JPH06337173A - 空気調和機の制御方法 - Google Patents

空気調和機の制御方法

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JPH06337173A
JPH06337173A JP5127057A JP12705793A JPH06337173A JP H06337173 A JPH06337173 A JP H06337173A JP 5127057 A JP5127057 A JP 5127057A JP 12705793 A JP12705793 A JP 12705793A JP H06337173 A JPH06337173 A JP H06337173A
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佳明 栗田
Koji Sakuma
康治 佐久間
Yoshihiko Mochizuki
佳彦 望月
Takanori Onishi
孝典 大西
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 空気調和機において、圧縮機の運転電流の検
出系にノイズがのっても確実に運転電流の値を把握し
て、過電流保護を行う制御方法を確立する。 【構成】圧縮機1の運転電流を変流器5により一定時間
ごとに近接した所定間隔の2時点で検出し、A/Dコン
バータ8で数値化し、マイコン10によりこの2時点で
の検出値が所定範囲内で一致するか否かを判定し、一致
した場合にその一致した値を運転電流値として採用し、
ノイズのため一致しないような場合はその値を破棄し、
採用した値をテーブル10上の圧縮機過電流設定値と比
較して、採用した値が過電流設定値以上の場合に圧縮機
1を停止あるいは抑制運転する過電流保護制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の制御方法
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術としては、特開平1−234
740号公報に、空気調和機およびその他の機器を接続
する給電線の電流を検出し、給電線に過電流が流れた時
に空気調和機を抑制運転または停止するように制御する
方法が開示されている。これは、電流検出値が予め設定
した上限設定値を超えた時に、空気調和機を抑制運転あ
るいは停止し、電流検出値が予め設定した下限設定値を
下回った時に、空気調和機の運転を復帰させる制御方法
である。しかし、この従来の制御方法においては、電流
値を検出する際に、検出系にのったノイズの影響で過電
流の発生を誤って検知することに対する防止策について
は述べられていない。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】一般に圧縮機の過電流
保護制御を行う際は、変流器によって電流値を検出し、
制御機構にて過電流に対応する設定値を決め、その設定
値を基に過電流保護制御を行う。上記の従来技術におい
ては過電流保護の点については考慮されているが、電流
値を一度検出するだけあり、この場合検出値にノイズが
のった場合、誤検知して圧縮機を誤動作させるという問
題がある。また空気調和機の制御のために、圧縮機の過
電流の他に圧縮機の温度や吐出圧力、凝縮器の配管温度
等を検出する。これら温度、圧力の検出値がノイズの影
響で誤って検出された場合に空気調和機を誤動作させる
という問題が生じる。
【0004】本発明の目的は、上記問題を解決して、空
気調和機の制御にかかわる因子をノイズに影響されるこ
となく検出でき、誤動作のない空気調和機の制御方法を
提供することにある。
【0005】また本発明の別の目的は、圧縮機起動時に
生じる突入電流を避けて制御因子をタイミングよく高い
信頼性をもって検知する空気調和機の制御方法を提供す
ることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の第1の空気調和機の制御方法は、圧縮機、
凝縮器、膨張機構および蒸発器の各機器から冷凍サイク
ルを構成する空気調和機において、圧縮機の運転電流を
一定時間ごとに近接した所定間隔の2時点で検出し、こ
の2時点での電流検出値が所定範囲内で一致するか否か
を判定し、一致した場合にこの一致した値を最新値とし
て既に運転電流として記憶した値を更新し、一致しない
場合は既に運転電流として記憶した値を最新値として保
持し、この最新値が圧縮機の過電流設定値以上であるか
否かを判定し、以上の場合に圧縮機を停止あるいは抑制
運転することを特徴とする。ただし圧縮機の起動から所
定時間内は、最新値が圧縮機の過電流設定値以上である
か否かの判定を中止するものとする。
【0007】また、本発明の第2の空気調和機の制御方
