JPH06335135A - ケーブル接続用治具 - Google Patents
ケーブル接続用治具Info
- Publication number
- JPH06335135A JPH06335135A JP5139877A JP13987793A JPH06335135A JP H06335135 A JPH06335135 A JP H06335135A JP 5139877 A JP5139877 A JP 5139877A JP 13987793 A JP13987793 A JP 13987793A JP H06335135 A JPH06335135 A JP H06335135A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- rail
- closure
- jig
- fixing
- Prior art date
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 ケーブル接続およびその他の接続に際して、
効率よく安定した接続をするために用いるケーブル接続
用治具を提供する。 【構成】 クロージャの附属品であるケーブル把持金具
を固定するための一対の固定台1と、固定台1が滑動可
能に装着されるレール3とからなり、固定台1にはそれ
ぞれ締付具2が一体に結着されており、各固定台1を所
望位置に滑動させて締付具2により固定可能に構成され
ている。更にレール3は長さ方向の中間部で折り畳んで
短くすることができ、又、レール3の下部には一対の安
定脚4が装着されており、レール3の長さ方向にも直角
方向にも固定することができるので、運搬、保管にも便
利であり、安定脚4には貫通孔4aを穿設して置き、こ
こに吊具を用いて架空においても使用できるように構成
されている。なお、ケーブル把持金具のないクロージャ
方式やスリーブ方式によるケーブル接続にも使用でき
る。
効率よく安定した接続をするために用いるケーブル接続
用治具を提供する。 【構成】 クロージャの附属品であるケーブル把持金具
を固定するための一対の固定台1と、固定台1が滑動可
能に装着されるレール3とからなり、固定台1にはそれ
ぞれ締付具2が一体に結着されており、各固定台1を所
望位置に滑動させて締付具2により固定可能に構成され
ている。更にレール3は長さ方向の中間部で折り畳んで
短くすることができ、又、レール3の下部には一対の安
定脚4が装着されており、レール3の長さ方向にも直角
方向にも固定することができるので、運搬、保管にも便
利であり、安定脚4には貫通孔4aを穿設して置き、こ
こに吊具を用いて架空においても使用できるように構成
されている。なお、ケーブル把持金具のないクロージャ
方式やスリーブ方式によるケーブル接続にも使用でき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として通信ケーブル
等の接続をするに際して用いる接続用治具に関するもり
のである。
等の接続をするに際して用いる接続用治具に関するもり
のである。
【0002】
【従来の技術】通信ケーブル等の接続で、導体、絶縁体
などの心線接続部を気密に防護する方式として、周知の
如く大別してスリーブ方式とクロージャ方式(メカニカ
ルジョイント方式とも呼ばれる)とがある。これらの方
式を作業性の点から比較してみると以下のとおりであ
る。 (1)スリーブ方式では、例えば鉛管あるいはプラスチ
ックスリーブを用いるにしても、ケーブルシースとスリ
ーブとを気密に接続保護するためには熱融着等火気が使
用され、これら融着作業には可なりの熟練を要した。こ
れに対して、クロージャ方式は縦割りされた通常一対の
分割スリーブが用いられるが、単にねじの締付けで処理
できるのであまり熟練を要しない。 (2)スリーブ方式では、心線接続前にスリーブを予め
接続するケーブルの一方のケーブル端に嵌挿しておかね
ばならないので、少なくとも接続部の長さの倍以上のス
ペースが必要となる。これに対しクロージャ方式では縦
割りの一対の分割スリーブとなつているので、心線接続
後にこの部分を包被するように合体させて組合わせるこ
とができるから狭い場所でも作業が容易である。 (3)スリーブ方式は熱融着法をとっており、解体、再
使用がむづかしいが、クロージャ方式ではねじ等の締付
けで組立てられ、接続部内には通常混和物等を充填しな
いので解体が可能であり、部品の再使用が容易に可能で
ある。 上記したことから判るように、クロージャ方式は熟練を
