JPH0634195U - ターボ圧縮機のサージ防止制御装置 - Google Patents

ターボ圧縮機のサージ防止制御装置

Info

Publication number
JPH0634195U
JPH0634195U JP7465292U JP7465292U JPH0634195U JP H0634195 U JPH0634195 U JP H0634195U JP 7465292 U JP7465292 U JP 7465292U JP 7465292 U JP7465292 U JP 7465292U JP H0634195 U JPH0634195 U JP H0634195U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
surge
flow rate
turbo compressor
prevention control
flow coefficient
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7465292U
Other languages
English (en)
Inventor
明洋 三宅
Original Assignee
石川島播磨重工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 石川島播磨重工業株式会社 filed Critical 石川島播磨重工業株式会社
Priority to JP7465292U priority Critical patent/JPH0634195U/ja
Publication of JPH0634195U publication Critical patent/JPH0634195U/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 負荷が低下しても、サージ領域限界付近でタ
ーボ圧縮機を効率よく運転する。 【構成】 ターボ圧縮機1の吸入管3と吐出管4の間
に、サージ防止調節弁6を有するバイパス管7を設け
る。ターボ圧縮機の回転数を含む各値から運転流量係数
を求める運転流量係数算出器12を備える。運転流量係
数とサージ流量係数とを比較する調節器14を設ける。
調節器14からサージ防止調節弁6に開度指令を送る。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は羽根車の回転運動によって気体を圧送するターボ圧縮機のサージ防止 制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
ターボ圧縮機の運転において、負荷の低下に伴い低流速域で使用すると、サー ジ領域に入ることにより流量や圧力が周期的に激しく変動して安定した運転がで きなくなってしまう事態が生じる。そのため、ターボ圧縮機が負荷の低下に伴っ てサージ領域に入らないようにするサージ防止制御が必要である。
【0003】 従来のかかるサージ防止制御方式としては、吸入流量による制御方式や吐出圧 力による制御方式がある。
【0004】 吸入流量による制御方式は、図2の(イ)(ロ)に示す如く、ターボ圧縮機a に入って来た気体を圧縮して負荷に送るようにしてある構成において、ターボ圧 縮機aに入って来る気体の流量を流量(又は差圧)発信器bで検出し、この流量 信号を調節器cに入れて常時設定流量Aと比較判定し、負荷側の使用で流量が下 がってくると、圧縮機特性曲線IIに沿いサージ線Iを越えてサージ領域に入るた め、これを防止するために検出流量が設定流量Aに達すると負荷へ送られる流量 の一部又は全部を、サージ防止調節弁dを作動させて逃がし、放風又はバイパス 範囲で運転させてサージングを防止するようにしたものである。
【0005】 一方、吐出圧による制御方式は、図3の(イ)(ロ)に示す如く、ターボ圧縮 機aから吐出される側の圧力を圧力発信器eにより検出し、この圧力信号と設定 圧力Bとを調節器fで比較し、検出圧力が設定圧力Bを越えて高くなるとサージ ングが発生するため、吐出圧力が設定圧力に達するとサージ防止調節弁dを作動 させ、負荷に送られる流量の一部又は全部を逃がし、サージングを防止するよう にしたものである。
【0006】
【考案が解決しようとする課題】
ところが、ターボ圧縮機のサージ流域は回転数変化によって移動するものであ るが、上記従来のサージ防止制御方式の場合には、回転数の変化は考慮されてお らずサージ領域に入らない流量域で運転するよう安全策をとって(余裕をもって )それぞれ設定流量、設定圧力が決められているので、サージ領域限界付近で効 率のよい運転を行うことはできなかった。
【0007】 そこで、本考案は、回転数を取り込むことによりサージ領域限界付近での効率 のよい運転を行うことができるようなターボ圧縮機のサージ防止制御装置を提供 しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本考案は、上記課題を解決するために、吸入管を通して吸入した気体を圧縮し て吐出管により負荷へ送り出すようにしてあるターボ圧縮機がサージ領域に入る のを防止するためサージ防止調節弁により吐出側から吸入側に気体を戻して流量 の低下を防止するようにしてあるターボ圧縮機のサージ防止制御装置において、 上記ターボ圧縮機に吸入される気体の質量流量とターボ圧縮機の入口圧力と入口 温度と回転数とから運転流量係数を算出する運転流量係数算出器を備え、更に、 該運転流量係数算出器で算出した運転流量係数とサージ流量係数設定器で設定し たサージ流量係数とを比較演算して上記サージ防止調節弁へ開度調節指令を送る 調節器を設けた構成とする。
