JPH063365U - ゴルフバッグ運搬車 - Google Patents

ゴルフバッグ運搬車

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JPH063365U
JPH063365U JP4236092U JP4236092U JPH063365U JP H063365 U JPH063365 U JP H063365U JP 4236092 U JP4236092 U JP 4236092U JP 4236092 U JP4236092 U JP 4236092U JP H063365 U JPH063365 U JP H063365U
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JP
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umbrella
golf bag
electric
golf
vehicle
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JP4236092U
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秀明 高木
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熊取谷 稔
秀明 高木
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 雨天や炎天下でのゴルファの不快感や危険性
を軽減させる。 【構成】 2個のゴルフバッグ3を積載して電動により
移動する無蓋の車両10のほぼ中央に支柱22を立設
し、大型の傘本体21及び柄部23からなる傘20の柄
部23の基部を嵌着し柄部23の下部に電動リール24
を配設する。車両10の後部に突設した操縦用ハンドル
15の中央部に速度制御ハンドル16aと傘開閉スイッ
チ16bとを備えた操作盤16を設け、速度制御ハンド
ルにより車両10の速度を制御すると共に、傘開閉スイ
ッチ16bにより電動リール24を回転駆動して伝動ロ
ープ,滑車等を介して傘20を開閉させ、雨天や炎天下
でゴルファが傘20の庇の下で歩行及び打球を行い得る
ようにする。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、ゴルフバッグを積載して競技者と共にコースを移動するゴルフバ ッグ運搬車に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、ゴルフ場の数は大幅に増加しつつあるが、それでもなお急増するゴルフ 入口には及ばず、特に大都市周辺のゴルフ場では休日はもちろん平日でも満員の 盛況となっており、一般のゴルフ競技者(以下「ゴルファ」という)にとっては 容易に予約をとれない状態が慢性化している。そのため、一旦予約がとれた場合 には、かなりの悪天候でもゴルフ競技が決行されるのが通例である。
【0003】 その際、ゴルファのゴルフ競技中に随伴するゴルフバッグ運搬車は、古くはゴ ルファ自身が自己のゴルフバッグを積載して手で引張る2輪式手動カートから始 まり、現在では4人のゴルファのゴルフバッグを積載して電動機とバッテリで自 動走行する電動カートが普及し、リモートコントロール方式も加わって1人のキ ャディが4人のゴルフバッグを容易に運搬し得るようになっている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のゴルフバッグ運搬車は、例えば1バッグ当り 約20キログラムというように重量のあるゴルフクラブ入りのゴルフバッグをい かにキャディに負担をかけず運搬させるかという点に重点が置かれ、悪天候下で ゴルファにいかに快適に競技させるかという点についての考慮は皆無であった。
