JPH06341362A - エンジンの燃料噴射装置 - Google Patents

エンジンの燃料噴射装置

Info

Publication number
JPH06341362A
JPH06341362A JP5152794A JP15279493A JPH06341362A JP H06341362 A JPH06341362 A JP H06341362A JP 5152794 A JP5152794 A JP 5152794A JP 15279493 A JP15279493 A JP 15279493A JP H06341362 A JPH06341362 A JP H06341362A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
port
opening
intake
intake valve
fuel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5152794A
Other languages
English (en)
Inventor
Takahiro Muramatsu
高浩 村松
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Suzuki Motor Corp filed Critical Suzuki Motor Corp
Priority to JP5152794A priority Critical patent/JPH06341362A/ja
Publication of JPH06341362A publication Critical patent/JPH06341362A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Valve Device For Special Equipments (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 エンジンの燃料噴射装置において、低速から
高速回転まで全域にわたって燃焼を促進させるようにす
る。 【構成】 各シリンダ毎に第1、第2ポート8,9の2
つの吸気ポートを設ける。第1ポート8には常時開閉す
る第1吸気バルブ10を設ける。第2ポート9には、低中
速回転域で閉弁し、高速回転域で開閉する第2吸気バル
ブ11を設ける。第1ポート8内の開口部8a付近にインジ
ェクタ5を設け、ノズル6を燃焼室12内の第2ポート9
の開口部9a付近に指向させる。第1吸気バルブ10の開弁
に同期させてノズル6から噴射した燃料は、低中速回転
域では第1ポート8の速い吸気流と混合してスワールを
生成し、高速回転域では第1ポート8の吸気流と混合す
るとともに第2ポート9の開口部9a付近で第2ポート9
の吸気流と速やかに混合して燃焼室12の全体に広がるの
で、低速から高速回転域まで燃焼を促進することができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各シリンダ毎に2つの
吸気ポートを備え、一方の吸気ポートを開閉する吸気バ
ルブを運転状況に応じて停止できるようにしたエンジン
の燃料噴射装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等のエンジンにおいて、各シリン
ダ毎に2つの吸気ポートを備え、一方の吸気ポートを開
閉する吸気バルブの作動を運転状況に応じて閉弁状態で
停止できるようにしたものがある。そして、この吸気バ
ルブを低中速回転域では停止させて吸気ポートを絞り、
吸気流速を大きくすることにより、燃焼室内でスワール
を生成させて燃焼を促進させ出力を増大させるようにし
ている。また、高速回転域では、両方の吸気ポートの吸
気バルブを開閉させて吸気通路面積を広げ、吸気流量を
大きくすることにより、出力を増大させるようにしてい
る。このようにして、低速回転域から高速回転域まで全
域にわたって出力を増大させてエンジンの出力特性を向
上させるようにしている。
【0003】この種のエンジンでは、従来、例えば図4
に示すように、常時開閉する第1吸気バルブ1が設けら
れた第1ポート2と運転状況に応じて停止可能とした第
2吸気バルブ3が設けられた第2ポート4の2つの吸気
ポートの内、第1ポート2に連通する吸気管内に燃料噴
射装置のインジェクタ5を配置し、そのノズル6によ
り、常時第1ポート2から燃焼室内へ燃料を供給するよ
うにしたものがある。なお、図4中、7は点火プラグで
あり、また、点線はインジェクタ5から噴射された燃料
の軌跡を示す。
【0004】また、例えば図5に示すように、第1ポー
ト2および第2ポート4に連通する吸気管の分岐点にイ
ンジェクタ5を配置し、そのノズル6により第1および
第2ポート2,4の双方から燃焼室内へ燃料を供給でき
るようにしたものがある。なお、図5においては、図4