【0009】
【作用】
ターボ圧縮機の運転流量係数が、回転数を含んで吸入流量、入口圧力、入口温 度等から運転流量係数算出器によって求められ、これが調節器によりサージ流量 係数の設定値と比較演算されてサージ防止調節弁に開度指令が送られる。したが って、負荷が低下してもサージ領域限界付近でターボ圧縮機を運転することがで きるようになる。
【0010】
【実施例】
以下、図面に基づき本考案の実施例を説明する。
【0011】 図1に示す如く、ターボ圧縮機1を電動機2で駆動し、ターボ圧縮機1に吸入 管3を通して吸入された気体を圧縮して吐出管4より負荷5へ送り出すようにし てある構成において、上記吸入管3と吐出管4との間に、サージ防止調節弁6を 備えたバイパス管7を接続し、サージ防止調節弁6を開くことにより吐出管4を 通して負荷5へ送られる気体の一部がバイパス管7を経由して吸入管3に戻され て吸入側の流量低下を防ぐようにし、上記吸入管3に、該吸入管3を通してター ボ圧縮機1に吸入される気体の質量流量mを検出する流量計8と、入口圧力Pを 検出する圧力計9と、入口温度Tを検出する温度計10を設置し、又、上記ター ボ圧縮機1を駆動する電動機2に駆動指令を送る制御器11から回転数Nを取り 出せるようにし、且つこれら流量計8、圧力計9、温度計10、制御器11によ って得られた質量流量m、入口圧力P、入口温度T、回転数Nなどから運転流量 係数PVを算出する運転流量係数算出器12を設け、更に、該運転流量係数算出 器12により算出した運転流量係数PVとサージ流量係数設定器13により設定 したサージ流量係数SVとを比較して上記サージ防止調節弁6にPVがSVを下 回らないような操作量MVの開度調節指令を送るようにした調節器14を備えた 構成とする。
【0012】 本考案においては、ターボ圧縮機1の運転時に負荷5の低下が生じても、サー ジ防止調節弁6の開度調節により、吐出管4を通って負荷5へ送られる気体の一 部をバイパス管7を経由させて吸入管3内に戻すことができるので、サージ領域 に入ることを防止することができる。詳述すると、吸入管3を通してターボ圧縮 機1に吸入される気体の質量流量mが流量計8により、入口圧力Pが圧力計9に より、入口温度Tが温度計10によりそれぞれ常時検出されて運転流量係数算出 器12に入れると共に、ターボ圧縮機1の回転数Nが制御器11から取り出され て上記運転流量係数算出器12に入れられるので、運転流量係数算出器12によ って、φ=RTm/πD3 PNの演算が行われ(但し、Rは気体定数、Dは圧縮 機インペラ径)、ターボ圧縮機1の運転流量係数PVが算出される。更に、この 運転流量係数PVは調節器14に送られ、ここで、サージ流量係数設定器13で 設定されたサージ流量係数SVと比較され、PVがSVを下回らないような操作 量MVの開度調節指令が、吸入管3と吐出管4を接続するバイパス管7中のサー ジ防止調節弁6に送られる。すなわち、サージ流量は回転数によって変化し、運 転流量係数により一義的に決定されることから、負荷5が低下しても、運転流量 係数算出器12で算出された運転流量係数PVがサージ流量係数SVを下回らな いように吐出管4から吐出される気体の一部をバイパス管7を通して吸入管3に 戻すことにより、サージ領域に入ることなくサージ領域限界付近で効率よく運転 を行うことができる。
【0013】 なお、本考案は上記実施例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸 脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
【0014】
【考案の効果】
以上述べた如く、本考案のターボ圧縮機のサージ防止制御装置によれば、運転 流量係数算出器により、ターボ圧縮機の回転数を含めて、吸入流量、入口圧力、 入口温度等から運転流量係数を求め、これを、調節器によりサージ流量係数と比 較演算してサージ防止調節弁に開度指令を送るようにしたので、負荷が低下して も、サージ領域に入ることなくサージ領域限界付近でターボ圧縮機を効率よく運 転することができる、という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のターボ圧縮機のサージ防止制御装置の
一実施例を示す概要図である。
【図2】従来のサージング防止制御方式の一例を示すも
ので、(イ)は概略系統図、(ロ)は吐出圧と流量との
関係を示す図である。
【図3】従来のサージング防止制御方式の他の例を示す
もので、(イ)は概略系統図、(ロ)は吐出圧と流量と
の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 ターボ圧縮機 3 吸入管 4 吐出管 5 負荷 6 サージ防止調節弁 7 バイパス管 12 運転流量係数算出器 13 サージ流量係数設定器 14 調節器