【0005】 そのため、特に雨中のゴルフ競技においては、4〜5時間にも及ぶ1競技ラウ ンド(18ホール競技)の間、ゴルファは雨傘を手で保持してコース内を歩行し なければならず腕の疲労が累積するだけでなく、広大なコース内では風雨のため に通常の雨傘程度では充分に雨濡れを防ぐことができず、往々にして下半身がず ぶ濡れになってゴルファに不快感を与える結果となっていた。
【0006】 また、打球に際しては雨傘をゴルフクラブに持ち換えて打球の構えに入り、打 ち終るまでの間は全く雨曝しのなかで全身が濡れ放題になってさらに不快感がつ のるばかりでなく、その間にグリップが水濡れして滑りやすくなり、打球時にゴ ルフクラブが手から滑り抜けて飛んでしまうという危険性もあった。
【0007】 さらに、眼鏡をかけたゴルファの場合には、雨傘を手放して打球の構えに入る と帽子等を伝って頭部から落下する雫で眼鏡が見えなくなり、思うように打球が できず、その都度雨中で眼鏡を拭くのもきわめて煩わしく、その間にも雨濡れの 度合が一層ひどくなって不快の度合が倍加されるという問題点もあった。
【0008】 その上、最近の人手難からキャディ不足に悩むゴルフ場が多く、もしキャディ の同伴なしで雨中のゴルフ競技を行わなければならない場合には、ゴルファは片 手で雨傘をさし、他方の手でゴルフバッグ運搬車を操縦してコース内を回らなけ ればならないという最悪の事態となるおそれがあった。
【0009】 一方、晴天時といえども例えば真夏の炎天下の競技等では、ゴルファは全競技 行程を強烈な日差しを受けながら広大なコース内を歩行しなければならず、時に は日射病等の不慮の災難に合うおそれもあった。
【0010】 この考案は上記の点に鑑みてなされたものであり、降雨時など厳しい天候下で もゴルファの不快感,煩らわしさあるいは危険性等を大幅に軽減させることを目 的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
この考案は上記の目的を達成するため、車両上にゴルフバッグを積載して移動 するゴルフバッグ運搬車において、上記車両のほぼ中央に、開閉手段を備えた大 型の傘を立設したゴルフバッグ運搬車を提供するものである。
【0012】 また、上記のゴルフバッグ運搬車において、上記車両が電動自走手段を有し、 上記開閉手段が上記電動自走手段と電源を共用し、スイッチ操作によって作動す る電動開閉手段であるゴルフバッグ運搬車も提供する。
【0013】 さらに、上記のゴルフバッグ運搬車において、上記電動開閉手段が、上記傘の 柄部の下部に配設された電動巻上装置と、上記柄部の上部に配設された滑車と、 この滑車を介して上記柄部に沿って摺動可能な傘開閉用の摺動筒と上記電動巻上 装置との間に係着された伝動ロープとを有するゴルフバッグ運搬車も提供する。
【0014】
【作用】
この考案によるゴルフバッグ運搬車は上記のように構成することにより、雨天 または炎天下では開傘して大型の傘の庇の下で雨濡れまたは直射日光を避けなが らゴルフバッグ運搬車を操縦してコース内を移動することができ、コース上の自 打球の落下地点に到達した時はゴルフバッグ運搬車をその適当な位置に停止させ 、ゴルファは傘の庇の下で雨に濡れたり直射日光に曝されたりすることなく自己 のゴルフボールを打球することができる。
【0015】 また、上記のゴルフバッグ運搬車において、車両が電動自走手段を有し、傘の 開閉手段が電動開閉手段であるようにしたものは、重いゴルフバッグを積載して 移動するゴルフバッグ運搬車の操縦が著しく容易になると共に、重い大型の傘の 開閉がスイッチ操作のみによって可能になる。
【0016】 さらに、上記の電動自走及び開閉手段を備えたゴルフバッグ運搬車において、 電動開閉手段を電動巻上装置,滑車及び伝動ロープを有するようにしたものは、 簡単な構成で大型の傘を自動開閉させることができる。
【0017】
【実施例】
以下、この考案の実施例を図面に基づいて具体的に説明する。 図1はこの考案の一実施例の全体構成を示す側面図、図2,図3,図4及び図 5はそれぞれその車両部分のみを示す正面図,背面図,平面図及び下面図であり 、図6はその操作盤を拡大して示す平面図である。
