JPH0633663A - 出入口構造 - Google Patents

出入口構造

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Publication number
JPH0633663A
JPH0633663A JP4186603A JP18660392A JPH0633663A JP H0633663 A JPH0633663 A JP H0633663A JP 4186603 A JP4186603 A JP 4186603A JP 18660392 A JP18660392 A JP 18660392A JP H0633663 A JPH0633663 A JP H0633663A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
door member
room
person
walls
pair
Prior art date
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Pending
Application number
JP4186603A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuo Sakamoto
和生 坂本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Okumura Corp
Original Assignee
Okumura Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Okumura Corp filed Critical Okumura Corp
Priority to JP4186603A priority Critical patent/JPH0633663A/ja
Publication of JPH0633663A publication Critical patent/JPH0633663A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 円弧面にかかる荷重の移動によって生じる上
記円弧面の回転力を利用することによって、動力が要求
されないか、あるいは要求されてもそれを最小限に抑え
ることができ、また、閉じた状態でも部屋が使用中かど
うかが外から簡単にわかる立体構造の新奇な出入口構造
を提供する。 【構成】 互いに平行に対向させて立設した1対の壁1
の間に、上に開いた円弧面からなる回転可能なドア部材
3を配置する。ドア部材3の凹面3a上で人9が歩行動
作を行って荷重を移動させることにより、ドア部材3は
回転し、これにより、この出入口構造が開閉する。ま
た、ドア部材3を一定の軌道で安定に回転移動させるた
めに、1対の壁1の互いに対向する面11に、上に開い
た円弧の形状を有する溝2を形成し、溝2にドア部材3
の両側部を移動可能に嵌合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は建築物等に使用される
出入口構造に関する。
【0002】
【従来の技術】人が出入りするところには、多くの場
合、内側空間と外側空間とを開閉自在につなぐものとし
てドアが設けられている。そして、建物内につくられた
各部屋の出入口に取り付けられているドアの多くは、人
間が手で押したり引いたりして開閉する手動開閉式のも
のである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、手動開
閉式のドアは、両手が荷物でふさがっていたり、松葉づ
えをついていたりして手が自由に使えない人や、車いす
の利用者などにとっては極めて不便である。また、自動
ドアを採用した場合にはこのような不都合は解消できる
が、従来の自動ドアの開閉には必ず動力が使用されてお
り、1日当たりのドアの開閉回数は決して少なくないこ
とを考慮すると、その消費エネルギーは無視できないも
のである。
【0004】また、従来のドアは、手動開閉式のものに
せよ自動開閉式のものにせよ、平面的なものしかなく、
立体構造のドアはなかった。
【0005】さらに、病院のレントゲン室等、特殊な使
用の仕方をされる部屋では、部屋が使用中か否かを外部
に知らせる必要があるが、従来のドアの場合は、閉めた
状態では外側からは部屋の使用状態がわからないため、
ランプなど何等かの表示手段を使用する必要があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、円弧面にかかる
荷重の移動によって生じる上記円弧面の回転力を利用す
ることによって、動力が要求されないか、あるいは要求
されてもそれを最小限に抑えることができ、また、閉じ
た状態でも部屋が使用中かどうかが外から簡単にわかる
立体構造の新奇な出入口構造を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、この発明の出入口構造は、互いに平行に対向させて
立設した1対の壁と、上記1対の壁の間に配置され、上
に開いた円弧面からなる回転可能なドア部材とを備えた
ことを特徴としている。
【0008】上記1対の壁の互いに対向する面に、上に
開いた円弧の形状を有する溝を形成し、上記溝に上記ド
ア部材の両側部を移動可能に嵌合するのが望ましい。
【0009】
【作用】いま、円弧面からなるドア部材の凹面が部屋の
外側に向き、かつドア部材の上下方向一端側は床面に接
すると共に他端側は天井付近に位置して、出入口構造が
閉じた状態にあるとする。ここで、入室する場合には、
ドア部材の上記凹面に向かい合う形で、ドア部材が床面
と接しているところより前方に一歩足を踏み出してドア
部材上に体重をかけると、ドア部材は足の踏み出し方向
とは逆の方向に回転する。したがって、上記動作を繰り
返し行うことによって、つまり歩行動作を続けることに
よって、ドア部材は人の後方へと送り続けられ、最後に
は、ドア部材は完全に人の後ろ側に来る。つまり、人は