法は、上記各機器から構成する空気調和機において、圧
縮機の冷媒吐出圧力を一定時間ごとに近接した所定間隔
の2時点で検出し、2時点での冷媒吐出圧力検出値が所
定範囲内で一致するか否かを判定し、一致した場合にこ
の一致した値を最新値として既に冷媒吐出圧力として記
憶した値を更新し、一致しない場合は既に冷媒吐出圧力
として記憶した値を最新値として保持し、この最新値を
基に膨張機構の開度を制御することを特徴とする。
【0008】また本発明の第3の空気調和機の制御方法
は、上記各機器から構成する空気調和機において、圧縮
機の温度を一定時間ごとに近接した所定間隔の2時点で
検出し、2時点での温度検出値が所定範囲内で一致する
か否かを判定し、一致した場合に圧縮機の温度を記憶す
るメモリの値を更新し、一致しない場合にはメモリに既
に記憶されている値を保持し、このメモリの記憶する値
を基に膨張機構の開度を制御することを特徴とする。
【0009】また本発明の第4の空気調和機の制御方法
は、上記各機器から構成する空気調和機において、凝縮
器の冷媒液側配管温度を一定時間ごとに近接した所定間
隔の2時点で検出し、2時点での温度検出値が所定範囲
内で一致するか否かを判定し、一致した場合にこの一致
した値を最新値として既に配管温度として記憶した値を
更新し、一致しない場合は既に配管温度として記憶した
値を最新値として保持し、この最新値を基に除霜運転の
制御を行うことを特徴とする。
【0010】また本発明の第5の空気調和機の制御方法
は、上記各機器から構成する空気調和機において、外気
温度を一定時間ごとに近接した所定間隔の2時点で検出
し、2時点での温度検出値が所定範囲内で一致するか否
かを判定し、一致した場合にこの一致した値を最新値と
して既に外気温度として記憶した値を更新し、一致しな
い場合は既に外気温度として記憶した値を最新値として
保持し、この最新値を基に圧縮機の運転開始の可否を決
定するように制御することを特徴とする。
【0011】本発明の別の目的を達成するために、本発
明の第6の空気調和機の制御方法は、上記各機器から構
成する空気調和機において、定常運転時に圧縮機の運転
電流、温度及び吐出圧力と凝縮器の液冷媒側配管温度と
外気温度の各因子を順次に一定時間ごとに近接した所定
間隔の2時点で検出し、各因子それぞれのチャンネルを
介して取り込まれる検出値をA/Dコンバータにより数
値化して、マイクロコンピュータにより2時点での各因
子の検出値がそれぞれ所定範囲内で一致するか否かを判
定し、一致した場合にこの一致した値を最新値として既
に各因子のメモリに記憶した値を更新し、一致しない場
合は各メモリに既に記憶されていた値を保持し、該各メ
モリに記憶された値を基に冷凍サイクルを制御し、一
方、圧縮機の起動から所定時間内は、A/Dコンバータ
のチャンネルを圧縮機の運転電流を検出するチャンネル
に固定して一定時間ごとに検出し、この検出値により運
転電流のメモリに記憶する値を更新し、このメモリの値
を冷凍サイクルの制御に用いることを中止することを特
徴とする。
【0012】
【作用】本発明の第1ないし第6それぞれの空気調和機
の制御方法においては、基本的に検出系にのるノイズは
急峻な立上り立ち下がりを示し、それに比べて制御因子
は変化してもなだらかな変化を示すという考えがある。
従って近接した所定間隔の2時点の間隔で制御因子を検
出すれば、ノイズをピックアップした場合には一時点で
の検出値はノイズの値となり、他時点での検出値は制御
因子の値となり、それらの値は大きな差があるので、ノ
イズと判定でき、一方、両時点での検出値の差が小さな
範囲内にあればその値を制御因子の値と判定することが
でき、この判定方法により制御因子の誤検知を防止する
ことができ、正確に検出した各制御因子の値を基に空気
調和機を的確に制御することができる。
【0013】また、第1及び第6の空気調和機におい
て、圧縮機の起動から所定時間内に検知した値を冷凍サ
イクルの制御に用いることを中止するのは、圧縮機の起
動時には大きな突入電流が生じ、これを検出すれば、圧
縮機の保護制御により運転停止となるからである。
【0014】また第6の空気調和機において、圧縮機起
動所定時間内、マイクロコンピュータに接続するA/D
コンバータのチャンネルを圧縮機の運転電流のチャンネ
ルに固定することにより、信頼性の高い運転電流の検知
を可能とするからである。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。図1は本発明の制御方法を具現化する空気調和機に
おける圧縮機の過電流保護を行う制御回路図、図2は圧
縮機の運転電流の交流波形とその運転電流の実効値なる
検出電圧を示す図である。
【0016】空気調和機は、概して圧縮機、凝縮器、膨
張機構および蒸発器から構成されている。圧縮機1は、
