175−0〜
175−7は、当初は電気的に分離されていて、不良メ
モリICチップに相当するデータビットラインのみを半
田付けで接続される。しかし、両者の接続方法は、半田
付けに限られるものではなく、当業者には自明な他の方
法によってもよい。あるいは、相対するデータビットラ
インDu0〜Du7の分枝157−0〜157−7およ
びデータバスDnの副分枝175−0〜175−7の間
をあらかじめ配線パターンなどで電気的に接続してお
き、不良メモリICチップの置き換えが必要となった部
分以外を切断するようにしてもよい。
【0080】さらに、データバス切り替え部170を複
数個、例えば、全てのモジュールユニット#0〜#3の
近傍に1つずつ設けてもよい。こうすれば、不良メモリ
ICチップを含むモジュールユニットやモジュールを、
必ずモジュールユニット#0に割り付けなければならな
いという制約がなくなる。また、複数のサブメモリIC
チップが含まれるようにメモリブロック160の回路を
改良して、複数の不良メモリICチップに対処すること
も可能である。
【0081】上記のような機能を有するサブメモリIC
チップ74をメモリブロック160に備え、説明したよ
うに配線構成およびそのメモリICチップに置き換え操
作を採用することにより、本実施例の集積メモリ回路で
は、不良メモリICチップのリペア作業の作業効率が向
上する。
【0082】次に、図9を参照して、2つのメモリブロ
ック160から構成されるモジュールボード180を説
明する。
【0083】このモジュールボード180が有する第1
のメモリブロック180aおよび第2のメモリブロック
180bは、図6で説明したメモリブロック160と同
一の構造を有するもので、それぞれ4Mワードの記憶容
量を有する。第1および第2のメモリブロック180a
および180bに入力される信号ラインとしては、これ
までの例と同様に、アドレスバス(A0〜A10)76
は、/WE信号ライン85、/RAS信号ラインおよび
/CAS信号ライン77〜84があり、さらに、データ
バス(Db00〜Db35)86および87が接続され
る。
【0084】このうち、データバス(Db00〜Db3
5)86および87は、それぞれのメモリブロック18
0aおよび180bからは35bit単位のデータバス
86および87が出ており、これらが束ねられて最終的
な36bit単位のデータバス88が構成されている。
また、アドレスバス76および/WE信号ライン85
は、第1および第2のメモリブロック180aおよび1
80bに共通に接続されている。
【0085】一方、/RAS信号ラインとしては、第1
のメモリブロック180aの/RAS0信号ライン端子
および/RAS1信号ライン端子に接続される/RAS
0信号ライン77および/RAS1信号ライン78、な
らびに第2のメモリブロック180bの/RAS0およ
び/RAS1信号端子に接続される/RAS2信号ライ
ン79および/RAS3信号ライン80がある。
【0086】さらに、/CAS信号ラインとして、第1
のメモリブロック180aの/CAS0および/CAS
2信号ラインを短絡して接続する/CAS0信号ライン
81、同じく第1のメモリブロック180aの/CAS
1および/CAS3信号ラインを短絡して接続する/C
AS1信号ライン82、ならびに第2のメモリブロック
180bに対して上記2本の/CAS信号ライン81お
よび82と同様に配線された/CAS2信号ライン83
および/CAS3信号ライン83がある。
【0087】上記のような回路構成を有するモジュール
ボード180に対して、これまでと同様な考えに基づい
て、/RAS0〜/RAS3信号ライン77〜80、お
よび/CAS0〜/CAS3信号ライン81〜84を適
宜組み合わせて短絡し、選択的に信号を入力することに
よって、最終的なデータバス88からのデータの入出力
幅を変更できる。
【0088】例えば、/RAS0信号ライン77と/C
AS0信号ライン81、/RAS0信号ライン77と/
CAS0信号ライン81と/CAS1信号ライン82、
あるいは/RAS0信号ライン77と/RAS1信号ラ
イン78と/CAS0信号ライン81と/CAS1信号
ライン82と、をそれぞれ組み合わせて、選択的に信号
を入力すれば、それぞれ9bit単位、18bit単位
あるいは36bit単位でデータの入出力を行うことが
可能になる。
【0089】これまでの図1〜図9を参照した本発明の
第1の実施例の説明では、配線基板1の片面にのみモジ
ュールやモジュールユニットが実装されている。しか
し、配線基板1のもう一方の面にも同様に実装を行い、
両面を実装に使用すれば、同一配線基板面積当りの記憶
容量の増加、もしくは同一記憶容量のメモリの実装に要
する配線基板面積の縮小が可能になり、さらに高密度な
実装が実現される。
【0090】なお、上記の説明では、同じ構造を有する
