JPH0633595Y2 - シーリングドア開閉機構 - Google Patents

シーリングドア開閉機構

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JPH0633595Y2
JPH0633595Y2 JP9376989U JP9376989U JPH0633595Y2 JP H0633595 Y2 JPH0633595 Y2 JP H0633595Y2 JP 9376989 U JP9376989 U JP 9376989U JP 9376989 U JP9376989 U JP 9376989U JP H0633595 Y2 JPH0633595 Y2 JP H0633595Y2
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JP
Japan
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cassette
door
ceiling
opening
flap
Prior art date
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JP9376989U
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JPH0332793U (ja
Inventor
清 中川
Original Assignee
日本電気ホームエレクトロニクス株式会社
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【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、ビデオテープレコーダ等に好適なシーリン
グドア開閉機構に関する。
[従来の技術] 第5,6図は、家庭用ビデオテープレコーダ1を異なる動
作状態において示す概略斜視図であるが、同図に示され
たビデオテープレコーダ1は、箱型のレコーダ筺体2の
前面部分に、動作モードや録画チャンネル或はタイマ設
定等に関する情報を視覚表示する表示パネル3の横に、
カセット挿入口4を覆う大型のシーリングドア5が肩を
並べるようにして配設してある。このシーリングドア5
は、ビデオカセット6のためのカセット挿入口4を外側
から覆うことで、普段はカセット挿入口4が外から見え
ないようにするためのものであるが、外からの異物の侵
入を阻止するといった本来の機能の外に、シーリングド
ア5の内側に配列した複数の操作キー(図示せず)を必
要時にのみ表面に露出させるといった目隠し機能を担う
ものである。近年、こうしたレコーダ筺体2の前面部の
大部分を覆うような大型のシーリングドア5を設けたビ
デオテープレコーダ1は、デザイン的な斬新さが大半の
ユーザに受け入れられつつあり、今後の主流となるもの
と予想される。
ところで、シーリングドア開閉機構7は、第7図に示し
たように、シーリングドア5の内側に開口するカセット
挿入口4を、その内側からモータ駆動のフラップ8が閉
塞しており、カセット挿入時にはビデオカセット6自体
により、またカセット取り出し時にはモータ動力により
開蓋されるようになっている。一方、シーリングドア5
は、開扉方向にばね付勢された状態で下端部両側を支軸
5aにより支持されており、カセット挿入口4を閉塞した
状態において、すなわち閉扉状時に不用に開扉してしま
わないよう、レコーダ筺体2の天板付近に閉扉ロックの
たのロックレバー9が所定角度範囲に亙って揺動自在に
設けてある。ロックレバー9は、支軸9aにより一定の角
度範囲に亙って揺動自在に支持されており、その先端の
鉤部9bがシーリングドア5の爪部5bに係合することで、
シーリングドア5を外部から開扉不能にロックする。
[考案が解決しようとする課題] 上記従来のビデオテープレコーダ1のシーリングドア開
閉機構7は、記録又は再生を終えたビデオカセット6を
レコーダ筺体2の外に取り出すときに、筺体前面のエジ
ェクト釦10を押すと、まずフラップ8が支軸8aを中心に
上方に回動変位し、第8図に示したように、カセットハ
ウス(図示せず)とともに前進してきたビデオカセット
6が、シーリングドア5を内側から押し開けるようにし
て外に出てくる。従って、シーリングドア5は、ビデオ
カセット6により直接内側から押し開けられることにな
る。このため、カセット挿入口4を通過したビデオカセ
ット6がロック状態にあるシーリングドア5に少なから
ず衝撃を与え、ビデオカセット6もシーリングドア5も
衝撃による悪影響が避けられず、またロックレバー9と
シーリングドア5が緊密に係合しているときに、ビデオ
カセット6のシーリングドア5に対する当たり具合が悪
いと、たまにロックレバー9とシーリングドア5の係合
が解除されないことがあり、その場合カセットハウスを
駆動するモータに負荷がかかったまビデオカセット6が
シーリングドア5を押し続けるといった事態を招く場合
