JPH0633375B2 - 石炭−水スラリ用ストレ−ナ - Google Patents
石炭−水スラリ用ストレ−ナInfo
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- JPH0633375B2 JPH0633375B2 JP60207271A JP20727185A JPH0633375B2 JP H0633375 B2 JPH0633375 B2 JP H0633375B2 JP 60207271 A JP60207271 A JP 60207271A JP 20727185 A JP20727185 A JP 20727185A JP H0633375 B2 JPH0633375 B2 JP H0633375B2
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- B01—PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
- B01F—MIXING, e.g. DISSOLVING, EMULSIFYING OR DISPERSING
- B01F27/00—Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders
- B01F27/80—Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis
- B01F27/95—Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders with stirrers rotating about a substantially vertical axis with stirrers having planetary motion, i.e. rotating about their own axis and about a sun axis
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- B01F27/232—Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders characterised by the orientation or disposition of the rotor axis with two or more rotation axes
- B01F27/2322—Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders characterised by the orientation or disposition of the rotor axis with two or more rotation axes with parallel axes
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- B01F27/2324—Mixers with rotary stirring devices in fixed receptacles; Kneaders characterised by the orientation or disposition of the rotor axis with two or more rotation axes planetary
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- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
- Filtration Of Liquid (AREA)
- Mixers Of The Rotary Stirring Type (AREA)
- Liquid Carbonaceous Fuels (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は、石炭−水スラリ用ストレーナに係り、特に高
濃度の石炭−水スラリからスラリの貯蔵安定性、バーナ
等による燃焼に不都合な粗粒の石炭粒子を除去するため
の石炭−水スラリ用のストレーナの構造に関する。
濃度の石炭−水スラリからスラリの貯蔵安定性、バーナ
等による燃焼に不都合な粗粒の石炭粒子を除去するため
の石炭−水スラリ用のストレーナの構造に関する。
近年のエネルギー事情を背景に石油代替燃焼の柱として
石炭利用が活発に行われている。各種石炭利用技術の中
