JPH06340656A - セレノキサンテン化合物 - Google Patents

セレノキサンテン化合物

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JPH06340656A
JPH06340656A JP6001814A JP181494A JPH06340656A JP H06340656 A JPH06340656 A JP H06340656A JP 6001814 A JP6001814 A JP 6001814A JP 181494 A JP181494 A JP 181494A JP H06340656 A JPH06340656 A JP H06340656A
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JP
Japan
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compound
benzoselenino
ethyl
carbon atoms
amino
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JP6001814A
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English (en)
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Ellen M Berman
エレン・エム・バーマン
H D Hollis Showalter
エイチ・デイー・ホリス・シヨウオールター
Vlad E Gregor
ブラツド・エドワード・グレゴー
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Warner Lambert Co LLC
Original Assignee
Warner Lambert Co LLC
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    • C07D517/02Heterocyclic compounds containing in the condensed system at least one hetero ring having selenium, tellurium, or halogen atoms as ring hetero atoms in which the condensed system contains two hetero rings
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61PSPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
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  • Plural Heterocyclic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 式 【化1】 (式中、R7、R8、R9およびR10は水素、ヒドロキシ
または1〜4個の炭素原子のアルコキシである)のセレ
ノキサンテン化合物。 【効果】 前記セレノキサンテン化合物に置換ヒドラジ
ンを反応させることにより抗菌剤、抗かび剤および抗腫
瘍剤として有用なベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕イ
ンダゾール化合物を製造することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は式
【化4】 (式中、R7、R8、R9およびR10は水素、ヒドロキシ
または1〜4個の炭素原子のアルコキシである)を有す
る新規なセレノキサンテン化合物に関するものである。
本発明の化合物は、抗菌剤、抗かび剤および抗腫瘍剤と
して有用なベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾ
ール化合物の合成中間体として有用である。
【0002】ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダ
ゾール環系は新規でありそして式
【化5】 によって示される。
【0003】一見地においては、本発明は、遊離塩基形
態の構造式(1)
【化6】 を有するベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾー
ル化合物およびその薬学的に許容し得る塩に関するもの
である。
【0004】式中、R7、R8、R9およびR10は水素、
ヒドロキシまたは1〜4個の炭素原子のアルコキシ(以
下低級アルコキシと称す)を示し、R2はANR′R″
〔式中Aは場合によってはヒドロキシルで置換されてい
てもよい2〜5個の炭素原子の直鎖状または有枝鎖状の
アルキレン鎖であり、R′およびR″は水素または場合
によってはヒドロキシルで置換されていてもよい1〜4
個の炭素原子の直鎖状または有枝鎖状のアルキルであり
そしてR′およびR″はまた一緒になって
【0005】
【化7】 (式中nおよびmはそれぞれ2〜3でありそしてBは直
接的な結合またはOまたはSまたはNR′′′でありそ
してR′′′は水素または場合によってはヒドロキシル
で置換されていてもよい1〜4個の炭素原子の直鎖状ま
たは有枝鎖状のアルキルである)を示す〕であり、そし
てR5はニトロ、NH2、NHR2またはNHR′′′′
〔式中、R′′′′は1〜4個の炭素原子のアシル、ク
ロロアセチル、
【0006】
【化8】 (式中RxおよびRyはそれぞれ水素または場合によって
はヒドロキシルで置換されていてもよい1〜4個の炭素
の直鎖状または有枝鎖状のアルキルでありそしてpは1
〜4である)または
【0007】
【化9】 である〕である。
【0008】上記の化合物(I)は、有機および無機酸
と薬学的に許容し得る塩を形成する。塩形成のための適
当な酸の例は、塩酸、硫酸、燐酸、酢酸、枸櫞酸、蓚
酸、マロン酸、サリチル酸、林檎酸、フマール酸、琥珀
酸、アスコルビン酸、マレイン酸、メタンスルホン酸、
イセチオン酸、乳酸、グルコン酸、グルクロン酸、スル
ファミン酸、安息香酸、酒石酸、パモイック酸(pamoic
acid)などである。塩は、在来の方法で遊離塩基形態
を望ましい酸の相当量と接触させることによって製造さ
れる。遊離塩基形態は、塩形態を塩基で処理することに
よって再生することができる。例えば塩基の希水溶液を
使用することができる。水酸化ナトリウム、炭酸カリウ
ム、アンモニアおよび重炭酸ナトリウムの希水溶液がこ
の目的に適している。遊離塩基形態は、極性溶剤中の溶
解度のようなある物理的性質においてそれぞれの塩形態
とは若干異なっているけれども、塩は本発明の目的に対
しては遊離塩基形態と均等である。本発明の化合物は、
未溶媒和形態ならびに水和形態を包含する溶媒和形態で
存在することができる。一般に、水、エタノールなどの
ような薬学的に許容し得る溶剤との溶媒和形態は、本発
明の目的に対して未溶媒和形態と均等である。本明細書
で使用されるハロゲンなる語は、弗素、塩素、臭素およ
び沃素を包含するよう企図するものである。
【0009】他の見地においては、本発明は構造式
(2)
【化10】 (式中、R2およびR5は前述した意義を有す)を有する
ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール化合物
およびその薬学的に許容し得る塩に関するものである。
【0010】他の見地においては、本発明は構造式
(3)
【化11】 (式中R2は前述した意義を有す)を有するベンゾセレ
ニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール化合物およびその
薬学的に許容し得る塩に関するものである。
【0011】他の見地においては、本発明は構造式
(4)
【化12】 (式中R2は前述した意義を有す)を有するベンゾセレ
ニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール化合物およびその
薬学的に許容し得る塩に関するものである。
【0012】他の実施態様においては、本発明は構造式
(5)
【化13】 (式中R2は前述した意義を有す)を有するベンゾセレ
ニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール化合物およびその
薬学的に許容し得る塩に関するものである。
【0013】他の実施態様においては、本発明は構造式
(6)
【化14】 (式中R2は前述した意義を有しそしてR9は低級アルコ
キシである)を有するベンゾセレニノ〔4,3,2−c
d〕インダゾール化合物およびその薬学的に許容し得る
塩に関するものである。
【0014】他の実施態様においては、本発明は構造式
(7)
【化15】 (式中R2は前述した意義を有しそしてR9は低級アルコ
キシである)を有するベンゾセレニノ〔4,3,2−c
d〕インダゾール化合物およびその薬学的に許容し得る
塩に関するものである。
【0015】他の実施態様においては、本発明は構造式
(8)
【化16】 (式中R2は前述した意義を有しそしてR9は低級アルコ
キシである)を有するベンゾセレニノ〔4,3,2−c
d〕インダゾール化合物およびその薬学的に許容し得る
塩に関するものである。
【0016】他の実施態様においては、本発明は構造式
(9)
【化17】 (式中R2およびR5は前述した意義を有す)を有するベ
ンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール化合物お
よびその薬学的に許容し得る塩に関するものである。
【0017】他の実施態様においては、本発明は、構造
式(10)
【化18】 (式中R2は前述した意義を有しそしてR8は低級アルコ
キシである)を有するベンゾセレニノ〔4,3,2−c
d〕インダゾール化合物およびその薬学的に許容し得る
塩に関するものである。
【0018】他の実施態様においては、本発明は、構造
式(11)
【化19】 (式中R2は前述した意義を有しそしてR8は低級アルコ
キシである)を有するベンゾセレニノ〔4,3,2−c
d〕インダゾール化合物およびその薬学的に許容し得る
塩に関するものである。
【0019】他の実施態様においては、本発明は、構造
式(12)
【化20】 (式中R2は前述した意義を有しそしてR8は低級アルコ
キシである)を有するベンゾセレニノ〔4,3,2−c
d〕インダゾール化合物およびその薬学的に許容し得る
塩に関するものである。
【0020】他の実施態様においては、本発明は構造式
(13)
【化21】 (式中R2およびR5は前述した意義を有す)を有するベ
ンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール化合物お
よびその薬学的に許容し得る塩に関するものである。
【0021】他の見地においては、本発明は、薬理学的
性質についてもっとも好適である化合物に関するもので
あってそしてこれらの化合物は次の通りである。 N,N−ジエチル−5−ニトロ−2H−〔1〕ベンゾセ
レニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール−2−エタンア
ミン 5−アミノ−N,N−ジエチル−2H−〔1〕ベンゾセ
レニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール−2−エタンア
ミン N−〔2−〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−2H−
〔1〕−ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾー
ル−5−イル〕−1,2−エタンジアミン N−〔2−〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−9−メト
キシ−2H−〔1〕−ベンゾセレニノ〔4,3,2−c
d〕インダゾール−5−イル〕エタンジアミン 2−〔〔2−〔〔2−〔2−(ジエチルアミン)エチ
ル〕−2H−〔1〕−ベンゾセレニノ〔4,3,2−c
d〕インダゾール−5−イル〕アミノ〕エチル〕アミ
ノ〕エタノール 2−〔〔2−〔5−〔〔2−〔(2−ヒドロキシエチ
ル)アミノ〕エチル〕アミノ〕−2H−〔1〕ベンゾセ
レニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール−2−イル〕エ
チル〕アミノ〕エタノール N,N−ジエチル−5−〔〔2−(ジエチルアミノ)エチ
ル〕アミノ〕−2H−〔1〕−ベンゾセレニノ〔4,3,
2−cd〕インダゾール−2−エタンアミン N−〔2−〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−2H−
〔1〕−ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾー
ル−5−イル〕−1,3−プロパンジアミン
【0022】5−〔(2−アミノエチル)アミノ〕−2
−〔2−(1−ピロリジニル)エチル〕−2H−〔1〕
−ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール 2−〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−5−ニトロ−
2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダ
ゾール−9−オール 2−〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−5−ニトロ−
2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダ
ゾール−8−オール 5−〔(2−アミノエチル)アミノ〕−2−〔2−(ジエ
チルアミノ)エチル〕−2H−〔1〕ベンゾセレニノ
〔4,3,2−cd〕インダゾール−9−オール 5−〔(2−アミノエチル)アミノ〕−2−〔2−(ジエ
チルアミノ)エチル〕−2H−〔1〕ベンゾセレニノ
〔4,3,2−cd〕インダゾール−8−オール 2−〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−5−〔〔2−
〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕エチル〕アミノ〕
−2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕イン
ダゾール−8−オール 2−〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−5−〔〔2−
〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕エチル〕アミノ〕
−2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕イン
ダゾール−9−オールおよびこれらの薬学的に許容し得
る塩。
【0023】本発明の化合物のあるものは、また、好適
な種類の化合物更に詳しくはR5がNO2またはNH2
示す構造式(1)の化合物および保護基を含有している
以下に記載する構造式(7)、(8)および(9)の化
合物のような化合物の製造における中間体としても有用
である。
【0024】本発明は、また、式(14)
【化22】 (式中、R7、R8、R9およびR10は、水素、ヒドロキ
シまたは1〜4個の炭素原子のアルコキシである)の新
規な中間体を包含する。好適な中間体は、また式(1
5)
【0025】
【化23】 (式中、R9は水素、ヒドロキシまたは1〜4個の炭素
原子のアルコキシである)の化合物を包含する。
【0026】一つの方法の見地においては、本発明は、
1−ハロ−4−ニトロ−9H−セレノキサンテン−9−
オンおよび構造式H2NNHR2を有するR2−置換ヒド
ラジンを反応せしめて構造式(1a)
【化24】 を有する化合物を製造する方法からなる。式中、R2
7、R8、R9およびR10は前述した意義を有す、反応
条件は広範囲に変化することができる。反応は、通常、
溶剤中において約25〜140℃の温度で実施される。
適当な溶剤は、キシレン、ピリジンまたはDMFであ
る。必要なヒドラジンは、適当なアルキルハライドXR
2(式中R2は前述した意義を有す)とヒドラジンとの反
応〔J. Med. Chem. 7巻403頁(1964年)〕または以下に
記載するような当該技術において知られている他の方法
によって製造される。
【0027】1−ハロ−4−ニトロ−9H−セレノキサ
ンテン−9−オンは、好適には五酸化燐およびメタンス
