JPH06340260A - 入換標識装置 - Google Patents

入換標識装置

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JPH06340260A
JPH06340260A JP13078393A JP13078393A JPH06340260A JP H06340260 A JPH06340260 A JP H06340260A JP 13078393 A JP13078393 A JP 13078393A JP 13078393 A JP13078393 A JP 13078393A JP H06340260 A JPH06340260 A JP H06340260A
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Kazuo Ishikawa
一男 石川
Atsushi Nishijima
淳 西島
Mitsumasa Kenmoku
光正 見目
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East Japan Railway Co
Sankosha Co Ltd
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East Japan Railway Co
Sankosha Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 通信プロトコルを規定した通信回線の利用に
より配線構造を簡素化し、しかも子局より受信した表示
指令の表示異常,線路表示指令入力の入力異常、或いは
子局異常を親局にて監視する。 【構成】 親局Aの符号変換器2により、車輌入換の線
路表示内容を直列符号に変換し、これを通信端末4,5
によるデータ相互通信で子局Bに伝送する。伝送された
直列符号は、文字変換回路6により線路表示の表記用文
字のデータに変換され、線路表示器7の表示面に線路表
示内容が文字によって表示される。また、子局への入力
異常、或いは表示異常が親局に通知され、監視表示器3
に表示される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄道信号の入換標識装
置、特に車輌が入線すべき線路を番号表示する入換標識
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の入換標識装置は、信号電球を使用
した表示部と、連動装置からの制御信号を信号電球の点
灯に必要な電気信号に変換する制御部との2ブロックか
らなり、それぞれのブロックが線路わきのコンクリート
柱等に設置されていた。
【0003】ところで、表示部には、文字あるいは数字
の0〜9を表示するために多数の信号電球がマトリック
ス状に組込まれている。これらを実際に工事する場合、
例えば、30本の入線線路があるときには、2個の信号
電球を組合せて、入線線路の番号を1〜30まで表示す
ることとなり、表示部と制御部とを結ぶケーブルには少
なくとも電球の個数以上の50芯程度の太いケーブルを
用いる必要があった。
【0004】さらに、連動装置から制御部に延びた制御
線も同様に、各信号電球による番号表示を切り替える分
だけの数を必要としていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述したように連動装
置と制御部間、及び制御部と表示部間の接続には、多芯
の太いケーブルが必要であり、しかも、この多芯ケーブ
ルを長い距離に渡って引き回して配線するため、配線が
厄介であり、また多芯ケーブル及び制御部の設置に必要
な十分のスペースを線路わきに確保しなければならなか
った。
【0006】信号用の設備では、故障発生は許されず、
万一故障した場合でも安全側に動作するいわゆるフェー
ルセーフ性が要求される。従来においても、連動装置か
らの信号をもって直接入換標識の表示を切り替えるよう
になっていたが、その信号に対する遠隔地での表示部の
応答状態を連動装置側に返送する手段が講じられておら
ず、連動装置側において、装置の異常、例えば入力異
常,表示異常,信号電球の断線,多芯ケーブルの異常等
を判定することは難しかった。
【0007】本発明の目的は、通信プロトコルを規定し
た通信回線の利用により配線構造を簡素化し、しかも遠
隔地の線路表示器の異常を容易に判定できる入換標識装
置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明に係る入換標識装置は、親局と子局とを有
し、両局間は通信端末を介して通信ケーブルで接続さ
