JPH06335224A - ステッピングモータ - Google Patents

ステッピングモータ

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JPH06335224A
JPH06335224A JP14151293A JP14151293A JPH06335224A JP H06335224 A JPH06335224 A JP H06335224A JP 14151293 A JP14151293 A JP 14151293A JP 14151293 A JP14151293 A JP 14151293A JP H06335224 A JPH06335224 A JP H06335224A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pole tooth
stepping motor
pole
yoke
rotor magnet
Prior art date
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Pending
Application number
JP14151293A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshio Saotome
敏夫 竿留
Osamu Ito
修 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP14151293A priority Critical patent/JPH06335224A/ja
Publication of JPH06335224A publication Critical patent/JPH06335224A/ja
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  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 回転精度に優れ、しかもモータ外径のわりに
発生トルクの大きなステッピングモータを提供するこ
と。 【構成】 円筒状のケースに一体に極歯ヨーク3を形成
し、このケースの内径より僅かに小さな外径を有するロ
ータマグネット4を備えるステッピングモータ1。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、フロッピーデ
ィスク用のディスクドライブのスピンドルモータ等に利
用されるステッピングモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このようなステッピングモータ
は、図11に示すように構成されている。
【0003】図において、符号110はロータ部であ
り、このロータ部110は、回転軸111と、多極着磁
されて回転軸111に固着されたロータマグネット11
3とで構成されている。
【0004】この回転軸111は、ステータ部130の
モーターケース131の上下に取り付けられた軸受け1
20,121に回転自在に支持されている。
【0005】ステータ部130は、モーターケース13
1内に収納された4つ極歯ヨーク132(132−1〜
132−4)を有している。各極歯ヨーク132は、図
12に示すように、リング状のフランジ部133と、フ
ランジ部133の軸方向に突出した複数の極歯134と
で形成されている。そして、、4つの極歯ヨーク132
が、極歯134を噛み合わせた状態で、ロータマグネッ
ト113の外側に組付けられている。
【0006】具体的には、図11に示すように、極歯1
34同士が噛み合わされた状態で、上向き(図11の上
方)の極歯ヨーク132−1の上に下向きの極歯ヨーク
132−2が重ねられている。そして、これら極歯ヨー
ク132−1,132−2に囲まれた空間内に、絶縁用
のコイルボビン135に集中巻きされた励磁コイル13
6が収納されている。
【0007】さらに、これらの上に、極歯134同士が
噛み合わされた状態で、上及び下向きの極歯ヨーク13
2−3,132−4が樹脂モールド等により一体にされ
て積層され、その空間内に、絶縁用のコイルボビン13
7に集中巻きされた励磁コイル138が収納されてい
る。
【0008】そして、これらの励磁コイル136,13
8の端子139がモーターケース131の外に引き出さ
れて、外側に取り付けられた配線中継基板140に半田
付け等によって接続されている。したがって、この配線
中継基板140を介して外部電源により、ステッピング
モータ100が駆動されるようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
ステッピングモータ100では、極歯ヨーク132−
3,132−4は、一体にまとめられていても、これら
は、複数の極歯134(図11の場合4つ)をアッセン
ブリの段階で樹脂モールド等によりまとめたものであ
る。このため、極歯ヨーク132−3,132−4で
は、これを構成する極歯134の個数分だけ位置精度を
もとめる必要があり、これら極歯134の位置精度がく
るうと、ステッピングモータ100の回転性能がおちる
という問題がある。
【0010】しかも、ロータマグネット113の外側に
極歯ヨーク132−3,132−4が配置され、この極
歯ヨークを構成する極歯134が備えるフランジ133
によって形成される空間にコイル136および138が
巻かれている。そして、そのさらに外側にモータケース
131が包囲する構成となっている。
【0011】このため、ロータマグネット113の外径
と、モータケース131の外径は著しく相違し、その分
だけマグネットが小さくなってしまい、モータ100の
大きさに対して、発生できるトルクが限られてしまうと
いう欠点があった。
【0012】本発明は、上記課題を解決するためになさ
れたもので、回転精度に優れ、しかもモータ外径のわり
に発生トルクの大きなステッピングモータを提供するこ
とを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、円筒状のケースに一体に極歯ヨークを形成し、
このケースの内径より僅かに小さな外径を有するロータ
マグネットを備えるステッピングモータにより、達成さ
れる。