【0018】 このゴルフバッグ運搬車1は、電動自走手段を備えた無蓋の車両10とこの車 両10のほぼ中央に立設された電動開閉手段を備えた大型の傘20とからなる。 車両10は、前輪11,11とそれより径が大きい後輪12,12からなる4 輪のゴムタイヤを有し、車台10a上には図5に示すように、減速装置13を介 して後輪12,12を回転駆動する電動自走手段の駆動源として、例えば直流2 4V,400Wの電動機14を設ける。
【0019】 車両10の前後部をそれぞれ塗装した前カバー10b及び後カバー10cで覆 い、前カバー10b内には直列に接続した2個の自動車用12Vバッテリ(図示 しない)を収納し、後カバー10c内には前述の電動機14及び減速装置13の ほかに、電動機14及び後述する電動リール24の制御用回路基板とそのハーネ ス等を収納するようにし、後カバー10cの上部に小物入れ10dを形成する。
【0020】 車両10の最前部にバンパ10eを突設し、最後部に操縦用ハンドル15を突 設し、さらに操作盤支持バー16dを介して操作盤16及び操作用のバー17a を備えた電磁ブレーキ17をそれぞれ設けると共に、前カバー10bの両側部に ゴルファ各自の雨傘等を収納する2個の円筒状の傘差し18,18を斜設し、そ の内側から斜め上後方に向ってそれぞれ複数のゴルフクラブ2を収納した2個の ゴルフバッグ3の外側部を保持する2本ずつ計4本の板ばね状のバッグホルダ1 9a,19bを突設する。なお、安全のためにゴルフバッグ3をさらにベルトに より車両10に固定してもよい。
【0021】 また、車台10aのほぼ中央に傘20の支柱22を垂直に立設し、この支柱2 2に大型の傘本体21を有する傘20の柄部23の基部を挿脱自在に嵌着して蝶 ねじ22aにより固定し得るようにし、外部に露出した柄部23の下部に電動巻 上装置である電動リール24を固設し、この電動リール24の回転ドラム24a 内に配設した小型の電動機(図示しない)を前述した電動機14用のバッテリに より回転駆動し得るようにすると共に、手動ハンドル24bによっても回転ドラ ム24aを回動し得るようにする。 なお、電動リール24内の小型電動機とバッテリとの電気的な接続は図示しな いプラグの挿脱により行うようにしてもよいが、柄部23を支柱22に挿入する ことにより自動的に接続されるようにすることも可能である。
【0022】 そして、電動機14の回転速度を図6に示す操作盤16の速度制御ハンドル1 6aによって制御可能にすると共に、傘20の開閉を司る電動リール24を傘開 閉スイッチ16bによって回転駆動させ、その中間位置で停止させることにより 傘20を半開き状態で保持し得るようにし、全体の電源を電源スイッチ16cに よって切り換えるようにする。
【0023】 ここで、上記の電動リール24によって開閉し得る傘開閉機構を図7及び図8 を参照して説明する。 図7は傘本体21を透視してその内部構成を示すものであり、傘本体21を開 傘時の直径が約3400ミリメートルに達する大型として少なくともゴルファ2 人が歩行中及び打球時にその庇の下で充分に雨濡れを避けることができるように する。なお、傘20の構造は通常の雨傘,日傘あるいはビーチパラソル等と同様 であり、柄部23の上部に固設され、親骨21aを開閉自在に枢着する通常上ろ くろ又は固定ろくろと称される固定筒25と、親骨21aをカン21bを介して 支持する受骨21cを開閉自在に枢着し柄部23に沿って上下に摺動する通常下 ろくろ又は摺動ろくろと称される摺動筒26と、固定筒25と摺動筒26との間 に係着されこの摺動筒を常時下方すなわち閉傘方向に付勢する閉じスプリング2 7とを有する。
