JPH0633682A - 深礎工法 - Google Patents
深礎工法Info
- Publication number
- JPH0633682A JPH0633682A JP18839792A JP18839792A JPH0633682A JP H0633682 A JPH0633682 A JP H0633682A JP 18839792 A JP18839792 A JP 18839792A JP 18839792 A JP18839792 A JP 18839792A JP H0633682 A JPH0633682 A JP H0633682A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liner plate
- urethane
- layer
- urethane foam
- excavated hole
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Pit Excavations, Shoring, Fill Or Stabilisation Of Slopes (AREA)
Abstract
きる深礎工法を提供すること。 【構成】 地盤を掘削して掘削孔を形成し、同掘削孔内
にライナープレートを組立て、同ライナープレートの外
周面と掘削孔の内周面との間に形成される間隙中に硬質
ウレタン発泡原液を注入し、同ウレタン発泡原液を間隙
中にて発泡させて、発泡ウレタン層を形成した。
Description
ト)工法に関するものである。
して掘削孔を形成し、同掘削孔内にライナープレートを
組立てているが、かかるライナープレートの外周面と掘
削孔と掘削孔の内周面との間には、ライナープレートの
厚さと、ライナープレート組立に必要なスペースと、ラ
イナープレート組立時や組立後ひずみ等により、100
mm程度の間隙が生じており、かかる空隙を放置する
と、空隙背後の地山崩壊や移動がおこり、経時的に地盤
沈下が生じる。そのため、この空隙中にできるだけ早く
裏込め材を注入して、空隙背後の地山崩壊や移動の発生
を抑え、地盤沈下等の障害を防止するようにしている。
ルや水ガラス系懸濁型注入材を使用している。
材として、モルタルや水ガラス系懸濁型注入材を使用し
た場合には、次のような問題があった。
ライナープレートの継ぎ目や下部よりモルタルが漏出し
て、確実な充填が行えない。
の掘削は硬化待ちをして行わなければならず、工期が長
くなる。
ト等の材料置場を広く必要とする。
の地山に作用し、同地山を崩壊して地盤沈下をまねく場
合があった。
イナープレートに作用し、同ライナープレートが内側に
変形して、ライナープレートの組立が困難となったり、
無理に組立てても、必要内部空間が確保できない場合が
あった。
場合 ミキサーを含む機械設備が大きい上に、水ガラスや
セメント等の材料置場を広く必要とし、しかも、注入専
門家が配合して注入する必要があるために、施工費が高
くなっていた。
化前は粘性および接着性に乏しいため、注入時にライナ
ープレートの継ぎ目や下部より漏出して、確実な充填が
行えない場合がある。
柔軟性が乏しいため、ライナープレートに変形が生じた
場合は、以後のライナープレートの組立が困難になる場
合がある。
を掘削して掘削孔を形成し、同掘削孔内にライナープレ
ートを組立て、同ライナープレートの外周面と掘削孔の
内周面との間に形成される間隙中にウレタン発泡原液を
注入し、同ウレタン発泡原液を発泡させて、発泡ウレタ
ン層を形成することを特徴とする深礎工法を提供せんと
するものである。
形成し、同掘削孔内にライナープレートを組立て、同ラ
イナープレートの外周面と掘削孔の内周面との間に形成
される間隙中にウレタン発泡原液を注入し、同ウレタン
発泡原液を発泡させて、発泡ウレタン層を形成する。
・発泡倍率・発泡硬化時間・流動性等の設定が可能であ
り、単位体積重量も25〜50kg/m3 と超軽量であるため
に、荷重としての作用がほとんどなく地山崩壊による地
盤沈下防止に有利である。
分と短く、周囲の地山やライナープレートと接着しなが
ら発泡するため、注入時にライナープレートの継ぎ目や
下部から漏出することが少ない。
で施工でき、発泡ウレタンに柔軟性があるために、ライ
ナープレートの組立も容易で施工性が良い。
説明する。
により施工した円形立坑であり、Gは地盤、1はライナ
ープレート、Uは発泡ウレタン充填層、2は盛土表層、
3は、コンクリート底盤層、4は栗石である。
り、鋼製ライナープレート1は、円弧状に湾曲し、かつ
上下方向に波打ち状に形成されたライナープレート本体
部1aと、同ライナープレート本体部1aの周縁部に形成さ
れた連結用フランジ部1bとからなり、各ライナープレー
ト1は、連結用フランジ部1b,1b 同士を当接させると共
に、連結ボルト5により連結して、円周方向及び上下方
向に連結して筒状に土留壁として形成する。
立坑Aを施工する方法を、図3に示す施工フロー図を参
照しながら説明する。
削して、一定深さH一定の直径Wを有する第1掘削孔6
を形成する。
6中において、ライナープレート1を連結して、一定高
さのリング状に形成する。
レート1の外周面と掘削孔6の内周面との間に形成され
る間隙中に、ウレタン注入装置7により硬質ウレタン発
泡原液8を注入すると共に発泡させて、発泡ウレタン充
填層Uを形成し、組立てたライナープレートを周囲地盤
に固定する。
ン充填層Uの上面に、土砂を盛って盛土表層2を形成す
る。
底部を掘削して一定深さで第1掘削孔6の直径Wより小
さくライナープレートを組立てられる径の第2掘削孔10
を形成する。
10中において、ライナープレート1を連結して、一定高
さのリング状に形成する。
レート1にウレタン注入孔(図示せず)を形成して、同
ウレタン注入孔よりライナープレート1の外周面と第2
掘削孔10の内周面との間に形成される間隙中に硬質ウレ
タン発泡原液8を注入すると共に、同硬質ウレタン発泡
