JPH0633846Y2 - 自転車用靴 - Google Patents

自転車用靴

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JPH0633846Y2
JPH0633846Y2 JP1988032977U JP3297788U JPH0633846Y2 JP H0633846 Y2 JPH0633846 Y2 JP H0633846Y2 JP 1988032977 U JP1988032977 U JP 1988032977U JP 3297788 U JP3297788 U JP 3297788U JP H0633846 Y2 JPH0633846 Y2 JP H0633846Y2
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JP
Japan
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shoe
heel
split groove
foot
bicycle
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JP1988032977U
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JPH01139708U (ja
Inventor
正士 長野
Original Assignee
島野工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は自転車用靴、詳しくは、前部にフードを、後部
に踵部受けをもった甲被(1)と、前部に自転車用ペダ
ルの靴係止部と係合する係合部をもつ係止体の取付部を
もった靴底とを備えた自転車用靴に関する。
(従来の技術) 一般に、此種靴は、前部にフードを、後部に踵部受けを
もった甲被と靴底とを備え、靴底の前部に自転車用ペダ
ルの靴係止部と係合する係合部をもつ係止体を取付け、
この係止体により靴をペダルに係止して、前記フードと
踵部受けとの間の足挿通口から内部に足を入れて履くよ
うに構成されている。
(考案が解決しようとする課題) 所が、従来の靴は、甲被の踵部受けに対し上方方側から
足を入れ、又、上方側に脱ぐようになっているため、後
にフィットする大きさに形成すると非常に履きにくい問
題があり、又、足に対し余裕のある大きさに形成する
と、靴内で足が動いて歩きにくいし、又、自転車のペダ
ルを踏込みにくい問題があった。
本考案は以上の如き従来の問題点に鑑み考案したもの
で、目的は、足にフィットさせることができて、靴内の
足による引上力が大きくとも脱げるのを防止できなが
ら、履き易くて脱ぎ易い靴を提供する点にある。
(課題を解決するための手段) しかして、本考案は、前記にフード(11)を、後部に踵
部受け(12)をもった甲被(1)と、前部に自転車用ペ
ダルの靴係止部と係合する係合部をもつ係止体の取付部
をもった靴底(2)とを備えた自転車用靴であって、前
記踵部受け(12)に、上端縁から靴底に向かって延び、
前記踵部受け(12)を側方に開放可能とした割溝(13)
を設ける一方、前記踵部受け(12)における割溝(13)
の一側方部位に係止リング(42)を設け、他側方部位
に、前記係止リング(42)に挿通してその挿通側部分を
折返し可能とした帯体(41)を取付け、前記割溝(13)
の他側方部位と前記帯体(41)の挿通側とに折返した帯
体(41)の挿通側を止着する止具(43)(43)を設けた
ものである。
(作用) 止具(4)による結合を外すことにより踵部受け(12)
を両側方に開くことができるので、足を踵部受け(12)
に対し後方側から挿入及び後方側に脱ぐことができるの
で、履き易くて、脱ぎ易いのであり、又、帯体(41)に
より前記踵部受け(12)を閉じて足にフィットさせるこ
とができるのである。つまり、帯体(41)を係止リング
(42)に挿通して折返すとき、割溝(13)の一側方部位
と、他側方部位とを互いに締込み側に引き寄せることが
できるので、割溝(13)部の締込みを強くでき、踵部受
け(12)を足にフィットさせることができ、従って、歩
行は勿論、ペダリングを行う場合でも、踏込みを有効に
行なえるのであり、しかも、自転車用靴を、靴底に設け
る前記係止体を介してペダルに係止した状態でペダリン
グするとき、踏込側の足においては、靴の爪先側に踏込
力が作用し、また、引上側の足においては踵部側に引上
力が作用し、この引上力が、前記帯体(41)による反締
付方向に作用することになるが、本願考案では、前記折
返した帯体(41)の挿通側を、帯体(41)の固定側に設
けた止具(43)に止着するから、前記引上力により割溝
(13)を挟んで両側部位に作用する引離し力は、帯体
(41)の固定部から帯体挿通側の止具(43)に分散でき
るから、前記止具(43)での離脱を少なくでき、この止
具(43)による止着状態を有効に保持できるのであり、
従って、前記引上力が大きい場合でも、前記締込力を強
くできることと相俟って靴と足との間に隙間ができた
り、靴内の足が脱げたりするのを有効に防止できるので
ある。
(実施例) 図において(1)は前部にフード(11)を、後部に踵部
受け(12)をもち、合成樹脂・靴などの軟質材から成る
甲被であり、(2)はこの甲被(1)の下面に結合する
靴底であって、この靴底(2)の前部外面には、第1図
鎖線で示す如く自転車用ペダルの靴係止部と係合する係
合部(51)をもったシュープレート(5)を取付けて、
このシュープレート(5)を前記ペダルに係止して靴を
ペダルと一体化させるようにしたものである。尚、前記
甲被(1)におけるフード(11)の幅方向中央部には、
前方に向って延び、前記フード(11)を側方に開放可能
とした割溝と、この割溝の両側部分を開閉可能に結合す
る開閉具(3)とを設けているが、これら割溝と開閉具
(3)とは必ずしも必要でない。
しかして、第1〜3図に示した実施例では、前記踵部受
け(12)の幅方向中央部に、該踵部受け(12)の上縁か