で石炭−油スラリ（ＣＯＭ）、石炭−水スラリ（ＣＷ
Ｍ）に代表される石炭流体化利用技術は、石炭が固体で
あるがためのハンドリング上の困難さを改善する技術と
して注目を集めている。
石炭利用が活発に行われている。各種石炭利用技術の中
で石炭−油スラリ（ＣＯＭ）、石炭−水スラリ（ＣＷ
Ｍ）に代表される石炭流体化利用技術は、石炭が固体で
あるがためのハンドリング上の困難さを改善する技術と
して注目を集めている。
特に脱石油率１００％であるＣＷＭは比較的加工度が低
く、安価であるためにその早期実用化が期待されてい
る。ＣＷＭは石炭及び水分散剤、アルカリ物質等の添加
物からなる混合物であり、特にパイプ輸送を効率的に行
うにはスラリ中の石炭濃度が６０ｗｔ％以上、好ましく
は６５ｗｔ％以上であり、スラリの粘度は４０００ｃｐ
以下、好ましくは２０００ｃｐ以下とすることが要求さ
れている。また約７０重量部の微粉炭と約３０重量部の
水及び微量の添加物とからなるＣＷＭは常温で約２００
０ｃｐ以下の粘度であるためパイプ輸送ができ、しかも
スラリ中の石炭は２００メッシュ通過量が約７０％〜９
０％であり、直接噴霧燃焼できる特徴を有している。
く、安価であるためにその早期実用化が期待されてい
る。ＣＷＭは石炭及び水分散剤、アルカリ物質等の添加
物からなる混合物であり、特にパイプ輸送を効率的に行
うにはスラリ中の石炭濃度が６０ｗｔ％以上、好ましく
は６５ｗｔ％以上であり、スラリの粘度は４０００ｃｐ
以下、好ましくは２０００ｃｐ以下とすることが要求さ
れている。また約７０重量部の微粉炭と約３０重量部の
水及び微量の添加物とからなるＣＷＭは常温で約２００
０ｃｐ以下の粘度であるためパイプ輸送ができ、しかも
スラリ中の石炭は２００メッシュ通過量が約７０％〜９
０％であり、直接噴霧燃焼できる特徴を有している。
このような高濃度で、かつ低粘度のＣＷＭを製造するた
めには石炭粒子の粒径分布を一定の範囲にしなければな
らない。一般に石炭粒子の粒径分布を一定の範囲にする
ために石炭をボールミル等の石炭粉砕機により種々の方
法で粉砕している。しかし、これらの粉砕手段のみでは
噴霧燃焼に不適な微量の粗粒子をカットとすることがで
きないので、ボールミル等の石炭粉砕機にストレーナが
付設され、またＣＷＭをパイプ輸送するラインの途中に
ストレーナが設置され、ＣＷＭ中の石炭粒子の粗粒分が
除去される。
めには石炭粒子の粒径分布を一定の範囲にしなければな
らない。一般に石炭粒子の粒径分布を一定の範囲にする
ために石炭をボールミル等の石炭粉砕機により種々の方
法で粉砕している。しかし、これらの粉砕手段のみでは
噴霧燃焼に不適な微量の粗粒子をカットとすることがで
きないので、ボールミル等の石炭粉砕機にストレーナが
付設され、またＣＷＭをパイプ輸送するラインの途中に
ストレーナが設置され、ＣＷＭ中の石炭粒子の粗粒分が
除去される。
従来、ＣＷＭは第４図に示すようにＣＷＭ供給口２０か
らＣＷＭが供給され、このＣＷＭ中の必要な粒径分布を
有するＣＷＭはスクリーン３を通過してＣＷＭ取り出し
口２１から取り出され、粗粒炭を含むＣＷＭはＣＷＭ取
り出し口２２から取り出される。このようなストレーナ
によるＣＷＭの処理操作時を長時間にわたって行うと、
スクリーン３の内壁面付近には粗粒炭な粘稠な層が次第
に生成されてくる。この粗粒炭の層を掻き取るためにモ
ータ８を駆動させ、主軸５から水平方向に延びる主軸ア
ーム９の先端部に設けられたスクレーパ１０、１１をス
クリーン３の内壁面に沿って摺動させている。この操作
によって、粗粒炭の層はスクリーン３の内壁面付近から
ある程度離脱する。しかし、スクリーン３内部では主軸
５からスクリーン３に至るに従い石炭粒子の粒径が大き
くなる現象が生じ、スクリーン３の内壁面付近になるに
つれて次第にＣＷＭの粘度が高くなり、ＣＷＭ供給口２
０から新たに供給されたＣＷＭは主軸５付近を下降する
ためストレーナとしての機能を喪失してしまう問題があ
る。
らＣＷＭが供給され、このＣＷＭ中の必要な粒径分布を
有するＣＷＭはスクリーン３を通過してＣＷＭ取り出し
口２１から取り出され、粗粒炭を含むＣＷＭはＣＷＭ取
り出し口２２から取り出される。このようなストレーナ
によるＣＷＭの処理操作時を長時間にわたって行うと、
スクリーン３の内壁面付近には粗粒炭な粘稠な層が次第
に生成されてくる。この粗粒炭の層を掻き取るためにモ
ータ８を駆動させ、主軸５から水平方向に延びる主軸ア
ーム９の先端部に設けられたスクレーパ１０、１１をス
クリーン３の内壁面に沿って摺動させている。この操作
によって、粗粒炭の層はスクリーン３の内壁面付近から
ある程度離脱する。しかし、スクリーン３内部では主軸