がある。こうした場合、装置自身によるアラームが発令
されてユーザが電源を切るまで、モータが過負荷状態で
駆動されるなど、シーリングドア開閉機構7は勿論カセ
ットローディング機構に与えるダメージも無視できず、
さらにまたモータを傷めるだけで終わる場合はまだし
も、シーリングドア5が開かないために、レコーダ筺体
2内に取り残されたビデオカセット6が取り出せなくな
ってしまったり、或はまた工具等によりシーリングドア
5が無理にこじ開けるなどされたために、機器部分が破
壊されてしまうこともある等の課題を抱えていた。
[課題を解決するための手段] この考案は、上記課題を解決したものであり、カセット
に収容された記録媒体を装着されて記録又は再生に供す
る装置に、カセット挿入口を外側から開閉自在に覆って
設けられたシーリングドアと、前記カセット挿入口を前
記装置の内側から開閉自在に覆って設けられ、前記カセ
ットの取り出し時にモータ動力により閉蓋位置から開蓋
位置に移動するフラップと、前記シーリングドアを閉扉
状態にロックするとともに、前記カセットの取り出し時
に、開蓋位置に変位するフラップと協働して前記ロック
を解除し、前記シーリングドアを開扉可能とするロック
レバーとを具備することを特徴とするものである。
[作用] この考案は、カセットに収容された記録媒体を装着され
て記録又は再生に供する装置に、カセット挿入口を外側
から開閉自在に覆ってシーリングドアを設け、カセット
挿入口を前記装置の内側から開閉自在に覆って設けたフ
ラップが、カセットの取り出し時にモータ動力により閉
蓋位置から開蓋位置に移動するさいに、シーリングドア
を閉扉状態にロックするロックレバーによるロックを解
除し、シーリングドアを開扉可能とすることにより、カ
セットによるシーリングドアの開扉といった直接的かつ
原始的な開扉方法を改善する。
[実施例] 以下、この考案の実施例について、第1図ないし第3図
を参照して説明する。第1,2図は、それぞれこの考案の
シーリングドア開閉機構の一実施例を閉扉時と開扉途中
の状態をもって示す縦断側面図である。
第1図に示すシーリングドア開閉機構11は、レコーダ筺
体2内からビデオカセット6を取り出すさいに、シーリ
ングドア5の開扉動作に関し、ロックレバー12とフラッ
プ8を協働させ、フラップ8の開蓋動作に連動してロッ
クレバー12によるシーリングドア5のロック解除が行わ
れるよう構成したものである。実施例では、ロックレバ
ー12の下側に、その揺動中心である支軸12aと鉤部12bの
ちょうど中間当たりの位置に、下方に突出する突部12c
を形成し、フラップ8が開蓋限界位置の若干手前側の位
置からロックレバー12の突部12cを押し上げるようにし
てロック解除が行われるよう設計してある。
すなわち、エジェクト釦10を押すと、レコーダ筺体2内
の再生位置にセットされていたビデオカセット6は、カ
セットハウスとともに一旦カセット挿入口4と同じ高さ
位置まで持ち上げられ、続いてカセット挿入口4に向か
って前進する。ただし、前進するビデオカセット6の先
端部がフラップ8の回動軌跡内に侵入する前に、フラッ
プ8はモータ動力を受けて回動し始め、カセット挿入口
4を開ける位置まで回動する。このときフラップ8は、
回動限界位置の僅か手前で、ロックレバー12の突部12c
に当接し、ロックレバー12全体を下から押し上げなが
ら、第2図に示したように、ロックレバー12によるシー
リングドア5のロックを解除する。
従って、シーリングドア5は、ビデオカセット6によっ
て開扉されるのではなく、フラップ8により駆動される
ロックレバー12の動きを受けて開扉可能とされ、自身を
直接的或は間接的に付勢するばねの力を受けて開扉す
る。このため、ビデオカセット6がカセット挿入口4を
通過する時点では、シーリングドア5は完全に開扉して
おり、このためビデオカセット6がシーリングドア5を
押し開けるといった従来の開扉方法によることなく、シ
ーリングドア5を安全かつ確実に開扉させることができ
る。
このように、上記シーリングドア開閉機構11は、ビデオ
カセット6がカセット挿入口4を通過する前に、フラッ
プ8自体がロックレバー12によるロックを解除してくれ
るため、シーリングドア5はビデオカセット6によるこ
となく、閉扉位置から開扉位置に滑らかに移行すること
ができ、従って例えば装置内部で記録或は再生を終えた
ビデオカセット6を取り出すときに、ビデオカセット6
自体がシーリングドア5を押し開ける構造の従来のシー
リングドア開閉機構7のように、ビデオカセット6がシ
ーリングドア5をロックするロックレバー9によるロッ
クを解除できずに、装置内部でつかえてしまい、モータ
を過負荷状態にさらしてしまったり、或はビデオカセッ
ト6とシーリングドア5の両者に物理的な損傷を与える
といった不都合を、良好に排除することができる。
なお、上記実施例では、シーリングドア5のロック解除
に関する協働関係を築くため、ロックレバー12側に突部
