JPH06337459A - カメラ - Google Patents

カメラ

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JPH06337459A
JPH06337459A JP15151493A JP15151493A JPH06337459A JP H06337459 A JPH06337459 A JP H06337459A JP 15151493 A JP15151493 A JP 15151493A JP 15151493 A JP15151493 A JP 15151493A JP H06337459 A JPH06337459 A JP H06337459A
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JP
Japan
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liquid crystal
crystal panel
image
camera
film
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JP15151493A
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English (en)
Inventor
Isamu Shito
勇 市東
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KEIBUNSHIYA KK
Original Assignee
KEIBUNSHIYA KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 多数のフィルタを携帯したり、着脱したりせ
ずに、各種の特殊効果撮影を行なうことができるカメラ
を提供する。 【構成】 本発明のカメラAは、カメラ本体2の交換レ
ンズ3の前面にアダプタリング4等を介して液晶パネル
1を取り付けたものである。そして、カメラAへの入射
光は、液晶パネル1を通過してからフィルムfに達す
る。また、液晶パネル1に像を表示した場合には、像の
部分で、入射光が散乱されるか遮断されるようになって
いる。従って、光を散乱させた場合には、霞んだ状態の
画像すなわちソフトフォーカスの画像を撮影することが
できる。また、光を遮断した場合には、液晶パネル1の
像に対応するフィルムfの部分が露光されないので二重
露光による特殊撮影等に用いることができる。また、液
晶パネル1に像を表示しなければ、特殊効果を用いない
通常の撮影を行なうことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液晶パネルをフィルタ
として用いることにより、一枚のフィルタで様々な効果
を得ることができるカメラに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、フィルムを用いたスチルカメラ
やムービー用カメラ、撮像素子を用いたビデオカメラや
デジタルスチルカメラ等においては、主にレンズを保護
する目的で、複数のレンズからなるレンズ群の前面にフ
ィルタが着脱自在に取り付けられている。
【0003】しかし、フィルタ本来の目的は、単にレン
ズを保護するものではなく、紫外線から赤外線までを含
めた光の特定部分を吸収あるいは透過させ、場合によっ
ては変形させるものである。そして、一般に良く用いら
れるフィルタは、UVフィルタやスカイライトフィルタ
や色補正フィルタ等であり、これらフィルタを用いるこ
とにより撮影された画像の色調等を自分の望むものに近
付けたり、より実際の被写体の色に近付けたりすること
ができる。
【0004】フィルタには、上述のフィルタとは別に、
特殊効果用フィルタがある。これら特殊効果用フィルタ
には、様々なものがあり、そのうちの一つは、光学的平
行平面性を持たないもの、すなわち光を変形させるもの
であり、例えば、一つの被写体を多重に写してしまうも
のや、クロス状の光を写しだすようなものがある。ま
た、特殊効果用フィルタには、光学的平行平面性を有し
たものがある。このような特殊フィルタは、画像全体も
しくは一部について、光量を低下もしくはカットした
り、色を変えたり、ぼかしたりするものである。上記U
Vフィルタ等の一般のフィルタについては、常時フィル
タを付けた状態で撮影を行なっても画像自体に余り影響
を与えないもの、例えばUVフィルタやスカイライトフ
ィルタなどがあり、レンズの保護も兼ねて良く用いられ
ている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、特殊効果用
フィルタについては、常時フィルタを付けて撮影した場
合に画像に大きな影響を与えてしまうので、撮影時に目
的に応じて着脱する必要がある。さらに、光学的平行平
面性を有する特殊効果フィルタについては、画像の一部
を変化させるものの場合に、上記画像の一部の形状に様
々な種類があり、さらに色を変えるものについては色の
種類があるため、これらの特殊効果フィルタを用いる場