部屋の中へ入ったわけである。このとき、出入口構造は
再び閉じた状態となっている。なお、ドア部材がこの最
後の状態に達するまでは、歩行動作によって人はドア部
材に対して相対的に前進をしているのであるが、実際に
はドア部材が回転するので、人の位置は変わらないか、
あるいは、前進してもその前進距離は小さなものであ
る。
【0010】上記人が入室している間、部屋の外側には
ドア部材の凸面が向いているので、外からは別の人がは
いることはできない。
【0011】また、上記人が部屋の外に出るときには、
ドア部材の凹面が部屋の内側に向いているので、入室す
るときと同様にして、部屋から退出できる。
【0012】このように、この出入口構造は、ドア部材
上で歩行動作を行うことにより、ドア部材が回転移動し
て自動的に開閉する、従来にはなかった新奇な立体構造
の出入口構造である。しかも、ドア部材の回転は人の体
重の移動によって行なわれるので、動力が不要である。
また、ドア部材の回転を動力式にした場合でも、人の重
量を利用することになるので、動力を必要最小限にする
ことができる。
【0013】また、この出入口構造は、人が入室してい
るときとそうでないときとでは、部屋の外側に現れるド
ア部材の面が異なるので、ドア部材の状態を見ることに
より、部屋が使用中かどうかを簡単に知ることができ
る。
【0014】なお、ドア部材上での荷重の移動は、歩行
によるだけではなく、車いす等の乗り物を利用しても行
うことができる。
【0015】また、上記壁に円弧状の溝を設けて、上記
ドア部材の両側部を移動可能に嵌合した場合は、ドア部
材の移動を溝でガイドして、ドア部材を一定の軌道で安
定に回転移動させることができる。
【0016】
【実施例】図1および図2は本発明の出入口構造を説明
する斜視図および断面図である。図1,2において、1,
1は互いに平行に対向させて立設した1対の壁、2,2
は上記壁1,1の互いに対向する面(以下、対向面と言
う。)11,11に形成された1対の溝、3は上記溝2,
2に両側部が摺動可能に嵌合した強化ガラス製のドア部
材、5は壁1,1の間に形成された通路部、6は天井で
ある。上記壁1,1は天井6まで延びている。
【0017】上記溝2は壁1の高さを半径とする上に開
いた半円の円弧形状を有する一方、ドア部材3は上記溝
2の円弧と同じ半径かつ略半分の弧長を持つ円弧面によ
って形成されている。
【0018】また、ドア部材3の凸面3bの長手方向両
端部には図示しない溝あるいは突起を設ける一方、通路
部5には溝2,2の円弧の最下点を結ぶ線上に上記ドア
部材3の溝あるいは突起に係合するロック部材(図示せ
ず)を設けている。そして、ドア部材3の溝あるいは突
起と通路部5のロック部材との係合によってドア部材3
を所定の閉位置に固定すると共に、所定の大きさの力が
ドア部材3側から作用したときにその係合が外れる仕組
みになっている。図1中、番号7はドア部材3側の上記
溝あるいは突起と通路部5側のロック部材とが係合する
位置を示している。
【0019】なお、図1(b),(c)には、図を簡単にする
ために、上記1対の壁1,1のうち片方のみを示す。
【0020】次に、この出入口構造の開閉について説明
する。
【0021】いま、図1(a)、図2(a)に示すように、ド
ア部材3の長手方向一端側が通路部5の床面に接すると
共に他端側が天井6に接して閉じた状態にあり、かつ、
ドア部材3の凹面3aが部屋の外側に面しているとす
る。つまり、ドア部材3は半円弧形状の溝2,2の室内
側の約半分に嵌合している。このとき、ドア部材3が通
路部5のロック部材によってロックされている箇所7に
人9が乗ると、その重さでロックがはずれて、ドア部材
3は溝11内を摺動可能となる。そして、通路部5の床
面に接していないドア部材3の部分に人9が一歩足を踏
み出して荷重を移動させる毎に、つまり人9が歩行動作
を行うにしたがって、ドア部材3が溝2に摺動しながら
回転して、人9の後方に送られていく(図1(b),図2
(b))。この間、人9は歩行動作は行うが、通路部5に対
する人9の位置は変わらない。そして、人9がなおも歩
行動作を続けると、図1(c),図2(c)に示すように、ド
ア部材3は溝2の残り半分に嵌合された状態になって回
転が終了し、ドア部材3が通路部5側に設けたロック部
材によって再びロックされる。このとき、すでに人9は
室内へと入り込んでおり、しかもドア部材3は完全に閉
まっている。人9が一たん部屋に入ってしまうと、ドア
部材3の凸面3bが外部に面しているため、入室禁止の
状態となる。
【0022】一方、人9が退室するときには、ドア部材
3の凹面3aが部屋の内側に面しているので、人9は入
室するときと同様にドア部材3上で歩行動作を続けるこ
とによって、部屋の外にでることができる。人9が退室
した後は、ドア部材3は再び、図1(a),図2(a)に示すよ
うに、凹面3a側が外部に面した状態となるので、入室
可能となる。
【0023】このように、本実施例の出入口構造は、人
9がドア部材3の凹面3a上で歩行動作を行うことによ
り、ドア部材3が溝2内を摺動しながら回転して、自動
的に開閉する仕組になっており、ドア部材3の回転駆動
源は人の重量だけで、動力を全く必要としない。したが
って、この出入口構造は省エネタイプの自動ドアを提供
できる。
【0024】また、この出入口構造は、部屋の使用人数
を1名に制限する場合、あるいは複数の人の使用であっ
ても同時に入室し同時に退室することを条件にするよう
な場合には、ドア部材3の向きによって、部屋が使用中
か否かが簡単にわかる。
【0025】また、この出入口構造は、一たん部屋へ入
ってしまえば他の者の入室を禁じることができるので、
プライベートルームや病院のレントゲン室の出入口構造
として利用できる。上記実施例では、ドア部材3を壁1
に設けた溝2で案内するので、ドア部材3は一定の軌道
を移動し、軌道から逸脱することがない。
【0026】なお、上記実施例では、上記ドア部材3の
回転駆動には動力を用いなかったが、動力式にすること
もできる。動力式としては、たとえば、地上側にピニオ
ンを、ドア部材3の側部にセクタギアを設け、さらに、
