JPH06339712A - 圧延機のロールクーラント排出装置 - Google Patents

圧延機のロールクーラント排出装置

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JPH06339712A
JPH06339712A JP14979593A JP14979593A JPH06339712A JP H06339712 A JPH06339712 A JP H06339712A JP 14979593 A JP14979593 A JP 14979593A JP 14979593 A JP14979593 A JP 14979593A JP H06339712 A JPH06339712 A JP H06339712A
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JP
Japan
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roll
work roll
coolant
stripper
width direction
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP14979593A
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English (en)
Inventor
Mitsunori Kinoshita
満則 木下
Akiichi Naito
明一 内藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱間圧延機の上下ワークロール冷却用に噴射
したロールクーラントのうち、上ワークロール出側に配
設した上ストリッパの板幅方向中央部に滞留するロール
クーラントを板幅方向両端部から排出させる装置に関す
るもので、上ワークロールの胴長全域をほぼ均等に冷却
し、その軸方向中央部の温度上昇を防止することを目的
としている。 【構成】 圧延材30の熱間圧延中に、ロールクーラン
ト40を上下スプレイ管35,36より大量に上下ワー
クロール31,32に噴射して冷却する。さらに上ワー
クロール31と上ストリッパ1の上面との間に滞留する
ロールクーラントによって上ワークロール31を冷却す
る。上ワークロール31の軸方向中央部に噴射されて上
ストリッパ1の上面に滞留するロールクーラントは、該
ストリッパ1の上面に形成した排出路6によって上スト
リッパ1の板幅方向両端部から排出させて入れ替え、そ
の温度の上昇を防ぎ、上ワークロール31の軸方向中央
部を、その両端部とほぼ同等に冷却する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱間圧延機におけるワ
ークロール出側に配設した上ストリッパの板幅方向中央
部に滞留するロールクーラントを板幅方向両端部から排
出させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3は従来の装置の一例である、熱間圧
延機の出側の要部を板幅方向中央部で圧延方向に破断し
た側面図である。
【0003】図3において、上ワークロール31及び下
ワークロール32の出側には、ハウジング39間の出側
で圧延方向に移動するように装設された上フレーム37
及び下フレーム38に軸着され、先端部が図示しない油
圧シリンダによって上下ワークロール31,32にそれ
ぞれ押圧された上ストリッパ33及び下ストリッパ34
と、上下フレーム37,38にそれぞれ固着され、上下
ワークロール31,32にロールクーラント40をそれ
ぞれ噴射する上スプレイ管35及び下スプレイ管36と
が装設されている。
【0004】そして圧延材30の圧延中は各々の上スプ
レイ管35及び下スプレイ管36から例えば上下それぞ
れ9000l/min.のロールクーラント40を上下
ワークロール31,32の胴長全域に噴射して冷却し、
さらに上ワークロール31と傾斜した上ストリッパ33
の上面との間にロールクーラント40を滞留させて上ス
トリッパ33の板幅方向両端部から落下させて排出し、
上ワークロール31を冷却している。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで前述のような
従来の装置では、圧延材30の熱間圧延中に上ワークロ
ール31の胴長全域に噴射され上ストリッパ33の上面
に滞留した大量のロールクーラント40が上ストリッパ
33の板幅方向両端部から排出するのでワークロール3
1の両端部は効率良く冷却されるが、上ワークロール3
1の軸方向中央部に噴射されたロールクーラント40は
上ストリッパ33の板幅方向両端部に滞留するロールク
ーラント40によって流れが塞がれるので停滞し、その
温度が上昇するので上ワークロール31の中央部の冷却
が不充分になる。従って、上ワークロール31の中央部
の温度が上昇し、圧延による偏摩耗等の不具合が発生す
る。
【0006】本発明は前記不具合点を解消し上ワークロ
ールの胴長全域にわたってほぼ均等に冷却することを可
能とした新たなロールクーラント排出装置を提供するこ
とを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の構成として本発明の圧延機のロールクーラント排出装
置は、熱間圧延機の上下ワークロールにロールクーラン
トを噴射して冷却し、さらに前記上ワークロールと、該
上ワークロールの出側に配設され、先端が前記上ワーク
ロールに押圧された傾斜した上ストリッパとの間に滞留
するロールクーラントによって上ワークロールを冷却す
る装置において、前記上ストリッパの上面に前記ロール
クーラントが板幅方向中央部から板幅方向両端部に流出
する排出路を設けたことを特徴としている。
【0008】
【作用】上記のように構成した本発明の圧延機のロール
クーラント排出装置によれば、圧延材の熱間圧延中に、
ロールクーラントを上ワークロール胴長全域にわたって
噴射して冷却し、さらに上ワークロールと、該上ワーク
ロールの出側に配設された上ストリッパの上面との間に
