JPH06336542A - 熱可塑性エラストマー組成物 - Google Patents

熱可塑性エラストマー組成物

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JPH06336542A
JPH06336542A JP33324593A JP33324593A JPH06336542A JP H06336542 A JPH06336542 A JP H06336542A JP 33324593 A JP33324593 A JP 33324593A JP 33324593 A JP33324593 A JP 33324593A JP H06336542 A JPH06336542 A JP H06336542A
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JP
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polyethylene
chlorinated polyethylene
elastomer composition
crystalline
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JP33324593A
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Kazuya Hori
和也 堀
Masahiro Yamanaka
正博 山中
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Mitsubishi Kasei Vinyl Co
Original Assignee
Mitsubishi Kasei Vinyl Co
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 圧縮永久歪、低温特性、耐ブロッキング性、
及び成形性に優れた熱可塑性エラストマー組成物を提供
する。 【構成】 重量平均分子量が10万〜75万のポリエチ
レンを塩素化して得られた塩素化度20〜45%、DS
C法結晶融解熱量5〜35cal/gの結晶性塩素化ポ
リエチレン100重量部、結晶性ポリオレフィン1〜1
00重量部及び可塑剤5〜150重量部を含有してなる
熱可塑性エラストマー組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮永久歪、低温特
性、耐ブロッキング性及び成形性の改良された熱可塑性
エラストマー組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】エラストマー材料に対する性能向上の要
求は、年々高まりをみせており、特に自動車分野ではグ
ラスラン、水切り、フラッシュマウントモール等の素材
として優れた圧縮永久歪が要求されている。従来、これ
ら素材として軟質塩化ビニル樹脂が、柔軟なゴム様感触
を有し、加硫ゴムに比べて成形性、耐候性、着色性等に
優れており、またコストの点からも、広範囲に使用され
てきた。しかし、圧縮永久歪が、加硫ゴムに比べて劣
り、また、軟化温度が低いために高温での使用が制限さ
れている。そこで、塩化ビニル樹脂を高重合度のものに
かえて改良する試みがなされているが満足すべきものが
得られていない。
【0003】本出願人は、先に特定の塩素化ポリエチレ
ン及び可塑剤との配合組成物が、圧縮永久歪、耐候性等
の物性を改善しうることを見い出し、特願平3−105
959号及び特願平3−151870号で提案したが、
これら組成物は、塩素化するポリエチレンの分子量が比
較的低分子量であるため、混練加工性には優れている
が、可塑剤のしみだしによるブロッキング問題等更に改
良すべき欠点があり、さらに、該成形品を自動車等に装
着した場合、ガラスまたはボディーとの間できしみ音な
どの異音を発生するという問題があり、用途によっては
実用化するうえで必ずしも満足すべきものではなかっ
た。
【0004】更に本出願人は、圧縮永久歪、低温特性、
耐ブロッキング性、成形性を改善する目的で高分子量の
塩素化ポリエチレンと通常の塩化ビニル系樹脂または低
分子量の塩素化ポリエチレンとを併用することを特願平
4−49763号で提案したが、本発明者らは、塩化ビ
ニル系樹脂または低分子量の塩素化ポリエチレンのほか
に、結晶性ポリオレフィンを併用することによっても上
述の目的を達成しうることを見い出し本発明をするに到
った。すなわち、本発明の目的は、圧縮永久歪、低温特
性、耐ブロッキング性、成形性及び歪回復性の優れた熱
可塑性エラストマー組成物を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の要旨とするとこ
ろは、重量平均分子量10万〜75万のポリエチレンを
塩素化して得られた塩素化度20〜45%、DSC法結
