JPH0634001B2 - 内燃機関のクランク角検出装置 - Google Patents

内燃機関のクランク角検出装置

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JPH0634001B2 JP15569189A JP15569189A JPH0634001B2 JP H0634001 B2 JPH0634001 B2 JP H0634001B2 JP 15569189 A JP15569189 A JP 15569189A JP 15569189 A JP15569189 A JP 15569189A JP H0634001 B2 JPH0634001 B2 JP H0634001B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は内燃機関のクランク角検出装置に関し、特に機
関始動時における検出精度を向上した装置に関する。
〈従来の技術〉 従来から、燃料供給時期や点火時期などを電子制御する
よう構成された内燃機関においては、クランク角検出装
置を備え、これによって検出されるクランク角位置に基
づいて各種機関制御時期をコントロールするようにして
いる(特開昭59−155540号公報等参照)。
クランク角検出装置としては、例えば、機関回転に同期
して回転するシグナルプレートの同一円周上に、クラン
ク軸の基準角度位置(例えば4気筒では、 180゜間隔に
4か所)に対応させてスリットを形成し、このシグナル
プレートを挟んで一方に光源を、他方に検出部を設け、
スリットを通過した光を検出部で検出することにより、
スリット通過光を検出したときにハイレベルとなり、シ
グナルプレートにより光が遮断されたときにローレベル
となる検出信号を出力するよう構成した光学式のクラン
ク角センサがある。
そして、このようなクランク角センサから出力される検
出信号の立ち上がりが、検出したい基準角度位置相当と
なるように設定し、スライスレベルとの比較によって検
出信号の立ち上がりを判別して、クランク軸の基準角度
位置が検出されるようにしている。
かかる基準角度位置の検出を受けて行われる機関制御と
しては、例えば第8図に示すように、基準角度位置が検
出されたときに燃料噴射弁等による燃料供給を開始する
燃料供給開始時期の制御がある。第8図に示す例では、
機関が始動されると、最初の検出信号の立ち上がりで所
定時間の燃料噴射が開始され、その次の立ち上がりでは
燃料供給を行わず、2回目の立ち上がりで再び燃料が供
給されるようになっており、以後、検出信号の2回の立
ち上がりに対して1回だけ燃料供給が行われる。
〈発明が解決しようとする課題〉 ところで、機関の停止状態において、クランク角センサ
からの検出信号がハイレベルになっているときに、機関
を始動させるためのスタータモータ(セルモータ)の駆
動によって大きな電圧降下が発生すると、かかる始動用
の電源とクランク角センサの電源とが共通であるため
に、第9図に示すように、この電圧降下の影響を受けて
クランク角センサの検出信号もクランク角とは無関係に
降下してしまい、この電圧降下による信号レベルの低下
が復帰したときに、正常時の検出の立ち上がりと区別で
きないために、基準角度位置が検出された状態となって
しまう。
このようにして、基準角度位置が誤検出されると、前述
のように基準角度位置毎に燃料供給する構成のもので
は、余分な燃料が供給されることになり、機関始動時の
燃料供給精度が悪化して始動性が低下するという問題が
ある。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、機関始
動時における電圧降下によって基準角度位置が誤検出さ
れることを回避して、機関始動時における機関制御性を
向上させることを目的とする。
〈課題を解決するための手段〉 そのため、本発明では、第1図に示すように、機関クラ
ンク軸の角度位置に応じた光の選択的な通過・遮断に基
づき基準角度位置毎に立ち上がる検出信号を出力する手
段であって、機関始動に用いられる電源を電源とする光
学式クランク角検出手段と、前記検出信号と所定のスラ
イスレベルとを比較することにより検出信号の立ち上が
りを判別して前記基準角度位置を検出する基準角度位置
検出手段と、機関の停止状態において前記光学式クラン