滞留するロールクーラントによって上ワークロールを冷
却する。
【0009】そして、上ワークロールの軸方向中央部に
噴射されて上ストリッパの上面に滞留するロールクーラ
ントは、上ストリッパの上面の板幅方向両端部に滞留す
るロールクーラントに流れが塞がれるが、該上ストリッ
パの上面に設けた排出路によって上ストリッパの板幅方
向両端部から排出させて入れ代え、その温度の上昇を防
止して上ワークロールの軸方向中央部を両端部とほぼ同
等に冷却する。
【0010】
【実施例】以下図面により本発明の実施例について説明
する。図1は本発明の一実施例である、熱間圧延機の出
側の要部を板幅方向中央部で圧延方向に破断した側面
図、図2は図1の上ストリッパだけの構成を示す斜視図
である。
【0011】なお、従来の装置と同一の部材及び部位に
は同一の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0012】図1及び図2において、1は上ワークロー
ル31の出側に配設された上ストリッパであり、その上
面にはロールクーラント40が板幅方向中央部から板幅
方向両端部に向けて流出するよう構成した排出路6を形
成する前面の1部を切欠いた仕切板2、排出路6の両側
上部に設けた1対のふた板3、背面板4、仕切板2と背
面板4間の中央部に設けた山形状のセパレータ5と、後
端に設けたストッパ7とが装着され、該上ストリッパ1
は傾斜して先端部が上ワークロール31に当接するよう
に、上フレーム37に軸着されている。
【0013】一方下ワークロール32の出側には従来装
置と同様に下ストリッパ34が配設され、同下ストリッ
パ34は下フレーム38に軸着されている。
【0014】圧延材30の圧延中は、上ストリッパ1及
び下ストリッパ34の先端部を図示しない油圧シリンダ
によって上ワークロール31及び下ワークロール32に
押圧して圧延材30をガイドすると共に、ロールクーラ
ント40の圧延材30への流下及び飛散を防止する。
【0015】そして、各々の上スプレイ管35及び下ス
プレイイ管36から大量のロールクーラント40を上ワ
ークロール31及び下ワークロール32に噴射して冷却
し、さらに傾斜した上ストリッパ1の全幅と上ワークロ
ール31との間にロールクーラント40を滞留させて上
ワークロール31の胴長全域にわたって冷却する。
【0016】このとき、上ワークロール31の軸方向中
央部に噴射されて上ストリッパ1の上面の板幅方向中央
部に滞留するロールクーラント40は、上ストリッパ1
の板幅方向両端部に滞留するロールクーラント40に流
れを塞がれるが、仕切板2の中央部に穿設した穴から排
出路6に流入し、セパレータ5によって排出路両端方向
に分割されて排出し、上ワークロール31の軸方向中央
部の温度上昇を防止する。
【0017】また、ロールクーラント40が仕切板2を
オーバフローした場合には、板幅方向中央部のロールク
ーラント40は双方のふた板3の間から排出路6に流出
し、セパレータ5によって両端方向に分割されて排出す
る。
【0018】上ストリッパ1上面の両端部のロールクー
ラント40は双方のふた板3を乗り越えて背面板4の出
側から板幅方向両端部に向けて排出される。
【0019】上ストリッパ1の後端上部に設けたストッ
パ7は背面板4をオーバフローしたロールクーラント4
0が圧延材30の上面に落下するのを防止している。
【0020】以上本発明の一実施例について縷々説明し
たが、本発明は上記実施例に限定されるものでなく、本
発明の技術思想の範囲内において種々設計変更し得るも
のであり、それらは何れも本発明の技術的範囲に属する
ものである。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明の圧延機のロ
ールクーラント排出装置によれば、上ワークロールの出
側に配設した上ストリッパの上面にロールクーラントが
板幅方向中央部から板幅方向両端部に流出する排出路を
設けたことにより、上ワークロールの軸方向中央部に噴
射されて上ストリッパの上面の板幅方向中央部に流下し
て滞留するロールクーラントが、上ストリッパの上面の
板幅方向両端部に滞留するロールクーラントによってそ
の流れを塞がれても、排出路を通って板幅方向両端部に
容易に排出されるので停滞することが無くなり、その温
度上昇を防止することができる。
【0022】従って上ワークロールの胴長全域にわたっ
てほぼ均等に冷却することが可能になり、その軸方向中
央部の温度上昇を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る熱間圧延機のロールク
ーラント排出装置を示す圧延機出側の要部を板幅方向中
央部で圧延方向に破断した側面図である。
【図2】図1の上ストリッパの拡大斜視図である。
【図3】従来装置の1例である熱間圧延機の出側の要部
を示す縦断側面図である。
【符号の説明】
1 上ストリッパ 2 仕切板 3 ふた板 4 背面板 5 セパレータ 6 排出路 7 ストッパ 30 圧延材 31 上ワークロール 32 下ワークロール 34 下ストリッパ 35 上スプレイ管 36 下スプレイ管 37 上フレーム 38 下フレーム 39 ハウジング 40 ロールクーラント

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱間圧延機の上下ワークロールにロール
    クーラントを噴射して冷却し、さらに前記上ワークロー
    ルと、該上ワークロールの出側に配設され、先端が前記
    上ワークロールに押圧された傾斜した上ストリッパとの
    間に滞留するロールクーラントによって上ワークロール
    を冷却する装置において、前記上ストリッパの上面に前
    記ロールクーラントが板幅方向中央部から板幅方向両端
    部に流出する排出路を設けたことを特徴とする圧延機の
    ロールクーラント排出装置。
JP14979593A 1993-05-31 1993-05-31 圧延機のロールクーラント排出装置 Withdrawn JPH06339712A (ja)

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