晶融解熱量5〜35cal/gの結晶性塩素化ポリエチ
レン100重量部、結晶性ポリオレフィン1〜100重
量部及び可塑剤5〜150重量部を含有してなる熱可塑
性エラストマー組成物にある。
【0006】本発明を詳細に説明する。本発明のエラス
トマー組成物の主樹脂成分である結晶性塩素化ポリエチ
レンは、分子量が10万〜75万の範囲の、好ましくは
20〜75万の、特に25〜75万のポリエチレンを塩
素化して得られた塩素化度20〜45%、DSC法結晶
融解熱量5〜35cal/g、好ましくは5〜25ca
l/gの範囲にある比較的高分子量の結晶性塩素化ポリ
エチレンであることが必要であり、前者の結晶融解熱量
の範囲は、ポリエチレンの結晶残、いわゆる結晶化度が
10〜75%の範囲、後者の結晶融解熱量の範囲は結晶
化度が10〜50%の範囲にある。また、上述の分子量
は、GPC(ゲル浸透クロマトグラフィー)により測定
した重量平均分子量の値を示している。
【0007】塩素化前のポリエチレンが高分子量になる
とその塩素化ポリエチレンは、引張強度、耐傷付き性等
の物性は良くなるが、分子量10万より小さければ耐ブ
ロッキング性、耐傷付き性が充分ではなく、成形時のペ
レットの付着(ブリッジング)がおこり易く、成形品表
面の粘着、ブラッシング等摩擦による傷付きが生じ易
い。また、ゴム弾性の指標となる圧縮永久歪も劣ってい
る。一方、75万を越えると著しく加工性が劣り、加工
性改良のためには多量の塩化ビニル系樹脂または結晶性
ポリオレフィン及び可塑剤の添加が必要となり、高分子
量塩素化ポリエチレンの有する特徴が損なわれる。
【0008】塩素化ポリエチレンの塩素化度が20%未
満では可塑剤との相溶性が悪く、硬度も低くできず、ま
た耐候性に劣り、一方、45%を越えるとゴム弾性が低
下し、目的とする圧縮永久歪及び低温特性の優れたもの
が得られない。また結晶融解熱量が5cal/g未満に
なると圧縮永久歪の改良効果が失なわれ、一方35ca
l/gを越えると低硬度のものが得られず、加工性も著
しく劣る。
【0009】本発明で使用する塩素化ポリエチレンのD
SC(示差走査熱量測定)法結晶融解熱量とは示差熱量
計を用い、昇温速度10℃/minで測定したDSCチ
ャートの全結晶ピーク面積より計算した値をいい、5c
al/g未満であれば実質上残存結晶がないことを示し
ている。また、後述のDSC法結晶融点とは、DSC法
結晶融解熱量測定時の全結晶ピーク中の最高ピークを示
す温度である。本発明で使用する塩素化ポリエチレンの
結晶融点は110〜140℃の範囲にある。
【0010】また、本発明で使用する塩素化ポリエチレ
ンは、ジ−2−エチルヘキシルフタレート(DOP)を
油として用いたとき、その吸油量が25以上あるものを
用いるのが望ましい。DOPの吸油量とは、23℃の温
度条件下で塩素化ポリエチレン粉末100gにDOPを
少しずつ加えながら攪拌し、塩素化ポリエチレン粉末が
団子状の塊になるDOPの添加容量をml数で表わし、
DOP吸油量25以上とは、DOP25ml添加しても
なお塊にならず粉末状を呈しているものまたは固まった
ように見えても僅かな力、衝撃でもって分散するものを
意味している。測定法はJISK5101に準じて行っ
た。
【0011】本発明の必須樹脂成分である結晶性ポリオ
レフィンは、オレフィン、例えば、エチレン、プロピレ
ン、ブテン−1、ペンテン−1、4−メチルペンテンな
どを常法によって重合させることによって製造された固
体の高分子量樹脂である。結晶性ポリオレフィンの例に
は、高圧法もしくは低圧法のいずれかによって製造され
た低密度ポリエチレン(0.910〜0.925g/cm
3 )、中密度ポリエチレン(0.926〜0.940g
/cm3 )、高密度ポリエチレン(0.941〜0.96
5g/cm3 )、ポリプロピレン等が挙げられ、エチレン
およびプロピレンの結晶性ブロックコポリマー等を用い
ることもできる。また、結晶性ポリオレフィンはJIS
K6760に基いて測定したメルトフローレシオ(M
FR)が0.01〜100g/10min 、好ましくは
0.1〜50g/10min の範囲にあるものが望まし
い。本発明の熱可塑性エラストマー組成物には高密度ポ
リエチレンまたは線状低密度ポリエチレンを用いるのが
特に好ましい。
【0012】線状低密度ポリエチレンは、エチレンと少
量の他のα−オレフィン、例えば1−ブテン、1−ヘキ
セン、1−オクテン、4−メチル−1−ペンテン等のC
3 〜C10程度のα−オレフィンの少なくとも1種、との
共重合によって得られる実質的に線状の共重合体で、主
鎖の所々に上記の他のオレフィンに基づくアルキル側鎖
を有するものである。塩素化ポリエチレンと結晶性ポリ
オレフィンの使用割合は、前者/後者の重量比で99/
1〜50/50の範囲、好ましくは98/2〜75/2
5の範囲すなわち、塩素化ポリエチレン100重量部に
対して結晶性ポリオレフィン1〜100重量部、好まし