ク角検出手段から出力された検出信号がハイレベルであ
るときに機関始動から所定期間だけ前記基準角度位置検
出手段による基準角度位置の検出を無効にする所定期間
無効処理手段と、を含んでクランク角検出装置を構成し
た。
また、第2図に示すように、機関クランク軸の角度位置
に応じた光の選択的な通過・遮断に基づき基準角度位置
毎に立ち上がる検出信号を出力する光学式クランク角検
出手段と、前記検出信号と所定のスライスレベルとを比
較することにより検出信号の立ち上がりを判別して前記
基準角度位置を検出する基準角度位置検出手段と、機関
始動に用いられる電源と共通である前記光学式クランク
角検出手段の電源における電圧を検出する電源電圧検出
手段と、機関の停止状態において前記光学式クランク角
検出手段から出力された検出信号がハイレベルで、か
つ、機関回転中に検出された電源電圧が所定値以下であ
るときに前記基準角度位置検出手段による基準角度位置
の検出を無効にする電圧低下時無効処理手段と、を含ん
でクランク角検出装置を構成しても良い。
〈作用〉 かかる構成によると、光学式クランク角検出手段がクラ
ンク軸の基準角度位置毎に立ち上がる検出信号を出力
し、基準角度位置検出手段がこの検出信号と所定のスラ
イスレベルとを比較して検出信号の立ち上がりを判別し
前記基準角度位置を検出する。
一方、所定期間無効処理手段は、機関の停止状態におい
て検出信号がハイレベルであるときに、機関始動から所
定期間だけ基準角度位置検出手段による基準角度位置の
検出を無効にし、基準角度位置検出手段により検出信号
の立ち上がりが検出されても、前記所定期間、換言すれ
ば、始動直後で立ち上がりの誤検出の可能性があるとき
には、かかる立ち上がりに基づく燃料供給制御等の各種
制御及び演算がキャンセルされるようにする。
また、前述のように始動から所定期間だけ立ち上がり検
出を無効にする代わりに、電圧低下時無効処理手段は、
電源電圧検出手段で検出した光学式クランク角検出手段
の電源(始動用電源と共通の電源)電圧が機関回転中に
所定値以下で、かつ、機関の停止状態において検出信号
がハイレベルであったときに、基準角度位置検出手段に
よる基準角度位置の検出を無効にする。即ち、機関停止
状態における検出信号がハイレベルであるときには、そ
の後の機関回転中において電源電圧が所定値以下に低下
したときには、立ち上がりを誤検出する可能性が大であ
るから、検出信号の立ち上がりが検出されても、この電
圧低下時の立ち上がり検出に基づく燃料供給制御等の各
種制御及び演算がキャンセルされるようにした。
〈実施例〉 以下に本発明の実施例を説明する。
一実施例を示す第3図において、機関1には、エアクリ
ーナ2から吸気ダクト3,スロットル弁4及び吸気マニ
ホールド5を介して空気が吸入される。吸気マニホール
ド5のブランチ部には、各気筒毎に燃料噴射弁6が設け
られている。燃料噴射弁6は、ソレノイドに通電されて
開弁し、通電されて閉弁する電磁式燃料噴射弁であっ
て、後述するコントロールユニット12からの駆動パルス
信号により通電されて開弁し、図示しない燃料ポンプか
ら圧送されてプレッシャレギュレータにより所定の圧力
に調整された燃料を噴射供給する。
機関1の燃焼室には、点火栓7が設けられていて、これ
により花火点火して混合気を着火燃焼させる。そして、
機関1からは、排気マニホールド8,排気ダクト9,三
元触媒10及びマフラー11を介して排気が排出される。
コントロールユニット12は、CPU,ROM,RAM,
A/D変換器及び入出力インタフェイスを含んで構成さ
れるマイクロコンピュータを備え、各種センサからの入
力信号を受け、後述の如く演算処理して、燃料噴射弁6
の作動を制御する。
前記各種のセンサとしては、吸気ダクト3中に熱線式或
いはフラップ式のエアフローメータ13が設けられてい
て、吸入空気流量Qに応じた電圧信号を出力する。
また、光学式クランク角センサ(光学式クランク角検出
手段)14が設けられていて、4気筒機関の場合、180゜
毎(例えば各気筒の吸気BTD90゜等の基準角度位置毎)
に立ち上がる基準角度信号REF(検出信号)を出力す
る。
更に、機関1のウォータジャケットの冷却水温度Twを
検出する水温センサ15等が設けられている。また、排気
マニホールド8の集合部に酸素センサ16が設けられ、排