【0014】好ましくは、前記極歯ヨークは板金にて形
成された円筒状ケースを兼用する構成とすることができ
る。
【0015】
【作用】上記構成によれば、円筒状のケースと一体に極
歯ヨークが形成されている。このため、複数の別々につ
くった極歯を組み合わせて極歯ヨークを形成する場合に
比べて、各極歯の配置位置が正確となる。
【0016】また、このケースに収容されているロータ
マグネットの外径は、ケースの内径より僅かに小さいだ
けであるから、その分マグネットガ発生する磁力は強く
なる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を添付図面に基
づいて詳細に説明する。尚、以下に述べる実施例は、本
発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々
の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明
において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、こ
れらの態様に限られるものではない。
【0018】図1は、本発明の一実施例に係るステッピ
ングモータの全体構造を示す斜視図であり、図2は、そ
の概略構成を示す一部欠き取り図である。これらの図に
おいて、ステッピングモータ1は、ステータ部17とロ
ータ部11とから構成されている。
【0019】ステータ部17は、モータケースを兼ねる
円筒状の極歯ヨーク3と、この円筒状の極歯ヨーク3か
ら側方に延びる基板7と、この基板7の所定位置に配置
された2つのコイル8,9とからなっている。
【0020】ロータ部11は、極歯ヨーク3内に配置さ
れた回転軸5およびこの回転軸5に対して固定されたロ
ータマグネット4を有している。
【0021】先ず、ロータ部11を説明すると、ロータ
マグネット4は、本実施例にあっては円柱状で、周方向
に沿ってN極とS極が交互になるように多極着磁されて
いる。
【0022】そして、このロータマグネット4は、図2
に示されているように、モータケース兼用の極歯ヨーク
3の内径より僅かに小さな外径を有し、この極歯ヨーク
3内に収容されている。この極歯ヨーク3の図において
上下の開口は、フランジ13および底板15によりそれ
ぞれ閉塞されている。回転軸5の上端側は、ケース3か
ら外部に延びており、フランジ13の軸穴に対して軸受
5aにより回転自在に支持されている。
【0023】回転軸5の下端側は、板バネ5bによりス
ラスト方向に対して弾性的に支持されている。これによ
り、回転軸5は、回転にともなって、図において上下方
向に揺動することが防止されるようになっている。
【0024】次に、ステータ部17を説明する。極歯ヨ
ーク3と、これと一体に側方に延びる基板7と、コイル
8,9は、本実施例では、以下のようにして形成され
る。
【0025】先ず、ほぼ長方形でなる導電性に富んだ板
金を図3に示すように打ち抜き加工する。具体的には、
この板金20は、図において右方に延びる幅ひろの帯状
部20を有しており、この帯状部21はジグザグ状に2
つのスリット25,26が打ち抜かれている。
【0026】さらに板金20は、この帯状部20と中央
部で一体に接続されており、これよりやや狭い幅で図に
おいて左方向に延びる基板部23を有している。そし
て、これら帯び状部20および基板部23の間で、それ
ぞれ上下方向に突出するコ字状フレーム22,24を設
けるとともに、その中央付近の空間が上記スリット2
5,26とつながるように、図示のように打ち抜かれて
いる。
【0027】この板金20の帯状部21を図4のように
カールさせることにより、スリット25を挟んで、それ
ぞれ複数の極歯27,28が、上段側で交互にかみ合う
ように配置される。また、スリット26を挟んで、それ
ぞれ複数の極歯29,30が、下段側で交互にかみ合う
ように配置される。
【0028】このように、これらの極歯27,28およ
び29,30は、全て一枚の元金20に打ち抜き加工に
て一体に形成されているので、従来のように別体に構成
された複数の極歯をアッセンブリの際に交互にかみ合う
ように配置する場合に比べ、正確な配置が可能となる。
【0029】また、板金20は、図3に示すようにフレ
ーム部22および24を鎖線位置で90度折り返すこと
により、図4に示すような枠体を形成する。この枠体
は、後述するようにコイルを取り付けるのに用いられ
る。
【0030】次に、図5に示すように、板金20のスリ
ット25および26を含む空間に樹脂をアウトサート成
形することにより、帯状部21は、極歯27,28でな
る第1相31および極歯29,30の組合せによる第2
相32の二相構造を有する円筒状の極歯ヨーク3として
完成される。
【0031】板金20の裏側で、繋がった状態のフレー
ム部材22および24の先端側は図6のようにカッティ
ングされる。ついで、図7および図8に枠体22,24
のそれぞれの一方の枠に対して、それぞれコイル8,9
をはめ込む。そして、これらコイル22,24を押さえ
るように、枠体22,24の他方の枠に対して連絡板4
2,41をそれぞれ接着などにより取り付ける。
【0032】このようにして、ステータ部17は形成さ
れる。したがって、ステータ部17を構成する極歯ヨー
ク3、フレーム22,24、基板23は、全て一枚の板
金を打ち抜いて、曲折することにより形成され得るの
で、ステータ部の製造がきわめて容易である。このステ
ータ部17の極歯ヨーク3内に図1および図2に示すよ
うにロータ部11を装着する。かくして、本実施例のス
テッピングモータ1は完成する。
【0033】本実施例のステッピングモータ1は以上の
ように構成されており、図1に示すように、基板7に形
成された図示しない駆動回路から、コイル8に駆動電流
が与えられる。これにより、極歯27から基板27を通
ってコイル8,連絡板41および枠体22を通り、極歯
27を抜けて、極歯ヨーク3の内側からふたたび極歯2
7にいたる磁気回路が形成される。
【0034】この磁気回路と、ロータマグネット4が形
成する磁界の作用により、ロータ5は回転し、回転軸5
が回転駆動される。ここで、各極歯は上述したように極
めて精度よく位置決めされているから、ステッピングモ
ータ1は、従来のモータと比較すると極めて正確に回転
