JPH0633349U - メタルハライドランプ - Google Patents
メタルハライドランプInfo
- Publication number
- JPH0633349U JPH0633349U JP7367892U JP7367892U JPH0633349U JP H0633349 U JPH0633349 U JP H0633349U JP 7367892 U JP7367892 U JP 7367892U JP 7367892 U JP7367892 U JP 7367892U JP H0633349 U JPH0633349 U JP H0633349U
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- metal halide
- halide lamp
- mercury
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- Prior art date
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 バルブ1の内部に放電空間2を設け、該放電
空間2の基端部1aに、タングステン等の高融点物質か
らなる電極3の一端を前記放電空間2に突出させるとと
もに、対向して前記基端部1aに埋設されている。前記
電極3の他端には、モリブデン等からなる箔4を介して
リードワイヤ5の一端に溶着される。バルブ1は、箔4
の周囲で気密に封じられるとともに、放電空間2は外部
と遮断される。放電空間2の内部には、キセノン,ネオ
ン,アルゴン及びクリプトンのうち少なくとも1種類の
ハロゲン化金属及び水銀が封入されている。 【効果】 50ワット以下の小型のメタルハライドラン
プにおいて、点灯装置との適合性が良く、且つ特性のば
らつきが小さく、さらに製造時の歩留りを向上出来るメ
タルハライドランプを提供出来る効果がある。
空間2の基端部1aに、タングステン等の高融点物質か
らなる電極3の一端を前記放電空間2に突出させるとと
もに、対向して前記基端部1aに埋設されている。前記
電極3の他端には、モリブデン等からなる箔4を介して
リードワイヤ5の一端に溶着される。バルブ1は、箔4
の周囲で気密に封じられるとともに、放電空間2は外部
と遮断される。放電空間2の内部には、キセノン,ネオ
ン,アルゴン及びクリプトンのうち少なくとも1種類の
ハロゲン化金属及び水銀が封入されている。 【効果】 50ワット以下の小型のメタルハライドラン
プにおいて、点灯装置との適合性が良く、且つ特性のば
らつきが小さく、さらに製造時の歩留りを向上出来るメ
タルハライドランプを提供出来る効果がある。
Description
【0001】
本考案は、自動車等の前照灯等に使用されるメタルハライドランプの改良に関 する。
【0002】
メタルハライドランプは、高効率且つ高演色性といった利点から、主として屋 外照明用に数百ワットから数キロワットのランプが製造されてきたが、近年車両 前照灯等や屋内照明灯等の用途に数十ワットの小型のランプが注目されるように なった。 発光管を小型化したときに生じる問題点の一つに、ランプ電圧や光色等のばら つきが相対的に拡大することが挙げられる。
【0003】 その主な要因は、発光管の大きさや、水銀等の封入物質の量が著しく小さくな り、且つその許容範囲も狭くなることである。 例えば、メタルハライドランプの小型化によって、ランプ電圧は放電空間の容 積,水銀の封入量及び電極間距離の変動に対してより敏感に反応するようになる 。
【0004】
本考案は、上記した点に鑑み、50ワット以下の小型のメタルハライドランプ において、ランプ電圧等の特性変動の小さなランプを提供することを目的とする 。
【0005】
上記の目的を達成するために、本考案は、石英ガラス等の透光性且つ耐熱性の 材料からなる成形管の内部に放電空間を形成するとともに、該放電空間の両端部 に、一端を該放電空間に突出したタングステン等の高融点物質からなる一対の棒 状の電極を対向して埋設したメタルハライドランプにおいて、前記放電空間の容 積は0.1cc以下であり、前記放電空間内には室温における圧力が1気圧以上 の少なくとも1種類の希ガス,少なくとも1種類のハロゲン化金属及び水銀が封 入され、前記一対の電極先端間の距離d(mm)は、前記水銀の重量をw(mg ),前記放電空間の容積をq(cc)としたとき、 6.2−8.6×0.01w/q<d<7.2−8.6×0.01w/q を満たす構成を採用した。
【0006】
上記のように、石英ガラス等の透光性且つ耐熱性の材料からなる成形管の内部 に放電空間を形成するとともに、該放電空間の両端部に、一端を該放電空間に突 出したタングステン等の高融点物質からなる一対の棒状の電極を対向して埋設し たメタルハライドランプにおいて、前記放電空間の容積は0.1cc以下であり 、前記放電空間内には室温における圧力が1気圧以上の少なくとも1種類の希ガ ス,少なくとも1種類のハロゲン化金属及び水銀が封入され、前記一対の電極先 端間の距離d(mm)は、前記水銀の重量をw(mg),前記放電空間の容積を q(cc)としたとき、 6.2−8.6×0.01w/q<d<7.2−8.6×0.01w/q を満たす構成としたので、ランプ電圧の再現性が良く、さらに点灯装置との適 合性が良く、且つ製造時の歩留りが向上するとともに、特性のばらつきが小さく なる。
【0007】
図1は本考案によるメタルハライドランプAの実施例の正面位置における断面 図,図2は同じく側面位置における断面図である。 本考案は、発光管の消費電力が50ワット以下で、放電空間の容積が0.1c c以下,電極間の距離が6mm以下,発光管の動作電圧が70ボルト以上100 ボルト以下のメタルハライドランプに関するものである。
【0008】 石英ガラス等の透光性且つ耐熱性の材料から形成されたバルブ1の内部に放電 空間2を設け、該放電空間2の基端部1aに、タングステン等の高融点物質から なる電極3の一端を前記放電空間2に突出させるとともに、対向して前記基端部 1aに埋設されている。
