JPH0633730A - オイル状態検出装置 - Google Patents

オイル状態検出装置

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JPH0633730A
JPH0633730A JP18411592A JP18411592A JPH0633730A JP H0633730 A JPH0633730 A JP H0633730A JP 18411592 A JP18411592 A JP 18411592A JP 18411592 A JP18411592 A JP 18411592A JP H0633730 A JPH0633730 A JP H0633730A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
passage
pump
detecting
line
Prior art date
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Pending
Application number
JP18411592A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryuji Yokota
龍二 横田
Toru Kurisu
徹 栗栖
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Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
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Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
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Publication of JPH0633730A publication Critical patent/JPH0633730A/ja
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  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 応答性が良く且つフラッシング時にポンプの
損傷を防止できるオイル状態検出装置を提供することを
目的としている。 【構成】 オイル中のエンジン摩耗粉の混入状態を検出
するオイル状態検出装置において、オイルパンにその両
端が接続され大流量のオイルを循環させる第1の通路
と、この第1の通路から分岐して接続され所定の少流量
のオイルを循環させる第2の通路と、この第2の通路内
に設けられエンジン摩耗粉の混入状態を検出する検出部
と、を有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、オイル状態検出装置に
係わり、特にエンジン摩耗粉の混入状態を検出するオイ
ル状態検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、例えば実開昭61−1467
48号公報に示されているように、オイルの透過度を測
定し、その透過度からオイルの汚れの程度を求め、オイ
ルの劣化を判断するようにしたものが知られている。一
方、最近では、オイル中のエンジン摩耗粉、例えば軸受
メタルやピストンリングなどの摩耗粉の混入状態を検出
し、このオイル中のエンジン摩耗粉の量に基づいて、エ
ンジンの劣化状態を把握したり、エンジンの焼き付け予
測を行おうとする開発が進められている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のようなオイル中
のエンジン摩耗粉の混入状態を検出する場合には、エン
ジン摩耗粉を計測部において沈澱させて計測する必要が
ある。そのため、非常に流量の小さいオイルを検出部に
流す必要があり、そのためオイルがオイルパンから検出
部に到達する時間が非常に長くなり応答性が悪くなる。
エンジンの軸受メタルやピストンリング等に何らかの原
因により油膜切れが生じると、急激にオイル中に含まれ
る摩耗粉の量が上昇し、直ちに焼き付きが生じてしま
う。このため、応答性を改善して、オイル中の摩耗粉含
有量の急激な上昇を即座に検出する必要がある。
【0004】また、オイルパンから検出部にオイルを流
すために容積型小型オイルポンプを設けている。測定終
了時には、この容積型小型オイルポンプを高回転させる
ことによりオイルを高速で循環させて検出部をフラッシ
ングする必要があるが、このフラッシング時には、エン
ジン摩耗粉が容積型小型オイルポンプ内に入り、ポンプ
が損傷して性能が低下するという問題が生じる。
【0005】そこで本発明は、従来からの要請を満たす
ためになされたものであり、応答性が良く且つフラッシ
ング時にポンプの損傷を防止できるオイル状態検出装置
を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明のオイル状態検出装置は、オイル中のエンジ
ン摩耗粉の混入状態を検出するオイル状態検出装置にお
いて、オイルパンにその両端が接続され大流量のオイル
を循環させる第1の通路と、この第1の通路から分岐し
て接続され所定の少流量のオイルを循環させる第2の通
路と、この第2の通路内に設けられエンジン摩耗粉の混
入状態を検出する検出部と、を有することを特徴として
いる。
【0007】このように構成された本発明においては、
エンジン摩耗粉の混入状態を検出する検出部が設けられ
ている第2の通路が、大流量のオイルを循環させる第1
の通路から分岐するように接続されているため、第1通
路から第2の通路の検出部に至る少流量のオイルを流す
必要のある通路部分の距離を短くすることができる。そ
のため、オイルがオイルパンから検出部に到達する時間
を著しく短くでき、装置の応答性が向上する。
【0008】さらに本発明のオイル状態検出装置は、上
記第1の通路に設けられた第1のポンプと、上記第2の
通路の検出部が設けられた下流側に設けられ第1のポン
プより少容量の第2のポンプと、上記第2の通路の検出
部が設けられた下流側と上記第1の通路とを上記第2の
ポンプをバイパスするように接続するバイパス流路と、
エンジン摩耗粉の混入状態の検出時には検出部及び第2
ポンプにオイルにを流すと共に検出部のフラッシング時
には検出部及びバイパス流路にオイルを流す切り換え手
段と、を更に有することを特徴としている。
【0009】このように構成された本発明においては、
フラッシング時に、第2のポンプがパイパスされている
ためエンジン摩耗粉が第2のポンプ内に入ることが防止
され、その結果第2のポンプの損傷及びそれに伴う性能
の低下が防止される。
【0010】
【実施例】以下本発明の一実施例について図1及び図2
を参照して説明する。図1は本発明のオイル状態検出装
置の一実施例を示す全体構成図であり、図2は図1の計
測装置を示す拡大図である。図1に示すように、1はオ
イル状態検出装置の全体を示し、2はエンジン(図示せ
ず)の各部を潤滑するエンジン・オイルを貯蔵するため
のオイルパンを示している。このオイルパン2には、そ
の両端部が接続される通路3が設けられている。この通
路3には、遠心式大型オイルポンプ4が取り付けられて