気中の酸素濃度を介して機関1に吸入される混合気の空
燃比を検出する。
コントロールユニット12には、その動作電源としてまた
電源電圧Vの検出のためバッテリ17がイグニッション
スイッチ(IG/SW)18を介して接続されていると共
に、図示しないスタータモータの駆動を制御するスター
トスイッチ(START/SW)19のON・OFF信号
が入力される。尚、前記バッテリ17は、スタータモータ
の電源であると共に、前記光学式クランク角センサ14の
電源でもある。
ここで、コントロールユニット12は、クランク角センサ
14から出力される基準角度信号REF(検出信号)と所
定のスライスレベルとを比較することにより、基準角度
位置における検出信号の立ち上がりを検出する。そし
て、前記立ち上がりの周期に基づいて算出される機関回
転速度Nと吸入空気流量Qとに基づいて基本燃料噴射量
Tpを演算し、この基本燃料噴射量Tpを冷却水温度T
wや排気中酸素濃度等に基づいて補正して最終的な燃料
噴射量Tiを演算し、前記基準角度信号REFの立ち上
がりを基準とする所定の噴射タイミングにおいて、前記
燃料噴射量Tiに相当するパルス巾の駆動パルス信号を
各燃料噴射弁6毎に出力する。
また、スタートスイッチ19により判別される機関1の始
動状態においては、主に冷却水温度Twに基づいて設定
される始動時用燃料噴射量Tistに相当するパルス巾の
駆動パルス信号を、基準角度信号REFの立ち上がり検
出の2回に1回の割合で全燃料噴射弁6に同時出力する
よう構成されている。
次に本発明にかかるクランク角検出装置の実施例を第4
図〜第6図のフローチャートに示すルーチンに従って説
明する。尚、本実施例において、基準角度位置検出手
段,所定期間無効処理手段,電源電圧検出手段,電圧低
下時無効処理手段としての機能は、前記第4図〜第6図
のフローチャートに示すように、コントロールユニット
12が備えている。
第4図のフローチャートに示すルーチンは、本発明にか
かるクランク角検出装置の第1実施例を示すものであ
り、まず、ステップ1(図中ではS1としてある。以下
同様)では、イグニッションスイッチ18のON・OFF
を判別し、ONであるときには、ステップ2において機
関1が回転中であるか否かを判別し、イグニッションス
イッチ18がOFFであればそのまま本ルーチンを終了さ
せる。
ステップ2で機関1が回転していると判別されたときに
は、機関停止状態における基準角度信号REFのレベル
を判断できないから本ルーチをそのまま終了させるが、
停止中であるときにはステップ3へ進んで基準角度信号
REFのレベルを判断する。
ステップ3で基準角度信号REFがハイレベルであると
判別されたとき、即ち、光学式クランク角センサ14にお
いて、発光素子の光りが受光素子に照射される位置関係
で機関が停止しているときには、ステップ4へ進んでパ
ルス信号の立ち上がり検出をマスク処理して無効とする
時間Tを決定するための基本時間TMVB を、バッテリ
17の電圧Vに基づいて予め設定したマップから参照し
て求める。ここで、求められる基本時間TMVBは、バッ
テリ17の電圧Vが低くスタータモータの駆動による電
圧降下時間が長くなるときほど長い時間が設定されるよ
うにしてある。
また、次のステップ5は、前記基本時間TMVBは冷却水
温度Twに応じて補正するための補正値TMTW を、冷却
水温度Twの検出値に基づいてマップから参照して求
め、この補正値TMTW によって始動に時間を要する冷機
時ほど前記マスク処理時間Tが長く設定されるように
する。
そして、ステップ6では、基本時間TMVB に補正値T
MTW を乗算して最終的なマスク処理時間Tを演算す
る。
ステップ7では、スタートスイッチ19のON・OFFを
判別し、スタートスイッチ19がONされたときにステッ
プ8へ進む。
ステップ8では、スタートスイッチ19がONされてから
前記マスク処理時間Tが経過するまでは、クランク角
センサ14からの基準角度信号REFを強制的にハイレベ
ルに維持させるか、又は、スライスレベルとの比較によ
り検出した基準角度信号REFの立ち上がりが無視され
るようにして、前記マスク処理時間T内では基準角度
信号REFの立ち上がり検出を無効にする。従って、前
記マスク処理時間T内でスライスレベルを前後する基
