JPH0633560Y2 - 回転ヘツド方式の磁気テ−プ装置 - Google Patents

回転ヘツド方式の磁気テ−プ装置

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JPH0633560Y2
JPH0633560Y2 JP6279087U JP6279087U JPH0633560Y2 JP H0633560 Y2 JPH0633560 Y2 JP H0633560Y2 JP 6279087 U JP6279087 U JP 6279087U JP 6279087 U JP6279087 U JP 6279087U JP H0633560 Y2 JPH0633560 Y2 JP H0633560Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、テープのローディング動作およびアンロー
ディング動作をするローディング機構と、このローディ
ング機構と機械的に連動するリール台のブレーキ機構を
備えた回転ヘッド方式の磁気テープ装置に関する。
[従来の技術] 回転ヘッド方式の磁気テープ装置は、テープカセットか
ら引き出した磁気テープを回転ヘッドに巻き付けたま
ま、その磁気テープを走行させるように構成されてい
る。このような磁気テープ装置としては、デジタルオー
ディオテープレコーダ、ビデオテープレコーダ、8mmビ
デオ等がある。
このような磁気テープ装置においては、テープカセット
から磁気テープを引き出して回転ヘッドに巻き付けるテ
ープのローディング動作と、その磁気テープの巻き付け
を解除するテープのアンローディング動作をするローデ
ィング機構が備わっている。ローディング機構は、第8
図中にて符号1を付して表すように、左右の軌跡A,Bを
描いて移動する左右の移動ブロック2a,2bを有してお
り、それぞれの移動ブロック2a,2bには、傾斜したガイ
ドポスト3a,3bと、ガイドローラ4a,4bが設けられてい
る。移動ブロック2a,2bは、図中の上下方向に同期して
移動することにより軌跡A,Bを描くようになっており、
下方位置から上方位置に移動する時がローディング動作
時であり、上方位置から下方位置に移動する時がアンロ
ーディング動作時である。
このようなローディング機構1は、移動ブロック2a,2b
が同期して上方に移動することにより、テープカセット
Cから磁気テープTを引き出して回転ヘッド5に巻き付
けるローディング動作をする。また、移動ブロック2a,2
bが同期して下方に移動することにより、磁気テープT
の巻き付けを解除してアンローディング動作をする。な
お、図中6はキャプスタン、7はピンチローラである。
通常、テープのローディング時は、巻取リールR1のリー
ル台8aを回転不可能に拘束して、供給リールR2から磁気
テープTが引き出されるようにしている。一方、テープ
のアンローディング時は、再び、リール台8aを回転不可
能に拘束し、かつ同時に供給リールR2のリール台8bを回
転させて、テープカセットCから引き出された長さ分だ
け、磁気テープTを供給リールR2に巻き取らせるように
している。このように、磁気テープTの引き出しと、そ
の巻き取りを供給リールR2側にて行うことにより、テー
プカセットCを再びセットしたときに、前回と同じ部分
の磁気テープTが回転ヘッド5に巻き付いて、前回と同
じテープ状態が再現できるようになっている。
ところで、アンローディング時にリール台8aを回転不可
能に拘束するブレーキ機構(図示せず)としては、ロー
ディング機構1と機械的に連動して動作するものがあ
る。このようなブレーキ機構は、専用の駆動機構がない
分、磁気テープ装置自体を小型化することができて有利
である。
[この考案が解決しようとする問題点] しかし、アンローディング時に動作するブレーキ機構を
ローディング機構1と機械的に連動させた場合には、ロ
ーディング機構1がアンローディング動作を開始してか
ら、実際にブレーキ機構が動作して巻取リールR1を回転
不可能に拘束するまでに、どうしても若干の時間がかか
る。
このような動作時間のずれは、機械的な連動機構の構成
上どうしても避けがたい。そして、ブレーキ機構の動作
が遅れた場合は、アンローディング時における供給リー
ルR2の回転によって、巻取リールR1から磁気テープTが
引き出されてしまい、テープカセットCを再びセットし
たときに、前回と同じテープ状態を再現できなくなると
いう問題があった。
この考案は、このような問題を解決するものである。