あまり要しないで接続作業ができるなどの理由から、近
年は通信ケーブル等の接続にはクロージャ方式が主流を
なしつつある。
などの心線接続部を気密に防護する方式として、周知の
如く大別してスリーブ方式とクロージャ方式(メカニカ
ルジョイント方式とも呼ばれる)とがある。これらの方
式を作業性の点から比較してみると以下のとおりであ
る。 (1)スリーブ方式では、例えば鉛管あるいはプラスチ
ックスリーブを用いるにしても、ケーブルシースとスリ
ーブとを気密に接続保護するためには熱融着等火気が使
用され、これら融着作業には可なりの熟練を要した。こ
れに対して、クロージャ方式は縦割りされた通常一対の
分割スリーブが用いられるが、単にねじの締付けで処理
できるのであまり熟練を要しない。 (2)スリーブ方式では、心線接続前にスリーブを予め
接続するケーブルの一方のケーブル端に嵌挿しておかね
ばならないので、少なくとも接続部の長さの倍以上のス
ペースが必要となる。これに対しクロージャ方式では縦
割りの一対の分割スリーブとなつているので、心線接続
後にこの部分を包被するように合体させて組合わせるこ
とができるから狭い場所でも作業が容易である。 (3)スリーブ方式は熱融着法をとっており、解体、再
使用がむづかしいが、クロージャ方式ではねじ等の締付
けで組立てられ、接続部内には通常混和物等を充填しな
いので解体が可能であり、部品の再使用が容易に可能で
ある。 上記したことから判るように、クロージャ方式は熟練を
あまり要しないで接続作業ができるなどの理由から、近
年は通信ケーブル等の接続にはクロージャ方式が主流を
なしつつある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】通信ケーブルや信号ケ
ーブルの如き弱電流ケーブルは、通常絶縁心線が細径
で、しかも心線数が多いものが殆どである。その接続は
余分な長さをとらずコンパクトに纏めた状態で接続点を
決めることが望ましいが、スリーブ方式の場合は接続部
の長さに多少の長短があっても接続は可能であり、使用
上も通常はあまり問題とはならない。しかし、クロージ
ャ方式では心線接続部の長さが数mm狂っても、この部
分がクロージャ内に旨く収まらず、クロージャをシース
に気密にして組合わせることができなくなる。特に前記
したとおり、近年はクロージャ方式が主流をなしている
ことから上記の問題の解決が大きな課題となっている。
ーブルの如き弱電流ケーブルは、通常絶縁心線が細径
で、しかも心線数が多いものが殆どである。その接続は
余分な長さをとらずコンパクトに纏めた状態で接続点を
決めることが望ましいが、スリーブ方式の場合は接続部
の長さに多少の長短があっても接続は可能であり、使用
上も通常はあまり問題とはならない。しかし、クロージ
ャ方式では心線接続部の長さが数mm狂っても、この部
分がクロージャ内に旨く収まらず、クロージャをシース
に気密にして組合わせることができなくなる。特に前記
したとおり、近年はクロージャ方式が主流をなしている
ことから上記の問題の解決が大きな課題となっている。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は、上記の課題
を解決するためになされたもので、ケーブル把持金具を
有するクロージャ接続に当たり、心線接続部を構成する
に際して、接続部の長さを正確に設定し、保持するため
に便利な治具を提供するものであり、更にケーブル把持
金具を有しないクロージャ接続もしくはスリーブ接続に
当たり、前記した把持金具と同様な金具を部品として別
に用意し、これと前記同様な治具とを備えたものからな
る治具を提供するものである。すなわち、この治具は、
ケーブル把持金具を固定するための一対の固定台と、こ
れら固定台が滑動可能に装着されるレールとからなり、
前記固定台にはそれぞれ締付具が一体に結着されてお
り、各固定台を所望位置に滑動させて前記締付具により
レールに固定することができるよう構成された治具であ
り、ケーブル把持金具を有しない形式のケーブル接続に
当たっては、前記したケーブル把持金具と同様なものを
別に部品として用意し、治具とするものである。更に、
本発明では、レールは長さ方向の中央部で二つに折り曲
げて折り返し折りたためるよう構成し、また、レールの
下部にはレールを安定させるために一対の安定脚を設
け、この安定脚をレールの長さ方向及び直角方向に回転
可能にヒンジ装着され、それぞれの方向にてレールに固
定できるように構成し、一層コンパクト化でき、保管の
場合小型化することを達成した治具とすることもでき