準角度信号REFのレベル変化があっても、その変化に
ついては無かったものとされることになる。
即ち、基準角度信号REFがハイレベルの状態でスター
トスイッチ19がONされてスタータモータが駆動される
と、第7図に示すように電圧Vが低下して、この電圧
低下に伴う基準角度信号REFのレベル低下が正常な基
準角度信号REFの変化と誤検出されて、本実施例の場
合であれば、燃料噴射が誤った基準角度位置でなされる
ことになってしまう。このため、始動前の電圧Vと冷
却水温度Twとに基づいて電圧低下が予測される時間T
を求め、この時間T内における基準角度位置の検出
に基づいて各種制御や演算が行われないようにしたもの
であり、電圧低下によって基準角度位置が誤検出されな
いので、始動時の燃料制御性が確保され、始動性が向上
する。
上記第4図のフローチャートに示すルーチンでは、始動
から所定時間だけ基準角度信号REFの立ち上がりを無
効にする例であったが、始動時からの時間管理ではなく
立ち上がりの回数に基づく始動からの所定期間だけ立ち
上がり検出を無効とする処理を行っても良い。
かかる第2実施例を第5図のフローチャートに示すルー
チンに従って説明する。
ここで、ステップ11〜ステップ13における処理は、第4
図のフローチャートにおけるステップ1〜ステップ3と
同様であるから説明を省略する。
そこで、機関停止中において基準角度信号REF(検出
パルス信号)がハイレベルであると判別されてステップ
14へ進むと、ステップ14では、冷却水温度Twに基づい
て基準角度信号REFの立ち上がり検出を始動時からキ
ャンセルする(無効にする)回数Cを設定する。
そして、ステップ15でスタートスイッチ19がONされた
ことが検出されると、ステップ16では基準角度信号RE
Fの立ち上がり検出があったか否かを判別する。
ここで、立ち上がり検出が有ると、ステップ17へ進んで
カウンタcnt を1アップし、次のステップ18で1アップ
したカウンタcnt が前記ステップ14設定したキャンセル
回数C以下であるか否かを判別する。
カウンタcnt がキャンセル回数C以下であるときには、
ステップ19へ進んで今回の立ち上がり検出をキャンセル
して、立ち上がり検出が無かったものとし再びステップ
16へ戻る(第7図参照)。そして、立ち上がりをキャン
セルした回数がキャンセル回数Cを越えると、ステップ
20へ進んでカウンタcnt をゼロリセットしてから本ルー
チンを終了させ、その後の立ち上がり検出に関しては何
らの無効処理が施されることなく機関制御に用いられる
ようにする。
従って、この第5図のフローチャートに示す制御例にお
いても、始動時のスタータモータの駆動によって電源電
圧が低下して、基準角度信号REFのレベル低下が発生
しても、このレベル低下の復帰時における立ち上がり検
出が無効とされるので、基準角度位置検出時に行われる
燃料供給が誤制御されることを回避できる。
以上説明した第4図及び第5図に示す例では、いずれも
始動時から所定期間内における基準角度信号REFの立
ち上がりを無効とする処理を行ったが、第6図のフロー
チャートに示すように、バッテリ17の電圧Vを直接観
察して、基準角度信号REFの立ち上がり検出の無効処
理を行うようにしても良い。
第6図のフローチャートに示すルーチンにおいて、機関
1の停止状態における基準角度信号REFがハイレベル
であることが判別されると(ステップ31〜ステップ3
3)、ステップ34へ進んでフラグFに1をセットし、一
方、停止状態で基準角度信号REFがローレベルである
ときにはステップ35でフラグFにゼロをセットし、前記
フラグFによって機関停止状態における基準角度信号R
EFのレベルが判別できるようにする。
そして、機関1が回転すると、今度はステップ32からス
テップ36へ進み、前記フラグFの判別を行う。フラグF
がゼロであれば、立ち上がり検出の無効処理を行うこと
なく、本ルーチンをそのまま終了させるが、フラグFが
1であるときにはスタータモータの駆動による電圧低下
によりクランク角センサ14の検出信号の立ち上がりが誤
検出されることがあるので、ステップ37へ進む。
ステップ37では、バッテリ17の電圧Vと所定電圧VBS
とを比較し(第7図参照)、V<VBSであるときには
この電圧低下に伴って基準角度信号REFのレベルも一