れ、通信プロトコルによる直列符号の伝送方式を用いて
2局間でデータの相互通信を行い、親局より子局に指令
を発し、子局からの応答を親局に表示して、子局への入
力異常或いは子局の異常の有無を親局にて監視する入換
標識装置であって、親局は、信号機器室に設置され、符
号変換器と監視表示器とを有し、符号変換器は、車輌入
換の線路表示指令入力を直列符号に変換して通信端末に
出力し、さらに子局からデータ伝送された直列符号によ
る受信内容を線路表示信号と比較してその時の状態を監
視表示器に出力するものであり、監視表示器は、子局よ
り受信した表示指令の表示異常,線路表示指令入力の親
局への入力異常、或いは子局異常を表示するものであ
り、子局は、車輌入換を行う構内に設置され、文字変換
回路と、線路表示器と、断線検出回路と、内部異常検出
回路とを有し、文字変換回路は、親局から送信された線
路表示指令入力の直列符号を文字パターンデータに変換
してそのデータを線路表示器と断線検出回路と内部異常
検出回路とに出力するものであり、線路表示器は、縦横
にドットマトリックス状に配列された複数のLEDチッ
プを有し、文字パターンデータ或いは内部異常検出回路
の出力に基づき、LEDチップを選択的に点灯させて親
局からの指令による線路表示文字又は表示異常文字(停
止記号)を表示し、実際に点灯した表示文字を構成する
LEDチップの位置のデータを断線検出回路と、内部異
常検出回路とに出力するものであり、断線検出回路は、
文字パターンデータによって指定された文字の構成に要
するLEDチップの指定位置と、線路表示器から出力さ
れたLEDチップの点灯位置とを比較し、前記指定位置
と点灯位置とが異なるときにはこれをLEDチップに断
線有として表示異常を通信端末に出力するものであり、
内部異常検出回路は、前記LEDチップの指定数と点灯
数とを比較するとともに、その差が予め定めた数以上の
とき、その他子局の内部異常発生を検知し、線路表示不
能のときに表示異常を線路表示器及び通信端末に出力す
るものである。
【0009】
【作用】車輌の入換線路の表示内容は、親局の符号変換
器により通信プロトコルに必要な直列符号に変換され、
通信端末により2芯の通信ケーブルを介して子局に伝送
される。子局に伝送された線路表示内容は、子局の文字
変換回路により線路表示を文字で表記するのに必要な文
字パターンデータに変換される。子局の線路表示器は、
変換された文字パターンデータに基づいて、表示面に線
路表示内容を文字で表示する。
【0010】一方、親局では、線路表示内容の子局への
入力異常、或いは子局内部の異常を監視する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図により説明す
る。図1は、本発明の一実施例を示すブロック図、図2
は、表示素子を示す図である。
【0012】図1において、本発明は、親局Aと子局B
とからなる。親局Aは、信号機器室に設置されており、
子局Bは車輌入換を行う構内、例えば線路の分岐点近傍
に設置されている。
【0013】親局Aは符号変換器2,監視表示器3,通
信端末4を有している。
【0014】一方、子局Bは、図示しない入換信号機と
一ユニットとして設置され、通信端末5と、文字変換回
路6と、線路表示器7と、断線検出回路8と、内部異常
検出回路9とを有している。
【0015】信号機器室に設置された連動装置1は、場
内の入換信号機の表示を入換情報に基づいて変更し、そ
の変更された入換線路の表示情報を親局Aの符号変換器
2に出力するものである。
【0016】符号変換器2は、連動装置1の出力した車
輌入線の線路表示内容を直列符号に変換して親局通信端
末4に出力し、データ伝送された直列符号による受信内
容を線路表示信号と比較してその時の状態を監視表示器
3に出力するものである。変換された直列符号は、通信
端末間での通信プロトコルにより親局と子局との間で伝
送される。
【0017】監視表示器3は、子局より受信した表示指
令の表示異常,線路表示指令入力の親局への入力異常、
或いは子局の異常を表示するものである。
【0018】親局通信端末4と複数の子局通信端末5と
は、2芯の通信ケーブル10を介して結線され、後述の
通信プロトコルを用いてデータ相互通信を行う。
【0019】また、子局Bの文字変換回路6は、子局通
信端末5で受信した直列符号のデータを文字パターンに
変換し、その文字パターンデータをLED表示器7と断
線検出回路8と内部異常検出回路9とに出力するもので
ある。
【0020】文字パターンデータは、線路表示内容の表
記用文字をLED表示器7の表示面に表示するための指
令信号である。
【0021】線路表示器7は、図2に示すようにプリン