ルホン酸によるまたは五酸化燐およびヘキサメチルジシ
ロキサンによる相当する2−〔(5−クロロ−2−ニト
ロフェニル)セレノ〕安息香酸の環化によって製造され
る。この必要な安息香酸は、O−セレノシアノ安息香酸
と2,4−ジクロロニトロベンゼンとの反応によって製
造される。この方法は次の通り示される。
【0028】
【化25】
【0029】他の見地においては、本発明は、構造式
(1a)
【化26】 を有する化合物を還元にうけしめることによって構造式
(1b)
【化27】 を有する化合物を製造する方法からなる。式中R2
7、R8、R9およびR10は前述した意義を有す。還元
は、適当な手段によって好適にはメタノールまたは酢酸
のような溶剤中においてパラジウム/木炭触媒を使用し
て室温で水素添加することによって実施される。酢酸が
好適である。
【0030】他の見地においては、本発明は、構造式
(1b)
【化28】 を有する化合物を式XR2を有するハロアルキルアミン
と反応せしめることによって構造式(1c)
【0031】
【化29】 を有する化合物を製造する方法からなる。式中、R2
7、R8、R9およびR10は前述した意義を有しそして
Xはハロゲンである。R2が感受性基を含有する場合
は、これは、反応前に保護基によって適当に保護され
る。反応は溶剤の不存在下でまたはCHCl3またはD
MFのような適当な非反応性溶剤中で実施される。溶剤
の不存在下においては、反応温度は約150℃である。
溶剤を使用する場合は、還流温度例えば約60〜150
℃が使用される。Et3NまたはK2CO3のような塩基
を酸補集剤として使用することができるが、必ずしも必
要なことではない。
【0032】他の見地においては、本発明は、還流温度
例えば約65〜140℃で上記式(1b)を有する化合
物を適当に置換されたアルデヒドまたはアセタール、ケ
トンまたはケタールと反応せしめそして得られたシッフ
塩基を還元せしめることによって上記構造式(1c)を
有する化合物を製造する方法からなる。該反応におい
て、上記式中のR2、R7、R8、R9およびR10は前述し
た意義を有す。
【0033】一つの好適な実施態様においては、本発明
は、任意的に置換された1−クロロ−4−ニトロ−9H
−セレノキサンテン−9−オンおよびR2−置換ヒドラ
ジンを反応せしめてR5がニトロである構造式(1)を
有する化合物を形成させそしてもし必要ならば還元によ
って該化合物をR5がNH2である構造式(1)を有する
化合物に変換せしめそして更にもし必要ならば場合によ
っては感受性基を保護基で保護した後式XR2を有する
ハロアルキルアミンでアルキル化することによってまた
は場合によっては感受性基を保護基で保護した後式
R′′′′COOHのアシル化剤の反応性誘導体でモノ
アシル化せしめそしてアシル化生成物を還元せしめるこ
とによって該化合物をR5がNHR2である構造式(1)を
有する化合物に変換させそしてもし必要ならば保護基を
加水分解または還元によって除去しそして遊離塩基また
は酸付加塩形態の生成物を単離することからなる構造式
(1)
【0034】
【化30】 を有するベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾー
ル化合物の製法からなる。上記説明において、Xは塩素
または臭素でありそしてR2、R′′′′、R5、R7
8、R9およびR10は前述した意義を有す。
【0035】他の実施態様においては、本発明は、構造
【化31】 (式中、R7、R8、R9およびR10は水素、ヒドロキシ
ル、低級アルコキシ、またはベンジルオキシまたはp−
ハロまたはp−メトキシ置換ベンジロキシである)を有
する化合物を3−(β−ハロエチル)−2−オキサゾリ
ジノンと反応せしめて構造式
【0036】
【化32】 を有するオキサゾリジノン化合物を得そして後者の化合
物をアルカリ性加水分解にうけしめて構造式
【0037】
【化33】 を有する化合物を得、そしてもし必要ならば水素添加分
解によってベンジルオキシ基を除去しそして遊離塩基ま
たは酸付加塩形態の生成物を単離することによって遊離
塩基形態の構造式
【0038】
【化34】 を有するベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾー
ル化合物を製造する方法からなる。本発明は、また、R
7、R8、R9およびR10の1個またはそれ以上か、ベン
ジルオキシまたはアルコキシでありそしてベンジルオキ
シおよびアルコキシを水素添加分解または三臭化硼素に
よる処理によって除去する実施態様を企図する。
【0039】他の実施態様においては、本発明は構造式
(16)
【化35】 (式中、R2、R7、R8、R9、R10およびR′′′′は
前述した意義を有す)を有する化合物を還元にうけしめ
ることによって構造式(1c)
【0040】
【化36】 を有する化合物を製造する方法からなる。好適にはエー
テル、ジオキサン、THFまたはエチレングリコールジ
メチルエーテルのようなエーテル性溶剤中において適当
な還元剤を使用する。典型的にはLiAlH4が使用さ
れるが、他の還元剤例えばAlH3のようなアルミニウ
ム誘導体を使用することができる。
【0041】更に他の実施態様においては、本発明は、
構造式(15)
【化37】 (式中R9はヒドロキシまたは1〜4個の炭素原子のア
ルコキシでありそしてまたベンジルオキシまたはハロ−
またはメトキシ−置換ベンジロキシであってもよい)を
有する化合物を構造式H2NNHR2(式中R2は前述し
た意義を有す)を有する置換ヒドラジンと反応せしめる
ことによって構造式(6)
【0042】
【化38】 を有する化合物を製造する方法からなる。
【0043】更に他の実施化においては、本発明は、式
(6)
【化39】 (式中、R2は前述した意義を有しそしてR9はヒドロキ
シまたは1〜4個の炭素原子のアルコキシでありそして
またベンジロキシまたはハロ−またはメトキシ−置換ベ
ンジロキシであってもよい)を有する化合物を還元にう
けしめることによって構造式(7)
【0044】
【化40】 を有する化合物を製造する方法に関するものである。好
適には、還元は、メトキシ置換化合物に対しては触媒と
してPd/Cを使用してAcOH中でそしてベンジロキ
シ置換化合物に対しては触媒としてラネニッケルを使用
してMeOH中で実施される。
【0045】本発明は、また、構造式(7)
【化41】 (式中R2は前述した意義を有しそしてR9はヒドロキシ
または1〜4個の炭素原子のアルコキシでありそしてま
たベンジロキシまたはp−ハロ−またはp−メトキシ−
置換ベンジロキシであってもよい)を有する化合物をア
ルキル化することによって構造式(8)
【0046】
【化42】 を有する化合物を製造する方法からなる。
【0047】他の実施態様においては、本発明は構造式
(6)
【化43】 (式中R2は前述した意義を有しそしてR9は1〜4個の
炭素原子のアルコキシでありそしてまたベンジロキシま
たはp−ハロ−またはp−メトキシ−置換ベンジロキシ
であってもよい)を有する化合物から構造式(9)
【0048】
【化44】 (式中R2は前述した意義を有しそしてR5はニトロであ
る)を有する化合物を製造する方法からなる。変換は、
好適にはR9がアルコキシである化合物に対しては48
%HBrのような酸による加水分解によってまたはR9
がベンジロキシである化合物に対しては水素添加分解に
よって達成される。
【0049】更に他の実施態様においては、本発明は、
構造式(14)
【化45】 (式中R8はヒドロキシまたは1〜4個の炭素原子のア
ルコキシでありそしてまたベンジロキシまたはハロ−ま
たはメトキシ−置換ベンジロキシであってもよい)を有
する化合物を構造式H2NNHR2(式中R2は前述した
意義を有す)を有する置換ヒドラジンと反応せしめるこ
とによって構造式(10)
【0050】
【化46】 を有する化合物を製造する方法からなる。
【0051】更に他の実施態様においては、本発明は構
造式(10)
【化47】 (式中、R2は前述した意義を有しそしてR8はヒドロキ
シまたは1〜4個の炭素原子のアルコキシでありそして
またベンジロキシまたはハロ−またはメトキシ−置換ベ
ンジロキシであってもよい)を有する化合物を還元にう
けしめることによって構造式(11)
【0052】
【化48】 を有する化合物を製造する方法からなる。好適には、還
元はメトキシ置換化合物に対しては触媒としてPd/C
を使用してAcOH中でそしてベンジロキシ置換化合物
