JPH0633592A - 板状表面仕上材張り付け施工装置 - Google Patents

板状表面仕上材張り付け施工装置

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JPH0633592A
JPH0633592A JP20953692A JP20953692A JPH0633592A JP H0633592 A JPH0633592 A JP H0633592A JP 20953692 A JP20953692 A JP 20953692A JP 20953692 A JP20953692 A JP 20953692A JP H0633592 A JPH0633592 A JP H0633592A
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JP
Japan
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tile
plate material
mortar
plate
conveying device
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Application number
JP20953692A
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English (en)
Inventor
Seiichiro Ishikawa
誠一郎 石川
Kazuya Kikawada
一弥 木川田
Kazuhiko Otsubo
和彦 大坪
Toshiyuki Sawano
利幸 沢野
Shigeaki Ashikaga
重明 足利
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ZENKOKU TAIRUGIYOU KYOKAI
Hazama Corp
Komatsu Ltd
Original Assignee
ZENKOKU TAIRUGIYOU KYOKAI
Hazama Gumi Ltd
Komatsu Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 モルタルの塗布と板状表面仕上材の張り付け
を自動的に行なえて作業が容易・工数の削減を図られ、
安定した接着が得られ、さらに小型化を図ることができ
るようにする。 【構成】 足場を介して設けたガイドレールに移動自在
に支持され、かつ無限軌道帯に多数個の板材保持器を取
付けてなる板材搬送装置と、この板材搬送装置の各板材
保持器内の板材の裏足にモルタルを塗布するモルタル塗
布装置と、この板材を壁面に張り付ける板材張り付け装
置と、板材の張り付け位置を教示する教示手段と、板材
搬送装置を壁面に固定する固定手段と、板材搬送装置の
姿勢を調整する姿勢調整手段と、板材搬送装置の各板材
保持器を掃除する掃除装置とからなっている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築構造物の外壁面等
にタイルやプラスチック材、石材、コンクリート2次製
品等の板状表面仕上材を張り付け施工するための板状表
面仕上材張り付け施工装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、職人が例えば、タイルを張る施工
方法としては、タイル職人がタイルを一枚ずつ壁に張り
付ける方法、タイルを予め複数枚張り付けたシートを壁
に張り付ける方法、あるいは、ビル等の壁を製作する段
階で型枠にタイルを取付けた後にモルタルを流し込む方
法等があり、このように手作業を中心として行なわれて
いたが、最近の手人不足により機械化が進められ、その
一例が特開平2−128063号公報等にて提案されて
いる。この特開平2−128063号公報に示されたも
のは、タイル収容部から一枚ずつ送出されたタイルを吸
着ハンドにて吸着して建物の外壁表面に対向させ、続い
てオーバハング部材の前進によりそのタイルを外壁表面
上のモルタル層に所定のストローク操作にて圧着し、さ
らに加振器を駆動してその圧着が密になるようにしてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、職人に
よる手作業の場合は、近年、汚い、きつい、危険の3K
等のハンデがある建設業においては、技能工、若年労働