５からスクリーン３に至るに従い石炭粒子の粒径が大き
くなる現象が生じ、スクリーン３の内壁面付近になるに
つれて次第にＣＷＭの粘度が高くなり、ＣＷＭ供給口２
０から新たに供給されたＣＷＭは主軸５付近を下降する
ためストレーナとしての機能を喪失してしまう問題があ
る。
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解消し、
長期間の運転に際してもスクリーン面付近における粗粒
炭の粘稠な層の生成を防止し、常時安定した運転をおこ
なうことができるＣＷＭ用ストレーナを提供することに
ある。
長期間の運転に際してもスクリーン面付近における粗粒
炭の粘稠な層の生成を防止し、常時安定した運転をおこ
なうことができるＣＷＭ用ストレーナを提供することに
ある。
本発明は、スクリーンを通過する前のＣＷＭが介在する
ストレーナ内領域で前記スクリーン面に沿って移動する
スクレーパを設け、このスクレーパに追従するとともに
前記ストレーナ内領域で回転する撹拌翼を設け、スクレ
ーパによって掻き取られた粗粒炭の層を充分に撹拌し、
前記ストレーナ内領域の水平方向における粒径分布を前
記ストレーナ領域内に新たに供給されるＣＷＭと同様な
状態とし、常時効率的に粗粒炭を除去し、安定した運転
を行うようにしたものである。
ストレーナ内領域で前記スクリーン面に沿って移動する
スクレーパを設け、このスクレーパに追従するとともに
前記ストレーナ内領域で回転する撹拌翼を設け、スクレ
ーパによって掻き取られた粗粒炭の層を充分に撹拌し、
前記ストレーナ内領域の水平方向における粒径分布を前
記ストレーナ領域内に新たに供給されるＣＷＭと同様な
状態とし、常時効率的に粗粒炭を除去し、安定した運転
を行うようにしたものである。
第１図は本発明の一実施例を示すストレーナの全体構成
図、第２図は第１図の要部拡大図、第３図は第２図のII
I−IIIに沿う断面図である。
図、第２図は第１図の要部拡大図、第３図は第２図のII
I−IIIに沿う断面図である。
第１図において、円筒状の外筒体１と逆円錐状の外筒体
２とからなる外筒体が設けられ、この外筒体の内壁面と
所定の間隙をおいて円筒状のスクリーン３とスクリーン
下部ホッパ４が配置されている。外筒体１、２の中心軸
上には主軸５が配置され、この主軸５は円筒状の外筒体
１の上端部にフランジ構造により結合された円盤状のス
トレーナ蓋６の中心部に軸支され、またスクリーン３と
スクリーン下部ホッパ４との接続部付近でストレーナの
中心部から外部側に放射状に延びる数本の棒状支持体７
に回転自在に支持され、モータ８により回転するように
なっている。
２とからなる外筒体が設けられ、この外筒体の内壁面と
所定の間隙をおいて円筒状のスクリーン３とスクリーン
下部ホッパ４が配置されている。外筒体１、２の中心軸
上には主軸５が配置され、この主軸５は円筒状の外筒体
１の上端部にフランジ構造により結合された円盤状のス
トレーナ蓋６の中心部に軸支され、またスクリーン３と
スクリーン下部ホッパ４との接続部付近でストレーナの
中心部から外部側に放射状に延びる数本の棒状支持体７
に回転自在に支持され、モータ８により回転するように
なっている。
主軸５から水平方向に放射状に延びる４本の主軸アーム
９が固定され、これらの４本の主軸アーム９は円筒状の
スクリーン３内部に複数段（図では４段）設けられてい
る。２段に形成された主軸アーム９に円筒状のスクリー
ン３の内面を摺動するスクレーパ１０が設けられてい
る。このスクレーパ１０は第３図に示すように主軸アー
ム９の先端部で軸支されるとともに主軸アーム９の先端
部に設けられた図示していないトーションバネにより円
筒状のスクリーン３の内面に付勢力を与えられ、スクリ
ーン３の内面を確実に摺動するようになっている。ま
た、同様にスクリーン下部ホッパ４に対しても主軸から
水平方向に放射状に延びる４本の主軸アーム９の先端部
にスクレーパ１１が設けられている。
９が固定され、これらの４本の主軸アーム９は円筒状の
スクリーン３内部に複数段（図では４段）設けられてい
る。２段に形成された主軸アーム９に円筒状のスクリー
ン３の内面を摺動するスクレーパ１０が設けられてい
る。このスクレーパ１０は第３図に示すように主軸アー
ム９の先端部で軸支されるとともに主軸アーム９の先端
部に設けられた図示していないトーションバネにより円
筒状のスクリーン３の内面に付勢力を与えられ、スクリ
ーン３の内面を確実に摺動するようになっている。ま
た、同様にスクリーン下部ホッパ４に対しても主軸から
水平方向に放射状に延びる４本の主軸アーム９の先端部
にスクレーパ１１が設けられている。
