JPH06341484A - ブッシュ型防振装置 - Google Patents
ブッシュ型防振装置Info
- Publication number
- JPH06341484A JPH06341484A JP5130894A JP13089493A JPH06341484A JP H06341484 A JPH06341484 A JP H06341484A JP 5130894 A JP5130894 A JP 5130894A JP 13089493 A JP13089493 A JP 13089493A JP H06341484 A JPH06341484 A JP H06341484A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diaphragm
- type vibration
- air chamber
- bush type
- liquid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Combined Devices Of Dampers And Springs (AREA)
Abstract
体封入式のブッシュ型防振装置を得る。 【構成】 制御装置64で3ポート2位置切換弁38を
切り換え、パイプ40とパイプ62とを連通させる。空
気室30が大気と同圧となり、ダイヤフラム26が空気
室30側へ変形可能となる。このため、液室20は自由
に拡縮でき、液室20の間を結ぶ方向の剛性が低くな
る。また、一方、パイプ40とインテークマニホールド
58とを連通させると、空気室34が負圧となり、ダイ
ヤフラム26が空気室30を構成する凹部24に密着す
る。このため、液室20の拡縮が拘束され、剛性が高く
なる。
Description
産業用の機械等に用いられ、振動発生部からの振動を吸
収減衰するブッシュ型防振装置に係り、特に、サスペン
ションブッシュ等に好適に用いられる液体封入式のブッ
シュ型防振装置に関する。
のブッシュ型防振装置が用いられたものがある。
内筒と外筒とが平行軸状に配設されており、内筒と外筒
との間にゴム等の弾性体が掛け渡されている。内筒を挟
んで半径方向両側には、弾性体を隔壁とする一対の液室
が形成され、各液室は制限通路で連結されている。
内筒が振動発生部及び振動受部の一方、例えばタイヤ側
の支持部材に連結され、外筒が振動発生部及び振動受部
の他方である、例えば車体側へ連結される。
動が入力すると、液室が交互に拡縮し、液体が通路内で
共振し、その際、発生する大きな減衰力によって振動が
吸収、減衰される。
ョンには、悪路走行時において、ばね定数が低く振動吸
収能力が大きく、急旋回時には操縦安定性を確保するた
めに、ばね定数が高いことが望まれる。しかし、従来の
液体封入式のブッシュ型防振装置では、大きな減衰力を
得ることはできるものの、悪路走行時の性能と急旋回時
の性能とを高次元で両立させることが出来なかった。
慮すると、悪路走行時における振動吸収性が犠牲になる
という不具合があった。
定数を制御することも考えられているが、装置、機構が
大掛かりなものとなり、複雑でコスト面で問題があっ
た。
変出来、しかも構造の簡単な液体封入式のブッシュ型防
振装置を提供することが目的である。
の間に弾性体が介在されたブッシュ形防振装置におい
て、前記内筒を挟んで半径方向両側に配設され前記弾性
体を隔壁の一部としてそれぞれが独立した一対の液室
と、前記液室の隔壁の一部を構成する弾性変形可能なダ
イヤフラムと、前記内筒に凹設され前記ダイヤフラムに
開口面を覆われた空気室と、前記空気室内と連通し、空
気室内を負圧状態として前記ダイヤフラムを空気室の室
内壁に密着させる負圧手段と、を有することを特徴とし
ている。
段が、空気室内を負圧状態とすると、ダイヤフラムが空
気室の室内壁に密着し、液室の拡縮が拘束される。この
ため、液室間を結ぶ方向の剛性が高く、換言すれば、ば
ね定数が高くなる。
空気室内は大気と同圧となり、ダイヤフラムは弾性力で
空気室の室内壁から離れる。これによって、液室の内圧
が上昇してもダイヤフラムが空気室側へ変形できるた
め、内圧の上昇分を吸収できる。従って、液室間を結ぶ
方向の剛性が低く、換言すれば、ばね定数が低くなる。
ンションブッシュとして用いた場合、一般走行、旋回時
等には、ばね定数を高くして操縦安定性を高め、悪路走
行時等には、ばね定数を低くして振動吸収性を高めるこ
とができ、操縦安定性と振動吸収性との両方を高次元で
両立させることができる。
用する必要がなく、また、部品点数が少なくコンパクト
に設計でき、製造コストも最小限に抑えることができ
る。
0は、一例として自動車のサスペンションブッシュとし
て用いられるものであり、内筒12及び外筒14を備
え、外筒14はサスペンションアーム側へ、内筒12は
アームシャフト側へ連結される。
されている。この中間筒18の内側に内筒12が同軸的
に配設されており、内筒12と中間筒18との間には、
円筒状の弾性体16が掛け渡されている。
径部18Aとされており、この小径部18Aの外周側に
は、前記弾性体16の一部が延設されており、外筒14
の内周面に密着している。
に一対の開口18Bが形成されており、弾性体16には
各開口18Bに対応して外筒14側から内筒12側へ窪
む凹部16Aが形成されている。
って閉塞され、それぞれが独立した液室20を構成して
いる。なお、液室20の内部には水、オイル等の液体が
封入されている。
しており、一方の端部には、軸線と直交する方向に取り
付け用の取付孔22が形成されている。
20に面する部位には、弧状の凹部24が刻設されてい
る。この凹部24の開口面を覆うようにダイヤフラム2
6が加硫溶着されている。このダイヤフラム26と凹部
24とで空気室30を構成している。さらに、内筒12
の軸心部には、空気室30と連通する空気通路32が設
けられている。
平面部34Aが液室20側へ張り出した板状のストッパ
ー34で止められている。このストッパー34の平面部
34Aには、複数の貫通孔34が貫通され、液体が抵抗
なく通過できるようになっている。一方、空気通路32
の開口53には、パイプ40の一端が接続されている。
このパイプ40の他端は、3ポート2位置切換弁38に
接続されている。この3ポート2位置切換弁38には、