合には、目的や効果をある程度絞っても撮影時に多数の
フィルタを用意する必要がある。従って、上述のような
特殊効果フィルタは、その取り扱いが煩雑なため、一般
にあまり用いられなかった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
であり、多数の光学的平行平面性を有する特殊効果フィ
ルタを携行したり、特殊効果フィルタの着脱操作を繰り
返さなくても、多数の光学的平行平面性を有したフィル
タを用いたのと同様に、様々な特殊効果撮影を容易に行
なうことができるカメラを提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のカメラは、入射
光経路に該入射光経路を遮断するように透過型液晶パネ
ルを配置し、特殊撮影に際して該液晶パネル上に像を表
示することにより、入射光の少なくとも一部を散乱もし
くは遮断し、入射光を照射するフィルムもしくは撮像素
子上に上記液晶パネル上の像に対応した影を形成するこ
とを上記課題の解決手段とした。また、本発明のカメラ
は、上記液晶パネルを、マトリックス型の液晶パネルと
し、該液晶パネル上に任意の形状の像を表示するための
駆動部を有することが好ましい。
【0008】さらに、上記液晶パネルは、入射光経路の
一部となるレンズもしくはレンズ群の前面に配置される
ことが好ましい。また、上記液晶パネルは、入射光が照
射されるフィルムもしくは撮像素子の前面に隣接して配
置されることが好ましい。また、上記フィルムもしくは
撮像素子上の撮像面の少なくとも上下部分を覆って入射
光を遮断することにより、撮像面の縦横比を変化させ、
ワイド画面化するようにフレーミングするマスク像を上
記液晶パネル上に表示するものとしても良い。
【0009】
【作用】上記請求項1の構成によれば、例えば、液晶シ
ャッタ等のように電圧の有無により濁った状態になった
り透明な状態になったりする液晶パネルを用いれば、ソ
フトフォーカスとしたり、通常のフォーカスとしたりす
ることができ、さらに、電圧をかける部分を特定するこ
とにより、画像の周辺部だけをぼかしたセンターフォー
カスとしたりすることが可能となる。すなわち、一枚の
液晶パネルを常時付けた状態で、通常の撮影からソフト
フォーカスやセンターフォーカスといった特殊効果まで
行なうことが可能になり、通常の撮影と特殊効果フィル
タを用いた場合と同様の撮影とを繰り返した場合にも、
フィルタの着脱を行なう必要がない。さらに、複数種の
効果を切り替える際にもフィルタの着脱を行なう必要が
ない。
【0010】また、偏光板を有するツイストネマティッ
ク(TN)型やスーパーツイストネマティック(ST
N)型の液晶パネルのように、光を略カットできる液晶
パネルを用いた場合には、例えば、二重露出により、2
回の撮影で取られた被写体を一つに合成する特殊撮影を
容易に行なうことができる。すなわち、液晶パネルに第
一の像を表示し、この第一の像の部分で入射光を遮断し
た状態で二重露出による一回目の撮影を行なえば、前記
像の部分に対応するフィルムの部分が露光されずに残
る。次いで、液晶パネルに前記第一の像を除く部分に第
二の像を表示して2回目の撮影を行なうことで、フィル
ムの一回目の撮影で露光されなかった部分だけを露光す
ることができる。従って、2回の撮影により得られた画
像を一つに合成する特殊撮影が、入射光のそれぞれ異な
る部分を遮断する2つのフィルタを着脱することなく行
なえる。
【0011】請求項2記載の発明によれば、液晶パネル
をマトリックス形のものとしたことにより、例えば、上
記露光を防止する部分の形状を任意に決めることができ
る。従って、露光する部分の形状を変更するために、フ
ィルタを交換する必要がない。請求項3記載の発明によ
れば、従来のフィルタと同様に、レンズ前面に装着され
ているので、容易に着脱を行なう構成とすることができ
るので、従来からあるカメラに液晶パネルをフィルタと
して装着することで、容易に本発明のカメラを構成する
ことができる。
【0012】請求項4記載の発明によれば、液晶パネル
がフィルムもしくは撮像素子の前面に配置されているの
で、液晶パネル上に形成された像の影が焦点のずれによ
るボケ等を伴わずに、投影されているので、像の境目が
比較的明確に写しだされ、二重露光による特殊撮影の際
に一回目の撮影と二回目の撮影との境目にボケがでな
い。さらに、液晶パネル上の画像をそのままフィルムも
しくは撮像素子に写し込むことができる。
【0013】また、請求項5記載の発明によれば、上記
液晶パネルをフィルムもしくは撮像素子の前面に配置す
るものとし、上記液晶パネル上に、上記フィルムもしく
は撮像素子の少なくとも上下部分を覆うようにマスク像
を表示し、フィルムもしくは撮像素子上に照射される入
射光の上下部分を遮断することにより、撮影される画像
の上下をカットして撮影することができる。従って、撮
影される画像の縦横比を変更することが可能となり、例
えば、いわゆるパノラマ撮影、ハイビジョン撮影、ワイ
ドスクリーン撮影と言った通常の35mmの写真に比較
して、横幅が長い写真を撮影可能とすることができる。
【0014】