第1および第2のモジュールを積層してモジュールユニ
ット2として、そのモジュールユニット2を配線基板1
上に複数個実装してモジュールボード8を得た。しか
し、それぞれのモジュール3および4は、複数のメモリ
ICチップを高密度実装して製造されるものであるの
で、モジュール3および4を積層せずに単層で配線基板
1上に実装しても、集積メモリ回路の高密度実装化が実
現される。
【0091】(実施例2)第1の実施例では、図2で説
明したように、それぞれのメモリICチップ12がモジ
ュール基板11上にフェースダウンボンディング工法や
ダイボンディング工法によって搭載されているモジュー
ルを利用するものである。それに対して、以下では、本
発明の第2の実施例として、TAB(Tape Aut
omated Bonding)工法を利用して製造さ
れるTABパッケージを用いる列を説明する。
【0092】本実施例でも、第1の実施例において図1
を参照して説明したものと同様なモジュールボード8を
利用する。
【0093】ここで、モジュールボード8に実装される
それぞれのモジュール3および4において、フェースダ
ウンボンディングやダイボンディングによってモジュー
ル基板11上に実装されるメモリICチップを、単純に
TABパッケージに置き換えることも可能である。それ
によって、第1の実施例の説明の中で述べた効果を、同
様に得ることができる。
【0094】しかし、本実施例では、さらに他の効果を
得るために、モジュールユニット2を配線基板1上に実
装する代わりに、以下に説明する方法で、複数のTAB
パッケージを配線基板1上に多階層に実装する。
【0095】図10を参照して、TABパッケージの実
装方法を説明する。図10は、図1に示したものと同様
なモジュールボード8の部分的な拡大斜視図である。銅
張り積層配線基板(以下、「配線基板」と記す)1のあ
る外周辺に沿って、図1の場合と同様に、カードエッジ
コネクタの雄型接続部7が形成されている。本実施例で
は、図1におけるモジュールユニット2のそれぞれを、
第1〜第4のTABパッケージ89−1〜89−4で置
き換える。
【0096】それぞれのTABパッケージ89−1〜8
9−4では、メモリICチップ12が、四辺形で絶縁性
のフィルム状枠体93の内側に設けたインナーリード9
2に半田付けされている。この半田付けによって、メモ
リICチップ12は、フィルム状枠体93に機械的に保
持されると同時に、電気的に接続される。さらに、それ
ぞれのインナーリード92は、フィルム状枠体93の外
側に突出するように設けられているアウターリード94
−1〜94−4に接続している。したがって、アウター
リード94−1〜94−4を配線基板1上に設けられた
端子パッド90に半田付けすれば、配線基板1上の外部
回路パターン(図示せず)とそれぞれのTABパッケー
ジ89−1〜89−4中のメモリICチップ12が、電
気的に接続される。図10の例に示されるTABパッケ
ージ89−1〜89−4は、アウターリード94−1〜
94−4がフィルム状枠体の長辺のうちのいずれか一方
に沿ってのみ形成されたシングルエンド型である。
【0097】それぞれのTABパッケージ89−1〜8
9−4の大きさは典型的には16mm×7mmである。
【0098】また、配線基板1上には、さらにチップコ
ンデンサ13がコンデンサ搭載パッド91を介して実装
される。
【0099】本実施例の重要な特徴は、それぞれのTA
Bパッケージ89−1〜89−4を配線基板1に実装す
る際に、すべてのアウターリード端子が独立して端子パ
ッドに半田付けされることにある。その際に、以下に説
明するような端子配置を採用している。
【0100】すでに述べたように、図10の例では、4
つのシングルエンド型TABパッケージ89−1〜89
−4が実装されるが、そのうち2つ、例えば第1および
第3のTABパッケージ89−1および89−3のアウ
ターリード94−1および94−3が左側の端子パッド
列90bに、残りの2つ、すなわち第2および第4のT
ABパッケージ89−2および89−4のアウターリー
ド94−2および94−4が右側の端子パッド列90a
に接続されるように、TABパッケージの方向が定めら
れている。
【0101】それぞれの端子パッド列90aおよび90
bでは、それぞれの端子はあるライン上に平行に配置さ
れている。さらに、右側の端子列90aの中では、第2
のTABパッケージ89−2に接続する端子パッドと第
4のTABパッケージ89−4に接続する端子パッドが
交互に配置される。同様に、左側の端子列90bの中で
は、第1のTABパッケージ89−1に接続する端子パ
ッドと第3のTABパッケージ89−3に接続する端子
パッドが交互に配置される。
【0102】例えば、第2のTABパッケージ89−2
の最初のアウターリード端子94−2−1は、右側の端
子パッド列の中の最初の端子パッド90−2−1に接続