に対しては触媒としてラネーニッケルを使用してMeO
H中で実施される。
【0053】本発明は、また構造式(11)
【化49】 (式中、R2は前述した意義を有しそしてR8はヒドロキ
シまたは1〜4個の炭素原子のアルコキシでありそして
またベンジルオキシまたはp−ハロ−またはp−メトキ
シ−置換ベンジロキシであってもよい)を有する化合物
をアルキル化することによって構造式(12)
【0054】
【化50】 を有する化合物を製造する方法からなる。
【0055】他の実施態様においては、本発明は、構造
式(10)
【化51】 (式中R2は前述した意義を有しそしてR8は1〜4個の
炭素原子のアルコキシでありそしてまたベンジロキシま
たはp−ハロ−またはp−メトキシ−置換ベンジロキシ
であってもよい)を有する化合物から構造式(13)
【0056】
【化52】 (式中R5はニトロである)を有する化合物を製造する
方法からなる。変換は、好適には、R8がアルコキシで
ある化合物に対しては48%HBrのような酸で加水分
解することによってまたはR8がベンジロキシである化
合物に対しては水素添加分解によって達成される。
【0057】本発明の方法によって得られた化合物また
は生成物の精製は、何れかの適当な方法好適にはカラム
クロマトグフィー処理または結晶化によって達成され
る。組成物の見地においては、本発明は、薬学的に許容
し得る担体と組合せた構造式(1)を有する化合物およ
びその薬学的に許容し得る塩からなる薬学的組成物に関
するものである。
【0058】他の見地においては、本発明は薬学的に許
容し得る担体と組合せた構造式(2)を有する化合物お
よびその薬学的に許容し得る塩からなる薬学的組成物に
関するものである。他の見地においては、本発明は薬学
的に許容し得る担体と組合せた構造式(3)を有する化
合物およびその薬学的に許容し得る塩からなる薬学的組
成物に関するものである。他の薬学的見地においては、
本発明は薬学的に許容し得る担体と組合せた構造式
(7)を有する化合物およびその薬学的に許容し得る塩
からなる薬学的組成物に関するものである。
【0059】他の薬学的見地においては、本発明は、薬
学的に許容し得る担体と組合せた構造式
【化53】 を有する化合物およびその薬学的に許容し得る塩からな
る薬学的組成物に関するものである。
【0060】他の方法の見地においては、本発明は、薬
学的に許容し得る担体と組合せた構造式(7)を有する
化合物およびその薬学的に許容し得る塩の充分な量を治
療を必要とする哺乳動物に投与することからなる哺乳動
物の充実性腫瘍を治療する方法に関するものである。他
の方法の見地においては、本発明は、薬学的に許容し得
る担体と組合せた構造式(1)を有する化合物およびそ
の薬学的に許容し得る塩の充分な量を治療を必要とする
哺乳動物に投与することからなる哺乳動物の微生物感染
を治療する方法に関するものである。他の方法の見地に
おいては、本発明は、薬学的に許容し得る担体と組合せ
た構造式(1)を有する化合物およびその薬学的に許容
し得る塩の充分な量を治療を必要とする哺乳動物に投与
することからなる哺乳動物の白血病を治療する方法に関
するものである。
【0061】他の方法の見地においては、本発明は、薬
学的に許容し得る担体と組合せた構造式(2)を有する
化合物およびその薬学的に許容し得る塩の充分な量を治
療を必要とする哺乳動物に投与することからなる哺乳動
物の白血病を治療する方法に関するものである。他の方
法の見地においては、本発明は、薬学的に許容し得る担
体と組合せた構造式(1)を有する化合物およびその薬
学的に許容し得る塩の充分な量を治療を必要とする哺乳
動物に投与することからなる哺乳動物の充実性腫瘍を治
療する方法に関するものである。他の方法の見地におい
ては、本発明は、薬学的に許容し得る担体と組合せた構
造式(2)を有する化合物およびその薬学的に許容し得
る塩の充分な量を治療を必要とする哺乳動物に投与する
ことからなる哺乳動物の充実性腫瘍を治療する方法に関
するものである。
【0062】他の方法の見地においては、本発明は、薬
学的に許容し得る担体と組合せた構造式(7)を有する
化合物およびその薬学的に許容し得る塩の充分な量を治
療を必要とする哺乳動物に投与することからなる哺乳動
物の充実性腫瘍を治療する方法に関するものである。
【0063】本発明のベンゾセレニノ〔4,3,2−c
d〕インダゾール化合物は、ベージュ色〜黄色の範囲の
色を有している。これらの化合物は、一般に通常の大気
条件下で安定な結晶性の固体である。化合物は、典型的
に約100〜250℃の範囲の融点を有する。化合物
は、温血動物における細菌およびかび感染の治療に対す
る薬剤として有用である。本発明の代表的化合物の活性
度は、以下に記載する試験プロトコールによって確立さ
れた。抗菌剤および抗かび剤としての有用性のほかに、
本発明の化合物は、試験管内および生体内抗腫瘍活性を
示す。
【0064】試験プロトコール試験管内 一つの試験プロトコールは、5%胎児牛血清およびゲン
タマイシン(50μg/ml)を補充したRPMI 16
40中で生長せしめたネズミ白血病細菌株であるL 1
210細胞を使用する。薬剤希釈液を適当な溶剤中で製
造しそしてそれぞれの希釈液20μlを24−穴リンブ
ロ組織培養プレートに加え次で1ml当り3×104細胞
を含有する細胞分散液2.0mlを加える。溶剤および培
地対照をそれぞれの試験に包含せしめる。5%CO2
で37℃で3日間培養した後、それぞれの穴の内容物を
取出しそして細胞をZBIコールター計数器で計算す
る。生長%を対照に関して計算しそして薬剤活性度の程
度をLD50(モル/リットル)として示す。
【0065】更に他の試験プロトコールは、試験管内抗
菌抗かび(ABMF)試験である。化合物を、半自動化
ブロス希釈技術対微生物のパネルにおいて抗菌活性度に
ついて試験する。試験微生物は、5種のグラム−陰性
菌、7種のグラム−陽性菌、4種の酵母および2種のか
びを包含する。評価した化合物の濃度は0.46〜10
00μg/mlの範囲にある。ブロス希釈試験は、“抗微
生物感受性試験に対するもっとも定量的な方法”(シエ
リスおよびワシントン:1980年のワシントンの米国
微生物学学会レンネテE.H.編集臨床微生物学の手引4
46〜452頁)であるとみなされる。
【0066】希釈試験は、ブロス中の試験化合物の連続
希釈液を製造し、試験微生物を接種し次に接種した培地
を培養することによって遂行される。最低阻止濃度(M
IC)を、試験微生物の可視生長を与えない化合物の最
低濃度として測定する。便宜上、値を、3種のグラム−
陰性菌〔サンモネラ・チフィムリウム(Salmonella typ
himurium)、エシエリヒア・コリ(Escherichia coli)
およびブランハメラ・カタルハリス(Branhamella Cata
rrhalis)〕および2種のグラム−陽性菌〔ストレプト
コッカス・ニューモニアエ(Streptococcus pneumonia
e)およびストレプトコッカス・フェーカリス(Strepto
coccus faecalis)〕について記録する。
【0067】生体内 他の試験プロトコールは、生体内リンパ球白血病P38
8試験である。使用した動物は、雄または雌のCD21
マウスである。一試験群当り6または7匹の動物を使用
した。腫瘍移植は、リンパ球白血病P338の細胞を含
有する希腹水液の腹腔内注射によって行った。試験化合
物は、腫瘍接種後種々な投与量で連続して5日間毎日1
回腹腔内的に投与する。動物の体重を計りそして生存動
物を30日間規則的に記録する。もし与えられた投与量
においてすべての動物が薬剤のはじめの注射後4日前に
死亡した場合は、化合物は有毒であるとみなされる。試
験動物(T)/対照動物(C)に対する生存時間の比を
計算する。有効性の判断基準は、125より大なるまた
は125に等しい比T/C×100である。プロトコー
ルの包括的な論議についてはキャンサー・ヘモセラピー
・レポーツ(CancerChemotherapy Reports)3部、3巻
1頁(1972年)を参照されたい。これらの試験プロ
トコール操作は、本発明の代表的化合物について表1、
表2に示した結果を与える。
【0068】
【表1】
【0069】
【表2】
【0070】抗菌および抗かび剤として使用される場
合、本発明の化合物は広範囲な種々な局所、経口および
非経口使用形態で製造および投与することができる。当
該技術に精通せし者に明らかであるように、次の使用形
態は活性成分として1種またはそれ以上の式(1)の化