円筒状のスクリーン３の内部に位置する各段の主軸アー
ム９には第３図に示すように、相隣する主軸アーム９間
にアーム１２が架設されている。このアーム１２はその
アームの長さ方向の中間部が、主軸５とスクリーン３の
内壁面との直線距離のほぼ中間点に位置するように主軸
アーム５に架設される。各段のアーム１２の長さ方向の
中間部にそれぞれミキサ主軸１３が挿通され、前記アー
ム１２に設けられた軸受１４にミキサ主軸１３のストッ
パ１５が係止し、ミキサ主軸１３はアーム１２に対し回
転自在に支持されている。
ム９には第３図に示すように、相隣する主軸アーム９間
にアーム１２が架設されている。このアーム１２はその
アームの長さ方向の中間部が、主軸５とスクリーン３の
内壁面との直線距離のほぼ中間点に位置するように主軸
アーム５に架設される。各段のアーム１２の長さ方向の
中間部にそれぞれミキサ主軸１３が挿通され、前記アー
ム１２に設けられた軸受１４にミキサ主軸１３のストッ
パ１５が係止し、ミキサ主軸１３はアーム１２に対し回
転自在に支持されている。
ミキサ主軸１３には、水平方向に２本のアームが固定さ
れ、このアームにそれぞれミキサ羽根１６が固定されて
いる。これらのミキサ羽根１６は水平面に対しそれぞれ
所定の角度で傾斜しており、ミキサ主軸１３の軸方向に
所定の間隔をおいてミキサ羽根が複数段（図では４段）
に分けて設置されている。
れ、このアームにそれぞれミキサ羽根１６が固定されて
いる。これらのミキサ羽根１６は水平面に対しそれぞれ
所定の角度で傾斜しており、ミキサ主軸１３の軸方向に
所定の間隔をおいてミキサ羽根が複数段（図では４段）
に分けて設置されている。
ミキサ主軸１３の上端部にはプラネタリギア１８が設け
られ、このプラネタリギア１８は本体への固定取り付け
の目的のために、例えばストレーナ蓋６の裏面に固着さ
れ、ストレーナ蓋６に軸支された主軸５の軸線を中心点
とする円環状のガイドギア１９に噛合している。
られ、このプラネタリギア１８は本体への固定取り付け
の目的のために、例えばストレーナ蓋６の裏面に固着さ
れ、ストレーナ蓋６に軸支された主軸５の軸線を中心点
とする円環状のガイドギア１９に噛合している。
第１図、第２図及び第３図にはミキサ主軸１３を１本の
み設置している例を示しているが、実際には主軸アーム
５を中心にして図示したミキサ主軸１３と対称の位置に
図示したミキサ主軸１３と同様の構造によるミキサ主軸
が設けられている。
み設置している例を示しているが、実際には主軸アーム
５を中心にして図示したミキサ主軸１３と対称の位置に
図示したミキサ主軸１３と同様の構造によるミキサ主軸
が設けられている。
外筒体１の上部壁面にはストレーナで処理すべきＣＷＭ
を導入するためのＣＷＭ供給口２０が設けられ、外筒体
２の下端部にはストレーナで処理されたＣＷＭを取り出
すためのＣＷＭ取り出し口２１が設けられている。また
スクリーン下部ホッパ４の下端部にはスクリーン３内の
粗粒子を含むＣＷＭを取り出すためのＣＷＭ取り出し口
２２が設けられている。なお、外筒体１、２は架台２３
により支持されている。
を導入するためのＣＷＭ供給口２０が設けられ、外筒体
２の下端部にはストレーナで処理されたＣＷＭを取り出
すためのＣＷＭ取り出し口２１が設けられている。また
スクリーン下部ホッパ４の下端部にはスクリーン３内の
粗粒子を含むＣＷＭを取り出すためのＣＷＭ取り出し口
２２が設けられている。なお、外筒体１、２は架台２３
により支持されている。
次にこのような構成からなるＣＷＭ用ストレーナの作用
について説明する。
について説明する。
ボールミル等の石炭粉砕機で粉砕され、約７０重量部の
微粉炭と約３０重量部の水と微量の添加物からなる高濃
度のＣＷＭは、ＣＷＭ供給口２０から外筒体１内に流入
される。このＣＷＭの流入時にはモータ８が駆動して主
軸５が回転し、この回転動作により主軸アーム９は図
中、矢印Ａで示すように主軸５の回りに回動する。主軸
アーム９の回動動作によりミキサ主軸１３は主軸５を中
心として主軸アーム９とともに回動する。ミキサ主軸１
３の上端部に設けられたプラネタリギア１８は、ガイド
ギア１９に噛合しているので、ミキサ主軸１３は軸回転
（自転）する。ミキサ主軸１３の軸回転によりこのミキ
サ主軸１３に固定されたミキサ羽根１６は図中、矢印Ｂ
で示す方向に回転する。
微粉炭と約３０重量部の水と微量の添加物からなる高濃
度のＣＷＭは、ＣＷＭ供給口２０から外筒体１内に流入
される。このＣＷＭの流入時にはモータ８が駆動して主
軸５が回転し、この回転動作により主軸アーム９は図
中、矢印Ａで示すように主軸５の回りに回動する。主軸