[問題点を解決するための手段] この考案の回転ヘッド方式の磁気テープ装置は、 テープカセットから磁気テープを引き出して回転ヘッド
に巻き付けるローディング動作と、その磁気テープの巻
き付けを解除するアンローディング動作をするローディ
ング機構と、 このローディング機構と機械的に連動して、アンローデ
ィング動作の時に、一方のリールのリール台を回転不可
能に拘束するブレーキ機構と、 アンローディング動作の時に、テープカセットの他方の
リールのリール台を回転させて、テープカセットから引
き出された長さ分だけ、磁気テープを他方のリールに巻
き取らせるリール台駆動モータとを備えた回転ヘッド方
式の磁気テープ装置において、 アンローディング動作の開始時を検出するセンサーと、 このセンサーの検出信号に基づき、アンローディング動
作の開始時から所定時間だけ前記リール台駆動モータを
低速回転させるモータ制御部とを具備してなることを特
徴とする。
[作用] この考案の回転ヘッド方式の磁気テープ装置は、アンロ
ーディング動作の開始時に、所定時間だけリール台駆動
モータを低速回転させることにより、アンローディング
開始時におけるブレーキ機構の動作遅れに起因する問
題、つまりそのブレーキ動作が遅れる間に、回転不可能
に拘束されていなければならないリールが回転して、そ
のリール側からテープが引き出されてしまうという問題
を防止し、テープカセットを再びセットしたときに、前
回と同じテープ状態を再現させる。
[実施例] 以下、この考案の一実施例を第1図ないし第7図に基づ
いて説明する。
第3図において11はシャーシであり、その上部には、テ
ープカセットCの巻取リールR1と供給リールR2のリール
台12a,12bと、回転ヘッド13などと共に、テープのロー
ディング機構14が備えられている。
まず、ローディング機構14の構成について説明する。
このローディング機構14は、シャーシ11に開けられたガ
イド穴15a,15bに沿って移動自在の移動ブロック16a,16b
を有し、これらの移動ブロック16a,16bには、傾斜した
ガイドポスト17a,17bと、ガイドローラ18a,18bが設けら
れている。移動ブロック16a,16bは、ガイド穴15a,15bに
ガイドされたまま移動することにより、前述した従来例
のものと同様の軌跡を描いて、テープのローディング動
作と、アンローディング動作をするようになっている。
第3図は移動ブロック16a,16bが最上方の位置に移動し
ているアンローディング開始前の状態(又は、ローディ
ング終了時の状態)、第5図は移動ブロック16a,16bが
最上方の位置から下動し始めたアンローディング開始直
後の状態(又は、ローディング終了直前の状態)、第7
図は移動ブロック16a,16bが最下方の位置に移動してい
るアンローディング終了時の状態(又は、ローディング
開始時の状態)をそれぞれ表している。
移動ブロック16a,16bは、第1のスライド板19が第3図
中の左右方向にスライドすることにより、同期して上下
動するようになっている。すなわち、左の移動ブロック
16aは、リンク20aと、アーム21aによってスライド板19
に連結されている。アーム21aは、シャーシ11の定位置
に固定された固定ピン22aを中心として回転するように
取り付けられ、かつその下端部に設けられた操作ピン23
aがスライド板19のスライド力を受けるようになってい
る。一方、右の移動ブロック16bは、リンク20bと、アー
ム21bによってスライド板19に連結されている。アーム2
1bは、シャーシ11の定位置に固定された固定ピン22bを
中心として回転するように取り付けられ、かつその中間
部に設けられた操作ピン23bがスライド板19のスライド
力を受けるようになっている。
そして、アーム21aは、スライド板19が第3図中の左方
にスライドしたときに固定ピン22aを中心として右方に
回り、またそれが右方にスライドしたときに固定ピン22
aを中心として左方に回るようになっている。一方、ア
ーム21bは、スライド板19が第3図中の左方にスライド
したときに固定ピン22bを中心として左方に回り、また
それが右方にスライドしたときに固定ピン22bを中心と
して右方に回るようになっている。したがって、スライ
ド板19が右方にスライドすることにより、第3図に示す
ように、リンク20a,20bと、アーム21a,21bの連結部分が
延びて、移動ブロック16a,16bが同期して上方に移動す
る。一方、スライド板19が左方にスライドすることによ
り、第7図に示すように、リンク20a,20bと、アーム21
