JPH06339759A - 連続鋳造設備用気水冷却装置 - Google Patents
連続鋳造設備用気水冷却装置Info
- Publication number
- JPH06339759A JPH06339759A JP13044893A JP13044893A JPH06339759A JP H06339759 A JPH06339759 A JP H06339759A JP 13044893 A JP13044893 A JP 13044893A JP 13044893 A JP13044893 A JP 13044893A JP H06339759 A JPH06339759 A JP H06339759A
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- JP
- Japan
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- air
- water
- amount
- cooling
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 連続鋳造設備の鋳片の気水冷却において、エ
アー量の遠隔制御を不要にし、広範囲の鋳片冷却能を有
する気水冷却装置を提供するものである。 【構成】 エアー圧力一定で低水量噴霧領域では高エア
ー量噴霧、高水量噴霧領域では低エアー量噴霧となる気
水ノズルをヘッダー内に設置し、これに接続した水系配
管ルート内には流量調整弁、エアー系配管ルート内には
自立式減圧弁を設置する。各冷却ループではエアー圧力
の設定は遠隔制御を行わず、水量制御のみ遠隔で行い気
水量の設定ができるようにした。
アー量の遠隔制御を不要にし、広範囲の鋳片冷却能を有
する気水冷却装置を提供するものである。 【構成】 エアー圧力一定で低水量噴霧領域では高エア
ー量噴霧、高水量噴霧領域では低エアー量噴霧となる気
水ノズルをヘッダー内に設置し、これに接続した水系配
管ルート内には流量調整弁、エアー系配管ルート内には
自立式減圧弁を設置する。各冷却ループではエアー圧力
の設定は遠隔制御を行わず、水量制御のみ遠隔で行い気
水量の設定ができるようにした。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、連続鋳造設備における
気水冷却装置に関する。
気水冷却装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】連続鋳造設備の気水冷却装置において
は、気水ノズルによって水とエアーを混合し鋳片表面に
ミスト状の噴霧を行い、水量とエアー配分により冷却能
を広範囲に制御できる。低冷却能にするには低水量高エ
アー量、高冷却能にするには高水量低エアー量とするこ
とにより、これが可能となる。
は、気水ノズルによって水とエアーを混合し鋳片表面に
ミスト状の噴霧を行い、水量とエアー配分により冷却能
を広範囲に制御できる。低冷却能にするには低水量高エ
アー量、高冷却能にするには高水量低エアー量とするこ
とにより、これが可能となる。
【０００３】低水量高エアー量の鋳片緩冷却を行う場合
ヘッド（高さ）差を有して鋳造方向に設置した気水ノズ
ルの噴霧水量バランスを均一にするためには、気水ノズ
ルの噴霧特性上、高いヘッド位置に設置した気水ノズル
ほど低いヘッドに設置した気水ノズルより少ないエアー
量を供給する必要がある。このため、低水量噴霧領域で
は、ヘッド差分の水量アンバランスを補正するため、そ
れぞれのヘッダー毎に設けられた気水ノズルに異なる量
のエアーを配分する必要があり、最上段の気水ノズルで
も噴霧に必要な最低エアー量を供給するためヘッダート
ータルには多量のエアーを供給する必要がある。
ヘッド（高さ）差を有して鋳造方向に設置した気水ノズ
ルの噴霧水量バランスを均一にするためには、気水ノズ
ルの噴霧特性上、高いヘッド位置に設置した気水ノズル
ほど低いヘッドに設置した気水ノズルより少ないエアー
量を供給する必要がある。このため、低水量噴霧領域で
は、ヘッド差分の水量アンバランスを補正するため、そ
れぞれのヘッダー毎に設けられた気水ノズルに異なる量
のエアーを配分する必要があり、最上段の気水ノズルで
も噴霧に必要な最低エアー量を供給するためヘッダート
ータルには多量のエアーを供給する必要がある。
【０００４】一方、高水量噴霧の強冷却領域において
は、エアー量の多寡による冷却効果は水量のそれによる
影響に比し小さい。また、気水ノズルの水ヘッダー内水
圧が増大するためヘッド差による噴霧水量アンバランス
は減少し水量に応じた高エアー量を必要としない。
は、エアー量の多寡による冷却効果は水量のそれによる
影響に比し小さい。また、気水ノズルの水ヘッダー内水
圧が増大するためヘッド差による噴霧水量アンバランス
は減少し水量に応じた高エアー量を必要としない。
【０００５】このように、従来、連続鋳造設備の気水冷
却装置においては、広範囲冷却能の鋳片冷却を行うこと
ができるが気水ノズルの水量バランスを均一にするため
には、エアー系配管ルート内に遠隔操作式の圧力調整弁
もしくは、遠隔操作式の流量調整弁を設置し、各冷却ル
ープの水量に応じたエアー量の遠隔制御が必要であっ
た。
却装置においては、広範囲冷却能の鋳片冷却を行うこと