【0024】 さらに、この実施例では、図8にその詳細を示すように、固定筒25の上部に 軸線を水平にして滑車28を回動自在に装着し、外周部を石突キャップ20aで 覆って雨水や塵埃の侵入を防止する。そして、電動リール24に合成繊維を束ね てなる伝動ロープ29の一端を巻き付け、その他端を、柄部23に沿って上昇さ せ、摺動筒26及び固定筒25に穿設した透孔26a,25aを挿通させた後、 滑車28を巡って下降させ、固定筒25に穿設した透孔25bを挿通して摺動筒 26に固着させて、電動リール24を巻き上げることにより摺動筒26を閉じス プリング27の付勢力に抗して開傘方向に上昇させるようにし、上昇端ではリミ ットスイッチ(図示しない)が作用して電動リール24の電源が断たれ、係止機 構により傘本体21がその位置で保持されるようにする。
【0025】 このゴルフバッグ運搬車1は上記のような構成からなるので、その操縦に当っ ては、ゴルファ(又はキャディ)が斜め後方に位置して片手で操縦用ハンドル15 をしっかりと把持し、他方の手でまず電源スイッチ16cを入れ電磁ブレーキ1 7のバー17aを解除方向に操作した後、操作盤16上の速度制御ハンドル16 aを停止位置から漸次低,中,高速側に操作して歩行速度に一致させればよい。
【0026】 また、移動前あるいは移動中、必要に応じて傘開閉スイッチ16bを開方向へ 操作して電動リール24の回転ドラム24aを巻き上げると、伝動ロープ29を 介して摺動筒26が閉じスプリング27の付勢力に抗して上昇して開傘状態とな る。逆に、この状態から傘開閉スイッチ16bを閉方向へ操作すると、電動リー ル24がフリーになってロープ29が弛み、摺動筒26が閉じスプリング27の 付勢力により下降して閉傘状態となる。
【0027】 なお、上記実施例において、電動リール24を正逆両方向に駆動し得るように すると共に、摺動筒26に取着した伝動ロープ29をさらに下方に延長して電動 リール24に巻き付けるようにしてエンドレス伝動装置を構成させることも可能 であり、この場合には固定筒25と摺動筒26との間に係着した閉じスプリング 27は不要になる。
【0028】 また、傘開閉スイッチ16bを途中位置に停止させた時には傘20を半開き状 態に保持し得るようにすると、例えば一時的に風雨が激しく開傘状態では操縦が 難しくなったような場合でも、ゴルファは雨濡れを最小限に留めながらゴルフバ ッグ運搬車1を操縦してコースを回ることができる。
【0029】 そして、これらの各操作は操縦用ハンドル15の中央部に設けた操作盤16上 にすべて集約されていて、初めてのゴルファでも容易に行うことができるので、 専任キャディの同伴を必要とせず、キャディ不足に悩むゴルフ場側にとってもき わめて好都合である。
【0030】 また、上記の傘20の開閉手段を構成する電動リール24,滑車28,伝動ロ ープ29等をすべて傘側に備えているので、柄部23を固定している蝶ねじ22 aを弛めることにより、開閉手段を備えた傘全体を容易に取り外すことができ、 天候のよい時には通常のゴルフバッグ運搬車として使用することも可能である。
【0031】 さらに、このゴルフクラブ運搬車1は、ゴルフバッグ4個を積載して移動し得 る従来のゴルファ4人用の電動カートの一部を改造することによって容易に且つ 安価に製造することが可能である。
【0032】 次に、このような構成からなるゴルフバッグ運搬車1を実際にゴルフ場で使用 してプレイをする場合の状況を図9乃至図12を参照して説明する。
【0033】 図9の(a),(b),(c)は、2名のゴルファが雨中のゴルフコース内を 開傘した大型の傘20の庇の下で雨濡れを避けながらゴルフバッグ運搬車1を操 縦しながら歩行している状態を示す正面図,側面図,背面図、図10の(a), (b),(c)は、雨が止み閉傘した状態でゴルフコース内を歩行している状態 を示す正面図,側面図,背面図である。
【0034】 また、図11の(a),(b)は、雨中で右利きのゴルファ4Aが傘20の庇 の下でゴルフボールを打球する際の構えと打球終了状態とを示す正面図、図12 の(a),(b)は、雨中で左利きのゴルファ4Bが傘20の庇の下でゴルフボ ールを打球する際の構えと打球終了状態とを示す正面図である。