アーム９の回動動作によりミキサ主軸１３は主軸５を中
心として主軸アーム９とともに回動する。ミキサ主軸１
３の上端部に設けられたプラネタリギア１８は、ガイド
ギア１９に噛合しているので、ミキサ主軸１３は軸回転
（自転）する。ミキサ主軸１３の軸回転によりこのミキ
サ主軸１３に固定されたミキサ羽根１６は図中、矢印Ｂ
で示す方向に回転する。
外筒体１内に流入されたＣＷＭは、外筒体１内を下方に
流動するにつれて、パイプ輸送や噴霧燃焼に好適な粒径
の石炭粒子は円筒状のスクリーン３を通過し、スクリー
ン３と外筒体１との間隙を経てＣＷＭ取り出し口２１か
ら製品ＣＷＭとして取り出される。
流動するにつれて、パイプ輸送や噴霧燃焼に好適な粒径
の石炭粒子は円筒状のスクリーン３を通過し、スクリー
ン３と外筒体１との間隙を経てＣＷＭ取り出し口２１か
ら製品ＣＷＭとして取り出される。
このような操作を継続すると、スクリーン３の内壁面付
近には粒径の大きい石炭粒子からなる粘稠な層が形成さ
れる状態となる。このとき、スクリーン３の内壁面付近
の石炭粒子の層は主軸アーム１２と一体となって回動す
るスクレーパ１０、１１により掻き取られる。
近には粒径の大きい石炭粒子からなる粘稠な層が形成さ
れる状態となる。このとき、スクリーン３の内壁面付近
の石炭粒子の層は主軸アーム１２と一体となって回動す
るスクレーパ１０、１１により掻き取られる。
ストレーナによりＣＷＭを処理する場合、スクリーン３
を通過するＣＷＭの流速Ｖ１は、スクリーン３内部で下
方に移動するＣＷＭの流速Ｖ２よりも大きい状態で運転
される。したがって、スクレーパ１０で掻き取られた粗
粒の石炭粒子は再びスクリーン３側に移動しようとする
挙動を示し、再び粗粒の石炭粒子からなる粘稠な層が形
成されやすくなる。このようにしてスクリーン３側に移
動しょうとする石炭粒子は、ミキサ羽根１６により撹拌
される。このミキサ羽根１６による撹拌は、ストレーナ
の中心軸からスクリーン３の内壁面にいたる領域で強制
的に行われる。このためストレーナの中心軸からスクリ
ーン３の内壁面にいたる領域のＣＷＭは、石炭粒子の粒
径分布が水平方向においてＣＷＭ供給口２０から供給さ
れるＣＷＭの粒径分布とほぼ同一となる。
を通過するＣＷＭの流速Ｖ１は、スクリーン３内部で下
方に移動するＣＷＭの流速Ｖ２よりも大きい状態で運転
される。したがって、スクレーパ１０で掻き取られた粗
粒の石炭粒子は再びスクリーン３側に移動しようとする
挙動を示し、再び粗粒の石炭粒子からなる粘稠な層が形
成されやすくなる。このようにしてスクリーン３側に移
動しょうとする石炭粒子は、ミキサ羽根１６により撹拌
される。このミキサ羽根１６による撹拌は、ストレーナ
の中心軸からスクリーン３の内壁面にいたる領域で強制
的に行われる。このためストレーナの中心軸からスクリ
ーン３の内壁面にいたる領域のＣＷＭは、石炭粒子の粒
径分布が水平方向においてＣＷＭ供給口２０から供給さ
れるＣＷＭの粒径分布とほぼ同一となる。
ＣＷＭ供給口２０から供給されるＣＷＭは、高濃度の石
炭を含有しているが、本来このＣＷＭは粘度を低くして
流動性を高めるために所定の粒径分布とされている。し
たがって、ストレーナによりＣＷＭを連続的に処理する
場合にもスクリーン３面には常時、粘度が低く流動性の
よい状態でＣＷＭが供給されることになり、粘稠な石炭
粒子の層が形成されることを確実に防止することができ
る。このため、ＣＷＭ供給口２０から供給されたＣＷＭ
は、スクリーン３でそのＣＷＭ中の粗粒炭が確実に除去
され、所定の粒径分布を構成する粒径の石炭粒子がスク
リーン３のメッシュを通過してＣＷＭ取り出し口２１か
ら取り出され、次段の装置に供給される。スクリーン３
の下部に設けられたスクリーン下部ホッパ４を経てＣＷ
Ｍ取り出し口２２から粗粒炭を含むＣＷＭが取り出され
る。
炭を含有しているが、本来このＣＷＭは粘度を低くして
流動性を高めるために所定の粒径分布とされている。し
たがって、ストレーナによりＣＷＭを連続的に処理する
場合にもスクリーン３面には常時、粘度が低く流動性の
よい状態でＣＷＭが供給されることになり、粘稠な石炭
粒子の層が形成されることを確実に防止することができ
る。このため、ＣＷＭ供給口２０から供給されたＣＷＭ
は、スクリーン３でそのＣＷＭ中の粗粒炭が確実に除去
され、所定の粒径分布を構成する粒径の石炭粒子がスク
リーン３のメッシュを通過してＣＷＭ取り出し口２１か
ら取り出され、次段の装置に供給される。スクリーン３
の下部に設けられたスクリーン下部ホッパ４を経てＣＷ
Ｍ取り出し口２２から粗粒炭を含むＣＷＭが取り出され
る。
上記した実施例では、ミキサ羽根１６を備えたミキサ主