【実施例】以下に本発明のカメラの第一実施例を図面を
参照して説明する。図1は、入射経路に透過型液晶パネ
ル1が配置された第一実施例のカメラAの概略を示すも
のである。上記カメラAは、基本的にカメラ本体2と、
複数のレンズからなる交換レンズ3と、該交換レンズ3
の前面に取り付けられたアダプタリング4と、該アタプ
タリング4に取り付けられるフィルタホルダ5と、該フ
ィルタホルダ5に取り付けられる液晶パネル1と、該液
晶パネル1に接続されて該液晶パネル1を駆動する駆動
回路(図示略)とを基本的な構成としている。
【0015】前記カメラ本体2は、周知の一眼レフカメ
ラの本体部であり、ミラー2a、プリズム2b、ケーシ
ング2cや、図示しないシャッタ、フィルム巻機構など
を有し、フィルムfに画像を撮影するものである。前記
アダプタリング4及びフィルタフォルダ5は、周知の角
型のフィルタを複数枚重ねて装着できるアダプタリング
及びフィルタフォルダと同様の構成のものである。そし
てアダプタリング4は、交換レンズ部3の先端部にねじ
込み式に取り付けられるようになっており、フィルタフ
ォルダ5は、その後部がアダプタリング4に嵌合するよ
うになっているとともに、その前部に液晶パネル1を左
右から挟み込んで嵌合する嵌合爪5aを有する。
【0016】前記液晶パネル1は、図1及び図3に示す
ように、矩形板状の液晶セル部6とその周囲に設けられ
液晶セル部6周囲の電極端子(図示略)を保護するケー
ス部7とからなる。液晶パネル1の液晶セル部6は、図
2にその断面を示すように、平行に間隔を開けて配置さ
れた2枚のガラス基板8、8と、これらガラス基板8、
8の内面側に形成されたセグメント電極(透明電極)9
…と、前記セグメント電極9…上に形成された配向膜1
0と、これら2枚のガラス基板8、8間に封入されたネ
マティック型液晶(スペーサとなる粒子を含む)11
と、該液晶11の封入に際して液晶の漏れを防ぐ周辺封
着材12とからなるものである。
【0017】前記セグメント電極9…は、例えば図3に
示すように相似形の多数の星型(最も中心の電極を除い
て星型の周縁部だけ)のものであり、小さい星型の周囲
を囲むようにそれより僅かに大きい星型を順次形成した
形状となっている。さらに、2枚のガラス基板8、8の
内面において、それぞれ対向配置された星型のセグメン
ト電極9…が互いに重なるように位置を合わせられてい
る。一番大きい星型のセグメント電極9の外周部は、星
型を切り抜いた矩形状の外周部セグメント電極9aとな
っている。
【0018】そして、各セグメント電極9…、9aに
は、2枚のガラス基板8、8内面間で対向する一対のセ
グメント電極9、9(9a、9a)毎に、電圧を印加で
きるようになっている。すなわち、図示しない駆動回路
により、一対ずつの星型のセグメント電極9、9(9
a、9a)がそれぞれ独立してオン・オフできるように
なっている。また、各セグメント電極9、9(9a、9
a)間の液晶は、セグメント電極9、9(9a、9a)
間に電圧を印加することにより、動的散乱効果に基づい
て光を透過する状態から僅かに白濁した状態に変化する
ようになっている。すなわち、セグメント電極9…、9
aに電圧をかけた液晶パネル1に入射光を通過させるこ
とにより、入射光の一部が散乱して、フィルムfに焼き
付けられる画像がソフトフォーカスとなる。
【0019】以上のような第一実施例のカメラA、すな
わち、交換レンズ3前面に、アダプタリング4及びフィ
ルタホルダ5により液晶パネル1が装着され、かつ、該
液晶パネル1がネマティック液晶を用いたセグメント型
液晶パネル1であるカメラAによれば、図4に示すよう
に中央部分の2つのセグメント電極9、9を除くセグメ
ント電極9…、9aに電圧をかけることにより、該セグ
メント電極9…、9a部分が入射光を散乱して僅かに白
濁した状態となり、フィルムf上に白濁した影を落とす
ことになる。すなわち、フィルムfの液晶パネル1の中
央部分に対応した部分には、被写体がクリアに写ること
になり、フィルムfの周辺部には、上記入射光の散乱に
よりできる影によって、被写体が白く霞んだソフトフォ
ーカス状態で写ることになるので、フィルムに撮影され
た被写体がセンターフォーカス用のフィルタを用いた場
合のような画像となる。
【0020】また、全てのセグメント電極9…、9aに
電圧をかけなければ(図3に示す液晶パネル1の状
態)、透明なレンズ保護用のフィルタとなり、液晶パネ
ル1を取り付けたまま通常の撮影ができる。また、全て
のセグメント電極9…、9aに電圧をかければ、全体的
に僅かに白濁した状態となり、撮影の際に、画像全体を
ソフトフォーカスの状態とすることができる。また、電
圧をかけない中央部のセグメント電極9、9の数を変更
することにより、中央のクリアな部分の大きさを容易に
変更することができる。さらに、上述のような通常の撮
影、センターフォーカス、ソフトフォーカス以外にも、
例えば、一つおきの星型セグメント9…に電圧をかける
ことにより、特殊な効果を出したりすることができる。
【0021】以上説明したように、第一実施例のカメラ
Aによれば、撮影時に複数のフィルタを携帯したり、フ
ィルタの着脱操作を行なったりすることなしに、通常の