くは2〜33重量部である。結晶性ポリオレフィンの使
用割合が塩素化ポリエチレン100重量部に対して1重
量部より少なければ加工性、成形性が改良されず、一方
100重量部より多くなるとゴム的触感が損なわれる。
【0013】本発明の熱可塑性エラストマー組成物の必
須成分である可塑剤は、塩化ビニル系樹脂に用いられる
ものなら特に限定されるものではなく例えばジ−2−エ
チルヘキシルフタレート、ジ−n−オクチルフタレー
ト、ジイソデシルフタレート、ジブチルフタレート、ジ
ヘキシルフタレート等のフタル酸エステル系可塑剤;ジ
オクチルアジペート、ジオクチルセバケート等の直鎖二
塩基酸エステル系可塑剤;トリメリット酸エステル系可
塑剤;ポリエステル系高分子可塑剤;エポキシ化大豆
油、エポキシ化アマニ油、エポキシ樹脂等のエポキシ系
可塑剤;トリフェニルホスフェート、トリキシリルホス
フェート、トリクレジルホスフェート等のリン酸エステ
ル系可塑剤が挙げられ、これら一種または二種以上を混
合して使用する。
【0014】可塑剤の使用量は、樹脂成分の種類、配合
割合、その他添加剤によって、あるいは目的とする製品
の硬度によって適宜決定されるが、塩素化ポリエチレン
100重量部に対して5〜150重量部の範囲から選択
され、特に15〜75重量部の範囲が好ましい。可塑剤
が少なすぎると低硬度のものが得られず、逆に多すぎる
とブリード現象を押さえることが難しくなる。
【0015】本発明のエラストマー組成物には、圧縮永
久歪、低温特性を損なわない範囲で無機充填剤を添加す
ることができる。高分子量塩素化ポリエチレン等樹脂成
分に可塑剤を多量添加して用いる場合、無機充填剤は可
塑剤のブリード防止及びロール混練等の加工性の改良に
有効である。無機充填剤としては炭酸カルシウム、クレ
ー、タルク等の一般的な無機粉末が挙げられ、その使用
量は塩素化ポリエチレン100重量部に対し通常400
重量部以下、好ましくは200重量部、特に100重量
部以下の範囲が適当である。
【0016】本発明の熱可塑性エラストマー組成物に
は、必要に応じて安定剤、滑剤、酸化防止剤、紫外線吸
収剤、発泡剤、難燃剤、顔料、衝撃改良剤等の各種添加
剤を配合してもよく、また塩化ビニル系樹脂、分子量1
0万より小さいポリエチレンを塩素化した塩素化ポリエ
チレン、ウレタン樹脂、アクリルゴム、NBR等上述以
外のポリマーを添加しても差支えない。本発明の熱可塑
性エラストマー組成物を製造するには、比較的高分子量
の塩素化ポリエチレン、結晶性ポリオレフィン及び可塑
剤並びに必要に応じて上述の各種添加剤を塩素化ポリエ
チレンおよび結晶性ポリエチレンの結晶融点のいずれか
高い方の温度以上に加熱しながら剪断力下混練するのが
望ましい。
【0017】この条件で混練することにより圧縮永久
歪、低温特性、耐ブロッキング性、成形性等の優れたエ
ラストマー組成物を得ることができる。結晶融点以下の
温度では、可塑剤が結晶性塩素化ポリエチレンのアモル
ファス部分にだけしか浸透せず、混練後の結晶構造はあ
まり変らないが、結晶融点以上の温度に加熱して剪断力
下に混練することにより、結晶部分にも可塑剤が浸透
し、塩素化ポリエチレンが再結晶化する際に、新たな分
子鎖間のネットワーク構造が生成し、圧縮永久歪等のゴ
ム弾性が向上するものと推察される。また、塩素化ポリ
エチレンの分子量が比較的大きいので、分子鎖間に可塑
剤を多く包含でき、耐ブロッキング性が向上し、低温特
性も良好になると推察される。
【0018】上述の配合成分を混合するのに用いる装置
は、実質的に均一に混合できるものならいかなる装置で
もよく、例えばヘンシェルミキサー、リボンブレンダ
ー、プラネタリーミキサー等が挙げられ、また混合物を
混練するには、例えば押出機、ロール、バンバリーミキ
サー、ニーダー等の加熱しながら剪断力下混練できる装
置が使用される。混練方法として多段の添加口のある押
出機にて前段で樹脂成分及び各種添加剤を投入し、後段
で可塑剤を注入する方法を採用することもできる。加熱
温度の上限は、塩素化ポリエチレンの劣化が無視できる
範囲内、具体的には210℃以下であるのが好ましい。
なお、混練温度は、130〜210℃、好ましくは15
0〜200℃の範囲にあるのが望ましい。
【0019】
【実施例】次に本発明を実施例にて詳述するが、本発明
は、その要旨を逸脱しない限り、以下の実施例に限定さ
れるものではない。なお、実施例中の「部」及び「%」
は、特に断りのない限り、重量基準である。また、熱可
塑性エラストマー組成物の品質評価は、次の通り行い、
表−1に記した。
【0020】
【表1】 硬度:圧縮永久歪の測定に用いたのと同様のテストピー
スについてJISK6301に基づいて測定した〔JI
S A硬度〕。 引張特性:JIS K6301に基づく、3号ダンベル
使用。引張スピード200mm/min で測定し、引張強度
及び伸びで示した。 圧縮永久歪測定:JIS K6301に基づき、70℃