に示すものと同様の部材には同一の番号を付してある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図4お
よび図5に示す燃料噴射装置では、次のような問題があ
る。すなわち、図4に示すものでは、低速回転域におい
て第2吸気バルブ3が停止して第2ポート4が閉じてい
る場合には問題ないが、高速回転域において第2吸気バ
ルブ3が作動して第2ポート4が開いた場合、燃焼室へ
は、インジェクタ5を有する第1ポート2から混合気が
供給され、第2ポート4から空気のみが供給されること
になり、燃料と空気が充分に混合されず燃焼効率が低下
することがある。なお、第1および第2ポート2,4の
双方にインジェクタを配置して、第2吸気バルブ3に連
動させて第2ポート4のインジェクタを作動させること
により、上記の問題を解決することができるが、このよ
うにした場合、各シリンダ毎に2つのインジェクタが必
要となるためコストが高くなるという問題がある。
【0006】一方、図5に示すものでは、高速回転域に
おいて、第1および第2吸気バルブ1,3が作動して第
1および第2ポート2,4が開閉する場合は問題ない
が、低速回転域において第2吸気バルブ3が停止すると
インジェクタ5から噴射された燃料の一部が閉鎖された
第2ポート4内に滞留するため、燃焼効率が低下するこ
ともある。
【0007】このように、図4または図5に示すもので
は、低速回転域から高速回転域まで全域にわたっては充
分良好な燃焼状態を得ることができない。そこで、全回
転域において燃焼を促進させるため、種々の燃料噴射装
置が提案されている。例えば、特開平4-159452号公報に
は、吸入空気の流れ方向に対してインジェクタの燃料噴
射角度をエンジン回転数に応じて調整することにより、
全回転域にわたって吸入空気と燃料との混合を促進して
燃焼効率を向上させるようにした燃料噴射装置が記載さ
れている。また、特開平4-143456号公報には、吸気ポー
ト内に配置されたインジェクタから噴射した燃料を燃焼
室内の高温の排気バルブに衝突させることにより、燃料
の微粒化を促進して燃焼効率を向上させるようにした燃
料噴射装置が記載されている。
【0008】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
であり、低速回転域から高速回転域まで全域にわたって
燃焼を促進させるようにしたエンジンの燃料噴射装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、各シリンダ毎に、第1ポートと第2ポ
ートの2つの吸気ポートと、前記第1ポートを開閉する
第1吸気バルブと、前記第2ポートを開閉する第2吸気
バルブとを備え、運転状況に応じて前記第2吸気バルブ
を閉弁位置で停止できるようにしたエンジンの燃料噴射
装置において、前記第1ポートの燃焼室側の開口部付近
にインジェクタのノズルを設け、該ノズルを燃焼室内の
前記第2ポートの開口部付近に指向させ、さらに、前記
第1吸気バルブの開弁に同期させて前記ノズルから燃料
を噴射するようにしたことを特徴とする。
【0010】
【作用】このように構成したことにより、第1ポート内
のインジェクタのノズルから噴射された燃料は、開弁し
た第1バルブと第1ポートの開口部の隙間を通って燃焼
室内の第2ポートの開口部付近に到達するので、第2吸
気バルブが停止している場合は、第1ポートによる速い
吸気流によって吸入空気と燃料が混合されて燃焼が促進
され、また、第2吸気バルブが作動している場合は、ノ
ズルから噴射された燃料が第1ポートの吸入空気と直接
混合されるとともに第2ポートの開口部付近で第2ポー
トの吸入空気と速やかに混合されて混合気が燃焼室全体
に広がり燃焼が促進される。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳
細に説明する。
【0012】本実施例のエンジンの燃料噴射装置は、図
1ないし図3に示すように、各シリンダ毎に、第1ポー
ト8と第2ポート9の2つの吸気ポートを備えており、
第1ポート8には、第1吸気バルブ10が設けられ、第2
ポート9には、第2吸気バルブ11が設けられている。第
1吸気バルブ10と第2吸気バルブ11は、動弁機構(図示
せず)に連結されており、当該エンジンのクランクシャ
フト(図示せず)の回転に同期連動してそれぞれ第1ポ
ート8と第2ポート9を開閉するようになっている。こ
こで、第1吸気バルブ10は、常時作動状態にあり、第1
ポート8を開閉し、一方、第2吸気バルブ11は、エンジ
ン回転数等に応じて作動が制御されて閉弁状態で停止で
きるようになっており、例えばエンジンの低中速回転域
では停止して第2ポート9を閉鎖し、高速回転域では作
動して第2ポート9を開閉するようになっている。
【0013】第1ポート8内の燃焼室12側の開口部8a付
近の側壁にインジェクタ5が取付けられている。インジ
ェクタ5のノズル6は、噴射された燃料が、開弁時の第