合物、これらの化合物の相当する薬学的に許容し得る塩
またはこのような化合物および(または)塩の混合物を
含有する。
【0071】本発明によって記載された化合物から薬学
的組成物を製造する場合、不活性の薬学的に許容し得る
担体は、固体または液体である。固体形態の製剤は、粉
剤、錠剤、分散性顆粒、カプセル、カシエーおよび坐剤
を包含する。固体担体は、希釈剤、風味剤、可溶化剤、
潤滑剤、懸濁剤、結合剤または錠剤崩壊剤としても作用
し得る1種またはそれ以上の物質である。それは、ま
た、封入物質であってもよい。粉剤においては、担体は
微細な活性化合物と混合される微細な固体である。錠剤
においては、活性化合物を適当な割合で必要な結合性を
有する担体と混合しそして所望の形状および大きさに圧
搾する。粉剤および錠剤は、好適には活性成分5または
10〜約70%を含有する。適当な固体担体は、炭酸マ
グネシウム、ステアリン酸マグネシウム、タルク、糖、
ラクヒーズ、ペクチン、デキストリン、殿粉、ゼラチ
ン、トラガントゴム、メチルセルローズ、ナトリウムカ
ルボキシメチルセルローズ、低融点ワックス、ココア・
バターなどである。“製剤”なる語は、活性成分(他の
担体とともにまたは他の担体なしに)が担体によって囲
まれそして活性成分が結果として担体と一緒になったカ
プセルを与える担体のような封入物質と活性化合物との
処方を包含するよう企図するものである。同様に、カシ
エーも包含される。錠剤、粉剤、カシエーおよびカプセ
ルは、経口投与に適した固体の使用形態として使用する
ことができる。
【0072】液状使用形態は、溶液、懸濁液および乳濁
液を包含する。例として、非経口的注射用の水または水
−プロピレングリコール溶液をあげることができる。液
状製剤は、また、ポリエチレングリコール水溶液中の溶
液として処方することもできる。経口的使用に適した水
溶液は、活性成分を水に溶解しそして所望に応じて適当
な着色剤、風味剤、安定剤および濃化剤を加えることに
よって製造することができる。経口的使用に適した水性
懸濁液は、微細な活性成分を粘稠な物質即ち天然または
合成ゴム、樹脂、メチルセルローズ、ナトリウムカルボ
キシメチルセルローズおよび他の公知の懸濁剤とともに
水中に分散することによって製造することができる。
【0073】局処製剤は、散布粉剤、クリーム、ローシ
ョン、ゲルおよび噴霧剤を包含する。これらの種々な局
処製剤は、公知の操作によって処方することができる。
例えば、USA、ペンシルバニア18042、イースト
ンのマック・パブリッシング・カンパニーのレミントン
のファーマシュウティカル・サイエンス(Pharmaceutic
al Sciences)43章(1970年14版)を参照され
たい。好適には、薬学的製剤は、単位使用形態にある。
このような形態においては、製剤は活性成分の適当な量
を含有する単位投与量に分割される。この単位使用形態
は、例えば包装された錠剤、カプセルおよびバイアルま
たアンプル中の粉末のような不連続の量の製剤を含有す
る包装された製剤であり得る。この単位使用形態は、ま
た、カプセル、カシエーまたは錠剤それ自体であっても
よいまたはそれはこれらの包装された形態の何れかの適
当な数であってもよい。
【0074】製剤の単位投与量中の活性化合物の量は、
特定の適用および活性成分の力価によって50〜500
mgに変化または調節することができる。抗菌および抗か
び剤としての治療的使用においては、本発明の薬学的方
法に使用される化合物は、1kg当り0.1〜50mgの初
期使用量で投与される。1kg当り約0.5〜10mgの投
与量範囲が好適である。しかしながら使用量は、患者の
必要条件、治療される病気の程度および使用される化合
物によって変化することができる。特定の状況下におけ
る適当な使用量の決定は、当該技術の精通の範囲にあ
る。一般に、治療は、化合物の最適の投与量より少ない
小使用量ではじめられる。その後、情況下における最適
の効果に達するまで使用量を小量ずつ増大させる。便宜
上、もし必要ならば全体の1日当りの使用量を分割しそ
して1日中少量ずつ投与することができる。
【0075】活性化合物は、また、非経口的または腹腔
内的に投与することもできる。遊離塩基または薬学的に
許容し得る塩としての活性化合物の溶液は、水中で好適
にはヒドロキシプロピルセルローズのような界面活性剤
と混合することによって製造することができる。分散液
は、また、グリセロール、液状ポリエチレングリコール
およびこれらの混合物および油中で製造することができ
る。通常の貯蔵および使用条件下において、これらの製
剤は、微生物の生長を防止するために防腐剤を含有す
る。
【0076】注射使用に適した薬学的形態は、滅菌した
水溶液または分散液および滅菌した注射用溶液または分
散液の既席製造のための滅菌粉末を包含する。すべての
場合において、薬学的形態は滅菌されていなければなら
ずそして容易に注射できる程度に流動性でなければなら
ない。それは、製造および貯蔵条件下で安定でなければ
ならずそして細菌およびかびのような微生物の不純化作
用に対して防止されていなければならない。担体は、例
えば水、エタノール、ポリオール(例えばグリセロー
ル、プロピレングリコールおよび液状ポリエチレングリ
コールなど)、N,N−ジメチルアセトアミド、これら
の適当な混合物および植物油を含有する溶剤または分散
媒質である。例えば、レシチンのような被覆の使用によ
って、分散液の場合の必要な粒子の大きさの維持によっ
ておよび界面活性剤の使用によって適当な流動性を維持
することができる。微生物の作用の防止は、種々な抗菌
および抗かび剤例えばパラベン、クロロブタノール、フ
ェノール、ソルビン酸、チメロサールなどによって行う
ことができる。多くの場合において、等張剤例えば糖ま
たは塩化ナトリウムを含有させることが好適である。注
射用組成物の延長された吸収は、組成物中に吸収遅延剤
例えばモノステアリン酸アルミニウムおよびゼラチンを
使用することによって行われる。
【0077】滅菌注射用溶液は適当な溶剤中において必
要な量の活性化合物を必要に応じて前述した種々な他の
成分と混合し次で濾過によって滅菌を達成することによ
って製造される。一般に、分散液は、種々な滅菌した活
性成分を、基分散媒質および前述した成分からの必要な
他の成分を含有する滅菌ベヒクルに混合することによっ
て製造される。滅菌注射用溶液の製造に使用される滅菌
粉末の場合においては、好適な製法は、予め滅菌−濾過
した溶液から活性成分および追加的な望ましい成分の粉
末を与える真空乾燥および凍結乾燥技術である。本明細
書中で使用される“薬学的に許容し得る担体”なる語
は、すべての溶剤、分散媒質、被膜、抗菌および抗かび
剤、等張剤および吸収遅延剤などを包含する。薬学的に
活性な物質に対するこのような媒質および剤の使用は、
当該技術において公知である。在来の媒質または剤が活
性成分と相容性でない場合を除いて、治療組成物におけ
るその使用が企図される。補助的な活性成分もまた組成
物中に混合することができる。
【0078】投与の容易さおよび使用量の一様性のため
に単位使用形態の非経口的組成物を処方することが特に
有利である。本明細書中に使用される単位使用形態は、
治療される哺乳動物に対する単位使用量として適した物
理的に不連続な単位を意味し、それぞれの単位は必要な
薬学的担体とともに望ましい治療効果を生ずるように計
算された活性物質の予定された量を含有している。本発
明の新規な単位使用形態の明細は、直接(a)活性物質
の特有の特性および達成されるべき特定の治療効果およ
び(b)本明細書中に詳述したような身体健康が害され
る病気を有する生きている患者の病気の治療のためにこ
のような活性物質を配合する場合の当該技術において固
有の制限によってきまってくる。
【0079】主たる活性成分は、有利且つ効果的な投与
のために有効な量で前述したような単位使用形態として
適当な薬学的に許容し得る担体と配合される。例えば、
単位使用形態は、約0.1〜500mgの範囲の量の主た
る活性化合物を含有する。約0.5〜250mgが好適で
ある。割合で示した場合、活性化合物は一般に担体1ml
当り約0.1〜500mgで存在する。補助活性成分を含
有する組成物の場合においては、使用量は、該成分の通
常の投与量および投与方法に関連して決定される。治療
される哺乳動物に対する1日当りの非経口的投与量は
0.1mg/kg〜100mg/kgの範囲にある。好適な1日
当りの使用量範囲は、0.3mg/kg〜10mg/kgであ