ができるが気水ノズルの水量バランスを均一にするため
には、エアー系配管ルート内に遠隔操作式の圧力調整弁
もしくは、遠隔操作式の流量調整弁を設置し、各冷却ル
ープの水量に応じたエアー量の遠隔制御が必要であっ
た。
【０００６】このため、気水冷却を行う場合、前記の如
くエアー系配管ルート内に遠隔操作式圧力調整弁（図３
の１１参照）もしくは、遠隔操作式流量調整弁を設置す
ると共に、電気および制御配線工事を要し、しかも制御
システムは水量に応じたエアー量を設定できる制御パラ
メータの入力が必要なため複雑になっていた。
くエアー系配管ルート内に遠隔操作式圧力調整弁（図３
の１１参照）もしくは、遠隔操作式流量調整弁を設置す
ると共に、電気および制御配線工事を要し、しかも制御
システムは水量に応じたエアー量を設定できる制御パラ
メータの入力が必要なため複雑になっていた。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な事情に着目してなされたもので エアーの設定を行わずに水量制御のみで広範囲冷却能
の鋳片冷却を可能にする。 エアー系配管ルート内の遠隔操作式圧力調整弁もしく
は、遠隔操作式流量調整弁とその配線工事を不要とし、
しかも水量制御に応じて必要なエアー量の設定を行う制
御パラメータの入力を不要にする。ことができる気水冷
却装置を提供することにある。
な事情に着目してなされたもので エアーの設定を行わずに水量制御のみで広範囲冷却能
の鋳片冷却を可能にする。 エアー系配管ルート内の遠隔操作式圧力調整弁もしく
は、遠隔操作式流量調整弁とその配線工事を不要とし、
しかも水量制御に応じて必要なエアー量の設定を行う制
御パラメータの入力を不要にする。ことができる気水冷
却装置を提供することにある。
【０００８】
【課題を解決するための手段】連続鋳造設備の気水冷却
装置において、エアー圧力一定にて水量を変化させたと
き、低水量噴霧領域では高エアー量噴霧となり、高水量
噴霧領域では低エアー量噴霧となる噴霧特性を有する気
水ノズルを設け、水系配管ルート内に遠隔操作式の流量
調整弁、エアー系配管ルート内に自力式減圧弁を設置
し、各冷却ループの水量制御を遠隔制御で行うことを特
徴とする。
装置において、エアー圧力一定にて水量を変化させたと
き、低水量噴霧領域では高エアー量噴霧となり、高水量
噴霧領域では低エアー量噴霧となる噴霧特性を有する気
水ノズルを設け、水系配管ルート内に遠隔操作式の流量
調整弁、エアー系配管ルート内に自力式減圧弁を設置
し、各冷却ループの水量制御を遠隔制御で行うことを特
徴とする。
【０００９】
【作用】本発明は、エアー圧力を一定とし水量変更する
場合、低水量では高エアー量、高水量では低エアー量に
変化するようなＰ−Ｑ特性を有する気水ノズルとし、エ
アー系配管ルート内に自力式減圧弁を設置し、一定エア
ー圧力に自力制御することにより、水量変更時、各水量
に応じた適正なエアー量制御ができる。
場合、低水量では高エアー量、高水量では低エアー量に
変化するようなＰ−Ｑ特性を有する気水ノズルとし、エ
アー系配管ルート内に自力式減圧弁を設置し、一定エア
ー圧力に自力制御することにより、水量変更時、各水量
に応じた適正なエアー量制御ができる。
【００１０】
【実施例】以下、本発明を図１に基づいて説明する。気
水冷却は水１をストレーナ２、遮断弁３、流量計４、流
量調整弁５を介して、エアー９は遮断弁３、自力式減圧
弁８を介して、それぞれ気水ノズル７に供給し、気水ノ
ズルにて水とエアーを混合して、鋳片に噴射する冷却方
法である。水は鋳造条件に応じて遠隔制御の流量調整弁
５によって流量制御を行い、エアーは初期に自力式減圧
弁８にて圧力を設定しておけばよく、水量を変化させた
時にも気水ノズルのＰ−Ｑ特性から鋳片冷却に適正な冷
却が可能になる。図２に本発明の気水ノズルのＰ−Ｑ特
性図を示す。
水冷却は水１をストレーナ２、遮断弁３、流量計４、流
量調整弁５を介して、エアー９は遮断弁３、自力式減圧
弁８を介して、それぞれ気水ノズル７に供給し、気水ノ
ズルにて水とエアーを混合して、鋳片に噴射する冷却方
法である。水は鋳造条件に応じて遠隔制御の流量調整弁
５によって流量制御を行い、エアーは初期に自力式減圧
弁８にて圧力を設定しておけばよく、水量を変化させた
時にも気水ノズルのＰ−Ｑ特性から鋳片冷却に適正な冷
却が可能になる。図２に本発明の気水ノズルのＰ−Ｑ特
性図を示す。
【００１１】本発明における気水ノズルからの噴霧は、
ノズルチップの開口面積が、水オリフィスとエアーオリ
フィスに比較して、小さくなるように形状を設定するこ
とによって可能である。
ノズルチップの開口面積が、水オリフィスとエアーオリ
フィスに比較して、小さくなるように形状を設定するこ
とによって可能である。
【００１２】
【発明の効果】本発明は以上の説明から明らかなように
以下の顕著な効果を奏する。従来気水冷却においては、
エアー系配管ルート内に遠隔操作式圧力調整弁もしく
は、遠隔操作式流量調整弁を設置し、各冷却ループの水
量制御に応じて必要なエアー量の遠隔制御が必要であっ
た。本方式によりエアー系ルートの遠隔制御が不要とな
り、水量制御のみで広範囲冷却能の鋳片冷却を可能にす
る。
以下の顕著な効果を奏する。従来気水冷却においては、
エアー系配管ルート内に遠隔操作式圧力調整弁もしく