おり、この遠心式大型オイルポンプ4により、通路3に
は常時大流量のオイルが循環している。
【0011】またこの通路3には、分岐して接続される
通路5(5a,5b,5c,5d)が設けられており、
さらにこの通路5には、オイル中のエンジン摩耗粉の混
入状態を検出する計測装置6が取り付けられている。こ
の通路5の下流側には、容積型小型オイルポンプ7が取
り付けられている。さらに、通路5には、通路5の計測
装置6の下流側と、容積型小型オイルポンプ7をバイパ
スするように通路3を接続するバイパス通路8が設けら
れている。この通路5とバイパス通路8の分岐部には、
電磁切換弁9が設けられ、一方通路3とバイパス通路8
との分岐部には、同様に電磁切換弁10が設けられてい
る。ここで、通路3には、循環するオイル中に含まれる
気泡を除去する遠心式気泡分離器11が設けられてい
る。
【0012】上記計測装置6は、図2にその詳細が示さ
れているように、光源20と、オイル中に含まれるエン
ジン摩耗粉を沈澱させるための計測通路21と、この計
測通路21中に沈澱したエンジン摩耗粉の量を計測する
CCDイメージセンサ22とから構成されている。次に
動作を説明する。先ず、オイル中のエンジン摩耗粉の混
入状態を検出する場合を説明する。電磁切換弁9を通路
5cにオイルが流れバイパス通路8にオイルが流れない
ように操作し、一方電磁切換弁10を通路3の上下流側
を連通させてオイルを流し且つバイパス通路8にオイル
が流れないように操作する。この時、遠心式大型オイル
ポンプ4を作動させて通路3に大流量のオイルを循環さ
せ、さらに容積型小型オイルポンプ7を作動させて通路
5すなわち通路5a,5b,5c,5dに少量のオイル
を流す。計測装置6内に少量のオイルを流すことによ
り、計測通路21中にエンジン摩耗粉を沈澱させやすく
することにより、エンジン摩耗粉量の計測を可能として
いる。
【0013】このエンジン摩耗粉の計測時においては、
通路3では遠心式大型オイルポンプ4により大流量のオ
イルが循環し、通路3と計測装置6との間では少流量の
オイルが流れることになるがこの距離すなわち通路5a
の距離は短く設定することができる。このため、オイル
パン2のオイルが通路3を介して計測装置6までに到達
する時間を従来に比べて著しく短くでき、そのため、計
測装置6の応答性を向上させることができる。
【0014】オイル中のエンジン摩耗粉の混入状態の計
測終了後には、計測装置6の計測部である計測通路21
中に沈澱したエンジン摩耗粉を洗浄するため、フラッシ
ングを行う必要がある。このフラッシング時には、電磁
切換弁9をバイパス通路8にオイルが流れるようにする
と共に通路5c、容積型小型オイルポンプ7及び通路5
dにオイルが流れないように操作する。また、電磁切換
弁10をバイパス通路8と通路3の下流側が連通してオ
イルが流れるようにし且つ通路3の上下流側にオイルが
多少流れ難くするように操作する。この時、遠心式大型
オイルポンプ4を作動させて通路3の電磁切換弁10の
上流側にに大流量のオイルを流すと共に通路5a、計測
装置6、通路5b及びバイパス通路8にオイルを高速で
循環させる。この時、容積型小型オイルポンプ7の作動
を中止する。
【0015】このフラッシング時においては、容積型小
型オイルポンプ7がバイパスされており、そのため、エ
ンジン摩耗粉が容積型小型オイルポンプ内に入ることを
防止でき、その結果ポンプが損傷及びそれに伴う性能の
低下を防止できる。また、オイルパン2内のオイルへの
気泡の混入が避けられない、この気泡が計測装置6内に
入るとノイズとなり正確なエンジン摩耗粉の値を計測す
ることが出来なくなる。このような問題に対して、この
実施例においては、通路3にオイル中に含まれる気泡を
除去する遠心式気泡分離器11を設けているため、この
ような問題の発生を防止できる。
【0016】この実施例においては、エンジン摩耗粉の
混入状態の計測終了後には、計測装置6の計測部である
計測通路21中に沈澱したエンジン摩耗粉をフラッシン
グして洗浄しているため、精度良くオイル中のエンジン
摩耗粉の混入状態の計測が可能となる。さらに、検出さ
れたオイル中のエンジン摩耗粉の混入量に基づいて、エ
ンジンの劣化状態の把握や、エンジン焼付の予測等が容
易にできる。
【0017】次に本発明の他の実施例について図3を参
照して説明する。この実施例においいても同様に、オイ
ルパン2には、その両端部が接続される通路33が設け
られ、この通路33には、遠心式大型オイルポンプ34
が取り付けられている。この通路33には、分岐して接
続される通路35が設けられており、さらにこの通路3
5には、オイル中のエンジン摩耗粉の混入状態を検出す
る計測装置36が取り付けられている。この通路35の
下流側には、容積型小型オイルポンプ37が取り付けら
れている。さらに、通路35には、通路35の計測装置
36の下流側と、容積型小型オイルポンプ37をバイパ
スするように通路33を接続するバイパス通路38が設
けられている。
【0018】一方、この実施例においては、上記図1に
示されるものと異なり、バイパス通路38には、電磁絞
り弁39が設けられ、一方通路33の通路35との分岐
部の下流側には電磁絞り弁40が設けられている。次に
動作を説明する。先ず、オイル中のエンジン摩耗粉の混
入状態を検出する場合を説明する。電磁絞り弁40の絞
り量を小さくして通路33にオイルを流し易くする一方
電磁絞り弁39の絞り量を大きくしてバイパス通路38
にオイルを流し難くする操作を行う。この時、遠心式大
型オイルポンプ34を作動させて通路3に大流量のオイ
ルを循環させ、さらに容積型小型オイルポンプ37を作
動させて通路35に少量のオイルを流す。
【0019】次にフラッシング時には、電磁絞り弁40
の絞り量を大きくして通路40の下流側にオイルを流し
難くし一方電磁絞り弁39の絞り量を小さくしてバイパ
ス通路38にオイルを流し易くし容積型小型オイルポン
プ37の側にオイルを流し難くする操作を行う。この
時、遠心式大型オイルポンプ4を作動させて通路33の
電磁絞り弁40の上流側に大流量のオイルを流す共に通
路35、計測装置36、及びバイパス通路38にオイル
を高速で循環させる。この時、容積型小型オイルポンプ
37の作動を中止する。
【0020】この実施例においても、図1に示すものと
同様に、エンジンエンジン摩耗粉の混入状態の検出時に
は、計測の応答性を向上させることができ、一方、フラ
ッシング時には、容積型小型オイルポンプの損傷及びそ
れに伴う性能の低下を防止できる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明のオイル状態
検出装置によれば、オイル状態の検出の応答性を向上さ
せ且つフラッシング時にポンプの損傷を防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のオイル状態検出装置の一実施例を示す
全体構成図である。
【図2】図1の計測装置を示す拡大図である。
【図3】本発明のオイル状態検出装置の他の実施例を示
す全体構成図である。
【符号の説明】
3 通路 4 遠心式大型オイルポンプ 5 通路 6 計測装置 7 容積型小型オイルポンプ 8 バイパス通路 9 電磁切換弁 10 電磁切換弁 33 通路 34 遠心式大型オイルポンプ 35 通路 36 計測装置 37 容積型小型オイルポンプ 38 バイパス通路 39 電磁絞り弁 40 電磁絞り弁