る。本発明および本発明を実施する最良の方法を、選択
された化合物およびその製造の好適な実施態様の以下の
例によって説明する。
【0080】実施例1 1−クロロ−4−ニトロ−9H−セレノキサンテン−9
−オン 80℃の五酸化燐32gおよびメタンスルホン酸320
gの撹拌溶液を、2−〔(5−クロロ−2−ニトロフェ
ニル)セレノ〕安息香酸16g(0.045モル)で処
理する。混合物を80℃で2時間撹拌し、25℃に冷却
しそして冷却水900mlに注加する。懸濁液を30分撹
拌しそして固体を濾過によって集め次に順次に水、5%
水性重炭酸ナトリウムおよび2−プロパノールで洗浄し
て融点189〜190℃の乾燥した生成物6.2gを得
る。このようにする代りに、1−クロロ−4−ニトロ−
9H−セレノキサンテン−9−オンは次のようにして製
造することができる。ジクロロメタン700ml中の五酸
化燐140gの懸濁液をヘキサメチルジシロキサン35
0mlと共に2時間還流する。溶液を真空濃縮して透明な
無色のシロップを得る。
【0081】このシロップ125gおよび追加的な五酸
化燐15.5gの混合物を210℃で加熱する。この機
械的に撹拌した懸濁液に2−〔(5−クロロ−2−ニト
ロフェニル)セレノ〕安息香酸4.75g(0.016モ
ル)を加える。15分後に、反応混合物を25℃に冷却
しそして氷冷6N水性塩酸に注加する。1時間撹拌した
後、金色の固体を集めそして70℃で13時間真空乾燥
して融点196〜197℃の乾燥した生成物4.47g
を得る。
【0082】2−〔(5−クロロ−2−ニトロフェニ
ル)セレノ〕安息香酸は次のようにして製造される。ア
ルゴン下の0℃の2−セレノシアノ安息香酸20g
(0.088モル)およびエタノール300mlの撹拌混
合物を、少量ずつ加える硼水素化ナトリウム13.5g
(0.36モル)で処理する。混合物を25℃で40分
撹拌しそしてエタノール50ml中の2,4−ジクロロニ
トロベンゼン17g(0.089モル)の溶液で滴加処
理する。混合物を15時間加熱還流し、0℃に冷却し、
更に硼水素化ナトリウム1.7g(0.045モル)で処
理しそして更に2時間還流する。冷却した混合物を1N
水性塩酸で酸性にし次に酢酸エチルで抽出する。合した
抽出液を濃縮して固体の残留物を得、これをアセトニト
リルから結晶化せしめて融点226〜228℃の生成物
26.3gを得る。
【0083】2−セレノシアノ安息香酸は以下のように
して製造される。2−ブロモ安息香酸ナトリウム塩5
4.7g(0.25モル)、N,N−ジメチルアセトアミ
ド中のナトリウムシアノセレネートの2.36モル溶液
105ml〔J. Org. Chem. 43巻1689頁(1978年)〕、銅
粉末200mg、およびN,N−ジメチルアセトアミド5
0mlの混合物を、窒素下150℃で4時間加熱する。熱
溶液を氷水450mlに注加する。水性混合物を濃塩酸3
0mlで酸性にし次にジクロロメタン100mlずつで3回
抽出する。合した抽出液を木炭で清浄化し次に窒素下に
おいて水300ml中の重炭酸ナトリウム28gの溶液と
ともに4時間撹拌する。水性層を木炭で清浄化し、冷却
しそして濃塩酸28mlで酸性にする。固体を集め、氷冷
水で洗浄し次に乾燥して融点170〜174℃の生成物
38.6gを得る。
【0084】実施例2 1−クロロ−7−メトキシ−4−ニトロ−9H−セレノ
キサンテン−9−オン ヘキサメチルジシロキサン/五酸化燐シロップ200g
および追加的な五酸化燐24gの混合物を210℃に加
熱する。この機械的に撹拌した懸濁液に、2−〔(5−
クロロ−2−ニトロフェニル)セレノ〕−5−メトキシ
安息香酸塩酸塩6.0g(0.015モル)を加える。2
0分後に、反応混合物を25℃に冷却しそして氷上に注
加する。3時間撹拌した後、オレンジ色の固体をセライ
R床上に集める。生成物をセライトR床と共に酢酸エチ
ル中で25℃で13時間撹拌する。混合物を濾過しそし
てセライトRを熱酢酸エチルで洗浄する。濾液を濃縮し
て明るいオレンジ色の固体を得、これをアセトニトリル
から再結晶して融点222〜224℃の乾燥した生成物
3.58gを得る。
【0085】2−〔(5−クロロ−2−ニトロフェニ
ル)セレノ〕−5−メトキシ安息香酸塩酸塩は次のよう
にして製造される。アルゴン雰囲気下0℃のエタノール
290ml中の2−セレノシアノ−5−メトキシ安息香酸
7.68g(0.030モル)および2,4−ジクロロニ
トロベンゼン6.90g(0.036モル)の撹拌混合物
を少量ずつ加えられる硼水素化ナトリウム3.42g
(0.090モル)で処理する。添加完了後に、反応混
合物を25℃に加温する。混合物を18時間加熱還流
し、冷却し、1N水性塩酸で酸性にしそして次に酢酸エ
チル中に抽出する。抽出液を濃縮して塩化水素0.10
当量との塩としてそして水0.13当量での溶媒和物と
して分析的に純粋な生成物9.8gを得る。融点194
〜196℃。
【0086】2−セレノシアノ−5−メトキシ安息香酸
は次のようにして製造される。2−ブロモ−5−メトキ
シ安息香酸ナトリウム塩〔J. Amer. Chem. Soc. 68巻15
99頁(1946年)〕15.0g(0.059モル)、N,N
−ジメチルアセトアミド225ml、カリウム、セレノシ
アネート11.10g(0.077モル)および銅粉0.
75gの混合物をアルゴン下150℃で4時間加熱す
る。反応混合物を冷却し、破砕氷上に注加しそして濃塩
酸25mlで酸性にする。沈殿を集めそしてジクロロメタ
ンおよびテトラヒドロフランの5:1(v/v)混合物
でスラリー化する。混合物を木炭とともに一夜撹拌す
る。セライトR床を通した濾過によって淡黄色の濾液を
得、これに水150ml中の重炭酸ナトリウム14gの溶
液を加える。アルゴン雰囲気下で数時間撹拌した後、有
機層を分離しそして飽和重炭酸ナトリウム水溶液で1回
抽出する。合した水溶液を破砕水で冷却しそして濃塩酸
で酸性にする。固体を集め、冷水で洗浄しそして乾燥し
て融点183〜186℃(分解)を有する生成物7.7
1gを得る。
【0087】実施例3 1−クロロ−6−ヒドロキシ−4−ニトロ−9H−セレ
ノキサンテン−9−オン 塩化アルミニウム(無水の粉末,2.34g)を、1,2
−ジクロロエタン25ml中の1−クロロ−6−メトキシ
−4−ニトロ−9H−セレノキサンテン−9−オン2.
16g(0.006モル)の懸濁液に加える。混合物を
75℃で1.5時間加熱し次に真空濃縮する。残留物を
濃塩酸50mlで25℃で6時間処理する。固体を集め、
水で洗浄しそして真空乾燥して水0.74当量で溶媒和
した生成物1.73gを得る。そのようにして得られた
生成物は、更に反応に使用するのに充分に純粋である。
【0088】1−クロロ−6−メトキシ−4−ニトロ−
9H−セレノキサンテン−9−オン 〔融点229〜232(分解)〕は、1−クロロ−7−
メトキシ−4−ニトロ−9H−セレノキサンテン−9−
オンの製造について記載した方法と同様な方法で製造さ
れる。必要な2−〔(5−クロロ−2−ニトロフェニ
ル)セレノ−4−メトキシ安息香酸は、同様に、2−セ
レノシアノ−4−メトキシ安息香酸および2,4−ジク
ロロニトロベンゼンのカップリングによって得られる。
2−ヨード−4−メトキシ安息香酸〔Coll. Czech. Che
m. Comm. 39巻3548頁(1974年)〕30.0gをカリウム
セレノシアネートで処理することによって、融点225
〜228℃(脱カルボキシル化)を有する2−セレノシ
アノ−4−メトキシ安息香酸21.13gが得られる。
【0089】1−(2−ヒドロジノエチル)ピロリジン 85%ヒドラジン水和物200g、水200ml、N−ク
ロロエチルピロリジン塩酸塩170gおよび炭酸カリウ
ム70gの混合物を、7時間沸騰還流せしめる。水酸化
ナトリウム(390g)を加えそして混合物をエーテル
で抽出する。エーテル抽出液を乾燥しそして蒸留して沸
点107〜111°(18.5mm)の標記化合物を得
る。
【0090】実施例4 N,N−ジエチル−5−ニトロ−2H−〔1〕ベンゾセ
レニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール−2−エタンア
ミン 1−クロロ−4−ニトロ−9H−セレノキサンテン−9
−オン6.2g(0.018モル)、N,N−ジメチルホ
ルムアミド90mlおよびジイソプロピルエチルアミン
9.6mlの氷冷溶液を2−(ジエチルアミノエチル)−
ヒドラジン〔J. Med. Chem. 7巻493頁(1964年)〕3.