1吸気バルブ10と第1ポート8の開口部8aの隙間を通っ
て燃焼室12内の第2ポート9の開口部9a付近へ向かうよ
うに指向されている。また、インジェクタ5は、第1吸
気バルブ10の開弁に同期させて燃料を噴射するようにな
っている。
【0014】なお、図中、7は点火プラグ、13は排気バ
ルブであり、また、点線はインジェクタ5のノズル6か
ら噴射された燃料の軌跡を示す。
【0015】以上のように構成した本実施例の作用につ
いて次に説明する。
【0016】低中速回転域では、図1に示すように、第
2吸気バルブ11の作動が閉弁状態で停止して第2ポート
9が常時閉鎖されるため、吸入空気は第1ポート8のみ
を通って燃焼室12へ流入するので、吸気通路面積が絞ら
れて吸入空気の流速が大きくなる。第1吸気バルブ10の
開弁に同期してインジェクタ5のノズル6から適当量の
燃料が噴射され、第1吸気バルブ10と第1ポート8の開
口部8aの隙間を通って第2ポート9の開口部9a付近へ到
達する。そして、ノズル6から噴射された燃料は、流速
の大きい吸入空気と混合して燃焼室12内でスワールSを
生成し(図3参照)、層状に広がって燃焼を促進させ
る。その結果、燃焼効率が向上してエンジン出力が増大
する。また、希薄燃焼限界が拡大するので燃費を向上さ
せることができる。このとき、燃料は、第1ポート8内
のノズル6から燃焼室12へ向かって噴射されるので、閉
鎖された第2ポート9内に滞留することがない。
【0017】高速回転域では、図2に示すように、第2
吸気バルブ11が作動して第2ポート9が開閉されるた
め、吸入空気は、第1ポート8および第2ポート9を通
って燃焼室12へ流入するので、吸気通路面積が大きくな
り吸入空気の流量が大きくなる。また、第1および第2
吸気バルブ10,11の開弁に同期してインジェクタ5のノ
ズル6から適当量の燃料が噴射され、第1吸気バルブ10
と第1ポート8の開口部8aの隙間を通って第2ポート9
の開口部9a付近、すなわち、第2吸気バルブ11と開口部
9aの隙間付近へ到達する。そして、ノズル6から噴射さ
れた燃料は、第1ポート8の吸入空気と直接混合される
とともに、第2ポート9から燃焼室12へ流入した吸入空
気と速やかに混合されるので、混合気が燃焼室12全体に
広がり燃焼を促進させる。その結果、燃焼効率が向上し
てエンジン出力が増大する。
【0018】このようにして、低速回転域から高速回転
域まで全域にわたって燃焼効率を向上させることができ
エンジンの出力特性を向上させることができる。また、
各シリンダに必要なインジェクタは1つであるからコス
トもかからない。さらに、インジェクタの取付位置が燃
焼室に近いのでインジェクタが凍結しにくくなる。
【0019】なお、インジェクタ5として、エアアシス
トインジェクタを用いてノズル6にアシストエアを導入
して燃料の微粒化を促進するようしてもよい。
【0020】
【発明の効果】本発明のエンジンの燃料噴射装置は、以
上詳述したように、第1ポート内の開口部付近にインジ
ェクタを設け、インジェクタのノズルを燃焼室内の第2
ポートの開口部付近に指向させ、さらに、第1吸気バル
ブの開弁に同期させてノズルから燃料を噴射するように
したので、第1ポート内のインジェクタのノズルから噴
射された燃料は、開弁した第1バルブと第1ポートの開
口部の隙間を通って燃焼室内の第2ポートの開口部付近
に到達するので、第2吸気バルブが停止している場合
は、第1ポートによる速い吸気流によって吸入空気と燃
料が混合されて燃焼が促進され、また、第2吸気バルブ
が作動している場合は、ノズルから噴射された燃料が第
1ポートの吸入空気と直接混合されるとともに第2ポー
トの開口部付近で第2ポートの吸入空気と速やかに混合
されて混合気が燃焼室全体に広がり燃焼が促進される。
その結果、第2ポートの開閉にかかわらず燃焼を促進さ
せることができるので、エンジンの低速回転域から高速
回転域まで全域にわたって燃焼効率を向上させることが
でき、エンジンの出力特性を向上させることができると
いう優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のエンジンの燃料噴射装置に
おいて、第2吸気バルブの作動を停止した状態の要部を
示すシリンダヘッドの正面の縦断面図である。
【図2】図1の装置において、第2吸気バルブを作動さ
せた状態の要部を示すシリンダヘッドの正面の断面図で
ある。
【図3】図1の平面の横断面図である。
【図4】従来の第1ポートに連通する吸気管にインジェ
クタを配置したエンジンの燃料噴射装置の要部を示すシ
リンダヘッドの正面の縦断面図である。
【図5】従来の第1ポートおよび第2ポートに連通する
吸気管の分岐点にインジェクタを配置したエンジンの燃
料噴射装置の要部を示すシリンダヘッドの正面の縦断面
図である。
【符号の説明】
5 インジェクタ 6 ノズル 8 第1ポート 8a 開口部 9 第2ポート 9a 開口部 10 第1吸気バルブ 11 第2吸気バルブ 12 燃焼室

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各シリンダ毎に、第1ポートと第2ポー
    トの2つの吸気ポートと、前記第1ポートを開閉する第
    1吸気バルブと、前記第2ポートを開閉する第2吸気バ
    ルブとを備え、運転状況に応じて前記第2吸気バルブを
    閉弁位置で停止できるようにしたエンジンの燃料噴射装
    置において、前記第1ポート内の燃焼室側の開口部付近
    にインジェクタのノズルを設け、該ノズルを燃焼室内の
    前記第2ポートの開口部付近に指向させ、さらに、前記
    第1吸気バルブの開弁に同期させて前記ノズルから燃料
    を噴射するようにしたことを特徴とするエンジンの燃料
    噴射装置。
JP5152794A 1993-05-31 1993-05-31 エンジンの燃料噴射装置 Pending JPH06341362A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5152794A JPH06341362A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 エンジンの燃料噴射装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5152794A JPH06341362A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 エンジンの燃料噴射装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06341362A true JPH06341362A (ja) 1994-12-13

Family

ID=15548296

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5152794A Pending JPH06341362A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 エンジンの燃料噴射装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06341362A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS5950850B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JPS6011205B2 (ja) 内燃機関
JPH076395B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JPH0821342A (ja) 燃料噴射式エンジン
US6443124B2 (en) Control device and device for generating swirls in internal combustion engine
EP0769610B1 (en) A fuel injection system for a lean burn engine
US6827054B2 (en) Integrated inlet manifold tuning valve and charge motion control device for internal combustion engines
JPH06341362A (ja) エンジンの燃料噴射装置
JPH10231729A (ja) 内燃機関の吸気装置
JPS61201826A (ja) 内燃機関の吸気装置
JPH05231276A (ja) 内燃機関の吸気装置
JPS6364616B2 (ja)
JPH0693941A (ja) 内燃機関の燃料供給装置
JP3475674B2 (ja) 内燃機関の吸気装置
JPH0343388Y2 (ja)
JP2976601B2 (ja) 燃料噴射式内燃機関の吸気装置
JP3318355B2 (ja) 直噴型ディーゼルエンジンの吸気装置
JPH09177641A (ja) 内燃機関の吸気装置
JPH06341363A (ja) エンジンの吸気装置
JPH0481522A (ja) エンジンの吸気装置
JP2906895B2 (ja) 内燃機関の燃料供給装置
JPS6185535A (ja) 内燃機関の吸気装置
JPH0148379B2 (ja)
JPH0217689B2 (ja)
JPH09222063A (ja) 内燃機関の吸気装置