JPH0633681Y2 - 誘電体共振器装置 - Google Patents

誘電体共振器装置

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JPH0633681Y2
JPH0633681Y2 JP4353088U JP4353088U JPH0633681Y2 JP H0633681 Y2 JPH0633681 Y2 JP H0633681Y2 JP 4353088 U JP4353088 U JP 4353088U JP 4353088 U JP4353088 U JP 4353088U JP H0633681 Y2 JPH0633681 Y2 JP H0633681Y2
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JP
Japan
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dielectric resonator
partition plate
dielectric
resonator device
opening
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JP4353088U
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JPH01146604U (ja
Inventor
容平 石川
敏朗 平塚
博次 阿部
尚 ▲高▼垣
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、自動車電話のアンテナ共用器等に使用される
誘電体共振器装置に係り、さらに詳しくは温度変化に起
因する各誘電体共振器間の結合度の変動を補償するよう
にした構造に関する。
<従来の技術> 従来のこの種の誘電体共振器装置には、第5図に示すも
のがある。この誘電体共振器装置は、一対の誘電体共振
器ユニット2を備える。この誘電体共振器ユニット2
は、第6図に示すように、4枚のセラミックス基板3を
前後に開口部4が形成されるように枠状に組み合わせた
後、全面にAg等を薄膜状に焼き付けしてなるキャビティ
6内に誘電体セラミックス柱7を配置してなるTM010モ
ードを用いるものである。そして、これらの誘電体共振
器ユニット2が電磁シールドを兼ねた金属製の保護ケー
ス8内に前記開口部4が互いに対向するように所定の間
隔lを存して並置されており、これによって誘電体共振
器ユニット2同士が磁界結合される。この場合、誘電体
共振器ユニット2間の結合度は、両者間の間隔lおよび
互いに対向する開口部4の有効面積sに依存する。した
がって、誘電体共振器ユニット2を所定の間隔lを存し
て保護ケース8内に固定した後で結合度を調整する場合
には、誘電体共振器ユニット2間に金属等でできた導電
性の仕切り板10を挿入し、これによって開口部4の有効
面積sを設定して所望の結合度を得るようにしている。
なお、11は保護ケース8の両端に設けられた入出力コネ
クタである。
<考案が解決しようとする問題点> ところで、誘電体共振器ユニット2が収納される保護ケ
ース8は、軽量化を図るためにアルミニュウムが多用さ
れつつある。ところが、アルミニュウムは鉄よりも比重
が小さい反面、線膨張係数が大きい。このため、外部温
度の変化によって保護ケース8が膨張すると、これに伴
って誘電体共振器ユニット2間の間隔lが大きく変化
し、その結果、結合係数が変動する。その変化率は2段
の誘電体共振器ユニット2の場合では、鉄の場合の約3
倍にもなる。このような結合係数kの変動はフィルタ特
性に大きな影響を与えるために好ましくない。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたものであっ
て、保護ケースの熱膨張に起因した誘電体共振器ユニッ
ト間の結合係数の変動を自動的に打ち消して、フィルタ
特性の安定化を図ることを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本考案は、上記の目的を達成するために、前後に開口部
が形成されたキャビティ内に誘電体セラミックス柱を配
置してなる誘電体共振器ユニットを複数備え、これらの
誘電体共振器ユニットが金属製の保護ケース内に前記開
口部が互いに対向するように所定の間隔を存して並置さ
れ、かつ、各誘電体共振器ユニット間には結合度調整用
の導電性の仕切り板が設けられた誘電体共振器装置にお
いて、次の構成を採る。
すなわち、本考案では、外部温度に応じて変形して前記
仕切り板の開口部における空間位置を変化させる温度補
償手段を備えていることを特徴としている。
<作用> 上記構成によれば、たとえば外部温度が上昇して保護ケ
ースが熱膨張すると、その内部に配置された誘電体共振
器ユニットの間隔が広がって結合係数kが小さくなる
が、温度変化に応じて温度補償手段も変形して仕切り板
の開口部における空間位置が変化する。すると、開口部
における有効面積が大きくなって結合係数も大きくな
る。つまり、保護ケースの熱膨張による結合係数の変化
と、仕切り板の空間位置の変化による結合係数の変化と
が互いに打ち消される。そのため、結果的に外部温度が
変化しても結合係数の変動が抑えられる。
<実施例> 第1図は誘電体共振器ユニットの開口部側から見た正面
図、第2図は同ユニットの平面図であり、従来例と対応
する部分には同一の符号を付している。この実施例の誘
電体共振器装置は、前後に開口部4が形成されたキャビ
ティ6内に誘電体セラミックス柱7を配置してなる一対
のTM010モードの誘電体共振器ユニット2を備え、これ
らの誘電体共振器ユニット2が図外の金属製の保護ケー
ス内に開口部4が互いに対向するように所定の間隔を存
して並置されており、これにより誘電体共振器ユニット
2同士が磁界結合するように構成されている点は第5図
および第6図に示した従来例と同様である。
この実施例の特徴は、一対の仕切り板12をバイメタルで
構成するとともに、この仕切り板12がキャビティ6の開
口部4の対向面から所定の角度θだけ傾斜して取り付け
られていることであり、これによって、外部温度に応じ
て変形して仕切り板12の開口部4における空間位置を変
化させる温度補償手段13が構成される。
上記構成において、たとえば外部温度が上昇して保護ケ
ースが熱膨張すると、その内部に配置された一対の誘電
体共振器ユニット2の間隔lが広がって結合係数kが小
さくなる。一方、仕切り板12も、第1図の二点鎖線で示
すように、温度変化に応じてキャビティ6外方に突出す
るように湾曲するため、開口部4の有効面積が大きくな
る。そのため、結合係数kが大きくなる。つまり、保護
ケースが熱膨張しても仕切り板12の変形による有効面積
の増大により結合係数kの変化が打ち消される。そのた
め、結果的に外部温度が変化しても結合係数kの変動が
抑えられる。
第3図は他の実施例に係る誘電体共振器ユニットの開口
部側から見た正面図、第4図は同ユニットの側面図であ
る。この実施例の特徴は、温度補償手段15をキャビティ
6にバイメタルからなる支柱16を介して仕切り板17を取
り付けて構成したことである。この構成の場合には、第
3図の二点鎖線で示すように、温度上昇によって支柱16
が湾曲して仕切り板17の開口部4における空間位置が変
化するため、結果的に開口部4の有効面積が増大して結
合係数kの変化が打ち消される。
<考案の効果> 本考案によれば、保護ケースの熱膨張による結合係数の
変動が温度補償手段によって打ち消されるので、軽量な
保護ケースを使用する場合でも温度変化に影響されない
フィルタ特性が得られるようになる等の優れた効果が発
揮される。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案の誘電体共振器装置の実施
例を示し、第1図は誘電体共振器ユニットの開口部側か
ら見た正面図、第2図は同ユニットの平面図、第3図は
他の実施例に係る誘電体共振器ユニットの開口部側から
見た正面図、第4図は同ユニットの側面図である。ま
た、第5図は従来の誘電体共振器装置の平断面図、第6
図は同装置の誘電体共振器ユニットの斜視図である。 2…誘電体共振器ユニット、4…開口部、6…キャビテ
ィ、7…誘電体セラミックス柱、12、17…仕切り板、1
3、15…温度補償手段。
フロントページの続き (72)考案者 ▲高▼垣 尚 京都府長岡京市天神2丁目26番10号 株式 会社村田製作所内 (56)参考文献 国際公開87/3745(WO,A)