3g(0.032モル)で5分滴加処理する。冷却浴を
10分後に取除きそして混合物を25℃で30分撹拌す
る。混合物を真空濃縮してオレンジ色の固体を得、これ
を熱プロパノールとともにすりつぶして塩化水素0.7
当量との塩としてそして水0.2当量での溶媒和物とし
て乾燥生成物7.0gを得る。融点246〜248℃。
【0091】実施例5 5−アミノ−N,N−ジエチル−2H−〔1〕ベンゾセ
レニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール−2−エタンア
ミン N,N−ジエチル−5−ニトロ−2H−〔1〕ベンゾセ
レニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール−2−エタンア
ミン塩酸塩1.5g(0.003モル)、20%パラジウ
ム付炭素60mgおよび酢酸9mlの混合物を大気圧下で1
8時間水素添加する。混合物を濾過しそして真空濃縮し
て固体の残留物を得る。2−プロパノール中の塩化水素
の溶液に溶解して塩化水素2.0当量との塩としてそし
て水0.4当量および2−プロパノール0.6当量での溶
媒和物として乾燥生成物1.4gを得る。融点262〜
264℃(分解)。
【0092】実施例6 N−〔2−〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−2H−
〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール
−5−イル〕−1,2−エタンジアミン 5−アミノ−N,N−ジエチル−2H−〔1〕ベンゾセ
レニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール−2−エタンジ
アミン3.7g(0.01モル)、2−ブロモエチルアミ
ン臭化水素酸塩5.9g(0.029モル)およびエタノ
ール25mlの混合物を10時間加熱還流する。更にブロ
モエチルアミン臭化水素酸塩(2.0g)を加えそして
溶液を38時間加熱還流し次に25℃に冷却する。固体
を集めそして冷エタノールで洗浄して臭化水素2.8当
量との塩として乾燥生成物3.5gを得る。融点268
〜270℃(分解)。
【0093】実施例7 N,N−ジエチル−5−〔〔2−(ジエチルアミノ)エ
チル〕アミノ〕−2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,
2−cd〕インダゾール−2−エタンアミン 5−アミノ−N,N−ジエチル−2H−〔1〕−ベンゾ
セレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール−2−エタン
アミン1.47g(0.004モル)、2−ジエチルアミ
ノエチルブロマイド臭化水素酸塩3.0g(0.02モ
ル)および無水エタノール25mlの混合物を24時間加
熱還流する。更に2−ジエチルアミノエチルブロマイド
臭化水素酸塩(3.0g)を次の64時間の間に少量ず
つ加える。88時間後に、反応混合物を0℃に冷却す
る。固体を集めそして冷エタノールで洗浄して乾燥した
粗生成物1.20gを得る。エタノール/2−プロパノ
ール(3/1)から再結晶せしめて臭化水素1.98当
量との塩としてそして水0.06当量での溶媒和物とし
て乾燥生成物1.1gを得る。融点243〜244℃
(分解)。
【0094】実施例8 N−〔2−〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−2H−
〔1〕−ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾー
ル−5−イル〕−1,3−プロパンジアミン 5−アミノ−N,N−ジエチル−2H−〔1〕ベンゾセ
レニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール−2−エタンア
ミン3.08g(0.008モル)、3−ブロモプロピル
アミン臭化水素酸塩5.26g(0.02モル)および無
水のエタノール50mlの混合物を24時間加熱還流す
る。更に2−ブロモプロピルアミン臭化水素酸塩(4.
5g)を次の40時間中に少量ずつ加える。64時間後
に、反応混合物を0℃に冷却する。固体を集めそして冷
エタノールで洗浄して乾燥粗生成物1.92gを得る。
エタノール/メタノール(1/1)から2回再結晶せし
めて臭化水素2.91当量との塩としてそして水1.9当
量での溶媒和物として乾燥した生成物0.375gを得
る。これは、高性能液体クロマトグラフィーによって8
7%純度である。融点255〜256℃(分解)。
【0095】実施例9 5−ニトロ−2−〔2−(1−ピロリジニル)エチル〕
−2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕イン
ダゾール塩酸塩 ジイソプロピルエチルアミン7mlとともにN,N−ジメ
チルホルムアミド50ml中の1−クロロ−4−ニトロ−
9H−セレノキサンテン−9−オン4.47g(0.01
3モル)の氷冷溶液を、1−(2−ヒドラジノエチル)
ピロリジン3.4gで滴加処理する。10分後に冷却浴
を除去しそして反応混合物を25℃で1時間撹拌する。
反応混合物を真空濃縮してオレンジ色の固体を得、これ
を沸騰2−プロパノールとともにすりつぶして水1.1
8当量および塩化水素0.81当量を有する塩として生
成物4.78gを得る。融点258〜262℃。
【0096】実施例10 5−アミノ−2−〔2−(1−ピロリジニル)エチル〕
−2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕イン
ダゾール塩酸塩 メタノール100mlおよび氷酢酸20ml中の5−ニトロ
−2−〔2−(1−ピロリジニル)エチル〕−2H−
〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール
塩酸塩3.09g(0.006モル)および20%パラジ
ウム付炭素0.250gの懸濁液を大気圧で13時間水
素添加する。混合物をセライトRを通して濾過しそして
真空濃縮してオレンジ色の固体を得る。この固体をn−
ヘプタンから数回蒸発して残留酢酸を除去する。得られ
た固体を温2−プロパノールに溶解しそして2−プロパ
ノール中の塩化水素の溶液で酸性にしてけば状の灰白色
の固体を得る。この固体を集めそして真空乾燥して塩化
水素1.94当量との塩としてそして水0.52当量での
溶媒和物として生成物2.99gを得る。融点>300
℃。
【0097】実施例11 5−〔(2−アミノエチル)アミノ〕−2−〔2−(1
−ピロリジニル)エチル〕−2H−〔1〕ベンゾセレニ
ノ〔4,3,2−cd〕インダゾール塩酸塩 メチルヒドラジン4.5mlとともにメタノール80ml中
の2−〔2−〔〔〔2−(1−ピロリジニル)エチル〕
−2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕イン
ダゾール−5−イル〕アミノ〕エチル〕−1−H−イソ
インドール−1,3(3H)−ジオン2.10g(0.0
03モル)の懸濁液を、アルゴン雰囲気下で17時間加
熱還流する。溶液を2−プロパノールから数回真空濃縮
しそして残留物をメタノールおよび2−プロパノールの
1:1混合物に溶解する。この溶液に、2−プロパノー
ル中の塩化水素の溶液(2−プロパノール10ml中塩化
水素1.22g)5mlを加える。得られた固体を沸騰2
−プロパノールとともにすりつぶして塩化水素2.74
当量との塩としてそして水0.61当量および2−プロ
パノール0.14当量での溶媒和物として生成物1.34
gを得る。融点265〜272℃(分解)。
【0098】2−〔2−〔〔〔2−(1−ピロリジニ
ル)エチル〕−2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2
−cd〕インダゾール−5−イル〕アミノ〕エチル−1
−H−イソインドール−1,3(2H)−ジオンは、以
下のようにして製造される。5−アミノ−2−〔2−
(1−ピロリジニル)エチル〕−2H−〔1〕ベンゾセ
レニノ〔4,3,2−cd〕インダゾールをN−(2−ブ
ロモエチル)フタルイミド2.39g(0.009モル)
に加えそして混合物をアルゴン雰囲気下で110℃で2
4時間加熱する。更にN−(2−ブロモエチル)フタル
イミド1.2gを加えそして加熱を更に6時間つづけ
る。反応混合物を室温に冷却しそしてジクロロメタンを
ジイソプロピルエチルアミン2.5mlとともに加える。
混合物をアルゴン下で10時間加熱還流する。25℃に
冷却した後、反応混合物を酢酸エチルでうすめそして飽
和水性重炭酸ナトリウムで2回洗浄する。有機部分を分
離し、硫酸ナトリウム上で乾燥し、濾過しそして濃縮し
て暗色の油を得る。5%ジクロロメタンの溶液を使用し
てシリカゲル上でクロマトグラフィー処理して、更に反
応に対して使用するのに充分に純粋であるホーム状固体
として生成物2.10gを得る。
【0099】実施例12 2−〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−5−ニトロ−
2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダ
ゾール−9−オール塩酸塩 1−クロロ−7−メトキシ−4−ニトロ−9H−セレノ
キサンテン−9−オン(3.49g,0.010モル)を
乾燥1,2−ジクロロエタン50mlに懸濁する。この混
合物に、粉末状塩化アルミニウム3.77g(0.028
モル)を加えそして懸濁液をアルゴン雰囲気中において
2.5時間加熱還流する。反応混合物を室温に冷却しそ
して真空蒸発して暗色の残留物を得る。この残留物をア
ルゴン下で濃塩酸100mlとともに15時間撹拌する。
固体を集め、冷水ですすぎ、温2−プロパノールととも
にすりつぶしそして70℃で真空乾燥して粗生成物4.
