JPH0633411A - 人工芝生製運動競技場 - Google Patents

人工芝生製運動競技場

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JPH0633411A
JPH0633411A JP18531692A JP18531692A JPH0633411A JP H0633411 A JPH0633411 A JP H0633411A JP 18531692 A JP18531692 A JP 18531692A JP 18531692 A JP18531692 A JP 18531692A JP H0633411 A JPH0633411 A JP H0633411A
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artificial lawn
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Yoshitomo Kitamura
義友 北村
Minoru Takahashi
稔 高橋
Kenzo Kubo
賢三 久保
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Toray Industries Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、プレーヤーが滑ったり転んだりして
も、擦過傷や火傷を負わない人工芝生製運動競技場を提
供せんとするものである。 【構成】本発明の人工芝生製運動競技場は、JIS K-6767
により測定した最大吸水量が、自重の100〜1000
倍であり、かつ、周囲の湿度の変化に応じて吸湿、放湿
をする吸水性樹脂の微粒子が散布されていることを特徴
とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレーヤーが滑ったり
転んだりしても、擦過傷や火傷を負わない人工芝生製運
動競技場に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の人工芝生製運動競技場では、散水
することによって、滑ったり転んだりした際の擦過傷や
火傷を防止していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような散
水では、夏場の炎天下では乾燥が早く、何回も散水しな
ければならず、その都度プレーを中断しなければならな
いという欠点があった。また、ドームのような屋内運動
競技場の場合は、アスファルトコンクリートなどの基盤
に排水性を考慮した特別な設計を要する問題があった。
【0004】本発明は、かかる従来欠点に鑑み、プレー
ヤーが滑ったり転んだりしても、擦過傷や火傷を負わな
い人工芝生製運動競技場を提供せんとするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、次のような構成を採用する。
【0006】本発明の人工芝生製運動競技場は、JIS K-
6767により測定した最大吸水量が、自重の100〜10
00倍であり、かつ、周囲の湿度の変化に応じて吸湿、
放湿をする吸水性樹脂の微粒子が散布されていることを
特徴とするものである。
【0007】
【作用】本発明は、人工芝生を構成する葉状パイル間に
何らかの形で水分を保有させると、プレーヤーの擦過傷
や火傷を防止する機能が発揮されることを究明したもの
であり、具体的には、葉状パイル間に高吸水性樹脂を散
布すると、意外にも人工芝生の外観を維持したまま、擦
過傷や火傷を惹起しない人工芝生製運動競技場を提供す
ることができることを究明したものである。
【0008】本発明でいう吸水性樹脂とは、JIS K-6767
により測定した最大吸水量が、自重の100〜1000
倍の吸水量を有する樹脂であり、しかも、周囲の湿度の
変化に応じて吸湿、放湿をする性質を有するものであ
る。具体的には、かかる高吸水性樹脂は、既にオムツや
生理用品に使用されているものとしてよく知られている
樹脂、たとえばグラフトデンプン系樹脂、たとえばデン
プン・アクリル酸塩グラフト共重合体架橋物、またはア
クリル系樹脂、たとえば架橋ポリアクリル酸塩などを使
用することができる。なかでもアクリル系樹脂が耐久
性、カビ防止性の点からよい。
【0009】かかる吸水性樹脂は、微粒子状で用いら
れ、たとえば好ましくは5〜1000ミクロン、さらに
好ましくは10〜200ミクロンの範囲のものが、保水
性や砂との混和性などの点から使用される。
【0010】かかる吸水性樹脂は、人工芝生の芝目内
に、好ましくは10〜60 g/ m2 、さらに好ましくは
20〜40 g/ m2 の範囲で散布される。散布量は、保
水性、均一散布性などの点で上記範囲がよい。水の散布
量は、吸水性樹脂の散布量にもよるが、好ましくは0.
3〜2リットル/ m2 、さらに好ましくは0.5〜0.
8リットル/ m2 の範囲がよい。少なすぎると冷却効果
を発現しにくく、多すぎると、スリップし易くなる。
【0011】得られた人工芝生の20℃、65%RHで