する。そして、第4のTABパッケージ89−4の最初
のアウターリード端子94−4−1は、その隣にある2
番目の端子パッド90−4−1に接続する。同様に、左
側の端子パッド列90bにおいて、第1のTABパッケ
ージ89−1の最初のアウターリード端子94−1−1
は、最初の端子パッド90−1−1に接続する。そし
て、第3のTABパッケージ89−3の最初のアウター
リード端子94−3−1は、その隣にある2番目の端子
パッド90−3−1に接続する。
【0103】図11には、右側の端子パッド列90aに
おけるアウターリードの接続状態がさらに詳細に示され
ている。アウターリードと端子パッドとをこのような方
法で接続する結果、高密度実装を実現しながら、それぞ
れのTABパッケージを単独に配線基板1上に接続する
ことができる。したがって、積層されたTABパッケー
ジのいずれかに故障や欠陥が見つかってリペアの必要が
生じた場合でも、該当するTABパッケージのみを基板
から取り外すことができるので、リペア作業の効率が向
上する。
【0104】図12および図13には、図10の右側の
端子パッド列90aの部分を例にして、上記の効果を有
しながらさらに高密度な実装が可能な端子パッド90の
配列方法を示す。
【0105】図12の例では、第2のTABパッケージ
89−2のアウターリード94−2に接続する端子パッ
ド90−2と第4のTABパッケージ89−4のアウタ
ーリード94−4に接続する端子パッド90−4とは異
なるライン状にそれぞれ平行配置されるとともに、千鳥
状に配置されている。これによって、それぞれのTAB
パッケージのアウターリードのピッチ間隔を狭めること
なく、隣接する端子パッドの間隔を低減することができ
る。したがって、等価的にTABパッケージの狭ピッチ
化が実現されることになり、さらに高密度に実装される
ことになる。
【0106】図13は、図12の例よりさらに高密度実
装の度合が進む配置方法である。この場合には、第2の
TABパッケージ89−2のアウターリード94−2に
接続する端子パッド90−2と第4のTABパッケージ
89−4のアウターリード94−4に接続する端子パッ
ド90−4とで、相対する位置に存在するものが同一ラ
イン上に配置されている。この結果、端子パット間隔
は、さらに低減されている。
【0107】図10〜図13を参照した本実施例につい
てのこれまでの説明では、TABパッケージとしてシン
グルエンド型TABパッケージを使用した。しかし、本
発明の結果はこれに限られるものではなく、デュアルイ
ン型TABパッケージを使用してもよい。
【0108】さらに、上記の説明では、長方形状の実装
領域の相対する2辺に沿って1組の端子パッド列90a
および90bを設けたが、正方形状の実装領域の4辺に
沿って4組の端子パッド列を設けることも可能である。
これによって、TABパッケージの積層階数を増やすこ
とができ、高密度実装化をさらに進めることができる。
【0109】以上のように、本発明の第2の実施例で
は、複数のメモリICチップを実装したモジュールが積
層されているモジュールユニットの代わりに、TABパ
ッケージ構造のメモリICチップを直接配線基板上に多
階層に実装するという点で、第1の実施例と異なってい
る。しかし、第1の実施例において図3、図5、図6お
よび図9などを参照して説明したものと同様な配線を施
せば、それに関連して説明した本発明の結果を、第1の
実施例と同様に享受することができる。
【0110】以上の実施例では、メモリ回路を例にとっ
て、本発明の多階層半導体集積回路装置および電子回路
装置を説明した。しかし、本発明は、上記のようなメモ
リ回路に限られるものではなく、論理演算回路など他の
機能を有する半導体回路装置にも同様に適用できる。
【0111】
【発明の効果】本発明によれば同一構造のモジュールま
たはTABパッケージを用いて、多階層化された半導体
集積回路が容易に得られる。これによって、高密度実装
化、ならびに信号伝達特性や高周波応答特性の劣化防止
が実現される。
【0112】また、モジュールの1つとして不良チップ
の機能を代替するためのICチップを有するものをあら
かじめ備えたり、シングルエンド型TABパッケージを
使用することにより、不良半導体素子のリペア作業が容
易かつ効率化される。
【0113】さらに、多階層に集積されたモジュールの
各種アドレス信号ラインを適宜組み合わせて短絡した配
線を施すことによって、入出力データのビット幅を容易
に選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における多階層集積メモ
リ回路を有するモジュールボードの斜視図
【図2】同要部であるモジュールの構造を示す斜視図
【図3】同要部であるモジュールの回路図
【図4】同要部であるモジュールのリード端子の信号割
付図
【図5】同モジュールユニットと外部回路とを接続する
周辺回路の回路図
