JP2718524B2 - 直腸挿入型前立腺温熱治療用アプリケータ - Google Patents

直腸挿入型前立腺温熱治療用アプリケータ

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JP2718524B2 JP63275635A JP27563588A JP2718524B2 JP 2718524 B2 JP2718524 B2 JP 2718524B2 JP 63275635 A JP63275635 A JP 63275635A JP 27563588 A JP27563588 A JP 27563588A JP 2718524 B2 JP2718524 B2 JP 2718524B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は例えば前立腺肥大部等を温熱治療する温熱治
療用アプリケータに関する。
[従来の技術] 近年、前立腺肥大症の治療を温熱で行なう方法が考え
られている。これは前立腺を43°C前後で加温すると、
その前立腺肥大症が治癒することを利用するものであ
る。
そして、従来は周囲にマイクロ波用アンテナを設けた
カテーテルを尿道に挿入してそのアンテナからマイクロ
波を照射するものが知られている。
しかし、この方式はマイクロ波用アンテナを、何度も
行なわれる温熱治療ごとに尿道内に挿入しなければなら
ないから、患者の負担はきわめて大きい。
[発明が解決しようとする課題] そこで、温熱治療用アプリケータを直腸内に挿入して
このアプリケータに設けた超音波振動子から超音波を前
立腺に向けて照射し加温する方式が考えられている。
しかし、この場合、超音波は前立腺のみだけではなく
精嚢まで加熱してしまい、精嚢にダメージを与えてしま
うおそれがあった。
本発明は上記課題に着目してなされたもので、その目
的とするところは精嚢を加熱することを防止し、患部の
みを加温して安全に治療することができる温熱治療用ア
プリケータを提供することにある。
[課題を解決するための手段および作用] 上記課題を解決するために本発明は、直腸に挿入され
る挿入部を有する長尺なアプリケータ本体と、前記挿入
部に設けられた加熱手段と、前記挿入部を直腸に挿入し
たとき前記加熱手段が前立腺近傍に位置するように、前
記挿入部の挿入量を特定する挿入量特定手段と、前記挿
入量特定手段で前記挿入部の挿入量が特定されたとき精
嚢近傍に位置されるように、前記加熱手段より挿入部の
先端側に設けられた冷却手段と、を具備したことを特徴
とする直腸挿入型前立腺温熱治療用アプリケータであ
る。
したがって、精嚢を加熱することを防止し、患部のみ
を加温して安全に治療することができる。
[実施例] 第1図ないし第3図は本発明の第1の実施例を示すも
のである。第1図で示すようにその温熱治療用アプリケ
ータ1は直腸に挿入するアプリケータ本体2を有してい
る。このアプリケータ本体2は先端を閉塞した可撓性の
シースからなり、この先端側部分を肛門から直腸に挿入
するようになっている。アプリケータ本体2の途中には
ストッパ用フランジ3が設けられ、これによりアプリケ
ータ本体2の挿入量を規制する挿入量特定手段を構成す
るようになっている。このストッパ用フランジ3は患者
のサイズに合せて前後に移動調節できるように取り付け
られている。
アプリケータ本体2の最先端部内には冷却用空部4が
形成されている。この冷却用空部4にはアプリケータ本
体2内に形成された送液管路5aと排液管路5bからなる冷
却液循環路5が接続されている。そして、この冷却液循
環路5を通じて冷却用空部4に冷却液を供給排出してそ
のアプリケータ本体2の先端部からなる冷却部6を冷却
する冷却手段を構成している。また、送液管路5aと排液
管路5bの手元側端部にはそれぞれコネクタ7,8が設けら
れている。
また、上記冷却部6より手元側に位置してアプリケー
タ本体2の先端部付近における内部には後述する加熱手
段が設けられている。すなわち、アプリケータ本体2の
側方にその振動面9aを向けた超音波振動子9が設置され
ている。この超音波振動子9の振動面9aは凹面状に形成
されており、その焦点は後述するように治療対象の前立
腺に合うように設定されている。超音波振動子9には伝
送線10が接続され、この伝送線10はアプリケータ本体2
内を通じて外部に導かれている。そして、接続コネクタ
11を通じて外部の駆動装置12と観測装置13に接続されて
いる。外部の駆動装置12と観測装置13は第2図で示すよ
うに上記伝送線10に動作切換え用の変換器14を介して接
続されている。駆動装置12は超音波信号発振器15とコン
ロールユニット20からなり、観測装置13は送受波器16、
A/D変換器17、デジタルスキャンコンバータ(DSC)18、
および表示装置(CRT)19からなる。また、上記超音波
信号発振器15と送受波器16はそれぞれコントロールユニ
ット20により制御されるようになっている。上記超音波
振動子9は観測用の素子としても用いるため、その送受
信方向を変化することができ、例えば電子スキャン方式
がとれるようになっている。
次に、このように構成された温熱治療用アプリケータ
1の使用方法を説明する。まず、アプリケータ本体2の
挿入側部分を患者の肛門21から直腸22に挿入し、ストッ
パ用フランジ3が当るところで止め、その挿入量を定め
る。ついで、その向きを確認して超音波振動子9の振動
面9aを前立腺23に向ける。また、この状態のとき、アプ
リケータ本体2の先端にある冷却部6は精嚢24に近接し
た部分に位置する。なお、25は膀胱である。
そこで、外部の図示しない冷却液供給装置から冷却液
循環路5の送液管路5aを通じて冷却用空部4に冷却液を
送液するとともに排液管路5bを通じて排液することによ
り上記冷却部6に冷却作用が生じて精嚢24の部分を冷却
することができる。
そこで、上記前立腺23を加温して治療するために、外
部の駆動装置12における超音波信号発振器15を作動さ
せ、超音波振動子9を駆動してこれの振動面9aから治療
用の強力な超音波を放射させる。この超音波は前立腺23
において集束しその前立腺23を加温する。これにより前
立腺23の温熱治療を行なうことができる。
一方、上記超音波振動子9を用いて治療部付近の超音