の中でJIS L-1013により測定して求めた平衡水分量が、
好ましくは40 g/ m2 以上、さらに好ましくは60 g
/ m2 以上であるものが、摩擦熱冷却効果に優れていて
よい。
【0012】本発明の人工芝生は、砂入り人工芝生でも
同様に優れた効果を発揮する。この場合の平衡水分量
は、好ましくは100 g/ m2 以上、さらに好ましくは
150g/ m2 以上であるのがよい。
【0013】本発明の人工芝生を構成するパイル糸は、
ポリアミド、ポリエチレンテレフタレート、ポリプロピ
レンまたはポリ塩化ビニリデンなどの合成樹脂からなる
葉状繊維で、フィルムスリットヤーン、モノフィラメン
トヤーンのいずれでもよい。以下、図面により、本発明
をさらに説明する。図1は、本発明の人工芝生製運動競
技場の一例で、基盤3の上に下地基材(クッション)2
が敷設されており、この下地基材2に人工芝生1が接着
剤7で接着された構造を有し、該人工芝生1の芝目内に
吸水性樹脂微粒子6を散布した例である。人工芝生1
は、基布4に葉状パイル5を植毛して構成されている。
通常、人工芝生は、実用している内に葉状パイルの端部
が丸まって、ヘタリを生ずるものであるが、葉状パイル
5が、やや丸まった時点で吸水性樹脂微粒子6は好都合
に隠蔽されて、人工芝生1表面への飛び出しを防止する
という好ましい結果を招く。かかる状態になると、吸水
性樹脂微粒子6の保有水分は保護され、乾燥しにくくか
つ目視できなくなる利点が発生する。
【0014】図2は、砂入り人工芝生の運動競技場の例
である。この例は、砂8に吸水性樹脂微粒子6を混合し
て散布したものである。散布する砂としては、65〜2
0メッシュの範囲のものが、該微粒子との混和性に優れ
ていてよい。
【0015】
【実施例】以下、本発明を実施例によりさらに説明す
る。 実施例1、2 ポリエステル平織物を基布として用い、これにナイロン
66フィラメントヤーン(415d/8f:3320
D)からなる葉状パイルを植毛した。植毛は、タフティ
ングマシンとして5/32Gm/cを使用し、ステッチ
8本/inch、目付1410 g/ m2 とした。
【0016】この人工芝生の裏面をSBRラテックスで
バッキング処理し、120℃で乾燥した後、10mm厚の
ポリオレフィン系クッション材をウレタン系接着剤で接
着した。この人工芝生の葉状パイルの高さは12mmであ
った。
【0017】この人工芝生を展張して、芝目内に、粒度
が20〜50ミクロンの架橋ポリアクリル酸塩(三洋化
成株式会社製:商品名サンウェット)を30 g/ m2
布しテニスコートを形成した(実施例1)。
【0018】実施例1において、平均粒度45メッシュ
の砂を用いて砂入り人工芝生とする以外は同一に施工し
た。すなわち、該砂に、実施例1の吸水性樹脂微粒子を
30g/ m2 混合し、この混合砂を芝目内に散布した
(実施例2)。
【0019】比較のために、ナイロン66フィラメント
ヤーンからなる葉状パイルのみを植毛した人工芝生でテ
ニスコートを形成した(比較例1)。
【0020】これらの人工芝生製テニスコートで、10
人のサッカー選手にスライディングの練習をしてもらっ
て比較した。
【0021】その結果、比較例1のものでは1回の試技
で全員が続けて練習することを中止した。理由は熱くて
滑れないとのことであった。これに対して実施例1、2
のものは10回ずつ全員が快適に試技をすることがで
き、好評であった。
【0022】
【発明の効果】本発明は、プレーヤーが滑ったり転んだ
りしても、擦過傷や火傷を負わない人工芝生製運動競技
場を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この図は本発明の人工芝生製運動競技場の一
例を示す断面図である。
【図2】 この図は本発明の砂入り人工芝生製運動競技
場の一例を示す断面図である。
【符号の説明】
1:人工芝生 2:下地基材 3:基盤 4:基布 5:葉状パイル 6:吸水性樹脂微粒子 7:砂

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 JIS K-6767により測定した最大吸水量
    が、自重の100〜1000倍であり、かつ、周囲の湿
    度の変化に応じて吸湿、放湿をする吸水性樹脂の微粒子
    が散布されていることを特徴とする人工芝生製運動競技
    場。
  2. 【請求項2】 吸水性樹脂が、デンプン・アクリル酸塩
    グラフト共重合体架橋物または架橋アクリル酸塩である
    請求項1記載の人工芝生製運動競技場。
  3. 【請求項3】 人工芝生が、砂入り人工芝生である請求
    項1記載の人工芝生製運動競技場。
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JP2014047595A (ja) * 2012-09-04 2014-03-17 Sekisui Jushi Co Ltd 人工芝生

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