JPH06335490A - 超音波治療装置 - Google Patents

超音波治療装置

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JPH06335490A
JPH06335490A JP5129048A JP12904893A JPH06335490A JP H06335490 A JPH06335490 A JP H06335490A JP 5129048 A JP5129048 A JP 5129048A JP 12904893 A JP12904893 A JP 12904893A JP H06335490 A JPH06335490 A JP H06335490A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
probe
ultrasonic
urethra
cooling water
treatment device
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP5129048A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshihiko Suzuta
敏彦 鈴田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP5129048A priority Critical patent/JPH06335490A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 プロ−ブを挿入する際及び温熱治療時の患者
の痛みを軽減するようにした超音波治療装置を提供する
こと。 【構成】 患部を温熱治療する可撓性プロ−ブ1と、こ
の可撓性プロ−ブの先端部にプロ−ブの軸方向に複数に
分割して配置された超音波振動子3とから構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば経尿道的に挿入
され前立腺等の患部を温熱治療する超音波治療装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】最近、泌尿器科の分野においては、年齢
50歳以上の男性の重要な疾患として前立腺肥大症がク
ロ−ズアップされてきている。この前立腺肥大症の治療
手段として前立腺を43℃以上に加温する温熱治療法が
知られている。
【0003】この治療法は、例えば、米国特許第466
2383号明細書、同第4967765号明細書等で知
られているように、経尿道的または経直腸的にプロ−ブ
を挿入し、前立腺を加温するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述した治療
法は、電磁波を用いるため、患部にエネルギ−を集中さ
せることは容易ではない。また、プロ−ブと患部とのイ
ンピ−ダンスマッチングをうまく整合しない場合には、
患部を安定して加温することは難しかった。
【0005】また、最近超音波を用いて加温治療する超
音波治療装置が開発されてきている。このような装置に
おいて、プロ−ブが硬質であると、経尿道的にプロ−ブ
を挿入すると、患者が痛みを感じるという問題があっ
た。
【0006】本発明は上記の点に鑑みてなされたもの
で、その目的はプロ−ブを挿入する際及び温熱治療時の
患者の痛みを軽減するようにした超音波治療装置を提供
することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係わる超音波治
療装置は、患部を温熱治療する可撓性プロ−ブと、この
可撓性プロ−ブ内の先端部にプロ−ブの軸方向に複数に
分割して配置された超音波振動子とから構成される。
【0008】
【作用】プロ−ブを尿道に挿入する際に、プロ−ブは可
撓性で構成されているため、尿道の形状に従って湾曲す
る。その後、患部に超音波を照射して患部を温熱治療す
るようにしている。このため、患者はプロ−ブを挿入時
あるいは温熱治療時の患者が感じる痛みを軽減させるこ
とができる。
【0009】
【実施例】以下図面を参照して本発明の第1実施例に係
わる超音波治療装置について説明する。図1は超音波治
療装置の全体構成図、図2はプロ−ブを尿道に挿入して
前立腺治療を行っている状態を示す生体の要部断面図で
ある。
【0010】図1において、1は例えばテフロンあるい
はシリコンより構成される可撓性を有する筒状のプロ−
ブである。このプロ−ブ1の先端部にはバル−ン2が取
り付けられている。
【0011】プロ−ブ1内において、バル−ン2より手
前に複数の超音波振動子3がプロ−ブ1の軸方向に一列
に配列されている。また、4は本超音波治療装置を統括
的に制御する超音波治療装置本体である。この装置本体
4は前述した超音波振動子3に数MHzの高周波信号を出
力するための超音波発振部5、熱電対(図示しない)で
検出された患部の温度を目標温度となるように制御する
制御部6、プロ−ブ1内を循環する冷却水を供給する冷
却水供給源7を有する。
【0012】そして、超音波発振部5から出力される高
周波信号は給電線8を介して各超音波振動子3に接続さ
れる。制御部6は患部の温度を検出する熱電対(図示し
ない)とリ−ド線9を介して接続されており、熱電対
(図示しない)で検出された患部の温度を目標温度とな
るように超音波発振部5の出力を制御する。
【0013】冷却水供給源7には冷却水を供給する給水
口OUT 及び戻り口INを備え、給水口OUT 及び戻り口INは
それぞれ冷却水チュ−ブ11,12を介してプロ−ブ1
内に導入されている。
【0014】また、13はバル−ン2を膨脹させるため
の空気を送るためのシリンジである。このシリンジ13
は弁14、バル−ン用チュ−ブ15を介してバル−ン2
に接続されている。
【0015】次に、上記のように構成された本発明の第
1実施例の動作について説明する。まず、図2に示すよ
うに、プロ−ブ1を先端より尿道21に徐々に挿入す
る。プロ−ブ1は可撓性を有し、プロ−ブ1内に設けら
れた複数の超音波振動子3も1列に配列されているため
るため、尿道21が曲線状であっても尿道粘膜を痛める
ことなく、プロ−ブ1の先端を膀胱22まで導くことが
できる。
【0016】そして、プロ−ブ1の先端が膀胱22に到
達するとシリンジ14を操作してチュ−ブ15を介して
バル−ン2に送気する。これにより、バル−ン2は図2
に示すように膨脹し、プロ−ブ1は尿道21に固定され
る。
【0017】次に、冷却水供給源7の給水口OUT から冷
却水チュ−ブ11を介してプロ−ブ1内に冷却水を供給
し、冷却水をプロ−ブ1内で循環させた後に、冷却水チ
ュ−ブ12を介して戻り口INに戻すようにして、冷却水
をプロ−ブ1内で循環させ、これによりプロ−ブ1の外
周が接する尿道21の粘膜の加温を和らげている。