【図6】同要部であるメモリブロックの回路図
【図7】同要部であるドライバモジュールのリード端子
の信号割付図
【図8】同要部であるデータ信号切り替え部を示す図
【図9】同要部である2つのメモリブロックを有するモ
ジュールボードの回路図
【図10】本発明の第2の実施例における集積メモリ回
路を有するモジュールボードの部分拡大斜視図
【図11】同端子パッドのある配置方法を示す図
【図12】同端子パッドの別の配置方法を示す図
【図13】同端子パッドのさらに別の配置方法を示す図
【符号の説明】
1 配線基板 2 モジュールユニット 3 第1のモジュール 4 第2のモジュール 5 角型リード端子 6 ガルウイング型リード端子 7 カードエッジコネクタの雄型接続部 8、180 モジュールボード 10 モジュール 12 メモリICチップ 13 チップコンデンサ 14 リード端子 15 リード端子列 47 エキストラモジュール 63 ドライバモジュール 74 サブICチップ 89−1〜89−4 TABパッケージ 90a、90b 端子パッド列 160 メモリブロック 170 データ信号切り替え部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 黒川 英夫 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岡本 泉 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (27)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マザーボード上に、少なくとも1つ以上
    のモジュールユニットが実装された集積回路装置におい
    て、前記モジュールユニットは、スタックされた上層モ
    ジュールおよび下層モジュールを含み、前記モジュール
    のそれぞれは、 第1および第2の面を有し、前記第1および第2の面の
    少なくとも一方の面に複数の半導体素子が実装された基
    板と、 前記基板の外周辺のうちの1辺に沿って配置され前記複
    数の半導体素子に対して信号を入出力する第1の端子列
    と、 前記基板の外周辺のうちの前記第1の端子列に相対する
    1辺に沿って配置され前記複数の半導体素子に接続され
    ていない第2の端子列と、 を備える集積回路装置。
  2. 【請求項2】 前記上層および下層モジュールの少なく
    とも一方の前記複数の半導体素子の少なくとも1つは、
    メモリ素子である請求項1記載の集積回路装置。
  3. 【請求項3】 前記上層および下層モジュールが、前記
    下層モジュールの前記第1の端子列の上に前記上層モジ
    ュールの前記第2の端子列が重なるようにスタックされ
    ている請求項1記載の集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記上層および下層モジュールの前記第
    1および第2の端子列の中の相対する位置にある端子
    が、電気的に接続されている請求項1記載の集積回路装
    置。
  5. 【請求項5】 前記上層および下層モジュールの前記第
    1および第2の端子列が、角型形状の端子から構成され
    ている請求項1記載の集積回路装置。
  6. 【請求項6】 前記上層モジュールの前記第1および第
    2の端子列が角型形状の端子から構成されており、前記
    下層モジュールの前記第1および第2の端子列がガルウ
    イング形状の端子から構成されている請求項1記載の集
    積回路装置。
  7. 【請求項7】 前記上層および下層モジュールの少なく
    とも一方の前記複数の半導体素子の数が4であり、前記
    4つの半導体素子が、正方形状の実装領域内に、隣接す
    る半導体素子の長辺と短辺とが隣合うように配置されて
    いる請求項1記載の集積回路装置。
  8. 【請求項8】 前記正方形状の実装領域の中央に少なく
    とも1つ以上のコンデンサが実装されている請求項7記
    載の集積回路装置。
  9. 【請求項9】 前記複数の半導体素子がフェイスダウン
    ボンディングによって前記基板に実装されている請求項
    1記載の集積回路装置。
  10. 【請求項10】 前記複数の半導体素子がダイボンディ
    ングによって前記基板に搭載され、前記複数の半導体素
    子と前記基板上の配線パターンとがワイヤボンディング
    によって電気的に接続されている請求項1記載の集積回
    路装置。
  11. 【請求項11】 前記複数の半導体素子が、テープキャ
    リアパッケージ構造に加工されたTABパッケージチッ
    プである請求項1記載の集積回路装置。
  12. 【請求項12】 前記マザーボードに、カードエッジコ