×22時間、25%圧縮条件で測定。 低温特性:JIS K6301に基づく低温ねじり試験
法において、みかけねじりモジュラスが3.17×10
3 kg/cm2 になるときの温度で示した。 押出成形性:40mm押出機(L/D=24)にL字型ダ
イを取り付け、ダイ温度180℃にて異形押出成形を行
った。成形品の表面状態又はエッジ切れ等について目視
にて判定した。 ○:表面状態良好及びエッジ切れなし △:表面状態悪いかまたはエッジ切れあり ×:表面状態が悪く、エッジ切れが著しい。 射出成形性:スパイラル流れ試験における長さで評価し
た。 条件:シリンダC1 160℃、C2 170℃、C3 18
0℃、ノズル温度180℃、射出圧600kg/cm2 、金
型温度40℃ 実施例に使用した塩素化ポリエチレン及び結晶性ポリオ
レフィンを次に示す。
【0021】
【表2】 塩素化ポリエチレン A 試作品(A) 塩素化前ポリエチレン分子量 35万 塩素化度31%、結晶融解熱量8.3cal/g 結晶融点118℃、DOP吸油量50以上 B 試作品(B) 塩素化前ポリエチレン分子量 25万 塩素化度31%、結晶融解熱量10.9cal/g 結晶融点128℃、DOP吸油量50以上 C 試作品(C) 塩素化前ポリエチレン分子量18万 塩素化度35%、結晶融解熱量9.2cal/g 結晶融点126℃、DOP吸油量50以上 結晶性ポリオレフィン MFR(g/10min) 密度 結晶融点 D 高密度ポリエチレン 20 0.960 130℃ E 線状低密度ポリエチレン 2 0.920 126℃
【0022】実施例1〜5、比較例1 表−1に示す種類または量の塩素化ポリエチレン、結晶
性ポリオレフィン、DOP及び炭酸カルシウム並びに鉛
系安定剤2重量部をヘンシェルミキサーにて加熱混合
し、これをジャケト温度120℃のバンバリーミキサー
で80回転で3分間混練した。このときの樹脂温度は1
92℃に達していた。次いで混練物を冷却後、表面温度
150℃のミルロールに移し、2mm厚のシートを成形し
た。このシートを更に180℃で5分間プレスし、所定
の試験片を作成した。評価結果を表−1に示す。
【0023】
【表3】
【0024】結晶性ポリオレフィンを含む塩素化ポリエ
チレンは、溶融粘度が低下するため流動性が向上し、押
出成形品の表面も良好でエッジ切れ等の不都合は生じ
ず、また射出成形性にも優れている。一方、結晶性ポリ
オレフィンをブレンドしない高分子量の塩素化ポリエチ
レンでは、溶融粘度が下らない為に成形品の表面が悪
く、エッジ切れが生ずる。
【0025】
【発明の効果】本発明の熱可塑性エラストマー組成物
は、高分子量塩素化ポリエチレン及び可塑剤を含有する
組成物に結晶性ポリオレフィンを混合することにより、
成形加工性の悪い高分子量塩素化ポリエチレンの成形加
工性を改良し、高分子量塩素化ポリエチレンの有する特
徴、すなわち、圧縮永久歪、低温特性及び耐ブロッキン
グ性を充分に発揮させることができる。本発明の組成物
は、自動車等に装着されるウインドモール、グラスラ
ン、水切り、ブーツ等の素材として、またパッキン等ゴ
ム弾性を必要とする分野での利用価値は頗る高い。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 重量平均分子量10万〜75万のポリエ
    チレンを塩素化して得られた塩素化度20〜45%、D
    SC法結晶融解熱量5〜35cal/gの結晶性塩素化
    ポリエチレン100重量部、結晶性ポリオレフィン1〜
    100重量部及び可塑剤5〜150重量部を含有してな
    る熱可塑性エラストマー組成物。
  2. 【請求項2】 油としてジ−2−エチルヘキシルフタレ
    ートを用いたときの吸油量が25以上の塩素化ポリエチ
    レンである請求項1記載の熱可塑性エラストマー組成
    物。
  3. 【請求項3】 結晶性ポリオレフィンが高密度ポリエチ
    レンまたは線状低密度ポリエチレンである請求項1また
    は請求項2記載の熱可塑性エラストマー組成物。
  4. 【請求項4】 充填剤を含有する請求項1記載の熱可塑
    性エラストマー組成物。
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EP94104732A EP0618260B1 (en) 1993-03-30 1994-03-24 Thermoplastic elastomer composition
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112063064A (zh) * 2020-08-05 2020-12-11 广东凯华电器股份有限公司 一种防刮花的橡胶彩色线材及其制造方法

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