12cを形成したが、第3,4図に示すシーリングドア開閉機
構21のごとく、フラップ22の内面側適所にロックレバー
9を押し上げるための突部22aを形成するようにしても
よい。
また、上記実施例では、カセットとして、ビデオテープ
レコーダに使用するビデオカセット6を例にとったが、
記録再生装置がオーディオテープレコーダの場合は、オ
ーディオカセットを使用するとよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案は、カセットに収容され
た記録媒体を装着されて記録又は再生に供する装置に、
カセット挿入口を外側から開閉自在に覆ってシーリング
ドアを設け、カセット挿入口を前記装置の内側から開閉
自在に覆って設けたフラップが、カセットの取り出し時
にモータ動力により閉蓋位置から開蓋位置に移動するさ
いに、シーリングドアを閉扉状態にロックするロックレ
バーによるロックを解除し、シーリングドアを開扉可能
とする構成としたから、カセットがカセット挿入口を通
過する前に、フラップ自体がロックレバーによるロック
を解除してくれるため、シーリングドアはカセットによ
ることなく、閉扉位置から開扉位置に滑らかに移行する
ことができ、従って例えば装置内部で記録或は再生を終
えたカセットを取り出すときに、カセット自体がシーリ
ングドアを押し開ける構造の従来の開閉機構のように、
カセットがシーリングドアをロックするロックレバーに
よるロックを解除できずに、装置内部でつかえてしま
い、モータを過負荷状態にさらしてしまったり、或はカ
セットとシーリングドアの両者に物理的な損傷を与える
といった不都合を、良好に排除することができる等の優
れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は、それぞれこの考案のシーリングドア開閉機
構の一実施例を閉扉時と開扉途中の状態をもって示す縦
断側面図、第3,4図は、それぞれこの考案のシーリング
ドア開閉機構の他の実施例を閉扉時と開扉途中の状態を
もって示す縦断側面図、第5,6図は、従来のシーリング
ドア開閉機構を搭載したビデオテープレコーダの一例を
それぞれ異なる動作状態において示す概略斜視図、第7
図,第8図は、第5,6図に示したシーリングドア開閉機
構のそれぞれ閉扉時と開扉途中の状態をもって示す縦断
側面図である。 2……レコーダ筺体,4……カセット挿入口,5……シーリ
ングドア、6……ビデオカセット,8,22……フラップ、
9,12……ロックレバー、11,21……シーリングドア開閉
機構,12c,22a……突部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】カセットに収容された記録媒体を装着され
    て記録又は再生に供する装置に、カセット挿入口を外側
    から開閉自在に覆って設けられたシーリングドアと、前
    記カセット挿入口を前記装置の内側から開閉自在に覆っ
    て設けられ、前記カセットの取り出し時にモータ動力に
    より閉蓋位置から開蓋位置に移動するフラップと、前記
    シーリングドアを閉扉状態にロックするとともに、前記
    カセットの取り出し時に、開蓋位置に変位するフラップ
    と協働して前記ロックを解除し、前記シーリングドアを
    開扉可能とするロックレバーとを具備するシーリングド
    ア開閉機構。
JP9376989U 1989-08-09 1989-08-09 シーリングドア開閉機構 Expired - Lifetime JPH0633595Y2 (ja)

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JP9376989U JPH0633595Y2 (ja) 1989-08-09 1989-08-09 シーリングドア開閉機構

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JP9376989U JPH0633595Y2 (ja) 1989-08-09 1989-08-09 シーリングドア開閉機構

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Publication Number Publication Date
JPH0332793U JPH0332793U (ja) 1991-03-29
JPH0633595Y2 true JPH0633595Y2 (ja) 1994-08-31

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JP9376989U Expired - Lifetime JPH0633595Y2 (ja) 1989-08-09 1989-08-09 シーリングドア開閉機構

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