図1に示すように、電磁接触器2を介して3相交流電源
に接続されており、制御基板11上の運転・停止用補助
リレー4をONすることにより電磁接触器用コイル3を
通電し、そして電磁接触器2をONして運転をする。圧
縮機1の運転電流iは変流器5によって検出し、ブリッ
ジ整流回路6、平滑コンデンサ7を介して直流に変換さ
れ、検出電圧VcとしてA/Dコンバータ8で数値化さ
れて、マイコン10に読み込まれる。マイコン10は、
過電流設定値テーブル9を備えており、検出電圧Vcと
過電流に対応する設定値と比較して、検出電圧がその流
設定値より大きい場合に、圧縮機の保護制御を行う。
【0017】図2に示すように、圧縮機1の運転電流i
が徐々に大きくなり過電流に移行するにつれて、検出電
圧Vcも徐々に高くなり過電流に対応する電圧に達す
る。マイコン10は、検出電圧Vcが過電流設定値テー
ブル9の設定値に達した時、運転・停止用補助リレー4
の通電をOFFし、電磁接触器2をOFFしして圧縮機
1の運転を停止する。このような過電流保護制御によっ
て、圧縮機1は過負荷から保護される。
【0018】図3は圧縮機1の運転電流に対応する検出
電圧Vcをマイコン10に読み込む要領、即ち本発明を
特徴づける”2度読み”を示している。過電流保護制御
のために検出される電流値(検出電圧Vc)は、340m
secの周期でマイコン10に取込まれ、この時1度目と
2度目の読込みは20msecの間隔で行われる。図中、A
点及びC点においては1回目と2回目の読込み値が同一
であるため、マイコン10はこの値を圧縮機の運転電流
として判断し、その都度最新値としてメモリに保持す
る。それに対して、ノイズが発生した検出値に影響を与
えたB点においては、1回目と2回目の読込み値が異な
るため、マイコン10はこの値を圧縮機の運転電流でな
いと判断して破棄し、既に保持されていた電流値、つま
りA点の電流値がそのまま最新値としてマイコンに保持
される。かくして、圧縮機の運転電流を”2度読み”す
ることにより、真の運転電流を検知して、ノイズの影響
による誤検知を防ぎ、確実に圧縮機の過電流保護制御を
行うことができる。
【0019】次に本発明の他の実施例について、図4及
び図5を用いて説明する。図4は前述の圧縮機の運転電
流検出機構にさらに温度検出機構、圧力検出機構を設け
た圧縮機の制御回路図であり、図5は上記各検出機構に
よるの2度読みの状況を示す図である。
【0020】図4に示すように、空気調和機には、温度
検出機構として圧縮機の過熱を監視するための圧縮機用
サーミスタ12、凝縮器の氷結を監視するための配管サ
ーミスタ13、その他空気調和機の運転許可を決定する
外気温度を検出する外気サーミスタ14を設け、サーミ
スタ12,13,14からA/Dコンバータ8に取込ま
れる検出値を各々V1,V2,V3とする。また、膨張
機構の制御にかかわる圧縮機の吐出圧力を検出する圧力
検出機構として圧力センサ15を設け、A/Dコンバー
タ8に取込まれる検出値をV4とする。圧縮機用サーミ
スタ12、圧力センサ15による検出値は凝縮器のファ
ンや冷凍サイクル冷媒のバイパス制御にも用いられ、ま
た外気サーミスタ14の検出値は凝縮器のファンの制御
に用いられる。
【0021】2度読みは、図5に示すように、圧縮機の
運転電流(Vc)、圧縮機上温度(V1)、配管温度(V
2)、外気温度(V3)、圧力(V4)の順に、周期的に実
施する。このように2度読みを行い、1回目と2回目の
読込み値が一致する時に、マイコン10は検出値が正し
いとしてそれを記憶し、不一致の時にはそれを読み棄て
ることにより、過電流保護制御におけるノイズ対策だけ
でなく、温度検出機構、圧力検出機構からの検出値に関
しても、ノイズによる誤検知を防ぐことができる。
【0022】図6は圧縮機の起動時における運転電流の
検出電圧波形とマイコンに検出値として保持される電流
値を示す図である。圧縮機1の起動時には、過渡的に大
きな突入電流が流れる。この突入電流を過電流検出機構
が検出し、マイコン10に取込んでしまうと、マイコン
10はそれを過電流と判断し、圧縮機1を停止するよう
に制御するので、圧縮機1は起動しないことになる。従
って、圧縮機1の起動直後の1秒間は、マイコンは圧縮
機の運転電流が過電流か否かの判断を行わず、起動して
1秒経過してから運転電流の検出値を保持するように制
御を行う。かくして圧縮機の起動時の突入電流によって
生じる誤検知を防ぐことができる。
【0023】図7は過電流検出機構、温度検出機構、圧
力検出機構からの各検出値をマイコンに取込むタイミン
グを示す図である。従来は、起動直後から各検出機構か
らの検出値を順番に周期的にマイコンに取込むため、マ
イコンが検出値を読み込むために接続するA/Dコンバ
ータのチャンネルは、周期的に変わっていた。ここで
