JPH06338164A - 記録媒体収納カセットのロック機構 - Google Patents

記録媒体収納カセットのロック機構

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JPH06338164A
JPH06338164A JP12578093A JP12578093A JPH06338164A JP H06338164 A JPH06338164 A JP H06338164A JP 12578093 A JP12578093 A JP 12578093A JP 12578093 A JP12578093 A JP 12578093A JP H06338164 A JPH06338164 A JP H06338164A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
spring
slider
locking portion
end side
recording medium
Prior art date
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Pending
Application number
JP12578093A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Oki
隆 大木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH06338164A publication Critical patent/JPH06338164A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バネの自由端側が正規の位置より変位しない
ようにしてスライダの円滑なスライドを保証する。 【構成】 ケース1にスライダ8をスライド自在に設
け、このスライダ8の一端側に蓋5のロック部8bを設
け、他端側にバネ9の一端側を固定し、このバネ9の自
由端側に縦割溝9bを形成し、この縦割溝9bにバネ係
止部10を挿入する。又、縦割溝9bの一部の幅をバネ
係止部10の幅より若干狭く形成する。バネ係止部10
のバネ配置側の面を傾斜面10aとして構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テープカセットの蓋や
ディスクカセットのシャッタ等のロックに用いられるロ
ック機構に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばビデオテープレコーダ用のテープ
カセットにはテープを保護するため蓋が設けられ、この
蓋がドライブ装置非装着時に開放されないようロック機
構を備えたものがある。この蓋のロック機構の従来例が
図4に示されている。
【0003】図4において、ケース1の前面側には蓋5
が実線に示す閉位置と仮想線にて示す開位置の間で回転
自在に設けられている。この蓋5の内面端部には被ロッ
ク部7が設けられ、この被ロック部7にはスライダ8の
ロック部8bが係脱される。このスライダ8は、方形枠
体形状の本体8aと一端側のロック部8bとから成り、
ケース1の全面壁1aと垂直壁1bとの間の室に配置さ
れている。そして、スライダ8は、ロック部8bが被ロ
ック部7に係合するロック位置(実線位置)と被ロック
部7より外れる解除位置(仮想線位置)との間でスライ
ド自在に構成され、且つ、バネ9のバネ力によってロッ
ク位置側に付勢されている。前記本体8aには被押圧面
8cが形成され、この被押圧面8cは先端側に行くに従
って奥に傾斜している。テープカセットの装着過程でケ
ース1の孔1cより侵入する押圧部材(図示せず)が被
押圧面8cを押圧すると、この押圧力でスライダ8が解
除位置に変位される。
【0004】バネ9は前記スライダ8と合成樹脂にて一
体的に形成され、バネ9の一端側はスライダ8の本体8
aの他端側に固定されいる。このバネ9は略U字状の弧
形部9aを有し、全体で弾性を発揮するよう形成されて
いる。バネ9の他端側の自由端側はバネ係止部10に当
接されている。このバネ係止部10はケース1と一体的
に形成されていると共にその幅L1はバネ9の幅L2より
も大きく設定されている。即ち、バネ9の自由端側が幅
方向にシフトしても簡単にバネ係止部10より外れない
ようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、バネ9の自
由端側は単にバネ係止部10に当接しているだけなの
で、落下等によって衝撃が加わると図5にて仮想線で示