    ネクタの雄型接続部が形成されている請求項1記載の集
    積回路装置。
  13. 【請求項13】 前記少なくとも1つ以上のモジュール
    ユニットの一つが、他のモジュールユニットへの入力信
    号を再励起するドライバ手段を備えるドライバモジュー
    ルを含む請求項1記載の集積回路装置。
  14. 【請求項14】 前記少なくとも1つ以上のモジュール
    ユニットの一つが、他の半導体素子の機能を置換する代
    替半導体素子を備えるモジュールを含む請求項1記載の
    集積回路装置。
  15. 【請求項15】 前記少なくとも1つ以上のモジュール
    ユニットの少なくとも1つに対して、複数ビット単位で
    ケージを含む請求項1記載の集積回路装置。
  16. 【請求項16】 マザーボード上に、少なくとも1つ以
    上のモジュールユニット部を備える集積回路装置におい
    て、前記モジュールユニット部は複数のTABパッケー
    ジがスタックされた多階層構造を備えており、前記TA
    Bパッケージのそれぞれは、 四辺形で絶縁性のフィルム状枠体と、 前記フィルム状枠体の内側に向かって設けられたインナ
    ーリードと、 前記インナーリードに電気的に接続して、かつ前記フィ
    ルム状枠体の少なくとも一辺に沿って前記フィルム状枠
    体から外側に突出するように設けられたアウターリード
    と、 前記インナーリードによって保持され、かつ前記インナ
    ーリードに電気的に接続した半導体素子と、 を備える集積回路装置。
  17. 【請求項17】 前記複数のTABパッケージの少なく
    とも一つにおいて、前記半導体素子がメモリ素子である
    請求項16記載の集積回路装置。
  18. 【請求項18】 前記マザーボードに、カードエッジコ
    ネクタの雄型接続部が形成されている請求項16記載の
    集積回路装置。
  19. 【請求項19】 前記少なくとも1つ以上のモジュール
    ユニット部の一つが、他のTABパッケージへの入力信
    号を再励起するドライバ手段を備えるTABパッケージ
    を含む請求項16記載の集積回路装置。
  20. 【請求項20】 前記少なくとも1つ以上のモジュール
    ユニット部の一つが、他のTABパッケージの機能を置
    換する代替半導体素子を備えるTABパッケージを含む
    請求項16記載の集積回路装置。
  21. 【請求項21】 前記マザーボード上に、前記複数のT
    ABパッケージのそれぞれが有するすべての前記アウタ
    ーリードと1対1で対応する端子パッドが、相対する第
    1および第2の端子パッド列として設けられており、前
    記アウターリードと前記端子パッドが1対1で接続され
    ている請求項16記載の集積回路装置。
  22. 【請求項22】 前記複数のTABパッケージは、外周
    の一辺にのみアウターリードを備えるシングルエンド型
    であり、 前記多階層構造中の奇数階層に相当する前記TABパッ
    ケージの前記アウターリードが前記第1の端子パッド列
    に、階層毎に1つずつ順に接続され、 前記多階層構造中の偶数階層に相当する前記TABパッ
    ケージの前記アウターリードが前記第2の端子パッド列
    に、階層毎に1つずつ順に接続されている請求項21記
    載の集積回路装置。
  23. 【請求項23】 前記第1および第2の端子パッド列
    は、平行な2本のライン上に配置されている請求項22
    記載の集積回路装置。
  24. 【請求項24】 前記第1および第2の端子パッド列の
    それぞれでは、端子パッドが千鳥状に配置されている請
    求項22記載の集積回路装置。
  25. 【請求項25】 前記第1および第2の端子パッド列の
    それぞれでは、端子パッドがさらに2重のラインを形成
    するように配置され、外2重ライン上のそれぞれの対応
    する位置にある前記端子は前記2重ラインに直交する線
    上に存在している請求項22記載の集積回路装置。
  26. 【請求項26】 前記マザーボード上に、前記複数のT
    ABパッケージのそれぞれが有するすべての前記アウタ
    ーリードと1対1で対応する端子パッドが、四辺形の辺
    をなすように端子パッド列として設けられており、前記
    アウターリードと前記端子パッドが1対1で接続されて
    いる請求項22記載の集積回路装置。
  27. 【請求項27】 前記少なくとも1つ以上のTABパッ
    ケージの少なくとも1つに対して、複数ビット単位でデ
    ータの入出力が行われる配線を備える請求項16記載の
    集積回路装置。
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