a,21bの連結部分が屈曲して、移動ブロック16a,16bが同
期して下方に移動する。
スライド板19は、アーム31、第2のスライド板32、アー
ム33(第1図参照)、第3のスライド板34、ラック35、
ピニオン36、およびギヤ列によってローディングモータ
(図示せず)に接続されており、そのローディングモー
タの正転、逆転によって、第3図中の左右にスライドす
るようになっている。すなわち、ローディングモータが
一方向に回転してピニオン36が第1図中の矢印A1方向に
回転すると、ラック35と共に第3のスライド板34がB1方
向にスライドし、そのスライド力がアーム33の一端部の
操作ピン37に加わって、アーム33がその中間部の固定ピ
ン38を中心として矢印C1方向に回転し、その回転力がア
ーム33の他端部の作用ピン39から第2のスライド板32に
加わって、スライド板32が第3図中の矢印D1方向にスラ
イドし、そのスライド力がアーム31の一端部の操作ピン
40,41に加わって、アーム31がその中間部の固定ピン42
を中心として矢印E1方向に回転し、その回転力がアーム
31の他端部の作用ピン43から第1のスライド板19に加わ
って、そのスライド板19が第3図中の右方にスライドす
る。一方、ローディングモータが他方向に回転したとき
は、上記の場合とは逆に、ピニオン36が矢印A2方向に回
転し、ラック35と共に第3のスライド板34が矢印B2方向
にスライドし、アーム33が矢印C2方向に回転し、第2の
スライド板32がD2方向にスライドし、アーム31が矢印E2
方向に回転し、第1のスライド板19が第3図中の左方に
スライドする。
したがって、ローディングモータが一方向に回転したと
きに、ローディング機構14がローディング動作をし、ま
たローディングモータが他方向に回転したときに、ロー
ディング機構14がアンローディング動作をすることにな
る。
このようなローディング機構14に対しては、それと機械
的に連動するようにブレーキ機構41が関連付けられてい
る。
ブレーキ機構41は、巻取リールR1のリール台12aを制動
するものであり、そのリール台12aの近傍にブレーキレ
バー42を備えている。このブレーキレバー42は略L字状
に形成されていて、シャーシ11上の固定ピン43を中心と
して回転可能となっている。ブレーキレバー42の一端部
にはパッド44が取り付けられており、ブレーキレバー42
自体が第3図中の右方に回転して、そのパッド44をリー
ル台12aの周部に押し付けることにより、リール台12aを
回転不可能に拘束するようになっている。当然、ブレー
キレバー42が左方に回転して、パッド44がリール台12a
の周部から離れたときは、リール台12aに対する拘束が
解かれることになる。ブレーキレバー42と、シャーシ11
上の定位置との間には、ブレーキレバー42を右方に回転
させるように付勢するスプリング45が取り付けられてい
る。ブレーキレバー42の他端部42aは、スプリング45の
力によって、前述した第1のスライド板19の下側縁に押
し付けられている。
スライド板19の下側縁の左側には第1の凸部19aが形成
され、またその右側には第2の凸部19bが形成されてお
り、スライド板19がスライドして、第1、第2の凸部19
a,19bがブレーキレバー42の他端部42aに当たったとき
に、ブレーキレバー42自体がスプリング45の力に抗して
左方に回転させられるようになっている。第1の凸部19
aは、スライド板19が第3図のように右方にスライドし
て、ローディング機構14が磁気テープTを回転ヘッド13
に完全に巻き付けた状態(プレイ状態)のときに、ブレ
ーキレバー42の他端部42aに当たるような位置に形成さ
れている。一方、第2の凸部19bは、スライド板19が第
7図のように左方にスライドして、ローディング機構14
が磁気テープTをテープカセットC内に完全に戻した状
態(ストップ状態)のときに、ブレーキレバー42の他端
部42aに当たるような位置に形成されている。
したがって、ブレーキ機構41は、ローディング機構14と
連動して、所定のタイミングでブレーキ動作する。
すなわち、プレイ状態とストップ状態のとき、ブレーキ
は解除されている。そして、テープのローディング動作
中と、アンローディング動作中のときは、ブレーキレバ
ー42の他端部42aがスライド板19の第1、第2の凸部19
a,19bから外れ、パッド44をリールダイ12aに押し付けて
ブレーキをかける。この結果、ローディング時は、巻取
リールR1が回転不可能に拘束されて、供給リールR2から
