JP3613565B2 - ブラシレスdcモータ - Google Patents

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洋一 永田
純一 池田
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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は円周方向に多極着磁されたマグネットを用いたラジアルエアギャップ形ブラシレスDCモータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
現在使用されている小形ファン用ブラシレスDCモータの構造には、有鉄心形のラジアルエアギャップ形が一般的である。有鉄心形のラジアルエアギャップ形では、多数のスロットを有する所定形状に打ち抜いた電磁鋼鈑を多数枚積層し、多数のスロット内を絶縁し、各スロットに巻線を施すものであり、絶縁や巻線がコストアップの要因となっている。
【0003】
そこで、本発明者等はこれらの問題を解決するために、電磁鋼板材を折り曲げた2組のステータヨークで、プリント配線基板に固着した円環状の空芯コイルを挟み込むラジアルエアギャップ形ブラシレスDCモータを特願2001−293264のように提案した。
【0004】
図3は、特願2001−293264号によるモータの分解斜視図であり、図4は断面図である。図3,4において、磁電変換素子として使用されるホール素子9と駆動回路用の電子部品10がプリント配線基板11に搭載され、また円環状コイル8も固着され、コイルの引出し線も直接プリント配線基板に半田付けされたコイル部組12を準備する。また、プリント配線基板上11には磁極片21が挿入される長孔26が設けられている。第1のステータヨーク5は複数の主磁極13と磁極片21とセンターヨーク7とを有し、電磁鋼板材からなる。コイル部組12に第1のステータ5を第2のステータ6に対して電気角で180度ずれるように取付て、磁性材料の円筒状ロータヨーク2、円周方向に多極着磁されているマグネット3,シャフト4から成るロータ1を挿入してモータを構成する。
【0005】
また、図5は電気角180度位相差の2個のコイル24a,24bを交互に通電する2相半波駆動回路を示す。図中、60はモータ部、61と62は夫々モータ駆動ICの信号で動作するトランジスタ、63はモータ駆動用IC、64はDC電源、65はプリント配線基板に実装されて配線される電気関連部品を示す。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
然しながら、モータ径を同一として、全長を変えてモータ出力仕様を可変する場合、従来の電磁鋼鈑を多数枚積層するステータ構造では、積層枚数の可変は比較的容易に対応が可能であるが、上述の特願2001−293264号のモータ構造では、その都度2組のステータヨークの金型を製作しないと対応が出来ないという欠点がある。
【0007】
また、プリント配線基板をステータヨークに接着剤にて固着する際、接着剤の仮硬化時間の間、プリント配線基板とステータヨークを押さえて保持する必要があった。
【0008】
本発明は上述のような従来技術が有する問題を解決して,モータ全長がある程度可変可能で、且つ組み立て性の向上を図ることのできるブラシレスDCモータ構造を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明に成るラジアルエアギャップ形ブラシレスDCモータは、モータシャフトに取付けられたロータヨークと、ロータヨークに取付けられ、円周方向に多極着磁されているリング状マグネットとを有するロータと、夫々中心から径方向外方に延び、その先端からマグネットの内周面に対向して軸方向に延びる磁極片を備えマグネット磁極数の半数の主磁極を有し、磁極片が互いに向き合い夫々の主磁極が互いに電気角でほぼ180度ずれるように配置されるると共に、その中央部に磁極片と同じ向きでモータシャフトに軸受けを介して嵌合し、2組のステータヨークの中央部を連通して磁気的に短絡するためのセンターヨークとなる円筒状部を有する2組のステータヨークと、2組のステータヨークの主磁極で挟持され、磁極片でその外周が覆われるようにして設けられる円環状コイルと、磁電変換素子とを有し、マグネットの内周面に空隙を介して対向するように構成されるステータと、駆動回路を搭載するプリント配線基板とを具備し、ステータヨークの少なくも一方が、内装される円環状コイルの巻幅変更に対応できるよう、軸方向に移動可能に保持されている。
【0010】
また、センターヨークの、少なくも一方に、センターヨーク先端部に当接するリング状のスペーサが併用・配置されるように構成されている。
【0011】
更にまた、プリント配線基板が該磁極片を貫挿する弧状長孔を有すると共に、磁極片の主磁極から立ち上がる付け根部に、プリント配線基板が嵌入可能な切り欠きが形成され、プリント配線基板の弧状長孔への、極片挿通後の転回による弧状長孔端部と切り欠きとの嵌着がプリント配線基板の固定手段となるように構成されている。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下図面によって本発明の実施例を説明する。図1はこの発明を4極のラジアルエアギャップ形ブラシレスDCモータに適用した一例を示す断面図であり、図2は分解斜視図である。図において、磁電変換素子として使用されるホール素子9と駆動回路用の電子部品10をプリント配線基板11に搭載し、またボビンを有しない空芯の円環状コイル8をプリント配線基板11に固着し、コイル8の引出し線を直接プリント配線基板11に半田付けしてコイル部組12を構成し、マグネット3の内周面に空隙を介して対向される中心から半径方向外方に延びる複数の主磁極13、14と磁極片21、22を夫々有する2組のステータヨークと、この2組のステータヨークの中心部間を各々環状に絞り加工し、互いに嵌め合うように形成し、磁気的に短絡するセンターヨーク7とし、第1のステータヨーク5を第2のステータヨーク6に対して電気角で180度ずれるような角度で、リング状のスペーサ16を挿入して、第2のステータヨーク6と共にコイル部組12を挟持せしめ、ロータヨーク2、多極マグネット3、シャフト4から成るロータ1を組み込んでモータを構成する。
【0013】
従来構造のラジアルエアギャップ形ブラシレスDCモータの図3と本発明の構造図1を比較すると、同一のステータヨーク5,6を使用して、その間にリング状のスペーサ16を挿入することで、2組のステータヨーク間の距離がその分長く取れて、円環状コイル8の厚みと、マグネット3長さを大きく取れる。特に円環状コイルの厚みが大きくなるとコイルの巻数が増加できてモータ出力を増加させることが可能となる。
【0014】
また、図2において、15は磁極片に設けられた切り欠き部である。コイル部組12の第2のステータヨーク6との接触面に接着剤を塗布して、センターヨーク7と磁極片22を貫通させてコイル部組12を挿入し、磁極片22に対してコイル部組12を回転させて、磁極片22に設けられた切り欠き15にプリント配線基板11の長孔26のエッジ部を嵌め込み、接着剤が硬化するまで保持する構造である。
【0015】
【発明の効果】
本発明は上述のように主磁極と磁極片を有する2組のステータヨーク間に円環状コイルを配置する構造のラジアルエアギャップ形ブラシレスDCモータで、ステータヨークの金型を変更することなく、ある範囲でモータ全長が可変でき、モータの出力仕様変更に対応することが可能となる。また、プリント配線基板をステータヨークに接着剤にて固着する際のプリント配線基板の保持時間が不要になり、組み立て性を向上することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に成るラジアルエアギャップ形ブラシレスDCモータの実施例説明図である。
【図2】本発明に成るラジアルエアギャップ形ブラシレスDCモータの別実施例説明図である。
【図3】従来技術に成るラジアルエアギャップ形ブラシレスDCモータの説明図である。
【図4】従来技術に成るラジアルエアギャップ形ブラシレスDCモータの別の例の説明図である。
【図5】従来技術に成るラジアルエアギャップ形ブラシレスDCモータの駆動回路の説明図である。
【符号の説明】
1 ロータ
2 ロータヨーク
3 マグネット
4 モータシャフト
5 第1のステータヨーク
6 第2のステータヨーク
7 センターヨーク
8 コイル
9 ホール素子
10 電子部品
11 プリント配線基板
12 コイル部組
13 主磁極
14 主磁極
15 切り欠き
16 リング
21 磁極片
22 磁極片
26 長孔
30 ハウジング
31 軸受け
60 モータ部
61 トランジスタ
62 トランジスタ
63 モータ駆動用IC
64 DC電源
65 電気関連部品