る。
を解決するためになされたもので、ケーブル把持金具を
有するクロージャ接続に当たり、心線接続部を構成する
に際して、接続部の長さを正確に設定し、保持するため
に便利な治具を提供するものであり、更にケーブル把持
金具を有しないクロージャ接続もしくはスリーブ接続に
当たり、前記した把持金具と同様な金具を部品として別
に用意し、これと前記同様な治具とを備えたものからな
る治具を提供するものである。すなわち、この治具は、
ケーブル把持金具を固定するための一対の固定台と、こ
れら固定台が滑動可能に装着されるレールとからなり、
前記固定台にはそれぞれ締付具が一体に結着されてお
り、各固定台を所望位置に滑動させて前記締付具により
レールに固定することができるよう構成された治具であ
り、ケーブル把持金具を有しない形式のケーブル接続に
当たっては、前記したケーブル把持金具と同様なものを
別に部品として用意し、治具とするものである。更に、
本発明では、レールは長さ方向の中央部で二つに折り曲
げて折り返し折りたためるよう構成し、また、レールの
下部にはレールを安定させるために一対の安定脚を設
け、この安定脚をレールの長さ方向及び直角方向に回転
可能にヒンジ装着され、それぞれの方向にてレールに固
定できるように構成し、一層コンパクト化でき、保管の
場合小型化することを達成した治具とすることもでき
る。
【0005】
【作用】クロージャ接続に際して、本発明の治具を用
い、固定台の間隔を予めクロージャのケーブル把持金具
挿入も、その間隔に合致するように調節して固定してお
くので、心線接続部を構成したのち、縦割りの分割スリ
ーブを合体組合わせるに際して固定台上のケーブル把持
金具が正しくクロージャ把持金具挿入溝に合致するの
で、クロージャを正確に装着することができる。従っ
て、固定台の間隔を正確に固定しておけば、熟練者でな
くとも容易に安定した接続ができる。また、レールを中
間部にて二つにおり返して折りたためるようにしたり、
あるいは安定脚を使用時にはレールの長さ方向と直角に
なるよう固定して使用し、使用していないときはレール
の長さ方向に合わせておけば、治具の運搬あるいは保管
等にスペースをとらず極めて便利である。また、安定脚
にその両端部近くに貫通孔を設けておくと、この貫通孔
を利用して吊具を用いてメッセンジャーワイヤ等に治具
を吊り下げることができるので、架空ケーブルの場合も
使用できる。更にまた、ケーブル把持金具を用いないも
のとして設計された構造のクロージャ方式あるいは従来
から施工されているスリーブ方式のものについては、ケ
ーブル把持金具を治具の一部品として附属させれば、ケ
ーブル把持金具を備えたクロージャ方式の場合と同様に
熟練者でなくとも容易に安定した接続ができる。
い、固定台の間隔を予めクロージャのケーブル把持金具
挿入も、その間隔に合致するように調節して固定してお
くので、心線接続部を構成したのち、縦割りの分割スリ
ーブを合体組合わせるに際して固定台上のケーブル把持
金具が正しくクロージャ把持金具挿入溝に合致するの
で、クロージャを正確に装着することができる。従っ
て、固定台の間隔を正確に固定しておけば、熟練者でな
くとも容易に安定した接続ができる。また、レールを中
間部にて二つにおり返して折りたためるようにしたり、
あるいは安定脚を使用時にはレールの長さ方向と直角に
なるよう固定して使用し、使用していないときはレール
の長さ方向に合わせておけば、治具の運搬あるいは保管
等にスペースをとらず極めて便利である。また、安定脚
にその両端部近くに貫通孔を設けておくと、この貫通孔
を利用して吊具を用いてメッセンジャーワイヤ等に治具
を吊り下げることができるので、架空ケーブルの場合も
使用できる。更にまた、ケーブル把持金具を用いないも
のとして設計された構造のクロージャ方式あるいは従来
から施工されているスリーブ方式のものについては、ケ
ーブル把持金具を治具の一部品として附属させれば、ケ
ーブル把持金具を備えたクロージャ方式の場合と同様に
熟練者でなくとも容易に安定した接続ができる。
【0006】
【実施例】図1は、本発明によるケーブル接続用治具の
一実施例の斜視図である。同図において、1はクロージ
ャの附属部品であるケーブル把持金具を固定するための
固定台であり、各固定台1の上部側を凹面に形成してケ
ーブルの把持金具取付部1aが2箇所設けられ、この凹
面の底部の内側には、把持金具の突出部を挿入保持する
切込溝1bが設けられている。2は固定台の締付部であ
り、固定台1の外側に一体に結着されている。3は固定