者等の労働力不足が大きな問題となっている。また上記
特開平2−128063号公報等にて提案された機械を
用いたものは、一枚ずつ送出されるタイルをハンドによ
り吸着して壁に張るため、所要工数が掛ると共に、装置
が複雑になり、施工時の段取りが煩雑になり、施工能率
がさほど向上しなかった。また装置が複雑になってコス
トアップとなると共に、準備、片付けにかなりの工数が
取られている。さらに、装置が複雑なため、高価な装置
となり、運用面や維持費の点で問題がある。
【0004】本発明は上記のことにかんがみなされたも
ので、タイル等の板状表面仕上材の裏足へのモルタルの
塗布と建築物の壁面への板状表面仕上材の張り付けが自
動的に行なえて、タイル等の板状表面仕上材の張り付け
作業の容易化、工数の削減化が得られると共に、安定し
た板状表面仕上材の接着が得られ、また、構造が簡単、
小型になり安価になると共に、取扱いも容易になり、さ
らに、コントローラにて制御されるので未熟練者でも作
業が行なえ、そしてさらにタイル等の板状表面仕上材の
供給が容易になるようにした板状表面仕上材張り付け施
工装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る板状表面仕上材張り施工装置は、壁面
に沿って設けられた足場に上下に離間して水平に取り付
けられたガイドレールと、このガイドレールに沿って移
動自在にしたフレームに無限軌道帯を巻掛け、この無限
軌道帯に多数個の板材保持器を取り付けてなる板材搬送
装置と、この板材搬送装置の壁面から離れた背面側に設
けられて、各板材保持器内の板材の裏足にモルタルを塗
布するモルタル塗布装置と、上記板材搬送装置のフレー
ム内に取り付けられて、壁面に対向する側の板材保持器
に裏足にモルタルを塗布した状態で挿入されている板材
を吸着し、壁面へ押し付け、加振する板材張り付け装置
と、板材の張り付け位置を教示するための教示手段と、
上記板材搬送装置を上記ガイドレールに対して姿勢を調
整するための姿勢調整手段と、板材搬送装置を壁面に固
定する板材搬送装置固定手段と、板材搬送装置の下部に
取り付けられて、この部分を通過する各板材保持器を掃
除する掃除装置とからなっている。
【0006】
【作 用】板材搬送装置はガイドレールに沿って作業者
によって移動される。そしてこれの壁面への固定は板材
搬送装置固定手段にて行なわれる。板材搬送装置の各板
材保持器への板材の供給は、板材搬送装置の背面側で作
業者が1枚ずつ挿入して行き、その後無限軌道帯の回転
に従ってモルタル塗布装置にて上記板材の裏足にモルタ
ルが塗布される。モルタルが塗布された板材は無限軌道
帯の回転により壁面に対向する位置まで移動され、この
状態の各板材は板材張り付け装置にて1枚1枚壁面に張
り付けられていく。張り付け後の板材保持器は掃除装置
にて掃除される。上記板材搬送装置の固定位置及び板材
の張り付け位置は教示手段にて教示される。
【0007】
【実 施 例】本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。この実施例ではタイルを張り付け施工する例を示
す。図1において1,2はビルディングの壁面3から離
間し、かつ水平で互いに平行にして設けられた上下のガ
イドレールである。この上下のガイドレール1,2は壁
面3に沿って設けられた金属パイプ等からなる図示しな
い足場に付属して配設されている。
【0008】図1において4は上記上下のガイドレール
1,2に支持されたタイル搬送装置であり、5は上下方
向に長くしたこれのフレームである。そしてこのフレー
ム5の上下には回転軸6,7が平行に設けてあり、この
各回転軸6,7に図示しない転輪(スプロケット)が固
着してあり、この両転輪に無限軌道帯8が巻掛けてあ
る。この無限軌道帯8は図2に示すようにフレーム5に
設けたガイド溝9に係合して案内されるようになってい
る。無限軌道帯8の外側に多数個のタイル保持器10が
等ピッチ間隔で、かつ無限軌道帯8の全長にわたって取
付けてある。上側の回転軸6には従動スプロケット11
が固着してあり、またフレーム5の上部に駆動モータ1
2が搭載してあり、この駆動モータ12の駆動軸に固着
された駆動スプロケット13がチエン14を介して上記
従動スプロケット11に連結されている。なお上記駆動
モータ12は、チェンなどを介さず、直接回転軸6を駆
動してもよい。
【0009】そして上記フレーム5の上部の左右両側に