撮影、センターフォーカス、ソフトフォーカス、その他
の撮影を容易に切り替えて行なうことができる。また、
センターフォーカスの撮影に際しては、電圧をかけない
中央部分のセグメント電極9、9の数を変更することに
より、フィルタを交換することなく、中央部のクリアー
な部分の大きさを段階的に選択することが可能となる。
【0022】すなわち、第一実施例のカメラAは、一枚
の液晶パネル1をカメラ本体2に装着することにより、
フィルタの交換を必要とする複数種類の特殊撮影方法を
フィルタの交換なしに容易に行なうことができる。ま
た、液晶パネル1の形状を矩形状としたことにより、後
述するマトリックス型の液晶パネルでも容易に製造する
ことができる。また、市販の四角形のフィルタ用のフィ
ルタホルダにも容易に対応することができ、駆動回路を
カメラ本体2と別体とすれば、市販のカメラを用いて容
易に第一実施例のカメラAを製造することができる。
【0023】なお、第一実施例では、セグメント電極9
…の形状を星型としたが、これに限定されるものではな
く、例えば、円形や、三角形、四角形、六角形等の多角
形や、不定形の閉鎖図形等としても良い。また、必ずし
も多数のセグメント電極9…を形成する必要はなく、上
述の実施例に比較して機能が制限されることになるが、
中央部のセグメント電極と、該中央部のセグメント電極
を囲む周縁部のセグメント電極との二つだけとすれば、
通常の撮影とセンターフォーカスと画像全体のソフトフ
ォーカスとの3種類の撮影を行なうことができる。
【0024】また、上記周縁部のセグメント電極だけを
形成すれば、通常の撮影とセンターフォーカスとだけを
行なうことができ、液晶セル部6全体のセグメント電極
を形成すれば、通常の撮影と画像全体のソフトフォーカ
スとだけを行なうことができる。さらにセグメント電極
は、上下もしくは左右に延びる線状もしくは帯状のもの
でも良く、これら線状もしくは帯状のセグメント電極を
平行に多数配置することにより、画像上側もしくは下側
だけソフトフォーカスにしたり、画像の右側もしくは左
側だけソフトフォーカスにしたりすることができる。
【0025】図5は、本発明の第二実施例のカメラの液
晶パネル13の液晶セル部14の断面を示すものであ
る。なお、第二実施例のカメラは、図1に示す第一実施
例のカメラAと同様の基本構成を有するものであり、液
晶パネル13の構造だけが異なるものである。また、第
二実施例の液晶パネル13の説明において、第一実施例
のカメラAの液晶パネル1と同様な構成要素について
は、同じ符号を付してその説明を省略する。
【0026】第二実施例のカメラは、ネマティック液晶
セルに変えて、ツイストネマティック(TN)液晶セル
を用いたものである。そして、2枚のガラス基板8、8
の外面側には、それぞれ偏光フィルム15、15が貼設
されている。そしてこれら2枚の偏光フィルム15、1
5が直交偏光子を形成している。なお、セグメント電極
9…、9aの形状は第一実施例のセグメント電極9…、
9aの形状と同様のものとなっている。そして、この液
晶パネル13においては、セグメント電極9…、9aに
電圧をかけることにより、液晶セルを光透過状態から光
遮断状態に変更する事ができる。すなわち、第二実施例
のカメラにおいては、液晶11を白濁させてソフトフォ
ーカスとするものではなく、セグメント電極9…、9a
に電圧をかけることにより、液晶パネル13を通過する
入射光が遮断されるようになっている。なお、各セグメ
ント電極9…、9aへの電圧の印加は、第一実施例のカ
メラAと同様に、図示しない駆動回路によって行なわれ
る。
【0027】以上のような第二実施例のカメラを用いて
撮影する場合には、例えば、まず、中央部のセグメント
電極9…を除くセグメント電極9、9aに電圧をかける
ことにより、図6に示すように、液晶パネル13の星型
の外周部の光を遮断する像が表示され、光液晶パネル1
3の中央部だけが光透過状態となる。このような液晶パ
ネル13の状態で撮影を行なった際には、被写体として
人物等を選択すれば、フィルム中央部に星型に切り抜か
れた人物像が撮影される。
【0028】次に、図7に示すように、前回の撮影で電
圧のかけられなかった液晶パネル13の中央部のセグメ
ント電極9…だけに電圧をかけることにより、液晶パネ
ル13の周縁部を光透過状態するとともに中央部を光遮
断状態とし、フィルムを巻くことなく、二重露光により
撮影を行なう。この際に、被写体として花畑等を選択す
れば、フィルム上に前回撮影された星型に切り抜かれた
人物の周囲に花畑が撮影される。すなわち、二重露光に
よる特殊撮影を行なうことができる。また、上記単純な
形状の二重露光撮影のほかに、一つおきのセグメント電
極9…に電圧をかけて一回目の撮影を行ない、次いで、
一回目の撮影と逆のセグメント電極に電圧をかけて二回
目の撮影を行なえば、複雑にいりくんだ二重露光撮影を
行なうことができる。
【0029】以上説明したように、第二実施例のカメラ
によれば、フィルタの着脱を行なうことなく、通常の撮
影及び二重露光における一回目の撮影と2回目の撮影を
行なうことができ、二重露光による特殊撮影を容易に行