駆動されることになる。
【0035】このとき、上述のように、この実施例のス
テッピングモータ1では、ロータマグネット4の外径
は、モータケースである極歯ヨーク3の内径より僅かに
小さいだけである。したがって、図11に示した従来の
ステッピングモータ100と比べると、モータの大きさ
に比してマグネットを大きくできるから、その分高いト
ルクを発生することができる。
【0036】図10は、従来のステッピングモータ10
0(図10(A))と、この実施例のステッピングモー
タ1(図10(B))を並べて示している。ここでは、
ステッピングモータ1,100は、フロッピーディスク
等のメディアMを回転駆動する駆動源として使用されて
いる。
【0037】この場合、本実施例のステッピングモータ
1は、従来のステッングモータ100と同一のトルクで
よい場合には、図示されているように、距離Lだけ外径
が小さくなる。このため、ディスクドライブのヘッドH
は、この距離L分だけ、メディアMの内径に、より多く
アクセスできることになり、スペースの有効利用をはか
ることができえる。
【0038】図9は、この発明のステッピングモータの
極歯ヨークを含むステータ部の他の実施例を示してい
る。この極歯ヨーク43の側方には、重ね合わされた2
本のフレーム45,46と、基板取り付け部49,51
が延びている。これらのフレーム45,46と、基板取
り付け部49,51は、極歯ヨーク43と一体で、一枚
の板金から形成される。
【0039】2本のフレーム45,46は、図におい
て、背後のほうへ曲折され、ふたたび側方に折り返され
ている。一方、基板取り付け部49,51は、図におい
て、一度手前側に曲折され、ふたたび側方に折り返され
ている。
【0040】基板47は、極歯ヨーク43と別体に形成
され、この基板状には、IC等の駆動回路部52が設け
られている。さらに、基板47には、図示するように、
固定ようの穴がふたつ設けられており、これらの穴を中
心に、コイル8,9が配置される。
【0041】この状態で、基板47は、フレーム45,
46と、基板取り付け部49,51との青だに差し込ま
れ、ピン54,55を差し込んで、かしめることによ
り、固定されるようになっている。
【0042】このように、本発明の実施例に係るステッ
ピングモータ1によれば、極歯ヨーク3が、モータケー
スを兼ねることができるので、従来のように別のケース
部品を用いて、構造体としての強度を確保したり、外部
からの異物の進入を阻止したりする必要がない。このた
め、部品点数が削減され、製造工数,製造コストが低減
される。
【0043】しかも、従来のように、ケースの内側にコ
イルボビンを設けていないので、その分、ロータマグネ
ットを大きくできる。このため、同一の大きさで、より
大きなトルクを発生することができる。
【0044】しかも、極歯ヨークを構成する各極歯は、
一枚の板金から形成されるから、抜き型の形状に応じ
て、正確な極歯配置が最初から決められている。このた
め、高精度な極歯配置をもつステッピングモータを得る
ことができる。
【0045】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、回
転精度に優れ、しかも発生トルクの大きなステッピング
モータを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適な実施例に係るステッピングモー
タの概略斜視図。
【図2】図1のステッピングモータの一部欠き取り図。
【図3】図1のステッピングモータの極歯ヨークをつく
るための板金の一例を示す展開図。
【図4】極歯ヨークを形成する工程を示す斜視図。
【図5】極歯ヨークを形成する工程を示す斜視図。
【図6】極歯ヨークを形成する工程を示す斜視図。
【図7】極歯ヨークにコイルを装着する工程を示す図。
【図8】極歯ヨークにコイルを装着する工程を示す図。
【図9】本発明のステッピングモータのロータ部の他の
構成例を示す分解斜視図。
【図10】図1のステッピングモータの使用例を示す
図。
【図11】従来のステッピングモータの一例を示す断面
図。
【図12】図11のステッピングモータの極歯を示す斜
視図。
【符号の説明】
1 ステッピングモータ 3 極歯ヨーク 4 ロータマグネット 5 回転軸 7 基板 8 コイル 9 コイル 11 ロータ部 17 ステータ部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状のケースに一体に極歯ヨークを形
    成し、このケースの内径より僅かに小さな外径を有する
    ロータマグネットを備えることを特徴とする、ステッピ
    ングモータ。
  2. 【請求項2】 前記極歯ヨークは板金にて形成された円
    筒状ケースを兼用する構成としたことを特徴とする、請
    求項1に記載したステッピングモータ。
JP14151293A 1993-05-20 1993-05-20 ステッピングモータ Pending JPH06335224A (ja)

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JP14151293A JPH06335224A (ja) 1993-05-20 1993-05-20 ステッピングモータ

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14151293A JPH06335224A (ja) 1993-05-20 1993-05-20 ステッピングモータ

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JPH06335224A true JPH06335224A (ja) 1994-12-02

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ID=15293692

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JP14151293A Pending JPH06335224A (ja) 1993-05-20 1993-05-20 ステッピングモータ

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