ト基板11上に複数のLEDチップ12を縦横にドット
マトリックス状に配列したものである。線路表示器7
は、文字パターンデータ或いは内部異常検出回路9の出
力に基づき、ドットマトリックス状のLEDチップ12
を選択的に点灯することにより、親局からの指令による
線路表示文字、或いは内部異常検出回路9の指令による
異常表示文字を表示面に表示するものである。
【0022】断線検出回路8は、文字パターンデータに
よって指定された文字の構成に要するLEDチップ12
の点灯位置と、線路表示器7から出力されたLEDチッ
プ12の点灯位置とを比較して、指定位置と点灯位置と
が異なるときには、LEDチップ12の断線有として表
示異常を通信端末に出力するものである。
【0023】内部異常検出回路9は、前記LEDチップ
の指定数と点灯数とを比較するとともに、その差が予め
定めた数以上のとき、その他通信端末5,文字変換回路
6,断線検出回路8の異常発生を検出し、線路表示不能
のときに異常表示信号をLED表示器7及び通信端末に
出力する。
【0024】以下、図3に示す通信プロトコルを参照し
て本発明の動作について説明する。通信プロトコルは、
フェールセーフ性を実現するために図3に示すように構
成してある。すなわち、親局通信端末4は、ENQ信号
を通信ケーブル10を介して子局通信端末5に出力し、
通信プロトコルにより子局通信端末5に応答することを
促す。子局通信端末5は、ACK信号を親局通信端末4
に出力する。
【0025】次に親局通信端末4は、子局通信端末5か
らのANK信号を確認して、符号変換器2からの直列符
号データをTEXT信号として子局通信端末5に向けて
出力する。子局通信端末5は、TEXT信号を受信した
場合にACK信号を出力する。
【0026】上記通信プロトコル動作中に、親局通信端
末4は、子局通信端末5の応答動作がなかったり、エラ
ー情報が検出された場合、子局通信端末5に対して3回
までのリトライを行う。この結果、子局通信端末5が応
答しなかった場合に、親局よりの表示内容の子局への入
力異常が生じたとして監視表示器3に異常表示を行う。
【0027】また、内部異常検出回路9は、内部CPU
の暴走、或いは通信ケーブル10の事故等により子局通
信端末5が未接続の場合に、線路表示器7の表示を異常
表示に強制的に切替える。また、内部異常検出回路9
は、通信回線が回復し親局及び子局通信端末4,5の間
が通信可能な状態となった場合に線路表示器7の異常表
示を解除する。
【0028】正常通信、又は通信が復旧した場合には、
子局通信端末5は、親局通信端末4からの直列符号デー
タを文字変換回路6に出力する。
【0029】文字変換回路6は、子局通信端末5からの
直列符号データを文字パターンデータに変換し、LED
表示器7と断線検出回路8と内部異常検出回路9とに出
力する。
【0030】線路表示器7は、文字変換回路6の出力し
た文字パターンデータに基づいてドットマトリックス状
のLEDチップ12を選択して点灯し、表示面に線路表
示を表記する文字を表示する。
【0031】一方、断線検出回路8は、文字パターンデ
ータによって指定された文字の構成に必要なLEDチッ
プの指定位置と、線路表示器7から出力されたLEDチ
ップの点灯位置を比較し、指定位置と点灯位置とが異な
るときには、LEDチップに断線有として表示異常を通
信端末に出力する。
【0032】また、内部異常検出回路9は、文字パター
ンデータによって指定された文字の構成に要するLED
チップの指定数と、線路表示器7から出力されたLED
チップ12の点灯数とを比較し、その差が予め定められ
た数以上のときに線路表示器7に異常信号を出力する。
この異常信号の出力に伴って、線路表示器7の表示は、
線路表示から異常表示に切替る。また、内部異常検出回
路9からの異常信号は、通信端末4,5により親局Aに
伝送され、監視表示器3に表示される。
【0033】また、内部異常検出回路9は、通信端末
5,文字変換回路6及び断線検出回路8の動作を監視
し、これらに異常が発生したときに、異常信号を出力す
る。この異常信号の出力に伴って、線路表示器7の表示
は、線路表示から異常表示に切替る。また、内部異常検
出回路9からの異常信号は、通信端末4,5により親局
Aに伝送され、表示器3に表示される。
【0034】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、車
輌入換の線路表示内容は、親局の符号変換器により直列
符号に変換されて、子局に伝送され、子局の文字変換回
路により文字パターンに復元して表示するため、親局と
子局の間は2芯の通信ケーブルによる簡素化された配線
構造により接続され、配線接続作業を容易に行うことが