原液8を間隙中にて発泡させて、発泡ウレタン充填層U
をライナープレート裏込め層として形成する。
3掘削孔11を形成し、上記(ニ)(ホ)(ヘ)と同様
に、筒状に連結して形成したライナープレート1の外周
面と第3掘削孔11の内周面との間に形成される間隙中に
発泡ウレタン充填層Uをライナープレート裏込め層とし
て形成する。
11の底部に栗石を敷き、その上にコンクリートを打設し
てコンクリート底盤層3を形成する。
と第1・第2・第3掘削孔6,10,11の各内周面との間
に形成される間隙中に充填する裏込め材として、配合に
より強度・発泡倍率・流動性等の設定が可能な硬質発泡
ウレタンを使用して発泡ウレタン充填層Uを形成するこ
とにより、立坑A施工性を大幅に向上させることができ
る。
発泡ウレタンは、(1) 軽量性、(2)施工性、(3) 充填
性、(4) 複合構造性、(5) 自立性、(6) 耐水性、(7) 強
度特性、(8) 透水・吸水特性、(9) 耐熱性、(10)耐薬品
性、(11)衝撃吸収性、に対して以下のような特徴を有す
るものである。
リートの約1/50)で、軟弱地盤の沈下・支持力不足問題
解決に有効。
20〜40倍に発泡させて充填・埋戻しができる。小さな設
備、少量の材料で、短時間に大量の施工が可能であり、
非常に施工性が良い。
め、空隙を下部より順次充填することができ、非常に充
填性が良い。
ート等の対象物になじんで接着固化するため、複合構造
体としての一体化が図れる。また、鉄筋等が容易に組込
めるため、より一層の強固な構造体の造成が可能であ
る。
新たに発泡させると、相互に接着して一体化し、弱線の
ない連続したマス(塊)となるため、発泡構造体は自立
壁として利用できる。
ため、水による劣化はない。
圧縮強度があり、配合によりさらに大きな強度の発泡体
を形成でき、裏込め材料としての必要強度は十分であ
る。
等にも溶解しない。
タン裏込め層Uを形成することにより、高価なウレタン
の使用量を減量させると共に、強度を増大させることが
できる。
各種発泡樹脂片、各種プラスチック片、タイヤ片、及び
木材片等を有効利用することも、また、コンクリート
塊、アスファルト塊、軽石、及び砕石等の内、少なくと
も一種類を使用することもできる。
易に配設し、強度を増大させることができる。
を発泡させて充填するようにしているために、材料・施
工性・柔軟性の点より、それぞれ次のような効果が得ら
れる。
は、30〜40倍発泡の場合で、単位体積重量が約30kg/m
3 と超軽量であるが、一軸圧縮強度は約2kgf/cm2 あ
り、裏込め材料としての必要強度は十分満足している。
間・流動性等の設定が可能である。
である。
用し、水等他の材料は不要である。
液は、数十倍に発泡した後硬化するため、空隙を下部よ
り順次充填することができ、非常に充填性が良く、充填
範囲の限定も容易である。
充填するので、小さな設備少量の材料で施工が可能であ
り、非常に施工性が良い。
弾性体の性質があり、他の裏込め材と比較して柔軟性に
富む。
常に有利であり、背面地山崩壊等の緊急時施工に対応性
が高い。
布剤処理を施して発泡させれば、ライナープレートの取
り外しが容易となり、ライナープレートの再利用ができ
る。
断面側面図。
Claims (1)
- 【請求項1】 地盤を掘削して掘削孔を形成し、同掘削
孔内にライナープレートを組立て、同ライナープレート
の外周面と掘削孔の内周面との間に形成される間隙中に
ウレタン発泡原液を注入し、同ウレタン発泡原液を間隙
中にて発泡させて、発泡ウレタン層を形成することを特
徴とする深礎工法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04188397A JP3084141B2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 深礎工法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04188397A JP3084141B2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 深礎工法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0633682A true JPH0633682A (ja) | 1994-02-08 |
JP3084141B2 JP3084141B2 (ja) | 2000-09-04 |
Family
ID=16222930
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04188397A Expired - Fee Related JP3084141B2 (ja) | 1992-07-15 | 1992-07-15 | 深礎工法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3084141B2 (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100974513B1 (ko) * | 2009-07-13 | 2010-08-10 | 신세계건설(주) | 심초공법 |
JP2012180644A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 地下室の設置構造 |
JP2012180647A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 軟弱地盤における建物の基礎構造 |
JP2013204396A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 地下空間構造 |
JP2016031010A (ja) * | 2014-07-30 | 2016-03-07 | 鹿島建設株式会社 | 発泡ウレタン充填方法、注入管ユニット、及び発泡ウレタン充填構造 |