このピニオンを回転させるモーターを設ける一方、人9
の重量を感知する圧電素子からなるセンサーを通路部5
に設けることによって、人9がドア部材3の上に乗った
ときにモータを駆動させてピニオンを回転させ、これに
よって、ドア部材3を溝11に沿って回転させる方法が
ある。なお、ドア部材3の回転駆動を動力式にした場合
でも、人間の重量を利用することになるので、エネルギ
ーの消費量は必要最低限に抑えられ、従来の自動ドアに
比べてエネルギー消費を軽減できる。また、上記ドア部
材の動力式の回転は、ドア部材をその凸面に接触する摩
擦車で回転させるようにしてもよい。
【0027】また、上記実施例の出入口構造は単なる一
例であり、壁1の溝2は設けなくてもよく、また、壁1
の寸法、ドア部材3の曲率半径、ドア部材3の材料、ド
ア部材3の通路部5へのロック方法、ドア部材3の回転
駆動方法等は、上記のものに限定されるものでないこと
は言うまでもない。
【0028】
【発明の効果】以上より明らかなように、この発明の出
入口構造は、互いに平行に対向して立設した1対の壁の
間に、上に開いた円弧の形状を有するドア部材を回転可
能に配置して、上記ドア部材を回転させることによって
開閉するようにした、従来にはなかった、全く新奇な立
体構造の出入口構造である。
【0029】上記ドア部材は、円弧面によって形成され
るドア部材の凹面上で人が歩行動作あるいは車いす等の
乗り物に乗っての移動を行うことによる荷重の移動によ
って、回転させることができるので、ドア部材の回転に
対して何等動力の入らない自動開閉式の出入口構造とな
る。また、たとえ動力を用いる場合であっても、ドア部
材上を移動する人間の重量を動力の一部として利用でき
るので、エネルギーを節約できる。
【0030】また、この出入口構造は、人が入室した後
と退室した後では、部屋の外側に現れるドア部材の面が
異なるので、病院のレントゲン室のように部屋の使用人
数を1名に制限する場合、あるいは複数の人の使用であ
っても同時に入室し同時に退室することを条件にするよ
うな場合には、ドア部材の状態を見ることにより、部屋
が使用中かどうかを簡単に知ることができる。
【0031】また、一たん入室すれば、入室したものが
退室しない限りは他の者は入室できないので、施錠をし
たのと同じ効果が得られる。
【0032】また、上記壁にドア部材の回転を案内する
溝を設けた場合には、簡単にドア部材を一定軌道から逸
脱させないようにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例の出入口構造を説明する概
略斜視図である。
【図2】 図1の出入口構造の概略断面図である。
【符号の説明】
1…壁、2…溝、3…ドア部材、3a…ドア部材の凹
面、3b…ドア部材の凸面、5…通路部、9…人、11
…壁の対向面。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 互いに平行に対向させて立設した1対の
    壁と、 上記1対の壁の間に配置され、上に開いた円弧面からな
    る回転可能なドア部材とを備えた出入口構造。
  2. 【請求項2】 上記1対の壁の互いに対向する面に、上
    に開いた円弧の形状を有する溝が形成され、上記溝に上
    記ドア部材の両側部が移動可能に嵌合されたことを特徴
    とする請求項1記載の出入口構造。
JP4186603A 1992-07-14 1992-07-14 出入口構造 Pending JPH0633663A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4186603A JPH0633663A (ja) 1992-07-14 1992-07-14 出入口構造

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4186603A JPH0633663A (ja) 1992-07-14 1992-07-14 出入口構造

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Publication Number Publication Date
JPH0633663A true JPH0633663A (ja) 1994-02-08

Family

ID=16191458

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JP4186603A Pending JPH0633663A (ja) 1992-07-14 1992-07-14 出入口構造

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JP (1) JPH0633663A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1998059142A1 (fr) * 1997-06-24 1998-12-30 Nisshin Steel Co., Ltd. Element et structure de fermeture
EP2439373A1 (de) * 2010-10-08 2012-04-11 Frinova GmbH Toranordnung mit einer kreisbogenförmigen Führung

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO1998059142A1 (fr) * 1997-06-24 1998-12-30 Nisshin Steel Co., Ltd. Element et structure de fermeture
US6092583A (en) * 1997-06-24 2000-07-25 Nisshin Steel Co., Ltd. Closure member and closing construction
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