なうことができる。また、二重露光による特殊撮影に際
し、光透過部分の大きさが異なる多数のフィルタを用意
することなく、電圧をかけるセグメント電極9…の数を
変えることにより、一回目の撮影部分の大きさと2回目
の撮影部分の大きさとの比率を容易に変更することがで
きる。
【0030】なお、第二実施例のセグメント電極9…、
9aの形状も第一実施例のセグメント電極9…、9aの
形状と同様に星型に限定されるものではない。また、液
晶11はTN液晶セルに限定されるものではなく、電圧
の有無により光透過状態と光遮断状態をとる周知の液晶
セル、例えば、STN液晶セル等を用いることができ
る。また、液晶の着色を防止するために、2層型のもの
や複屈折性を有するフィルムを用いても良い。
【0031】図8は、本発明の第三実施例のカメラの液
晶パネル16の液晶セル部17の断面を示すものであ
る。なお、第三実施例のカメラは、図1に示す第一実施
例のカメラaと同様の基本構成を有するものであり、液
晶パネル16の構造と駆動回路(図示略)とが異なるも
のである。また、第三実施例の液晶パネル16の説明に
おいて、第一実施例のカメラAの液晶パネル1と同様な
構成要素については、同じ符号を付してその説明を省略
する。
【0032】図8に示すように第三実施例のカメラの液
晶パネル16は、周知のドットマトリックス型のもので
ある。すなわち、液晶パネル16は、STN型の単純マ
トリックス型のディスプレイを構成するものであり、透
明電極18は、2枚のガラス基板8、8の内面にそれぞ
れストライプ状に形成され、かつ2枚のガラス基板8、
8でストライプの方向が互いに直交するようになってい
る。また、駆動回路は、周知の単純マトリックス型液晶
ディスプレイと同様のものである。
【0033】以上のように第三実施例のカメラは、透過
型の液晶ディスプレイと同様な液晶パネル16を用いる
事により、液晶パネル16上において任意のドットの座
標を指定することで、前記ドットを光透過状態もしくは
光遮断状態にすることができるようになっている。従っ
て、上述のように二重露光による特殊撮影を行なう際に
は、一回目の撮影と、2回目の撮影とで、電圧をかける
ドットを逆にするようになっている。
【0034】例えば、図9に示すように、液晶パネル1
6を中央のハート型のハート部18とハート部18以外
の背景部19とに分け、背景部19内のドットに電圧を
かけ、ハート部18内のドットに電圧をかけないように
すれば、ハート部18だけを光透過状態にすることがで
きるようになっている。次いで、図10に示すように、
ハート部18内のドットに電圧をかけ、背景部19内の
ドットに電圧をかけないようにすれば、背景部だけを光
透過状態にすることができるようになっている。
【0035】また、液晶パネル16を用いてソフトフォ
ーカスの撮影をする場合には、図11に示すように液晶
パネル16に光遮断状態のドットすなわち、電圧をかけ
たドットを散在させるようにすれば良い。この際に、液
晶パネル16が、カメラの光学系の焦点からずれた位置
にあるので、液晶パネル16上に写しだされた像がフィ
ルムf上にぼけて写ることになる。従って、光遮断状態
のドットが散在した液晶パネル16を通して撮影した際
には、光遮断状態のドットがぼけてシャがかかった状態
に撮影され、ソフトフォーカスとなるようになってい
る。なお、各ドットの大きさや散在の度合いによって
は、単に画像全体が均一に暗くなる場合もあるので、絞
りを開放にしたり、シャッタースピードを遅くしたりす
るとともに、電圧をかけるドットを一塊にしたり、スト
ライプ状にしたりすることにより、全体的に均一に明る
さが低下してしまわないようにする必要がある。
【0036】また、ドットが充分に小さく、電圧を印加
するドットを散在させることにより、画面全体として略
一様に光量を下げることができる液晶パネル16なら
ば、光量を減少させるために用いるニュートラル・デン
シティー(ND)フィルターとして用いることができ
る。また、部分的に光量を減少させるハーフNDフィル
ターとしても用いることができ、この場合には、ドット
マトリックス型の液晶パネル16を用いていることによ
り、光量を減少させる部分の形状を自由に設定すること
ができる。また、通常の撮影を行なう際には、図12に
示すように、全てのドットに電圧を印加しないようにす
れば良い。
【0037】以上のような第三実施例のカメラを用いて
撮影を行なった場合には、上記第一実施例及び第二実施
例と同様に、通常の撮影、センターフォーカス、ソフト
フォーカス、二重露光による特殊撮影や、NDフィル
タ、ハーフNDフィルタを用いた場合と同様の撮影を、
フィルタの交換なしに、一台のカメラで行なうことがで
きる。また、第三実施例のカメラにおいては、第一実施
例及び第二実施例のカメラと異なり、入射光経路におい
て、光を遮断もしくは散乱させる形状を任意に決定する
ことができる。すなわち、第一実施例及び第二実施例の
カメラの場合には、ボカス部分もしくは露光しない部分
の形状がセグメント電極の形状に、規制されてしまう
が、第三実施例のカメラにおいては、任意の形状で光を
遮断もしくはぼかすことができるので、極めて多種のフ