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸入管を通して吸入した気体を圧縮して
    吐出管により負荷へ送り出すようにしてあるターボ圧縮
    機がサージ領域に入るのを防止するためサージ防止調節
    弁により吐出側から吸入側に気体を戻して流量の低下を
    防止するようにしてあるターボ圧縮機のサージ防止制御
    装置において、上記ターボ圧縮機に吸入される気体の質
    量流量とターボ圧縮機の入口圧力と入口温度と回転数と
    から運転流量係数を算出する運転流量係数算出器を備
    え、更に、該運転流量係数算出器で算出した運転流量係
    数とサージ流量係数設定器で設定したサージ流量係数と
    を比較演算して上記サージ防止調節弁へ開度調節指令を
    送る調節器を設けた構成を有することを特徴とするター
    ボ圧縮機のサージ防止制御装置。
JP7465292U 1992-10-05 1992-10-05 ターボ圧縮機のサージ防止制御装置 Pending JPH0634195U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7465292U JPH0634195U (ja) 1992-10-05 1992-10-05 ターボ圧縮機のサージ防止制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7465292U JPH0634195U (ja) 1992-10-05 1992-10-05 ターボ圧縮機のサージ防止制御装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0634195U true JPH0634195U (ja) 1994-05-06

Family

ID=13553379

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7465292U Pending JPH0634195U (ja) 1992-10-05 1992-10-05 ターボ圧縮機のサージ防止制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0634195U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016514789A (ja) * 2013-03-26 2016-05-23 ヌオーヴォ ピニォーネ ソチエタ レスポンサビリタ リミタータNuovo Pignone S.R.L. ターボ圧縮機を制御するための方法およびシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016514789A (ja) * 2013-03-26 2016-05-23 ヌオーヴォ ピニォーネ ソチエタ レスポンサビリタ リミタータNuovo Pignone S.R.L. ターボ圧縮機を制御するための方法およびシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0565373B1 (en) Method and apparatus for detecting and preventing fluid surge in a centrifugal compressor
JP2591898B2 (ja) 圧縮機の主駆動機の制御装置及び制御方法
EP0939923B1 (en) Method for detecting the occurrence of surge in a centrifugal compressor
RU2454570C2 (ru) Усовершенствования в регулировании компрессоров
KR100381464B1 (ko) 가변각흐름안내장치를구비한터보기계
WO2021114485A1 (zh) 一种磁悬浮空气压缩机防止喘振的结构
CN211230997U (zh) 一种磁悬浮空气压缩机防止喘振的结构
JPH0634195U (ja) ターボ圧縮機のサージ防止制御装置
CN105026855A (zh) 对叶轮失速引起的控制不稳进行检测和恢复的方法和系统
US4135854A (en) Control system for variable pitch axial fan for utility boiler
JP2006316759A (ja) 圧縮装置
JPH06147190A (ja) タンデム形遠心圧縮機装置
JP3145622B2 (ja) 可変案内羽根付き流体機械
JPH03185297A (ja) ポンプの運転制御装置
JP2948421B2 (ja) 圧縮機の制御装置
JP3606637B2 (ja) 可変案内羽根付き流体機械
JPS5815793A (ja) 圧縮機の無負荷運転制御装置
JP2977406B2 (ja) 圧縮機の制御装置
JP2706336B2 (ja) ポンプの流量制御装置
KR810001685B1 (ko) 다용도 보일러의 가변피치축류팬의 제어시스템
JP2003097494A (ja) 可変案内羽根付き流体機械
JPS6321746Y2 (ja)
JPS5977098A (ja) 遠心圧縮機のサ−ジ検知装置
JP3095210B2 (ja) 可変案内羽根付き流体機械
JP3087473B2 (ja) 過給機付内燃機関の過給圧制御装置