さらに、インテークマニホールド58に連結されたパイ
プ60、及び大気と連通するパイプ62が接続されてい
る。また、3ポート2位置切換弁38は制御装置64に
接続され切換えが制御されるようになっている。
パイプ40とパイプ60とを連通させると、インテーク
マニホールド58の吸込圧によって、空気室30が負圧
となり、また、パイプ40とパイプ62とを連通させる
と、空気室30は大気と同圧となるようになっている。
車のサスペンションに用いた場合の作用を説明する。
止すべきサスペンションの振動の振幅方向とを一致さ
せ、ブッシュ型防振装置をセットする。ここで、実際の
使用にあたっては、ハーシュネスのような振動に対して
は、制御装置64によって3ポート2位置切換弁38が
切り換えられ、パイプ40とパイプ62側とが連通され
る。このため、空気通路32及び凹部24が大気と同圧
となり、図1に示すように、ダイヤフラム26が弾性力
で平面状態となり、凹部24との間に空気室30を構成
する。
ダイヤフラム26が空気室30側へ変形可能なため、液
室20は自由に拡縮でき、液室20の間を結ぶ方向の剛
性が低く、換言すれば、ばね定数が低くなる。ここで、
振動が入力して内筒12と外筒14とが液室20同士を
結ぶ方向に相対変位すると、振動の伝達が効果的に阻止
され、乗り心地の悪化を防止することができる。
安定性を向上させたい場合には、制御装置64によって
3ポート2位置切換弁38が切り換えられ、パイプ40
とインテークマニホールド58側とが連通される。この
ため、空気室30内がインテークマニホールド58と同
圧、すなわち負圧となり、ダイヤフラム26が空気室3
0を構成する凹部24に密着する。
るので、液室20の間を結ぶ方向の剛性が高くなり、ば
ね定数が高くなる。このため、外力に対する内筒12と
外筒14との相対変位が抑えられ、操縦安定性が向上す
る。
は、径方向のばね定数を必要に応じて変化させることが
できるため、サスペンションブッシュに用いた場合に
は、乗り心地と操縦安定性とを両立することができる。
さらに、本実施例の防振装置10では、最小限の部品で
構成されているため、構造が極めてシンプルである。ま
た、複雑な油圧装置等を使用する必要がないので、コス
トを最小限に抑えることができる。
6について説明する。図5及び図6に示すように、内筒
12には、液室20間を連通するオリフィス70が貫通
されている。このオリフィス70を通過する液体の共振
によって、低周波の振動が効果的に吸収される。
大きな衝撃力が作用した際、ダイヤフラム26が過剰に
膨張することを阻止するためにストッパー34を取付
け、ダイヤフラム26が内筒12から外れないようにし
たが、ダイヤフラム26のみでも、振動を効果的に吸収
することができることは無論である。
ションブッシュとして用いた例を示したが、これに限ら
ず、キャブマウント、ボディーマウント、サスペンショ
ンマウント、等の他のマウントに用いてもよいのは勿論
である。
単な構成でばね定数を可変でき、例えば、サスペンショ
ンブッシュとして用いた場合には、旋回時等の操縦安定
性と悪路走行等における振動吸収性とを両立でき、しか
もコストを最小限に抑えることができる。
フラムが凹部から離れた状態を示した断面図である。
フラムが凹部と密着した状態を示した断面図である。
フラムが凹部から離れた状態を示した断面図である。
フラムが凹部と密着した状態を示した断面図である。
Claims (1)
- 【請求項1】 内筒と外筒との間に弾性体が介在された
ブッシュ形防振装置において、 前記内筒を挟んで半径方向両側に配設され前記弾性体を
隔壁の一部としてそれぞれが独立した一対の液室と、 前記液室の隔壁の一部を構成する弾性変形可能なダイヤ
フラムと、 前記内筒に凹設され前記ダイヤフラムに開口面を覆われ
た空気室と、 前記空気室内と連通し、空気室内を負圧状態として前記
ダイヤフラムを空気室の室内壁に密着させる負圧手段
と、 を有することを特徴とするブッシュ型防振装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5130894A JPH06341484A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | ブッシュ型防振装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5130894A JPH06341484A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | ブッシュ型防振装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06341484A true JPH06341484A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=15045206
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5130894A Pending JPH06341484A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | ブッシュ型防振装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06341484A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114893533A (zh) * | 2022-04-01 | 2022-08-12 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种电磁阀控制的液压衬套 |
-
1993
- 1993-06-01 JP JP5130894A patent/JPH06341484A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114893533A (zh) * | 2022-04-01 | 2022-08-12 | 中国第一汽车股份有限公司 | 一种电磁阀控制的液压衬套 |
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