ィルタを常時携帯しているのと同様の効果を得ることが
できる。
【0038】なお、液晶パネル16としては、上述のよ
うにSTN型のマトリックス液晶ディスプレイに限定さ
れるものではなく、例えば、薄膜トランジスタ(TF
T)型のものを用いても良い。また、STN型のものと
した場合には、上記第二実施例で述べたように、2層型
のものや複屈折性を有するフィルムを用いたものとして
も良い。また、液晶パネル16は、必ずしも白黒のもの
ではなく、カラーのものを用い、色彩フィルタとしての
機能を持たせても良い。この場合には、近年盛んに用い
られているカラーフィルタを用い、3原色を合わせるこ
とにより白を出す液晶ディスプレイよりも、ゲスト・ホ
スト(GH)型等のカラーフィルタを用いない液晶パネ
ルの方が好ましい。
【0039】以上のようなカラー液晶パネルを用いた場
合には、上記センターフォーカス、ソフトフォーカス、
二重露光撮影等以外に、色彩フィルタとして用いること
ができ、さらに液晶パネル16の一部だけにカラーを表
示したり、複数の色を表示することにより、特殊な色彩
フィルタとして用いることができる。図13は、第四実
施例のカメラの液晶パネル18を示すものであり、この
カメラにおいては、上記第一実施例で述べたセグメント
型の液晶パネル1が円板状に形成されているものであ
る。第四実施例のカメラは、上記第一実施例のカメラA
と同様の基本構成を有するものであり、カメラ本体2及
び交換レンズ3の説明を省略する。
【0040】そして、第四実施例のカメラの液晶パネル
18は、カメラの交換レンズ3(図1に図示のカメラA
の交換レンズ)先端に着脱自在にねじ込まれるアダプタ
19と、該アダプタ19の前面側に嵌合された円板状の
液晶セル部20とからなるものである。該液晶パネル1
8のセグメント電極(図示略)は、同芯円状の複数のリ
ング状電極からなるものであり、上記第一実施例のカメ
ラAと同様にソフトフォーカスやセンターフォーカスの
写真をフィルタの着脱操作なしに行なうことができるよ
うになっている。さらに、第四実施例のカメラは、第一
ないし第三実施例のカメラと比較した場合に、交換レン
ズ先端に矩形状の突起物がないことにより、美観及び操
作性に優れている。
【0041】なお、第四実施例のカメラに用いられる液
晶パネル18は、必ずしも第一実施例のカメラAと同様
のものに限られるものではなく、第二実施例もしくは第
三実施例のカメラと同様のものとしても良い。なお、第
三実施例と同様のマトリックス型の液晶パネルとした場
合には、液晶パネルの周囲に、電極端子等の部材のため
の大きなスペースを必要とするので、予めレンズより大
径の液晶パネルを形成し、レンズより大径のフィルタを
取り付ける際に用いられる周知のアダプタと同様の構成
のアダプタを用いて液晶パネルを交換レンズ3前面に取
り付ける必要がある。
【0042】図14は、本発明の第五実施例のカメラB
を示すものであって、このカメラBにおいては液晶パネ
ル21がカメラ本体2内のフィルムfの前面に配置され
ている。なお、カメラ本体2及び交換レンズ3は、上記
第一実施例のカメラAと同様の基本構成を有するもので
あり、同様の構成要素については、同一の符号付してそ
の説明を省略する。すなわち、液晶パネル21は、カメ
ラ本体2内の2本のフィルムレール2d、2d間に開口
する開口部2eを覆うようにシャッタ(図示略)の内側
に取り付けられている。
【0043】この液晶パネル21は、上記第一実施例な
いし第三実施例で用いられたようなセグメント型もしく
はマトリックス型等の液晶パネルを用いることができる
が、本実施例では、第三実施例と同様のマトリックス型
の液晶パネルを用いている。また、駆動回路も第三実施
例と同様に周知の液晶ディスプレイ用の駆動回路(図示
略)を用いている。そして、第五実施例のカメラBによ
れば、フィルムfの直前において、交換レンズ3を通過
した入射光が液晶パネル21上に表示された像に遮断さ
れることになるので、ほとんどぼけることなく、液晶パ
ネル21上の像と同様の像がフィルムfに撮影されるこ
とになる。
【0044】従って、二重露光撮影を行なった際には、
一回目の撮影と2回目の撮影の境目部分が第二実施例の
カメラのようにぼけた状態にならずに、明確な画像にな
る。また、液晶パネル21上の像が明確にフィルムfに
撮影されるので、二重露光に際し、複雑な形状で2つの
画像を合成しても画像全体がぼけてしまうことがなく、
例えば、一つの画像中に文字の形をした切抜きをつく
り、この文字の切抜きのなかに別の画像を写しこむよう
な特殊撮影も容易に行なうことができる。
【0045】図15は、本発明の第六実施例のカメラの
液晶パネル22の表示を示すものである。この第六実施
例のカメラは、基本的に図14に示す第五実施例のカメ
ラBと同様の構成を有するものである。従って、図15
に示す液晶パネル22は、フィルムfの前面に隣接して
配置されるものである。なお、液晶パネル22の基本的
構成は、上述した第3実施例の液晶パネル16と同様の
構成を有するものであり、周知の単純マトリックス型の
液晶ディスプレイとなっているので、その基本構成の説
明を省略するとともに、図15において、液晶パネル1