台1を移動させるための溝付のレールである。固定台1
の締付部2の下方部分はレールの開口部3a内を滑動で
き、上方部分は開口部3aの巾よりも広くなっており、
固定台1とこれと一体となっている締付部2とは自由に
レール上を滑動でき、固定台1は締付部2をそのねじ部
2aを締付けることによって、レールに固定される。4
はレールを安定させるための安定脚であり、レールの長
さ方向両側に一対装着されている。なお、レール3は中
央部分の折曲可能部3bを設けておけば、治具を使用し
ないときは、この部分から折り返して折り畳んでおけ
ば、小型化するので運搬、保管等に便利である。また、
安定脚4は、レール3の下部にヒンジ装着し、レールの
長さ方向及び直角方向に回転して固定できるようにして
おけば、使用しないときは、安定脚4はレールの長さ方
向に収めておけば運搬、保管に便利であり、使用時には
レールの長さ方向と直角に固定しておけばレールが安定
する。あるいはまた、安定脚4の両端部付近に貫通孔4
aを穿設しておけば、架空等で接続作業する場合に吊具
を取り付けると架空での使用も可能である。
一実施例の斜視図である。同図において、1はクロージ
ャの附属部品であるケーブル把持金具を固定するための
固定台であり、各固定台1の上部側を凹面に形成してケ
ーブルの把持金具取付部1aが2箇所設けられ、この凹
面の底部の内側には、把持金具の突出部を挿入保持する
切込溝1bが設けられている。2は固定台の締付部であ
り、固定台1の外側に一体に結着されている。3は固定
台1を移動させるための溝付のレールである。固定台1
の締付部2の下方部分はレールの開口部3a内を滑動で
き、上方部分は開口部3aの巾よりも広くなっており、
固定台1とこれと一体となっている締付部2とは自由に
レール上を滑動でき、固定台1は締付部2をそのねじ部
2aを締付けることによって、レールに固定される。4
はレールを安定させるための安定脚であり、レールの長
さ方向両側に一対装着されている。なお、レール3は中
央部分の折曲可能部3bを設けておけば、治具を使用し
ないときは、この部分から折り返して折り畳んでおけ
ば、小型化するので運搬、保管等に便利である。また、
安定脚4は、レール3の下部にヒンジ装着し、レールの
長さ方向及び直角方向に回転して固定できるようにして
おけば、使用しないときは、安定脚4はレールの長さ方
向に収めておけば運搬、保管に便利であり、使用時には
レールの長さ方向と直角に固定しておけばレールが安定
する。あるいはまた、安定脚4の両端部付近に貫通孔4
aを穿設しておけば、架空等で接続作業する場合に吊具
を取り付けると架空での使用も可能である。
【0007】図2は、上記の治具を用いてケーブルの心
線接続を行なった状態で、分岐ケーブルの例を示してい
る。同図において、11はクロージャの附属品であるケ
ーブル把持金具であり、12はクロージャ11のケーブ
ル挿入口に合わせて巻いたテープ巻防水処理部であり、
13はケーブル、14はケーブル心線の接続部である。
線接続を行なった状態で、分岐ケーブルの例を示してい
る。同図において、11はクロージャの附属品であるケ
ーブル把持金具であり、12はクロージャ11のケーブ
ル挿入口に合わせて巻いたテープ巻防水処理部であり、
13はケーブル、14はケーブル心線の接続部である。
【0008】図3は、クロージャ組立図の一例で一部を
切截して示した正面図であり、図4は図3におけるA−
A線に沿って切截した断面図である。クロージャは上下
に分割できるようになっており、同図中11はケーブル
把持金具、15は把持金具11を固定するケーブル把持
金具挿入溝、16はケーブルの挿入口であり、詳細な説
明は省く。
切截して示した正面図であり、図4は図3におけるA−
A線に沿って切截した断面図である。クロージャは上下
に分割できるようになっており、同図中11はケーブル
把持金具、15は把持金具11を固定するケーブル把持
金具挿入溝、16はケーブルの挿入口であり、詳細な説
明は省く。
【0009】上記の治具を使用するに際して、固定台1
をレール3上を滑動させてケーブル把持金具11がクロ
ージャのケーブル把持金具挿入溝15に嵌合できるよう
に調節して、締付具2にて固定台1をレール3上に固定
する。次に接続する口出ししたケーブル13に取付けら
れたケーブル把持金具11を、その突出部を切込溝1b
に挿入して固定台上に配置する。そして必要な心線接続
を行い押さえ巻きし、シースの部分に防水テープを所要
量巻いて心線接続部14を形成する。
をレール3上を滑動させてケーブル把持金具11がクロ