軸１３は、主軸５を中心として対称の位置に一対設置さ
れている。このため、主軸５に対して荷重バランスがと
れ、長期間の使用による機材の変形等を防止できるとと
もに一方のミキサ主軸１３に設置されたミキサ羽根１６
により撹拌されたＣＷＭが他方のミキサ羽根１６により
直ちに撹拌されるのでスクリーン内のＣＷＭを所定の粒
径分布に維持することが容易となる。ただし、石炭の性
状、主軸５の回転速度等によっては、ミキサ主軸は必ず
しも一対にこだわらず、１本あるいは複数本でもよい。
軸１３は、主軸５を中心として対称の位置に一対設置さ
れている。このため、主軸５に対して荷重バランスがと
れ、長期間の使用による機材の変形等を防止できるとと
もに一方のミキサ主軸１３に設置されたミキサ羽根１６
により撹拌されたＣＷＭが他方のミキサ羽根１６により
直ちに撹拌されるのでスクリーン内のＣＷＭを所定の粒
径分布に維持することが容易となる。ただし、石炭の性
状、主軸５の回転速度等によっては、ミキサ主軸は必ず
しも一対にこだわらず、１本あるいは複数本でもよい。
また本発明において、ガイドギア１９の代わりに円環体
の外側面にギア溝が刻設されたガイドギアを設置し、こ
のガイドギアにミキサ主軸１３の上端部に固定されたプ
ラネタリギア１８を噛合させるようにしてもよい。この
場合、ミキサ羽根１６は第３図に示した矢印Ｂとは逆方
向に回転し、スクレーパ１０により掻き取られた石炭粒
子の層を撹拌混合する。さらにガイドギア１９の代わり
に円環体の上面に所定の間隔をおいてピンが設けられた
ガイドピンを設け、このガイドピンにミキサ主軸の上端
部に固定されたラックを噛合させるピンラック機構によ
りミキサ主軸を回動させるようにしてもよい。
の外側面にギア溝が刻設されたガイドギアを設置し、こ
のガイドギアにミキサ主軸１３の上端部に固定されたプ
ラネタリギア１８を噛合させるようにしてもよい。この
場合、ミキサ羽根１６は第３図に示した矢印Ｂとは逆方
向に回転し、スクレーパ１０により掻き取られた石炭粒
子の層を撹拌混合する。さらにガイドギア１９の代わり
に円環体の上面に所定の間隔をおいてピンが設けられた
ガイドピンを設け、このガイドピンにミキサ主軸の上端
部に固定されたラックを噛合させるピンラック機構によ
りミキサ主軸を回動させるようにしてもよい。
また、主軸５の駆動源であるモータ８の駆動力を利用す
ることなく、別の駆動装置を設けることによりミキサ主
軸１３を回転する構造としてもよい。この場合、ストレ
ーナ間に流入してくるＣＷＭ性状の変化に対して適切な
撹拌力を与えることが可能となる。
ることなく、別の駆動装置を設けることによりミキサ主
軸１３を回転する構造としてもよい。この場合、ストレ
ーナ間に流入してくるＣＷＭ性状の変化に対して適切な
撹拌力を与えることが可能となる。
また上記した実施例は、円筒状のスクリーン３の内部に
ＣＷＭを供給し、必要とする粒径分布のＣＷＭをスクリ
ーン３の外部から取り出す構造のストレーナであるが、
本発明は円筒状のスクリーンの外部からＣＷＭを供給
し、スクリーンのメッシュを通過し必要な粒径分布のＣ
ＷＭをスクリーンの内部から取り出す構造のストレーナ
にも適用することができる。このようなストレーナの場
合、円筒状のスクリーンの外壁面を掻き取るスクレーパ
を駆動させるアームの動作に対しスクリーンの外部側で
遊星運動するミキサ主軸にミキサ羽根を設けることによ
って上記した実施例と同様の効果を発揮することができ
る。
ＣＷＭを供給し、必要とする粒径分布のＣＷＭをスクリ
ーン３の外部から取り出す構造のストレーナであるが、
本発明は円筒状のスクリーンの外部からＣＷＭを供給
し、スクリーンのメッシュを通過し必要な粒径分布のＣ
ＷＭをスクリーンの内部から取り出す構造のストレーナ
にも適用することができる。このようなストレーナの場
合、円筒状のスクリーンの外壁面を掻き取るスクレーパ
を駆動させるアームの動作に対しスクリーンの外部側で
遊星運動するミキサ主軸にミキサ羽根を設けることによ
って上記した実施例と同様の効果を発揮することができ
る。
さらに上記実施例における板状のスクレーパ１０、１１
の代わりにブラシ状のスクレーパを設けることもでき
る。
の代わりにブラシ状のスクレーパを設けることもでき
る。
以上のように本発明によれば、ストレーナに設置される
スクリーン面付近に生成する粗粒炭の粘稠な層がスクリ
ーンの面に沿って移動するスクレーパにより掻き取ら
れ、かつこの粗粒炭はスクレーパと追従して回転する撹
拌翼により効率的に撹拌され、ストレーナの水平方向に
おけるＣＷＭの粒径分布を所期の状態に維持できるの
で、ストレーナの安定した運転を行くことができる。