6と同様の構成要素については同一の符号を付した。
【0046】そして、液晶パネル22には、図15に示
すように、その上下部分に、帯状の像23、23を表示
することができるようになっている。そして、第六実施
例のカメラは、上記帯状の像23、23を表示した状態
もしくは表示しない状態で撮影できるようになってい
る。さらに、帯状の像23は、任意にその幅を調整でき
るようになっている。そして、帯状の像23、23は、
撮影される画像の上下部分をカットして、撮影される画
像をワイド画面のフレーミングにするマスクとなってい
る。すなわち、第六実施例のカメラによれば、液晶パネ
ル22の上下部分に帯状の像23、23を表示すること
により、フィルムfの撮像面の上下部分に照射される入
射光を遮断することができる。そして、フィルムfの撮
像面の上下部分の光を遮断することにより、フィルムf
上に横幅の長い画像を露光することができる。
【0047】言い換えれば、液晶パネル22上にマスク
となる帯状の像23、23を表示することにより、フィ
ルムfの撮像面の露光部分の縦横比を変更して露光部分
を横長のものとすることができる。また、マトリックス
型液晶ディスプレイである液晶パネル22においては、
上下部分の帯状の像23、23の表示は、その幅を任意
に変更することができるので、上記露光部分の縦横比を
任意に変更することができる。
【0048】従って、第六実施例のカメラによれば、通
常の撮影と、パノラマ撮影、ハイビジョン撮影、ワイド
スクリーン撮影といった横長の画像撮影とを容易に切り
替えて行なうことができる。すなわち、周知のパノラマ
撮影と通常撮影とを切り換えて行なうカメラのようにパ
ノラマ撮影用マスクをフィルムfの撮像面上に機械的に
延出自在とするスライド機構を用いることなしに、上記
各種縦横比の撮影を容易に切り替えて行なうことができ
る。なお、上記液晶パネル22は、単純マトリックス型
の液晶パネルに限られるものではなく、TNT型の液晶
パネルもしくはセグメント型の液晶パネルとしても良
い。例えば、セグメント型の液晶パネルとした場合は、
上記パノラマ撮影やハイビジョン撮影に対応した帯状の
像23を形成するためのセグメント電極をガラス基板上
に水平で帯状のものとして複数形成しておき、撮影の際
に必要なセグメント電極に電圧をかけて帯状の像を液晶
パネル上に表示するようにすれば良い。また、第六実施
例のカメラは、第5実施例のカメラと同様の基本構成を
有するものなので、第6実施例のカメラを用いて、第5
実施例のカメラと同様の二重露光による特殊撮影を行な
うこともできる。
【0049】なお、以上説明した第一ないし第六実施例
においては、フィルムfを用いた一眼レフのスチルカメ
ラについて説明したが、本発明は、このようなカメラに
限定されるものではなく、コンパクトカメラやムービ用
のカメラなどの多種のカメラについても液晶パネルを用
いて同様の効果を得ることができる。また、二重露光に
よる特殊撮影以外は、フィルムに変えて撮像素子を用い
たスチルカメラやビデオカメラにも適用することができ
る。
【0050】また、カメラの入射経路に対する液晶パネ
ルの位置は、レンズの前面もしくはフィルムの前面に限
られるものではなく、例えば、交換レンズに用いられる
複数のレンズの間や、交換レンズの後端部側などに用い
ることができる。また、上記第一ないし第四実施例にお
いて、液晶パネルはアダプタにより着脱可能に取り付け
られたいたが、必ずしも着脱可能にする必要はなく、特
にコンパクトカメラ等においては、液晶パネルを固定し
た状態としても良い。
【0051】
【発明の効果】以上説明したように上記請求項1記載の
カメラによれば、液晶パネル上に像を表示することによ
り、入射光の像に対応した部分を遮断もしくは散乱させ
ることができるので、フィルムもしくは撮像素子上に液
晶パネルの像に対応した部分に影が形成されることにな
る。
【0052】そして、入射光を散乱するものとした場合
には、フィルムもしくは撮像素子に写された被写体が、
上記影の部分でシャがかかった状態となり、ソフトフォ
ーカスや、センターフォーカス等の部分ソフトフォーカ
スなどのフィルタを用いたのと同じ効果を得ることがで
きる。さらに、液晶パネル上の像の部分において、光を
遮断するものとすれば、フィルムの像に対応する部分を
露光しない状態に保つことができ、二重露光撮影に応用
することができる。また、液晶パネル上に像を表示しな
いようにすれば、通常の撮影も行なうことができる。
【0053】従って、カメラ本体に液晶パネルを装着し
たままの状態で、フィルタの着脱操作ないしに、ソフト
フォーカスによる撮影、センターフォーカス等の部分ソ
フトフォーカスによる撮影、通常の撮影を容易に切り替
えて行なうことができ、従来、多数のフィルタの携帯や
着脱等の煩雑な操作により敬遠されていた特殊撮影を容
易に行なうことができる。
【0054】上記請求項2記載の発明によれば、液晶パ
ネルがマトリックス型のものとされているので、液晶パ
ネル上に任意の形状の像を形成することができ、例え
ば、上記二重露光撮影等において、様々の形状で一回目
の撮影と2回目の撮影の境目を決めることができ、常時
