JPH0633695A - シールドカッター用ビット - Google Patents

シールドカッター用ビット

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Publication number
JPH0633695A
JPH0633695A JP21210992A JP21210992A JPH0633695A JP H0633695 A JPH0633695 A JP H0633695A JP 21210992 A JP21210992 A JP 21210992A JP 21210992 A JP21210992 A JP 21210992A JP H0633695 A JPH0633695 A JP H0633695A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cemented carbide
base metal
class
density
blade
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP21210992A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Washimi
暁夫 鷲見
Hitoshi Horie
仁 堀江
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Moldino Tool Engineering Ltd
Original Assignee
Hitachi Tool Engineering Ltd
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Filing date
Publication date
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Publication of JPH0633695A publication Critical patent/JPH0633695A/ja
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  • Excavating Of Shafts Or Tunnels (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本願発明のシールドカッター用ビットは、寿
命を向上させるとともに、台金部分を超硬またはサーメ
ットとすることにより特に欠け・割れ等を防止し、耐摩
耗性に優れたビットを提供する。 【構成】 本願のシールドカッター用ビットは、台金を
構成する超硬合金が、結合相量がFe族金属の1種また
は2種以上:20〜50%、硬質相が4a、5a、6a
族の炭化物、窒化物等の1種または2種以上:残りより
なり、かつその密度が13g/cc以下であり、かつ刃
を構成する超硬と拡散接合されていることを特徴とする
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、トンネル工事等に使用
されるシールドカッターに関する。
【0002】
【従来の技術】本発明に使用されるカッター用ビット
は、砂礫、岩石等の掘削に適するように超硬製チップを
先端にロー付けして、掘削効率、寿命を向上させてい
る。更に、寿命を安定させるため、超硬チップの配置を
複数にしたり、超硬チップの形状を平・山形のように様
々に変化させたりして、寿命の安定化が計られている。
また、シールドカッター等のビットは、長寿命化に対応
するため、刃を構成する超硬部分が増加し、多数のチッ
プをロー付け等で固着するため台金部分の調質が十分に
いかず、ロー付け等の熱処理に合わせざるを得ない状況
にある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、台金には超硬
とのロー付け等のため合金鋼が主に使用されている。ビ
ット用に供されているタングステンカーバイト系の超硬
合金は、JIS E種に規定されているように、WC−
Co系の単純合金であり、その特性、組成等は周知であ
り、WCが重元素であるため、超硬合金自体の密度はJ
IS E種で14.3〜14.6程度と、合金鋼の8〜
9に比較し重くなる欠点を有している。
【0004】
【課題を解決するための手段】そのため、本願発明は、
ビットの台金をより耐摩耗性に優れた超硬、さらにTi
化合物を主としたサーメットとすることにより重量を鋼
を使用した場合に比較して大幅に増加させること無く解
決したものである。すなわち台金に結合相を多く含有す
る高靱性材種を使用し耐摩耗性を向上させるとともに、
欠損・割損等を防止し、さらに超硬・サーメット台金の
特徴を生かして、刃となる部分にはより高硬度な超硬ま
たはサーメットを拡散接合することにより長寿命化とと
もに安定性を向上させたものである。
【0005】
【作用】従って、本発明のシールドカッター用ビット
は、耐摩耗性を向上させるため、刃の部分には通常使用
されている超硬 JIS E種の比較的コバルト含有量
の少ない合金を使用し、台金部分の高靱性材種としは、
現在おもに本用途に使用されているJIS E種の結合
相を多く含む合金、または軽量化のため硬質相にTi化
合物を含む合金を使用する。また、結合相が増えること
により耐食性等が問題となる環境で使用する場合には結
合相中にCr等を添加し、耐食性を向上させる。
【0006】本発明ではシールドカッター全体が耐摩耗
性に優れるが、割れ・欠け等を生じないように高結合相
の合金を使用しているため、刃には焼結時または加工後
でも良いが、拡散接合をすることにより台金に接合す
る。拡散接合は、両者の結合相が同種であるため接触さ
せて液相温度前後に加熱すれば十分に接合することがで
き、HIP(熱間静水圧プレス)を使用すれば十分であ
り、応力の残留や熱に起因する変質等の接合による悪影
響を与えることもない。
【0007】
【実施例】以下、実施例を用いて本発明について具体的
に説明する。台金には、硬質相としてWC(粉末平均粒
度4ミクロン)および結合金属としてCoを用いて、W
C−25%Co合金(密度ρ=13.0g/cc)、刃
には通常のJIS E種(WC−10%Co合金 密度
ρ=14.3g/cc 硬さHRA 88)を用いて、
プレス成形し、この成形体を加工し、ビット台金の形状
に加工するとともに、刃となる部分は除去する。刃とな
る部分には同様に成形したものを入れ、同時に焼結す
る。それにより台金と刃とは焼結時に拡散接合され一体
とする。そして、ビットを機械的/溶接等でにシールド
カッター本体に接続される。
【0008】また、台金には、硬質相としてTiCN
(粉末平均粒度1ミクロン)および結合金属としてNi
を用いて、TiCN−40%C−oNi合金(密度ρ=
8.5g/cc)、刃には通常のJIS E種(WC−
10%Co合金 密度ρ=14.3g/cc 硬さ H
RA 88)を用いて、同様に製作すれば、合金鋼とほ
ぼ同等の密度の台金を製作することができる。
【0009】
【発明の効果】上記のように、本発明によれば、台金、
刃を別々の超硬・超硬またはサーメット・超硬より構成
することにより、ビット全体の耐摩耗性を向上させると
ともに、欠損、割れ、損傷を局部的に止め、性能を安定
化させるものである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超硬製の台金の頭部に形成した溝に超硬
    合金からなる刃を固着して成るシールドカッター用ビッ
    トにおいて、台金を構成する超硬合金の結合相量がFe
    族・Cr族金属の1種または2種以上:20〜50%、
    硬質相が4a、5a、6a族の炭化物、窒化物等の1種
    または2種以上:残りよりなり、その密度が13g/c
    c以下であり、かつ刃を構成する超硬と拡散接合されて
    いることを特徴とするシールドカッター用ビット。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシールドカッター用ビッ
    トにおいて、硬質相がTiの化合物を主とするサーメッ
    トからなり、その密度が7〜9g/ccであることを特
    徴とするシールドカッター用ビット。
JP21210992A 1992-07-16 1992-07-16 シールドカッター用ビット Pending JPH0633695A (ja)

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JP21210992A JPH0633695A (ja) 1992-07-16 1992-07-16 シールドカッター用ビット

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JP21210992A JPH0633695A (ja) 1992-07-16 1992-07-16 シールドカッター用ビット

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JPH0633695A true JPH0633695A (ja) 1994-02-08

Family

ID=16617031

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JP21210992A Pending JPH0633695A (ja) 1992-07-16 1992-07-16 シールドカッター用ビット

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2914207A1 (fr) * 2007-03-27 2008-10-03 Armines Ass Pour La Rech Et Le Procede d'assemblage de deux blocs en materiau dense ou non dense constitue de particules dures dispersees dans une phas phase liante : application a des outils de coupe ou de forage.

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2914207A1 (fr) * 2007-03-27 2008-10-03 Armines Ass Pour La Rech Et Le Procede d'assemblage de deux blocs en materiau dense ou non dense constitue de particules dures dispersees dans une phas phase liante : application a des outils de coupe ou de forage.

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