は、起動後1秒間、過電流保護制御のチャンネルに固定
し、マイコンが他のチャンネルを読込まないで、過電流
保護制御の検出値のみを取込むこととした。これによっ
て、圧縮機起動1秒間における運転電流の検出値を確実
につかみ信頼性の高い検知を行うことができる。
【0024】
【発明の効果】本発明によれば、第1の空気調和機の制
御方法を、圧縮機の運転電流を一定時間ごとに近接した
所定間隔の2時点で検出する、いわゆる2度読みして、
それら検出値が所定範囲内で一致した値を運転電流とし
て判定するように構成したので、検出系にノイズがのっ
ても誤検知がなく、その判定した値を圧縮機の過電流設
定値と比較して圧縮機の過電流保護制御を行うので、確
実に保護制御ができるという効果がある。
【0025】また、第2、第3の空気調和機の制御方法
は、それぞれ圧縮機の冷媒吐出圧力、温度を2度読み
し、冷媒吐出圧力、温度を判定するように構成したの
で、検出系にノイズがのっても誤検知がなく、その判定
した値により確実に膨張機構の開度を制御できる。
【0026】また第4の空気調和機の制御方法は、凝縮
器の冷媒液側配管温度を2度読みしその配管温度を判定
するように、また第5の空気調和機の制御方法は、外気
温度を2度読みし外気温度を判定するようにしたので、
検出系にノイズがのっても誤検知がなく、その判定した
配管温度の値により確実に除霜運転の制御でき、その判
定した外気温度により圧縮機の運転開始の可否を確実に
決定できる。
【0027】また第6の空気調和機の制御方法を、定常
運転時に圧縮機の運転電流、温度及び吐出圧力と凝縮器
の液冷媒側配管温度と外気温度の各因子を順次に2度読
みし、各因子それぞれの検出値をA/Dコンバータによ
り数値化して、マイクロコンピュータにより所定範囲内
で一致する値を各因子の値として判定するようにしたの
で、検出系にノイズがのっても誤検知がなく、その判定
した各制御因子の値により確実に空気調和機の制御を行
うことができ、また圧縮機の起動から所定時間内は、圧
縮機の運転電流の検出値を冷凍サイクルの制御に用いる
ことを中止するようにしたので、圧縮機の起動時に生じ
る大きな突入電流により圧縮機が保護制御されて運転停
止となる誤動作を防止することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気調和機の制御方法の一実施例を適
用する制御回路である。
【図2】圧縮機の運転電流波形とその検出電圧波形を示
す図である。
【図3】圧縮機の過電流保護制御における電流の2点読
込みとマイコンに保持される電流値を示す図である。
【図4】本発明の別の実施例で、温度及び圧力検出機構
を設けた制御回路図である。
【図5】図4における2点読込みのタイミングを示す図
である。
【図6】圧縮機起動時の検出電圧波形とマイコンに保持
される電流値である。
【図7】過電流保護制御機構、温度検出機構、圧力検出
機構における各々の検出値をマイコンに取込むタイムチ
ャート図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 2 運転・停止用電磁接触器 3 電磁接触器用コイル 4 運転・停止用補助リレー 5 変流器 6 ブリッジ整流回路 7 平滑コンデンサ 8 A/Dコンバータ 9 過電流設定値テーブル 10 マイコン 11 マイコン 12 圧縮機上サーミスタ 13 配管サーミスタ 14 外気サーミスタ 15 圧力センサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 望月 佳彦 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所清水工場内 (72)発明者 大西 孝典 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所清水工場内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、凝縮器、膨張機構および蒸発器
    から冷凍サイクルを構成する空気調和機の制御方法にお
    いて、前記圧縮機の運転電流を一定時間ごとに近接した
    所定間隔の2時点で検出し、該2時点での電流検出値が
    所定範囲内で一致するか否かを判定し、一致した場合に
    該一致した値を最新値として既に前記運転電流として記
    憶した値を更新し、一致しない場合は既に前記運転電流
    として記憶した値を最新値として保持し、該最新値が前
    記圧縮機の過電流設定値以上であるか否かを判定し、以
    上の場合に圧縮機を停止あるいは抑制運転することを特
    徴とする空気調和機の制御方法。
  2. 【請求項2】 前記圧縮機の起動から所定時間内、前記
    最新値が前記圧縮機の過電流設定値以上であるか否かの