できる。しかも、親局と子局の間には、2芯の通信ケー
ブルのみを配線するだけで済み、従来のように大型の制
御部及び多芯ケーブルを設置する場合に比べて線路わき
の設置スペースを小さくできる。
【0035】さらに、親局よりの線路表示内容の子局へ
の入力異常,子局の異常は、親局に逐次報告されるた
め、遠隔地での表示異常を親局で常時監視することがで
き、保守性を向上できる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】本発明の入換標識装置に用いた線路表示器を示
す正面図である。
【図3】フェールセーフを考慮した通信プロトコルを示
す構成図である。
【符号の説明】
A 親局 B 子局 1 連動装置 2 符号変換器 3 監視表示器 4 親局通信端末 5 子局通信端末 6 文字変換回路 7 線路表示器 8 断線検出回路 9 内部異常検出回路 10 2芯通信ケーブル 12 LEDチップ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 親局と子局とを有し、両局間は通信端末
    を介して通信ケーブルで接続され、通信プロトコルによ
    る直列符号の伝送方式を用いて2局間でデータの相互通
    信を行い、親局より子局に指令を発し、子局からの応答
    を親局に表示して、子局への入力異常或いは子局の異常
    の有無を親局にて監視する入換標識装置であって、 親局は、信号機器室に設置され、符号変換器と監視表示
    器とを有し、 符号変換器は、車輌入換の線路表示指令入力を直列符号
    に変換して通信端末に出力し、さらに子局からデータ伝
    送された直列符号による受信内容を線路表示信号と比較
    してその時の状態を監視表示器に出力するものであり、 監視表示器は、子局より受信した表示指令の表示異常,
    線路表示指令入力の入力異常、或いは子局異常を表示す
    るものであり、 子局は、車輌入換を行う構内に設置され、文字変換回路
    と、線路表示器と、断線検出回路と、内部異常検出回路
    とを有し、 文字変換回路は、親局から送信された線路表示指令入力
    の直列符号を文字パターンデータに変換してそのデータ
    を線路表示器と断線検出回路と内部異常検出回路とに出
    力するものであり、 線路表示器は、縦横にドットマトリックス状に配列され
    た複数のLEDチップを有し、文字パターンデータ或い
    は内部異常検出回路の出力に基づき、LEDチップを選
    択的に点灯させて親局からの指令による線路表示文字又
    は表示異常文字を表示し、実際に点灯した表示文字を構
    成するLEDチップの位置のデータを断線検出回路と、
    内部異常検出回路とに出力するものであり、 断線検出回路は、文字パターンデータによって指定され
    た文字の構成に要するLEDチップの指定位置と、線路
    表示器から出力されたLEDチップの点灯位置とを比較
    し、前記指定位置と点灯位置とが異なるときにはこれを
    LEDチップに断線有として表示異常を通信端末に出力
    するものであり、 内部異常検出回路は、前記LEDチップの指定数と点灯
    数とを比較するとともに、その差が予め定めた数以上の
    とき、その他子局の内部異常発生を検知し、線路表示不
    能のときに表示異常を線路表示器及び通信端末に出力す
    るものであることを特徴とする入換標識装置。
JP13078393A 1993-06-01 1993-06-01 入換標識装置 Expired - Lifetime JP3378928B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101159178B1 (ko) * 2011-05-13 2012-06-22 한국철도공사 일체형 입환표지 장치
JP2012126295A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Sankosha Co Ltd 進路表示装置とその制御方法

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012126295A (ja) * 2010-12-16 2012-07-05 Sankosha Co Ltd 進路表示装置とその制御方法
KR101159178B1 (ko) * 2011-05-13 2012-06-22 한국철도공사 일체형 입환표지 장치

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