磁気テープTが引き出され、一方、アンローディング時
は、巻取リールR1が再び回転不可能に拘束されて、供給
リールR2が引き出された長さの分だけ磁気テープTを巻
き取ることになる。その巻き取りの際は、駆動機構を構
成するプレート51が固定ピン52を中心として左方に回転
する(第3図参照)。このプレート51の先端部には、リ
ール台駆動モータ53(第1図)に連結された駆動ギヤ54
が保持されていて、プレート51自体が左方に回転するこ
とにより、供給リールR2のリール台12bと同心の従動ギ
ヤと、駆動ギヤ54とを連結させて、供給リールR2を左逆
転させる。プレイの際は、プレート51が固定ピン52を中
心として右方に回転し、巻取リールR1のリール台12aと
同心の従動ギヤ、駆動ギヤ54とを連結させて、巻取リー
ルR1を右回転させる。
ところで、ブレーキ機構41は、ローディング機構14と機
械的に連動する構成であるため、アンローディング動作
が開始してから、実際にブレーキ動作するまでに、若干
の時間がかかる。これは、機械的な構成上、避けがた
い。この点については、従来のものと同様である。
この考案においては、アンローディング動作の開始時を
検出して、アンローディング開始時から若干の時間だけ
供給リールR2を低速回転させるようになっている。
本実施例の場合、アンローディング動作の開始を検出す
るセンサーとして、第3のスライド板34のスライドに連
動するスライドスイッチ61を用いている。このスライド
スイッチ61は、操作子62が第1図中の矢印B1,B2方向に
スライドすることによって、スイッチ動作するものであ
り、その操作子62は、第3のスライド板34の切り欠き部
34aに結合されて、スライド板34と共に矢印B1,B2方向に
スライドするようになっている。操作子62には図示しな
い可動接触片が取り付けられており、この可動接触片
は、操作子62と共に矢印B1,B2方向にスライドすること
によって、絶縁基板63の導電パターンP1〜P6上を摺動す
る(第2図参照)。導電パターンP1〜P6は、第3のスラ
イド板34のスライド位置に応じて変化する装置自体の種
々の動作状態を検出できるような位置に形成されてお
り、その検出信号は装置自体のコントロール信号として
利用される。本例の場合、パターンP1,P2,P3は出力端子
T1に接続され、パターンP4はコモン端子T2に接続され、
パターンP5は出力端子T3に接続され、パターンP6は出力
端子T4に接続されており、例えばパターンP5,P6によっ
て、「PLAY」位置Pa、「STOP」位置Pb、および動作切り
換え位置Pcを検出するようになっている。動作切り換え
位置Pcと「STOP」位置Pbとの間の範囲L1は、ローディン
グ機構14が動作する範囲に相当し、この範囲においてア
ーム33が回転し、ローディング機構14が動作する。ま
た、動作切り換え位置Pcから第2図中左側の範囲は、テ
ープカセットC自体を本磁気テープ装置のセット位置に
ローディング、またはアンローディングする動作範囲に
相当する。
ここで、特記すべきことは、パターンP2についてであ
る。このパターンP2は、「STOP」位置Pbから、動作切り
換え位置Pcに向かって若干の長さ延在するように形成さ
れており、第3のスライド板34が矢印B2方向にスライド
して、ローディング機構14がアンローディング動作を開
始したときに、その開始の時点から若干ずれた時点まで
の間に出力端子T1から検出信号を出力する。つまり、そ
の検出信号は、アンローディング動作を開始する「STO
P」位置Pbのから、若干ずれた位置Pdまでの範囲L2に相
当する期間中においてのみ出力される。その検出信号の
出力期間は、アンローディング動作が開始してからブレ
ーキ機構41が実際にブレーキ動作するまでにかかる期間
に相当するように設定されている。この出力信号(以下
「低速回転制御信号」という)はモータ制御部64(第1
図参照)に入力され、モータ制御部64は、アンローディ
ング動作時であって、かつ低速回転制御信号を入力して
いるときにのみ、リール台駆動モータ53を低速回転させ
るようになっている。結局、リール台駆動モータ53は、
アンローディング動作の範囲L1の期間において、まず初
期の範囲L2では低速回転し、それ以降の範囲では定常の
速度で回転することになる。
したがって、供給リールR2は、アンローディング開始時
から若干の時間だけ、つまりブレーキ機構41が実際にブ
レーキ動作するまでの時間は、供給リールR2が低速回転