    判定を中止することを特徴とする請求項1記載の空気調
    和機の制御方法。
  3. 【請求項3】 圧縮機、凝縮器、膨張機構および蒸発器
    から冷凍サイクルを構成する空気調和機の制御方法にお
    いて、前記圧縮機の冷媒吐出圧力を一定時間ごとに近接
    した所定間隔の2時点で検出し、該2時点での冷媒吐出
    圧力検出値が所定範囲内で一致するか否かを判定し、一
    致した場合に該一致した値を最新値として既に前記冷媒
    吐出圧力として記憶した値を更新し、一致しない場合は
    既に前記冷媒吐出圧力として記憶した値を最新値として
    保持し、該最新値を基に前記膨張機構の開度を制御する
    ことを特徴とする空気調和機の制御方法。
  4. 【請求項4】 圧縮機、凝縮器、膨張機構および蒸発器
    から冷凍サイクルを構成する空気調和機の制御方法にお
    いて、前記圧縮機の温度を一定時間ごとに近接した所定
    間隔の2時点で検出し、該2時点での温度検出値が所定
    範囲内で一致するか否かを判定し、一致した場合に該一
    致した値を最新値として既に前記圧縮機の温度として記
    憶した値を更新し、一致しない場合には既に前記圧縮機
    の温度として記憶した値を最新値として保持し、該最新
    値を基に前記膨張機構の開度を制御することを特徴とす
    る空気調和機の制御方法。
  5. 【請求項5】 圧縮機、凝縮器、膨張機構および蒸発器
    から冷凍サイクルを構成する空気調和機の制御方法にお
    いて、前記凝縮器の冷媒液側配管温度を一定時間ごとに
    近接した所定間隔の2時点で検出し、該2時点での温度
    検出値が所定範囲内で一致するか否かを判定し、一致し
    た場合に該一致した値を最新値として既に前記配管温度
    として記憶した値を更新し、一致しない場合は既に前記
    配管温度として記憶した値を最新値として保持し、該最
    新値を基に除霜運転の制御を行うことを特徴とする空気
    調和機の制御方法。
  6. 【請求項6】 圧縮機、凝縮器、膨張機構および蒸発器
    から冷凍サイクルを構成する空気調和機の制御方法にお
    いて、外気温度を一定時間ごとに近接した所定間隔の2
    時点で検出し、該2時点での温度検出値が所定範囲内で
    一致するか否かを判定し、一致した場合に該一致した値
    を最新値として既に前記外気温度として記憶した値を更
    新し、一致しない場合は既に前記外気温度として記憶し
    た値を最新値として保持し、該最新値を基に前記圧縮機
    の運転開始の可否を決定するように制御することを特徴
    とする空気調和機の制御方法。
  7. 【請求項7】 圧縮機、凝縮器、膨張機構および蒸発器
    から冷凍サイクルを構成する空気調和機の制御方法にお
    いて、定常運転時に前記圧縮機の運転電流、温度及び吐
    出圧力と前記凝縮器の液冷媒側配管温度と外気温度の各
    因子を順次に一定時間ごとに近接した所定間隔の2時点
    で検出し、各因子それぞれのチャンネルを介して取り込
    まれる検出値をA/Dコンバータにより数値化して、マ
    イクロコンピュータにより該2時点での各因子の検出値
    がそれぞれ所定範囲内で一致するか否かを判定し、一致
    した場合に該一致した値を最新値として既に各因子のメ
    モリに記憶した値を更新し、一致しない場合は該メモリ
    に既に記憶されていた値を保持し、該各メモリに記憶さ
    れた値を基に冷凍サイクルを制御し、前記圧縮機の起動
    から所定時間内は、前記A/Dコンバータのチャンネル
    を前記圧縮機の運転電流を検出するチャンネルに固定し
    て前記一定時間ごとに検出し、該検出値により前記運転
    電流のメモリに記憶する値を更新し、該メモリの値を冷
    凍サイクルの制御に用いることを中止することを特徴と
    する空気調和機の制御方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004169942A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Ntt Power & Building Facilities Inc 空調システム

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JP2004169942A (ja) * 2002-11-18 2004-06-17 Ntt Power & Building Facilities Inc 空調システム

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