JP2020105806A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | 日鉄建材株式会社 | 地中構造物の構築方法、および地中構造物 |
-
1992
- 1992-07-15 JP JP04188397A patent/JP3084141B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100974513B1 (ko) * | 2009-07-13 | 2010-08-10 | 신세계건설(주) | 심초공법 |
JP2012180644A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 地下室の設置構造 |
JP2012180647A (ja) * | 2011-02-28 | 2012-09-20 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 軟弱地盤における建物の基礎構造 |
JP2013204396A (ja) * | 2012-03-29 | 2013-10-07 | Sumitomo Forestry Co Ltd | 地下空間構造 |
JP2016031010A (ja) * | 2014-07-30 | 2016-03-07 | 鹿島建設株式会社 | 発泡ウレタン充填方法、注入管ユニット、及び発泡ウレタン充填構造 |
JP2020105806A (ja) * | 2018-12-27 | 2020-07-09 | 日鉄建材株式会社 | 地中構造物の構築方法、および地中構造物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3084141B2 (ja) | 2000-09-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20140314497A1 (en) | Polymer grouting method for constructing gravel pile | |
AU2012315417B2 (en) | Retaining wall construction using site compaction and excavation | |
KR102091646B1 (ko) | 지반개량형 합성말뚝 시공방법 | |
JP3084141B2 (ja) | 深礎工法 | |
KR100999467B1 (ko) | 굴착공의 콤비그라우팅 보강구조 및 시공방법 | |
KR100471195B1 (ko) | 충전, 매립 및 성토를 위한 기포혼합 경량 소일시멘트 및 그 제조방법 | |
JPS6363687B2 (ja) | ||
JP3250045B2 (ja) | 耐圧力コンクリート壁構造およびその施工方法 | |
CN114086990A (zh) | 一种软岩隧道韧性支护结构 | |
JPH0571730B2 (ja) | ||
JP2010209547A (ja) | 壁杭及び壁杭の造成工法 | |
KR810001855B1 (ko) | 터널 라이닝 배면의 공동 충전방법 | |
JP3103862B2 (ja) | 拡幅土木工法 | |
JPS6198817A (ja) | 複合シートパイルを堰板として用いた地下構築物のコンクリート壁形成工法 | |
JP2001026922A (ja) | 既設トンネルの耐震補強方法 | |
KR102608696B1 (ko) | 균열 노면 또는 침하 지반 보수용 보강틀 및 그 보강틀을 이용한 균열 노면 또는 침하 지반 보수 방법 | |
JP3832804B2 (ja) | 現場発泡ウレタン混合土による工法 | |
CN210341892U (zh) | 应用于岩溶地区的承压桩及桩基 | |
CN216948328U (zh) | 钢筋混凝土内支撑加劲板施工结构 | |
JPH0650466A (ja) | 暗渠の埋設築造法 | |
CN116657559A (zh) | 一种岩溶塌陷区的明渠结构及其施工方法 | |
KR20030091836A (ko) | 원통기둥을 이용한 주열식 차수벽 및 그 설치공법 | |
JPH0530924B2 (ja) | ||
CN116695782A (zh) | 一种用于软土地区的上跨隧道区间保护体系的施工方法 | |
JP4576768B2 (ja) | 複合型地中連続壁および同壁の構築工法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20070630 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080630 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080630 Year of fee payment: 8 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313113 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
S533 | Written request for registration of change of name |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080630 Year of fee payment: 8 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 9 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090630 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |