JPH06341358A - 燃料噴射弁 - Google Patents

燃料噴射弁

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JPH06341358A
JPH06341358A JP15438793A JP15438793A JPH06341358A JP H06341358 A JPH06341358 A JP H06341358A JP 15438793 A JP15438793 A JP 15438793A JP 15438793 A JP15438793 A JP 15438793A JP H06341358 A JPH06341358 A JP H06341358A
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JP
Japan
Prior art keywords
valve
needle valve
piezoelectric device
fuel injection
valve member
Prior art date
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Pending
Application number
JP15438793A
Other languages
English (en)
Inventor
Masanori Matsuzaka
正宣 松坂
Susumu Sugimoto
進 杉本
Motonaga Akagi
基修 赤木
Yasutoshi Yamada
泰稔 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 内周面の傷が基因となる亀裂の発生を防止し
て、耐久性を高め寿命を延ばすこと。 【構成】 小径部11の先端に噴射口12を有するとと
もに大径部13に燃料入口14を有する弁本体1と、小
径部11に介挿されるインナバルブ20を備えた小径の
第1部材21と大径部13に介挿される第2部材22お
よび第2部材22に当接する第3部材23とから成るニ
ードル弁部材2と、第2部材22と大径部13との間に
介挿されたコイルスプリング30により構成されニード
ル弁部材2を開く方向に付勢するスプリング部材3と、
ニードル弁部材2の第3部材23と弁本体1の蓋部15
との間に介挿された中実円筒体40であって、印加電圧
が負に切り換えられたら収縮してニードル弁部材2を開
く方向に制御する圧電装置4と、圧電装置4を駆動する
駆動回路5と、駆動回路5を制御するEFIコンピュー
タ6とから成る燃料噴射弁。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、弁本体内に中実筒状体
の圧電装置を介挿し、印加電圧の制御により噴射口を開
く方向にニードル弁部材を制御する燃料噴射弁に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の燃料噴射弁(特開平2−1126
63)は、図4に示すように噴射口Oを有する弁ケース
C内に同軸的にニードル弁Nが介挿され、ニードル弁N
と弁フタFとの間にコイルバネBが介挿され、ニードル
弁Nの肩部Sと弁ケースCの先端部Eとの間に図5に示
す中空円筒状の圧電装置Pがニードル弁Nと同軸的に介
挿されているものであった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の燃料噴射弁
は、ニードル弁Nと弁ケースCとの間に介挿するために
中空円筒状の圧電装置Pを用いるので、内周面に加工ま
たは成形による傷が有ると、膨張、収縮を繰り返すため
亀裂が発生し、破壊に至るので、寿命が短いという問題
が有った。
【0004】そこで本発明者らは、内周面の無い中実筒
状体の圧電装置を用いて印加電圧の制御により噴射口を
開く方向にニードル弁部材を制御するという本発明の技
術的思想に着眼し、更に研究開発を重ねた結果、亀裂の
発生を防止して、耐久性を高め寿命を延ばすという目的
を達成する本発明に到達したものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の燃料噴射弁は、
先端に噴射口を有する弁本体と、弁本体内に介挿され、
噴射口を開閉するニードル弁部材と、弁本体内に介挿さ
れ、ニードル弁部材を一方の方向に付勢するスプリング
部材と、弁本体内に介挿された中実筒状体の圧電素子か
ら成り、スプリング部材の付勢方向とは反対の方向にニ
ードル弁部材を押圧するとともに、印加電圧の制御によ
り噴射口を開く方向にニードル弁部材を制御する圧電装
置とから成るものである。
【0006】
【作用】上記構成より成る本発明の燃料噴射弁は、スプ
リング部材と中実筒状体の圧電装置とによりバランスし
ているニードル弁部材を、印加電圧の遮断もしくは供給
制御により、中実筒状体の圧電装置の収縮もしくは膨張
によって噴射口を開く方向にニードル弁部材を制御し
て、燃料を噴射するものである。
【0007】
【発明の効果】上記作用を奏する本発明の燃料噴射弁
は、印加電圧の遮断もしくは供給制御により、外側壁だ
けで内周面の無い中実筒状体の圧電装置が収縮もしくは
膨張するものであるため、内周面の傷が基因する亀裂の
発生を防止して、耐久性を高め寿命を延ばすという効果
を奏する。
【0008】
【実施例】以下本発明の実施例につき、図面を用いて説
明する。
【0009】(第1実施例)第1実施例の燃料噴射弁
は、図1および図2に示すように、小径部11の先端に
噴射口12を有するとともに大径部13に燃料入口14
を有する弁本体1と、弁本体1の小径部11に介挿され
るインナバルブ20を備えた小径の第1部材21と大径
部13に介挿される第2部材22および第2部材22に
当接する第3部材23とから成るニードル弁部材2と、
ニードル弁部材2の第2部材22と大径部13との間に
介挿されたコイルスプリング30により構成され、ニー
ドル弁部材2を開く方向に付勢するスプリング部材3
と、弁本体1内においてニードル弁部材2の第3部材2
3と弁本体1の蓋部15との間に介挿された中実円筒体
40であって、印加電圧が遮断されたら収縮してニード
ル弁部材2を開く方向に制御する圧電装置4と、圧電装
置4を駆動する駆動回路5と、駆動回路5を制御するE
FIコンピュータ6とから成るものである。
【0010】弁本体1は、図1に示すように、同軸的に
直列に一体形成した小径部11と大径部13とから成る
中空円筒体10である。小径部11の開口部には、略T
字状の縦断面の弁座部11Sと、略U字状の先端部11
Tとが装着されている。大径部13の肩部12Sには、
燃料導入口14が形成されている。大径部13の開口端
には、円形の蓋部15が装着される。大径部13は、3
つの異なった径の内周面を有し、開口端に近づくに従い
径が階段状に大きくなるように形成されている。
【0011】ニードル弁部材2の第1部材21は、図1
に示すように略T字状の縦断面を有する部材で構成さ
れ、弁座部11Sに当接する先細形状のインナバルブ2
0と第2部材22と係合するT字部21Tと、先端のイ
ンナバルブ20とT字部21Tとを連結する小径棒状の
連結部21Nとから成る。
【0012】ニードル弁部材2の第2部材22は、略U
字状の縦断面を有する部材で構成され、先端底部には第
1部材21のT字部21Tを介挿する穴部22Hが形成
され、側壁には貫通穴22Pが形成されている。
【0013】ニードル弁部材2の第3部材23は、略U
字状の縦断面を有する部材で構成され、先端には第2部
材22の内周面に突出する突出部23Pが形成され、外
周面には環状の溝23Gが形成され、燃料をシールする
ためのOリング23Oが介挿されている。
【0014】ニードル弁部材2の第1部材21のT字部
21Tと第3部材の突出部23Pとの間に一定の付勢力
で第1部材21を弁本体1の弁座部11Sに対して押圧
するコイルスプリング24が介挿されている。
【0015】スプリング部材3は、弁本体1の大径部1
3の肩部13Sとニードル弁部材2の第2部材22Sと
の間に介挿されたコイルスプリング30で構成され、ニ
ードル弁部材2を弁本体1の噴射口12から遠ざける方
向に常時一定の付勢力で付勢する構成より成る。
【0016】圧電装置4は、中実円板の圧電素子が軸方
向に多数積層された中実円筒体40で構成され、正の一
定の印加電圧が印加され軸方向に膨張した状態でニード
ル弁部材2の第3部材23の底部と弁本体1の蓋部15
との間に最適な厚さを有するスペーサ41とともに介挿
され、スプリング部材3の付勢力に抗して噴射口12に
ニードル弁部材2のインナバルブ20を当接させてお
り、燃料噴射時には、負の一定の印加電圧に切り換えら
れると、圧電装置4が軸方向に収縮するとともに、スプ
リング部材3のコイルスプリング30の付勢力によりニ
ードル弁部材2のインナバルブ20を噴射口12の弁座
部11Sより離し、燃料が噴射口12より噴射すること
を可能にする構成より成る。
【0017】駆動回路5は、図2に示すようにイグニッ
ションスイッチIGを介さずにバッテリBに直接接続さ
れた回路であり、DC−DCコンバータ51と、直列に
接続され中点を接地したコンデンサ52、53と、およ
び切換スイッチ54とから成り、切換スイッチ54の切
換により圧電装置4に正又は負の一定の電圧を印加する
構成より成る。すなわち、エンジンが停止している時も
燃料が洩れないように正の一定の印加電圧が圧電装置4
に供給される構成より成る。
【0018】EFIコンピュータ6は、イグニッション
スイッチIGを介してバッテリBに接続されており、エ
ンジンの回転に同期して各気筒の噴射信号を出力するこ
とにより、各気筒に対応する駆動回路5の切換スイッチ
54を負の一定電圧が供給されている端子に切り換え得
る構成より成る。
【0019】上記構成より成る第1実施例の燃料噴射弁
は、燃料を噴射しない時においては、正側のコンデンサ
52からの正の一定電圧が切換スイッチ54を介して圧
電装置4に印加されており、圧電装置4はそれによりコ
イルスプリング30に抗して軸方向に膨張して、ニード
ル弁部材2のインナバルブ20が噴射口12の弁座部1
1Sに当接している。
【0020】この状態においてEFIコンピュータ6か
ら燃料の噴射信号が出力されると、切換スイッチ54が
切り換えられ負側のコンデンサ53からの負の一定電圧
が圧電装置4に印加され、圧電装置4が軸方向に収縮す
るとともに、コイルスプリング30の付勢力により、ニ
ードル弁部材2が軸方向図1中右方に移動するので、イ
ンナバルブ20が噴射口12の弁座部11Sから離れ、
燃料が噴射口より噴射される。
【0021】上記作用を奏する第1実施例の燃料噴射弁
は、中実円筒体40の圧電素子で構成される圧電装置4
を膨張もしくは収縮させるものであるため、中空円筒体
の圧電装置を用いる従来装置の様に内周面の傷が基因す
る亀裂の発生および破壊が無いので、耐久性を高め寿命
を延ばすという効果を奏する。
【0022】また第1実施例の燃料噴射弁は、駆動回路
5により、正または負の一定電圧を印加して、圧電装置
4の膨張および収縮の両振幅を利用するので、従来装置
の様に正側の片振幅のみを利用するものに比べ大振幅を
得ることが出来るとともに、同一の振幅に揃えるとすれ
ば圧電装置4の積層枚数を減らすことができ、軸長の短
い圧電装置の利用を可能とし、燃料噴射弁をコンパクト
にすることができるという効果を奏する。