ら下方に向って延びる割溝(13)を設けて、前記踵部受
け(12)を左右両側に大きく開放できるようにする一
方、前記踵部受け(12)における割溝(13)の一側方部
位に係止リング(42)を固定し、他側方部位に、前記係
止リング(42)に挿通してその挿通側部分を折返し可能
とした帯体(41)を固定し、この帯体(41)の遊端部と
基端部とに設けたマジックテープから成る止具(43)
(43)で止着するようにしたものである。
しかして靴を履く場合、前記帯体(41)の止具(43)に
よる結合を外すことにより前記踵部受け(12)を両側方
に開放して甲被(11)の踵部受け(12)に対して後方側
から足を挿入できるので、容易に、かつ迅速に履くこと
が出来るのであり、又、この靴を履いた後、係止リング
(42)に挿通している帯体(41)を折返すのであって、
この折返すとき、割溝(13)の一側方部位と、他側方部
位とを互いに締込み側に引き寄せることができるので、
割溝(13)部の締込みを強くでき、踵部受け(12)を足
に有効にフィットさせることができ、従って、歩行は勿
論、ペダリングを行う場合でも、踏込みを有効に行なえ
るのであり、しかも、自転車用靴を、靴底に設ける前記
係止体を介してペダルに係止した状態でペダリングする
とき、踏込側の足においては、靴の爪先側に踏込力が作
用し、また、引上側の足においては踵部側に引上力が作
用し、この引上力が、前記帯体(41)による反締付方向
に作用することになるが、本願考案では、前記折返した
帯体(41)の挿通側を、帯体(41)の固定側に設けた止
具(43)に止着するから、前記引上力により割溝(13)
を挟んで両側部位に作用する引離し力は、帯体(41)の
固定部から帯体挿通側の止具(43)に分散できるから、
前記止具(43)での離脱を少なくでき、この止具(43)
による止着状態を有効に保持できるのであり、従って、
前記引上力が大きい場合でも、前記締込力を強くできる
ことと相俟って靴と足との間に隙間ができたり、靴内の
足が脱げたりするのを有効に防止できるのである。
又、履いた靴を脱ぐ場合、帯体(41)の止具(43)によ
る結合を外すことにより、前記踵部受け(12)を両側方
に開放して該踵部受け(12)に対し後方に容易に抜くこ
とができるので、非常に脱ぎ易いのである。
尚、自転車用の靴は、予め前記ペダルに装着し、この装
着状態で靴を履き、又、脱ぐことがあるため、前記した
如く踵部受け(12)を両側方に開放可能とすることによ
り、特に使い勝手が良いのである。
(考案の効果) 以上の如く本考案によれば、甲被(1)における踵部受
け(12)を側方に開放して、この踵部受け(12)に対し
前方及び後方に足を挿脱できるので、非常に履き易く
て、脱ぎ易いのであり、しかも、踵部受け(12)に割溝
(13)を設けた構造でありながら、帯体(41)を係止リ
ング(42)に挿通して折返すとき、割溝(13)の一側方
部位と、他側方部位とを互いに締込み側に引き寄せるこ
とができるので、割溝(13)部の締込みを強くでき、踵
部受け(12)を足に有効にフィットさせることができ、
従って、歩行は勿論、ペダリングを行う場合でも、踏込
みを有効に行なえるのであり、しかも、自転車用靴を、
靴底に設ける前記係止体を介してペダルに係止した状態
でペダリングするとき、踏込側の足においては、靴の爪
先側に踏込力が作用し、また、引上側の足においては踵
部側に引上力が作用し、この引上力が、前記帯体(41)
による反締付方向に作用することになるが、本願考案で
は、前記折返した帯体(41)の挿通側を、帯体(41)の
固定側に設けた止具(43)に止着するから、前記引上力
により割溝(13)を挟んで両側部位に作用する引離し力
は、帯体(41)の固定部から帯体挿通側の止具(43)に
分散できるから、前記止具(43)での離脱を少なくで
き、この止具(43)による止着状態を有効に保持できる
のであり、従って、前記引上力が大きい場合でも、前記
締込力を強くできることと相俟って靴と足との間に隙間
ができたり、靴内の足が脱げたりするのを有効に防止で
きるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案靴の一実施例を示す背面図、第2図は側
面図、第3図は要部のみの斜視図である。 (1)……甲被 (11)……フード (12)……踵部受け (13)……割溝 (4)……止具

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前部にフード(11)を、後部に踵部受け
    (12)をもった甲被(1)と、前部に自転車用ペダルの
    靴係止部と係合する係合部をもつ係止体の取付部をもっ
    た靴底(2)とを備えた自転車用靴であって、前記踵部
    受け(12)に、上端縁から靴底に向かって延び、前記踵
    部受け(12)を側方に開放可能とした割溝(13)を設け
    る一方、前記踵部受け(12)における割溝(13)の一側
    方部位に係止リング(42)を設け、他側方部位に、前記
    係止リング(42)に挿通してその挿通側部分を折返し可
    能とした帯体(41)を取付け、前記割溝(13)の他側方
    部位と前記帯体(41)の挿通側とに折返した帯体(41)
    の挿通側を止着する止具(43)(43)を設けたことを特
    徴とする自転車用靴。
JP1988032977U 1988-03-12 1988-03-12 自転車用靴 Expired - Lifetime JPH0633846Y2 (ja)

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JPH01139708U JPH01139708U (ja) 1989-09-25
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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