は上記上側のガイドレール1に移動自在に係合支持され
る上側支持装置15,15が、また下部には下側のガイ
ドレール2に移動自在に係合支持される下側支持装置1
6,16が設けてある。上側支持装置15はガイドレー
ル1の上下で転動する2個の転輪17,18を有してい
る。この両転輪17,18を支持するブラケット15a
はフレーム5に対して上下動可能になっており、ハンド
ル19を回転することにより上記両転輪17,18の高
さが左右別々に調整できるようになっている。また下側
支持装置16は下側のガイドレール2の上側で転動する
転輪20と、この転輪20を下方へばね付勢する付勢装
置21とからなっている。
【0010】上記無限軌道帯8に取付けられたタイル保
持器10は図2,図3に示すようになっていて、無限軌
道帯8に取付けられる底板22と、この底板22の前
後、左右に固着した前後の側板23a,23bと、左右
の側板24a,24bにてタイルAが嵌合する枠25が
設けてある。また左右の側板24a,24bの内側と前
後の側板23a,23bの両端との間に溝26,26が
設けてある。上記枠25の深さはタイルAの厚さより深
くなっており、その深さの差分の厚さにモルタルが塗り
付けられるようになっている。またこの枠25の左右両
側には枠25に嵌入されたタイルAを保持するばね25
a,25bが左右の側板24a,24bに取付けて設け
てある。また上記底板22にはフレーム5の内側へ貫通
する穴22aが設けてある。
【0011】フレーム5の背面には上記タイル保持器1
0内に嵌合したタイルAにモルタルを塗布するモルタル
塗布装置27が設けてある。このモルタル塗布装置27
は、1個のタイル保持器10の全体をカバーする大きさ
になっており、かつ内側に空間を設けたコテ部材28
と、このコテ部材28内にモルタルを供給するモルタル
貯蔵タンク29と、モルタルのコテ部材28への供給量
を制御する流量制御弁(図示せず)とからなっている。
上記コテ部材28は図2,図4に示すようになってい
て。その内側にタイル保持器10内に嵌合したタイルA
に塗布するモルタルの塗布厚さを規制すると共に、塗布
面を平らにするためのコテ片30a,30bが設けてあ
る。コテ部材28の側面にモルタル貯蔵タンク29の供
給パイプ31が接続してある。またコテ部材28の左右
の両側板にはタイル保持器10の枠25の両側の溝2
6,26に嵌合する仕切り片32a,32bが設けてあ
る。上記モルタル貯蔵タンク29からコテ部材28への
モルタルの供給はエアー圧送にて行なわれる。
【0012】フレーム5内にはタイル張り付け装置33
が上下方向に移動自在に設けられている。このタイル張
り付け装置33は図2及び図5,図6には示すようにな
っており、支持台34がフレーム5内のガイドフレーム
5aに上下方向に設けたガイドレール35に摺動自在に
係合されている。そしてこの支持台34の一側部がフレ
ーム5内に上下方向に張設した無限軌道帯36に結合部
材34aを介して結合されており、無限軌道帯36を駆
動モータ37にて駆動することにより上記ガイドレール
35に沿って上下動するようになっている。
【0013】そして上記支持台34上にタイル張り付け
器38が前後方向に移動可能に、かつ壁面3側へ向けて
設けてある。このタイル張り付け器38は支持台34に
対して前後方向に移動自在に係合した基台38aと、こ
の基台38aを移動するためのシリンダ39と、基台3
8aに取付けた加振器40と、基台38aの先端側に設
けた吸盤41と支持棒41aとからなっている。このタ
イル張り付け器38の吸盤41と支持棒41aは上記タ
イル保持器10の穴22aに貫通するようになってい
る。
【0014】フレーム5の下部には図1に示すように、
タイル搬送装置4の最下端部を掃除する掃除装置42が
設けてある。この掃除装置42はタイル搬送装置4の最
下部を下側からカバーするカバー部材43と、このカバ
ー部材43内にタイル保持器10に接触するブラシ44
と、エアーノズル45と、ブラシ44を駆動するモータ
46等からなっている。なお上記ブラシ44はタイル搬
送装置4の下側の回転軸7にベルト等を介して連結して
もよい。またカバー部材43内に水を溜めておいてもよ
い。
【0015】フレーム5の外側には吸着装置47,47
が上下両側に設けてあり、この吸着装置47,47は、
フレーム5に設けたブラケット48と、このブラケット
48に前後方向に摺動可能にしたロッドと、このロッド
の先端に設けた吸盤50とからなり、ロッドをシリンダ