す如く簡単に変位する。バネ9の自由端側が変位する
と、バネ9自体にねじれが発生し、このねじれ力によっ
てスライダ8にスライド方向以外の外力が作用して円滑
なスライドがなされない、バネ9自体のクリープ変形に
対して不利である等の問題がある。
【0006】そこで、本発明はバネの自由端側を正規の
位置よりシフトしないようにして上述の問題を解消した
記録媒体収納カセットのロック機構を提供することを課
題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明に係る記録媒体収納カセットのロック機構は、
ケースに対してスライダをロック位置と解除位置との間
でスライド自在に設け、このスライダに弧形部を有する
バネの一端を固定し、このバネの他端を前記ケースのバ
ネ係止部に係止し、前記バネのバネ力で前記スライダを
前記ロック位置側に付勢する記録媒体収納カセットのロ
ック機構において、前記バネの他端側に縦割溝を形成
し、この縦割溝に幅狭形状に形成した前記バネ係止部を
挿入した前記縦割溝の少なくとも一部の幅寸法を、前記
バネ係止部の幅寸法より若干小さく設定し、さらに、前
記バネ係止部のバネ配置側の面を、先端側に行くに従っ
て前記バネより離間する傾斜面として構成したものであ
る。
【0008】
【作用】バネの自由端側の縦割溝にバネ係止部が挿入さ
れてバネの他端が支持されているため、バネの自由端側
がシフトすることがない。又、縦割溝の幅寸法をバネ係
止部のものより若干小さいため、バネ係止部との摩擦力
によってバネの他端側がバネ係止部より外れることがな
い。さらに、バネ係止部のバネ配置側の面を傾斜面とし
たため、バネの弧形部がバネ係止部に押圧されることに
よってバネの有効長さが短くなると同時にバネの弧形部
が急角度に屈曲することがない。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1及び図2は本発明の一実施例を示す。図2には
本発明のロック機構を適用したテープカセットの斜視図
が示されている。図2において、合成樹脂製のケース1
は上下分割ケース部材の互いの周縁端が接合されて構成
され、このケース1内には一対のテープリール2が回転
自在に収納されている。この一対のテープリール2には
テープ3が巻装され、このテープ3はケース1前面に沿
うテープパス系を介して走行される。
【0010】ケース1の前面側には切欠部4が形成さ
れ、この切欠部4よりテープ3がケース1外に露出して
いる。ケース1の前面側には蓋5が開閉自在に設けら
れ、この蓋5で前記切欠部4によって形成された空間を
開閉する。この蓋5は閉位置でロック機構6にロックさ
れる。
【0011】図1(A)にはロック機構6付近の斜視図
が示されている。図1(A)において、本実施例にあっ
て従来例と同一構成部分は従来例と同一符号を付してそ
の説明を省略し、異なる構成のみを説明する。即ち、本
実施例では、図1(B)に詳しく示すように、バネ9の
自由端側に縦割溝9bが形成され、この縦割溝9bにバ
ネ係止部10が挿入されている。縦割溝9bは先端部に
近づくに従ってその幅を徐々に広げるテーパー状に形成
されている。従って、バネ9の縦割溝2bに容易にバネ
係止部10を挿入できるため、組付けが簡単である。
【0012】バネ係止部10はケース1と一体的に形成
され、縦割溝9bの最も狭い幅箇所と略同一の幅寸法d
を有する幅狭な形状を有している。従って、バネ係止部
10はケース1に対して幅狭な突出片として一体成形で
きるため、ケース1の外面には成形のヒケが生じない。
又、バネ係止部10のバネ配置側の面は、上方先端側に
行くに従ってバネ9より離間する傾斜面10aとして構
成されている。
【0013】上記構成において、テープカセットはドラ
イブ装置への装着過程でケース1の孔1cより押圧部材
(図示せず)が侵入してスライダ8がバネ9のバネ力に
抗してロック位置から解除位置へスライドする。その
後、蓋5が蓋解放部材(図示せず)に押圧されて閉位置
から開位置に回転される。又、イジェクト過程で蓋解放
部材の押圧力が解除され開位置から閉位置に戻されると
共に押圧部材がケース1の孔1cより退出し、スライダ
8がバネ9のバネ力によって解除位置からロック位置へ
スライドして蓋5がロックされる。
【0014】ここで、何らかの原因によってバネ9の自
由端側にスライド方向に対して垂直方向の外力が作用し
てもバネ9の他端側の縦割溝9bがバネ係止部10に挿
入されているため、上記方向の外力によってバネ9の他
端側がシフトすることがない。
【0015】また、スライダ8が解除位置に位置する場