時的に低下して、基準角度位置が誤検出される惧れがあ
るので、ステップ38へ進んで立ち上がり検出がマスクさ
れて無効となるようにする。
従って、本実施例によれば、機関始動時にスタータモー
タの駆動によって電圧Vが低下したときには、そのと
きの立ち上がり検出については無効扱いされることにな
り、スタータモータの駆動によって電圧低下が発生して
も、始動時の燃料制御性が悪化することを防止できる。
尚、本実施例では、基準角度信号REFの立ち上がり検
出に基づいて燃料供給時期が制御されるものについて述
べたが、点火時期制御等の他の機関制御に用いても良
い。
〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明によると、クランク軸の基
準角度位置で立ち上がる検出信号を出力する光学式クラ
ンク角検出手段の電源と始動用電源とが共通である機関
において、機関停止状態において検出信号のレベルがハ
イレベルであったときには、始動から所定期間だけ立ち
上がり検出を無効にするよう構成したので、始動時にお
けるスタータモータの駆動による電圧降下に伴って検出
信号のレベルが変化したときの検出信号の立ち上がりを
基準として各種機関制御がなされることを回避でき、始
動時における燃料供給制御性等が向上する。
また、機関停止状態における検出信号がハイレベルであ
り、機関回転中における電源電圧が所定値以下であると
きに検出信号の立ち上がり検出を無効にすることによ
り、検出信号のレベル変化が予測される電圧降下時に立
ち上がりが誤検出されることを防止でき、同様に機関始
動時の機関制御性が向上する。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はそれぞれ本発明の構成を示すブロッ
ク図、第3図は本発明の一実施例を示すシステム概略
図、第4図〜第6図はそれぞれクランク角検出制御の実
施例を示すフローチャート、第7図は前記第4図〜第6
図それぞれに示す制御内容の特性を示すタイムチャー
ト、第8図は始動時の燃料供給制御の一例を示すタイム
チャート、第9図は従来の検出装置における問題点を説
明するためのタイムチャートである。 1……機関、12……コントロールユニット 14……クランク角センサ、17……バッテリ 18……イグニッションスイッチ、19……スタータスイッ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】機関クランク軸の角度位置に応じた光の選
    択的な通過・遮断に基づき基準角度位置毎に立ち上がる
    検出信号を出力する手段であって、機関始動に用いられ
    る電源を電源とする光学式クランク角検出手段と、 前記検出信号と所定のスライスレベルとを比較すること
    により検出信号の立ち上がりを判別して前記基準角度位
    置を検出する基準角度位置検出手段と、 機関の停止状態において前記光学式クランク角検出手段
    から出力された検出信号がハイレベルであるときに機関
    始動から所定期間だけ前記基準角度位置検出手段による
    基準角度位置の検出を無効にする所定期間無効処理手段
    と、 を含んで構成したことを特徴とする内燃機関のクランク
    角検出装置。
  2. 【請求項2】機関クランク軸の角度位置に応じた光の選
    択的な通過・遮断に基づき基準角度位置毎に立ち上がる
    検出信号を出力する光学式クランク角検出手段と、 前記検出信号と所定のスライスレベルとを比較すること
    により検出信号の立ち上がりを判別して前記基準角度位
    置を検出する基準角度位置検出手段と、 機関始動に用いられる電源と共通である前記光学式クラ
    ンク角検出手段の電源における電圧を検出する電源電圧
    検出手段と、 機関の停止状態において前記光学式クランク角検出手段
    から出力された検出信号がハイレベルで、かつ、機関回
    転中に検出された電源電圧が所定値以下であるときに前
    記基準角度位置検出手段による基準角度位置の検出を無
    効にする電圧低下時無効処理手段と、 を含んで構成したことを特徴とする内燃機関のクランク
    角検出装置。
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