等の手段で前進させて吸盤50を壁面2に当接させて図
示しない真空装置にて吸引することによりタイル搬送装
置4が壁面3に固定されるようになっている。
【0016】図1において51はフレーム5の側面に取
付けられた制御装置であり、この制御装置51は図7に
示すように、操作部52と制御部53と表示部61とか
らなっている。操作部52は、1回の操作にて張り付け
るタイルの枚数、横目地幅、伸縮目地位置、伸縮目地
幅、目地割等のタイル張り付け条件をデジタルスイッ
チ、テンキーなどで入力する条件設定スイッチ54と、
モルタル塗付、タイル張付などの各動作を操作する操作
スイッチ群55とからなる。制御部53はROM56、
RAM57、CPU58等からなっている。
【0017】そして上記制御装置51の制御部53へセ
ンサ部59から信号が入力され、この入力信号に基づい
て演算された出力信号が駆動部60と表示部61へ出力
されるようになっている。上記センサ部59は、教示さ
れた基準位置からのタイル保持器10の上下方向(X方
向)の距離を測定する第1回転距離センサ62と、タイ
ル張り付け器38の上下方向の移動距離を測定する第2
回転距離センサ63と、タイル張り付け器38のシリン
ダ39によるタイル張り付け力を測定する圧力センサ6
4と、特定のタイル保持器10の位置を検出する位置セ
ンサ65aと、特定のタイル張り付器の上下位置を検出
する位置センサ65b、タイル張り付け器38のシリン
ダ39によるタイル張り付け距離を検出する距離センサ
101、等からなっている。また駆動部60としてはタ
イル張り付け器38の加振器40、タイル搬送装置4の
無限軌道帯8を駆動する駆動モータ12と、タイル張付
け器38を上下動する駆動モータ37と、モルタルの流
量を制御する流量制御弁66等がある。さらに表示部6
1としては警報器67と表示器68等がある。
【0018】上記構成における作用を以下に説明する。
図1において、ガイドレール1,2に沿ってタイル搬送
装置4をタイル張り付け位置まで作業者が移動し、横方
向の位置を合わせてから吸着装置47,47を作動させ
てこのタイル搬送装置4を壁面3に対して固定する。こ
れによりガイドレール1,2が仮に動いてもタイル搬送
装置4は動かない。このときの横方向の位置決めは、例
えば壁面3に墨付けされた基準線にタイル張り付け装置
4の上,下に位置する両タイル保持器10に取付けた教
示針(図示せず)とを合わせることによりなされる。そ
してこのときの横方向の傾斜のずれの調整は左右の上側
支持装置15,15の一方をハンドル19により上下動
することによりなされる。この作業後、上記教示針を取
り外す。
【0019】次にモルタル貯蔵タンク29にモルタルを
供給すると共に、壁面3に面していない方、すなわち背
面側に位置し、かつモルタル塗布装置27より下側に位
置する各タイル保持器10に作業者によりタイルAを1
枚ずつ供給する。各タイルAは枠25内にばね25a,
25bにて保持される。
【0020】この状態で、制御装置51の操作スイッチ
群55のスイッチ操作により無限軌道帯8を少しずつ回
転させていくと共に、流量制御弁66を制御部53にて
制御してモルタル塗布装置27へモルタルを供給する。
これにより、モルタル塗布装置27を通過したタイル保
持器10内のタイルAの裏足に所定厚さのモルタルが塗
布されていく。このとき、モルタルが塗布されているタ
イルの入っている先頭のタイル保持器10に教示針を取
付け、このタイル保持器10の壁面3側への移動によ
り、この教示針を壁面3にあらかじめ墨付けされている
張り付け教示位置に目視により合わせる。この状態で操
作スイッチ群55の操作スイッチを押すことによって制
御装置51の制御部53にその教示位置を記憶させる。
その後上記教示針を取り外す。
【0021】上記状態で、制御装置51の条件設定スイ
ッチ54にてタイル張り付け条件(タイル枚数、横目地
幅、目地割等)を入力して記憶させる。上記記憶した教
示位置と上記タイル張り付け条件をCPU58にて計算
し、タイル搬送装置4による施工可能範囲から設定条件
がはずれた場合には警報器67を通して異常を知らせ
る。このときには、教示位置や、タイル張り付け条件を
再度設定することによって操作を復帰させる。
【0022】上記タイル張り付け条件の入力後、操作ス
イッチ群55のモルタル塗布用の操作スイッチを押すこ
とにより、モルタル塗布装置27にてモルタルをタイル
保持器10内のタイルAの裏足に塗布しながら無限軌道