合にはバネ9の弧形部9aが図1(B)にて仮想線で示
す如くバネ係止部10に近づくが、バネ係止部10のバ
ネ配置側が傾斜面10aに形成されているため、バネ9
の弧形部9aがバネ係止部10に接触することがない。
そのため、バネ9の有効長さが短くなることもなく、バ
ネ9の弧形部9aが急角度に屈曲することもない。従っ
て、耐クリープ性(特に高温環境化での耐クリープ性)
の劣化等を防止できる。
【0016】図3にはバネ9の縦割溝9bの変形例が示
されている。図3において、この変形例の縦割溝9b
は、溝中間部から先端部に近づくに従って徐々に幅狭に
形成され、先端部の幅寸法がバネ係止部10の幅寸法よ
り若干小さく設定されている。従って、バネ9の自由端
側がバネ係止部10を一定の力で挾持するため、バネ9
がバネ係止部10より外れるおそれがほとんどないとい
う利点を有する。又、幅狭の箇所を先端部以外の箇所に
設けても良い。
【0017】尚、この実施例では、スライダ8とバネ9
を合成樹脂で一体成形したが、スライダ8とバネ9を合
成樹脂又はそれ以外の材料で別個に形成し、スライダ8
とバネ9の一端を接着しても良い。又、この実施例では
バネ9が略U字状を有するが、これに限るものではなく
バネ性を発揮する弧形部9aを有するもの(例えばS字
状)であれば良い。
【0018】尚、この実施例では、ビデオテープレコー
ダ用のテープカセットに適用した場合について示した
が、それ以外のテープカセットにも同様に適用できるの
みならずディスクカセットのシャッタのロック機構にも
略同様に本発明を適用できる。
【0019】
【発明の効果】以上述べたように請求項1の発明によれ
ば、バネの自由端側に縦割溝を形成し、この縦割溝にバ
ネ係止部を挿入することによってバネの他端側を係止し
たので、バネの自由端側が正規の位置よりずれることが
なくねじれ力が発生しないため、スライダの円滑なスラ
イドを保証できる、バネ自体のクリープ変形に対して強
い等の効果を奏する。
【0020】また、請求項1の効果に加えて請求項2の
発明によれば、上記バネの縦割溝の一部をバネ係止部の
幅より若干狭く形成したので、バネの自由端側がバネ係
止部より外れることがないという効果がある。請求項3
の発明によれば、バネ係止部のバネ配置側の面を傾斜面
として構成したので、バネの弧形部がバネ係止部に接触
しないため、バネの有効長さが短くならず、又、バネの
弧形部が急角度に屈曲せず耐クリープ性の劣化等を防止
できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)はロック機構付近の斜視図、(B)はバ
ネの自由端側の係止状態を示す斜視図(実施例)。
【図2】テープカセットの斜視図(実施例)。
【図3】バネの自由端側の係止状態を示す斜視図(変形
例)。
【図4】ロック機構付近の斜視図(従来例)。
【図5】バネの自由端側の係止状態を示す斜視図(従来
例)。
【符号の説明】 1…ケース 6…ロック機構 8…スライダ 9…バネ 9a…弧形部 9b…縦割溝 10…バネ係止部 10a…傾斜面

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースに対してスライダをロック位置と
    解除位置との間でスライド自在に設け、このスライダに
    弧形部を有するバネの一端を固定し、このバネの他端を
    前記ケースのバネ係止部に係止し、前記バネのバネ力で
    前記スライダを前記ロック位置側に付勢する記録媒体収
    納カセットのロック機構において、 前記バネの他端側に縦割溝を形成し、この縦割溝に幅狭
    形状に形成した前記バネ係止部を挿入したことを特徴と
    する記録媒体収納カセットのロック機構。
  2. 【請求項2】 前記縦割溝の少なくとも一部の幅寸法
    を、前記バネ係止部の幅寸法より若干小さく設定したこ
    とを特徴とする請求項1に記載の記録媒体収納カセット
    のロック機構。
  3. 【請求項3】 前記バネ係止部のバネ配置側の面を、先
    端側に行くに従って前記バネより離間する傾斜面として
    構成したことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載
    の記録媒体収納カセットのロック機構。
JP12578093A 1993-05-27 1993-05-27 記録媒体収納カセットのロック機構 Pending JPH06338164A (ja)

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