【0035】 この考案によるゴルフバッグ運搬車1は、通常2名のゴルファ4A,4Bが組 になって2名分のゴルフバッグ3A,3Bを積載し、自分達で操縦しながら歩行 移動するものであり、雨中の使用に際しては、傘20を開傘した状態でゴルファ 4A,4Bがその庇の下で車両10の両側に位置して雨濡れを避けながら一方が 操縦し、第1打球を行うティグラウンドの上にゴルフバッグ運搬車1と共に上り 、ボールを打球しやすい位置及び方向に停止させる。
【0036】 この状態で、1番目のゴルファ4Aが自己のボールをティアップして図11の (a),(b)に示すように傘20の庇の下で第1打球を行い、次いで2番目の ゴルファ4Bが1番目のゴルファ4Aと交替して自己のボールをティアップして 第1打球を行う。打ち終った後は最初の組のゴルフバッグ運搬車1をティグラウ ンドから移動させ、図示しない他方の2名の組の同伴ゴルファのゴルフバッグ運 搬車と交替し、同様にして3番目,4番目のゴルファが順次自己のボールをティ アップしてそれぞれ第1打球を行う。
【0037】 このようにして、4名の同伴ゴルファが傘20の庇の下ですべて第1打を打ち 終った後、各々自己のゴルフバッグを積載したゴルフバッグ運搬車の両側に1名 ずつ付き添う形で雨濡れを避けながら歩行速度でゴルフバッグ運搬車を操縦し、 最近距離に落下した第1打球の静止地点に向ってコース内を移動する。そして、 その地点に到達するとそのボールを打球しやすい位置及び方向にゴルフバッグ運 搬車を停止させ、そのボールを打球すべきゴルファが第2打球を行う。
【0038】 このようにして2名の同伴ゴルファは傘20の庇の下で雨濡れを避けながらゴ ルフバッグ運搬車を操縦してコース内を歩行移動し、各々の打球の静止地点に到 達する毎にゴルフバッグ運搬車を所要の位置と方向に停止させ、打球後再び次の 打球地点へとコース内を移動して目標地点であるグリーン上に両ゴルファのボー ルが乗るまで移動する。
【0039】 グリーン上にはゴルフバッグ運搬車を持ち込むことができないので、ゴルフバ ッグ運搬車をグリーンの隣接地に停車させ、そこからは従来と同じくゴルファは 自己の雨傘とパターを持ってグリーン上に上り、雨傘を脇に置いてパッティング を行い、4名の同伴ゴルファがすべてホールアウトした後、それぞれのゴルフバ ッグ運搬車に戻り、再び傘20の庇の下で雨濡れを避けながらティグラウンドへ と移動し、これを繰返して18ホール全行程を回って競技を終了する。
【0040】 なお、グリーンのほかに、密生した林の中やバンカと称される砂場あるいはゴ ルフバッグ運搬車がバランスを崩しかねない急斜面等でもゴルファは従来と同様 に雨傘を手で支持してボールの静止地点に赴き、傘を手放して打球した後再びゴ ルフバッグ運搬車に戻ることになる。
【0041】 以上は、この考案によるゴルフバッグ運搬車の雨天時の使用方法であるが、晴 天時でも真夏の炎天下では傘20を開傘して日傘として利用することができ、全 競技行程を通して2名のゴルファに広い日蔭部分を提供し、日傘を手持ちするこ となく心地よい涼しさを与えることができる。 また、雨傘や日傘を必要としない天候時には、傘20を閉傘した状態あるいは 傘20をその支柱22から取り外した状態で従来の電動カートと全く同様に使用 することができる。
【0042】 なお、上記の実施例では、この考案をゴルフバッグ2個を積載するゴルフバッ グ運搬車に実施した場合について説明したが、それに限るものではなく、傘の大 きさも車両のホイールベースやトレッドの長さ等に応じて随時変更し得るもので あることはいうまでもない。
【0043】 また、車両及び傘を電動により駆動する代りに、これらを手動により駆動する ようにすれば重いバッテリや電動駆動装置が不要になり、車両の軽量化と構成の 簡略化が可能になって安価に供給することができる。
【0044】
【考案の効果】