多数の形状の二重露光用フィルタを携帯した場合と同様
に、撮影時に多種の形状から最適の形状のものを選択す
ることが可能となる。すなわち、撮影時に多数のフィル
タを携帯する必要がなく、二重露光や部分フォーカス等
を容易に行なうことができる。
【0055】また、請求項3記載のカメラによれば、液
晶パネルがカメラのレンズの前面に配置されるので、一
般的なフィルタと同様に容易に着脱可能な構成とするこ
とができるとともに、一般のカメラにも容易に液晶パネ
ルを装着させて本発明のカメラとすることができる。さ
らに、請求項4記載のカメラによれば、液晶パネルがフ
ィルムの前面に隣接して配置されるので、液晶パネルに
表示された像を略そのままフィルムに焼き付けることが
でき、例えば、二重露光撮影に用いた場合には、一回目
の撮影と二回目の撮影との境目を複雑な形状にしても、
細部がぼけてしまうことがない。
【0056】また、請求項5記載のカメラによれば、液
晶パネルに表示されたマスク像によりフィルムもしくは
撮像素子の撮像面の上下部分に照射される入射光を遮断
することで、撮影される画像の縦横比を変更して横に長
い画面の画像を撮影することができる。すなわち、周知
のパノラマ撮影可能なカメラのように、パノラマ撮影用
マスクを機械的に撮像面上に延出させるスライド機構な
しに、液晶パネルの表示を切り換えるだけで、通常の撮
影やハイビジョン撮影やパノラマ撮影等のように縦横比
の異なる撮影を容易に切り換えて行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一実施例のカメラの基本構成を示す
概略断面図である。
【図2】上記第一実施例のカメラの液晶パネルの基本構
造を示す断面図である。
【図3】上記第一実施例の液晶パネルを示す正面図であ
る。
【図4】上記第一実施例の液晶パネルの使用方法を説明
するための正面図である。
【図5】本発明の第二実施例のカメラの液晶パネルの基
本構造を示す断面図である。
【図6】上記第二実施例の液晶パネルの使用方法を説明
するための正面図である。
【図7】上記第二実施例の液晶パネルの使用方法を説明
するための正面図である。
【図8】本発明の第三実施例のカメラの液晶パネルの基
本構造を示す断面図である。
【図9】上記第三実施例の液晶パネルの使用方法を説明
するための正面図である。
【図10】上記第三実施例の液晶パネルの使用方法を説
明するための正面図である。
【図11】上記第三実施例の液晶パネルの使用方法を説
明するための正面図である。
【図12】上記第三実施例の液晶パネルの使用方法を説
明するための正面図である。
【図13】本発明の第四実施例のカメラの液晶パネルを
示す斜視図である。
【図14】本発明の第五実施例のカメラの基本構成を示
す概略断面図である。
【図15】本発明の第六実施例のカメラの液晶パネルの
表示画面を示す図面である。
【符号の説明】
A カメラ B カメラ f フィルム 1 液晶パネル 3 交換レンズ 13 液晶パネル 16 液晶パネル 18 液晶パネル 21 液晶パネル 23 帯状の像(マスク像)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入射光経路に該入射光経路を遮断するよ
    うに透過型液晶パネルを配置し、特殊撮影に際して該液
    晶パネル上に像を表示することにより、入射光の少なく
    とも一部を散乱もしくは遮断し、入射光を照射するフィ
    ルムもしくは撮像素子上に上記液晶パネル上の像に対応
    した影を形成することを特徴とするカメラ。
  2. 【請求項2】 上記液晶パネルを、マトリックス型の液
    晶パネルとし、該液晶パネル上に任意の形状の像を表示
    するための駆動部を有することを特徴とする請求項1記
    載のカメラ。
  3. 【請求項3】 上記液晶パネルは、入射光経路の一部と
    なるレンズもしくはレンズ群の前面に配置されることを
    特徴とする請求項1または請求項2記載のカメラ。
  4. 【請求項4】 上記液晶パネルは、入射光が照射される
    フィルムもしくは撮像素子の前面に隣接して配置される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のカメ
    ラ。
  5. 【請求項5】 上記フィルムもしくは撮像素子上の撮像
    面の少なくとも上下部分を覆って入射光を遮断すること
    により、撮像面の縦横比を変化させ、ワイド画面化する
    ようにフレーミングするマスク像を上記液晶パネル上に
    表示することを特徴とする請求項4記載のカメラ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005111713A1 (ja) * 2004-05-14 2005-11-24 Fujifilm Corporation 撮影ユニット
JP2008228321A (ja) * 2008-03-31 2008-09-25 Sony Corp 撮像装置

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