波断層像を観察できる。すなわち、外部の観測装置13に
より超音波振動子9を利用して超音波の放射とその反射
液の受信を行なうことにより観測する。
しかして、上記温熱治療では精嚢24を冷却しながら前
立腺23を超音波で加温することができる。したがって、
前立腺23に近い位置にある精嚢24に超音波があたり、ま
た、前立腺23側からの熱伝達で精嚢24まで加温してしま
うことがなく、その精嚢24にダメージを与えてしまうこ
とを防止できる。
第4図は本発明の第2の実施例を示すものである。こ
の実施例は冷却手段に電子冷却手段としてのペルチェ素
子を用いて冷却部6を構成した例である。すなわち、ア
プリケータ本体2の先端部分の側面に形成される冷却面
30に対応して金属板31を配置し、この金属板31の両端に
はP型半導体32とN型半導体33が別々に接合され、さら
に、P型半導体32とN型半導体33には金属板34,34が接
合される。また、各金属板34,34にはそれぞれリード線3
5,36が接続されている。この各リード線35,36はアプリ
ケータ本体2内を通じて手元側に導かれている。そし
て、アプリケータ本体2の手元側の外部においてそのリ
ード線35,36の端部にはそれぞれ接続端子37,38が設けら
れ、これには図示しない冷却用電源が接続されるように
なっている。
また、アプリケータ本体2の内部には先端側付近まで
達する送気チューブ39が導入され、この送気チューブ39
を通じて冷却用気体を導入して上記冷却部6におけるペ
ルチェ素子における金属板34,34側を冷却するようにな
っている。送気チューブ39のコネクタ40には図示しない
送気ポンプが接続されるようになっている。
また、この冷却部6の手前側には上記第1の実施例と
同様の超音波振動子9が設置されている。
しかして、この実施例のアプリケータ1も上記同様に
使用されるが、その冷却部6の冷却作用が異なる。つま
り、リード線35,36を通じてP型半導体32とN型半導体3
3に通電すると、その各P型半導体32,33は冷却面30側の
金属板31を冷却し、その冷却面30を冷却する。そして、
これに近接する精嚢24の部分を冷却する。これにより超
音波で前立腺23を加温するときに精嚢24の温度が高くな
るのを防止し、安全性を確保することができる。
また、アプリケータ本体2の内部の先端側付近には送
気チューブ39により冷却用気体を導入し、そのペルチェ
素子における金属板34,34側を冷却する。冷却した気体
はアプリケータ本体2の内部を通じて末端の開口部分か
ら外部に放出される。
なお、本発明は上記各実施例のものに限定されるもの
ではない。その要旨を越脱しない範囲で種々の変形が可
能である。例えば冷却部の構成としてアプリケータ本体
2の先端部分にバルーンを設けてこれに冷水を循環する
ようにしてもよい。また、超音波振動子による超音波の
放射または受信方向を変更できるように例えば操作ワイ
ヤによる操作での変向手段を組み込んでもよい。また、
加温するための超音波発生用圧電素子の一部を利用して
これを観測用の振動素子として利用するものであっても
よい。さらに、加温手段は超音波による場合に限らず、
マイクロ波、遠赤外線等を利用する方式のものでもよ
い。
[発明の効果] 以上説明したように本発明の温熱治療用アプリケータ
は、直腸に挿入される挿入部を有する長尺なアプリケー
タ本体における前記挿入部に、加熱手段と、この加熱手
段より先端側に位置した冷却手段を設け、さらに前記挿
入部を直腸に挿入したとき前記加熱手段が前立腺近傍に
位置すると共に、上記冷却手段が精嚢近傍に位置される
ように前記挿入部の挿入量を特定する挿入量特定手段を
設けたものであるから、温熱治療中に精嚢を加熱するこ
とを防止し、患部のみを加温して安全に治療することが
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す温熱治療用アプリ
ケータの側断面図、第2図は同じくその第1の実施例の
における治療駆動装置と観測装置の構成を示すブロック
図、第3図は同じくその第1の実施例の温熱治療用アプ
リケータの使用説明図、第4図は本発明の第2の実施例
を示す温熱治療用アプリケータの側断面図である。 1……温熱治療用アプリケータ、2……アプリケータ本
体、4……冷却用空部、6……冷却部、9……超音波振
動子、23……前立腺、24……精嚢、30……冷却面、31…
…金属板、32……P型半導体、33……N型半導体33、34
……金属板。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 八田 信二 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 林 正明 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 布施 栄一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 西垣 晋一 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 唐沢 均 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 斉藤 達也 東京都渋谷区幡ケ谷2丁目43番2号 オ リンパス光学工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−108062(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】直腸に挿入される挿入部を有する長尺なア
    プリケータ本体と、 前記挿入部に設けられた加熱手段と、 前記挿入部を直腸に挿入したとき前記加熱手段が前立腺
    近傍に位置するように、前記挿入部の挿入量を特定する
    挿入量特定手段と、 前記挿入量特定手段で前記挿入部の挿入量が特定された
    とき精嚢近傍に位置されるように、前記加熱手段より挿
    入部の先端側に設けられた冷却手段と、 を具備したことを特徴とする直腸挿入型前立腺温熱治療
    用アプリケータ。
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