【0018】このような状態において、超音波発振部5
を起動し、数MHzの高周波信号を給電線8を介して超音
波振動子3に出力する。この結果、超音波振動子3から
径方向に超音波が放射され、周囲に位置する前立腺23
を加温治療することができる。
【0019】この加温治療中に前立腺23の温度は熱電
対(図示しない)によって計測されており、熱電対で測
定された前立腺23の温度は制御部6に送られ、目標温
度(例えば、43℃)と比較され、制御部6は前立腺2
3の温度が目標温度になるように超音波発振部5から出
力される高周波信号の出力を制御している。
【0020】このように、この第1実施例によれば、プ
ロ−ブ1は可撓性を有し、プロ−ブ1内に設けられた複
数の超音波振動子3も1列に配列されているため、プロ
−ブ1を尿道に挿入する際に尿道に沿ってプロ−ブを変
形させることができるので、尿道の粘膜を痛めることを
防止し、温熱治療中及び温熱治療後の痛みを軽減させる
ことができる。
【0021】次に、本発明の第2実施例について図3を
参照して説明する。この第2実施例において、前述した
第1実施例と同一部分には同一番号を付し、その詳細な
説明については省略する。第2実施例は第1実施例のプ
ロ−ブ1内において、超音波振動子3が配列されている
範囲を覆うように、軸方向に所定間隔を隔てて環状の電
圧制御硬度可変ゴム311 〜317 をさらに配置したこ
とを特徴とするもので、これら電圧制御硬度可変ゴム3
1 〜317 には各ゴムに選択的に電圧を供給する電圧
源32が配線33を介して接続されている。
【0022】電圧制御硬度可変ゴム311 〜317 は電
圧が印加されると硬化する特性を有し、電圧制御硬度可
変ゴム311 〜317 が硬化すると、硬化した可変ゴム
は超音波を通過させないという特性を有する。
【0023】従って、第1実施例と同様にしてプロ−ブ
1を図3に示すように尿道21に挿入し、放射方向に前
立腺23が存在しない位置に配列された電圧制御硬度可
変ゴム311 ,312 ,316 ,317 に電圧を印加し
てゴムを硬化させて超音波の通過を阻止している。
【0024】一方、電圧制御硬度可変ゴム313 〜31
5 は電圧を印加させていないので、超音波はゴム313
〜315 を通過する。このようにして、超音波振動子3
から放射される超音波を電圧制御硬度可変ゴム313
315 を介して選択的に前立腺23に照射することがで
きる。
【0025】このように第2実施例によれば、第1実施
例の効果を有すると共にさらに患部を選択的に治療でき
るという効果を有する。次に、本発明の第3実施例につ
いて図4を参照して説明する。前述した第2実施例で
は、超音波振動子3から照射される超音波を電圧制御硬
度可変ゴム311〜317 のうち電圧印加されていない
ゴムを介して選択的に照射するようにしたが、この第3
実施例では第1実施例のプロ−ブ1を尿道21に挿入す
るときに用いるシ−ス41に超音波照射用窓42を開け
ておき、この窓42を介して前立腺23に対して選択的
に超音波を照射している。
【0026】このように、第3実施例では第1実施例の
効果を有すると共に、さらにプロ−ブ1内に配置される
超音波振動子3から放射される超音波の指向性にかかわ
らず、治療対象となる患部(前立腺23)に対してのみ
超音波を照射することができるという効果を有する。
【0027】なお、上記第2実施例では電圧制御硬度可
変ゴムを配置し、超音波の通過を制御させるようにした
が、超音波の通過を制御する部材としては電圧制御硬度
可変ゴムに限らず、超音波の通過を制御可能な部材であ
れば他の部材であっても良い。
【0028】また、上記したいずれの実施例では経尿道
的にプロ−ブを挿入する場合を例に挙げたが、他の体腔
に挿入して患部を温熱治療する場合にも適用することが
できる。
【0029】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、プ
ロ−ブを可撓性を持たせ、プロ−ブ内に収納させる超音
波振動子を軸方向に複数設けるようにしたので、プロ−
ブを尿道に挿入する際に尿道に沿ってプロ−ブを変形さ
せることができるので、尿道の粘膜を痛めることを防止
し、温熱治療中及び温熱治療後の痛みを軽減させること
ができる超音波治療装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係わる超音波治療装置の
全体構成図。
【図2】第1実施例に係わるプロ−ブを尿道に挿入して
前立腺治療を行っている状態を示す生体の要部断面図。
【図3】本発明の第2実施例に係わる超音波治療装置の
全体構成図。
【図4】本発明の第3実施例に係わる超音波治療装置の
全体構成図。
【符号の説明】
1…プロ−ブ、2…バル−ン、3…超音波振動子、4…
装置本体、5…超音波発振部、6…制御部、7…冷却水
供給源、8…給電線、9…リ−ド線、11,12…冷却
水チュ−ブ、13…シリンジ、14…弁、15…バル−
ン用チュ−ブ、21…尿道、22…膀胱、311 〜31
7 …電圧制御硬度可変ゴム、41…シ−ス、42…窓。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 患部を温熱治療する可撓性プロ−ブと、 この可撓性プロ−ブ内の先端部にプロ−ブの軸方向に複
    数に分割して配置された超音波振動子とを具備したこと
    を特徴とする超音波治療装置。
JP5129048A 1993-05-31 1993-05-31 超音波治療装置 Withdrawn JPH06335490A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5129048A JPH06335490A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 超音波治療装置

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JP5129048A JPH06335490A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 超音波治療装置

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JPH06335490A true JPH06335490A (ja) 1994-12-06

Family

ID=14999801

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5129048A Withdrawn JPH06335490A (ja) 1993-05-31 1993-05-31 超音波治療装置

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