Claims (3)

  1. モータシャフトに取付けられたロータヨークと、該ロータヨークに取付けられ、円周方向に多極着磁されているリング状マグネットとを有するロータと、夫々中心から径方向外方に延び、その先端から該マグネットの内周面に対向して軸方向に延びる磁極片を備えマグネット磁極数の半数の主磁極を有し、該磁極片が互いに向き合い夫々の該主磁極が互いに電気角でほぼ180度ずれるように配置されると共に、その中央部に該磁極片と同じ向きで該モータシャフトに軸受けを介して嵌合し、2組のステータヨークの中央部を連通して磁気的に短絡するためのセンターヨークとなる円筒状部を有する該2組のステータヨークと、該2組のステータヨークの前記主磁極で挟持され、前記磁極片でその外周が覆われるようにして設けられる円環状コイルと、磁電変換素子とを有し、前記マグネットの内周面に空隙を介して対向するように構成されるステータヨークと、駆動回路を搭載するプリント配線基板とを具備するラジアルエアギャップ形ブラシレスDCモータにおいて、前記ステータヨークの少なくも一方が、内装される前記円環状コイルの巻幅変更に対応できるよう、軸方向に移動可能に保持されていること、を特徴とするラジアルギャップ形ブラシレスDCモータ。
  2. 前記2組のステータヨーク中央部に位置する前記センターヨークの、少なくも一方に、該センターヨーク先端部に当接するリング状のスペーサが併用・配置されていること、を特徴とする請求項1に記載のラジアルエアギャップ形ブラシレスDCモータ。
  3. モータシャフトに取付けられたロータヨークと、該ロータヨークに保持され、円周方向に多極着磁されているリング状マグネットと、を有するロータと、夫々中心から径方向外方に延び、その先端から該マグネットの内周面に対向して軸方向に延びる磁極片を備えマグネット磁極数の半数の主磁極を有し、該磁極片が互いに向き合い、夫々の該主磁極が互いに電気角でほぼ180度ずれるように配置されると共に、その中央部に該磁極片と同じ向きで前記モータシャフトに軸受けを介して嵌合し、前記2組のステータヨークの中央部を連通して磁気的に短絡するための前記センターヨークとなる円筒状部を有する前記2組のステータヨークと、該2組のステータヨークの前記主磁極で挟持され、前記磁極片でその外周が覆われるようにして設けられる円環状コイルと、磁電変換素子とを有し、前記マグネットの内周面に空隙を介して対向するように構成されるステータヨークと、駆動回路を搭載するプリント配線基板とを具備するラジアルエアギャップ形ブラシレスDCモータにおいて、該プリント配線基板が前記磁極片を貫挿する弧状長孔を有すると共に、該磁極片の前記主磁極から立ち上がる付け根部に、前記プリント配線基板が嵌入可能な切り欠きが形成され、該プリント配線基板の弧状長孔への、前記磁極片挿通後の転回による弧状長孔端部と切り欠きとの嵌着が該プリント配線基板の固定手段となるように構成されていること、を特徴とするラジアルエアギャップ形ブラシレスDCモータ。
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