して磁気テープTを徐々に巻き取り、その後、ブレーキ
機構41が実際にブレーキ動作してからは、供給リールR2
が定常の速度で回転して磁気テープTを通常通りの速さ
で巻き取る。
この結果、アンローディングの開始時に、ブレーキ機構
41のブレーキ動作が遅れることによる問題、つまりその
ブレーキ動作の遅れの間に巻取リールR1からテープTが
引き出されてしまうという問題が回避されることにな
る。また、アンローディング開始時から所定時間だけ、
供給リールR2を完全に停止させることなく、それを低速
回転させることは、テープTの緩みの発生を防止する上
において有利であると共に、リール台駆動モータ53の駆
動系におけるギヤのかみ合いをスムーズなものとする上
において有利である。
なお、上記実施例では、アンローディング動作の開始時
から所定の時間だけ出力される低速回転制御信号に基づ
いて、モータ制御部64がリール台駆動モータ53を低速回
転させるようになっているが、少なくとも、スライドス
イッチ61によってアンローディング動作の開始時を瞬間
的に検出するようにしてもよい。つまり、スライドスイ
ッチ61の検出信号を引き金として、モータ制御部64が所
定の時間だけリール台駆動モータ53を低速回転させるよ
うにしてもよい。また、アンローディングの動作の開始
時を検出するための手段は、スライドスイッチ61のみに
特定されず、任意の手段を採ることができる。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の回転ヘッド方式の磁気
テープ装置は、アンローディング動作の開始時に、所定
時間だけリール台駆動モータを低速回転させる構成であ
るから、アンローディング開始時におけるブレーキ機構
の動作遅れに起因する問題、つまりそのブレーキ動作が
遅れる間に、回転不可能に拘束されていなければならな
いリールが回転して、そのリール側からテープが引き出
されてしまうという問題を防止することができる。この
結果、テープカセットを再びセットしたときに、前回と
同じ部分の磁気テープTが回転ヘッドに巻き付くことに
なり、前回と同じテープ状態を再現することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第7図はこの考案の一実施例を説明するた
めの図であり、第1図は要部の概略側面図、第2図はセ
ンサーの説明図、第3図はアンローディング開始前の状
態における概略平面図、第4図はアンローディング開始
前の状態における概略側面図、第5図はアンローディン
グ開始直後の状態における概略平面図、第6図はアンロ
ーディング開始直後の状態における概略側面図、第7図
はアンローディング終了後の状態における概略平面図で
ある。 第8図は従来例を説明するための概略平面図である。 11……シャーシ, 12a,12b……リール台, 13……回転ヘッド, 14……ローディング機構, 41……ブレーキ機構, 53……リール台駆動モータ, 61……スライドスイッチ(センサー), 64……モータ制御部, R1,R2……リール, T……磁気テープ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】テープカセットから磁気テープを引き出し
    て回転ヘッドに巻き付けるローディング動作と、その磁
    気テープの巻き付けを解除するアンローディング動作を
    するローディング機構と、 このローディング機構と機械的に連動して、アンローデ
    ィング動作の時に、一方のリールのリール台を回転不可
    能に拘束するブレーキ機構と、 アンローディング動作の時に、テープカセットの他方の
    リールのリール台を回転させて、テープカセットから引
    き出された長さ分だけ、磁気テープを他方のリールに巻
    き取らせるリール台駆動モータとを備えた回転ヘッド方
    式の磁気テープ装置において、 アンローディング動作の開始時を検出するセンサーと、 このセンサーの検出信号に基づき、アンローディング動
    作の開始時から所定時間だけ前記リール台駆動モータを
    低速回転させるモータ制御部とを具備してなることを特
    徴とする回転ヘッド方式の磁気テープ装置。
JP6279087U 1987-04-24 1987-04-24 回転ヘツド方式の磁気テ−プ装置 Expired - Lifetime JPH0633560Y2 (ja)

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