以上述べたように、この考案によるゴルフバッグ運搬車は、車両のほぼ中央に 開閉手段を備えた大型の傘を立設したので、雨中のゴルフ競技では、ゴルファは 全競技行程のほとんどを雨濡れによる不快感や不都合から開放され、真夏の炎天 下のゴルフ競技では、ゴルファに格好の心地よい日蔭を提供して快適なプレイを 楽しむことができる。
【0045】 また、その車両が電動自走手段を有し、傘が電動開閉手段を有するようにした ものは、重いゴルフバッグを積載したゴルフバッグ運搬車の操縦や重い大型の傘 の開閉等のすべての操作を自動で容易に行うことができるので、専任のキャディ を必要とせずゴルファ自身で操作することが可能になり、キャディ不足に悩むゴ ルフ場側にとってもきわめて好都合であると共に、上記両電動手段の電源を共用 するようにしたので、構成が簡略化され重量の軽減化が可能になる。
【0046】 さらに、上記の電動開閉手段を電動リール,滑車及び伝動ロープを有するよう にしたものは、きわめて簡単で安価な構成により傘の開閉を行うことが可能にな る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の一実施例の全体構成を示す側面図で
ある。
【図2】同じくその車両部分のみの正面図である。
【図3】同じくその車両部分のみの背面図である。
【図4】同じくその車両部分のみの平面図である。
【図5】同じくその車両部分のみの下面図である。
【図6】同じくその操作盤を拡大して示す平面図であ
る。
【図7】同じくその傘開閉機構を示す側面図である。
【図8】図7の一部拡大図である。
【図9】開傘状態のゴルフバッグ運搬車の移動状態をゴ
ルファと共に示す説明図である。
【図10】閉傘状態のゴルフバッグ運搬車の移動状態を
ゴルファと共に示す説明図である。
【図11】開傘状態で停止中のゴルフバッグ運搬車を打
球する右利きのゴルファと共に示す正面図である。
【図12】開傘状態で停止中のゴルフバッグ運搬車を打
球する左利きのゴルファと共に示す正面図である。
【符号の説明】
1 ゴルフバッグ運搬車 2 ゴルフクラ
ブ 3,3A,3B ゴルフバッグ 4A,4B ゴ
ルファ 10 車両 11 前輪 12 後輪 13 減速装置 14 電動機 15 操作ハン
ドル 16 操作盤 17 電磁ブレ
ーキ 18 傘差し 19a,19b
バッグホルダ 20 傘 21 傘本体 22 支柱 23 柄部 24 電動リール(電動巻上装置) 25 固定筒 26 摺動筒 27 閉じスプ
リング 28 滑車 29 伝動ロー

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両上にゴルフバッグを積載して移動す
    るゴルフバッグ運搬車において、 前記車両のほぼ中央に、開閉手段を備えた大型の傘を立
    設したことを特徴とするゴルフバッグ運搬車。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のゴルフバッグ運搬車にお
    いて、前記車両が電動自走手段を有し、前記開閉手段が
    前記電動自走手段と電源を共用し、スイッチ操作によっ
    て作動する電動開閉手段であることを特徴とするゴルフ
    バッグ運搬車。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のゴルフバッグ運搬車にお
    いて、前記電動開閉手段が、前記傘の柄部の下部に配設
    された電動巻上装置と、前記柄部の上部に配設された滑
    車と、該滑車を介して前記柄部に沿って摺動可能な傘開
    閉用の摺動筒と前記電動巻上装置との間に係着された伝
    動ロープとを有することを特徴とするゴルフバッグ運搬
    車。
JP4236092U 1992-06-19 1992-06-19 ゴルフバッグ運搬車 Pending JPH063365U (ja)

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