スクリーン面付近に生成する粗粒炭の粘稠な層がスクリ
ーンの面に沿って移動するスクレーパにより掻き取ら
れ、かつこの粗粒炭はスクレーパと追従して回転する撹
拌翼により効率的に撹拌され、ストレーナの水平方向に
おけるＣＷＭの粒径分布を所期の状態に維持できるの
で、ストレーナの安定した運転を行くことができる。
第１図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第２図は
第１図の要部拡大図、第３図は第２図のIII−III線に沿
う断面図である。 １、２……外筒体、３……スクリーン ４……スクリーン下部ホッパ、 ５……主軸、６……ストレーナ蓋 ７……支持体、８……モータ ９……主軸アーム １０、１１……スクレーパ １２……アーム、１３……ミキサ主軸 １４……軸受、１５……ストッパ １６……ミキサ羽根 １８……プラネタリギア １９……ガイドギア、２０……ＣＷＭ供給口 ２１、２２……ＣＷＭ取り出し口 ２３……架台
第１図の要部拡大図、第３図は第２図のIII−III線に沿
う断面図である。 １、２……外筒体、３……スクリーン ４……スクリーン下部ホッパ、 ５……主軸、６……ストレーナ蓋 ７……支持体、８……モータ ９……主軸アーム １０、１１……スクレーパ １２……アーム、１３……ミキサ主軸 １４……軸受、１５……ストッパ １６……ミキサ羽根 １８……プラネタリギア １９……ガイドギア、２０……ＣＷＭ供給口 ２１、２２……ＣＷＭ取り出し口 ２３……架台
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ０１Ｆ 7/30 Ｚ 7224−4Ｇ (72)発明者 島 敏信 広島県呉市宝町６番９号 バブコツク日立 株式会社呉工場内 (72)発明者 高橋 芳孝 広島県呉市宝町６番９号 バブコツク日立 株式会社呉工場内 (72)発明者 川野 敬 広島県呉市宝町６番９号 バブコツク日立 株式会社呉工場内 (72)発明者 村田 真康 広島県呉市宝町６番９号 バブコツク日立 株式会社呉工場内
Claims (3)
- 【請求項１】スクリーンを通過する前の石炭−水スラリ
が介在するストレーナ内領域で前記スクリーン面に沿っ
て移動するスクレーパと、このスクレーパに追従すると
ともに前記ストレーナ内領域で回転する撹拌翼とを、備
えたことを特徴とする石炭−水スラリ用ストレーナ。 - 【請求項２】前記スクリーンがその内部に処理すべき石
炭−水スラリが供給される円筒状のスクリーンからな
り、このスクリーンの中心軸上に配置された主軸に固定
された主軸アームに前記スクレーパが設けられ、前記撹
拌翼の回転軸が前記主軸に対して遊星運動する特許請求
の範囲第１項記載の石炭−水スラリ用ストレーナ。 - 【請求項３】前記ストレーナの蓋裏面などのストレーナ
本体部分に前記主軸の軸線を中心点とする円環状のガイ
ドギアが固定され、このガイドギアに前記撹拌翼の回転
軸の上端部に固定されたプラネタリギアが噛合する特許
請求の範囲第１項記載の石炭−水スラリ用ストレーナ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60207271A JPH0633375B2 (ja) | 1985-09-19 | 1985-09-19 | 石炭−水スラリ用ストレ−ナ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60207271A JPH0633375B2 (ja) | 1985-09-19 | 1985-09-19 | 石炭−水スラリ用ストレ−ナ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6268893A JPS6268893A (ja) | 1987-03-28 |
| JPH0633375B2 true JPH0633375B2 (ja) | 1994-05-02 |
Family
ID=16537029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP60207271A Expired - Fee Related JPH0633375B2 (ja) | 1985-09-19 | 1985-09-19 | 石炭−水スラリ用ストレ−ナ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0633375B2 (ja) |
Families Citing this family (16)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS645612U (ja) * | 1987-06-26 | 1989-01-12 | ||