ージャのケーブル把持金具挿入溝15に嵌合できるよう
に調節して、締付具2にて固定台1をレール3上に固定
する。次に接続する口出ししたケーブル13に取付けら
れたケーブル把持金具11を、その突出部を切込溝1b
に挿入して固定台上に配置する。そして必要な心線接続
を行い押さえ巻きし、シースの部分に防水テープを所要
量巻いて心線接続部14を形成する。
【0010】次いで、締付具2を緩め、固定台1からケ
ーブル把持金具11を外し、この把持金具11と治具と
の間にクロージャの下側部分を挿入し、固定台上に載せ
る。ケーブル把持金具11をクロージャのケーブル把持
金具挿入溝15に嵌挿し、クロージャの上側部分を同様
にしてかぶせ、ボルト締めやバンド締めによって組立て
を完了する。また、架空等での接続作業には特に本発明
の治具を用いることが望ましく、安定脚4の貫通孔4a
に吊具を取り付けることにより、メッセンジャーワイヤ
等に吊り下げて利用すれば接続作業が容易となる。な
お、ケーブル把持金具を用いないものとして設計された
構造のクロージャ方式、あるいはスリーブ方式において
は、これらのクロージャの構造あるいはスリーブの構造
に適合するように別に治具として作製されたケーブル把
持金具を取付け、その間隔を調節して固定して接続を行
なう。
ーブル把持金具11を外し、この把持金具11と治具と
の間にクロージャの下側部分を挿入し、固定台上に載せ
る。ケーブル把持金具11をクロージャのケーブル把持
金具挿入溝15に嵌挿し、クロージャの上側部分を同様
にしてかぶせ、ボルト締めやバンド締めによって組立て
を完了する。また、架空等での接続作業には特に本発明
の治具を用いることが望ましく、安定脚4の貫通孔4a
に吊具を取り付けることにより、メッセンジャーワイヤ
等に吊り下げて利用すれば接続作業が容易となる。な
お、ケーブル把持金具を用いないものとして設計された
構造のクロージャ方式、あるいはスリーブ方式において
は、これらのクロージャの構造あるいはスリーブの構造
に適合するように別に治具として作製されたケーブル把
持金具を取付け、その間隔を調節して固定して接続を行
なう。
【0011】その一例は、図5、図6に示すような割り
金具よりなるケーブル把持金具17を附属の治具として
用いるものであって、これをケーブル13に取り付け
る。ケーブル13は把持金具17の内側でケーブル締め
付け金具18で固定され、把持金具16を構成している
割り金具は割り金具締め付けボルト19で固定される。
かくして後前記した締め付け金具を有するクロージャと
同様に固定接続をすることができる。
金具よりなるケーブル把持金具17を附属の治具として
用いるものであって、これをケーブル13に取り付け
る。ケーブル13は把持金具17の内側でケーブル締め
付け金具18で固定され、把持金具16を構成している
割り金具は割り金具締め付けボルト19で固定される。
かくして後前記した締め付け金具を有するクロージャと
同様に固定接続をすることができる。
【0012】
【発明の効果】ケーブルの接続に当たってはクロージャ
接続では把持金具の有無に係わらず、又、スリーブ接続
にあっても、本発明の接続用治具を用いることによりケ
ーブル接続が熟練者でなくとも容易にできるので、安定
したケーブル接続ができる。特に、作業の困難な架空等
での接続も何ら不安なく安定したケーブル接続ができ
る。
接続では把持金具の有無に係わらず、又、スリーブ接続
にあっても、本発明の接続用治具を用いることによりケ
ーブル接続が熟練者でなくとも容易にできるので、安定
したケーブル接続ができる。特に、作業の困難な架空等
での接続も何ら不安なく安定したケーブル接続ができ
る。
【図1】本発明によるケーブル接続用治具の一実施例の
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1の治具を用いたケーブルの心線接続を行な
った状態を示す概略斜視図である。
った状態を示す概略斜視図である。
【図3】クロージャ組立図の一例を示す一部切り欠け正
面図である。
面図である。
【図4】図3におけるA−A線に沿った切截断面図であ
る。
る。
【図5】治具としてのケーブル把持金具の構造例を示す
正面図である。
正面図である。
【図6】図5のケーブル把持金具の側面図である。
1 固定台 1a ケーブルの把持金具取付部 1b 切込溝 2 締付具 2a ねじ部 3 レール 3a 開口部 3b 折り曲げ可能部 4 安定脚 4a 貫通孔 11 ケーブル把持金具 12 テープ巻防水処理部 13 ケーブル 14 深浅の接続部 15 把持具挿入溝部 16 ケーブル挿入溝 17 ケーブル把持金具 18 ケーブル締め付けボルト 19 割り金具締め付けボルト