は、遠隔操作式流量調整弁を設置し、各冷却ループの水
量制御に応じて必要なエアー量の遠隔制御が必要であっ
た。本方式によりエアー系ルートの遠隔制御が不要とな
り、水量制御のみで広範囲冷却能の鋳片冷却を可能にす
る。
【００１３】また、従来高水量時には冷却効果の少ない
にもかかわらず多量に消費されていたエアー量を遠隔制
御によらず必要最低限に抑えることができ、コンプレッ
サー作動電力消費量を大幅に削減できる。さらに、スプ
レー冷却から気水冷却に改造する場合、既設制御系、あ
るいは既設配管の大幅な転用が可能となり、改造範囲を
最小化でき改造工期の短縮、改造コストを低減できる。
にもかかわらず多量に消費されていたエアー量を遠隔制
御によらず必要最低限に抑えることができ、コンプレッ
サー作動電力消費量を大幅に削減できる。さらに、スプ
レー冷却から気水冷却に改造する場合、既設制御系、あ
るいは既設配管の大幅な転用が可能となり、改造範囲を
最小化でき改造工期の短縮、改造コストを低減できる。
【図１】本発明の気水冷却装置のフロー図。
【図２】本発明に適用する気水ノズルのＰ−Ｑ特性図。
【図３】従来の気水冷却システム系統図。
【符号の説明】 １ 冷却水供給配管 ２ ストレーナー ３ 遮断弁 ４ 流量計 ５ 流量調整弁 ６ 流量指示調節計 ７ 気水ノズル ８ 自力式減圧弁 ９ エアー供給配管 １０ 流量、圧力指示調節計 １１ 圧力調整弁
Claims (1)
- 【請求項１】 連続鋳造設備の気水冷却装置において、
エアー圧力一定にて水量を変化させたとき、低水量噴霧
領域では高エアー量噴霧となり、高水量噴霧領域では低
エアー量噴霧となる噴霧特性を有する気水ノズルを設
け、水系配管ルート内に遠隔操作式の流量調整弁、エア
ー系配管ルート内に自力式減圧弁を設置し、各冷却ルー
プの水量制御を遠隔制御で行うことを特徴とする気水冷
却装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13044893A JPH06339759A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 連続鋳造設備用気水冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13044893A JPH06339759A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 連続鋳造設備用気水冷却装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06339759A true JPH06339759A (ja) | 1994-12-13 |
Family
ID=15034484
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13044893A Pending JPH06339759A (ja) | 1993-06-01 | 1993-06-01 | 連続鋳造設備用気水冷却装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH06339759A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007237290A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Nippon Steel Corp | 冷却設備の設置方法 |
| CN103480812A (zh) * | 2013-08-16 | 2014-01-01 | 中国重型机械研究院有限公司 | 一种配有幅切支路的二冷水支路系统 |
| CN109014101A (zh) * | 2018-05-31 | 2018-12-18 | 铜陵和武机械制造有限责任公司 | 一种连续铸模铸坯水汽冷却装置及其调节控制系统 |
-
1993
- 1993-06-01 JP JP13044893A patent/JPH06339759A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007237290A (ja) * | 2006-03-13 | 2007-09-20 | Nippon Steel Corp | 冷却設備の設置方法 |
| JP4658833B2 (ja) * | 2006-03-13 | 2011-03-23 | 新日本製鐵株式会社 | 冷却設備の設置方法 |
| CN103480812A (zh) * | 2013-08-16 | 2014-01-01 | 中国重型机械研究院有限公司 | 一种配有幅切支路的二冷水支路系统 |
| CN109014101A (zh) * | 2018-05-31 | 2018-12-18 | 铜陵和武机械制造有限责任公司 | 一种连续铸模铸坯水汽冷却装置及其调节控制系统 |
| CN109014101B (zh) * | 2018-05-31 | 2020-05-05 | 铜陵和武机械制造有限责任公司 | 一种连续铸模铸坯水汽冷却装置及其调节控制系统 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19990629 |