帯8が回転され、CPU58で計算したタイル張り付け
に必要な位置までモルタルを塗布したタイルAが移動さ
れる。
【0023】このとき、モルタル塗布装置27より下側
のタイル保持器10内にタイルAを順次作業者によって
供給していく。またモルタルの圧送手段としてはエアー
が用いられる。モルタル塗布装置27には、これのコテ
部材28の両側に設けられた仕切り片32a,32bが
あり、これらが枠25の両側の溝26,26を通ること
により、タイルAの裏足の側方へモルタルがはみ出すの
が防止される。
【0024】第1回転距離センサ62によりモルタルが
塗布されたタイルAが保持されているタイル保持器10
の先頭のものがタイル張り付けに必要な位置にきたこと
を確認した後に、無限軌道帯8の回転、及びモルタルの
塗布動作が停止する。このモルタルを塗布している動作
の同時に駆動モータ37が駆動されてタイル張り付け器
38がフレーム5内で上下動し、これの位置を第2回転
距離センサ63にて検出しながら、制御部53での計算
結果位置にきたことを確認して停止する。このときタイ
ル張り付け器38は最初に張り付けるタイルAの後側に
位置される。
【0025】この状態で、操作スイッチ群55のタイル
張り付け用の操作スイッチを押すことにより、タイル張
り付け器38はシリンダ39により支持台34に対して
前方へ移動してタイル保持器10内のタイルAを吸盤4
1にて吸着した状態で押出し、支持棒41aにて押付
け、加振器40にて加振して壁面3に張り付ける。張り
付けを終了したタイル張り付け器38は後退し、次に張
り付けようとするタイルA、例えばすぐ上側のタイルA
の後側に位置するように上方へ移動した上記駆動モータ
37が駆動されてタイル張り付け器38がフレーム5内
で上下動し、これの位置を第2回転距離センサ63にて
検出しながら、制御部53での計算結果位置にきたこと
を確認して停止する作動を繰返す。このとき、タイル保
持器10相互間のピッチと、張り付けるタイルAのピッ
チとが異なる場合は無限軌道帯8が回転してピッチ(横
目地幅)を自動調整する。この場合も、タイル張り付け
器38は張り付けようとするタイルAの後側にくるよう
に位置が計算され自動調整される。
【0026】設定された枚数分のタイルAが壁面3に張
り付けられたのちは、この状態でのモルタルが塗布され
ているタイルAが入っている先頭のタイル保持器10を
前回設定されたタイル張り付け教示位置まで移動するよ
う無限軌道帯8を回転させて自動調整し、調整終了す
る。次に吸着装置47,47による固定を解除してタイ
ル搬送装置4を作業者が次の張り付け位置まで横移動さ
せる。そしてこの場合も上記の場合と同様に、タイル搬
送装置4の上,下のタイル保持器10に教示針を取り付
けてこれを壁面3の墨付けに合わせてハンドル19の操
作によりこれの垂直姿勢をあわせる。その後吸着装置4
7,47を作動させてタイル搬送装置4を壁面3にて固
定すると共に、上記教示針を取り外してから、上記と同
様の作動を繰り返す。
【0027】上記作動時において、タイル搬送装置4の
各タイル保持器10は掃除装置42を通過する間に掃除
される。
【0028】上記操作手順をフローチャートに示すと図
8に示すようになる。すなわち、制御装置51の操作部
52における条件設定スイッチ54によりタイル張り付
け条件の設定を行ない(ステップ1)、その後タイル搬
送装置4の無限軌道帯8を作動してタイル保持器10を
移動し(ステップ2)、タイル保持器10に取付けた教
示針が壁面3の墨付けと合ったかを作業者が判断し(ス
テップ3)、合ったら操作スイッチ群55のタイル張り
付け教示位置用の操作スイッチをONにする(ステップ
4)。これにより制御部53にてタイル張り付け条件が
計算される(ステップ5)。このとき、設定条件は施工
可能範囲内か?を制御部53にて判断し(ステップ
6)、NOであれは警報され(ステップ7)、その再設
定される(ステップ8)。
【0029】一方施工可能範囲であれば操作スイッチ群
55のモルタル塗布用の操作スイッチをONにする(ス
テップ9)。これによりタイル搬送装置4の無限軌道帯
8が回転作動されてタイル保持器10内に入れたタイル
Aの裏足にモルタルが塗布され(ステップ10)、タイ
ル張り付けに必要な位置までタイルAが移動する。つい
で操作スイッチ群55のタイル張り付け用のスイッチを
ONすると(ステップ11)、タイル張り付け器38が