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オイル中のエンジン摩耗粉の混入状態を
    検出するオイル状態検出装置において、 オイルパンにその両端が接続され大流量のオイルを循環
    させる第1の通路と、 この第1の通路から分岐して接続され所定の少流量のオ
    イルを循環させる第2の通路と、 この第2の通路内に設けられエンジン摩耗粉の混入状態
    を検出する検出部と、 を有することを特徴とするオイル状態検出装置。
  2. 【請求項2】 上記第1の通路に設けられた第1のポン
    プと、上記第2の通路の検出部が設けられた下流側に設
    けられ第1のポンプより少容量の第2のポンプと、上記
    第2の通路の検出部が設けられた下流側と上記第1の通
    路とを上記第2のポンプをバイパスするように接続する
    バイパス流路と、エンジン摩耗粉の混入状態の検出時に
    は検出部及び第2ポンプにオイルにを流すと共に検出部
    のフラッシング時には検出部及びバイパス流路にオイル
    を流す切り換え手段と、を更に有することを特徴とする
    請求項1記載のオイル状態検出装置。
JP18411592A 1992-07-10 1992-07-10 オイル状態検出装置 Pending JPH0633730A (ja)

Priority Applications (1)

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JP18411592A JPH0633730A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 オイル状態検出装置

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JP18411592A JPH0633730A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 オイル状態検出装置

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JPH0633730A true JPH0633730A (ja) 1994-02-08

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ID=16147649

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JP18411592A Pending JPH0633730A (ja) 1992-07-10 1992-07-10 オイル状態検出装置

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JP (1) JPH0633730A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6132000A (en) * 1997-10-23 2000-10-17 Ikeda Bussan Co., Ltd. Lock releasing structure of seat back
US6139076A (en) * 1996-02-27 2000-10-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Unlock mechanism for foldable rear seat back
US8814615B2 (en) 2011-11-22 2014-08-26 Honda Motor Co., Ltd. Outboard motor

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6139076A (en) * 1996-02-27 2000-10-31 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Unlock mechanism for foldable rear seat back
US6132000A (en) * 1997-10-23 2000-10-17 Ikeda Bussan Co., Ltd. Lock releasing structure of seat back
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