【0009】 前記電極3の他端には、モリブデン等からなる箔4の一端が電気伝導を保持し た状態で溶着され、さらに箔4の他端はリードワイヤ5の一端に溶着されている 。 前記バルブ1は、前記箔4の周囲で気密に封じられるとともに、前記放電空 間2は外部と遮断される。 前記放電空間2の内部には、キセノン,ネオン,アルゴン及びクリプトンのう ち少なくとも1種類のハロゲン化金属及び水銀が封入されている。
【0010】 この種の発光管の電圧は、アーク柱降下が支配的であり、従ってランプ電圧は 主として水銀密度と電極間距離によって決定される。 本発明者等は実験的な方法によって、発光管内の水銀密度N(mg/cc)と 電極間距離d(mm)とを次のような関係におくことによって、十分なランプ電 圧の再現性が得られることを見出した。
【0011】 6.2−8.6×0.01w/q<d<7.2−8.6×0.01w/q ここで、放電空間を囲う管壁の温度は、ランプの動作中には、最低温度部にお いても600度C以上に達することから、封入した水銀は全て気化すると考えて 良く、水銀の封入重量をw(mg),放電空間の容積をQ(cc)とすると、 N=w/Q(mg/cc) と表せる。
【0012】 図3は、縦軸Yがランプ電圧(ボルト)を示し、横軸Xが電極間距離(mm) を示す。即ち、メタルハライドランプAのランプ電圧(ボルト)と電極間距離( mm)の関係を示している。 この実施例のメタルハライドランプAは、図1,図2に示す形状であり、最大 外径が6mm,球状部の幅が7mm,放電空間の最大内径が2.5mm以上3m m以下,放電空間の容積は2.0×0.01cc以上3.0×0.01cc以下 で,10KHzの交流を供給し,35Wで動作させた。
【0013】 図3に示すように、ランプ電極は、水銀密度及び電極間距離に依存して大きく 変動することが解る。 特に電極間距離に関しては、従来の比較的大きな発光管においては、あまり問 題にならない0.5mm程度の変動が、実に15ボルトものランプ電圧の変化と なって現れており、小型の発光管に対する精度要求の厳しさが理解される。
【0014】 本考案は、このような厳しい要求に対して一つの回答を与えるものでらる。 水銀密度が20,30及び40mg/ccのの場合に、 6.2−8.6×0.01w/q<d<7.2−8.6×0.01w/q はそれぞれ、 N=20(mg/cc)のとき、4.5<d<5.5(mm) N=30(mg/cc)のとき、3.6<d<4.6(mm) N=40(mg/cc)のとき、2.8<d<3.8(mm) となる。
【0015】 これらの電極間距離の範囲は、図3においてランプ電圧が70ボルト以上10 0ボルト以下となる範囲と一致する。 従って、水銀密度と電極間距離とを 6.2−8.6×0.01w/q<d<7.2−8.6×0.01w/q の関係に置くことによってランプ電圧は、常に好ましい範囲内に再現可能であ る。 また、ランプ電圧の再現性の改善は、その他の特性に好影響を与えることは言 うまでもない。
【0016】 本考案による実施例は上記のように構成されているので、製造するにあたって は、例えば製造工程において前記放電空間の容積を測定し、水銀重量又は電極間 距離を調節する等の方法で前記 6.2−8.6×0.01w/q<d<7.2−8.6×0.01w/q の関係を満足させることが出来る。
【0017】
本考案は上記したように、50ワット以下の小型のメタルハライドランプにお いて、点灯装置との適合性が良く、且つ特性のばらつきが小さく、さらに製造時 の歩留りを向上出来るメタルハライドランプを提供出来る効果がある。
【図1】本考案による実施例の正面位置における断面図
である。
である。
【図2】同じく側面位置における断面図である。
【図3】メタルハライドランプのランプ電圧と電極間距
離の関係を示す図である。
離の関係を示す図である。
A メタルハライドランプ 1 バルブ 1a 基端部 2 放電空間 3 電極 4 箔 5 リードワイヤ
Claims (1)
- 【請求項1】 石英ガラス等の透光性且つ耐熱性の材料
からなる成形管の内部に放電空間を形成するとともに、
該放電空間の両端部に、一端を該放電空間に突出したタ
ングステン等の高融点物質からなる一対の棒状の電極を
対向して埋設したメタルハライドランプにおいて、 前記放電空間の容積は0.1cc以下であり、前記放電
空間内には室温における圧力が1気圧以上の少なくとも
1種類の希ガス,少なくとも1種類のハロゲン化金属及
び水銀が封入され、前記一対の電極先端間の距離d(m
m)は、前記水銀の重量をw(mg),前記放電空間の
容積をq(cc)としたとき、 6.2−8.6×0.01w/q<d<7.2−8.6
×0.01w/q を満たすことを特徴とするメタルハライドランプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7367892U JPH0633349U (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | メタルハライドランプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7367892U JPH0633349U (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | メタルハライドランプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0633349U true JPH0633349U (ja) | 1994-04-28 |
Family
ID=13525128
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7367892U Pending JPH0633349U (ja) | 1992-09-29 | 1992-09-29 | メタルハライドランプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0633349U (ja) |
-
1992
- 1992-09-29 JP JP7367892U patent/JPH0633349U/ja active Pending
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