フロントページの続き (72)発明者 浜 旭 東京都渋谷区恵比寿1丁目19番23号東邦電 気工業株式会社内 (72)発明者 茶納 弘 東京都渋谷区恵比寿1丁目22番21号緑邦産 業株式会社内 (72)発明者 神辺 孝幸 神奈川県綾瀬市早川2595番地福宝工業株式 会社内 (72)発明者 野口 祐次 東京都江東区木場1丁目5番1号株式会社 フジクラ内
Claims (2)
- 【請求項1】 ケーブル接続用のクロージャにケーブル
把持金具が付属しているものを対象とするものであっ
て、ケーブル把持金具を固定するための一対の固定台
と、これら固定台が滑動可能に装着されるレールとから
なり、前記固定台にはそれぞれ締付具が一体に結着され
ており、各固定台を所望位置に滑動させて前記締付具に
よりレールに固定可能に構成されてなることを特徴とす
るケーブル接続用治具。 - 【請求項2】 ケーブル接続用のクロージャであってケ
ーブル把持金具が付属していない構造のものもしくはス
リーブ方式の接続部で、ケーブル把持金具が付属してい
ない構造のものを対象とするものであって、請求項1記
載のケーブル接続用治具と、これに結合するため、クロ
ージャもしくはスリーブに取り付ける把持金具とからな
ることを特徴とするケーブル接続用治具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5139877A JPH06335135A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | ケーブル接続用治具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5139877A JPH06335135A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | ケーブル接続用治具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06335135A true JPH06335135A (ja) | 1994-12-02 |
Family
ID=15255653
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5139877A Pending JPH06335135A (ja) | 1993-05-20 | 1993-05-20 | ケーブル接続用治具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06335135A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0871909A1 (en) * | 1995-09-29 | 1998-10-21 | Psi Telecommunications, Inc. | Fiber optic cable splice closure |
CN112382994A (zh) * | 2020-12-04 | 2021-02-19 | 张毓枫 | 一种建筑工程电气施工室内线缆并线组件结构 |
-
1993
- 1993-05-20 JP JP5139877A patent/JPH06335135A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0871909A1 (en) * | 1995-09-29 | 1998-10-21 | Psi Telecommunications, Inc. | Fiber optic cable splice closure |
EP0871909A4 (en) * | 1995-09-29 | 1999-06-02 | Psi Telecommunications | FIBER OPTIC CABLE SPLICE BOX |
CN112382994A (zh) * | 2020-12-04 | 2021-02-19 | 张毓枫 | 一种建筑工程电气施工室内线缆并线组件结构 |
CN112382994B (zh) * | 2020-12-04 | 2022-03-22 | 安徽华中建筑安装工程有限公司 | 一种建筑工程电气施工室内线缆并线组件结构 |
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