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前後に開口部が形成されたキャビティ内に
    誘電体セラミックス柱を配置してなる誘電体共振器ユニ
    ットを複数備え、これらの誘電体共振器ユニットが金属
    製の保護ケース内に前記開口部が互いに対向するように
    所定の間隔を存して並置され、かつ、各誘電体共振器ユ
    ニット間には結合度調整用の導電性の仕切り板が設けら
    れた誘電体共振器装置において、 外部温度に応じて変形して前記仕切り板の開口部におけ
    る空間位置を変化させる温度補償手段を備えることを特
    徴とする誘電体共振器装置。
  2. 【請求項2】温度補償手段は、仕切り板をバイメタルで
    構成するとともに、この仕切り板をキャビティの開口部
    の対向面から所定の角度だけ傾斜固定してなるものであ
    る請求項1記載の誘電体共振器装置。
  3. 【請求項3】温度補償手段は、キャビティにバイメタル
    で構成された支柱を介して仕切り板を取り付けてなるも
    のである請求項1記載の誘電体共振器装置。
JP4353088U 1988-03-30 1988-03-30 誘電体共振器装置 Expired - Lifetime JPH0633681Y2 (ja)

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JP4353088U JPH0633681Y2 (ja) 1988-03-30 1988-03-30 誘電体共振器装置

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01146604U JPH01146604U (ja) 1989-10-09
JPH0633681Y2 true JPH0633681Y2 (ja) 1994-08-31

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ID=31269923

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