【0023】(第2実施例)第2実施例の燃料噴射弁
は、図3に示すように第1実施例のコイルスプリング3
0と圧電装置4との位置関係を逆にしたもので、ニード
ル弁部材2を中空円筒体25で構成し、側壁に開口26
A、26Bを形成して、弁本体1の側壁を連結する連結
部16を介挿して、この連結部16と中空円筒体25の
開口部に螺装された蓋体26との間に中実多角柱体の圧
電装置42を介挿し、蓋体26と弁本体1の開口部に螺
装された蓋体17との端にコイルスプリング31を介挿
する点が第1実施例との主たる相違点である。
【0024】上記構成より成る第2実施例の燃料噴射弁
は、燃料を噴射しない時には、圧電装置42に電圧が印
加されていないので、コイルスプリング31の付勢力に
よりニードル弁部材2は軸方向左方に押圧されており、
噴射口12にインナバルブ20が当接している。
【0025】この状態において、圧電装置42に正の電
圧が印加されると、軸方向に膨張するので、コイルスプ
リング31の付勢力に抗してニードル弁部材2を軸方向
右方に押圧して、噴射口12からインナバルブ20が離
れ、燃料が噴射される。
【0026】上記作用を奏する第2実施例の燃料噴射弁
は、第1実施例と同様に中実の多角柱体の圧電素子より
成る圧電装置4を膨張もしくは収縮させるものであるた
め、内周面の傷が基因する亀裂の発生および破壊を防止
して耐久性を高め寿命を延ばすという効果を奏する。
【0027】また第2実施例の燃料噴射弁は、燃料噴射
時のみ圧電装置42に電圧を印加するとともに、圧電装
置42に電圧を印加しない状態で噴射弁を組み付けるも
のであるため、組み付けが容易であるという利点を有す
る。
【0028】なお、本第2実施例の燃料噴射弁は、圧電
装置42に負の電圧を印加した状態で噴射弁を組み付け
れば、第1実施例と同様に正負の両振幅を利用すること
ができるので、大振幅を得ることができる。
【0029】上述の実施例は、説明のために例示したも
ので、本発明としてはそれらに限定されるものでは無
く、特許請求の範囲、発明の詳細な説明および図面の記
載から当業者が認識することができる本発明の技術的思
想に反しない限り、変更および付加が可能である。
【0030】上記第1および第2実施例はいずれもスプ
リング部材と圧電装置とを直列に配設する例について一
例として述べたが、本発明はそれに限るものでは無く、
例えば図3において圧電装置42とニードル弁部材25
との間に同軸的にコイルスプリングを介挿して蓋体26
および17との間に介挿されるコイルスプリング31を
省略して、噴射弁の軸方向長さを短くする態様も採用可
能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の燃料噴射弁を示す縦断面
図である。
【図2】第1実施例の駆動回路を示すブロック図であ
る。
【図3】第2実施例の燃料噴射弁を示す縦断面図であ
る。
【図4】従来装置を示す縦断面図である。
【図5】従来装置の圧電装置を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 弁本体 2 ニードル弁部材 3 スプリング部材 4 圧電装置 5 駆動回路 6 EFIコンピュータ 11 小径部 11S 弁座部 11T 先端部 12 噴射口 13 大径部 14 燃料導入口 20 インナバルブ 21T T字部 21N 連結部 22 第2部材 22H 穴部 22P 貫通穴 23 第3部材 23P 突出部 23G 溝 23O Oリング 24、30 コイルスプリング 40 中実円筒体 41 スペーサ 51 DC−DCコンバータ 52、53 コンデンサ 54 切換スイッチ B バッテリ IG イグニッションスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山田 泰稔 愛知県刈谷市朝日町2丁目1番地 アイシ ン精機株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 先端に噴射口を有する弁本体と、 弁本体内に介挿され、噴射口を開閉するニードル弁部材
    と、 弁本体内に介挿され、ニードル弁部材を一方の方向に付
    勢するスプリング部材と、 弁本体内に介挿された中実筒状体の圧電素子から成り、
    スプリング部材の付勢方向とは反対の方向にニードル弁
    部材を押圧するとともに、印加電圧の制御により噴射口
    を開く方向にニードル弁部材を制御する圧電装置とから
    成ることを特徴とする燃料噴射弁。
JP15438793A 1993-05-31 1993-05-31 燃料噴射弁 Pending JPH06341358A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15438793A JPH06341358A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 燃料噴射弁
US08/249,991 US5482213A (en) 1993-05-31 1994-05-27 Fuel injection valve operated by expansion and contraction of piezoelectric element

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15438793A JPH06341358A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 燃料噴射弁

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