74gを得る。N,N−ジメチルホルムアミド5ml中の
粗製フェノール0.536g(0.015モル)の氷冷溶
液をジイソプロピルエチルアミン0.525mlとともに
2−(ジエチルアミノエチル)ヒドラジン0.350ml
で滴加処理する。10分後に冷却浴を除去しそして混合
物を25℃で2時間撹拌する。反応混合物を真空濃縮し
てオレンジ色の固体を得、これを沸騰2−プロパノール
とともにすりつぶして塩化水素0.45当量との塩とし
てそして水0.74当量での溶媒和物として乾燥生成物
0.527gを得る。融点247〜249℃(分解)。
【0100】実施例13 2−〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−5−ニトロ−
2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダ
ゾール−8−オール塩酸塩 ジイソプロピルエチルアミン0.85mlと一緒になった
N,N−ジメチルホルムアミド12ml中の1−クロロ−
6−ヒドロキシ−4−ニトロ−9H−セレノキサンテン
−9−オン1.59g(0.004モル)の氷冷溶液に、
2−(ジエチルアミノエチル)ヒドラジン0.85mlを
加える。冷却浴を除去しそして混合物を25℃で2.5
時間撹拌する。反応混合物を真空乾燥してオレンジ色の
固体を得る。この固体を沸騰2−プロパノールとともに
すりつぶしてオレンジ色の粉末を得、これを80℃で真
空乾燥して塩化水素1.0当量を有する塩として乾燥生
成物1.66gを得る。融点255〜257℃(分
解)。
【0101】実施例14 5−〔(2−アミノエチル)アミノ〕−2−〔2−(ジ
エチルアミノ)エチル〕−2H−〔1〕ベンゾセレニノ
〔4,3,2−cd〕インダゾール−9−オール三塩酸塩 メチルヒドラジン4.5mlとともにメタノール80ml中
の2−〔2〔〔〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−9
−ヒドロキシ−2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2
−cd〕インダゾール−5−イル〕アミノ〕エチル〕−
1−H−イソインドール−1,3(2H)−ジオン1.9
5g(0.003モル)の懸濁液を、アルゴン雰囲気中
で18時間加熱還流する。溶液を2−プロパノールから
数回真空濃縮しそして残留物をメタノールおよび2−プ
ロパノールの1:1(v/v)混合物に溶解する。この
溶液に、2−プロパノール中の塩化水素の溶液(2−プ
ロパノール10ml中の塩化水素1.22g)4mlを加え
る。淡黄色の固体を集め、そしてメタノールおよび2−
プロパノールから再結晶せしめて塩化水素3当量との塩
としてそして水0.30当量での溶媒和物として乾燥さ
れた生成物1.724gを得る。融点>260℃。
【0102】2−〔2−〔〔〔2−(ジエチルアミノ)
エチル〕−9−ヒドロキシ−2H−〔1〕ベンゾセレニ
ノ〔4,3,2−cd〕インダゾール−5−イル〕アミ
ノ〕エチル〕−1−H−イソインドール−1,3(2
H)−ジオンは次のようにして製造される。N,N−ジ
メチルホルムアミド100ml中の2−〔2−(ジエチル
アミノ)エチル〕−5−ニトロ−2H−〔1〕ベンゾセ
レニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール−9−オール塩
酸塩4.28g(0.009モル)および20%パラジウ
ム付炭素0.650gの懸濁液を、大気圧下で13時間
水素添加する。更に触媒0.25gを加えそして水素添
加を更に24時間つづける。混合物をセライトR床を通
して濾過しそして濾液を真空濃縮して暗オレンジ色〜褐
色の油4.74gを得る。この油にN−(2−ブロモエ
チル)フタルイミド2.67g(0.011モル)を加え
そして混合物をアルゴン下110℃の油浴中で20時間
加熱する。得られた固体に、1,2−ジクロロエタン2
00mlおよびジイソプロピルエチルアミン3.3mlを加
える。混合物をアルゴン雰囲気中で2時間加熱還流し、
更にジクロロメタンでうすめそして飽和重炭酸ナトリウ
ム水溶液で1回洗浄する。有機層を分離し、硫酸ナトリ
ウム上で乾燥し、濾過しそして濃縮して粗製固体を得
る。この固体をジクロロメタンに溶解しそしてメタノー
ルおよび1,2−ジクロロエタンの1:9(v/v)溶
液を使用してフロリシルの小カラムを通して濾過する。
流出液を濃縮しそして得られた固体を熱2−プロパノー
ルとともにすりつぶして乾燥した生成物1.98gを得
る。融点203〜205℃。
【0103】適当に置換された7,8,9または10−ヒ
ドロキシまたはメトキシ1−クロロ−4−ニトロ−9H
−セレノキサンテン−9−オンから出発して、例4に記
載したと同様な方法によって次の2−(アミノアルキ
ル)−5−(アミノアルキルアミノ)−2H−〔1〕ベ
ンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾールが製造さ
れる。 5−〔(2−アミノエチル)アミノ〕−2−〔2−(ジエ
チルアミノ)エチル〕−2H−〔1〕ベンゾセレニノ
〔4,3,2−cd〕インダゾール−8−オール、2−
〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−5−〔〔2−
〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕エチル〕アミノ〕
−2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕イン
ダゾール−8−オール、2−〔2−〔(2−ヒドロキシ
エチル)アミノ〕エチル〕−5−〔〔2−〔(2−ヒド
ロキシエチル)アミノ〕エチル〕アミノ〕−2H−
〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール
−8−オール、
【0104】5−〔(2−アミノエチル)アミノ〕−2−
〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−2H−〔1〕ベンゾ
セレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール−9−オー
ル、2−〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−5−
〔〔2−〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕エチル〕
アミノ〕−2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−c
d〕インダゾール−9−オール、2−〔2−〔(2−ヒ
ドロキシエチル)アミノ〕エチル〕−5−〔〔2−
〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕エチル〕アミノ〕
−2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕イン
ダゾール−9−オール、5−〔(3−アミノプロピル)
アミノ〕−2−〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−2
H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾ
ール−9−オール、5−〔(アミノエチル)アミノ〕−
2−〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−2H−〔1〕
ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール−10
−オール、
【0105】2−〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−
5−〔〔2−〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕エチ
ル〕アミノ〕−2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2
−cd〕インダゾール−10−オール、2−〔2−
〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕エチル〕−5−
〔〔2−(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕エチル〕ア
ミノ〕−2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−c
d〕インダゾール−10−オール、5−〔(2−アミノ
エチル)アミノ〕−2−〔2−(ジエチルアミノ)エチ
ル〕−2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−cd〕
インダゾール−7,8−ジオール、2−〔2−(ジエチ
ルアミノ)エチル〕−5−〔〔2−〔(2−ヒドロキシ
エチル)アミノ〕エチル〕アミノ〕−2H−〔1〕ベン
ゾセレニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール−7,8−
ジオール、
【0106】2−〔2−〔(2−ヒドロキシエチル)ア
ミノ〕エチル〕−5−〔〔2−〔(2−ヒドロキシエチ
ル)アミノ〕エチル〕アミノ〕−2H−〔1〕ベンゾセ
レニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール−7,8−ジオ
ール、5−〔(2−アミノエチル)アミノ〕−2−〔2
−(ジエチルアミノ)エチル〕−2H−〔1〕ベンゾセ
レニノ〔4,3,2−cd〕インダゾール−8,10−ジ
オール、2−〔2−(ジエチルアミノ)エチル〕−5−
〔〔2−〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕エチル〕
アミノ〕−2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−c
d〕インダゾール−8,10−ジオールおよび2−〔2
−〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕エチル〕−5−
〔〔2−〔(2−ヒドロキシエチル)アミノ〕エチル〕
アミノ〕−2H−〔1〕ベンゾセレニノ〔4,3,2−c
d〕インダゾール−8,10−ジオール。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 エイチ・デイー・ホリス・シヨウオールタ ー アメリカ合衆国ミシガン州(48103)アン アーバー.パトリシア900 (72)発明者 ブラツド・エドワード・グレゴー アメリカ合衆国ミシガン州(48105)アン アーバー.クラムプレイス2231−2

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式 【化1】 (式中、R7、R8、R9およびR10は水素、ヒドロキシ
    または1〜4個の炭素原子のアルコキシである)の化合
    物。
  2. 【請求項2】 式 【化2】 (式中、Rは前記の意義を有する)の請求項1の化合
    物。
  3. 【請求項3】 式 【化3】 (式中、R8は前記の意義を有する)の請求項1の化合
    物。
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