| KR100455952B1 (ko) * | 1998-03-31 | 2004-11-06 | 스미도모쥬기가이고교 가부시키가이샤 | 세로형 교반장치 |
| DE60335037D1 (de) | 2003-03-14 | 2010-12-30 | Depuy Spine Inc | Hydraulische vorrichtung zur knochenzementeinspritzung bei perkutaner vertebroplastie |
| US8066713B2 (en) | 2003-03-31 | 2011-11-29 | Depuy Spine, Inc. | Remotely-activated vertebroplasty injection device |
| US8415407B2 (en) | 2004-03-21 | 2013-04-09 | Depuy Spine, Inc. | Methods, materials, and apparatus for treating bone and other tissue |
| WO2006011152A2 (en) | 2004-06-17 | 2006-02-02 | Disc-O-Tech Medical Technologies, Ltd. | Methods for treating bone and other tissue |
| WO2005030034A2 (en) | 2003-09-26 | 2005-04-07 | Depuy Spine, Inc. | Device for delivering viscous material |
| JP4537268B2 (ja) * | 2005-06-22 | 2010-09-01 | 株式会社神戸製鋼所 | 重力沈降槽 |
| US9918767B2 (en) | 2005-08-01 | 2018-03-20 | DePuy Synthes Products, Inc. | Temperature control system |
| US8360629B2 (en) | 2005-11-22 | 2013-01-29 | Depuy Spine, Inc. | Mixing apparatus having central and planetary mixing elements |
| CN101516412B (zh) | 2006-09-14 | 2014-02-12 | 德普伊斯派尔公司 | 骨水泥及其使用方法 |
| CA2665995C (en) | 2006-10-19 | 2011-11-29 | Oren Globerman | Fluid delivery system |
| ITTO20070098A1 (it) | 2007-02-09 | 2008-08-10 | Euroline Srl | Macchina e metodo per omogeneizzare una miscela a base di bitume con dei granuli polimerici |
| RU2483792C1 (ru) * | 2011-12-02 | 2013-06-10 | Федеральное государственное бюджетное образовательное учреждение высшего профессионального образования "Уфимский государственный нефтяной технический университет" | Устройство для перемешивания жидких сред |
| CN109999987A (zh) * | 2018-12-10 | 2019-07-12 | 贵州大学 | 一种便于均匀搅拌的煤矿开采用筛选装置 |
| CN116328332A (zh) * | 2023-03-07 | 2023-06-27 | 营口营新化工科技有限公司 | 一种丙二腈制备装置 |
-
1985
- 1985-09-19 JP JP60207271A patent/JPH0633375B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6268893A (ja) | 1987-03-28 |
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