作動されてタイル張り付けが行なわれ(ステップ1
2)、所定の枚数の張り付けが終了したら吸着装置47
による固定を解除した後、タイル搬送装置4を作業者に
より横方向へ移動し吸着装置47による壁面3への固定
をおこない、(ステップ13)、その後張り付け条件の
確認(ステップ14)してこれが変ったらステップ1
へ、変らなければステップ2へそれぞれ移行する。また
上記ステップ10のモルタル塗布のときに、モルタル塗
布装置27より、下側のタイル保持器10内に作業者が
タイルAを順次挿入する(ステップ10′)。
【0030】上記実施例ではタイルAを壁面3に張り付
ける側を示したが、本発明の被施工板状表面仕上げ材と
してはタイルAに限られるものではなく、プラスチック
材、石材、コンクリート2次製品等、定形に成形した板
材を含むものである。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
板材保持器を連続して回転できるようにし、モルタルの
塗布と板材の張り付けを自動的に行えるのでタイル等の
板状表面仕上材の張り付け施工作業が容易・工数の削減
が得られるとともに、安定した接着が得られる。また、
無限軌道帯8に板材保持器を設けたため、構造が簡単・
小型になり安価になるとともに、取扱も容易になる。さ
らに、制御装置により制御が行われるため素人でも作業
が行える。また、無限軌道帯の壁面から離れた位置で板
材を挿入できるので、板材の挿入が容易になるという優
れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す全体斜視図である。
【図2】図1のZ−Z線に沿う断面図である。
【図3】タイル保持器を示す斜視図である。
【図4】モルタル塗布装置のコテ部材を示す断面図であ
る。
【図5】タイル張り付け装置の全体構成を示す側面図で
ある。
【図6】タイル張り付け器を示す斜視図である。
【図7】制御装置の関連構成を示すブロック図である。
【図8】本発明装置の作用を示すフローチャート図であ
る。
【符号の説明】
1,2…ガイドレール、3…壁面、4…タイル搬送装
置、5…フレーム、8…無限軌道帯、10…タイル保持
器、15,16…支持装置、19…ハンドル、27…モ
ルタル塗布装置、33…タイル張り付け装置、42…掃
除装置、47…吸着装置。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 木川田 一弥 東京都港区北青山2丁目5番8号 株式会 社間組内 (72)発明者 大坪 和彦 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内 (72)発明者 沢野 利幸 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内 (72)発明者 足利 重明 神奈川県平塚市万田1200 株式会社小松製 作所研究所内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 壁面に沿って設けられた足場に上下に離
    間して水平に取り付けられたガイドレールと、このガイ
    ドレールに沿って移動自在にしたフレームに無限軌道帯
    を巻掛け、この無限軌道帯に多数個の板材保持器を取り
    付けてなる板材搬送装置と、この板材搬送装置の壁面か
    ら離れた背面側に設けられて、各板材保持器内の板材の
    裏足にモルタルを塗布するモルタル塗布装置と、上記板
    材搬送装置のフレーム内に取り付けられて、壁面に対向
    する側の板材保持器に裏足にモルタルを塗布した状態で
    挿入されている板材を吸着し壁面へ押し付け、加振する
    板材張り付け装置と、板材の張り付け位置を教示するた
    めの教示手段と、上記板材搬送装置を上記ガイドレール
    に対して姿勢を調整するための姿勢調整手段と、板材搬
    送装置を壁面に固定する板材搬送装置固定手段と、板材
    搬送装置の下部に取り付けられて、この部分を通過する
    各板材保持器を掃除する掃除装置とからなることを特徴
    とする板状表面仕上材張り付け施工装置。
JP20953692A 1992-07-15 1992-07-15 板状表面仕上材張り付け施工装置 Pending JPH0633592A (ja)

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